JP2678254B2 - ゴミ焼却炉 - Google Patents
ゴミ焼却炉Info
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- JP2678254B2 JP2678254B2 JP5129748A JP12974893A JP2678254B2 JP 2678254 B2 JP2678254 B2 JP 2678254B2 JP 5129748 A JP5129748 A JP 5129748A JP 12974893 A JP12974893 A JP 12974893A JP 2678254 B2 JP2678254 B2 JP 2678254B2
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- Japan
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- combustion chamber
- furnace
- opening
- furnace body
- primary combustion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、廃棄物、特にオガク
ズ等の被焼却物を焼却するゴミ焼却炉であって、焼却時
における不完全燃焼を無くし、塵煙の発生を少なくする
ゴミ焼却炉に関する。
ズ等の被焼却物を焼却するゴミ焼却炉であって、焼却時
における不完全燃焼を無くし、塵煙の発生を少なくする
ゴミ焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば、特
開平2−10132号公報に開示されたものがあり、こ
れを図9に基づいて説明すす。
開平2−10132号公報に開示されたものがあり、こ
れを図9に基づいて説明すす。
【0003】図において、50は多数の空気孔51を有
するストーカ52上にゴミを投入する燃焼室53の側部
に設けられたゴミ投入口であり、同ストーカ52の下方
には3本の空気供給管54が開口している。燃焼室53
の投入口50の反対側には助燃バーナ55が設けられて
いる。燃焼室53の下流側には、輻射変換体である多数
の小穴を持つスポンジ状の一対の組をなす発砲セラミッ
ク板56A,56A’及び56B,56B’,56B”
によって形成される再燃焼室57が設置され、同再燃焼
室57にはバーナ58が設けられている。再燃焼室57
の下流側には、熱交換器59が設けられ、押し込み通風
機60によって供給される空気と再燃焼室57を出る排
ガスとの間で熱交換が行われる。上記熱交換器59の下
流側には、排ガスを排出する吸出し送風機61が設けら
れている。62は熱交換器59を出る空気通路で、同空
気通路62は上記空気供給管54に連結され、空気供給
管54には空気量を調節する弁63が設けられた構成と
なっている。
するストーカ52上にゴミを投入する燃焼室53の側部
に設けられたゴミ投入口であり、同ストーカ52の下方
には3本の空気供給管54が開口している。燃焼室53
の投入口50の反対側には助燃バーナ55が設けられて
いる。燃焼室53の下流側には、輻射変換体である多数
の小穴を持つスポンジ状の一対の組をなす発砲セラミッ
ク板56A,56A’及び56B,56B’,56B”
によって形成される再燃焼室57が設置され、同再燃焼
室57にはバーナ58が設けられている。再燃焼室57
の下流側には、熱交換器59が設けられ、押し込み通風
機60によって供給される空気と再燃焼室57を出る排
ガスとの間で熱交換が行われる。上記熱交換器59の下
流側には、排ガスを排出する吸出し送風機61が設けら
れている。62は熱交換器59を出る空気通路で、同空
気通路62は上記空気供給管54に連結され、空気供給
管54には空気量を調節する弁63が設けられた構成と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に示されているように、被焼却物を燃焼させるために
空気を供給する空気供給管54が被焼却物の下側に設け
られており、このように空気を被焼却物の下側から供給
すると、下側からは新鮮な空気が供給されて被焼却物の
下部は完全燃焼させることができるが、被焼却物の上部
が不完全燃焼することがあるため、係る不具合を防ぐた
めに被焼却物の上側からバーナ58で燃焼させる必要が
あり、また、未燃ガス、燃焼ガス中の有機物等を2次燃
焼させるために助燃バーナ54が必要となり、更に、燃
焼効率を良くするために押し込み通風機60や吸出し送
風機61も必要となるため、構成が複雑化し、設備が高
価とり、またランニングコストがかかるという問題があ
る。
術に示されているように、被焼却物を燃焼させるために
空気を供給する空気供給管54が被焼却物の下側に設け
られており、このように空気を被焼却物の下側から供給
すると、下側からは新鮮な空気が供給されて被焼却物の
下部は完全燃焼させることができるが、被焼却物の上部
が不完全燃焼することがあるため、係る不具合を防ぐた
めに被焼却物の上側からバーナ58で燃焼させる必要が
あり、また、未燃ガス、燃焼ガス中の有機物等を2次燃
焼させるために助燃バーナ54が必要となり、更に、燃
焼効率を良くするために押し込み通風機60や吸出し送
風機61も必要となるため、構成が複雑化し、設備が高
価とり、またランニングコストがかかるという問題があ
る。
【0005】この発明は、従来技術のこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、構造を簡略化して、しかも、焼却時の不完全燃焼を
無くし、煙や灰の発生を少なくするゴミ焼却炉を提供し
ようとするものである。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、構造を簡略化して、しかも、焼却時の不完全燃焼を
無くし、煙や灰の発生を少なくするゴミ焼却炉を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るゴミ焼却炉は、炉体と、該炉体を左
右に1次燃焼室と2次燃焼室とに仕切る仕切り壁と、該
仕切り壁の上方に形成されて前記1次燃焼室と2次燃焼
室とを連通する開口部と、前記2次燃焼室の前記開口部
に対抗する位置に設けられて、炉内の被焼却物の燃焼に
より発生する燃焼ガスを排気する排気口と、前記炉体に
突設されて前記排気口に接続する煙突と、前記1次燃焼
室下方に設けられて被焼却物を載置する炉床と、前記1
次燃焼室の天井面に吊設された金属板と、前記炉体の1
次燃焼室側面の前記炉床よりも上の位置に設けられて被
焼却物を投入する被燃焼物投入扉と、前記炉体下方に設
けられて焼却後の灰を取り出す灰取出扉と、前記2次燃
焼室の天井部に垂下し、且つ、前記開口部と排気口との
間の途中を横切るセラミック板と、該セラミック板を包
囲して設けた金属製網体と、前記1次燃焼室の側面に、
前記炉床から前記金属板までの間であって前記被焼却物
投入扉から少し下方の高さ位置に水平方向に横並びに設
けられた複数の吸気口と、これら複数の吸気口を開放又
は閉鎖する姿勢をとるスライド板と、炉床の下部に伸延
配置されて、外部に設けられた送風機から必要時に空気
を供給する空気供給管とを有するものとした。
に、この発明に係るゴミ焼却炉は、炉体と、該炉体を左
右に1次燃焼室と2次燃焼室とに仕切る仕切り壁と、該
仕切り壁の上方に形成されて前記1次燃焼室と2次燃焼
室とを連通する開口部と、前記2次燃焼室の前記開口部
に対抗する位置に設けられて、炉内の被焼却物の燃焼に
より発生する燃焼ガスを排気する排気口と、前記炉体に
突設されて前記排気口に接続する煙突と、前記1次燃焼
室下方に設けられて被焼却物を載置する炉床と、前記1
次燃焼室の天井面に吊設された金属板と、前記炉体の1
次燃焼室側面の前記炉床よりも上の位置に設けられて被
焼却物を投入する被燃焼物投入扉と、前記炉体下方に設
けられて焼却後の灰を取り出す灰取出扉と、前記2次燃
焼室の天井部に垂下し、且つ、前記開口部と排気口との
間の途中を横切るセラミック板と、該セラミック板を包
囲して設けた金属製網体と、前記1次燃焼室の側面に、
前記炉床から前記金属板までの間であって前記被焼却物
投入扉から少し下方の高さ位置に水平方向に横並びに設
けられた複数の吸気口と、これら複数の吸気口を開放又
は閉鎖する姿勢をとるスライド板と、炉床の下部に伸延
配置されて、外部に設けられた送風機から必要時に空気
を供給する空気供給管とを有するものとした。
【0007】また、炉内をセラミックを主成分とする塗
料で塗装したこととした。
料で塗装したこととした。
【0008】
【作用】この発明に係るゴミ焼却炉によると、被焼却物
投入扉から被焼却物が1次燃焼室に投入されて炉床に載
置され、点火される。点火された被焼却物が燃え始める
と、燃焼ガスは、仕切壁の上方に形成された開口部から
2次燃焼室、排気口、煙突を通って外部に放出される。
投入扉から被焼却物が1次燃焼室に投入されて炉床に載
置され、点火される。点火された被焼却物が燃え始める
と、燃焼ガスは、仕切壁の上方に形成された開口部から
2次燃焼室、排気口、煙突を通って外部に放出される。
【0009】被焼却物は、被焼却物投入扉を開放して投
入がなされ、炉内の1次燃焼室に入れられて炉床上に載
置されるが、この場合、炉体の側面に設けた複数の吸気
口が、炉床から金属板までの間であって前記被焼却物投
入扉から少し下方の高さ位置に水平方向に横並びに設け
られているので、炉床上の被焼却物は常に複数の吸気口
の下方に位置付けされる。そのため、被焼却物の上部に
点火すると、被焼却物が上部から燃焼し始め、炉体の外
部の空気が吸気口から供給されて被焼却物の不完全燃焼
を防止することができる。 しかも、スライド板により複
数の吸気口を開放又は閉鎖できるので、炉体の外部から
吸気口を経て1次燃焼室内へ流入する空気の吸気量を制
御することができる。
入がなされ、炉内の1次燃焼室に入れられて炉床上に載
置されるが、この場合、炉体の側面に設けた複数の吸気
口が、炉床から金属板までの間であって前記被焼却物投
入扉から少し下方の高さ位置に水平方向に横並びに設け
られているので、炉床上の被焼却物は常に複数の吸気口
の下方に位置付けされる。そのため、被焼却物の上部に
点火すると、被焼却物が上部から燃焼し始め、炉体の外
部の空気が吸気口から供給されて被焼却物の不完全燃焼
を防止することができる。 しかも、スライド板により複
数の吸気口を開放又は閉鎖できるので、炉体の外部から
吸気口を経て1次燃焼室内へ流入する空気の吸気量を制
御することができる。
【0010】また、被焼却物の燃焼により、炉内が加熱
されると1次燃焼室の天井面に吊設された金属板が加熱
され、燃焼により発生した未燃ガスをある程度、1次燃
焼室にて2次燃焼させる働きをする。
されると1次燃焼室の天井面に吊設された金属板が加熱
され、燃焼により発生した未燃ガスをある程度、1次燃
焼室にて2次燃焼させる働きをする。
【0011】更に、炉体を1次燃焼室と2次燃焼室とを
仕切る仕切壁の上方に、1次燃焼室と2次燃焼室とを連
通する開口部を形成し、該開口部に対抗する位置に燃焼
ガスを排気する排気口を形成すると共に、これら開口部
と排気口との間の途中を横切って金属製網体で包囲され
たセラミック板を垂下しているので、1次燃焼室で発生
した燃焼ガスは、開口部を通過して2次燃焼室内へ入る
と、セラミック板及び金属製網体に接触する。この金属
製網体は、1次燃焼室の燃焼熱で高温に加熱されている
ため、未燃ガスを2次燃焼させるとともに廃塵やススを
付着させることにより、塵煙の発生をなくす。
仕切る仕切壁の上方に、1次燃焼室と2次燃焼室とを連
通する開口部を形成し、該開口部に対抗する位置に燃焼
ガスを排気する排気口を形成すると共に、これら開口部
と排気口との間の途中を横切って金属製網体で包囲され
たセラミック板を垂下しているので、1次燃焼室で発生
した燃焼ガスは、開口部を通過して2次燃焼室内へ入る
と、セラミック板及び金属製網体に接触する。この金属
製網体は、1次燃焼室の燃焼熱で高温に加熱されている
ため、未燃ガスを2次燃焼させるとともに廃塵やススを
付着させることにより、塵煙の発生をなくす。
【0012】更に、セラミック板が加熱されることによ
る輻射熱により、被焼却物の加熱温度を均等とすること
により燃焼効率を良くするとともにセラミック板が高温
になった時の輻射による未燃ガスの分解により不完全燃
焼を防ぎ、しかも、高温状態にあるセラミック板に1次
燃焼室から開口部を通て2次燃焼室に入ってくる燃焼ガ
スが衝突することにより2次燃焼室内で対流を発生させ
て炉内の高温状態を保持するとともに、前記金属製網体
との接触時間を長くして未燃ガスの2次燃焼を促進す
る。また、セラミック板に未燃ガス中に含まれる炭化物
等が付着或いは衝突して、外部に放出することを防ぐ働
きをする。
る輻射熱により、被焼却物の加熱温度を均等とすること
により燃焼効率を良くするとともにセラミック板が高温
になった時の輻射による未燃ガスの分解により不完全燃
焼を防ぎ、しかも、高温状態にあるセラミック板に1次
燃焼室から開口部を通て2次燃焼室に入ってくる燃焼ガ
スが衝突することにより2次燃焼室内で対流を発生させ
て炉内の高温状態を保持するとともに、前記金属製網体
との接触時間を長くして未燃ガスの2次燃焼を促進す
る。また、セラミック板に未燃ガス中に含まれる炭化物
等が付着或いは衝突して、外部に放出することを防ぐ働
きをする。
【0013】更にまた、炉内をセラミックを主成分とす
る塗料で塗装したことにより、炉内の燃焼室を高温状態
に保持し、セラミックから放射される電磁波により未燃
ガスを分解し完全燃焼を促進させる働きをする。
る塗料で塗装したことにより、炉内の燃焼室を高温状態
に保持し、セラミックから放射される電磁波により未燃
ガスを分解し完全燃焼を促進させる働きをする。
【0014】
【実施例】この発明の実施例について、以下に図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0015】この発明に係るゴミ焼却炉の実施例は、例
えば、図1に示すように、炉体1が4本の脚部2で支持
され、その天井部に被焼却物を投入する被焼却物投入扉
3を備え、灰を取り出す灰取出扉4を備え、裏面に排気
用の煙突5を立設し、両側面には吸気口6をカバーする
吸気ノズル7が固定されている。そして、灰取出扉4に
は、送風機8のホース9が貫通している。尚、送風機8
はホース9を使用せずに直接灰取出扉4に固設してもよ
い。尚、図において、被焼却物投入扉3は、開閉式とな
っているが、スライド式としてもよい。
えば、図1に示すように、炉体1が4本の脚部2で支持
され、その天井部に被焼却物を投入する被焼却物投入扉
3を備え、灰を取り出す灰取出扉4を備え、裏面に排気
用の煙突5を立設し、両側面には吸気口6をカバーする
吸気ノズル7が固定されている。そして、灰取出扉4に
は、送風機8のホース9が貫通している。尚、送風機8
はホース9を使用せずに直接灰取出扉4に固設してもよ
い。尚、図において、被焼却物投入扉3は、開閉式とな
っているが、スライド式としてもよい。
【0016】吸気ノズル7は、下方が開口しており、こ
こから吸気口6を通って炉内に空気を送り込むようにな
っている。また、4本の吸気ノズル7を連通させてスラ
イド自在に設けられたスライド板10には、吸気口6の
位置に吸気口6と同径の開口孔(図示せず)を有してお
り、スライド板10を図の矢印方向にスライドさせるこ
とで吸気量を制御することができるようになっている。
こから吸気口6を通って炉内に空気を送り込むようにな
っている。また、4本の吸気ノズル7を連通させてスラ
イド自在に設けられたスライド板10には、吸気口6の
位置に吸気口6と同径の開口孔(図示せず)を有してお
り、スライド板10を図の矢印方向にスライドさせるこ
とで吸気量を制御することができるようになっている。
【0017】炉体1の内部は、図2に示すように、仕切
壁11により1次燃焼室12と2次燃焼室13とに区分
けされており、この仕切壁11の上端に開口部11aを
設けて1次燃焼室12と2次燃焼室13とを連通してい
る。1次燃焼室12には、天井及び被焼却物投入扉3か
ら金属板14が吊設されており、網体で構成されて被焼
却物を載置する炉床15の下部には、外部の送風機8の
ホース9に連結する空気供給管16が伸延配置され、両
側面には、各々4個の吸気口6が形成されている。ま
た、2次燃焼室13には、煙突5の排気口5aと仕切壁
11の開口部11aとの間に介在させる位置に、セラミ
ック板17が天井に垂下固定されており、このセラミッ
ク板17を、金属製網体18が包み囲むようにして取付
られている。尚、図中4’は2次燃焼室の灰を取り出す
灰取出扉である。
壁11により1次燃焼室12と2次燃焼室13とに区分
けされており、この仕切壁11の上端に開口部11aを
設けて1次燃焼室12と2次燃焼室13とを連通してい
る。1次燃焼室12には、天井及び被焼却物投入扉3か
ら金属板14が吊設されており、網体で構成されて被焼
却物を載置する炉床15の下部には、外部の送風機8の
ホース9に連結する空気供給管16が伸延配置され、両
側面には、各々4個の吸気口6が形成されている。ま
た、2次燃焼室13には、煙突5の排気口5aと仕切壁
11の開口部11aとの間に介在させる位置に、セラミ
ック板17が天井に垂下固定されており、このセラミッ
ク板17を、金属製網体18が包み囲むようにして取付
られている。尚、図中4’は2次燃焼室の灰を取り出す
灰取出扉である。
【0018】金属製網体18は、例えば、ステンレスや
チタン合金等の金属材料で構成された網体であって、セ
ラミック板17を保護するとともに、炉内の温度が上昇
した時に、加熱されて1次燃焼室12から排出された未
燃ガスを2次燃焼させる働きをする。また、1次燃焼室
12から排出されたガス内に含まれる炭化物等を付着さ
せるフィルターの働きもするようになっている。
チタン合金等の金属材料で構成された網体であって、セ
ラミック板17を保護するとともに、炉内の温度が上昇
した時に、加熱されて1次燃焼室12から排出された未
燃ガスを2次燃焼させる働きをする。また、1次燃焼室
12から排出されたガス内に含まれる炭化物等を付着さ
せるフィルターの働きもするようになっている。
【0019】空気供給管16は、図3に示すように、U
字型のステンレス製パイプ等であって、図2によく表れ
ているように、各々のパイプ両側面に空気孔16aを形
成しているため目詰まりすることはない。また、図4に
示すように、空気供給管16の灰取出扉4との連結部1
6aは、灰取出扉4を開いた時に離脱可能となってお
り、また、送風機8と灰取出扉4とを連結するホース9
は蛇腹状となっているため、灰取出扉4が開閉自在とな
っている。尚、送風機8は、必要に応じて駆動して1次
燃焼室12に空気を供給するようになっているが、炉内
に温度センサー等を設けて、その検知量の変化に応じて
インバータにより回転数を制御し、空気の供給量を制御
するようにしてもよい。
字型のステンレス製パイプ等であって、図2によく表れ
ているように、各々のパイプ両側面に空気孔16aを形
成しているため目詰まりすることはない。また、図4に
示すように、空気供給管16の灰取出扉4との連結部1
6aは、灰取出扉4を開いた時に離脱可能となってお
り、また、送風機8と灰取出扉4とを連結するホース9
は蛇腹状となっているため、灰取出扉4が開閉自在とな
っている。尚、送風機8は、必要に応じて駆動して1次
燃焼室12に空気を供給するようになっているが、炉内
に温度センサー等を設けて、その検知量の変化に応じて
インバータにより回転数を制御し、空気の供給量を制御
するようにしてもよい。
【0020】尚、空気供給管16に代えて、図5に示す
ように、炉床15にステンレス又はチタン合金等の網体
で構成された複数本の筒体16aを立設固定してもよ
い。この場合には、灰取出扉4に固設された送風機8か
ら送られる空気は、オガクズ等の被焼却物Aの下方から
と、内部側方からの双方に送られることとなり、オガク
ズ等の燃焼性の極めて悪い被焼却物に対しては有用なも
のとなる。尚、筒体16aの天端も網体で塞がれている
ことはいうまでもない。
ように、炉床15にステンレス又はチタン合金等の網体
で構成された複数本の筒体16aを立設固定してもよ
い。この場合には、灰取出扉4に固設された送風機8か
ら送られる空気は、オガクズ等の被焼却物Aの下方から
と、内部側方からの双方に送られることとなり、オガク
ズ等の燃焼性の極めて悪い被焼却物に対しては有用なも
のとなる。尚、筒体16aの天端も網体で塞がれている
ことはいうまでもない。
【0021】仕切壁11の上部に形成された開口部11
aは、図6に示すように、開口寸法lが、セラミック板
17の高さ寸法Lより小さく設定されており、この実施
例においては、開口寸法lはセラミック板17の高さ寸
法Lの約半分程度に設定されている。このように設定し
ておくことで、1次燃焼室12で発生した未燃ガスは、
セラミック板17及びその周囲に設けられた金属製網体
18に接触しやすくなっている。なお、セラミック板1
7は、図に示すような正方形に限られず、長方形であっ
て両端が炉体1の側面に達するようにしてもよい。
aは、図6に示すように、開口寸法lが、セラミック板
17の高さ寸法Lより小さく設定されており、この実施
例においては、開口寸法lはセラミック板17の高さ寸
法Lの約半分程度に設定されている。このように設定し
ておくことで、1次燃焼室12で発生した未燃ガスは、
セラミック板17及びその周囲に設けられた金属製網体
18に接触しやすくなっている。なお、セラミック板1
7は、図に示すような正方形に限られず、長方形であっ
て両端が炉体1の側面に達するようにしてもよい。
【0022】また、仕切壁11に形成された開口部11
aは、例えば、図7に示すように、その開口面積をセラ
ミック板17の面積よりも小さく形成しておけば、1次
燃焼室12で発生した未燃ガスが、この開口部11aを
通過して、確実にセラミック板17及び金属製網体18
に確実に接触することとなり、未燃ガスの2次燃焼を促
進することとなる。
aは、例えば、図7に示すように、その開口面積をセラ
ミック板17の面積よりも小さく形成しておけば、1次
燃焼室12で発生した未燃ガスが、この開口部11aを
通過して、確実にセラミック板17及び金属製網体18
に確実に接触することとなり、未燃ガスの2次燃焼を促
進することとなる。
【0023】上記のような構成を有するこの発明に係る
ゴミ焼却炉によると、図2に示すように、フォークリフ
ト等で運ばれていたオガクズ等の被焼却物Aは、被焼却
物投入扉3から投入され、炉床15に配置され点火され
る。この場合、炉体1の側面に設けた複数の吸気口6
が、炉床15から金属板14までの間であって被焼却物
投入扉3から少し下方の高さ位置に水平方向に横並びに
設けられているので、炉床15上の被焼却物Aは常に複
数の吸気口6の下方に位置付けされる。そのため、被焼
却物Aの上部に点火すると、被焼却物Aが上部から燃焼
し始め、炉体15の外部の空気が吸気口6から供給され
て被焼却物Aの不完全燃焼が防止される。
ゴミ焼却炉によると、図2に示すように、フォークリフ
ト等で運ばれていたオガクズ等の被焼却物Aは、被焼却
物投入扉3から投入され、炉床15に配置され点火され
る。この場合、炉体1の側面に設けた複数の吸気口6
が、炉床15から金属板14までの間であって被焼却物
投入扉3から少し下方の高さ位置に水平方向に横並びに
設けられているので、炉床15上の被焼却物Aは常に複
数の吸気口6の下方に位置付けされる。そのため、被焼
却物Aの上部に点火すると、被焼却物Aが上部から燃焼
し始め、炉体15の外部の空気が吸気口6から供給され
て被焼却物Aの不完全燃焼が防止される。
【0024】また、炉内天井部に吊設されている金属板
14が被焼却物Aの燃焼熱により加熱されて高温状態と
なっており、被焼却物Aの燃焼時に発生したガスは上昇
してこの金属板14に接触して未燃ガス分が2次燃焼す
る。なお、例えば、炉内温度が低い時等、必要に応じ
て、送風機8を駆動させて空気供給管16からも空気が
供給され、完全燃焼を促進させる。
14が被焼却物Aの燃焼熱により加熱されて高温状態と
なっており、被焼却物Aの燃焼時に発生したガスは上昇
してこの金属板14に接触して未燃ガス分が2次燃焼す
る。なお、例えば、炉内温度が低い時等、必要に応じ
て、送風機8を駆動させて空気供給管16からも空気が
供給され、完全燃焼を促進させる。
【0025】そして、炉内が高温状態になって、燃焼ガ
ス雰囲気及び炉体1からの伝熱により金属製網体18が
加熱され、1次燃焼室12で発生した未燃ガスは、図に
矢印で示すように、仕切壁11の開口部11aを通過し
て2次燃焼室13のセラミック板17及び金属製網体1
8に接触する。金属製網体18は、1次燃焼室12の熱
で加熱されて高温状態となっているため、未燃ガスを2
次燃焼させて未燃ガスの発生を防ぐようになっている。
ス雰囲気及び炉体1からの伝熱により金属製網体18が
加熱され、1次燃焼室12で発生した未燃ガスは、図に
矢印で示すように、仕切壁11の開口部11aを通過し
て2次燃焼室13のセラミック板17及び金属製網体1
8に接触する。金属製網体18は、1次燃焼室12の熱
で加熱されて高温状態となっているため、未燃ガスを2
次燃焼させて未燃ガスの発生を防ぐようになっている。
【0026】また、セラミック板17及び金属製網体1
8には灰塵やススが付着するため、塵煙の発生を少なく
する。なお、セラミック板17を多孔質にすることによ
り灰塵等が付着しやすくしてもよい。
8には灰塵やススが付着するため、塵煙の発生を少なく
する。なお、セラミック板17を多孔質にすることによ
り灰塵等が付着しやすくしてもよい。
【0027】更に、セラミック板17が加熱されること
により未燃ガスを分解する働きをする。その理由は定か
ではないが、セラミック板17は、微視的に見た場合に
は通常ポーラスであってその小孔は完全黒体に近い空洞
を構成するものと考えられ、セラミック板17が一定の
温度に加熱されることにより、この完全黒体に近い黒体
とみなされる小孔から電磁波を放射する輻射が起こり、
この輻射による赤外線を中心とする電磁波が未燃ガスを
分解すると考えられ、実験的に、セラミック板17を設
けたことにより未燃ガスの発生が抑制されていることを
確認している。なお、磁器製の電気ルツボ等からは、こ
れらの輻射が得られることは周知の事実である。
により未燃ガスを分解する働きをする。その理由は定か
ではないが、セラミック板17は、微視的に見た場合に
は通常ポーラスであってその小孔は完全黒体に近い空洞
を構成するものと考えられ、セラミック板17が一定の
温度に加熱されることにより、この完全黒体に近い黒体
とみなされる小孔から電磁波を放射する輻射が起こり、
この輻射による赤外線を中心とする電磁波が未燃ガスを
分解すると考えられ、実験的に、セラミック板17を設
けたことにより未燃ガスの発生が抑制されていることを
確認している。なお、磁器製の電気ルツボ等からは、こ
れらの輻射が得られることは周知の事実である。
【0028】更にまた、セラミック板17の加熱により
生じる輻射熱により、炉内温度を均等にして燃焼効率を
良くするとともに燃焼効率を良くし、しかも、セラミッ
ク板17の熱で未燃ガスを2次燃焼させる働きをする。
被焼却物Aが完全に焼却された後は、炉床15の下や、
2次燃焼室13の下部に残った灰を灰取出扉4,4’か
ら取りだす。
生じる輻射熱により、炉内温度を均等にして燃焼効率を
良くするとともに燃焼効率を良くし、しかも、セラミッ
ク板17の熱で未燃ガスを2次燃焼させる働きをする。
被焼却物Aが完全に焼却された後は、炉床15の下や、
2次燃焼室13の下部に残った灰を灰取出扉4,4’か
ら取りだす。
【0029】なお、上記実施例に加えて、炉体1の内面
に、例えば、1000℃以上の高温に耐えうるようなア
ルミナ、炭化珪素或いは窒素珪素等のセラミックを主成
分とするセラミックを主成分とする塗料を塗布してもよ
い。これらのセラミック材料で炉内を覆うことにより、
上記したように、炉内が高温になると炉内全体から黒体
輻射が起こり、これによる電磁波が未燃ガスを分解する
と考えられ、これにより完全燃焼させる。また、炉内の
高温状態を長時間保持することができるため保温効果が
有り、燃焼効率を良くすることにより完全燃焼を促進す
ることとなる。
に、例えば、1000℃以上の高温に耐えうるようなア
ルミナ、炭化珪素或いは窒素珪素等のセラミックを主成
分とするセラミックを主成分とする塗料を塗布してもよ
い。これらのセラミック材料で炉内を覆うことにより、
上記したように、炉内が高温になると炉内全体から黒体
輻射が起こり、これによる電磁波が未燃ガスを分解する
と考えられ、これにより完全燃焼させる。また、炉内の
高温状態を長時間保持することができるため保温効果が
有り、燃焼効率を良くすることにより完全燃焼を促進す
ることとなる。
【0030】図8は、被焼却物投入扉3の開閉構造に関
する他の実施例を示している。この実施例では、回転自
在に軸支されて被焼却物投入扉3を固定している支持部
材19を伸延させてその先に重り20が固定されてい
る。この重り20により、小さい力で被焼却物投入扉3
が開閉できるようになる。そして、被焼却物投入扉3の
開口部近傍に取付られた係止具21に係止させた可撓性
条体22を、炉体1に固定された支柱23先端に軸着さ
れたプーリ24を介して、炉体1の側面に固定された駆
動モータ25に連結している。従って、駆動モータ25
を駆動することにより図に一点鎖線で示すように被焼却
物投入扉3が開くようになっている。
する他の実施例を示している。この実施例では、回転自
在に軸支されて被焼却物投入扉3を固定している支持部
材19を伸延させてその先に重り20が固定されてい
る。この重り20により、小さい力で被焼却物投入扉3
が開閉できるようになる。そして、被焼却物投入扉3の
開口部近傍に取付られた係止具21に係止させた可撓性
条体22を、炉体1に固定された支柱23先端に軸着さ
れたプーリ24を介して、炉体1の側面に固定された駆
動モータ25に連結している。従って、駆動モータ25
を駆動することにより図に一点鎖線で示すように被焼却
物投入扉3が開くようになっている。
【0031】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るゴミ焼却炉に
おいては、炉床に載置された被焼却物の上部に点火する
と、被焼却物が上部から燃焼し始める。この場合、炉体
の外部の空気が1次燃焼室の炉床から金属板までの間で
あって被焼却物投入扉から少し下方の高さ位置に水平方
向に横並びに設けられた複数の吸気口を経て被焼却物の
上部へ複数の吸気口から供給されるので、バーナ等の熱
源がなくても被焼却物が完全燃焼する。 しかも、スライ
ド板により複数の吸気口を開放又は閉鎖できるので、炉
体の外部から吸気口を経て1次燃焼室内へ流入する空気
の吸気量を制御することができる。
おいては、炉床に載置された被焼却物の上部に点火する
と、被焼却物が上部から燃焼し始める。この場合、炉体
の外部の空気が1次燃焼室の炉床から金属板までの間で
あって被焼却物投入扉から少し下方の高さ位置に水平方
向に横並びに設けられた複数の吸気口を経て被焼却物の
上部へ複数の吸気口から供給されるので、バーナ等の熱
源がなくても被焼却物が完全燃焼する。 しかも、スライ
ド板により複数の吸気口を開放又は閉鎖できるので、炉
体の外部から吸気口を経て1次燃焼室内へ流入する空気
の吸気量を制御することができる。
【0032】1次燃焼室の天井面に吊設された金属板
が、燃焼熱により加熱されて高温になることにより、未
燃ガスがこの金属板に接触し2次燃焼するため、未燃ガ
スの発生を少なくする。
が、燃焼熱により加熱されて高温になることにより、未
燃ガスがこの金属板に接触し2次燃焼するため、未燃ガ
スの発生を少なくする。
【0033】また、炉体を1次燃焼室と2次燃焼室とを
仕切る仕切壁の上方に、1次燃焼室と2次燃焼室とを連
通する開口部を形成し、該開口部に対抗する位置に燃焼
ガスを排気する排気口を形成すると共に、これら開口部
と排気口との間の途中を横切って金属製網体で包囲され
たセラミック板を垂下しているので、1次燃焼室で発生
した燃焼ガスは、開口部を通過して2次燃焼室内へ入る
と、1次燃焼室の燃焼熱によって高温状態にあるセラミ
ック板及び金属製網体に接触して2次燃焼することにな
る。従って、補助バーナ等の熱源が不要となるとともに
廃塵やススを付着することにより、塵煙の発生を少なく
できる。 しかも、高温状態にあるセラミック板に1次燃
焼室から開口部を通って2次燃焼室に入ってくる燃焼ガ
スが衝突することにより2次燃焼室内での対流を発生さ
せて、炉内の高温状態を保持すると共に、燃焼ガスと金
属製網体との接触時間を長くして未燃ガスの2次燃焼を
促進することができる。
仕切る仕切壁の上方に、1次燃焼室と2次燃焼室とを連
通する開口部を形成し、該開口部に対抗する位置に燃焼
ガスを排気する排気口を形成すると共に、これら開口部
と排気口との間の途中を横切って金属製網体で包囲され
たセラミック板を垂下しているので、1次燃焼室で発生
した燃焼ガスは、開口部を通過して2次燃焼室内へ入る
と、1次燃焼室の燃焼熱によって高温状態にあるセラミ
ック板及び金属製網体に接触して2次燃焼することにな
る。従って、補助バーナ等の熱源が不要となるとともに
廃塵やススを付着することにより、塵煙の発生を少なく
できる。 しかも、高温状態にあるセラミック板に1次燃
焼室から開口部を通って2次燃焼室に入ってくる燃焼ガ
スが衝突することにより2次燃焼室内での対流を発生さ
せて、炉内の高温状態を保持すると共に、燃焼ガスと金
属製網体との接触時間を長くして未燃ガスの2次燃焼を
促進することができる。
【0034】更に、セラミック板が加熱されることによ
る輻射により未燃ガスを分解し、輻射熱により、炉内温
度を均等にすることにより完全燃焼させ、しかも、セラ
ミック板自体も加熱されるため未燃ガスの2次燃焼を促
進させるとともに、排ガス中に含まれる炭化物等が付着
するので塵煙の発生を少なくなる。
る輻射により未燃ガスを分解し、輻射熱により、炉内温
度を均等にすることにより完全燃焼させ、しかも、セラ
ミック板自体も加熱されるため未燃ガスの2次燃焼を促
進させるとともに、排ガス中に含まれる炭化物等が付着
するので塵煙の発生を少なくなる。
【0035】この発明の請求項2に係るゴミ焼却炉にお
いては、炉内をセラミックを主成分とする塗料で塗装し
たことにより、未燃ガスの分解効果を有し、炉内の保温
状態を持続させることができるので、完全燃焼を促進す
る。
いては、炉内をセラミックを主成分とする塗料で塗装し
たことにより、未燃ガスの分解効果を有し、炉内の保温
状態を持続させることができるので、完全燃焼を促進す
る。
【図1】この発明に係るゴミ焼却炉の1実施例を示す全
体斜視図。
体斜視図。
【図2】図1のア−ア線断面図。
【図3】図1のイ−イ線断面図。
【図4】この発明に係るゴミ焼却炉の構成要素である空
気供給管を示す要部斜視図。
気供給管を示す要部斜視図。
【図5】この発明に係るゴミ焼却炉の他の実施例を示す
断面図。
断面図。
【図6】図3のウ−ウ線断面図。
【図7】仕切壁の他の実施例を図3で置き換えた場合の
図3のエ−エ線仮想断面図。
図3のエ−エ線仮想断面図。
【図8】被焼却物投入扉の開閉構造に関する他の実施例
を示す正面図。
を示す正面図。
【図9】従来のゴミ焼却炉を示す断面図。
1 炉体 3 被焼却物投入扉 4 灰取出扉 4’灰取出扉 5 煙突 5a 排気口 6 吸気口 8 送風機 11 仕切壁 11a 開口部 12 1次燃焼室 13 2次燃焼室 14 金属板 15 炉床 16 空気供給管 17 セラミック板 18 金属製網体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/44 ZAB F23G 5/44 ZABG (56)参考文献 特開 平2−4106(JP,A) 特開 平1−239311(JP,A) 特開 平4−121512(JP,A) 特開 昭50−12636(JP,A) 特開 昭49−49470(JP,A) 特開 昭53−16926(JP,A) 特開 昭62−299610(JP,A) 実開 昭54−16275(JP,U) 実開 昭62−39114(JP,U) 実開 昭57−165950(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 炉体と、該炉体を左右に1次燃焼室と2
次燃焼室とに仕切る仕切り壁と、該仕切り壁の上方に形
成されて前記1次燃焼室と2次燃焼室とを連通する開口
部と、前記2次燃焼室の前記開口部に対抗する位置に設
けられて、炉内の被焼却物の燃焼により発生する燃焼ガ
スを排気する排気口と、前記炉体に突設されて前記排気
口に接続する煙突と、前記1次燃焼室下方に設けられて
被焼却物を載置する炉床と、前記1次燃焼室の天井面に
吊設された金属板と、前記炉体の1次燃焼室側面の前記
炉床よりも上の位置に設けられて被焼却物を投入する被
燃焼物投入扉と、前記炉体下方に設けられて焼却後の灰
を取り出す灰取出扉と、前記2次燃焼室の天井部に垂下
し、且つ、前記開口部と排気口との間の途中を横切るセ
ラミック板と、該セラミック板を包囲して設けた金属製
網体と、前記1次燃焼室の側面に、前記炉床から前記金
属板までの間であって前記被焼却物投入扉から少し下方
の高さ位置に水平方向に横並びに設けられた複数の吸気
口と、これら複数の吸気口を開放又は閉鎖する姿勢をと
るスライド板と、炉床の下部に伸延配置されて、外部に
設けられた送風機から必要時に空気を供給する空気供給
管とを有することを特徴とするゴミ焼却炉。 - 【請求項2】 炉内をセラミックを主成分とする塗料で
塗装したことを特徴とする請求項1に記載のゴミ焼却
炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5129748A JP2678254B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴミ焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5129748A JP2678254B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴミ焼却炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06341626A JPH06341626A (ja) | 1994-12-13 |
JP2678254B2 true JP2678254B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=15017231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5129748A Expired - Lifetime JP2678254B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴミ焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678254B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020024102A (ko) * | 2002-01-25 | 2002-03-29 | 백운학 | 일회 일괄 투입방식 소각시설의 폐기물 백회화 방법 및 그장치 |
JP2008032287A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Takeshi Kawahara | 廃棄物処理装置 |
JP4785980B1 (ja) * | 2010-08-10 | 2011-10-05 | 株式会社モキ製作所 | 燃焼装置 |
SE536418C2 (sv) * | 2012-03-01 | 2013-10-15 | Scania Cv Ab | Luftfilterarrangemang och anslutningskanal |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230786B2 (ja) * | 1972-09-14 | 1977-08-10 | ||
JPS5012636A (ja) * | 1973-06-07 | 1975-02-08 | ||
JPS5316926A (en) * | 1976-07-29 | 1978-02-16 | Kubota Ltd | Lining method for built brick joint |
JPS5719540Y2 (ja) * | 1977-07-04 | 1982-04-24 | ||
JPS57165950U (ja) * | 1981-04-10 | 1982-10-19 | ||
JPS6239114U (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-09 | ||
JPS62299610A (ja) * | 1986-06-20 | 1987-12-26 | Saamomitsuku:Kk | 赤外線複合放射スト−ブ |
JPH0823411B2 (ja) * | 1988-03-22 | 1996-03-06 | 三菱重工業株式会社 | 悪臭処理装置 |
JPH086909B2 (ja) * | 1988-06-22 | 1996-01-29 | 三菱重工業株式会社 | 脱臭焼却炉 |
JP3066066B2 (ja) * | 1990-11-27 | 2000-07-17 | 国豊 茂木 | 燃焼装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5129748A patent/JP2678254B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06341626A (ja) | 1994-12-13 |
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