JP2508225B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2508225B2 JP63280195A JP28019588A JP2508225B2 JP 2508225 B2 JP2508225 B2 JP 2508225B2 JP 63280195 A JP63280195 A JP 63280195A JP 28019588 A JP28019588 A JP 28019588A JP 2508225 B2 JP2508225 B2 JP 2508225B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/025Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units

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  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気調和装置の改良に関し、特にセパレート
型での室外機の設備容量の軽減対策に関する。
(従来の技術) 一般に、セパレート型の空気調和装置においては、室
外機に圧縮機と室外熱交換器を備えると共に、室内機に
室内熱交換器を備え、また室外機及び室内機の一方に膨
張機構を備えて、これら圧縮機、室外熱交換器、膨張機
構、室内熱交換器の閉回路に形成して冷凍サイクルを形
成している。而して、室外機では、圧縮機の設備容量が
決定されると、この容量に対応する能力の室外熱交換器
が選定される。この場合、圧縮機の設備容量が大容量の
場合には、例えば特開昭63−34451号公報に開示される
ように、小容量の圧縮機を複数台を備え、その合計容量
で所期容量を確保している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、例えば高層ビル等の各室内を冷房又は暖房
空調する場合の如く、室外機と室内機とを複数台づつ配
置し、一台の室外機と一台又は複数台の室内機とで形成
する冷凍サイクルを複数系統設けることが一般に行われ
る。
しかしながら、その場合、各室内での空調負荷は相等
しいとは限らず、室内の東西南北に対する向きや、日光
の照射時間等の関係で相異なる。同様の事情から、各室
内相互間ではその最大負荷を取る時間にもズレがある。
このため、上記従来のものでは、各冷凍サイクルが互い
に独立している関係上、自己の冷凍サイクルの空調負荷
を他の冷凍サイクルの空調能力で補償し得ず、このため
各室外機に備える圧縮機の設備容量(又は合計設備容
量)及び室内熱交換器の能力は、対応する室内が取る最
大負荷に見合った大きな値のものを選定する必要があ
り、室外機の設備容量が大きくなる欠点があった。その
結果、形成した複数の冷凍サイクル全体から見れば、室
外機の利用効率が低い問題点があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、一の圧縮機の運転容量(又は合計運転容量)に
余裕のある場合には、その余裕容量で(例えば停止時に
は運転開始させて)他の対応しない室内機の空調負荷を
も補償し得るように冷凍サイクルを形成することによ
り、圧縮機の設備容量(又は合計設備容量)及び室外熱
交換器の能力を低く抑えて、室外機の設備容量を低減す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明では、一台の室外
機と一台又は複数台の室内機とで1つの冷媒循環系統を
形成し、この冷媒循環系統を複数系統設ける場合にも、
この複数の冷媒循環系統(冷凍サイクル)を独立させ
ず、室外機同志及び室内機同志を互いに並列に接続した
状態の単一の冷凍サイクルを形成するようにしている。
その場合、各室内では、各室相互間で空調負荷や日光
の照射時間が異なると共に、各室内でも、室内の部位
(例えば中央部、窓側部、反窓側部等)に応じて空調負
荷や日光の照射時間が異なるものの、各室内に各々複数
台の室内機を配置したときには、同一室内に配置した複
数台の室内機が、上記空調負荷等の相違に伴い、冷房/
暖房自動切換運転により、各々独立に冷房運転又は暖房
運転を行ってしまい、同一室内にあるにも拘らず、冷房
運転と暖房運転とが混在する不具合が生じる。
そこで、本発明では、複数台の室内機を設ける場合
に、その一部の複数台の室内機を1単位として複数にグ
ループ化すると共に、前記形成された単一の冷凍サイク
ルの一部分を、上記同一グループ内の複数台の室内機単
位で、冷房サイクルと暖房サイクルとの選択的に切換え
る構成を採用する。この場合、室外機は必要な負荷に相
当する運転をし、余剰な能力は圧縮機を容量ダウン又は
停止すれば無くすことができる。
つまり、請求項(1)記載の発明の具体的な構成は、
図面に示すように、圧縮機(1)及び室外熱交換器
(2)を有する複数台の室外機(X),(Y)と、室内
熱交換器(10)を有する複数台の室内機(A1)〜(B2)
とを備え、上記複数台の室内機(A1)〜(B2)は、一部
の複数台の室内機((A1),(A2)),((B1),(B
2))づつで各々一組を成す複数の組に区画される空気
調和装置であって、共通低圧側ガス管(15)、共通高圧
側ガス管(16)及び共通液管(17)を設けると共に、上
記室内機(A1)〜(B2)の各組毎に設けられる共用液管
(22),(23)及び共用ガス管(24),(25)を設け
る。そして上記各室外機(X),(Y)の圧縮機(1)
の吐出側を上記共通高圧側ガス管(16)に接続し、該圧
縮機(1)の吸入側を上記共通低圧側ガス管(15)に接
続し、各室外熱交換器(2)の一端を共通液管(17)に
接続し、上記各室外熱交換器(2)の他端を切換弁
(5)を介して上記共通高圧側ガス管(6)と圧縮機
(1)の吸入側とに選択的に接続する。また、上記各室
内機(A1)〜(B2)の室内熱交換器(10)の一端及び他
端を、各々、自己の属する組の上記共用液管(22),
(23)及び上記共用ガス管(24),(25)に接続する。
更に、上記各組の共用液管(22),(23)を上記共通液
管(17)に接続し、上記各組の共用ガス管(24),(2
5)を切換弁(8)を介して上記共通低圧側ガス管
(5)と上記共通高圧側ガス管(6)とに選択的に接続
して、上記各室外機(X),(Y)及び各室内機(A1)
〜(B2)の圧縮機(1)、室外熱交換器(2)及び室内
熱交換器(10)を閉回路に接続した単一の冷凍サイクル
(30)を形成すると共に、上記室内機の各組の切換弁
(5),(8)により、上記単一の冷凍サイクル(30)
を室内機の各組別に冷房サイクルと暖房サイクルとに選
択的に切換え可能とする構成である。
更に、請求項(2)記載の発明は、上記請求項(1)
記載の空気調和装置において、同一組内の複数台の室内
機((A1),(A2))、((B1),(B2))を、同一の
空調室内に配置する構成としている。
(作用) 以上の構成により、本出願に係る発明では、各組の室
外機(X),(Y)が単一の冷凍サイクル(30)中で並
列に接続されているので、例えば一組の室内機(A1),
(A2)が運転中の場合には、所定の室外機(X)の圧縮
機(1)のみが運転し、この状態で上記室内機(A1),
(A2)の空調負荷が増大し、室外機(X)の圧縮機
(1)の設備容量を越える空調能力が要求されると、他
の室外機(Y)の停止中の圧縮機(1)が運転を開始し
て、その空調能力でもって上記室内機(A1),(A2)で
の空調負荷が補償されることになる。
従って、各室外機(X),(Y)の圧縮機(1)…の
設備容量は、対応する室内の最大負荷に見合った大容量
のもの(及びこの大容量に応じた大能力の室外熱交換器
(2))を選定する必要がない。つまり、各室内の最大
負荷時には相互に時間のズレがあることから、各室外機
(X),(Y)に備える圧縮機(1)…の合計容量及び
室外熱交換器(2)…の合計能力を、複数の室内全体が
実際に取る最大負荷に見合った設備容量及び能力のもの
に選定すれば足り、よって各室外機(X),(Y)の設
備容量の低減化を図ることができる。
更に、例えば室内機(A1),(A2)の配置された室内
を冷房空調し、他の室内機(B2),(B2)の配置された
室内を暖房空調する場合には、室外機(X)の切換弁
(5)を切換えて、その内蔵する室外熱交換器(2)の
他端を共通高圧側ガス管(16)に接続すると共に、冷房
空調を行う室内機(A1),(A2)に対応する切換弁
(8)を切換えて、その内蔵する室内熱交換器(10)の
他端を共通低圧側ガス管(15)に接続して、単一の冷凍
サイクル(30)の一部分を冷房サイクルに切換える。そ
の結果、上記室外機(X)の圧縮機(1)からの高圧ガ
ス冷媒は、共通高圧側ガス管(16)に吐出された後、内
蔵する室外熱交換器(凝縮器)(2)の他端に流通しそ
の内部で液化した後、その一端から共通液管(17)、及
び上記冷房空調を行う室内機(A1),(A2)で共用する
共用液管(22)を経て、上記冷房空調を行う室内機(A
1),(A2)の室内熱交換器(蒸発器)(10)の一端に
流通し、該室内熱交換器(10)内でガス化して、その他
端から該室内機(A1),(A2)で共用する共用ガス管
(24)、及び共通低圧側ガス管(15)を経て室外機
(X)内の圧縮機(1)に戻ることを繰返す。
同時に、他の室外機(Y)の切換弁(5)を切換え
て、その内蔵する室外熱交換器(2)の他端を該室外機
(Y)に内蔵の圧縮機(1)の吸入側に接続すると共
に、暖房空調を行う室内機(B1),(B2)に対応する切
換弁(8)を切換えて、その内蔵する室内熱交換器(1
0)の他端を共通高圧側ガス管(16)に接続して、単一
の冷凍サイクル(30)の一部分を暖房サイクルに切換え
る。その結果、上記室外機(Y)の圧縮機(1)からの
高圧ガス冷媒は共通高圧側ガス管(16)に吐出された
後、この暖房空調を行う室内機(B1),(B2)で共用す
る共用ガス管(25)を経て、上記暖房空調を行う室内機
(B1),(B2)の室内熱交換器(凝縮器)(10)の他端
に流通して、その内部で液化し、その後、その一端から
上記暖房空調を行う室内機(B1),(B2)で共用する共
用液管(23)、及び共通液管(17)を経て室外機(Y)
の室外熱交換器(蒸発器)(2)の一端に流通し、その
内部でガス化した後、その多端から室外機(Y)内の圧
縮機(1)の吸入側に戻ることを繰返す。
よって、単一の冷凍サイクルであっても、同一室内に
配置される同一グループを構成する複数台の室内機
((A1),(A2))、((B1),(B2))単位で冷房空
調及び暖房空調を選択的に行うことが可能であるので、
同一室内に配置される複数台の室内機((A1),(A
2))、((B1),(B2))は、冷房運転又は暖房運転
の何れか一方に統一される。
(発明の効果) 以上説明したように、本出願に係る発明の空気調和装
置によれば、各室外機及び各室内機を各々並列に接続し
た状態で単一の冷凍サイクルを形成したので、圧縮機の
余裕容量を全ての室内機の空調能力に補償し得て、圧縮
機の設備容量及び室外熱交換器の能力を、複数の室内全
体としての最大負荷に見合った設備容量及び能力のもの
に選定でき、従来の如く各冷凍サイクル毎にその最大負
荷に応じた大設備容量及び大能力のものを選定する必要
がなく、各室外機の設備容量の低減化を図ることができ
る。
しかも、単一の冷凍サイクル中に、その一部分を複数
台の室内機グループ単位で冷房サイクルと暖房サイクル
とに選択的に切換える切換弁を設けたので、単一の冷凍
サイクルであっても,同一室内に配置される複数台の室
内機単位で冷房運転及び暖房運転の選択的切換えが可能
となり、同一室内での各室内機個別の冷房運転と暖房運
転との混在を防止して、同一室内に配置される複数台の
室内機の空調運転を冷房運転又は暖房運転の何れか一方
に統一できる効果を奏する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
図面は本発明に係る空気調和装置の冷媒配管系統を示
す。同図において、(X),(Y)…は例えば高層ビル
等の屋上に配置される複数台(図では二台のみを図示)
の室外ユニット(室外機)、(A1),(A2),(B1),
(B2)…は各々室内に配置される複数台(図では四台の
みを図示)の室内ユニット(室内機)である。上記各室
外ユニット(X),(Y)は内部に、圧縮機(1)と、
室外熱交換器(2)と、室外側電子膨張弁(3)と、ア
キュムレータ(4)とを備えると共に、冷房/暖房切換
用の三方切換弁(5)とを備える。該三方切換弁(5)
は、暖房運転の要求時には図中実線の如く切換わり、冷
房運転の要求時には図中破線の如く切換わる。上記各機
器(1)〜(5)は冷媒配管(6a)〜(6h)で冷媒の流
通可能に接続されている。
また、上記一方の室外ユニット(X)は主機であり、
他方の室外ユニット(Y)は従機であって、主室外ユニ
ット(X)の内部には、主従共通のレシーバ(7)が備
えられている。さらに、主室外ユニット(X)内には、
室外ユニットの台数に等しい個数の冷房/暖房切換用の
三方切換弁(8x),(8y)…(図では二個のみを図示)
が備えられている。該各三方切換弁(8x),(8y)…は
上記の三方切換弁(5)と同様に、暖房運転の要求時に
は図中実線の如く切換わり、冷房運転の要求時には図中
破線の如く切換わる。
一方、複数台の室内ユニット(A1)〜(B2)…におい
て、その一部の複数台の室内ユニット(A1),(A2)…
は同一室内に配置され、これ等室内ユニット(A1),
(A2)…同志でグループ(A)を構成する。また、残り
の一部を複数台の室内ユニット(B1),(B2)…は、他
の同一室内に配置され、これ等室内ユニット(B1),
(B2)…同志でグループ(B)を構成する。各室内ユニ
ット(A1)〜(B2)…の内部には、各々、室内熱交換器
(10)と、室内側電子膨張弁(11)とが備えられ、該各
機器(10),(11)は冷媒配管(12)…で冷媒の流通可
能に接続されている。
而して、上記各室外ユニット(X),(Y)…間に
は、図中横方向に配置した,各室外ユニット(X),
(Y)…で共用する共通低圧側ガス管(15)、共通高圧
側ガス管(16)、共通液管(17)、及び均油管(18)よ
りなる4本の冷媒配管が設けられていて、各組の室外ユ
ニット(X),(Y)は、互いに、これ等の共通低圧側
ガス管(15)、共通高圧側ガス管(16)、共通液管(1
7)、及び均油管(18)に並列に接続されている。すな
わち、上記共通高圧側ガス管(16)には、各圧縮機
(1)…の吐出側に接続した高圧側ガス管(6a)…と、
三方切換弁(5)に接続した冷媒配管(6g)…とが接続
されている。また、共通低圧側ガス管(15)には、冷媒
配管(6h)が接続され、この冷媒配管(6h)は、アキュ
ムレータ(4)と三方切換弁(5)とを接続する冷媒配
管(6c)、アキュムレータ(4)及び冷媒配管(6b)を
介して圧縮機(1)の吸入側に接続される。更に、共通
液管(17)には、室外側電子膨張弁(3)に接続した液
管(6f)が接続されていると共に、主室外ユニット
(X)内では共通レシーバ(7)が連通接続される。加
えて、均油管(18)は冷媒配管(19)…を介して各圧縮
機(1)…の底部に連通している。
また、主室外ユニット(X)内において、2個の三方
切換弁(8x),(8y)は、各々2本の冷媒配管(20),
(21)を介して共通低圧側ガス管(15)と共通高圧側ガ
ス管(16)とに連通接続されている。
而して、(22)、(23)は、各々、グループ(A)、
(B)毎に設けられ、同一グループ内の室内ユニット
((A1),(A2)…)、((B1),(B2)…)で共用す
る共用液管、(24)、(25)は、各々、同様にグループ
(A)、(B)毎に設けられ、同一グループ内の室内ユ
ニット((A1),(A2))、((B1),(B2))…で共
用する共用ガス管である。該各共用液管(22),(23)
の一端は、各々、主室外ユニット(X)内に配置した液
管(26),(27)を介して直接又は共通レシーバ(7)
を介して共通液管(17)に連通接続されると共に、その
他端には、各室内ユニット(A1)…、(B1)…の電子膨
張弁(11)に接続した冷媒配管(12)が接続されてい
る。一方、上記各共用ガス管(24),(25)の一端は、
各々、主室外ユニット(X)の内部ガス管(28),(2
9)を介して2個の三方切換弁(8x),(8y)に連通接
続されていると共に、その他端には、各々、同一グルー
プに属する室内ユニット((A1),(A2)…)、(B
1),(B2)…)の室内熱交換器(10)に接続した冷媒
配管(12)が接続されている。
上記の構成により、各室内ユニット(A1),(A2)
…、(B1),(B2)…は、自己のグループの共用液管
(22),(23)を介して共通液管(17)に互いに共通液
管(17)に互いに並列に接続されると共に、自己のグル
ープの共用ガス管(24),(25)及び三方切換弁(8
x),(8y)を介して共通低圧側ガス管(15)及び共通
高圧側ガス管(16)の何れか一方に互いに並列に接続さ
れる。
以上の冷媒配管の接続により、各室外ユニット
(X),(Y)及び各室内ユニット(A1),(A2)…、
(B1),(B2)…に内蔵する圧縮機(1)、室外熱交換
器(2)、室内外の電子膨張弁(3),(11)、及び室
内熱交換器(10)を閉回路に接続した単一の冷凍サイク
ル(30)を形成している。
上記単一の冷凍サイクル(30)において、各室外ユニ
ット(X),(Y)の室外熱交換器(2)は、その一端
が電子膨脹弁(3)を介設した冷媒配管(6f)を介して
共通液管(17)に接続されると共に、該室外熱交換器
(2)の他端には、ガス管(6d)を介して上記三方切換
弁(5)が接続配置される。この各三方切換弁(5)
は、図中実線位置に切換えられたとき、室外熱交換器
(2)の他端をアキュムレータ(4)を介して圧縮機
(1)の吸入側に接続する一方、図中破線位置に切換え
られたとき、室外熱交換器(2)の他端を冷媒配管(6
g)を介して共通高圧側ガス管(16)に接続する。
また、上記単一の冷凍サイクル(30)において、各室
内ユニット(A1)〜(B2)の室内熱交換器(10)の一端
は、これに接続された共用液管(22),(23)を介して
直接に又は主室外ユニット(X)のレシーバ(7)を経
て共通液管(17)に接続されると共に、各室内熱交換器
(10)の他端には、これに接続された共用ガス管(2
4),(25)を介して三方切換弁(8x),(8y)が接続
配置される。この各三方切換弁(8x),(8y)は、図中
実線位置に切換えられたとき、室内熱交換器(10)の他
端を共通高圧側ガス管(16)に接続する一方、図中破線
位置に切換えられたとき、室内熱交換器(10)の他端を
共通低圧側ガス管(15)に接続する。
したがって、上記実施例においては、例えば室内ユニ
ット(A1),(A2)…が作動する室内の冷房運転時に
は、必要に応じて例えば室外ユニット(X)のみの圧縮
機(1)が運転されると共に、その内部の三方切換弁
(5)及び(8x)が図中破線の如く切換られて冷凍サイ
クル(30)の一部が冷房サイクルとなる。このことによ
り、冷媒は順次、図中破線矢印で示す如く室外ユニット
(X)の圧縮機(1)→共通高圧側ガス管(16)→室外
ユニット(X)の室外熱交換器(凝縮器)(2)→同室
外側電子膨張弁(3)→同レシーバ(7)→共用液管
(22)→室内ユニット(A1),(A2)…の室内側側電子
膨張弁(11)→同室内熱交換器(蒸発器)(10)→共用
ガス管(24)→共通低圧側ガス管(15)→室外ユニット
(X)のアキュムレータ(4)→同圧縮機(1)と循環
して、室内の冷房空調が行われる。
今、上記の状態で、室内ユニット(A1),(A2)…の
冷房負荷が最大冷房負荷まで増大して、室外ユニット
(X)の圧縮機(1)の設備容量を越える冷房能力が要
求された場合(即ち、室外ユニット(X)の圧縮機
(1)の設備容量を室内ユニット(A1),(A2)…の最
大冷房負荷未満に設定した場合)を例に挙げて説明す
る。この場合には、前記室内ユニット(A1),(A2)…
での最大冷房負荷時と、他の室内に配置された室内ユニ
ット(B1),(B2)…の最大冷房負荷時とは、相互に時
間的にズレがあり、このため、他の室内ユニット(B
1),(B2)…の冷房負荷は最大冷房負荷未満にあり、
従って、他の室外ユニット(Y)の圧縮機(1)は小容
量で運転した状態にある。ここで、前記他の室外ユニッ
ト(Y)の圧縮機(1)が小容量での運転から大容量で
の運転に切換わる。これにより、該他の室外ユニット
(Y)の圧縮機(1)から吐出されたガス冷媒は、共通
高圧側ガス管(16)に流通した後、内蔵する室外熱交換
器(凝縮器)(2)で液化して、共通液管(17)に流
れ、この共通液管(17)で上記室外ユニット(X)の室
外熱交換器(2)からの冷媒と合流して、上記冷房空調
を行う室内ユニット(A1),(A2)…の室内熱交換器
(蒸発器)(10)に流れ、その後、共通低圧側ガス管
(15)及び内蔵するアキュムレータ(4)を経て圧縮機
(1)に戻ることを繰返す。従って、能力に余裕のある
他の室外ユニット(Y)の増大した冷房能力でもって上
記冷房負荷の増大した室内ユニット(A1),(A2)…で
の冷房負荷が補償されることになる。
よって、各室外ユニット(X),(Y)の圧縮機
(1)…の設備容量は、その各グループ(A),(B)
の室内ユニット((A1),(A2)…)、((B1),(B
2)…)が取る最大負荷に見合った大設備容量のもの
(及びこの大容量に応じた大能力の室外熱交換器
(2))を選定する必要がない。即ち、全ての室外ユニ
ット(X),(Y)及び室内ユニット(A1)〜(B2)が
単一の冷凍サイクル(30)に接続されて、何れかの室外
ユニットの能力でもって他の室内ユニットの空調負荷を
補償できるので、各室内の最大負荷時に時間のズレがあ
る場合には、各室外ユニット(X),(Y)に備える圧
縮機(1)…の設備容量を合計した合計設備容量及び室
外熱交換器(2)…の合計能力を、複数の室内全体が実
際に取る最大負荷に見合った設備容量及び能力のものに
設定すれば足り、よって各室外ユニット(X),(Y)
に内蔵の圧縮機(1)…の設備容量及び室外熱交換器
(2)…の能力を可及的に低減でき、各室外ユニット
(X),(Y)の設備容量の低減化を図ることができ
る。
しかも、全圧縮機(1)…の合計容量を運転中の全室
内ユニットの空調負荷に対応させればよいので、全圧縮
機(1)…のうち一台のみに対して例えばインバータを
備えて容量制御すると共に、他の圧縮機(1)…には容
量制御せず又はアンロード機構を備えれば足り、その
分、一層設備容量の低減化が可能となる。
また、上記室外ユニット(X)とこれに対応するグル
ープ(A)の室内ユニット(A1),(A2)…とを用いた
冷房運転中に、他のグループ(B)の室内ユニット(B
1),(B2)の三方切換弁(8y)を実線位置に切換えて
暖房運転を行う場合には、他の室外ユニット(Y)の三
方切換弁(5)を実線位置に切換える。これにより、室
外ユニット(Y)の圧縮機(1)からの高圧ガス冷媒は
共通高圧側ガス管(16)に吐出された後、上記暖房空調
を行う室内ユニット(B1),(B2)…の室内熱交換器
(凝縮器)(10)の他端に流通して液化し、その後、液
管(23)及び共通液管(17)を経て室外ユニット(Y)
の室外熱交換器(蒸発器)(2)に流通してガス化した
後、室外ユニット(Y)内の圧縮機(1)に戻ることを
繰返す。この場合、冷房用の冷媒と暖房用の冷媒とは、
単一の冷凍サイクル(30)中で、共通低圧側ガス管(1
5)、共通高圧側ガス管(16)、及び共通液管(17)で
合流するが、共にガス状態同志、液状態同志であるの
で、運転に支障は無い。
よって、室外ユニット(X),(Y)は、全室内ユニ
ットのトータル負荷状態(冷房又は暖房)に応じて必要
量の冷房又は暖房運転を実施すれば、一部室内の冷房運
転と他室の暖房運転とを同時に行う,冷房及び暖房の同
時運転を行うことができる。
尚、単一の冷凍サイクル(30)で各圧縮機(1)…が
並列に接続されている関係上、各圧縮機(1)内に溜ま
る圧縮機潤滑用の油量が各圧縮機(1)…間で不均一に
なるのを防止すべく、均油運転を行う。この均油運転
は、例えば室外機を三台備えた場合には、そのうち一台
の圧縮機(1)をインバータで0〜70Hzに容量制御可能
にすると共に、他の二台の圧縮機(1),(1)をアン
ロード機構で50%と100%とに二段階に容量制御可能と
するのを前提として、下記表に示す3通りの運転モード
と通常運転との間で、通常運転→運転モード1→運転モ
ード2→運転モード3→通常運転を設定時間毎に繰返す
ものである。
また、本実施例では、室内ユニットのグループ(A1)
…、(B1)…単位で室内の冷房運転と暖房運転とを切換
えできるから、この場合に、複数室内での冷暖房の同時
運転(一部室内で冷房運転、他室で暖房運転)を行って
いる時には、各室内の空調負荷の変化に応じて冷凍サイ
クル(30)での冷媒の高圧と低圧とが変化し、冷暖房の
同時運転が困難になる状況も生じるので、下表の如く対
処することとする。
つまり、下表のモード1の如く運転中の室外熱交換器
(2)全体の機能が凝縮機能の場合に、運転中の室内熱
交換器(10)全体の機能が蒸発機能の時には、冷媒の高
圧及び低圧はほぼ一定であり、複数室内の全体から見て
良好な冷房運転が行われる。今、この状況でモード2に
移り、室内熱交換器(10)の全体機能が凝縮機能に変化
すると、高圧が低下傾向となり、低圧は急低下する。こ
のため、運転モードをモード3に強制的に切換え、三方
切換弁(5)の切換により室外熱交換器(2)の全体機
能を逆に蒸発機能に切換えて、複数室内の全体から見て
良好な暖房運転を行うこととする。同様に、空調負荷の
変化に伴いモード3からモード4に移行して室内熱交換
器(10)の全体機能が蒸発機能に変化すると、高圧は急
上昇し、低圧は上昇傾向となるから、今度はモード1に
切換えて、室外熱交換器(2)の全体機能を凝縮機能に
切換えて、複数室内全体の良好な冷房運転を行うことと
する。以上の場合に、モード2→モード3への移行制
御、及びモード4→モード1への移行制御は、高圧や低
圧又はその双方を検出して行う。また、冷媒の高圧及び
低圧は外気温度の変化に応じて変化するから、外気温度
に応じてその運転モードを切換えるべき高圧の設定値、
低圧の設定値を補正してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す冷媒配管系統図である。 (X),(Y)……室外ユニット(室外機)、(A1),
(A2),(B1),(B2)……室内ユニット(室内機)、
(1)……圧縮機、(2)……室外熱交換器、(5)…
…三方切換弁(切換弁)、(6d)……ガス管、(8x),
(8y)……三方切換弁(切換弁)、(10)……室内熱交
換器、(15)……共通低圧側ガス管、(16)……共通高
圧側ガス管、(17)……共通液管、(22),(23)……
共用液管、(24),(25)……共用ガス管、(30)……
冷凍サイクル。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機(1)及び室外熱交換器(2)を有
    する複数台の室外機(X),(Y)と、 室内熱交換器(10)を有する複数台の室内機(A1)〜
    (B2)とを備え、 上記複数台の室内機(A1)〜(B2)は、一部の複数台の
    室内機((A1),(A2)),((B1),(B2))づつで
    各々一組を成す複数の組に区画される空気調和装置であ
    って、 共通低圧側ガス管(15)、共通高圧側ガス管(16)及び
    共通液管(17)を備えると共に、 上記室内機(A1)〜(B2)の各組毎に設けられる共用液
    管(22),(23)及び共用ガス管(24),(25)を備
    え、 上記各室外機(X),(Y)の圧縮機(1)の吐出側は
    上記共通高圧側ガス管(16)に接続され、該圧縮機
    (1)の吸入側は上記共通低圧側ガス管(15)に接続さ
    れ、各室外熱交換器(2)の一端は共通液管(17)に接
    続され、上記各室外熱交換器(2)の他端は切換弁
    (5)を介して上記共通高圧側ガス管(6)と圧縮機
    (1)の吸入側とに選択的に接続され、 上記各室内機(A1)〜(B2)の室内熱交換器(10)の一
    端及び他端は、各々、自己の属する組の上記共用液管
    (22),(23)及び上記共用ガス管(24),(25)に接
    続され、 更に、上記各組の共用液管(22),(23)は上記共通液
    管(17)に接続され、 上記各組の共用ガス管(24),(25)は切換弁(8)を
    介して上記共通低圧側ガス管(5)と上記共通高圧側ガ
    ス管(6)とに選択的に接続され、 上記各室外機(X),(Y)及び各室内機(A1)〜(B
    2)の圧縮機(1)、室外熱交換器(2)及び室内熱交
    換器(10)を閉回路に接続した単一の冷凍サイクル(3
    0)が形成されると共に、上記室内機の各組の切換弁
    (5),(8)により、上記単一の冷凍サイクル(30)
    を室内機の各組別に冷房サイクルと暖房サイクルとに選
    択的に切換え可能とした ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】同一組内の複数台の室内機((A1),(A
    2))、((B1),(B2))は、同一の空調室内に配置
    される ことを特徴とする請求項(1)記載の空気調和装置。
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