JP2678019B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2678019B2
JP2678019B2 JP63171305A JP17130588A JP2678019B2 JP 2678019 B2 JP2678019 B2 JP 2678019B2 JP 63171305 A JP63171305 A JP 63171305A JP 17130588 A JP17130588 A JP 17130588A JP 2678019 B2 JP2678019 B2 JP 2678019B2
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    • G11B15/60Guiding record carrier
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/488Disposition of heads
    • G11B5/4893Disposition of heads relative to moving tape

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば再生データと記録データとの同期関
係を保持する必要のある磁気記録再生装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年、音楽の収録現場においては、個々の楽器に対応
させて多数のマイクロフォン(以下マイクと称する)を
使用する収録方式や、全ての楽器の同時演奏を行わず、
楽器を個々に演奏し、その演奏毎に録音する収録方式が
普及している。これらの収録方式には、各マイクや楽器
に対応して個々にチャンネルを割り当てて録音するマル
チチャンネル磁気記録再生装置が一般に採用されてい
る。この磁気記録再生装置の録音方式は、最近ではアナ
ログ方式からディジタル方式に移行しつつある。
上記のマルチチャンネル磁気記録再生装置による収録
においては、各楽器の演奏を同時に録音した場合であっ
ても、一回の録音で収録を完了させることが少なく、通
常、特定チャンネルの所定の演奏を満足がいくまで録音
し直すいわゆるパンチイン・アウトが行われる。また、
同時に録音しない場合には、先に録音したチャンネルの
音を再生しながら、別のチャンネルに別の楽器演奏を録
音していく同期録音が行われる。このような動作を行う
マルチチャンネル磁気記録再生装置では、磁気テープ上
における各チャンネル間の同期を高精度に保持すること
が必須条件となっている。
アナログ方式のマルチチャンネル磁気記録再生装置で
は、誘導タイプの磁気ヘッドが使用され、記録と再生と
を同一の磁気ヘッドにて行うことが可能である。従っ
て、高い同期精度を容易に実現することができる。これ
に対し、ディジタル方式の装置では、データが回路へ入
力される時刻または回路から出力される時刻と、データ
が磁気ヘッドにより磁気テープに記録される時刻または
再生される時刻との間に遅延が発生するようになってい
る。このため、単一ヘッドによる記録および再生では、
例えば前記のパンチイン・アウトを適切に行うことがで
きない。従って、磁気テープの走行方向に沿って、少な
くとも各1個の再生ヘッドと記録ヘッドとをこの順序で
所定の間隔をおいて設けることにより、ディジタル方式
による磁気記録再生を実現している。
また、上記のディジタル方式のマルチチャンネル磁気
記録再生装置では、先行する再生ヘッドと記録ヘッドと
の間における磁気テープの移動距離、即ちテープパス上
での距離をディジタル信号処理フォオーマットから許容
される範囲内に管理する必要がある。このためのメカニ
カルな調整機構については、例えば、特開昭60−59561
号公報に開示されている。
また、一般に磁気記録再生装置では、高信頼性のもと
での高密度記録化と、これによる記録媒体消費量の低
減、および装置の小型化が要求されている。
上記の高密度記録化の要求に対してはトラックピッチ
の高密度化および最短記録波長の短波長化を図ることに
より満足している。即ち、マルチチャンネル磁気記録再
生装置では、前述のように、マイクまたは楽器毎にチャ
ンネルを割り当てる必要があり、さらに、ディジタル方
式の装置では、1チャンネルの情報を記録するのに複数
トラックに分散させてデータの誤り率を下げる必要があ
るので、必然的に非常に多くのトラック数が必要とな
る。この結果、トラックピッチは例えば100μm以下と
なり、従来のアナログ方式と比較して格段に小さくなっ
ている。また、最短記録波長は0.6〜0.7μm程度になり
つつある。
マルチチャンネル磁気記録再生装置において上記のよ
うな高密度記録を達成するには、磁気テープが磁気ヘッ
ドに対する所定の位置関係を維持しつつ、μmオーダで
走行することが必要である。さらに、磁気記録特有の条
件であるスペーシングロスやアジマスロスをできるだけ
少なくして、磁気ヘッドの磁気ギャップに対する磁気テ
ープの良好な接触状態を得ること、即ち良好なヘッドタ
ッチを得ることが必要である。
以上のように、ディジタル方式のマルチチャンネル磁
気記録再生装置に要求される条件は、 1).先行する再生ヘッドと記録ヘッドとの間における
テープパス上の距離が正確に管理されていること。
2).磁気テープの走行に関し、幅方向の変動がμmオ
ーダの精度で管理されていること。
3).良好なヘッドタッチを確保すること。
である。
上記のような条件を満たすために、従来採用されてい
るマルチチャンネル磁気記録再生装置の構成は以下のよ
うになっている。
即ち、先行する再生ヘッドと記録ヘッドとの間のテー
プパス上における距離を正確に管理するために、先述の
特開昭60−59561号公報に開示されているような構成が
使用されている。また、磁気テープをμmオーダにて精
度よく走行させるために、テープガイドがテープパス内
に設けられ、これによって磁気テープが規制されるよう
になっている。さらに、良好なヘッドタッチを確保する
ためには、テープ走行面に対し、アジマス方向、あおり
方向およびチルト方向等の磁気ヘッドの姿勢と高さとを
調整する必要があり、これらの調整機能を有する懸架機
構により個々の磁気ヘッドがマウントされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の構成では、記録および再生用の
磁気ヘッドとテープガイドとの回りに種々の調整機構を
設ける必要がある関係上、磁気ヘッドおよびテープガイ
ド回りの小型化に制約が生じ、これにより装置全体の小
型化が阻まれるという問題点を有している。特に、磁気
テープを使用する磁気記録再生装置では、操作性上、オ
ープンリールタイプからカセットタイプへの移行が必須
であるものの、上記のように磁気ヘッドおよびテープガ
イド回りの小型化が困難であるため、カセット化への大
きな障害となっている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープの幅方向の
端部を案内する第1および第2の2枚のテープ案内基板
が、これら両テープ案内基板間に介装されたスペーサに
より所定間隔を隔ててほぼ平行に設けられると共に、上
記のテープ案内基板の中央部分の前部、および、テープ
供給側とテープ巻取り側の両側部分の前部に磁気テープ
面を案内するガイドポールが両テープ案内基板とほぼ垂
直に並設されているテープガイドユニットを有し、上記
第1テープ案内基板の上記中央部分のガイドポールが並
設された部分に、第2テープ案内基板側に突出して磁気
テープの幅方向の一方の端部と摺接する第1テープ案内
面が形成されると共に、上記第2テープ案内基板の上記
両側部分のガイドポールが並設された部分に、第1テー
プ案内基板側に突出して磁気テープの幅方向の他方の端
部と摺接する第2テープ案内面が形成され、上記第1テ
ープ案内面と第2テープ案内面との高さの差であるテー
プガイド幅が磁気テープの幅よりも僅かに小さくなるよ
うに設定されており、上記テープガイドユニットには、
姿勢が調整された状態にて複数の磁気ヘッドが固着され
ていることを特徴としている。
〔作 用〕
本発明の構成によれば、テープガイドユニットに案内
されて走行する磁気テープは、幅方向の端部が第2テー
プ案内基板のテープ供給側の第2テープ案内面、第1テ
ープ案内基板の中央部に形成された第1テープ案内面、
第2テープ案内基板のテープ巻取り側の第2テープ案内
面というように、交互に摺接するようになる。しかも、
テープガイドユニットにおけるテープガイド幅が、磁気
テープの幅よりも僅かに小さくなるように設定されてい
ることで、磁気テープは2枚のテープ案内基板間を略V
字状に走行するようになる。
従って、磁気テープは、第1テープ案内基板の第1テ
ープ案内面と、第2テープ案内基板の2つの第2テープ
案内面とによって安定、且つ適切に案内されるため、μ
mオーダでの走行が可能となる。これにより、磁気テー
プの走行精度の向上を図ることができる。
このように、磁気テープとテープ走行系において、磁
気テープをμmオーダで高精度の走行させるには、テー
プガイドユニットにおけるテープガイド幅をテープ幅に
対して適切に設定する必要がある。例えば、テープ幅が
8mmで、テープガイドユニットの両端に並設されている
2つのガイドポールと、テープガイドユニットの中央部
に配設されたガイドポールとの間の距離が、それぞれ等
しく約20mmで、テープガイドユニットの各ガイドポール
への磁気テープの巻きつき角が約20゜であるとき、上記
テープガイドユニットにおけるテープガイド幅が、磁気
テープの幅に対して10μm〜60μm小さくなるように設
定すれば良い。また、本発明ではテープガイドユニット
に磁気ヘッドを固着しているため、磁気テープを略V字
状に走行させるガイドローラに対して磁気ヘッドを正確
に位置決めすることが可能となるとともに、磁気記録再
生装置の小型化を図ることができる。
〔実施例1〕 本発明の第1実施例を第1図ないし第5図に基づいて
以下に説明する。
本発明に係る磁気記録再生装置を説明する前に、本発
明の前提となる磁気記録再生装置について以下に説明す
る。
上記前提となる磁気記録再生装置は、第1図および第
2図に示すように、上基板2、下基板3、スペーサ4お
よびガイドポール5・6・7からなるテープガイドユニ
ット1を有している。上記の上基板2と下基板3とは対
称形状をなし、中央部にそれぞれ前方突出部2a・3aを有
している。上基板2と下基板3との間には、横断面台形
の角柱状をなすスペーサ4が台形における下底を前方に
向けて配されている。また、上基板2と下基板3とに
は、両端部の前側部位および前方突出部2a・3aにそれぞ
れ丸棒状のガイドポール5・7・6が挿通されている。
これらガイドポール5・6・7、上基板2および下基板
3における少なくとも磁気テープ10との摺接部位は、磁
気テープ10に損傷を与え難く、かつ耐摩耗性の高い材料
を使用するのが望ましい。ガイドポール5・6・7の回
りにおける上基板2と下基板3との間の距離は、A方向
に走行する磁気テープ10を案内するため、ほぼ磁気テー
プ10の幅に等しいものの、磁気テープ10の幅よりも僅か
に広く設定されている。そして、上記の3本のガイドポ
ール5・6・7およびスペーサ4により、上基板2と下
基板3との間が上記の距離に保持されている。
また、テープガイドユニット1のスペーサ4における
前方広がりに傾斜した一方の側面と他方の側面部位に
は、スペーサ4、上基板2および下基板3に沿って再生
ヘッド8と記録ヘッド9とが設けられている。再生ヘッ
ド8と記録ヘッド9とは磁気テープ10の走行方向である
A方向に沿ってこの順序で設けられ、それぞれ磁気テー
プ10との摺接面8a・9aを前方へ突出させている。
上記の構成において、再生ヘッド8と記録ヘッド9と
の組み付けを行う際には、先ず、上基板2、下基板3、
スペーサ4およびガイドポール5・6・7からテープガ
イドユニット1を組み立てた後、再生ヘッド8と記録ヘ
ッド9とを取り付ける。再生ヘッド8と記録ヘッド9と
はそれぞれ、磁気テープ10の予め決定されているトラッ
クのトラックパターンを満足し、かつ良好なヘッドタッ
チを確保し得るように、両ヘッド8・9の姿勢の調整、
即ちアジマス、あおりおよびチルトの各方向における角
度調整が行われると共に、前方、即ち磁気テープ10方向
への突き出量の調整と、磁気テープ10の幅方向および走
行方向での位置調整とが行われた後、接着剤、または接
着剤とねじとによって固定される。
上記のように、再生ヘッド8と記録ヘッド9とは各種
の調整を行った後、テープガイドユニット1に組み付け
られているので、両ヘッド8・9に対して個々に調整機
構を付属させる必要がない。従って、構造が簡略化さ
れ、小型化することが可能である。
一方、磁気テープ10が走行する際には、ガイドポール
5・6・7に所定角度巻きついた状態で、かつガイドポ
ール5・6・7と上基板2および下基板3とに案内さ
れ、再生ヘッド8と記録ヘッド9との摺接面8a・9aと摺
接しながらA方向へ走行する。このとき、磁気テープ10
は上基板2と下基板3とに案内されることにより、僅か
のウェービングを生じるのみで円滑に走行することがで
きる。
ところが、上記構成の磁気記録再生装置では、上基板
2と下基板3との間隔にバラツキがあり、また、磁気テ
ープ10の幅にも±10μm程度のバラツキがある。このた
め、最悪の場合、上基板2と下基板3との間隔が磁気テ
ープ10に比べて数10μm広くなることがある。このよう
な場合には、磁気テープ10を各ヘッド8・9に対してμ
mオーダの位置関係を保持しながら走行させるのは困難
である。
そこで、本願発明の磁気記録再生装置では、上基板2
と下基板3との間隔にバラツキおよび磁気テープ10の幅
のバラツキを考慮し、磁気テープ10を各ヘッド8・9に
対してμmオーダの位置関係を保持しながら走行させる
構成としている。
以下に、本発明の一実施例の磁気記録再生装置につい
て第3図および第5図に基づいて以下に説明する。尚、
説明の便宜上、前記の前提となる磁気記録再生装置に示
した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説
明を省略する。
本実施例に係る磁気記録再生装置は、第3図および第
4図に示すように、第1および第2の2枚のテープ案内
基板としての上基板12および下基板13、スペーサ4およ
びガイドポール5・6・7からなるテープガイドユニッ
ト11を有している。
上記の上基板12と下基板13とは対称形状をなしておら
ず、上基板12は、サプライ側(テープ供給側)のガイド
ポール5およびテイクアップ側(テープ巻取り側)のガ
イドポール7の挿通部位回りの下面に対して、中央のガ
イドポール6の挿通部位回りの下面が若干下方へ突出し
ている。また、下基板13は、中央のガイドポール6の挿
通部位回りの上面に対して、サプライ側のガイドポール
5およびテイクアップ側のガイドポール7の挿通部位回
りの上面が若干上方へ突出している。
従って、上基板12では、中央のガイドポール6の挿通
部位回りの下面がテープガイド面(第1テープ案内面)
12bとなっており、下基板13では、サプライ側のガイド
ポール5およびテイクアップ側のガイドポール7の挿通
部位回りの上面がそれぞれテープガイド面(第2テープ
案内面)13b・13cとなっている。
つまり、上記上基板12は、その中央部に、下基板13側
に突出して磁気テープ10の幅方向の端部と摺接するテー
プガイド面12bが形成され、また、上記下基板13は、そ
のサプライ側およびテイクアップ側の両側部に、上基板
12側に突出して磁気テープ10の幅方向の端部と摺接する
テープガイド面13b・13cが形成された構成となってい
る。
上記の上基板12におけるテープガイド面12bと下基板1
3におけるテープガイド面13b・13cとの間隔、即ちテー
プガイド幅WGは磁気テープ10のテープ幅WTよりも僅かに
小さくなるように設定されている。また、距離l1は中央
のガイドポール6と再生ヘッド8の磁気ギャップとのテ
ープパス上の距離、距離l2は中央のガイドポール6と記
録ヘッド9の磁気ギャップとのテープパス上の距離を示
すと共に、距離l3は中央のガイドポール6とサプライ側
のガイドポール5とのテープパス上の距離、距離l4は中
央のガイドポール6とテイクアップ側のガイドポール7
とのテープパス上の距離をそれぞれ示している。
上記のテープガイド幅WGをテープ幅WTに対してどれだ
け小さく設定するかは、テープ幅WT、距離l3、l4および
各ガイドポール5・6・7への磁気テープ10の巻きつき
角によって変化する。例えば、テープ幅WT=8mm、距離l
3=l4≒20mm、ガイドポール5・6・7への磁気テープ1
0の巻きつき角を≒20゜とすると、10〜60μm程度小さ
くするのが適当である。
上記の構成では、磁気テープ10の良好な走行性を得る
ことができる。
即ち、本実施例の構成では、テープガイドユニット11
に案内されてA方向へ走行する磁気テープ10は、幅方向
の端部が下側のテープガイド面13b、上側のテープガイ
ド面12b、下側のテープガイド面13cというように、下上
交互に摺接するようになっている。従って、磁気テープ
10は上基板12のテープガイド面12bと下基板13のテープ
ガイド面13b・13cとによって適切に案内されるため、μ
mオーダでの走行が可能である。しかも、テープガイド
面12bとテープガイド面(第2テープ案内面)13b・13c
との間隔が、磁気テープ10の幅よりも僅かに小さくなる
ように設定されていることで、磁気テープは、2枚のテ
ープ案内基板間を略V字状に走行するようになる。
尚、磁気テープ10は、上記のように走行することによ
り、第5図に示すように、ガイドポール5・6間では右
下がりに走行し、その角度はtan-1((WT−WG)/l3)と
なる。また、ガイドポール6・7間では右上がりに走行
し、その角度はtan-1((WT−WG)/l4)となる。
従って、本実施例の構成においては、アジマス誤差を
無くすため、上記の角度を補正して再生ヘッド8と記録
ヘッド9とをテープガイドユニット11に取り付けること
が必要である。
また、本実施例の構成では、再生ヘッド8の磁気ギャ
ップ部分において、(WT−WG)×(l3−l1)/l3だけ磁
気テープ10の走行高さが低くなっている。同様に、記録
ヘッド9の磁気ギャップ部分において、(WT−WG)×
(l4−l2)/l4だけ磁気テープ10の走行高さが低くなっ
ている。従って、上記の分だけ両ヘッド8・9の高さを
補正する必要がある。
ただし、本実施例の構成では、上記のような補正が必
要であるものの、前述のように、高精度の走行を行うこ
とが可能であるから、補正が必要であるというマイナス
面を十分に補うことができる。
また、再生ヘッド8と記録ヘッド9とをテープガイド
ユニット11に組み付ける際の両ヘッド8・9の磁気ギャ
ップの間隔、および姿勢の設定は、図示しない治具を使
用することにより容易に行うことができる。そして、両
ヘッドの8・9の固定が完了した後、治具を抜脱するこ
とで、テープガイドユニット11と両ヘッド8・9とが一
体となった磁気ヘッドユニットを得ることができる。こ
れにより、ヘッド間隔およびヘッドタッチ共に補償さ
れ、高い走行精度を有する小型の磁気記録再生装置を得
ることができる。
〔実施例2〕 本発明の第2実施例を第6図に基づいて以下に説明す
る。尚、説明の便宜上、前記の実施例に示した部材と同
一の部材には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
本実施例に係る磁気記録再生装置は、第6図に示すよ
うに、記録ヘッド9の隣に記録ヘッド9と対をなして再
生ヘッド14が設けられ、磁気テープ10の走行方向に沿っ
て再生ヘッド8、磁気ヘッド9および再生ヘッド14がこ
の順序で設けられた構成となっている。この構成は、磁
気テープ10に記録した直後に再生を行い得るもの、即
ち、read after write、を行い得るものとなってい
る。上基板15と図示しない下基板とは、前記の第1実施
例と同様、テープガイド面を交互の位置に有している。
また、上記の構成以外に、2本のガイドポール間に各
1個の各ヘッド8・9・14が配されるように、4本のガ
イドポールを設けてテープガイドユニット16を構成する
ことも可能である。しかしながら、構造の小型化を図る
上においては、対をなして設けられた記録ヘッド9とテ
ープガイドユニット16とを、配置上、1個の磁気ヘッド
とみなし、上述のような配置関係とするのが好ましい。
従って、隣接して設けられる対をなす磁気ヘッドを1個
の磁気ヘッドとみなし、みかけ上(n−1)個の磁気ヘ
ッドを取り付ける場合には、n本のガイドポールを有す
るテープガイドユニットを用意し、各ガイドポール間に
各磁気ヘッドを配した構成とする。このときには、前述
のように、テープガイドユニットに案内されて走行する
磁気テープ10は幅方向の端部が上基板と下基板とに交互
に設けられたテープガイド面に案内される構成とすれば
よい。
〔発明の効果〕
本発明の磁気記録再生装置は、以上のように、磁気テ
ープの幅方向の端部を案内する第1および第2の2枚の
テープ案内基板が、これら両テープ案内基板間に介装さ
れたスペーサにより所定間隔を隔ててほぼ平行に設けら
れると共に、上記のテープ案内基板の前部には磁気テー
プ面を案内するガイドポールが両テープ案内基板とほぼ
垂直に並設されているテープガイドユニットを有し、上
記第1テープ案内基板の中央部には、第2テープ案内基
板側に突出して磁気テープの幅方向の端部と摺接する第
1テープ案内面が形成されると共に、上記第2テープ案
内基板のテープ供給側およびテープ巻取り側の両側部に
は、第1テープ案内基板側に突出して磁気テープの幅方
向の端部と摺接する第2テープ案内面が形成され、上記
テープガイドユニットにおけるテープガイド幅が、磁気
テープの幅よりも僅かに小さくなるように、例えばテー
プガイドユニットにおけるテープガイド幅が、磁気テー
プの幅に対して10μm〜60μm小さくなるように設定さ
れている構成である。
それゆえ、磁気テープを適切に案内することができ、
また、磁気ヘッドの姿勢の調整機構を省略することがで
きる。これにより、磁気テープの走行精度の向上を図る
ことができ、高い走行精度を有する小型の磁気記録再生
装置を得ることができる。
また、対向するテープ案内基板側に突出したテープ案
内面を設けた2枚のテープ案内基板をスペーサを介して
配することにより、磁気テープを略V字状に走行させる
走行経路を形成できるため、その走行経路を形成するた
めの位置合わせが非常に容易となる。また、その突出し
たテープ案内面のみにより走行経路を形成するため、構
成が簡単であり、テープ案内基板の製造が容易となる。
さらに、テープガイドユニットに磁気ヘッドを固着す
るため、斜めに走行する磁気テープに対する磁気ヘッド
の配置を精密に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の前提となる磁気記録再生
装置を示すものであって、第1図はテープガイドユニッ
トとこれに設けられた再生ヘッドおよび記録ヘッドとを
示す平面図、第2図は同正面図、第3図ないし第5図は
本発明の一実施例を示すものであって、第3図はテープ
ガイドユニットにより磁気テープが案内されるようすを
示す正面図、第4図はテープガイドユニットとこれに設
けられた再生ヘッドおよび記録ヘッドとを示す正面図、
第5図は磁気テープの走行状態を示す説明図、第6図は
その他の実施例を示すものであって、テープガイドユニ
ットとこれに設けられた再生ヘッドおよび記録ヘッドと
を示す平面図である。 1・11・16はテープガイドユニット、2・12・15は上基
板(第1テープ案内基板)、3・13は下基板(第2テー
プ案内基板)、4はスペーサ、5・6・7はガイドポー
ル、8・14は再生ヘッド、9は記録ヘッド、10は磁気テ
ープ、12aはテープガイド面(第1テープ案内面)、13a
・13bはテープガイド面(第2テープ案内面)である。
フロントページの続き (72)発明者 岡田 修 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 中塚 守 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−289569(JP,A) 実開 昭58−140514(JP,U) 実開 昭53−68214(JP,U) 実開 昭58−87132(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの幅方向の端部を案内する第1
    および第2の2枚のテープ案内基板が、これら両テープ
    案内基板間に介装されたスペーサにより所定間隔を隔て
    てほぼ平行に設けられると共に、上記のテープ案内基板
    の中央部分の前部、および、テープ供給側とテープ巻取
    り側の両側部分の前部に磁気テープ面を案内するガイド
    ポールが両テープ案内基板とほぼ垂直に並設されている
    テープガイドユニットを有し、 上記第1テープ案内基板の上記中央部分のガイドポール
    が並設された部分に、第2テープ案内基板側に突出して
    磁気テープの幅方向の一方の端部と摺接する第1テープ
    案内面が形成されると共に、上記第2テープ案内基板の
    上記両側部分のガイドポールが並設された部分に、第1
    テープ案内基板側に突出して磁気テープの幅方向の他方
    の端部と摺接する第2テープ案内面が形成され、 上記第1テープ案内面と第2テープ案内面との高さの差
    であるテープガイド幅が磁気テープの幅よりも僅かに小
    さくなるように設定されており、 上記テープガイドユニットには、姿勢が調整された状態
    にて複数の磁気ヘッドが固着されていることを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
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