JP2678329B2 - 円筒工作物外面加工装置 - Google Patents
円筒工作物外面加工装置Info
- Publication number
- JP2678329B2 JP2678329B2 JP4136085A JP13608592A JP2678329B2 JP 2678329 B2 JP2678329 B2 JP 2678329B2 JP 4136085 A JP4136085 A JP 4136085A JP 13608592 A JP13608592 A JP 13608592A JP 2678329 B2 JP2678329 B2 JP 2678329B2
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- JP
- Japan
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- cylindrical
- cylindrical workpiece
- workpiece
- work piece
- polishing
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的な研磨作用と電
解作用とを複合し、円筒工作物の外面を鏡面加工する円
筒工作物外面加工装置に関する。
解作用とを複合し、円筒工作物の外面を鏡面加工する円
筒工作物外面加工装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種加工装置は、研磨用の研磨
材と電解用の電極とが一体化された加工工具を用いて行
われている。
材と電解用の電極とが一体化された加工工具を用いて行
われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記加工装置
は、仕上げ領域での除去量、即ち研磨量が急激に低下す
るため、鏡面仕上げを得るには多段階の研磨工程が必要
であり、生産性が悪いという問題点がある。また、研磨
用の研磨材と電解用の電極とが一体化された複合工具を
用いているため、研磨作用と電解作用が相反し、両作用
の最適条件の設定が困難であるという問題点がある。
は、仕上げ領域での除去量、即ち研磨量が急激に低下す
るため、鏡面仕上げを得るには多段階の研磨工程が必要
であり、生産性が悪いという問題点がある。また、研磨
用の研磨材と電解用の電極とが一体化された複合工具を
用いているため、研磨作用と電解作用が相反し、両作用
の最適条件の設定が困難であるという問題点がある。
【０００４】本発明は、前記の点に留意し、生産性が良
く、研磨作用及び電解作用を最適に設定でき、高品質の
安定した鏡面が得られる円筒工作物外面加工装置を提供
することを目的とする。
く、研磨作用及び電解作用を最適に設定でき、高品質の
安定した鏡面が得られる円筒工作物外面加工装置を提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の円筒工作物外面加工装置は、水平方向の円
筒工作物の軸方向の下方の両側に位置し，円筒工作物を
回転自在に支持した複数個の支持ローラと、円筒工作物
の外面に圧接されて円筒工作物の外面を研磨し，回転に
よる駆動力で円筒工作物を回転させる研磨用の研磨工具
と、円筒工作物の軸に直交し，前記研磨工具の円筒工作
物への圧接部を通る平面に位置した前記支持ローラの回
転軸に摺接し，該支持ローラを介して円筒工作物を陽極
側に接続した通電ブラシと、前記研磨工具とは独立分離
し，前記平面に位置し，円筒工作物の外面に相似な凹面
を有し，前記凹面が円筒工作物の外面に所定の間隙を保
って位置し，陰極側に接続された電解用の電極と、前記
間隙に供給される電解液と、円筒工作物を軸方向に移動
する送り機構とを備えたものである。
に、本発明の円筒工作物外面加工装置は、水平方向の円
筒工作物の軸方向の下方の両側に位置し，円筒工作物を
回転自在に支持した複数個の支持ローラと、円筒工作物
の外面に圧接されて円筒工作物の外面を研磨し，回転に
よる駆動力で円筒工作物を回転させる研磨用の研磨工具
と、円筒工作物の軸に直交し，前記研磨工具の円筒工作
物への圧接部を通る平面に位置した前記支持ローラの回
転軸に摺接し，該支持ローラを介して円筒工作物を陽極
側に接続した通電ブラシと、前記研磨工具とは独立分離
し，前記平面に位置し，円筒工作物の外面に相似な凹面
を有し，前記凹面が円筒工作物の外面に所定の間隙を保
って位置し，陰極側に接続された電解用の電極と、前記
間隙に供給される電解液と、円筒工作物を軸方向に移動
する送り機構とを備えたものである。
【０００６】
【作用】前記のように構成された本発明の円筒工作物外
面加工装置は、円筒工作物の外面に、その外面と相似な
凹面を有する電極の凹面を、所定間隙を保って対向さ
せ、研磨工具の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転
し、送り機構により円筒工作物を軸方向へ送るようにし
たため、研磨用の研磨工具と電解用の電極とがそれぞれ
独立分離した状態であり、機械的な研磨作用と電解作用
とをそれぞれ独立して最適条件に設定でき、高品質の安
定した鏡面が得られ、かつ、円筒工作物の軸に直交し，
研磨工具の円筒工作物への圧接部を通る平面に位置した
支持ローラの回転軸に、通電ブラシを摺接し、支持ロー
ラを介して円筒工作物に通電するようにしたため、きわ
めて簡単な構成により円筒工作物に通電することができ
る。
面加工装置は、円筒工作物の外面に、その外面と相似な
凹面を有する電極の凹面を、所定間隙を保って対向さ
せ、研磨工具の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転
し、送り機構により円筒工作物を軸方向へ送るようにし
たため、研磨用の研磨工具と電解用の電極とがそれぞれ
独立分離した状態であり、機械的な研磨作用と電解作用
とをそれぞれ独立して最適条件に設定でき、高品質の安
定した鏡面が得られ、かつ、円筒工作物の軸に直交し，
研磨工具の円筒工作物への圧接部を通る平面に位置した
支持ローラの回転軸に、通電ブラシを摺接し、支持ロー
ラを介して円筒工作物に通電するようにしたため、きわ
めて簡単な構成により円筒工作物に通電することができ
る。
【０００７】
【実施例】１実施例について図１及び図２を参照して説
明する。１は水平方向の円筒工作物、２は円筒工作物１
を支持した複数個の支持ローラであり、円筒工作物１の
軸方向の下方の両側に位置し、円筒工作物１を回転自在
に支持している。３は円筒工作物１の外面の一部に圧接
され，外面を研磨する円板状の研磨工具であり、例えば
バフ，フラップホイル，砥石等からなり、回転に伴う駆
動力で円筒工作物１を回転させる。
明する。１は水平方向の円筒工作物、２は円筒工作物１
を支持した複数個の支持ローラであり、円筒工作物１の
軸方向の下方の両側に位置し、円筒工作物１を回転自在
に支持している。３は円筒工作物１の外面の一部に圧接
され，外面を研磨する円板状の研磨工具であり、例えば
バフ，フラップホイル，砥石等からなり、回転に伴う駆
動力で円筒工作物１を回転させる。
【０００８】４は通電ブラシであり、直流または交番電
圧の陽極側に接続され、研磨工具３の板面とほぼ同一に
位置した支持ローラ２の回転軸５に摺接し、支持ローラ
２を介して円筒工作物１を陽極側に接続している。６は
円筒工作物１の外面に相似な凹面を有する電極であり、
研磨工具３の板面とほぼ同一に位置し、前記凹面が円筒
工作物１の外面に所定の間隙を保って対向され、前記直
流または交番電圧の陰極側に接続されている。
圧の陽極側に接続され、研磨工具３の板面とほぼ同一に
位置した支持ローラ２の回転軸５に摺接し、支持ローラ
２を介して円筒工作物１を陽極側に接続している。６は
円筒工作物１の外面に相似な凹面を有する電極であり、
研磨工具３の板面とほぼ同一に位置し、前記凹面が円筒
工作物１の外面に所定の間隙を保って対向され、前記直
流または交番電圧の陰極側に接続されている。
【０００９】７は電極６に貫通して形成された供給孔、
８は供給孔７を通り前記間隙に供給される電解液、９は
電解液８の貯溜槽、１０は貯溜槽９の電解液８を吸上
げ，電解液８をフィルタ１１を通して電極６の供給孔７
に供給するポンプ、１２は円筒工作物１及び研磨工具３
の下方に配設された電解液回収槽、１３は上端が電解液
回収槽１２の底面に接続され下端が貯溜槽９に位置した
電解液８の回収ラインであり、円筒工作物１を軸方向の
一方向または往復方向に移動する送り機構（図示せず）
を備えている。
８は供給孔７を通り前記間隙に供給される電解液、９は
電解液８の貯溜槽、１０は貯溜槽９の電解液８を吸上
げ，電解液８をフィルタ１１を通して電極６の供給孔７
に供給するポンプ、１２は円筒工作物１及び研磨工具３
の下方に配設された電解液回収槽、１３は上端が電解液
回収槽１２の底面に接続され下端が貯溜槽９に位置した
電解液８の回収ラインであり、円筒工作物１を軸方向の
一方向または往復方向に移動する送り機構（図示せず）
を備えている。
【００１０】次に円筒工作物１の外面の研磨について説
明する。研磨工具３を図１の矢印方向の押圧力Ｆにより
円筒工作物１の外面に圧接させ、図示しない駆動源によ
り左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回転す
る。そして電極６とブラシ４との間に直流または交流電
圧（３Ｖ〜１５Ｖ）を印加し、電解電流（０．２Ａ／cm
2 〜１０Ａ／cm2 ）を流し、ポンプ１０により貯溜槽９
からフィルタ１１を通して電極６の供給孔７より電解液
８を円筒工作物１の外面と電極６との間隙に供給する。
明する。研磨工具３を図１の矢印方向の押圧力Ｆにより
円筒工作物１の外面に圧接させ、図示しない駆動源によ
り左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回転す
る。そして電極６とブラシ４との間に直流または交流電
圧（３Ｖ〜１５Ｖ）を印加し、電解電流（０．２Ａ／cm
2 〜１０Ａ／cm2 ）を流し、ポンプ１０により貯溜槽９
からフィルタ１１を通して電極６の供給孔７より電解液
８を円筒工作物１の外面と電極６との間隙に供給する。
【００１１】次に前記送り機構により円筒工作物１を図
２の矢印に示すように、軸方向の一方向または往復方向
に移動することにより、機械的な研磨作用と電解作用と
が回転方向に交互に作用して円筒工作物１の外面の電解
複合研磨が行われる。また供給された電解液８は電解液
回収槽１２より回収ライン１３を介して貯溜槽９へ戻さ
れる。
２の矢印に示すように、軸方向の一方向または往復方向
に移動することにより、機械的な研磨作用と電解作用と
が回転方向に交互に作用して円筒工作物１の外面の電解
複合研磨が行われる。また供給された電解液８は電解液
回収槽１２より回収ライン１３を介して貯溜槽９へ戻さ
れる。
【００１２】次に他の実施例について図３を参照して説
明する。同図において図１と異なる点は研磨工具１４で
あり、大径の回転体１５と小径の回転体１６及び両回転
体１５，１６に橋架されたペーパベルト１７からなる。
明する。同図において図１と異なる点は研磨工具１４で
あり、大径の回転体１５と小径の回転体１６及び両回転
体１５，１６に橋架されたペーパベルト１７からなる。
【００１３】そして、研磨工具１４の小径の回転体１６
をペーパベルト１７を介して同図の矢印方向の押圧力Ｆ
により円筒工作物１の外面に圧接合させ、ペーパベルト
１７を左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回
転する。以下前記実施例と同様に円筒工作物１の外面の
電解複合研削が行われる。
をペーパベルト１７を介して同図の矢印方向の押圧力Ｆ
により円筒工作物１の外面に圧接合させ、ペーパベルト
１７を左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回
転する。以下前記実施例と同様に円筒工作物１の外面の
電解複合研削が行われる。
【００１４】そして、研磨工具３，１４の回転数または
速度，押圧力等については、最適な条件を設定して選択
できる。また電極６の凹面の面積，円筒工作物１と電極
６との間隙，電解液８，電解電圧，電解電流または電流
密度等についても最適な条件を任意に設定して選択でき
る。また、従来に比し同一研磨材料に対して電解電流の
適用領域を２〜３倍に増大することができる。
速度，押圧力等については、最適な条件を設定して選択
できる。また電極６の凹面の面積，円筒工作物１と電極
６との間隙，電解液８，電解電圧，電解電流または電流
密度等についても最適な条件を任意に設定して選択でき
る。また、従来に比し同一研磨材料に対して電解電流の
適用領域を２〜３倍に増大することができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。円筒工作物
の外面に、円筒工作物の外面に相似な凹面を有する電極
の凹面を、所定の間隙を保って対向させ、その間隙に電
解液を供給し、円筒工作物を陽極側，電極を陰極側に接
続し、研磨工具の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転
させるとともに、送り機構により円筒工作物を軸方向へ
送り、研磨作用と電解作用とを複合して円筒工作物の外
面を加工するようにしたため、機械的な研磨作用と電解
作用とをそれぞれ独立して最適条件に設定でき、高品
質，高精度の鏡面加工を高生産性で得ることができ、か
つ、円筒工作物の軸に直交し，研磨工具の円筒工作物へ
の圧接部を通る平面に位置した支持ローラの回転軸に、
通電ブラシを摺接し、支持ローラを介して円筒工作物に
通電するようにしたため、きわめて簡単な構成により円
筒工作物に通電することができる。
ているため、つぎに記載する効果を奏する。円筒工作物
の外面に、円筒工作物の外面に相似な凹面を有する電極
の凹面を、所定の間隙を保って対向させ、その間隙に電
解液を供給し、円筒工作物を陽極側，電極を陰極側に接
続し、研磨工具の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転
させるとともに、送り機構により円筒工作物を軸方向へ
送り、研磨作用と電解作用とを複合して円筒工作物の外
面を加工するようにしたため、機械的な研磨作用と電解
作用とをそれぞれ独立して最適条件に設定でき、高品
質，高精度の鏡面加工を高生産性で得ることができ、か
つ、円筒工作物の軸に直交し，研磨工具の円筒工作物へ
の圧接部を通る平面に位置した支持ローラの回転軸に、
通電ブラシを摺接し、支持ローラを介して円筒工作物に
通電するようにしたため、きわめて簡単な構成により円
筒工作物に通電することができる。
【図１】本発明の１実施例の一部切断正面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】本発明の他の実施例の一部切断正面図である。
１ 円筒工作物 ２ 支持ローラ ３ 研磨工具 ６ 電極 ８ 電解液 １４ 研磨工具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−251353（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−44227（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−22021（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 水平方向の円筒工作物の軸方向の下方の
両側に位置し，円筒工作物を回転自在に支持した複数個
の支持ローラと、 円筒工作物の外面に圧接されて円筒工作物の外面を研磨
し，回転による駆動力で円筒工作物を回転させる研磨用
の研磨工具と、 円筒工作物の軸に直交し，前記研磨工具の円筒工作物へ
の圧接部を通る平面に位置した前記支持ローラの回転軸
に摺接し，該支持ローラを介して円筒工作物を陽極側に
接続した通電ブラシと、 前記研磨工具とは独立分離し，前記平面に位置し，円筒
工作物の外面に相似な凹面を有し，前記凹面が円筒工作
物の外面に所定の間隙を保って位置し，陰極側に接続さ
れた電解用の電極と、 前記間隙に供給される電解液と、 円筒工作物を軸方向に移動する送り機構とを備えた円筒
工作物外面加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136085A JP2678329B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 円筒工作物外面加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136085A JP2678329B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 円筒工作物外面加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05305519A JPH05305519A (ja) | 1993-11-19 |
| JP2678329B2 true JP2678329B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=15166908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4136085A Expired - Lifetime JP2678329B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 円筒工作物外面加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2678329B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000122310A (ja) * | 1998-10-14 | 2000-04-28 | Nisshin Unyu Kogyo Kk | 複写機等感光ドラム用鏡面管の製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6044227A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-09 | Agency Of Ind Science & Technol | 小径軸の電解研削複合研磨方法 |
| JPS6222021U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-10 | ||
| JPH03251353A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-08 | Hitachi Zosen Corp | 円筒工作物研削方法 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4136085A patent/JP2678329B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05305519A (ja) | 1993-11-19 |
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