JP2000018734A - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機

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JP2000018734A
JP2000018734A JP10183769A JP18376998A JP2000018734A JP 2000018734 A JP2000018734 A JP 2000018734A JP 10183769 A JP10183769 A JP 10183769A JP 18376998 A JP18376998 A JP 18376998A JP 2000018734 A JP2000018734 A JP 2000018734A
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JP
Japan
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heat exchanger
pipe
way valve
temperature
outdoor heat
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JP10183769A
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English (en)
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Kazuhiko Machida
和彦 町田
Shigeo Aoyama
繁男 青山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房運転時、凝縮圧力低下を抑え、室内ユニ
ット吹出空気温度の低下を防止して快適性を維持する。 【解決手段】 一端を室内熱交換器5と四方弁2の接続
部とし、他端を冷媒分配器7と室外熱交換器3を構成す
る複数の系統配管との接続部とし、前記両接続部間に、
系統配管数i(i=1〜4)に応じて分岐する分岐管と
バイパス用減圧装置KYを有し、かつ前記分岐管に設置
された複数の切替用二方弁DVi(i=1〜4)を有す
る第1バイパス回路BP1を備え、暖房運転時に系統配
管温度検出手段8により検出した系統配管の配管温度T
Pi(i=1〜4)が所定温度T1以下の時に、切替用
二方弁DVi(i=1〜4)を開とし、系統配管の配管
温度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以上の時に、
切替用二方弁DVi(i=1〜4)を閉じる第1制御装
置CN1を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気を熱源とする
ヒートポンプ式空気調和機において、冷暖房運転時の冷
凍サイクル制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプ式空気調和機については、
さまざまな開発がなされており、例えば、特開昭62−
158958号公報に示されているようなヒートポンプ
式空気調和機がある。
【0003】その基本的な技術について以下に述べる。
上記従来のヒートポンプ式空気調和機は図5に示すよう
に、室外ユニットAおよび室内ユニットBから構成され
ている。
【0004】室外ユニットAは、圧縮機1,四方弁2,
室外熱交換器3,暖房用減圧装置4b,第1逆止弁6a
からなり、そして室内ユニットBは室内熱交換器5,冷
房用減圧装置4a,第2逆止弁6bから構成されてい
る。
【0005】そして、圧縮機1,四方弁2,室外熱交換
器3,暖房用減圧装置4b,冷房用減圧装置4a,室内
熱交換器5を冷媒配管にて環状に順次接続して冷凍サイ
クルを形成している。
【0006】以上のように構成されたヒートポンプ式空
気調和機について、その動作を説明する。
【0007】まず、冷房運転の場合、四方弁2によって
冷房回路に切り替えられ、図中の実線矢印の方向に冷媒
が流れて冷房サイクルが形成され、室外熱交換器3を凝
縮器、室内熱交換器5を蒸発器として作用させる。
【0008】上記冷房サイクルにおいて、圧縮機1を出
た高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器3にて凝縮して高
温高圧の液冷媒となり、第1逆止弁6aを通過して、室
内ユニットBへ流入し、冷房用減圧装置4aで所望の蒸
発圧力まで減圧された後、室内熱交換器5にて蒸発する
ことにより室内空気から吸熱(冷房運転)するというサ
イクルを繰り返す。
【0009】一方、暖房運転の場合、四方弁2によって
暖房回路に切り替えられ、図中の破線矢印の方向に冷媒
が流れて暖房サイクルが形成され、室内熱交換器5を凝
縮器、室外熱交換器3を蒸発器として作用させる。
【0010】上記暖房サイクルにおいて、圧縮機1を出
た高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器5にて凝縮するこ
とにより室内空気へ放熱(暖房運転)して高温高圧の液
冷媒となり、暖房用減圧装置4bにより減圧膨張されて
二相冷媒となって、室外熱交換器3にて蒸発するという
サイクルを繰り返す。
【0011】以上のようなヒートポンプ式空気調和機で
は、暖房運転時、室外熱交換器3への着霜が生じ、暖房
能力を低下させるため、定期的に除霜を行っている。こ
の時の除霜方法には、冷房サイクルにして除霜する逆サ
イクルデフロストと、暖房サイクルのままで蒸発圧力を
上昇させて除霜する順サイクルデフロストの2通りがあ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の構成は、暖房運転時に、室外熱交換器3の除霜を
行う場合、逆サイクルデフロストにおいては冷房サイク
ルにするため暖房運転が停止し、また、順サイクルデフ
ロストにおいても圧縮機1の吐出圧力が低下するため凝
縮圧力が下がり、室内ユニットBの吹き出し空気温度が
低下するため快適性が悪くなるという欠点を有してい
た。
【0013】そこで、本発明は前記従来の課題を解決す
るもので、除霜時の凝縮圧力の低下を極力抑えて、室内
ユニットBの吹き出し空気温度の低下を防止して暖房運
転時の快適性を保つヒートポンプ式空気調和機を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の技術的手段として請求項1に記載した発明は、圧縮
機と四方弁と室外熱交換器と前記室外熱交換器を構成す
る複数の系統配管へ液冷媒を分配する冷媒分配器と暖房
用減圧装置とを有する室外ユニットと、冷房用減圧装置
と室内熱交換器とを有する室内ユニットとから構成さ
れ、かつ前記圧縮機,前記四方弁,前記室外熱交換器,
前記冷媒分配器,前記暖房用減圧装置,前記冷房用減圧
装置,前記室内熱交換器を順次冷媒配管にて環状に接続
した冷凍サイクルであって、一端を前記室内熱交換器と
前記四方弁の接続部とし、他端を前記冷媒分配器と前記
室外熱交換器を構成する複数の系統配管との接続部と
し、前記両接続部間に、前記系統配管の数に応じて分岐
する分岐管とバイパス用減圧装置を有し、かつ前記分岐
管に設置された複数の切替用二方弁を有する第1バイパ
ス回路を設け、暖房運転時に前記室外熱交換器出口にお
ける系統配管の配管温度を検出する系統配管温度検出手
段と、前記系統配管の配管温度が所定温度以下の場合
に、前記切替用二方弁を開とし、前記系統配管の配管温
度が所定温度以上の場合に、前記切替用二方弁を閉とす
る第1制御装置を設けることとしたものである。
【0015】また、請求項2に記載した発明は、冷媒分
配器に接続する室外熱交換器を構成する複数の系統配管
にそれぞれ制御用二方弁を備え、暖房運転時に前記系統
配管の配管温度が所定温度以下の場合に、前記制御用二
方弁を閉じる第2制御装置を設けることとしたものであ
る。
【0016】また、請求項3に記載した発明は、一端を
前記室内熱交換器と前記四方弁の接続部とし、他端を前
記冷媒分配器と前記室外熱交換器を構成する複数の系統
配管との間に位置する複数の三方弁とし、前記接続部と
前記三方弁との間に、前記系統配管の数に応じて分岐す
る分岐管とバイパス用減圧装置を有する第2バイパス回
路を設け、暖房運転時に前記室外熱交換器出口における
系統配管の配管温度を検出する系統配管温度検出手段
と、前記系統配管の配管温度が所定温度以下の場合に、
前記第2バイパス回路と前記系統配管を連通させ、前記
系統配管の配管温度が所定温度以上の場合に、前記冷媒
分配器と前記系統配管を連通させるように前記三方弁を
開閉する第3制御装置を設けることとしたものである。
【0017】また、請求項4に記載した発明は、一端を
前記室内熱交換器と前記四方弁の接続部とし、他端を前
記四方弁と前記室外熱交換器を構成する複数の系統配管
との接続部とし、前記両接続部間に、前記系統配管の数
に応じて分岐する分岐管とバイパス用減圧装置を有し、
かつ前記分岐管に設置された複数の切替用二方弁を有す
る第3バイパス回路を設け、暖房運転時に前記室外熱交
換器出口における系統配管の配管温度を検出する系統配
管温度検出手段と、前記系統配管の配管温度が所定温度
以下の場合に、前記切替用二方弁を開とし、前記系統配
管の配管温度が所定温度以上の場合に、前記切替用二方
弁を閉とする第4制御装置を設けることとしたものであ
る。
【0018】上記各請求項に記載した発明によれば、暖
房運転における除霜時に、凝縮圧力の低下を極力抑え
て、室内ユニットBの吹き出し空気温度の低下を防止し
て暖房運転時の快適性を保つことで使用者の要望を満た
すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載した構成
とすることによって実施できるのであるが、その実施を
容易に理解できるようにするため、構成に加えて作用を
以下に併記する。
【0020】すなわち、本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機と四方弁と室外熱交換器と前記室外熱交換器
を構成する複数の系統配管へ液冷媒を分配する冷媒分配
器と暖房用減圧装置とを有する室外ユニットと、冷房用
減圧装置と室内熱交換器とを有する室内ユニットとから
構成され、かつ前記圧縮機,前記四方弁,前記室外熱交
換器,前記冷媒分配器,前記暖房用減圧装置,前記冷房
用減圧装置,前記室内熱交換器を順次冷媒配管にて環状
に接続した冷凍サイクルにおいて、一端を前記室内熱交
換器と前記四方弁の接続部とし、他端を前記冷媒分配器
と前記室外熱交換器を構成する複数の系統配管との接続
部とし、前記両接続部間に、前記系統配管の数に応じて
分岐する分岐管とバイパス用減圧装置を有し、かつ前記
分岐管に設置された複数の切替用二方弁を有する第1バ
イパス回路を設け、暖房運転時に前記室外熱交換器出口
における系統配管の配管温度を検出する系統配管温度検
出手段と、前記系統配管の配管温度が所定温度以下の場
合に、前記切替用二方弁を開とし、前記系統配管の配管
温度が所定温度以上の場合に、前記切替用二方弁を閉と
する第1制御装置を備える構成としたものである。
【0021】そして、上記構成によれば、系統配管温度
検出手段により、暖房運転時に前記室外熱交換器出口に
おける系統配管の配管温度を検出し、前記第1制御装置
により前記配管温度が所定温度以下の場合に前記室外熱
交換器の前記系統配管にかなりの着霜が生じていて除霜
の必要ありと判断して、前記系統配管に連接する前記切
替用二方弁を開とする。従って本動作により高温高圧ガ
スを前記系統配管にバイパスさせることで前記系統配管
毎に除霜を行うという作用を有する。
【0022】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
冷媒分配器と室外熱交換器を構成する複数の系統配管と
の間であって、前記冷媒分配器と室外熱交換器とを結ぶ
複数の系統配管にそれぞれ制御用二方弁を備え、暖房運
転時に前記系統配管の配管温度が所定温度以下の場合
に、前記制御用二方弁を閉じる第2制御装置を備える構
成としたものである。
【0023】そして、上記構成によれば、系統配管温度
検出手段により、暖房運転時に前記室外熱交換器出口に
おける系統配管の配管温度を検出し、前記第2制御装置
により前記配管温度が所定温度以下の場合に前記室外熱
交換器の前記系統配管にかなりの着霜が生じていて除霜
の必要ありと判断して、前記系統配管に連接する前記切
替用二方弁を開とするとともに、前記系統配管に連接す
る前記制御用二方弁を閉じることとする。従って本動作
により冷媒分配器より流入する低温冷媒の流入を阻み、
高温高圧ガスのみを前記系統配管にバイパスできるので
除霜時間が短縮するという作用を有する。
【0024】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
圧縮機と四方弁と室外熱交換器と複数の三方弁と前記室
外熱交換器を構成する複数の系統配管へ液冷媒を分配す
る冷媒分配器と暖房用減圧装置とを有する室外ユニット
と、冷房用減圧装置と室内熱交換器とを有する室内ユニ
ットとから構成され、かつ前記圧縮機,前記四方弁,前
記室外熱交換器,複数の前記三方弁,前記冷媒分配器,
前記暖房用減圧装置,前記冷房用減圧装置,前記室内熱
交換器を順次冷媒配管にて環状に接続した冷凍サイクル
であって、一端を前記室内熱交換器と前記四方弁の接続
部とし、他端を前記冷媒分配器と前記室外熱交換器を構
成する複数の系統配管との間に位置する複数の前記三方
弁とし、前記接続部と前記三方弁との間に、前記系統配
管の数に応じて分岐する分岐管とバイパス用減圧装置を
有する第2バイパス回路を設け、暖房運転時に前記室外
熱交換器出口における系統配管の配管温度を検出する系
統配管温度検出手段と、前記系統配管の配管温度が所定
温度以下の場合に、前記第2バイパス回路と前記系統配
管を連通させ、前記系統配管の配管温度が所定温度以上
の場合に、前記冷媒分配器と前記系統配管を連通させる
ように前記三方弁を開閉する第3制御装置を設ける構成
としたものである。
【0025】そして、上記構成によれば、前記系統配管
温度検出手段により、暖房運転時に前記室外熱交換器出
口における前記系統配管の配管温度を検出し、前記第3
制御装置により、前記系統配管の配管温度が所定温度以
下の場合に、前記室外熱交換器の前記系統配管にかなり
の着霜が生じていて除霜の必要ありと判断して、前記第
2バイパス回路と前記系統配管を連通させるように前記
三方弁を開閉することとする。従って本動作により高温
高圧ガスを前記系統配管にバイパスさせることで前記系
統配管毎に除霜を行うという作用を有し、かつ三方弁を
用いることで構造が簡単になるという効果がある。
【0026】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
圧縮機と四方弁と室外熱交換器と前記室外熱交換器を構
成する複数の系統配管と暖房用減圧装置とを有する室外
ユニットと、冷房用減圧装置と室内熱交換器とを有する
室内ユニットとから構成され、かつ前記圧縮機,前記四
方弁,前記室外熱交換器,前記暖房用減圧装置,前記冷
房用減圧装置,前記室内熱交換器を順次冷媒配管にて環
状に接続した冷凍サイクルであって、一端を前記室内熱
交換器と前記四方弁の接続部とし、他端を前記四方弁と
前記室外熱交換器を構成する複数の系統配管との接続部
とし、前記両接続部間に、前記系統配管の数に応じて分
岐する分岐管とバイパス用減圧装置を有し、かつ前記分
岐管に設置された複数の切替用二方弁を有する第3バイ
パス回路を設け、暖房運転時に前記室外熱交換器出口に
おける系統配管の配管温度を検出する系統配管温度検出
手段と、前記系統配管の配管温度が所定温度以下の場合
に、前記切替用二方弁を開とし、前記系統配管の配管温
度が所定温度以上の場合に、前記切替用二方弁を閉とす
る第4制御装置を設ける構成としたものである。
【0027】そして、上記構成によれば、系統配管温度
検出手段により、暖房運転時に前記室外熱交換器出口に
おける系統配管の配管温度を検出し、前記第4制御装置
により前記配管温度が所定温度以下の場合に前記室外熱
交換器の前記系統配管にかなりの着霜が生じていて除霜
の必要ありと判断して、前記系統配管に連接する前記切
替用二方弁を開とする。従って、上記構成によれば、本
動作により高温高圧ガスを前記系統配管にバイパスさせ
ることで前記系統配管毎に除霜を行い、前記圧縮機への
液バックを防止するという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について添付図
面に基づいて説明を行うが、従来と同一構成については
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0029】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における冷凍サイクル図である。
【0030】実施の形態1のヒートポンプ式空気調和機
は、室外ユニットA1と室内ユニットBから構成されて
いる。
【0031】室外ユニットA1は、圧縮機1,四方弁
2,室外熱交換器3,冷媒分配器7,暖房用減圧装置4
b,第1逆止弁6aおよび第1バイパス回路BP1から
構成されている。
【0032】室内ユニットBは、室内熱交換器5,冷房
用減圧装置4a,第2逆止弁6bとから構成されてい
る。
【0033】上記構成において、冷凍サイクルは、圧縮
機1,四方弁2,室外熱交換器3,冷媒分配器7,暖房
用減圧装置4b,冷房用減圧装置4a,室内熱交換器5
を順次冷媒配管にて環状に接続して構成されている。
【0034】第1バイパス回路BP1は、一端を室内熱
交換器5と四方弁2の接続部とし、他端を冷媒分配器7
と室外熱交換器3を構成する複数の系統配管LPi(i
=1〜4)との接続部とし、前記両接続部間に、系統配
管LPi(i=1〜4)の数に応じて分岐する分岐管と
バイパス用減圧装置KYを有し、かつ前記分岐管に設置
された複数の切替用二方弁DVi(i=1〜4)を有す
る。
【0035】ここで示すiは、室外熱交換器3を構成す
る複数の系統配管の番号を示すものであり、本実施の形
態では4つの系統配管を有しているのでi=1〜4であ
る。
【0036】また、第1制御装置CN1は、暖房運転時
に室外熱交換器3の出口におけるi(i=1〜4)番目
の系統配管の配管温度TPi(i=1〜4)を検出する
系統配管温度検出手段8と、系統配管の配管温度TPi
(i=1〜4)が所定温度T1以下の場合に、切替用二
方弁DVi(i=1〜4)を開とし、前記系統配管の配
管温度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以上の場合
に、切替用二方弁DVi(i=1〜4)を閉じる動作を
行うものである。
【0037】次に、この実施の形態1の構成における作
用を説明する。但し、第1バイパス回路BP1と系統配
管温度検出手段8と第1制御装置CN1の作用以外は、
従来例と同一作用であることから、各運転パターンの作
用については説明を省略する。そして、従来例と異なる
作用についてのみ説明する。
【0038】系統配管温度検出手段8により、暖房運転
時に室外熱交換器3の出口における1番目の系統配管L
P1の配管温度TP1を検出する。第1制御装置CN1
により配管温度TP1が所定温度T1以下の場合に室外
熱交換器3の系統配管LP1に着霜が生じていて除霜の
必要ありと判断して、系統配管LP1に連接する切替用
二方弁DViを開とする。本動作により高温高圧ガスを
系統配管LP1にバイパスさせることで除霜を行う。i
=2〜4番目の系統配管LP2〜LP4についても同様
に作用するものとする。
【0039】また、第1バイパス回路BP1中に、バイ
パス用減圧装置KYを設けているので系統配管LP1へ
のバイパス量は必要最小限に制御可能となり、除霜時の
凝縮圧力の低下を精度良く抑えることができる。
【0040】従って、系統配管温度検出手段8により系
統配管毎に室外熱交換器3への着霜検出を行い、かつ除
霜を行うことが可能であるので、室外熱交換器3を一斉
に除霜する場合と比較して、系統配管毎に除霜開始のタ
イミングをずらすことが可能なので、凝縮圧力の低下を
抑えるという作用を有する。このため、除霜中にもかか
わらず室内ユニットBからの吹き出し空気温度の低下を
抑え、快適性を維持できる効果がある。
【0041】以上のように、上記実施の形態1では、暖
房運転時に室外熱交換器3の出口におけるi(i=1〜
4)番目の系統配管の配管温度TPi(i=1〜4)を
検出する系統配管温度検出手段8と、系統配管の配管温
度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以下の場合に、
切替用二方弁DVi(i=1〜4)を開とし、前記系統
配管の配管温度がTPi(i=1〜4)所定温度T1以
上の場合に、切替用二方弁DVi(i=1〜4)を閉と
する動作を行う第1制御装置CN1を備えているもので
ある。
【0042】以上のような操作により、室外熱交換器3
を一斉に除霜する場合と比較して、系統配管毎に除霜開
始のタイミングをずらすことが可能となり、凝縮圧力の
低下を抑えるという作用を有する。このため、除霜中に
もかかわらず、室内ユニットBからの吹き出し空気温度
の低下を抑え、快適性を維持できる効果がある。
【0043】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における冷凍サイクル図である。
【0044】実施の形態2のヒートポンプ式空気調和機
は、室外ユニットA2と室内ユニットBから構成されて
いる。第2制御装置CN2と制御用二方弁NVi(i=
1〜4)以外は、実施の形態1と同一構成であることか
ら、異なる第2制御装置CN2と制御用二方弁NVi
(i=1〜4)についてのみ説明する。
【0045】複数の制御用二方弁NVi(i=1〜4)
は、冷媒分配器7に接続される室外熱交換器3を構成す
る複数の系統配管LPi(i=1〜4)にそれぞれ設け
られている。
【0046】第2制御装置CN2は、暖房運転時に系統
配管LPiの配管温度TPiが所定温度T1以下の場合
に、制御用二方弁NVi(i=1〜4)を閉じる動作を
行うものである。
【0047】次に、この実施の形態2の構成における作
用を説明する。但し、第2制御装置CN2と制御用二方
弁NVi(i=1〜4)の作用以外は、実施の形態1と
同一作用であることから、各運転パターンの作用につい
ては説明を省略する。そして、実施の形態1と異なる作
用についてのみ説明する。
【0048】系統配管温度検出手段8により、暖房運転
時に室外熱交換器3の出口における系統配管LP1の配
管温度TP1を検出する。
【0049】第2制御装置CN2により、配管温度TP
1が所定温度T1以下の場合に室外熱交換器3の系統配
管LP1にかなりの着霜が生じていて除霜の必要ありと
判断して、系統配管LP1に連通する切替用二方弁DV
1を開とするとともに、系統配管LP1に連通する制御
用二方弁NV1を閉じる。
【0050】本動作により冷媒分配器7より流入する低
温冷媒を防ぎ、高温高圧ガスのみを系統配管LP1にバ
イパスするので、除霜時間が短縮するという作用を有す
る。
【0051】以上のように、上記実施の形態2では、冷
媒分配器7に接続する室外熱交換器3を構成する複数の
系統配管LPi(i=1〜4)にそれぞれ制御用二方弁
NV1〜NV4を備え、第2制御装置CN2により、暖
房運転時に系統配管LPi(i=1〜4)の配管温度T
P(i=1〜4)が所定温度T1以下の場合に、制御用
二方弁NVi(i=1〜4)を閉じる動作を行うもので
ある。
【0052】以上のような操作により、室外熱交換器3
を一斉に除霜する場合と比較して、系統配管毎に除霜開
始のタイミングをずらすことが可能となり、凝縮圧力の
低下を極力抑えるという作用に加えて、冷媒分配器7よ
り流入する低温冷媒を防ぎ、高温高圧ガスのみを系統配
管LPi(i=1〜4)にバイパスでき除霜時間が短縮
するという作用を有する。このため、除霜中にもかかわ
らず、室内ユニットBからの吹き出し空気温度の低下を
抑え、かつ除霜時間が短縮するので暖房時の快適性を維
持できる効果がある。
【0053】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における冷凍サイクル図である。
【0054】実施の形態3のヒートポンプ式空気調和機
は、既に説明済みである実施の形態1と比較して、第2
バイパス回路BP2と三方弁TVi(i=1〜4)と第
3制御装置CN3を除いて同一の構成であることからそ
の説明を省略し、異なる部分の構成についてのみ説明す
る。
【0055】第2バイパス回路BP2は、一端を室内熱
交換器5と四方弁2の接続部とし、他端を冷媒分配器7
と室外熱交換器3を構成する複数の系統配管LPi(i
=1〜4)との間に位置する複数の三方弁TVi(i=
1〜4)とし、前記接続部と三方弁TVi(i=1〜
4)との間に、系統配管LPi(i=1〜4)の数に応
じて分岐する分岐管とバイパス用減圧装置KYを有す
る。
【0056】第3制御装置CN3は、暖房運転時に室外
熱交換器3の出口における系統配管LPi(i=1〜
4)の配管温度TPi(i=1〜4)を検出する系統配
管温度検出手段8と、系統配管LPi(i=1〜4)の
配管温度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以下の場
合に、第2バイパス回路BP2と系統配管LPi(i=
1〜4)を連通させ、系統配管LPi(i=1〜4)の
配管温度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以上の場
合に、冷媒分配器7と系統配管LPi(i=1〜4)を
連通させるように三方弁TVi(i=1〜4)を開閉す
る。
【0057】次に、この実施の形態3の構成における作
用を説明する。但し、第3制御装置CN3と三方弁TV
i(i=1〜4)の作用以外は、実施の形態1と同一作
用であることから、各運転パターンの作用については説
明を省略する。そして、実施の形態1と異なる第3制御
装置CN3と三方弁TVi(i=1〜4)の作用につい
てのみ説明する。
【0058】系統配管温度検出手段8により、まず、暖
房運転時に室外熱交換器3の出口における1番目の系統
配管LP1の配管温度TP1を検出する。第3制御装置
CN3により配管温度TP1が所定温度T1以下の場合
に室外熱交換器3の系統配管LP1に着霜が生じていて
除霜の必要ありと判断して、系統配管LP1に連接する
三方弁TV1について、第2バイパス回路BP2と系統
配管LP1を連通させる。本動作により高温高圧ガスを
系統配管LP1にバイパスさせることで除霜を行う。i
=2〜4番目の系統配管LP2〜LP4についても同様
に作用するものとする。
【0059】また、第2バイパス回路BP2中に、バイ
パス用減圧装置KYを設けているので系統配管LP1へ
のバイパス量は必要最小限に制御可能となり、除霜時の
凝縮圧力の低下を精度良く抑えることができる。
【0060】以上のように、上記実施の形態3では、暖
房運転時に室外熱交換器3の出口におけるi(i=1〜
4)番目の系統配管の配管温度TPi(i=1〜4)を
検出する系統配管温度検出手段8と、系統配管の配管温
度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以下の場合に、
第2バイパス回路BP2と系統配管LPi(i=1〜
4)を連通させ、系統配管LPi(i=1〜4)の配管
温度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以上の場合
に、冷媒分配器7と系統配管LPi(i=1〜4)を連
通させるように三方弁TVi(i=1〜4)を開閉する
第3制御装置を備えているものである。
【0061】従って、系統配管温度検出手段8により系
統配管毎に着霜検出を行い、かつ除霜を行うことが可能
であるので、室外熱交換器3を一斉に除霜する場合と比
較して、系統配管毎に除霜開始のタイミングをずらすこ
とが可能となり、凝縮圧力の低下を極力抑えるという作
用を有する。このため、除霜中にもかかわらず、室内ユ
ニットBからの吹き出し空気温度の低下を抑え、快適性
を維持できる効果があるだけでなく、実施の形態2にお
ける制御用二方弁NVi(i=1〜4)と切替用二方弁
DVi(i=1〜4)の組合せと比較して、部品点数が
減るため構造が簡単となる効果も有する。
【0062】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4における冷凍サイクル図である。
【0063】実施の形態4のヒートポンプ式空気調和機
は、室外ユニットA4と室内ユニットBから構成されて
いる。
【0064】室外ユニットA4は、圧縮機1,四方弁
2,室外熱交換器3,冷媒分配器7,暖房用減圧装置4
b,第1逆止弁6aおよび第3バイパス回路BP3から
構成されている。
【0065】室内ユニットBは、室内熱交換器5,冷房
用減圧装置4a,第2逆止弁6bとから構成されてい
る。
【0066】上記構成において、冷凍サイクルは、圧縮
機1,四方弁2,室外熱交換器3,冷媒分配器7,暖房
用減圧装置4b,冷房用減圧装置4a,室内熱交換器5
を順次冷媒配管にて環状に接続して構成されている。
【0067】第3バイパス回路BP3は、一端を室内熱
交換器5と四方弁2の接続部とし、他端を四方弁2と室
外熱交換器3を構成する複数の系統配管LPi(i=1
〜4)との接続部とし、前記両接続部間に、系統配管L
Pi(i=1〜4)の数に応じて分岐する分岐管とバイ
パス用減圧装置KYを有し、かつ前記分岐管に設置され
た複数の切替用二方弁DVi(i=1〜4)を有する。
ここで示すiは、室外熱交換器3を構成する複数の系統
配管の番号を示すものであり、本実施の形態4には、4
つの系統配管を有しているのでi=1〜4である。
【0068】また、第4制御装置CN4は、暖房運転時
に室外熱交換器3の出口におけるi(i=1〜4)番目
の系統配管の配管温度TPi(i=1〜4)を検出する
系統配管温度検出手段8と、系統配管の配管温度TPi
(i=1〜4)が所定温度T1以下の場合に、切替用二
方弁DVi(i=1〜4)を開とし、系統配管LPi
(i=1〜4)の配管温度TPi(i=1〜4)が所定
温度T1以上の場合に、切替用二方弁DVi(i=1〜
4)を閉とする動作を行うものである。
【0069】次に、この実施の形態4の構成における作
用を説明する。但し、第3バイパス回路BP3と系統配
管温度検出手段8と第4制御装置CN4の作用以外は、
従来例と同一作用であることから、各運転パターンの作
用については説明を省略する。そして、従来例と異なる
作用についてのみ説明する。
【0070】系統配管温度検出手段8により、まず、暖
房運転時に室外熱交換器3の出口における1番目の系統
配管LP1の配管温度TP1を検出する。第4制御装置
CN4により配管温度TP1が所定温度T1以下の場合
に室外熱交換器3の系統配管LP1に着霜が生じていて
除霜の必要ありと判断して、系統配管LP1に連通する
切替用二方弁DV1を開とする。
【0071】本動作により高温高圧ガスを系統配管LP
1にバイパスさせることで除霜を行う。また、i=2〜
4番目の系統配管LP2〜LP4についても同様に作用
するものとする。
【0072】また、第1バイパス回路BP1中に、バイ
パス用減圧装置KYを設けているので系統配管LP1へ
のバイパス量は必要最小限に制御可能となり、除霜時の
凝縮圧力の低下を精度良く抑えることができる。
【0073】従って、系統配管温度検出手段8により系
統配管毎に着霜検出を行い、かつ除霜を行うことが可能
であるので、室外熱交換器3を一斉に除霜する場合と比
較して、系統配管毎に除霜開始のタイミングをずらすこ
とが可能となり、凝縮圧力の低下を極力抑えるという作
用を有する。このため、除霜中にもかかわらず、室内ユ
ニットBからの吹き出し空気温度の低下を抑え、快適性
を維持できる効果がある。また、室外熱交換器3の出口
に高温高圧のガス冷媒をバイパスしているので、圧縮機
1への液バックを防止する効果も併せ持つ。
【0074】以上のように、上記実施の形態4では、暖
房運転時に室外熱交換器3の出口におけるi(i=1〜
4)番目の系統配管の配管温度TPi(i=1〜4)を
検出する系統配管温度検出手段8と、系統配管の配管温
度TPi(i=1〜4)が所定温度T1以下の場合に、
切替用二方弁DVi(i=1〜4)を開とし、前記系統
配管の配管温度が所定温度以上の場合に、切替用二方弁
DVi(i=1〜4)を閉とする第4制御装置を備えて
いるものである。
【0075】以上のような操作により、室外熱交換器3
を一斉に除霜する場合と比較して、系統配管毎に除霜開
始のタイミングを遅らせることが可能となり、凝縮圧力
の低下を極力抑えるという作用を有する。このため、除
霜中にもかかわらず、室内ユニットBからの吹き出し空
気温度の低下を抑え、快適性を維持できるだけでなく、
室外熱交換器3の出口に高温高圧のガス冷媒をバイパス
しているので、圧縮機1への液バックを防止する効果も
併せ持つ。
【0076】
【発明の効果】以上のように請求項1記載のヒートポン
プ式空気調和機は、圧縮機と四方弁と室外熱交換器と前
記室外熱交換器を構成する複数の系統配管へ液冷媒を分
配する冷媒分配器と暖房用減圧装置とを有する室外ユニ
ットと、冷房用減圧装置と室内熱交換器とを有する室内
ユニットとから構成され、かつ前記圧縮機,前記四方
弁,前記室外熱交換器,前記冷媒分配器,前記暖房用減
圧装置,前記冷房用減圧装置,前記室内熱交換器を順次
冷媒配管にて環状に接続した冷凍サイクルであって、一
端を前記室内熱交換器と前記四方弁の接続部とし、他端
を前記冷媒分配器と前記室外熱交換器を構成する複数の
系統配管との接続部とし、前記両接続部間に、前記系統
配管の数に応じて分岐する分岐管とバイパス用減圧装置
を有し、かつ前記分岐管に設置された複数の切替用二方
弁を有する第1バイパス回路を設け、暖房運転時に前記
室外熱交換器出口における系統配管の配管温度を検出す
る系統配管温度検出手段と、前記系統配管の配管温度が
所定温度以下の場合に、前記切替用二方弁を開とし、前
記系統配管の配管温度が所定温度以上の場合に、前記切
替用二方弁を閉とする第1制御装置を備えている。
【0077】従って、前記系統配管温度検出手段により
前記系統配管毎に着霜検出を行い、かつ除霜を行うこと
が可能であるので、前記室外熱交換器を一斉に除霜する
場合と比較して、前記系統配管毎に除霜開始のタイミン
グをずらすことが可能となり、凝縮圧力の低下を極力抑
えるという作用を有する。このため、除霜中にもかかわ
らず、前記室内ユニットからの吹き出し空気温度の低下
は最小限に抑えられ、快適性を維持できる効果がある。
【0078】また、請求項2記載のヒートポンプ式空気
調和機は、冷媒分配器に接続される室外熱交換器を構成
する複数の系統配管にそれぞれ制御用二方弁を備え、暖
房運転時に前記系統配管の配管温度が所定温度以下の場
合に、前記制御用二方弁を閉じる第2制御装置を備えて
いる。
【0079】従って、前記系統配管毎に除霜開始のタイ
ミングをずらすことが可能となり、凝縮圧力の低下を極
力抑えることができる。このため、除霜中にもかかわら
ず、前記室内ユニットからの吹き出し空気温度の低下は
最小限に抑えられ、快適性を維持できるだけでなく、前
記冷媒分配器より流入する低温冷媒を阻止するので、高
温高圧ガスのみを前記系統配管にバイパスでき、除霜時
間が短時間で済むという効果がある。
【0080】また、請求項3記載のヒートポンプ式空気
調和機は、一端を前記室内熱交換器と前記四方弁の接続
部とし、他端を前記冷媒分配器と前記室外熱交換器を構
成する複数の系統配管との間に位置する複数の前記三方
弁とし、前記接続部と前記三方弁との間に、前記系統配
管の数に応じて分岐する分岐管とバイパス用減圧装置を
有する第2バイパス回路を設け、暖房運転時に前記室外
熱交換器出口における系統配管の配管温度を検出する系
統配管温度検出手段と、前記系統配管の配管温度が所定
温度以下の場合に、前記第2バイパス回路と前記系統配
管を連通させ、前記系統配管の配管温度が所定温度以上
の場合に、前記冷媒分配器と前記系統配管を連通させる
ように前記三方弁を開閉する第3制御装置を備えてい
る。
【0081】従って、前記系統配管温度検出手段により
系統配管毎に着霜検出を行い、かつ除霜を行うことが可
能であるので、系統配管毎に除霜開始のタイミングをず
らすことが可能となり、前記室外熱交換器を一斉に除霜
する場合よりも凝縮圧力の低下をより小さくできる作用
を有する。このため、除霜中にもかかわらず、前記室内
ユニットからの吹き出し空気温度の低下は最小限に抑え
られ、快適性を維持できる効果があるだけでなく、制御
用二方弁と切替用二方弁の組合せを要する場合と比較し
て、部品点数が減るため構造が簡単となる効果も有す
る。
【0082】また、請求項4記載のヒートポンプ式空気
調和機は、一端を前記室内熱交換器と前記四方弁の接続
部とし、他端を前記四方弁と前記室外熱交換器を構成す
る複数の系統配管との接続部とし、前記両接続部間に前
記系統配管の数に応じて分岐する分岐管とバイパス用減
圧装置を有し、かつ前記分岐管に設置された複数の切替
用二方弁を有する第3バイパス回路を設け、暖房運転時
に前記室外熱交換器出口における系統配管の配管温度を
検出する系統配管温度検出手段と、前記系統配管の配管
温度が所定温度以下の場合に、前記切替用二方弁を開と
し、前記系統配管の配管温度が所定温度以上の場合に、
前記切替用二方弁を閉とする第4制御装置を備えてい
る。
【0083】従って、前記室外熱交換器を一斉に除霜す
る場合と比較して、系統配管毎に除霜開始のタイミング
を遅らせることが可能となり、凝縮圧力の低下を極力抑
えるという作用を有する。このため、除霜中にもかかわ
らず、前記室内ユニットからの吹き出し空気温度の低下
は最小限に抑えられ、快適性を維持できるだけでなく、
前記室外熱交換器の出口に高温高圧のガス冷媒をバイパ
スしているので、前記圧縮機への液バックを防止する効
果も併せ持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ式
空気調和機の冷凍サイクル図
【図2】本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ式
空気調和機の冷凍サイクル図
【図3】本発明の実施の形態3におけるヒートポンプ式
空気調和機の冷凍サイクル図
【図4】本発明の実施の形態4におけるヒートポンプ式
空気調和機の冷凍サイクル図
【図5】従来例におけるヒートポンプ式空気調和機の冷
凍サイクル図
【符号の説明】 1 圧縮機 2 四方弁 3 室外熱交換器 4a 冷房用減圧装置 4b 暖房用減圧装置 7 冷媒分配器 8 系統配管温度検出手段 A1,A2,A3,A4 室外ユニット B 室内ユニット BP1 第1バイパス回路 BP2 第2バイパス回路 BP3 第3バイパス回路 CN1 第1制御装置 CN2 第2制御装置 CN3 第3制御装置 CN4 第4制御装置 DV1 第1切替用二方弁 DV2 第2切替用二方弁 DV3 第3切替用二方弁 DV4 第4切替用二方弁 KY バイパス用減圧装置 NV1,NV2,NV3,NV4 制御用二方弁 TV1,TV2,TV3,TV4 三方弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と四方弁と室外熱交換器と前記室
    外熱交換器を構成する複数の系統配管へ液冷媒を分配す
    る冷媒分配器と暖房用減圧装置とを有する室外ユニット
    と、冷房用減圧装置と室内熱交換器とを有する室内ユニ
    ットとから構成され、かつ前記圧縮機,前記四方弁,前
    記室外熱交換器,前記冷媒分配器,前記暖房用減圧装
    置,前記冷房用減圧装置,前記室内熱交換器を順次冷媒
    配管にて環状に接続した冷凍サイクルであって、一端を
    前記室内熱交換器と前記四方弁の接続部とし、他端を前
    記冷媒分配器と前記室外熱交換器を構成する複数の系統
    配管との接続部とし、前記両接続部間に、前記系統配管
    の数に応じて分岐する分岐管とバイパス用減圧装置を有
    し、かつ前記分岐管に設置された複数の切替用二方弁を
    有する第1バイパス回路を設け、暖房運転時に前記室外
    熱交換器出口における系統配管の配管温度を検出する系
    統配管温度検出手段と、前記系統配管の配管温度が所定
    温度以下の場合に、前記切替用二方弁を開とし、前記系
    統配管の配管温度が所定温度以上の場合に、前記切替用
    二方弁を閉とする第1制御装置を備えたヒートポンプ式
    空気調和機。
  2. 【請求項2】 冷媒分配器に接続される室外熱交換器を
    構成する複数の系統配管にそれぞれ制御用二方弁を備
    え、暖房運転時に前記系統配管の配管温度が所定温度以
    下の場合に、前記制御用二方弁を閉じる第2制御装置を
    備えた請求項1記載のヒートポンプ式空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機と四方弁と室外熱交換器と複数の
    三方弁と前記室外熱交換器を構成する複数の系統配管へ
    液冷媒を分配する冷媒分配器と暖房用減圧装置とを有す
    る室外ユニットと、冷房用減圧装置と室内熱交換器とを
    有する室内ユニットとから構成され、かつ前記圧縮機,
    前記四方弁,前記室外熱交換器,複数の前記三方弁,前
    記冷媒分配器,前記暖房用減圧装置,前記冷房用減圧装
    置,前記室内熱交換器を順次冷媒配管にて環状に接続し
    た冷凍サイクルであって、一端を前記室内熱交換器と前
    記四方弁の接続部とし、他端を前記冷媒分配器と前記室
    外熱交換器を構成する複数の系統配管との間に位置する
    複数の前記三方弁とし、前記接続部と前記三方弁との間
    に、前記系統配管の数に応じて分岐する分岐管とバイパ
    ス用減圧装置を有する第2バイパス回路を設け、暖房運
    転時に前記室外熱交換器出口における系統配管の配管温
    度を検出する系統配管温度検出手段と、前記系統配管の
    配管温度が所定温度以下の場合に、前記第2バイパス回
    路と前記系統配管を連通させ、前記系統配管の配管温度
    が所定温度以上の場合に、前記冷媒分配器と前記系統配
    管を連通させるように前記三方弁を開閉する第3制御装
    置を備えたヒートポンプ式空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機と四方弁と室外熱交換器と前記室
    外熱交換器を構成する複数の系統配管と暖房用減圧装置
    とを有する室外ユニットと、冷房用減圧装置と室内熱交
    換器とを有する室内ユニットとから構成され、かつ前記
    圧縮機,前記四方弁,前記室外熱交換器,前記暖房用減
    圧装置,前記冷房用減圧装置,前記室内熱交換器を順次
    冷媒配管にて環状に接続してなる冷凍サイクルであっ
    て、一端を前記室内熱交換器と前記四方弁の接続部と
    し、他端を前記四方弁と前記室外熱交換器を構成する複
    数の系統配管との接続部とし、前記両接続部間に、前記
    系統配管の数に応じて分岐する分岐管とバイパス用減圧
    装置を有し、かつ前記分岐管に設置された複数の切替用
    二方弁を有する第3バイパス回路を設け、暖房運転時に
    前記室外熱交換器出口における系統配管の配管温度を検
    出する系統配管温度検出手段と、前記系統配管の配管温
    度が所定温度以下の場合に、前記切替用二方弁を開と
    し、前記系統配管の配管温度が所定温度以上の場合に、
    前記切替用二方弁を閉とする第4制御装置を備えたヒー
    トポンプ式空気調和機。
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