JP2678101B2 - 非帯電性包装材用フィラーと非帯電性包装材用樹脂組成物及び非帯電性包装材 - Google Patents

非帯電性包装材用フィラーと非帯電性包装材用樹脂組成物及び非帯電性包装材

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JP2678101B2
JP2678101B2 JP3157269A JP15726991A JP2678101B2 JP 2678101 B2 JP2678101 B2 JP 2678101B2 JP 3157269 A JP3157269 A JP 3157269A JP 15726991 A JP15726991 A JP 15726991A JP 2678101 B2 JP2678101 B2 JP 2678101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非帯電性包装材と、それ
に用いる樹脂組成物と、さらにそれに配合するフィラー
に関するものである。
【0002】詳しくは、IC(集積回路)や精密機械部
品の製造、搬送工程で、製品を静電気から保護するため
の非帯電性の包装材に関するものであり、包装材の具体
例としては半導体の包装、保管や運搬に用いるIC搬送
トレー、ICマガジン、通いトレー等の包装材を例示で
きる。
【0003】本発明の好適な利用分野として特にIC搬
送トレーが挙げられる。
【0004】
【従来の技術】近年、産業の著しい発展とともに、IC
や精密機械部品の製造、搬送工程で、製品を静電気から
保護する非帯電性の包装材の需要が活発になっている。
【0005】中でも、最近の半導体産業の急発展の中
で、IC搬送トレーの使用量には目をみはるものがあ
り、同時に質に対する要求も近年益々高まっている。
【0006】従来、非帯電性の包装材には、各種樹脂に
カーボンブラックを混合したものが主流であった。
【0007】特に、IC搬送トレーにおいては、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエーテルサルホンやフェノール樹脂等に、カー
ボンブラックを配合して導電性を付与し、さらに必要な
場合、マイカやタルクを併用して配合し、「そり防止」
などの成形精度の向上を図ることが行われていた。
【0008】一方、特開平1−225663号公報で
は、酸化亜鉛ウィスカを用いた導電性樹脂成形物が開示
され、静電気破壊防止のための包装、保管、運搬用の材
料として示されているが、本発明は構成をさらに発展改
善し、非帯電性の包装材に最適な導電性(即ち、静電気
拡散性材料:表面抵抗値105 Ω/□〜109 Ω/□)
を持った構成にし、かかる樹脂組成物で非帯電性包装材
を構成しようとするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、非絶縁性の樹
脂材料は通電の度合いにより、静電気防止性(表面抵抗
率:109 〜1014Ω/□)と、静電気拡散性(105
〜109 Ω/□)、それに導電性(105 Ω/□未満)
の3レベルに分類されている。さらに、これらの3レベ
ルの中では、静電気を常に確実にかつ安全に除去するの
は2番目の静電気拡散性(表面抵抗率:105 〜109
Ω/□)の材料とされている。
【0010】しかるに、従来のカーボンブラック混入樹
脂は、カーボンブラック固有の導電率が基本的に高いが
故に、それを混入した樹脂組成物の導電率も極めて高く
なり、安定して得られる樹脂組成物は必然的に「導電
性」(表面抵抗率:105 Ω/□未満)とならざるを得
なかった。従って、これらの樹脂は必ずしも非帯電性包
装材に最適なものではなかった。
【0011】次に、特にIC搬送トレーでは、重ねて高
温雰囲気中で使用する等から、成形物の成形精度、特に
「反り」に対する要求が極めて高いものがある。このた
め、樹脂にカーボンブラックと併用して大量のマイカや
タルク等の無機充填剤を混入することが行われている
が、このことによりできた樹脂組成物は極めて脆い、衝
撃に弱いものであった。従って、これらのIC搬送トレ
ーは、成形物の一部が摩擦や衝撃により剥がれたり、摩
耗し易く、結果的にカーボン含有の「導電性」樹脂の脱
落による環境汚染が問題となっていた。特にこれらのI
C搬送トレー等はクリーンルーム内で使用されることも
多く、カーボンの粉塵やほこりは悪質な環境汚染(コン
タミネーション)をもたらす元凶であった。
【0012】また、作業的にもこれらのIC搬送トレー
の使用は、テーブルや衣服、手袋などの汚れ(黒く汚れ
る)を生じるため、優れた材料の開発が望まれていた。
【0013】さらに、従来のカーボンブラック混入樹脂
は、黒色以外は不可能なため、例えば近年多品種になっ
たICを一目瞭然に判別できるように色分けしたICト
レーに収納するなどの効率化に不向きな材料であった。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、優れ
た非帯電性を備え、反りの発生が少なく、低発塵性でか
つ任意に彩色可能な包装材とそれに用いる樹脂組成物
と、さらにそれに用いるフィラーを提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に対
して鋭意研究を重ねた結果、基部から先端までの長さが
3〜200μmで、アスペクト比が3〜50で、かつ抵
抗率が105 〜109 Ω−cmの酸化亜鉛ウィスカを非帯
電性包装材用フィラーとしたものである。
【0016】また、本発明は樹脂に少なくとも上記フィ
ラーを含有した非帯電性包装材用樹脂組成物を提供する
ものである。
【0017】さらに、本発明は上記樹脂組成物から成る
非帯電性包装材を提供する。
【0018】又、本発明では、酸化亜鉛ウィスカが、核
部とこの核部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶部か
らなるテトラポット状酸化亜鉛ウィスカであることが好
適である。
【0019】さらに、樹脂に酸化亜鉛ウィスカを10〜
80重量%含有することが好適である。
【0020】又、本発明では、樹脂が熱可塑性樹脂と熱
硬化性樹脂の両方を用いることができ、熱可塑性樹脂で
は、結晶性樹脂と非晶性樹脂の両方を用いることができ
る。
【0021】結晶性樹脂では、特にポリプロピレン樹脂
やポリブチレンテレフタレート樹脂が好適であり、非晶
性樹脂では、特にポリエーテルスルホン樹脂やポリエー
テルイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、変性PPE樹
脂が好適であり、熱硬化性樹脂では、特にフェノール樹
脂が好適である。
【0022】又、本発明は非帯電性包装材がIC搬送ト
レーである場合に好適である。
【0023】
【作用】酸化亜鉛ウィスカの導電性は、ZnO:Znで
表記されるZnOの基本的な半導体の性質によりもたら
される。しかし、ZnOについてよく知られている通
り、その導電性はその生成条件やドーピングの条件(元
素や量に依存)によって大きく変化し、例えば10-2Ω
−cmから1012Ω−cm程度まで様々な導電レベルのZn
Oが存在する。
【0024】これらの中で本発明では抵抗率が105
109 Ω−cmの酸化亜鉛ウィスカが好適に作用する。特
に上記サイズのテトラポット状酸化亜鉛ウィスカを樹脂
フィラーとして用いた場合、全方向に等方的な補強をす
るため、成形物の「反り」を防止する役目を果たす。
【0025】即ち、本発明ではテトラポット状酸化亜鉛
ウィスカを樹脂に配合することにより、成形精度(反り
がない)の高い静電気拡散性の包装材が最適に実現す
る。この場合、配合する添加量が相対的に少量で済むの
と、ウィスカにミクロな補強性が存在するため、樹脂本
来の強度や特長を損ねることが極めて少ない。
【0026】本発明では、従来、樹脂に大量のカーボン
ブラックと、マイカ等の無機充填剤を配合して得られた
機能を、酸化亜鉛ウィスカの配合のみで解決できる。即
ち、本発明では従来2種類のフィラーにより得られた別
々の2つの機能を1つのフィラーで解決できる。さら
に、その結果として付随的に本発明の包装材や樹脂組成
物は、ウィスカによりミクロに補強されているため、粉
塵やほこりの発生が起きることがなく、特にクリーンル
ーム内での使用に最適となる。
【0027】又、酸化亜鉛は従来より白色顔料にまで使
われるほど白色性に富んでおり、本発明で用いる酸化亜
鉛ウィスカも例外ではない。従って、酸化亜鉛ウィスカ
を配合した樹脂組成物は白色であり、着色剤を併用して
各種色に着色することができ、カラー分けのできる包装
材として最適なものとなる。その上、酸化亜鉛の白色性
は、従来の代表的な白色導電材である酸化錫/アンチモ
ン系のものは紫外線や光を浴びると変色や退色するのに
比べ、色変化が殆どないのが特長である。
【0028】さらに、本発明で用いる酸化亜鉛ウィスカ
は、耐熱性が高く、線膨張係数が小さく、水に不溶なセ
ラミック系フィラーであるため、IC搬送トレーに最適
なフィラーとなる。即ち、IC搬送トレーはICの乾燥
(ベーキング)工程で高温(130〜200°C)に晒
され、そのためにトレーの耐熱性や小さな線膨張係数が
要求されるため、酸化亜鉛ウィスカが最適である。
【0029】さらに、ICのリードフレームに有害なイ
オウイオンや塩素イオンを含まない点でも酸化亜鉛ウィ
スカが適している。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0031】本発明では、非帯電性包装材において新規
な導電フィラーとして、酸化亜鉛ウィスカを用い、より
好適にはテトラポット状酸化亜鉛ウィスカを用いる。こ
の酸化亜鉛ウィスカの電子顕微鏡写真を図1に示す。
【0032】しかも、本発明で用いる酸化亜鉛ウィスカ
は基部から先端までの長さが3〜200μmで、アスペ
クト比が3〜50で、抵抗率が105 〜109 Ω−cmの
ものが好適である。
【0033】この酸化亜鉛ウィスカは、製造的には表面
に酸化皮膜を有する金属亜鉛粉末を酸素を含む雰囲気下
で加熱処理して生成させることができる。この時、生成
場所の違いによりウィスカの大きさや抵抗率の異なる酸
化亜鉛ウィスカが生成される場合があるが、この時は上
記特性以外の酸化亜鉛ウィスカは分離し、排除すること
ができる。
【0034】この酸化亜鉛ウィスカのX線回折図をとる
と、すべて酸化亜鉛のピークを示し、一方電子線回折の
結果も、転移、格子欠陥の少ない単結晶性を示した。
又、不純物含有量も少なく、原子吸光分析の結果、酸化
亜鉛が99.9%であった。
【0035】ところで、酸化亜鉛ウィスカの針状結晶部
が4軸以外に、3軸、2軸あるいは1軸のものが混在す
る場合があるが、これは4軸のウィスカの一部が折損し
たものである。
【0036】さらに、樹脂に混入した場合には、混練の
応力により4軸の酸化亜鉛ウィスカから1軸のウィスカ
に折損する場合も多い。
【0037】次に、酸化亜鉛ウィスカの基部から先端ま
での長さが200μmを越えるものと、アスペクト比
(長さ/基部の径)が50を超えるものは、混練時の折
損が激しいのと、量産性に優れないため実用的でなく、
好ましくない。
【0038】また、長さが3μmより小さい酸化亜鉛ウ
ィスカは導電付与性能が極めて劣り、反り防止効果が無
く、ミクロ補強効果がないため好ましくない。
【0039】さらに、アスペクト比が3より小さい酸化
亜鉛ウィスカは粒状の性質が強くなり、樹脂組成物のミ
クロ補強性に劣り、発塵量が増えるため好ましくない。
【0040】次に、酸化亜鉛ウィスカの抵抗率が109
Ω−cmより大きな酸化亜鉛ウィスカは、その樹脂組成物
の静電気拡散性が105 〜109 Ω/□の範囲外となる
ため好ましくない。
【0041】以上の理由から、本発明で好適なのは、長
さが3〜200μm、より好ましくは8〜50μmで、
アスペクト比が3〜50、より好ましくは5〜20で、
抵抗率が105 〜109 Ω−cm、より好ましくは107
〜109 Ω−cmの酸化亜鉛ウィスカである。
【0042】酸化亜鉛ウィスカの抵抗率の調整は、生成
中、あるいは生成後に、アルミニウムあるいは銅元素等
をドーピングすることにより行うこともできる。例え
ば、銅をドーピングして高抵抗化を図り、アルミニウム
をドーピングして低抵抗化を図ることができる。
【0043】次に、酸化亜鉛ウィスカの抵抗率の測定方
法を具体的に示す。
【0044】まず、酸化亜鉛ウィスカを0.5g採取
し、直径20mmφの一対の平板電極で均等に挟み、5kg
/cm2の圧力を試料に均一にかける。次に、この一対の平
板電極間の抵抗を超絶縁抵抗計(HP社製、High Resis
tance Meter 4329A)を用いて、測定電圧25Vで
読み取る。次に、酸化亜鉛ウィスカの圧粉試料を取り出
し、ノギスで試料厚みを測定し、この試料厚みと、試料
面積(3.14cm2 )、それに先に求めた抵抗値より計
算で抵抗率を求める。このとき以下に示す計算式を用い
る P〔Ω−cm〕=R・S/t ここで、R〔Ω 〕:抵抗値 S〔cm2 〕:試料面積 t〔cm 〕:試料厚み 但し、測定条件は25°C、40%RHとする。
【0045】本発明の非帯電性包装材用樹脂組成物やそ
れを用いた非帯電性包装材に用いる樹脂は、熱可塑性樹
脂と熱硬化性樹脂のいずれをも用いることができ、さら
に熱可塑性樹脂は、結晶性樹脂及び非晶性樹脂のいずれ
も用いることができる。
【0046】使用する熱可塑性樹脂は限定するものでは
ないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩素化ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリアミド、ポリスルホン、ポリエーテ
ルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスル
ホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケト
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ABS樹脂、ポリブ
タジエン、ポリメチルメタアクリレート、ポリアクリル
ニトリル、ポリアセタール、ポリカーボネート、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン−
テトラフロロエチレン共重合体、芳香族ポリエステル、
ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリ塩化ビニリ
デン、”テフロン”(デュポン社製フッ素樹脂)、ポリ
アリレート、ポリ塩化ビニル、グラフト化ポリフェニレ
ンエーテル(変性PPE樹脂)、ポリスチレン等の単独
又はこれらの共重合体から成る樹脂や、かかる樹脂の2
種以上のアロイや混合物が適用される。
【0047】とりわけ、結晶性成分の多い樹脂が好適な
結果を与えるが、中でもポリプロピレン樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂が電気特性と機械特性の両面か
ら特に好ましい。
【0048】一方、熱可塑性樹脂のうち非晶性樹脂は、
成形収縮や反りの面で好適な結果を与えるため使用され
るが、特にポリエーテルスルホン樹脂、ポリエーテルイ
ミド、ポリカーボネート、変性PPE樹脂が、耐熱性に
優れ好適である。さらに、熱可塑性樹脂では、メルトフ
ローレートが1グラム/10min 以上、好ましくは10
グラム/10min 以上の樹脂が好適である。このメルト
フローレートはASTM−D1238に準拠するもので
ある。
【0049】さらに、熱硬化性樹脂では、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン
樹脂、シリコン樹脂、メラミン−ユリア樹脂等が適用さ
れるが、特にフェノール樹脂が耐熱性的に適しており好
適である。
【0050】次に、樹脂中への酸化亜鉛ウィスカの配合
率は、特に限定するものでないが、10重量%以上で8
0重量%以下でも好適に作用する。特に、30重量%以
上で80重量%以下が好ましく、さらに35重量%以上
で70重量%以下が最も望ましい。
【0051】その理由は、10重量%未満では、充分な
導電性と「反り」防止効果とミクロ補強性が不充分であ
り、80重量%を越えると、電気特性が飽和する上、組
成物の衝撃性が低下し脆くなる上、コスト的にも不利な
ものとなり好ましくない。
【0052】また、本発明は従来より用いられてきた導
電フィラー、即ち、銀、銅、金、アルミニウム、ニッケ
ル、パラジウム、鉄、ステンレス鋼等の金属系や、酸化
錫、アンチモンドープ酸化錫、導電性チタン酸カリウ
ム、酸化インジウム、酸化鉛等の金属酸化物系、あるい
は炭化珪素、炭化ジルコニウム、炭化チタニウム等の炭
素物系、あるいは高導電性カーボン、グラファイト、ア
セチレンブラック等の炭素系の粉末、フレーク、ビー
ズ、繊維、あるいは例えばアンチモンドープ酸化錫など
の上記粉末材料を絶縁性あるいは低導電性の各種粉末、
フレーク、ビーズ、繊維系材料に各種方法でコートした
導電フィラーを適当量配合して、導電性やその他の物性
を改善することを妨げるものでないことは勿論である。
中でも、ステンレス繊維(1〜50重量%)との併用が
特に有利である。
【0053】また、一方ポリアセチレン、ポリピロー
ル、ポリチオフェン、ポリアニリン、TCNQ等の有機
導電性高分子の粉末やフレークを導電性フィラーとして
適当量併用したり、高アルコール、第4級アンモニウム
塩、カリウム塩やナトリウム塩タイプの両性カチオン・
アニオン型帯電防止剤を適当量添加することも妨げるも
のでない。
【0054】その他、全体の導電性を著しく損なうこと
のない範囲で、各種機械物性の改善やトータルコスト低
減、あるいは難燃化の目的で、従来より用いられてきた
各種充填剤や難燃剤(例えば、ガラスファイバ、ガラス
フレーク、ガラスビーズ、タルク、マイカ、炭酸カルシ
ウム、クレー、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、ア
ルミナ、酸化チタン、シリカ、ホワイトカーボン、けい
そう土、二硫化モリブデン、カーボンブラック、グラフ
ァイト、木粉、ホスファゲン化合物、リン酸エステル
等)、さらに酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ等の着色
剤、各種安定剤や劣化防止剤等を適当量配合することも
また何ら差し支えない。
【0055】特に、マイカやガラスファイバ、さらには
ガラスフレークとの併用により、成形物の「反り」抑制
を図ることは効果的である。
【0056】次に、樹脂と酸化亜鉛ウィスカの混合混練
には、従来よりこの種の複合材料の混練に用いられてき
た各種装置が用いられる。即ち、単軸式や多軸式の押出
機の使用が良好な結果を与え、またリボンブレンダーや
スーパーミキサー(ヘンシエルミキサー)などのスクリ
ュー回転翼式容器固定型、あるいは水平円筒型や傾斜円
筒型、又はV型のタンブルミキサー等の容器回転型混合
機等が用いられる。
【0057】さらに、非帯電性包装材の成形には、従来
より樹脂の成形に適用されてきたすべての成形加工法を
適用することができる。即ち、射出成形、押出成形、圧
縮成形、真空成形、吹込成形などが特に適している。
【0058】次に、場合によりバランスの取れた特性を
目指して、カップリング剤で表面処理した酸化亜鉛ウィ
スカが用いられる。カップリング剤としては、シラン系
あるいはクロム系あるいはチタン系カップリング剤、そ
れにシリルパーオキサイド系、有機リン酸系が使用でき
るが、特にシランカップリング剤が有効である。
【0059】シランカップリング剤としては、γ−グリ
シドオキシプロピルトリメトキシシラン(A−18
7)、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトオキシシ
ラン(A−174)、ビニル−トリス(ベータメトキシ
エトキシ)シラン(A−172)、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン(A−1100)、ビニルトリエト
キシシラン、ベータ,3,4エポキシシクロヘキシルエ
チルトリメトキシシラン、ガンマメルカプトプロピルト
リメトキシシランなどが用いられ、特にA−187系が
有効である。
【0060】クロム系カップリング剤としては、メタク
リレートクロミッククロライド(MCC:Volan ;Du P
ont 社製品名)等が用いられる。
【0061】チタン系カップリング剤としては、テトラ
イソプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テ
トラステアリルチタネート、イソプロポキシチタニウム
ステアレート、チタニウムラクテートなどが使用でき
る。
【0062】次に、シリルパーオキサイド系カップリン
グ剤としては、 (CH3 4-n Si(OO t-butyl)n や、
【0063】
【化1】
【0064】や、
【0065】
【化2】
【0066】や、
【0067】
【化3】
【0068】などが使用できる。
【0069】また、有機リン酸系カップリング剤として
は、
【0070】
【化4】
【0071】や、
【0072】
【化5】
【0073】や、
【0074】
【化6】
【0075】などが使用できる。
【0076】また、カップリング剤による表面処理の仕
方は、一般的な粉体の表面処理方法が適用できる。
【0077】例えば、シランカップリング剤を例にとる
と、 シランカップリング剤を水(少量のHClを含む)
か溶剤(少量の酢酸を含む)に溶解する。
【0078】 100℃以下に加熱する(カップリン
グ剤分子が加水分解する)。
【0079】 この溶液中に処理しようとする酸化亜
鉛ウィスカを入れ、よく分散したスラリーを作る(粉体
表面にカップリング剤分子の反応層が形成される)。
【0080】 酸化亜鉛ウィスカを処理液から分離、
乾燥後、150°C以下に加熱処理する。
【0081】以上の工程により表面処理が完了する。
【0082】この他、酸化亜鉛ウィスカを攪拌しなが
ら、表面処理剤を含んだ溶液をスプレーして表面処理す
る方法でもよい。
【0083】カップリング剤を酸化亜鉛ウィスカに対し
て、0.005wt%〜10wt%処理することにより効果
が現れるが、特に0.01wt%〜5wt%の範囲において
効果が大きい。
【0084】次に、本発明の非帯電性包装材は、基本的
に各種静電気対策品に応用することかできる。即ち、I
C搬送トレー、ICマガジン、ICやプリント基板等の
通いトレー、導電性パーツボックス、コンテナ、真空成
形用導電シート、人体アース装置、導電性フロアマッ
ト、静電靴、導電性基板ホルダー、導電袋、導電密封容
器等に本発明を応用することを妨げるものではない。
【0085】中でも、IC搬送トレーは、一般に大きさ
が大体20cm×30cm×厚さ数mmの大きさのものが多い
が、本発明は特に常温や高温(130〜200°C)で
使用するIC搬送トレーに適用でき、とりわけ色分け管
理の可能な着色IC搬送トレーに対して特に好適であ
る。
【0086】酸化亜鉛ウィスカは、非帯電性包装材用フ
ィラーとして製品となることができ、非帯電性包装材用
樹脂組成物はペレット状や粉状、あるいは成形体として
製品となり、非帯電性包装材はIC搬送トレーやICマ
ガジン、通いトレー等の完成製品となる。
【0087】(実施例1)純度99.99%の純亜鉛線
を、アーク放電方式による溶射法で空気中に溶射し、直
後、その粉末(金属亜鉛粉末)1kgを回収し、これをイ
オン交換水500g中に投入し、乳鉢型擂潰機で20分
間攪拌処理する。次に、温度26°Cの水中に72時間
放置熟成する。水量は粉体層から約1cmの水位を保ち、
大気中で保管した。この水中放置後、150°Cで30
分間の乾燥を行うことにより、粉末表面の水分を除去す
る。次に、この粉末をアルミナ磁器製のルツボ中に入
れ、予め970°Cに保たれた炉内に、ルツボを配置し
て約1時間の加熱処理を行った。この結果、ルツボ内の
下層部には団塊状酸化亜鉛が生成され、上層部には、み
かけ嵩密度0.08の巨大テトラポット状酸化亜鉛ウィ
スカ集合体が生成された。生成酸化亜鉛中の上記ウィス
カ集合体の割合は82重量%であった。得られた酸化亜
鉛ウィスカの電子顕微鏡写真を図1に示す。
【0088】このウィスカー集合体の各部よりサンプリ
ングして抵抗率を測定したところ、1.2×108
1.8×108 Ω−cmの範囲内に分布しており、平均
1.5×108 Ω−cmであることがわかった。このよう
にして得られた酸化亜鉛ウィスカーを非帯電性包装材用
フィラーとした。
【0089】(実施例2)上記実施例1と同じ方法で、
充分な量の酸化亜鉛ウィスカを得た。まず、酸化亜鉛ウ
ィスカを3kg秤量し、次にポリプロピレン樹脂(三菱油
化製;グレードBC1;メルトフローレート:33g/
10min )を2kg秤量して両者を充分に均一に混合し
た。次に、この混合体を一軸のルーダのホッパーに投入
し、充分混練し押し出すことにより樹脂組成物ペレット
を得た。この時、樹脂の最高温度は190°Cであっ
た。このようにして得られたペレットを非帯電性包装材
用樹脂組成物とした。
【0090】次に、このペレットを用い、通常の射出成
形機を用いてIC搬送トレーを作成した。この時、金型
温度は50°Cで、シリンダの最高温度は200°Cで
あった。また、IC搬送トレーの形状は、15cm×30
cm×厚み5mmであった。
【0091】このトレーの特性を評価したところ、表1
の通りであり、IC搬送トレーとして極めて優れた特性
を備えていることがわかる。一方、このトレーの断面を
電子顕微鏡で観察したところ、テトラポット形状の酸化
亜鉛ウィスカの残存率は4%であり、大部分のテトラポ
ット形状が1軸の針状に折損していることが分かった。
【0092】(実施例3、4)酸化亜鉛ウィスカの大き
さや配合量を変えて実施例2と同様にIC搬送トレーを
作成し、評価した結果を同じく表1に示した。
【0093】(実施例5〜9)まず、抵抗率と大きさの
異なる酸化亜鉛ウィスカを準備した。次に、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂(大日本インキ化学工業(株)社
製;プラナックBT−1000S01)、ポリエーテル
スルホン樹脂(住友化学工業(株)社製;VICTRE
X PES非強化)、ポリエーテルイミド樹脂(GEプ
ラスチックス社製;ウルテム1000)、ポリカーボネ
ート樹脂(帝人化成(株)社製;パンライトL−122
5)、変性PPE樹脂(GEプラスチック社製;ノリル
731J)を用意し、ごく一般的な条件と手法で実施例
2と同様に混練し、ペレットを得た後、IC搬送トレー
を製作し、評価に供した。その結果を表1に示した。
【0094】(実施例10)まず、テトラポット状酸化
亜鉛ウィスカを用意した。次に、フェノール樹脂(住友
ベークライト(株)社製;スミコン PM−8320)
と高導電性カーボンブラックを用意した。3者を所定量
秤量し、充分に均一混合した後、圧縮成形機でIC搬送
トレーを成形した。この時、金型温度は170°Cで、
成形圧力は450kg/cm2 であった。結果を表1に示し
た。
【0095】(比較例1)アルミニウムをドープした酸
化亜鉛ウィスカを用意し、実施例2と同様にしてIC搬
送トレーを作成し、評価した結果を表2に示した。
【0096】(比較例2)超小型の酸化亜鉛ウィスカを
用いて評価した結果を同じく表2に示した。
【0097】(比較例3)実施例2で用いたポリプロピ
レン樹脂に、マイカを40重量%と高導電性カーボンブ
ラックを20重量%混練し、ペレットとし、IC搬送ト
レーを作成し、評価した。基本的な作成方法は実施例2
に従った。その結果を表2に示した。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】次に、IC搬送トレーの特性評価について
記す。
【0101】(表面抵抗の測定)10mm角(厚さ2mm、
抵抗率103 Ω−cm以下)の導電ゴム板2枚を電極に用
いる。この導電ゴム板電極2枚を平行にし(距離:10
mm)、試料面に垂直に立て圧着する。これで、接触部の
長さ10mmの電極が2本平行に10mm離れた電極系がで
きあがる。この電極両端の抵抗値を超絶縁抵抗計(HP
社製、High Resistance Meter 4329A)で読み取り
(電圧1000V)、みかけの表面抵抗値としてΩ/□
の単位で表記する。
【0102】(摩耗発塵量の測定)同品種のIC搬送ト
レーを2枚用意し、長辺側面を対向させ、均一にすり合
わせ、この時に発生する摩耗発塵量を測定する。測定は
発塵量を重量で測定し、結果は相対値で表記した。測定
に用いるIC搬送トレーの金型は同一形状のものを基本
とし、その他の測定条件は以下の通りとする。
【0103】1.往復運動:300mm/s:100回 2.対向圧力:10kg 3.測定値は3回の平均値で求める。
【0104】(反りの測定)IC搬送トレーを基準平板
上に置き、最大反りを測定した。反りが0.7mm以下を
良品とする。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように最適な導
電レベルを得ることができ、かつ成形精度が高くて反り
の発生が小さく、また発塵も生じ難く、さらに白色から
任意に彩色が可能で任意の色分けが可能な非帯電性包装
材と非帯電性包装材用樹脂組成物、及びそれに用いるフ
ィラーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化亜鉛ウィスカの結晶構造を示す電子顕微鏡
写真である。 真
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 61/04 C08L 61/04 67/03 67/03 69/00 69/00 79/08 79/08 B 81/06 81/06 101/12 101/12

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部から先端までの長さが3〜200μ
    mで、アスペクト比が3〜50で、かつ抵抗率が105
    〜109 Ω−cmの酸化亜鉛ウィスカから成ることを特徴
    とする非帯電性包装材用フィラー。
  2. 【請求項2】 酸化亜鉛ウィスカが、核部とこの核部か
    ら異なる4軸方向に伸びた針状結晶部からなるテトラポ
    ット状酸化亜鉛ウィスカである請求項1記載の非帯電性
    包装材用フィラー。
  3. 【請求項3】 樹脂に少なくとも、基部から先端までの
    長さが3〜200μmで、アスペクト比が3〜50で、
    かつ抵抗率が105 〜109Ω−cmの酸化亜鉛ウィスカ
    を含有していることを特徴とする非帯電性包装材用樹脂
    組成物。
  4. 【請求項4】 酸化亜鉛ウィスカが、核部とこの核部か
    ら異なる4軸方向に伸びた針状結晶部からなるテトラポ
    ット状酸化亜鉛ウィスカである請求項3記載の非帯電性
    包装材用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂に酸化亜鉛ウィスカを10〜80重
    量%含有していることを特徴とする請求項3又は4記載
    の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂が熱可塑性樹脂である請求項3、4
    又は5記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂が結晶性樹脂である請求項
    6記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 結晶性樹脂がポリプロピレン樹脂である
    請求項7記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 結晶性樹脂がポリブチレンテレフタレー
    ト樹脂である請求項7記載の非帯電性包装材用樹脂組成
    物。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂が非晶性樹脂である請求
    項6記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 非晶性樹脂がポリエーテルスルホンで
    ある請求項10記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 非晶性樹脂がポリエーテルイミドであ
    る請求項10記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 非晶性樹脂がポリカーボネート樹脂で
    ある請求項10記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  14. 【請求項14】 非晶性樹脂が変性PPE樹脂である請
    求項10記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 樹脂が熱硬化性樹脂である請求項3、
    4又は5記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である
    請求項15記載の非帯電性包装材用樹脂組成物。
  17. 【請求項17】 樹脂に少なくとも、基部から先端まで
    の長さが3〜200μmで、アスペクト比が3〜50
    で、かつ抵抗率が105 〜109 Ω−cmの酸化亜鉛ウィ
    スカを含有している樹脂組成物から成ることを特徴とす
    る非帯電性包装材。
  18. 【請求項18】 酸化亜鉛ウィスカが、核部とこの核部
    から異なる4軸方向に伸びた針状結晶部からなるテトラ
    ポット状酸化亜鉛ウィスカである請求項17記載の非帯
    電性包装材。
  19. 【請求項19】 樹脂に酸化亜鉛ウィスカを10〜80
    重量%含有していることを特徴とする請求項17又は1
    8記載の非帯電性包装材。
  20. 【請求項20】 包装材がIC搬送トレーである請求項
    17、18又は19記載の非帯電性包装材。
  21. 【請求項21】 樹脂にステンレス繊維と酸化亜鉛ウィ
    スカの両方を含有していることを特徴とする請求項1
    7、18、19又は20記載の非帯電性包装材。
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