JPH04216354A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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Publication number
JPH04216354A
JPH04216354A JP2314805A JP31480590A JPH04216354A JP H04216354 A JPH04216354 A JP H04216354A JP 2314805 A JP2314805 A JP 2314805A JP 31480590 A JP31480590 A JP 31480590A JP H04216354 A JPH04216354 A JP H04216354A
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JP
Japan
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tape
head
magnetic head
tape guide
groove
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JP2314805A
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English (en)
Inventor
Akio Saito
斎藤 昭夫
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Priority to EP91102125A priority patent/EP0442512B1/en
Priority to US07/655,692 priority patent/US5202808A/en
Publication of JPH04216354A publication Critical patent/JPH04216354A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、カセットテープレコーダの磁気テープを正確
な位置関係で磁気ヘッドに導き、記録・再生を行う磁気
ヘッド装置に関する。
【従来の技術】
テープに記録されている情報を読み出すとき、或いは情
報をテープに記録するとき、磁気ヘッドのギャップ面に
対して、正しい位置でテープを走行させることが必要で
ある。このため、カセットテープを使用した従来のレコ
ーダにあっては、テープの走行に対する磁気ヘッドのコ
アの位置ズレ、ギャップ角度ズレ等を調整するため、ヘ
ッド取付け台をスプリングで浮遊支持し、アジマスをネ
ジで調節する手段が採用されている。また、磁気ヘッド
及び別体のテープガイド部に、それぞれテープの走行を
案内するガイドが配置されているものもあつた。 第8図及び第9図は、その一例を示すものである。磁気
ヘッド1には、その両側にヘッドガイド部2、2が取り
付けられている。また、磁気ヘッド1が載置されたヘッ
ド取付け台3は、スプリング4でベース5に対して浮遊
支持されている。この磁気ヘッド1のベース5に対する
左右の傾きは、調節ネジ6のネジ込み量を変えることに
よつて調整することができる。また、磁気ヘッド1の両
側には、テープガイド部7、7が配置されている。 これらテープガイド部7、7及びヘッドガイド部2、2
には、テープ8の幅に対応する幅をもつた溝部7a、7
a及び2a、2aがそれぞれ形成されている。 テープ8は、一側のテープガイド部7、次いでヘッドガ
イド部2に案内されて、磁気ヘッド1のギャップ1aに
至り、他側のヘッドガイド部2及びテープガイド部7を
経て磁気ヘッド1から送り出される。このとき、テープ
8の両側がガイド2、2、7、7で規制されて蛇行や波
打ちが防止され、ギャップ1aに対して直角な方向に沿
つて走行させようとする。 しかし、各種部品の精度上の問題等を考慮するとき、ヘ
ッドガイド部2、2の溝部2a、2aとテープガイド部
7、7の溝部7a、7aとを同一直線上に正確に配置す
ることは、ヘッドガイド部2、2及びテープガイド部7
、7が別体の部品であるため現実的には不可能である。 そこで、テープガイド部7、7の溝部7a、7aを溝部
2a、2aよりも若干広幅に形成し、テープ8の走行に
大幅な変化が生じたときに、充分ではないがある程度テ
ープ8を規制する補助的な役割をテープガイド部7、7
に受け持たせている。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、溝部7a、7aを広幅に形成したテープガイ
ド部7、7にあっては、テープ8の走行方向を磁気ヘッ
ド1のギャップ1aに対し直角に維持する機能を持たな
いものとなる。そのため、やむなくヘッド取付け台3の
調節ネジ6によって磁気ヘッド1の傾斜角度等を調節し
て、テープ8の走行方向に磁気ヘッド1のギャップ1a
を合わせる作業が要求される。このとき、ギャップ1a
とヘッドガイド部2、2及び調節ネジ6との間の距離が
短いことから、極めて精度の高い作業が要求され、多大
な工数を必要とする。また、長時間が経過すると、経年
変化によつてネジの緩み等が生じ、アジマス調整がずれ
てくることがあつた。 また、テープ8のノーマル走行とリバース走行とでは走
行条件が異なるため、ノーマル走行に関してアジマスが
一致していても、リバース走行ではアジマスがずれる事
態も生じる。 この点、ノーマル走行とリバース走行とで磁気ヘッドの
向きを変えることにより、テープの走行方向に対して磁
気ヘッドのギャップを直角に維持しようとする機構が一
部で知られている(実開昭58−17624号公報参照
)。しかし、この方式では、磁気テープの走行方向に応
じて回転レバーを回転調節することによつてアジマスを
調整するため、装置構成が極めて複雑となり、テープデ
ッキの組立て作業が非常に面倒なものとなる。 また、磁気ヘッドが装着されたヘッド取付け台に一側を
傾斜面とし、他側を直立した壁とした溝部を有するヘッ
ドガイドを一体的に形成し、傾斜面にテープをカールさ
せながら、他側の直立面を基準にテープを走行させ磁気
ヘッドに送り込む機構が、実開昭60−67535号公
報で紹介されている。しかし、この機構は、ヘッドガイ
ドの傾斜面でテープを他側の直立面に摺接させるように
しているため、テープの走行に対する規制力が小さい。 そして、規制力を大きくしようとすると、傾斜面上のテ
ープ端面にダメージを受け、テープが摩耗して、磁気ヘ
ッドが汚れ易くなる。更に、常にヘッドガイドの直立面
を基準として安定してテープを走行させる構造であるた
め、ノーマル走行とリバース走行との間で走行条件に大
きな差があるオートリバース方式等に対しては不向きで
ある。 更に、実開昭60−77006号公報では、ヘッド座本
体とテープガイドとを樹脂により一体成形したヘッド装
置が記載されている。しかし、このヘッド装置において
も、ヘッド座に対してヘッドを取り付ける際、ビスの回
転によつてアジマス調整を行つているため、前述した欠
点と同様な欠点が生じていた。 そこで、本発明は、これらの問題を解消すべく案出され
たものであり、テープガイド部をヘッド取付け台と一体
的に設けることによつて、磁気ヘッドのギャップに直交
する方向に沿つてテープを精度良く走行させることがで
き、実質的にアジマス調整を不要とし、テープデッキの
組立て作業を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気ヘッド装置は、この目的を達成するため、
ヘッド装着空間に磁気ヘッドが固定されたヘッド取付け
台と、カセットハーフの小開口部に挿入されてテープの
走行を規制するテープガイド部とを備えており、テープ
ガイド部は前記ヘッド取付け台に一体形成されているこ
とを特徴とする。 ここで、テープガイド部を、両側とも直立した側壁で区
画される溝部とする。或いは、直立した側壁と傾斜した
側壁で区画される溝部で、テープガイド部を構成しても
良い。また、側壁で区画された溝部の底面は、テープ走
行方向に対して直角な軸をもつ円柱帯の周面、先端側に
アール部を付けたテーパ面、平坦な中央部の両側に形成
したテーパ面等に形成することができる。このとき、溝
部底面の角部が鋭角的に尖らないように、面取り等によ
つて丸みを付けることが好ましい。 また、磁気ヘッド装着空間の両側に、ヘッド取付け台と
一体化されたヘッドガイド部を設けることで、より精度
の良いテープ走行が可能となる。 このヘッドガイド部は、テープガイド部と同様に、両側
とも直立した側壁で構成される溝部、或いは一方が傾斜
し他方が直立した側壁で区画される溝部で構成すること
もできる。 また、ヘッドガイド部の溝部は、テープガイド郡の溝幅
と同じ、或いはこの溝幅よりも大きく形成される。同じ
溝幅でテープガイド部及びヘッドガイド部を設けた場合
には、それぞれの溝部を同一直線上に配置する。このよ
うな配置は、各ガイド部を一体成形することにより達成
される。また、これら溝部のテープ走行方向に関する長
さは、テープガイド部の溝部をヘッドガイド部の溝部よ
りも長くすることが好ましい。
【作用】
本発明の磁気ヘッドにおいては、ヘッド取付け台に一体
化されたテープガイド部によつてテープの走行が規制さ
れる。テープガイド部と磁気ヘッドのギャップとの間の
距離は長いため、テープの走行に対するテープガイド部
の規制力は、ヘッドガイド部の規制力よりも格段に大き
なものである。 そして、ガイド部がヘッド取付け台と一体的になつてい
るのて、ヘッド取付け台に装着された磁気ヘッドのヘッ
ドガイド部に対する位置関係が一義的に定まる。その結
果、ヘッド取付け台を移動シャーシに取り付けるだけの
作業で、磁気ヘッドの所定位置に対してテープを精度良
く走行させることが可能となり、従来の複雑で精密さが
要求されるアジマス調整作業を省略することができる。
【実施例】
以下、図面を参照しながら、実施例によつて本発明を具
体的に説明する。なお、これらの図において、第8図及
び第8図で示した部品等に対応するものについては、同
一の符番で指示した。 本実施例の磁気ヘッド装置は、第1図及び第2図で示す
ように、磁気ヘッド1が装着される空間部3sが形成さ
れたヘッド取付け台3を備えている。ヘッド取付け台3
には、ヘッドガイド部2、2がヘッド装着空間3sの両
側に、テープガイド部7、7が両端部にそれぞれ一体に
形成されている。 テープガイド部7、7の溝部7a、7aの幅Aは、テー
プ8の幅を考慮して高精度に仕上げられている。具体的
には、通常規格で3.76〜3.81mmに規定されて
いるCカセットテープ8に対し、幅Aを3.79〜3.
83mmに形成する。 幅Aが3.79mm未満であると、比較的幅の広いテー
プ8が送られるとき、テープ8の端部がカールされる量
が多くなつて、テープ8を傷つけ易くなる。この点、幅
Aを3.79mm以上にすることにより、カールされる
テープ8の幅が最大でも0.02mmに留まり、テープ
8に付けられる傷は実用上問題のない範囲に抑えられる
。 逆に、幅Aが3.83mmを超えると、比較的幅の狭い
テープ8が送られるとき、溝部7a、7a内におけるテ
ープ8の端部の遊びが大きくなり、走行するテープ8に
傾きが生じ易くなる。その結果、出力劣化を生じること
になる。 この出力劣化の面からも、溝Aの幅を3.79〜3.8
3mmの範囲に収めることが必要である。出力劣化は、
録音トラックの幅をw(mm)、波長をλ(m)、アジ
マスずれ機械角をα(′)、テープとガイド側壁との隙
間をΔL(mm)とするとき、次式で表される。 また、テープとガイド側壁との隙間ΔLは、ΔL=28
tanαの関係にある。そこで、出力変化と隙間ΔLと
の関係をグラフに表すとき、両者の間に第2図に示す関
係が成立している。第2図を基にして10kHzのとき
に最大限許容される出力劣化を−5dBとすると、その
ときのテープとガイドとの隙間ΔLは0.12mmとな
り、3.88mmがテープガイド幅の最大許容幅となる
。しかし、量産上好ましい出力の劣化レベルとしては、
−1.5dB程度であり、そのときのテープとガイドの
隙間ΔLは0.07mmである。したがつて、最大で3
.83mm(7)幅をもつ溝Aが量産上から好ましい寸
法となる。 テープ8の走行方向に関する溝部7a、7aの長さは、
大きくすればするほどテープ8の走行状態が安定化する
。この点では、第6図に示すように、カセットハーフ1
0に設けられている小窓12一杯のサイズにテープガイ
ド部7a、7aを作ることが好ましい。 テープガイド部7、7がヘッド取付け台と一体となつた
本発明実施例では、溝部7a、7aの両側壁共に直立さ
せたものであることが望ましい。 しかし、第4図(a)に示すように、溝部7a、7aを
傾斜した側壁7を及び直立した側壁7cで区画すること
もできる。傾斜した側壁7bは、テープ8の端部に当接
し、テープ8を直立側壁7c側に押し、所定のパスライ
ンにテープ8を維持する作用をもつ。 また、テープ8に対する溝部7a、7aの摺接状態を良
くするため、第4図(b)に示すように、テープ8の平
面部が摺動する溝部7a、7aの底面を、テープ8の走
行方向に対して直角な軸をもつ円柱体の周面で形成する
こともできる。或いは、テープ8と溝部7a、7aとの
接触を出来るだけ少なくし、摺擦に起因するテープ8の
ダメージを抑えるため、第4図(c)に示すようにテー
パ面7d、7dで溝部7a、7aの底面を形成し、テー
パ面7d及び7dが交差する箇所に曲率半径0.2mm
程度のアール部7eを設けることもできる。 更には、第4図(d)に示すように、中央部を平坦面7
fとし、両側をテーパ面7gとした溝部7a、7aを使
用することもできる。また、何れの場合にあつても、角
部が鋭角状に尖らないように、面取り等によつて丸みを
付けることが好ましい。 ヘッドガイド部2、2は、テープガイド部7、7に比較
しより高精度に仕上げる必要はないが、同等の精度に仕
上げることが好ましい。ヘッドガイド部2、2は、それ
自体を省略することも可能であるが、磁気ヘッド1に対
するテープ8の位置関係を精度良く維持する上で有効で
ある。たとえば、磁気ヘッド1が若干上向き或いは下向
きの角度でヘッド取付け台3に固定されたとき、走行す
るテープ8は、その傾斜に泊つて上方或いは下方に変位
しやすい。この点、磁気ヘッド1の側方に設けられたヘ
ッドガイド部2、2によってテープ8の変位が規制され
るため、磁気ヘッド1の所定位置にテープ8をより正確
に送り込むことが可能となる。 また、ヘッドガイド部2、2及びテープガイド部7、7
の間に直線性をもたせることが、テープ8の安定走行を
図る上で重要である。この直線性は、ヘッドガイド部2
、2に対するテープガイド部7、7の相対的位置関係を
5/100以内の寸法精度に維持することで保たれる。 ヘッドガイド部2、2を設ける場合、その溝部2a、2
aを、テープガイド部7、7の溝部7a、7aと同一直
線上に5/100以内の寸法精度で配列させる。そして
、溝部2a、2aの溝幅を、溝部7a、7aの溝幅Aと
等しいか、或いは溝幅Aよりも大きく設定する。これら
ヘッドガイド部2、2の溝部2a、2aも、テープガイ
ド部7、7と同様に傾斜側壁と直立側壁とで区画するこ
ともできる。 ヘッドガイド部2、2及びテープガイド部7、7の材質
は、ダメージを与えることなくテープ8を安定して走行
させる上から定められる。たとえば、ポリイミド系、ポ
リエステル系、ポリスチロール系、ポリアセタール系等
の合成樹脂が使用可能である。なかでも、接着性、耐薬
品性、耐油性、機械的強度、導電性等に優れ、高温及び
低温の温度変化に耐え、温度変化に起因する収縮が極め
て小さく、しかも吸湿性が低いポリフェニレンサルファ
イド樹脂が好適な材料である。 磁気ヘッド1は、ヘッド取付け台3のヘッド装着空間3
sに挿入し、角度や位置を調整した後、適宜の接着剤を
使用してヘッド取付け台3に取り付けられる。或いは、
接着剤に代えネジ止め、圧入等によって、磁気ヘッド1
をヘッド取付け台3に装着することもできる。また、ヘ
ッド取付け台3及び磁気ヘッド1を高精度に製作してお
くとき、ヘッド装着空間3sに挿入するだけで、磁気ヘ
ッド1のギャップ1aとヘッドガイド部2,2及びテー
プガイド部7、7との位置関係を精度良く維持すること
が可能となる。更に、ヘッド取付け台3を成形するとき
に、磁気ヘッド1をインサートして一体的に成形する、
いわゆるインサート成形で製作することもできる。この
場合、必要に応じて磁気ヘッド1のギャップ1aの位置
を調整しながら、成形することも可能である。 磁気ヘッド1を固定したヘッド取付け台3は、たとえば
第5図に示すように、カセットデッキの移動シャーシに
取り付けられる。すなわち、ヘッド取付け台3の底面に
位置決め突起3aを形成し、移動シャーシ3bに位置決
め突起3aが嵌め込まれる係合孔3cが形成されている
。また、位置決め突起3aの両側位置で、取付け用ビス
3dが挿入されるビス孔3eがヘッド取付け台3に穿設
されている。他方、移動シャーシ3bには、ビス孔3e
に対応する箇所にビス締着孔3fが形成されている。 ヘッド取付け台3を移動シャーシ3bに取り付けるに当
り、先ず位置決め突起3aを係合孔3cに嵌め込む。こ
れにより、磁気ヘッド1の前面とテープ8との間の距離
が規制される。次いで、取付け用ビス3dをビス孔3e
に挿通してビス締着孔3fに締着し、ヘッド取付け台3
を移動シャーシ3bに固定する。このようにして、テー
プ8のパスラインに対し精度良く磁気ヘッド1を位置決
め固定することができる。 第5図の例では、2本の取付け用ビス3d、3dによっ
てヘッド取付け台3を移動シャーシ3をに固定している
。そのため、移動シャーシ3bに対するヘッド取付け台
3の取付け強度が優れ、多少の振動や衝撃等が加わつた
場合にあつても、磁気ヘッド1の位置関係は精度良く保
たれる。 なお、移動シャーシ3bに対するヘッド取付け台3の位
置決め及び固定は、第5図に拘束されるものではなく、
他の方法を採用することも可能である。たとえば、ヘッ
ド取付け台3の底面両側に位置決め突起及び案内突起を
形成し、中央部にビス孔を穿設する。他方、移動シャー
シ3b側には、これら突起及びビス孔に対応する孔部を
形成する。 そして、ヘッド取付け台3の位置決め突起及び案内突起
を移動シャーシ3をの対応孔部に嵌め合わせた後、ビス
孔に取付け用ビスを挿通して、ヘッド取付け台3を移動
シャーシ3bに固定することができる。この場合、1本
のビスを使用することから、取付け作業が簡略化される
と共に、2個の突起を用いていることからヘッド取付け
台3の位置出しがより確実になる。 移動シャーシ3bに固定されたヘッド取付け台3のヘッ
ドガイド部2、2及びテープガイド部7、7は、第5図
及び第6図の白抜き矢印で示すように、テープの録音・
再生時に移動シャーシ3bがカセットハーフ10の方向
に移動することにより、カセットハーフ10の側面に形
成されているヘッド挿入開口11及び小窓12にそれぞ
れ挿入され、テープ8を溝部2a、2a及び溝部7a、
7aにより案内する。なお、消去ヘッドが組み込まれて
いるカセットデッキでは、カセットハーフに消去ヘッド
が挿入される位置に、テープガイド7a、7aを形成す
ることもできる。そして、テープ8は、カセットハーフ
のポール13で磁気ヘッド1方向に押圧されるように規
制されながら走行する。 このように、テープガイド部7、7をヘッド取付け台3
と一体に成形しているため、ヘッド取付け台3に装着さ
れた磁気ヘッド1とテープガイド部7、7との位置関係
は、複雑で高精度の調整作業を必要とすることなく常に
一定になる。すなわち、ヘッド取付け台3を精度良く製
作している限り、テープガイド部7、7で規制されたテ
ープ8は、磁気ヘッド1のギャップ1aに対して直交す
る方向に走行することになる。 本実施例では、たとえば10KHzのステレオテープを
再生したとき、ノーマル走行及びリバース走行共に、第
7図に示すように左チャンネルと右チャンネルとの間で
実質的に位相差のない再生が行われた。したがって、テ
ープに記録されている情報が正確に再生された。 これに対し、第8図及び第9図で示したようにヘッド取
付け台3及びテープガイド部7、7が別体となっている
テープデッキにあっては、ノーマル走行方向でアジマス
調整を行った場合にノーマル走行では位相差が少ないも
のの、リバース走行ては大きな位相差が生じた。そのた
め、リバース走行時には、アジマスのズレに起因して高
音域が出にくくなり、雑音が混じつたような感じを与え
る再生音となつた。 なお、以上の例においては、磁気ヘッド1の両側にヘッ
ドガイド部2及びテープガイド部7を設けた場合を説明
した。しかし、これに拘束されることなく、たとえばテ
ープ8を一方向にのみ走行させて再生等を行うカセット
デッキでは、磁気ヘッド1の片側にヘッドガイド部2及
びテープガイド部7を一体に設けることも可能である。 この場合、テープ8の蛇行を防止する上から、テープ8
に大きな張力が加わる巻取り側にヘッドガイド前2及び
テープガイド部7を設けることが好ましい。
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、テープガイ
ド部をヘッド取付け台に一体化しているので、テープガ
イド部でテープの走行が正しく規制され、磁気ヘッドの
ギャップとテープの走行方向とを直角に維持することが
できる。そのため、ノーマル走行時とリバース走行時の
間で位相差のない再生が行われ、しかもカセットメカで
のアジマス調整を実質的に行う必要がない。これにより
、従来アジマス調整やノーマル、リバースの走行状態を
調整するために必要とされていた部品点数や組立て工数
を大幅に省略することができることから、優れた記録・
再生機能をもつた磁気ヘッド装置を簡単で安価に製作す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
 第1図は本発明実施例の磁気ヘッド装置を示した平面
図、第2図は同磁気ヘッド装置の正面図、第3図はテー
プとガイドとの隙間ΔLが出力劣化に与える影響を表し
たグラフ、第4図(a)はテープガイド部の一例を示し
た斜視図、第4図(b)〜(d)はテープ平面に対する
ガイド部の摺接部の形状を示した図、第5図はカセット
デッキの移動シャーシに対する磁気ヘッド装置の取付け
を説明するための図、第6図は本発明の磁気ヘッド装置
とカセットハーフとの位置関係を示した斜視図、第7図
は本発明の効果を具体的に表したグラフ、第8図及び第
9図は従来の磁気ヘッド装置を示す。 1…磁気ヘッド、1a…ギャップ、2…ヘッドガイド部
、2a…溝部、3…ヘッド取付け台、3s…ヘッド装着
空間、4…スプリング、5…ベース、6…調節ネジ、7
…テープガイド部、7a…溝部、7b、7c…側壁、7
d…テーパ面、7e…アール部、7f…平坦面、7g…
テーパ面、8…テープ、10…カセットハーフ、11…
ヘッド挿入開口、12…小窓、13…ポール 特許出願人 パイオニア 株式会社

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド装着空間に磁気ヘッドが固定された
    ヘ ッド取付け台と、カセットハーフの小開口部に挿入され
    てテープの走行を規制するテープガイド部とを備えてお
    り、該テープガイド部は前記ヘッド取付け台に一体形成
    されていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテープガイド部が、直立し
    た側壁と傾斜した側壁で区画される溝部であることを特
    徴とする磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のテープガイド部は、側壁で
    区画された溝底面を平坦に形成したものであることを特
    徴とする磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】ヘッド装着空間に磁気ヘッドが固定された
    ヘ ッド取付け台と、カセットハーフの小開口部に挿入され
    てテープの走行を規制するテープガイド部と、磁気ヘッ
    ド装着空間の両側でテープの走行を規制するヘッドガイ
    ド部とを備えており、前記テープガイド部及びヘッドガ
    イド部は前記ヘッド取付け台に一体形成されていること
    を特徴とする磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のテープガイド部は、側壁で
    区画された溝底面がテープ走行方向に直交する方向に関
    して傾斜したテーパ面となつており、且つ先端部にアー
    ルが付けられていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載のテープガイド部の溝幅とヘ
    ッドガイド部の溝幅とを、走行テープの幅に対応して同
    じ幅に形成したことを特徴とする磁気ヘッド装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載のヘッドガイド部の溝幅を、
    テープガイド部の溝幅より大きくしたことを特徴とする
    磁気ヘッド装置。
  8. 【請求項8】請求項4〜7の何れかに記載のヘッドガイ
    ド部が、直立した側壁と傾斜した側壁で区画される溝部
    であることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  9. 【請求項9】請求項5〜7の何れかに記載のテープガイ
    ド部は、テープ走行方向に関してヘッドガイド部よりも
    長い溝であることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  10. 【請求項10】テープガイド部の溝幅を3.79〜3.
    83mmとしたことを特徴とする請求項1、3、4、5
    、6、7、9の何れかに記載の磁気ヘッド装置。
JP2314805A 1990-02-16 1990-11-20 磁気ヘッド装置 Pending JPH04216354A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2314805A JPH04216354A (ja) 1990-02-16 1990-11-20 磁気ヘッド装置
DE69120693T DE69120693T2 (de) 1990-02-16 1991-02-14 Magnetkopfvorrichtung für magnetische Bänder
EP91102125A EP0442512B1 (en) 1990-02-16 1991-02-14 Magnetic head device for magnetic tapes
US07/655,692 US5202808A (en) 1990-02-16 1991-02-15 Magnetic head device with tape guides for magnetic tapes

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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