JP2002340424A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2002340424A
JP2002340424A JP2001150629A JP2001150629A JP2002340424A JP 2002340424 A JP2002340424 A JP 2002340424A JP 2001150629 A JP2001150629 A JP 2001150629A JP 2001150629 A JP2001150629 A JP 2001150629A JP 2002340424 A JP2002340424 A JP 2002340424A
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oil
compressor
accumulator
refrigerating machine
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JP2001150629A
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Seiji Hiramatsu
誠司 平松
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の圧縮機に冷凍機油が片寄って集中する
のを防止し、安定した油面制御を確保し得る冷凍装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 複数台の室内ユニット1A、1Bが室外
ユニット10に対して、それぞれ並列に接続されてなる
冷媒回路に、少なくとも2つの圧縮機12A、12Bと
アキュームレータ11とを有する冷凍装置において、ア
キュームレータ11から各圧縮機12A、12Bへ、当
該アキュームレータ11内の冷凍機油をそれぞれ移動さ
せるための油移動用配管と、各油移動用配管にそれぞれ
配設される電磁弁V3A、V3Bとを設けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関し、
例えば複数台の圧縮機を並列に配設してなる冷凍装置に
適して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷凍装置としては、複数
台の圧縮機と、油分離器(オイルセパレータ)と、凝縮
器と、膨張弁と、蒸発器と、アキュームレータとを順次
配管接続して冷凍サイクルを構成しているものが一般的
である。
【0003】そして、このような冷凍装置では、その圧
縮機の冷凍機油が不足しないように、例えばオイルセパ
レータで分離された冷凍機油を、一旦各圧縮機よりも高
い位置にあるオイルレギュレータ等を介してから、それ
ぞれ各圧縮機に適量ずつ供給したり、オイルセパレータ
で分離された冷凍機油を、油戻し管を介してからそれぞ
れ各圧縮機に戻した後、それぞれ各圧縮機間を接続する
均油管でオイルレベルの調整を行うようにして、定期的
に冷凍機油が各圧縮機間を移動するような制御を行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな冷凍装置における冷凍機油の油面制御では、前者の
場合、それぞれの圧縮機に均一に冷凍機油を戻すことが
できるものの、オイルタンクやオイルレギュレータが比
較的大型で高価な部品であるため、冷凍装置が全体とし
て大型化し、その製造コストを高くする未だ不十分な問
題点があった。
【0005】また後者の場合は、各圧縮機間に均油管を
設けているため、それぞれの圧縮機の能力が異なると、
それら各圧縮機の圧力差によって、それぞれの圧縮機に
おけるオイルレベルに違いを生じ、各圧縮機の油面制御
が困難となる問題があった。
【0006】さらに、このような圧縮機を複数有する冷
凍装置では、通常、運転している圧縮機側に冷凍機油が
集中するため、長時間一つの圧縮機を利用する場合に、
その圧縮機に冷凍機油が片寄って集中し、満液となる問
題があった。
【0007】この場合、運転していない圧縮機側におい
ては、冷凍機油が不足する問題があるとともに、この冷
凍機油の不足に起因して、その圧縮機が焼き付いて壊れ
てしまうおそれがあった。
【0008】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、特定の圧縮機に冷凍機油が片寄って集中
するのを防止し、安定した油面制御を確保し得る冷凍装
置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、以下の手段を採用した。請求項1
に記載の冷凍装置は、複数台の室内ユニットが室外ユニ
ットに対し、それぞれ並列に接続されてなる冷媒回路
に、少なくとも2つの圧縮機とアキュームレータとを有
する冷凍装置において、上記アキュームレータから各上
記圧縮機へ、当該アキュームレータ内の冷凍機油をそれ
ぞれ移動させるための油移動用配管と、各上記油移動用
配管にそれぞれ配設される電磁弁とを備えたことを特徴
としている。
【0010】上述した冷凍装置によれば、アキュームレ
ータから各圧縮機へ、当該アキュームレータ内の冷凍機
油をそれぞれ移動させるための油移動用配管と、各油移
動用配管にそれぞれ配設される電磁弁とを備えることに
より、当該電磁弁を開閉することによってアキュームレ
ータから運転している圧縮機に冷凍機油が移動するのを
強制的に阻止し、当該運転中の圧縮機に冷凍機油が片寄
って集中するのを未然に防止する。
【0011】しかも、請求項2に記載の発明は、請求項
1に係る冷凍装置において、各上記圧縮機間を順次連通
する均油管に、キャピラリチューブを設けることを特徴
としている。この冷凍装置によれば、各圧縮機間を順次
連通する均油管に、キャピラリチューブを設けることに
より、これら圧縮機間における冷凍機油の移動をしずら
くし、運転している圧縮機に冷凍機油が集中するのを未
然に防止する。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に係る冷凍装置において、各上記圧縮機間を順次連通す
る均油管に、電磁弁を設けることを特徴としている。こ
の冷凍装置によれば、各圧縮機間を順次連通する均油管
に、電磁弁を設けることにより、これら圧縮機間の冷凍
機油の移動を阻止し、運転している圧縮機に冷凍機油が
集中するのを完全に防止する。
【0013】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1、2または3に係る冷凍装置において、各上記電磁弁
が、各上記圧縮機の運転時にそれぞれ閉鎖され、各上記
圧縮機の停止時にそれぞれ開放されることを特徴として
いる。
【0014】この冷凍装置によれば、各電磁弁が、各圧
縮機の運転時にそれぞれ閉鎖され、各圧縮機の停止時に
それぞれ開放されることにより、各圧縮機の運転時に
は、冷凍機油がアキュームレータから当該各圧縮機へ移
動するのを防止し、各圧縮機の停止時には、各圧縮機の
内部圧力をその重力差によってバランスさせ、冷凍機油
が所定の量になるように移動させる。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項
1、2、3または4に係る冷凍装置において、各上記圧
縮機が、上記アキュームレータに対して、その圧縮機毎
の内部圧力に応じた位置に配置されることを特徴として
いる。この冷凍装置によれば、各圧縮機が、アキューム
レータに対して、その圧縮機毎の内部圧力に応じた位置
に配置されることにより、各圧縮機に収容される冷凍機
油の油面位置を容易に調整する。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、請求項
1、2、3、4または5に係る冷凍装置において、各上
記圧縮機のうち、少なくとも1つが能力可変型でなるこ
とを特徴としている。この冷凍装置によれば、各圧縮機
のうち、少なくとも1つが能力可変型でなることによ
り、当該能力可変型の圧縮機と能力一定型等の圧縮機と
を任意に組み合わせて、空調負荷に見合った冷凍装置を
形成する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明にお
ける一実施の形態について詳述する。
【0018】(1)第1の実施の形態 図1は、本発明における第1の実施の形態に係る冷凍装
置の回路図である。図1において、1A、1Bは、それ
ぞれ室内ユニットを示し、室外ユニット10に対して、
順次並列に接続されている。なお、この実施の形態にお
いては、室外ユニット10に対して2台の室内ユニット
1A、1Bを並列接続する場合について述べるが、本発
明はこれに限らず、室外ユニット10に対して順次同様
に接続すれば、室内ユニットの台数を増やすことができ
るのは言うまでもない。
【0019】室内ユニット1A、1Bは、それぞれ空気
熱交換器2A、2Bと電子膨張弁V1A、V1Bとが設
けられてなり、冷房時、冷媒を冷却器(蒸発器)として
の空気熱交換器2A、2Bから吐出して室外ユニット1
0へ送り、暖房時、室外ユニット10から送られてくる
冷媒を加熱器(凝縮器)としての空気熱交換器2A、2
Bに受け入れるようになされている。
【0020】室外ユニット10は、アキュームレータ1
1と、複数の圧縮機12A、12Bと、当該各圧縮機1
2A、12Bに対応したオイルセパレータ13A、13
Bと、各圧縮機12A、12Bを連通する均油管14
と、空気熱交換器16A、16Bと、ストレーナ17
と、四方切換弁V2とが設けられてなる。
【0021】この実施の形態の場合、圧縮機12A、1
2Bは、少なくとも一方が能力可変型(インバータ)で
なり、アキュームレータ11と各圧縮機12A、12B
との間には、それぞれアキュームレータから各圧縮機1
2A、12Bへ、当該アキュームレータ11内の冷凍機
油を移動させるための油移動用配管が設けられるととも
に、この油移動用配管に電磁弁V3A、V3Bが設けら
れている。また、各圧縮機12A、12Bを連通する均
油管14には、キャピラリチューブ15が設けられてい
る。
【0022】因みに、これら圧縮機12A、12Bをア
キュームレータ11に対して、それぞれ各圧縮機12
A、12Bの内部圧力や容積等に応じた設定位置に設置
するようにすることにより、各圧縮機12A、12Bと
アキュームレータ11との圧力バランスによって各圧縮
機12A、12Bに収容される冷凍機油の油糧が変動す
る際の当該各圧縮機12A、12Bにおける冷凍機油の
油面位置を容易に調整することができる。
【0023】そして、この冷凍装置では、冷房時、室内
ユニット1A、1Bの空気熱交換器2A、2Bを経た冷
媒を、図中実線の矢印で示すように、冷媒配管を通して
四方切換弁V2に送り、この四方切換弁V2を介してア
キュームレータ11に入れ、このアキュームレータ11
から、そのとき運転している対応する圧縮機12Aまた
は12Bに送り込む。
【0024】このときアキュームレータ11には、冷媒
の他に、この冷媒とともに送られてくる冷凍機油が収容
されており、これらのうちの冷媒に関しては、上述の通
り、それぞれ冷媒配管を通して対応する圧縮機12Aま
たは12Bに送り込まれるようになされており、冷凍機
油に関しては、油移動用配管を通して対応する圧縮機1
2Aまたは12Bに送り込まれるようになされている。
【0025】また、各圧縮機12A、12B間では、運
転している側の圧縮機12Aまたは12Bに均油管14
を介して冷凍機油の移動が行われるが、この均油管14
にキャピラリーチューブ15が設けられていることによ
り、冷凍機油の移動をしずらくし、当該冷凍機油が運転
している圧縮機12Aまたは12B側に勢いよく移動す
るのを防止することができる。
【0026】そして、この油移動用配管を通した冷凍機
油の移動は、各圧縮機12A、12Bの運転が停止され
るときのみ、各電磁弁V3A、V3Bがそれぞれ開放さ
れて行うようになっている。一方、これら各圧縮機12
A、12Bが運転されているときは、各電磁弁V3A、
V3Bがそれぞれ閉鎖されることにより、アキュームレ
ータ11から各圧縮機12A、12Bへの冷凍機油の移
動が強制的に阻止されるようになっている。
【0027】この圧縮機12Aまたは12Bに送られた
冷媒は、ここで圧縮され高温高圧のガス冷媒となり、冷
媒配管を通って対応するオイルセパレータ13A、13
Bを経た後、四方切換弁V2を介して加熱器(凝縮器)
としての空気熱交換器16A、16Bに送られる。
【0028】このとき、オイルセパレータ13A、13
Bでは、それぞれ対応する圧縮機12A、12Bから送
られてくるガス冷媒中の冷凍機油を分離し、そのうちの
ガス冷媒を冷媒配管を通して四方切換弁V2に送るとと
もに、冷凍機油を油配管を通して対応する各圧縮機12
A、12Bに戻す。
【0029】空気熱交換器16A、16Bに送られたガ
ス冷媒は、空気により冷やされて凝縮され液冷媒になっ
た後、冷媒配管を通してストレーナ17を経て、各室内
ユニット1A、1Bの電子膨張弁V1A、V1Bに送ら
れる。
【0030】これら電子膨張弁V1A、V1Bに入った
液冷媒は、ここで絞られることにより断熱膨張して気液
二相の冷媒となり、冷媒配管を通って空気熱交換器2
A、2Bに入り、この空気熱交換器2A、2Bで冷媒の
蒸発潜熱で室内空気を冷却することによって蒸発気化す
る。
【0031】このようにして、蒸発気化した冷媒(すな
わちガス冷媒)は、冷媒配管を通して再び室外ユニット
10に送られ、四方切換弁V2を介してアキュームレ−
タ11を経た後、各圧縮機12A、12Bに送られる。
【0032】一方、この冷凍装置では、暖房時、室内ユ
ニット1A、1Bの空気熱交換器2A、2Bから吐出し
た冷媒を、図中破線の矢印で示すように、冷媒配管を通
して電子膨張弁V1A、V1Bに送り、ここで絞られる
ことにより断熱膨張して気液二相の冷媒とした後、室外
ユニット10のストレーナ17を経て冷却器(蒸発器)
としての空気熱交換器16A、16Bに入れる。
【0033】空気熱交換器16A、16Bに入れられた
冷媒は、その蒸発潜熱で冷やされて蒸発しガス冷媒にな
った後、冷媒配管を通って四方切換弁V2を介し、アキ
ュームレータ11に送られる。
【0034】このアキュームレータ11に送られたガス
冷媒は、そのとき運転している対応する圧縮機12A、
12Bに入れられ、ここで圧縮されて高温高圧のガス冷
媒となり、冷媒配管を通って対応するオイルセパレータ
13A、13Bに送られる。
【0035】このときアキュームレータ11から対応す
る圧縮機12A、12Bへの冷凍機油の移動は、上述し
た冷房時と同様に、各圧縮機12A、12Bの運転が停
止されるときのみ、各電磁弁V3A、V3Bをそれぞれ
開放し、油移動用配管を通して行う一方、各圧縮機12
A、12Bが運転されているときは、各電磁弁V3A、
V3Bがそれぞれ閉鎖されることにより、アキュームレ
ータ11から対応する圧縮機12A、12Bへの冷凍機
油の移動が強制的に阻止されるようになされている。
【0036】そして、このオイルセパレータ13A、1
3Bでは、それぞれ対応する圧縮機12A、12Bから
送られてくるガス冷媒中の冷凍機油を分離し、そのうち
のガス冷媒を冷媒配管を通して四方切換弁V2を介し、
各室内ユニット1A、1Bの空気熱交換器2A、2Bに
入れるともに、冷凍機油を油配管を通して対応する各圧
縮機12A、12Bに戻す。
【0037】各室内ユニット1A、1Bの空気熱交換器
2A、2Bに入れられたガス冷媒は、空気により冷やさ
れて凝縮され液冷媒になった後、冷媒配管を通して電子
膨張弁V1A、V1Bに送られ、ここで絞られることに
より断熱膨張して気液二相の冷媒となり、冷媒配管を通
って再び室外ユニット10に送られる。
【0038】この冷凍装置では、図2に示すように、圧
縮機12Aが運転している運転パターン1および、圧縮
機12Bが運転している運転パターン2の場合に、各電
磁弁V3A、V3Bを閉鎖し、各圧縮機12A、12B
がぞれぞれ停止している全停の場合に、各電磁弁をそれ
ぞれ開放するようにする。因みに、この全停状態は、一
定の時間毎に設けてもよい。
【0039】これにより、圧縮機12A、12Bのいず
れかが運転している場合における、当該圧縮機12A、
12Bとアキュームレータ11間の冷凍機油の移動を阻
止することができ、冷凍機油の移動が早い冷凍装置にお
いて、圧縮機12A、12B内の冷凍機油が満液になっ
たり、不足することなく運転することができる。
【0040】このようにして、この冷凍装置では、室外
ユニット10の各電磁弁V3A、V3Bを圧縮機12
A、12Bの停止している場合にのみ開放するように制
御することにより、運転している圧縮機12Aまたは1
2Bの一方に(すなわち、特定の圧縮機に)冷凍機油が
片寄って集中するのを防止することができる。
【0041】なお、本実施の形態においては、本発明を
上述した冷凍装置に適用するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限ることはなく、冷凍装置とし
ては、この他種々の構成のものを広く適用することがで
きる。
【0042】また、本実施の形態においては、室外ユニ
ット10の複数の圧縮機として、2つの圧縮機12A、
12Bを用いる場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、複数の圧縮機であれば、3つ以上の圧縮機を用
いるようにしてもよい。
【0043】(2)第2の実施の形態 図3は、本発明における第2の実施の形態に係る冷凍装
置の回路図である。図3において、図1との対応部分に
は同一符号を付して示している。なお、本実施の形態に
係る冷凍装置の基本的な構成(すなわち室外ユニット2
0において、均油管14に、キャピラリチューブ15に
かわって電磁弁V4が設けられている点を除いて)およ
び冷房・暖房時の冷媒の流れは、上述した第1の実施の
形態の冷凍装置(図1)とほぼ同様であるので、ここで
は説明を省略する。
【0044】実際上、この冷凍装置では、室外ユニット
20の各圧縮機12A、12B間を連通する均油管14
に電磁弁V4を設け、この電磁弁V4を油移動用配管に
設けられた他の電磁弁V3A、V3Bと同様にして、図
4に示すように、圧縮機12Aが運転している運転パタ
ーン1および、圧縮機12Bが運転している運転パター
ン2の場合は閉鎖し、圧縮機12A、12Bがそれぞれ
停止している全停の場合は開放するようにする。因み
に、この全停状態は、一定の時間毎に設けてもよい。
【0045】これにより、圧縮機12A、12Bのいず
れかが運転している場合における、当該圧縮機12A、
12B間の冷凍機油の移動を完全に阻止することがで
き、冷凍機油の移動が早い冷凍装置において、圧縮機1
2A、12B内の冷凍機油が満液になったり、不足する
ことなく運転することができる。
【0046】このようにして、この冷凍装置では、室外
ユニット20の各電磁弁V3A、V3B、V4を圧縮機
12A、12Bの停止している場合にのみ開放するよう
に制御することにより、運転している圧縮機12Aまた
は12Bの一方に冷凍機油が片寄って集中するのを防止
することはもとより、均油管14を介して運転している
圧縮機12Aまたは12Bの一方に冷凍機油が移動する
のを完全に阻止することができるため、冷凍機油が圧縮
機12Aまたは12Bのどちらかに(すなわち、特定の
圧縮機に)片寄って集中するのを完全に防止することが
できる。
【0047】なお、本実施の形態においては、本発明を
上述した冷凍装置に適用するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限ることはなく、冷凍装置とし
ては、この他種々の構成のものを広く適用することがで
きる。
【0048】(3)第3の実施の形態 図5は、本発明における第3の実施の形態に係る冷凍装
置の回路図である。この第3の実施の形態では、上述し
た第2の実施の形態における冷凍装置の室外ユニット2
0の圧縮機12A、12Bに加えて圧縮機12Cが設け
られ、計3つの圧縮機を備えた室外ユニット30を適用
した場合について述べる。
【0049】具体的には、図5において、図3との対応
部分には同一符号を付して示している。なお、本実施の
形態に係る冷凍装置の基本的な構成(すなわち室外ユニ
ット30において、圧縮機12A、12Bに加えて圧縮
機12Cが設けられている点と、圧縮機12Cへの油移
動配管およびその油移動配管に電磁弁V3Cが設けられ
ている点と、圧縮機12B、12C間を連通する均油管
14´およびその均油管14´に電磁弁V4Bが設けら
れている点と、この圧縮機12Cに対応したオイルセパ
レータ13Cが設けられている点とを除いて)および冷
房・暖房時の冷媒の流れは、上述した第2の実施の形態
の冷凍装置(図3)とほぼ同様であるのでここでは説明
を省略する。
【0050】実際上、この冷凍装置においては、室外ユ
ニット30の3つの圧縮機12A、12B、12Cがア
キュームレータ11に対して冷媒配管および油移動用配
管を介して並列に接続され、それら各油移動用配管に
は、それぞれ電磁弁V3A、V3B、V3Cが設けられ
ている。
【0051】また、これら圧縮機12A、12Bは均油
管14によって、圧縮機12B、12Cは順次均油管1
4´によって、それぞれ連通されているとともに、これ
ら均油管14、14´には、それぞれ電磁弁V4A、V
4Bが設けられている。
【0052】そして、これら油移動用配管に設けられた
電磁弁V3A、V3B、V3Cおよび均油管14、14
´に設けられた電磁弁V4A、V4Bを、それぞれ図6
に示すように、圧縮機12Aが運転している運転パター
ン1、圧縮機12Bが運転している運転パターン2、圧
縮機12Cが運転している運転パターン3の場合は閉鎖
し、圧縮機12A、12B、12Cの全てが停止してい
る全停の場合は開放するようにする。因みに、この全停
状態は、一定の時間毎に設けてもよい。
【0053】これにより、圧縮機12A、12B、12
Cのいずれかが運転している場合における、当該各圧縮
機12A、12B、12Cとアキュームレータ11間の
冷凍機油の移動および各圧縮機12A、12B、12C
間の冷凍機油の移動を完全に阻止することができ、冷凍
機油の移動が早い冷凍装置において、圧縮機12A、1
2B、12C内の冷凍機油が満液になったり、不足する
ことなく運転することができる。
【0054】このようにして、この冷凍装置では、室外
ユニット30の各電磁弁V3A、V3B、V3C、V4
A、V4Bを、圧縮機12A、12B、12Cが全て停
止している全停の場合にのみ開放するように制御するこ
とにより、運転している圧縮機12A、12Bまたは1
2Cのいずれかに冷凍機油が移動するのを阻止すること
ができるとともに、均油管14、14´を介して運転し
ている圧縮機12A、12Bまたは12Cのいずれかに
冷凍機油が移動するのを完全に阻止することができるた
め、冷凍機油が圧縮機12A、12B、12Cのうちの
いずれかに(すなわち、特定の圧縮機に)片寄って集中
するのを完全に防止することができる。
【0055】なお、本実施の形態においては、本発明を
上述した冷凍装置に適用するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限ることはなく、冷凍装置とし
ては、この他種々の構成のものを広く適用することがで
きる。
【0056】また、本実施の形態においては、各均油管
14、14´に電磁弁V4A、V4Bを設けるようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限ることはな
く、これら電磁弁V4A、V4Bにかわってキャピラリ
ーチューブを設けるようにしてもよい。
【0057】さらに、本実施の形態においては、複数の
圧縮機として3つの圧縮機12A、12B、12Cを用
いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限ることはなく、3つ以上の複数の圧縮機を用いること
ができる。
【0058】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、アキュー
ムレータから各圧縮機へ、当該アキュームレータ内の冷
凍機油をそれぞれ移動させるための油移動用配管と、各
油移動用配管にそれぞれ配設される電磁弁とを備えるこ
とにより、当該電磁弁を開閉することによってアキュー
ムレータから運転している圧縮機に冷凍機油が移動する
のを強制的に阻止し、当該運転中の圧縮機、すなわち特
定の圧縮機に冷凍機油が片寄って集中するのを未然に防
止することができ、かくして安定した油面制御を確保し
得る冷凍装置を実現することができる。
【0059】しかも、この冷凍装置によれば、各圧縮機
間を順次連通する均油管に、キャピラリチューブを設け
ることにより、これら圧縮機間における冷凍機油の移動
をしずらくし、運転している圧縮機への冷凍機油の集中
の防止を、より一層強化することができる。
【0060】また、この冷凍装置によれば、各圧縮機間
を順次連通する均油管に、電磁弁を設けることにより、
これら圧縮機間の冷凍機油の移動を阻止し、運転してい
る圧縮機に冷凍機油が集中するのを完全に防止すること
ができる。
【0061】さらに、この冷凍装置によれば、各電磁弁
が、各圧縮機の運転時にそれぞれ閉鎖され、各圧縮機の
停止時にそれぞれ開放されることにより、各圧縮機の運
転時には、冷凍機油がアキュームレータから当該各圧縮
機へ移動するのを防止することができ、各圧縮機の停止
時には、各圧縮機の内部圧力をその重力差によってバラ
ンスさせ、冷凍機油が所定の量になるように移動させる
ことができる。
【0062】さらに、この冷凍装置によれば、各圧縮機
が、アキュームレータに対して、その圧縮機毎の内部圧
力に応じた位置に配置されることにより、各圧縮機に収
容される冷凍機油の油面位置を容易に調整することがで
きる。
【0063】さらに、この冷凍装置によれば、各圧縮機
のうち、少なくとも1つが能力可変型でなることによ
り、当該能力可変型の圧縮機と能力一定型等の圧縮機と
を任意に組み合わせて、空調負荷に見合った冷凍装置を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる第1の実施の形態による冷凍
装置の回路図である。
【図2】 その室外ユニットにおける電磁弁の制御の説
明に供する表である。
【図3】 本発明にかかる第2の実施の形態による冷凍
装置の回路図である。
【図4】 その室外ユニットにおける電磁弁の制御の説
明に供する表である。
【図5】 本発明にかかる第3の実施の形態による冷凍
装置の回路図である。
【図6】 その室外ユニットにおける電磁弁の制御の説
明に供する表である。
【符号の説明】
1A、1B 室内ユニット 2A、2B 空気熱交換器 10 室外ユニット 11 アキュームレータ 12A、12B、12C 圧縮機 13A、13B、13C オイルセパレータ 14、14´ 均油管 15 キャピラリチューブ 16A、16B 空気熱交換器 17 ストレーナ V1A、V1B 電子膨張弁 V2 四方切換弁 V3A、V3B、V3C 電磁弁 V4 電磁弁 V4A、V4B 電磁弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の室内ユニットが室外ユニットに
    対し、それぞれ並列に接続されてなる冷媒回路に、少な
    くとも2つの圧縮機とアキュームレータとを有する冷凍
    装置において、上記アキュームレータから各上記圧縮機
    へ、当該アキュームレータ内の冷凍機油をそれぞれ移動
    させるための油移動用配管と、各上記油移動用配管にそ
    れぞれ配設される電磁弁とを具えることを特徴とする冷
    凍装置。
  2. 【請求項2】 各上記圧縮機間を順次連通する均油管
    に、キャピラリチューブを設けることを特徴とする請求
    項1に記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 各上記圧縮機間を順次連通する均油管
    に、電磁弁を設けることを特徴とする請求項1に記載の
    冷凍装置。
  4. 【請求項4】 各上記電磁弁が、各上記圧縮機の運転時
    にそれぞれ閉鎖され、各上記圧縮機の停止時にそれぞれ
    開放されることを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 各上記圧縮機が、上記アキュームレータ
    に対して、その圧縮機毎の内部圧力に応じた位置に配置
    されることを特徴とする請求項1、2、3または4に記
    載の冷凍装置。
  6. 【請求項6】 各上記圧縮機のうち、少なくとも1つが
    能力可変型でなることを特徴とする請求項1、2、3、
    4または5に記載の冷凍装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100505229B1 (ko) * 2002-12-02 2005-08-03 엘지전자 주식회사 더블 압축기형 히트펌프의 균유장치
CN100523665C (zh) * 2003-11-05 2009-08-05 Lg电子株式会社 用于再循环空调中的油的系统和方法
CN102628628A (zh) * 2012-03-19 2012-08-08 广东美的暖通设备有限公司 用于多联机的油均衡装置及其控制方法

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