JPH0628742A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH0628742A
JPH0628742A JP4182697A JP18269792A JPH0628742A JP H0628742 A JPH0628742 A JP H0628742A JP 4182697 A JP4182697 A JP 4182697A JP 18269792 A JP18269792 A JP 18269792A JP H0628742 A JPH0628742 A JP H0628742A
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magnetic
tape guide
magnetic head
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Kazuhiro Yonetani
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ導出部側の巻付角度θ1とテープ導入
部側の巻付角度θ2を最適に等しくすることで、磁気テ
ープの適正走行を保ち、アジマス角度のずれに対しても
出力レベルの低下しにくい磁気ヘッド。 【構成】 磁気テープの走行経路中、第1のテープガイ
ドに最も近接して磁気記録装置に設けられて磁気テープ
をガイドする第1のガイドポールと第1のテープガイド
間の磁気テープの走行軌跡の延長線と、第1のテープガ
イドの側面に垂直な直線とが交差してなる巻付角度と、
磁気テープの走行経路中第2のテープガイドに最も近接
して磁気記録装置に設けられて磁気テープをガイドする
第2のガイドポールと第2のテープガイド間の磁気テー
プの走行軌跡の延長線と、第2のテープガイドの側面に
垂直な直線とが交差してなる巻付角度とが近似してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記録及び/又は
再生を行なう磁気記録装置に装填されて、磁気テープと
摺接して磁気テープに記録された情報の読取りまたは記
録を行なう磁気ヘッド装置に関するもので、特に適正な
磁気テープの走行を保つことのできるものである。
【0002】
【従来の技術】カセットテープレコーダやカーステレオ
等の磁気記録装置においては、操作の簡便さのためにカ
セットテープを装着したまま正,逆両方向に再生または
録音を行なうことのできるオートリバースタイプの磁気
記録装置が普及するに致っている。
【0003】しかしながら、オートリバースタイプの磁
気記録装置において、1方向と同一の機能を正逆両方向
にもたせようとすれば磁気ヘッドの数が2倍になり、種
々の部品数が倍化するばかりでなく、ヘッド部が巨大化
して大きなスペースを要するようになってしまう。そこ
で、1つの台座に1つ以上の磁気ヘッドを組み込んだ磁
気ヘッド装置が使用される。そうした磁気ヘッド装置を
使用すれば、台座ごと回転させたり、もしくは上下にま
たは左右に動かすことによって正逆両方向に同一の機能
をはたらかすことが可能となる。
【0004】従来の磁気ヘッド装置の一例として図13
に示されるものが知られている。この図13において、
符号10は録音再生用磁気ヘッドを示しており、符号1
2は消去用磁気ヘッドを示している。これら録音再生用
磁気ヘッド10と消去用磁気ヘッド12はそれぞれ台座
14に組み込まれている。尚、録音再生用磁気ヘッド1
0と消去用磁気ヘッド12の一体化されたユニットを台
座14に組み込んだ磁気ヘッド装置もある。録音再生用
磁気ヘッド10及び消去用磁気ヘッド12にはコイルの
巻回された磁気コア(図示略)が設けられ、各磁気コア
に形成された磁気ギャップはそれぞれの磁気ヘッドの摺
動面16及び摺動面18に臨んでいる。摺動面16,1
8は、それぞれの磁気コアが磁気テープ28と確実に接
触するように湾曲している。
【0005】さらに、台座14には、磁気テープ28の
走行経路中の両側部の、一方の側部には録音再生用磁気
ヘッド10に隣接して第1テープガイド20が立設し、
他方の側部には消去用磁気ヘッド12に隣接して第2テ
ープガイド22が立設している。第1テープガイド20
及び第2テープガイド22は略平板凹字状で、凹んだ部
分のテープ案内面24,26を磁気テープ28が摺動走
行する。テープ案内面24は磁気テープ28の走行方向
に対して曲率中心38を円心として緩やかに湾曲し、テ
ープ案内面26も磁気テープ28の走行方向に対して曲
率中心40を円心として緩やかに湾曲している。
【0006】磁気テープ28は、この磁気ヘッド装置3
4を装填した磁気記録装置内の所定の走行路を走行し、
磁気記録装置に設けられたガイドポール32でガイドさ
れた後、第2テープガイド22のテープ案内面26を摺
動し、消去用磁気ヘッド12の摺動面18と録音再生用
磁気ヘッド10の摺動面16を順に摺動し、第1テープ
ガイド20のテープ案内面24を摺動し、磁気記録装置
に設けられたガイドポール30にガイドされて再び磁気
記録装置内の所定の走行路を走行する。尚、磁気テープ
28への記録または再生時には、磁気テープ28を収容
するカセットテープに設けられているフェルト製のパッ
ド72が磁気テープ28を磁気ヘッド10,12に押圧
する。
【0007】磁気テープ28が消去用磁気ヘッド12の
摺動面18に位置する磁気ギャップを摺動する際に磁気
テープ28に記録されている磁気記録が消去されたり、
また磁気テープ28が録音再生用磁気ヘッド10の摺動
面16に位置する磁気ギャップを摺動する際に、磁気テ
ープ28に記録したり、もしくは磁気テープ28に記録
されている磁気記録を読み取る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】磁気テープ28はテー
プガイド20,22によってガイドされて走行するが、
高速で走行することで僅かにぶれ、アジマス角度がずれ
る可能性があり、また、オートリバースタイプの磁気ヘ
ッドでは台座が回転することで、やはりアジマス角度が
ずれてしまう可能性がある。そこで、磁気ヘッド装置は
多少のアジマス角度のずれが生じても出力レベルが低下
しないものが望まれている。
【0009】本発明者は、従来一般の磁気ヘッド装置で
は録音再生用磁気ヘッド10側の巻付角度θ1と消去用
磁気ヘッド12側の巻付角度θ2が異なること、そし
て、このことが磁気テープの適正走行を妨げ、アジマス
角度のずれを生じさせる原因となり、またアジマス角度
が多少でもずれたときに出力レベルを著しく低下させて
しまうことを見出した。
【0010】従来の磁気ヘッド装置34では、 (1)台座14の底面36から第1テープガイド20の
テープ案内面24までの距離a1と、底面36から第2
テープガイド22のテープ案内面26までの距離a2が
等しい。 (2)第1テープガイド20のテープ案内面24の曲率
中心38と第1テープガイド20の外側面21との距離
b1と、第2テープガイド22のテープ案内面26の曲
率中心40と第2テープガイド22の外側面23との距
離b2とが等しい。 (3)第1テープガイド20のテープ案内面24の幅c
1と、第2テープガイド22のテープ案内面26の幅c2
が等しい。 (4)第1テープガイド20のテープ案内面24の曲率
r1と、第2テープガイド22のテープ案内面26の曲
率r2が等しい。 (5)台座14の中心から第1テープガイド20の外側
面21までの距離d1と、台座14の中心から第2テー
プガイド22の外側面23までの距離d2が等しいもの
であった。 これらは磁気ヘッド装置34を製造するにあたり、それ
ぞれが等しいことで製造が容易となる(例えば、金型の
作成上有利である)ために対称になっているものであっ
た。
【0011】ところが、録音再生用磁気ヘッド10の大
きさ、摺動面16の曲率およびその磁気ギャップの位置
と、消去用磁気ヘッド12の大きさ、摺動面18の曲率
およびその磁気ギャップの位置はそれぞれ異なるため、
位置および形状の等しいテープガイドで磁気テープをガ
イドするのでは、テープ導出部49側の巻付角度θ1と
テープ導入部51側の巻付角度θ2は必然的に不適切に
異なってしまうものであった。従って、磁気テープ28
の適正な走行を保つことができず、アジマス角度のずれ
に対して出力レベルが著しく低下してしまうものであっ
た。
【0012】また、台座に磁気ヘッドが1つだけ組み込
まれたものであっても、磁気ヘッドが台座の中心に組み
込まれ、かつ磁気ヘッドの形状も台座の中心を通り磁気
テープの走行方向に垂直な線に対して完全に線対称な形
状になっているとは限らないので、やはり、位置および
形状の等しいテープガイドで磁気テープの磁気ヘッドへ
の導入と導出をガイドするのでは、テープ導出部49側
の巻付角度θ1とテープ導入部51側の巻付角度θ2は必
然的に不適切に異なってしまうものであった。従って、
磁気テープ28の適正な走行を保つことができず、アジ
マス角度のずれに対して出力レベルが著しく低下してし
まうものであった。
【0013】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、テープ導出部側の巻付角度θ1とテープ導入
部側の巻付角度θ2を最適に等しくすることで、磁気テ
ープの適正走行を保ち、アジマス角度のずれに対しても
出力レベルの低下しにくい磁気ヘッドを提供するもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気ヘッ
ド装置は、走行する磁気テープに摺接する磁気ヘッドが
組み込まれた台座上で、磁気テープの走行経路中の一方
の側部に、磁気テープをガイドする第1のテープガイド
が立設し、他方の側部に磁気テープをガイドする第2の
テープガイドが立設し、台座が磁気記録装置に装填され
る磁気ヘッド装置において、磁気テープの走行経路中、
前記第1のテープガイドに最も近接して磁気記録装置に
設けられて磁気テープをガイドする第1のガイドポール
と前記第1のテープガイド間の磁気テープの走行軌跡の
延長線と、前記第1のテープガイドの側面に垂直な直線
とが交差してなる巻付角度(θ1)と、磁気テープの走
行経路中、前記第2のテープガイドに最も近接して磁気
記録装置に設けられて磁気テープをガイドする第2のガ
イドポールと前記第2のテープガイド間の磁気テープの
走行軌跡の延長線と、前記第2のテープガイドの側面に
垂直な直線とが交差してなる巻付角度(θ2)とが近似
していることを特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の磁気ヘッド装置は、走行す
る磁気テープに摺接する磁気ヘッドが組み込まれた台座
上で、磁気テープの走行経路中の一方の側部に、磁気テ
ープをガイドする第1のテープガイドが立設し、他方の
側部に磁気テープをガイドする第2のテープガイドが立
設し、台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置
において、台座の底面から第1のテープガイドのテープ
案内面までの距離(a1)と、台座の底面から第2のテ
ープガイドのテープ案内面までの距離(a2)とが異な
ることを特徴とするものである。
【0016】請求項3記載の磁気ヘッド装置は、走行す
る磁気テープに摺接する磁気ヘッドが組み込まれた台座
上で、磁気テープの走行経路中の一方の側部に、磁気テ
ープをガイドする第1のテープガイドが立設し、他方の
側部に磁気テープをガイドする第2のテープガイドが立
設し、台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置
において、第1のテープガイドのテープ案内面の曲率中
心と第1のテープガイドの外側面との距離(b1)と、
第2のテープガイドのテープ案内面の曲率中心と第2の
テープガイドの外側面との距離(b2)とが異なること
を特徴とするものである。
【0017】請求項4記載の磁気ヘッド装置は、走行す
る磁気テープに摺接する磁気ヘッドが組み込まれた台座
上で、磁気テープの走行経路中の一方の側部に、磁気テ
ープをガイドする第1のテープガイドが立設し、他方の
側部に磁気テープをガイドする第2のテープガイドが立
設し、台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置
において、第1のテープガイドのテープ案内面の幅(c
1)と、第2のテープガイドのテープ案内面の幅(c2)
とが異なることを特徴とするものである。
【0018】請求項5記載の磁気ヘッド装置は、走行す
る磁気テープに摺接する磁気ヘッドが組み込まれた台座
上で、磁気テープの走行経路中の一方の側部に、磁気テ
ープをガイドする第1のテープガイドが立設し、他方の
側部に磁気テープをガイドする第2のテープガイドが立
設し、台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置
において、第1のテープガイドのテープ案内面の曲率
(r1)と、第2のテープガイドのテープ案内面の曲率
(r2)とが異なることを特徴とするものである。
【0019】請求項6記載の磁気ヘッド装置は、走行す
る磁気テープに摺接する磁気ヘッドが組み込まれた台座
上で、磁気テープの走行経路中の一方の側部に、磁気テ
ープをガイドする第1のテープガイドが立設し、他方の
側部に磁気テープをガイドする第2のテープガイドが立
設し、台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置
において、台座の、磁気テープの走行方向中心から第1
のテープガイドの外側面までの距離(d1)と、台座の
磁気テープの走行方向中心から第2のテープガイドの外
側面までの距離(d2)が異なることを特徴とするもの
である。
【0020】
【作用】本発明は磁気テープをガイドする複数のテープ
ガイドを有する磁気ヘッド装置において、磁気テープが
磁気ヘッド上を走行する始端であるテープ導入部と、終
端であるテープ導出部に設けられる2つのテープガイド
の各大きさ、形状、位置、即ち、 (1)台座の底面から両テープガイドのテープ案内面ま
での距離 (2)両テープガイドのテープ案内面の曲率中心と各テ
ープガイドの外側面の距離 (3)両テープガイドのテープ案内面の各幅 (4)両テープガイドのテープ案内面の各曲率 (5)台座の中心から両テープガイドまでの各距離 の少なくとも1つの要件を相互に異なるようにし、テー
プ導入部専用で最適なテープガイドと、かつテープ導出
部専用で最適なテープガイドとを設けることで、テープ
導入部側の巻付角度とテープ導出部側の巻付角度を等し
くするものである。両巻付角度を等しく最適にすること
で、磁気テープの適正な走行を保ち、アジマス角度のず
れを防止すると共に、またアジマス損失を最小限に抑え
るものである。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜3を参照して以下
に説明する。尚、図1〜3に示す磁気ヘッド装置はオー
トリバースタイプのものであるが、本発明はこのタイプ
に限定されるものではなく、台座や取付板または取付枠
等に少なくとも1つ以上の磁気ヘッドと複数のテープガ
イドの設けられる磁気ヘッド装置であれば適用できるも
のである。
【0022】図1〜3に示す磁気ヘッド装置42は録音
再生用磁気ヘッド10と消去用磁気ヘッド12がそれぞ
れ台座14に組み込まれて概略構成されている。尚、録
音再生用磁気ヘッド10と消去用磁気ヘッド12を一体
化したユニットを台座14に組み込んでも良い。録音再
生用磁気ヘッド10にはコイル(図示略)の巻回された
磁気コア60,60がシールド板64を介して設けら
れ、磁気コア60の先端に形成された磁気ギャップ62
が録音再生用磁気ヘッド10の摺動面16に臨んでい
る。同様に、消去用磁気ヘッド12にもコイルの巻回さ
れた磁気コアの先端に形成された磁気ギャップ66が摺
動面18に臨んでいる。摺動面16は磁気テープ28が
磁気コア60に確実に接触するように湾曲し、摺動面1
8も磁気テープ28が消去用磁気コアに確実に接触する
ように湾曲している。録音再生用磁気ヘッド10の大き
さ、その摺動面16の曲率および磁気ギャップの位置
と、消去用磁気ヘッド12の大きさ、摺動面18の曲率
および磁気ギャップの位置は、それぞれの磁気ヘッドの
機能を効果的に作用させるために、各々異なっている。
【0023】台座14は前面輪郭がほぼ円形状をなして
いて、その中心を通り、磁気テープの走行方向に垂直な
直線B−B上に、取付孔56,58が形成されている。
これら取付孔56,58はこの磁気ヘッド装置42を磁
気記録装置のシャーシに設けられた回転駆動装置に取り
付ける際に使用するものであり、台座14はその中心を
軸に180゜づつ磁気テープの走行方向にほぼ平行な面
に沿って回転する。
【0024】さらに、台座14には、磁気テープ28の
走行経路中の一方の側部であるテープ導出部49には録
音再生用磁気ヘッド10に隣接して第1テープガイド4
4が立設し、他方の側部であるテープ導入部51には消
去用磁気ヘッド12に隣接して第2テープガイド46が
立設している。第1テープガイド44及び第2テープガ
イド46は略平板凹字状で、凹んだ部分のテープ案内面
48,50を磁気テープ28が摺動走行する。テープ案
内面48は磁気テープ28の走行方向に対して曲率中心
52を円心として緩やかに湾曲し、テープ案内面50も
磁気テープ28の走行方向に対して曲率中心54を円心
として緩やかに湾曲している。
【0025】磁気テープ28は、この磁気ヘッド装置4
2を装填した磁気記録装置内の所定の走行路を走行し、
磁気記録装置に設けられたガイドポール32でガイドさ
れた後、テープ導入部51に立設している第2テープガ
イド46のテープ案内面50を摺動し、消去用磁気ヘッ
ド12の摺動面18と録音再生用磁気ヘッド10の摺動
面16を順に摺動し、その後、テープ導出部49に立設
している第1テープガイド44のテープ案内面48を摺
動し、磁気記録装置に設けられたガイドポール30にガ
イドされて再び磁気記録装置内の所定の走行路を走行す
る。磁気テープ28への記録または再生時には、磁気テ
ープ28を収容するカセットテープに設けられているフ
ェルト製のパッド(図13参照)が磁気テープ28を磁
気ヘッド10,12に押圧する。
【0026】磁気テープ28が消去用磁気ヘッド12の
摺動面18に位置する磁気ギャップ66を摺動する際に
磁気テープ28に記録されている磁気記録が消去された
り、また磁気テープ28が録音再生用磁気ヘッド10の
摺動面16に位置する磁気ギャップ62を摺動する際に
磁気テープ28に記録したり、もしくは磁気テープ28
に記録されている磁気記録が再生される。
【0027】また、第1テープガイド44は、基体部5
9と、基体部59の肩部に形成される側片45,47で
構成され、一方の側片45においてテープ案内面48側
の部分には、テープ案内面48に対して直角に第1規制
面53が形成され、他方の側片47においてテープ案内
面48側の部分には、テープ案内面48に対して傾斜し
て連続する調整面57とテープ案内面48に対して直角
に向いて調整面57に連続する第2規制面55が形成さ
れている。前記第1規制面53と第2規制面55との間
の間隔は、磁気テープ28の幅よりも若干広い間隔に形
成されている。
【0028】図4は再生時において、パッド72(磁気
テープを収容するカセットテープに設けられている)が
磁気テープ28を磁気ヘッド10の摺動面16に押し付
けるとともに、磁気テープ28がテープガイド44のテ
ープ案内面48と調整面57に沿って変形した状態を示
している。
【0029】再生時には、磁気テープ28の幅方向側端
部の内、一端はテープガイド44の調整面57に摺接
し、磁気テープ28の他端は第1規制面53に当接し、
磁気テープ28は第1規制面53で走行位置を規制され
つつ移動する。よって走行位置が規制された状態の磁気
テープ28が録音再生用磁気ヘッド10の磁気コア60
に正規の走行位置と角度で接触するので、アジマス損失
の発生を抑制しつつ再生することができる。
【0030】この状態から頭出し操作を行なうと、パッ
ド72が磁気テープ28を録音再生用磁気ヘッド10の
摺動面16に押し付ける力が少なくなるか、なくなった
状態で早送り又は巻戻し操作等で高速走行されるので、
磁気テープ28は図5に示すようにテープガイド44の
テープ案内面48から外れるようになる。この状態にお
いては、磁気テープ28は第1規制面53と第2規制面
55との間で移動するが、第2規制面55はテープ案内
面48に対して直角に形成された面であって第1規制面
53と第2規制面55との間の間隔は磁気テープ28の
幅よりも僅かに広いだけなので、この規制面53、55
の間で磁気テープ28は幅方向に移動する自由度が小さ
くなるか、なくなるために、頭出し操作時において磁気
テープ28の走行を安定化できる。
【0031】前述のような頭出し操作時のテープ走行安
定化の効果は、図6と図7に示すようなテープガイド4
4’の構造を採用しても得ることができる。即ち、傾斜
した調整面57に連続して設ける第2規制面55’をテ
ープ案内面48に対して直角ではなく、傾斜させて設け
る。この場合、図8に示すように、テープ案内面48に
対する調整面57の傾斜角度λ1よりも、テープ案内面
48に対する第2規制面55’の傾斜角度λ2のほうが
大きくなるようにする。この場合においても第1規制面
53と第2規制面55’との間隔を磁気テープ28の幅
よりも僅かだけ広くしておけば、磁気テープ28の幅方
向の大きな移動を規制することができ、磁気テープ28
の走行性を安定化することができる。即ち、再生時には
図6に示すように、パッド72が磁気テープ28を磁気
ヘッドのテープ摺動面に押し付けるとともに、磁気テー
プ28がテープガイド44’のテープ案内面48と調整
面57に沿って変形する。そして、変形した磁気テープ
28は、調整面57によりその幅方向に付勢されるので
第1規制面53に当接して位置規制されている。
【0032】この状態から頭出し操作を行なうと、パッ
ド72が磁気テープ28を録音再生磁気ヘッド10の摺
動面16に押し付ける力が少なくなるか、なくなった状
態で早送り又は巻戻し操作等で高速走行されるので、磁
気テープ28は図7に示すようにテープガイド44’の
テープ案内面48から外れるようになるが、規制面5
3、55’の間で磁気テープ28は幅方向に移動する自
由度が小さくなるか、なくなるために、頭出し操作時に
おいて磁気テープ28の走行を安定化できる。
【0033】図9と図10に示す実施例は、テープガイ
ド44に設ける第2規制面55を省略した構造の例であ
る。図9と図10に示す構造では、頭出し時の磁気テー
プ28の上下動の自由度を小さくする効果は少ないが、
先に説明した例と同等にアジマス調節を行なうことがで
きる。図9は再生時において、パッド72が磁気テープ
28を磁気ヘッド10の摺動面16に押し付けると共
に、磁気テープ28がテープガイド44''のテープ案内
面48と調整面57に沿って変形した状態を示してい
る。図9に示すように、変形した磁気テープ28は、先
に説明した通り、傾斜した調整面57によりその幅方向
に付勢されるので第1規制面53に当接して位置規制さ
れる。
【0034】図10は頭出し操作時のもので、上記例と
同様に、磁気テープ28の幅方向の大きな移動を規制す
ることができ、磁気テープ28の走行性を安定化するこ
とができる。
【0035】尚、第2テープガイド46も第1テープガ
イドと同様に、基体部と、基体部の肩部に形成される側
片45,47で構成され、一方の側片45においてテー
プ案内面50側の部分には、テープ案内面50に対して
直角に第1規制面が形成され、他方の側片47において
テープ案内面50側の部分には、テープ案内面50に対
して傾斜して連続する調整面57とテープ案内面50に
対して直角に向いて調整面57に連続する第2規制面が
形成されている。この第1規制面と第2規制面との間の
間隔は、磁気テープ28の幅よりも若干広い間隔に形成
されている。従って、第2テープガイド46において
も、磁気テープ28の走行時には、上記したような第1
テープガイド44と同様な作用効果を有する。
【0036】本実施例の磁気ヘッド装置42では、台座
14の底面36から第1テープガイド44のテープ案内
面48までの距離a1と、底面36から第2テープガイ
ド46のテープ案内面50までの距離a2が等しくな
い。また、第1テープガイド44のテープ案内面48の
曲率中心52と第1テープガイドの外側面68の距離b
1と、第2テープガイド46のテープ案内面50の曲率
中心54と第2テープガイドの外側面70の距離b2が
等しくない。また、第1テープガイド44のテープ案内
面48の幅c1と、第2テープガイド46のテープ案内
面50の幅c2とが等しくない。また、第1テープガイ
ド44のテープ案内面48の曲率r1と、第2テープガ
イド46のテープ案内面50の曲率r2とが等しくな
い。また、台座14の中心から第1テープガイド44の
外側面68までの距離d1と、台座14の中心から第2
テープガイド46の外側面70までの距離d2が等しく
ない。
【0037】本実施例の磁気ヘッド装置42では、この
ように、台座14の底面36から両テープガイド44,
46の各テープ案内面48,50までの距離a1,a2、
両テープガイド44,46のテープ案内面48,50の
曲率中心と各テープガイド44,46の外側面68,7
0の距離b1,b2、両テープガイド44,46のテープ
案内面48,50の各幅c1,c2、両テープガイド4
4,46のテープ案内面48,50の各曲率r1,r2、
台座14の中心から両テープガイド44,46までの各
距離d1,d2をそれぞれ異なるようにすることで、テー
プ導出部49側の巻付角度θ1とテープ導入部51側の
巻付角度θ2を等しくしたものである。
【0038】尚、本発明で巻付角度θ1とは、磁気テー
プの走行経路中、第1テープガイド44に最も近接して
磁気記録装置に設けられるガイドポール30と第1テー
プガイド44間の磁気テープ28の走行軌跡の延長線α
1と、第1テープガイド44の外側面68に垂直な直線
β1とが交差してなる角度θ1のことである。同様に、巻
付角度θ2とは、磁気テープの走行経路中、第2テープ
ガイド46に最も近接して磁気記録装置に設けられるガ
イドポール32と第2テープガイド46間の磁気テープ
28の走行軌跡の延長線α2と、第2テープガイド46
の外側面70に垂直な直線β2とが交差してなる角度θ2
のことである。尚、巻付角度θ1,θ2は、20゜〜26
゜の範囲内であることが望ましい。
【0039】録音再生用磁気ヘッド10と消去用磁気ヘ
ッド12の各大きさ、摺動面16,18の各曲率および
各磁気ギャップの位置は異なるものであるから、上記、
(1)台座14の底面36から両テープガイドのテープ
案内面までの距離a1,a2、(2)両テープガイドのテ
ープ案内面の曲率中心と各テープガイドの外側面の距離
b1,b2、(3)両テープガイドのテープ案内面の各幅
c1,c2、(4)両テープガイドのテープ案内面の各曲
率r1,r2、(5)台座14の中心から両テープガイド
までの各距離d1,d2の全てが等しかったならば、巻
付角度θ1と巻付角度θ2を等しくすることはできな
い。即ち、本実施例の目的は巻付角度θ1と巻付角度θ2
を等しくすることにあり、録音再生用磁気ヘッド10の
大きさ、摺動面16の曲率および磁気ギャップ62の位
置に最適な第1テープガイド44を設け、かつ、消去用
磁気ヘッド12の大きさ、摺動面18の曲率および磁気
ギャップ66の位置に最適な第2テープガイド46を設
けることで、巻付角度θ1と巻付角度θ2を等しくするこ
とを可能としたものである。
【0040】従って、本発明の磁気ヘッド装置は、これ
ら巻付角度θ1と巻付角度θ2を等しくすることができる
ならば、(1)台座14の底面36から両テープガイド
のテープ案内面までの距離a1,a2、(2)両テープガ
イドのテープ案内面の曲率中心と各テープガイドの外側
面の距離b1,b2、(3)両テープガイドのテープ案内
面の各幅c1,c2、(4)両テープガイドのテープ案内
面の各曲率r1,r2、(5)台座14の中心から両テー
プガイドまでの各距離d1,d2の要件の内、少なくとも
1つが異なっていれば良い。
【0041】本実施例の磁気ヘッド装置42は、巻付角
度θ1と巻付角度θ2が等しいので、磁気テープ28の録
音消去用磁気ヘッド10との摺動走行状態と、磁気テー
プ28の消去用磁気ヘッド12の摺動走行状態のいづれ
もが適正であり、アジマス角度のずれが生じにくく、か
つアジマス角度にずれが生じても出力レベルの低下を抑
えることができる。
【0042】また、磁気ヘッド装置に設けられる磁気ヘ
ッドが1つだけ(例えば、再生ヘッドのみ)であって
も、磁気ヘッドが台座の中心に組み込まれ、かつ磁気ヘ
ッドの形状も台座の中心を通り磁気テープの走行方向に
垂直な線に対して完全に線対称な形状になっているとは
限らないので、従来の磁気ヘッド装置であっては、巻付
角度θ1と巻付角度θ2が異なっていたが、本実施例のよ
うに、磁気テープの導出に最適な第1テープガイドを設
け、かつ、磁気テープの導入に最適な第2テープガイド
を設けることで、巻付角度θ1と巻付角度θ2を等しくす
ることが可能となる。従って、磁気ヘッドが1つだけの
磁気ヘッド装置であっても、巻付角度θ1と巻付角度θ2
を等しくすることができるので、磁気テープの磁気ヘッ
ドとの摺動走行状態が最適となり、アジマス角度のずれ
が生じにくく、かつアジマス角度にずれが生じても出力
レベルの低下を抑えることができる。
【0043】下記条件で巻付角度θ1と巻付角度θ2の等
しい本実施例の磁気ヘッド装置を製造し、その磁気ヘッ
ド装置において、アジマス角度をずらした時の出力レベ
ルを測定した。 a1:10.29mm a2:10.26mm b1:0.8mm b2:0.85mm c1:1mm c2:0.95mm d1:6.5mm d2:6.7mm r1:3mm r2:3mm(テープガイドのテープ案内面の曲率のみ等
しくした)
【0044】また、比較例として、a1とa2、b1とb
2、c1とc2、d1とd2、r1とr2のそれぞれが等し
く、巻付角度θ1と巻付角度θ2の異なる磁気ヘッド装置
で同様の測定を行なった。本実施例の磁気ヘッド装置の
測定結果を図11に、比較例の磁気ヘッド装置の測定結
果を12に示す。尚、図11,12中、□は左チャンネ
ルであり、+は右チャンネルの出力レベルを示す。
【0045】図12から、比較例の磁気ヘッド装置であ
っては、アジマス角度が0.8゜以上または−0.4゜以
下であると、急激に出力レベルが低下していることがわ
かる。しかしながら、図11から、本実施例の磁気ヘッ
ド装置では、アジマス角度が1.2゜〜−0.8゜の広い
範囲にわたって安定して高い出力レベルを得ていること
がわかる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の磁気ヘッド装置は、走行
する磁気テープに摺接する磁気ヘッドが組み込まれた台
座上で、磁気テープの走行経路中の一方の側部に、磁気
テープをガイドする第1のテープガイドが立設し、他方
の側部に磁気テープをガイドする第2のテープガイドが
立設し、台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装
置において、磁気テープの走行経路中、前記第1のテー
プガイドに最も近接して磁気記録装置に設けられて磁気
テープをガイドする第1のガイドポールと前記第1のテ
ープガイド間の磁気テープの走行軌跡の延長線と、前記
第1のテープガイドの側面に垂直な直線とが交差してな
る巻付角度(θ1)と、磁気テープの走行経路中、前記
第2のテープガイドに最も近接して磁気記録装置に設け
られて磁気テープをガイドする第2のガイドポールと前
記第2のテープガイド間の磁気テープの走行軌跡の延長
線と、前記第2のテープガイドの側面に垂直な直線とが
交差してなる巻付角度(θ2)とが近似していることを
特徴とするものである。
【0047】請求項2記載の磁気ヘッド装置は、台座の
底面から第1のテープガイドのテープ案内面までの距離
(a1)と、台座の底面から第2のテープガイドのテー
プ案内面までの距離(a2)とが異なるようにすること
で、テープ導出部側の巻付角度とテープ導入部側の巻付
角度を等しく最適にしたものである。
【0048】請求項3記載の磁気ヘッド装置は、第1の
テープガイドのテープ案内面の曲率中心と第1のテープ
ガイドの外側面との距離(b1)と、第2のテープガイ
ドのテープ案内面の曲率中心と第2のテープガイドの外
側面との距離(b2)とが異なるようにすることで、テ
ープ導出部側の巻付角度とテープ導入部側の巻付角度を
等しく最適にしたものである。
【0049】請求項4記載の磁気ヘッド装置は、第1の
テープガイドのテープ案内面の幅(c1)と、第2のテ
ープガイドのテープ案内面の幅(c2)とが異なるよう
にすることで、テープ導出部側の巻付角度とテープ導入
部側の巻付角度を等しく最適にしたものである。
【0050】請求項5記載の磁気ヘッド装置は、第1の
テープガイドのテープ案内面の曲率(r1)と、第2の
テープガイドのテープ案内面の曲率(r2)とが異なる
ようにすることで、テープ導出部側の巻付角度とテープ
導入部側の巻付角度を等しく最適にしたものである。
【0051】請求項6記載の磁気ヘッド装置は、台座
の、磁気テープの走行方向中心から第1のテープガイド
の外側面までの距離(d1)と、台座の磁気テープの走
行方向中心から第2のテープガイドの外側面までの距離
(d2)が異なるようにすることで、テープ導出部側の
巻付角度とテープ導入部側の巻付角度を等しく最適にし
たものである。
【0052】テープ導入部に対する巻付角度とテープ導
出部に対する巻付角度を等しく最適にすることで、磁気
テープの走行が安定化し、アジマス角度のずれを防止す
ることができる。さらに、アジマス角度のずれに対する
出力レベルの低下も最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の磁気ヘッド装置の平面図である。
【図2】図1のA−A側断面図である。
【図3】図1の左方からの側面図である。
【図4】本実施例の磁気ヘッド装置において、テープガ
イドと磁気テープの記録再生時の摺接状態を示す側面図
である。
【図5】本実施例の磁気ヘッド装置において、テープガ
イドと磁気テープの頭出し時の摺接状態を示す側面図で
ある。
【図6】本発明に係る磁気ヘッド装置の他の例におい
て、テープガイドと磁気テープの記録再生時の摺接状態
を示す側面図である。
【図7】本発明に係る磁気ヘッド装置の他の例におい
て、テープガイドと磁気テープの頭出し時の摺接状態を
示す側面図である。
【図8】本発明に係る磁気ヘッド装置の他の例におい
て、テープガイドの調整面と第2規制面の角度を示す側
面図である。
【図9】本発明に係る磁気ヘッドの別の例において、テ
ープガイドと磁気テープの記録再生時の摺接状態を示す
側面図である。
【図10】本発明に係る磁気ヘッドの別の例において、
テープガイドと磁気テープの頭出し時の摺接状態を示す
側面図である。
【図11】本実施例の磁気ヘッド装置の、アジマス角度
に対する出力レベルの測定結果を示すグラフである。
【図12】比較例の磁気ヘッド装置の、アジマス角度に
対する出力レベルの測定結果を示すグラフである。
【図13】従来例の磁気ヘッド装置の側断面図である。
【符号の説明】
10 録音再生用磁気ヘッド 12 消去用磁気ヘッド 14 台座 16 摺動面 18 摺動面 20 第1テープガイド 21 外側面 22 第2テープガイド 23 外側面 24 テープ案内面 26 テープ案内面 28 磁気テープ 30 ガイドポール 32 ガイドポール 34 磁気ヘッド装置 36 台座底面 38 曲率中心 40 曲率中心 42 磁気ヘッド装置 44 第1テープガイド 46 第2テープガイド 48 テープ案内面 49 テープ導出部 50 テープ案内面 51 テープ導入部 52 曲率中心 54 曲率中心 60 磁気コア 62 磁気ギャップ 66 磁気ギャップ 68 外側面 70 外側面 a1 台座底面から第1テープガイドのテープ案内面ま
での距離 a2 台座底面から第2テープガイドのテープ案内面ま
での距離 b1 第1テープガイドのテープ案内面の曲率中心と第
1テープガイドの外側面の距離 b2 第2テープガイドのテープ案内面の曲率中心と第
2テープガイドの外側面の距離 c1 第1テープガイドのテープ案内面の幅 c2 第2テープガイドのテープ案内面の幅 d1 台座中心から第1テープガイドまでの距離 d2 台座中心から第2テープガイドまでの距離 r1 第1テープガイドのテープ案内面の曲率 r2 第2テープガイドのテープ案内面の曲率 α1 第1のガイドポールと第1のテープガイド間の磁
気テープの走行軌跡の延長線 α2 第2のガイドポールと第2のテープガイド間の磁
気テープの走行軌跡の延長線 β1 第1のテープガイドの側面に垂直な直線 β2 第2のテープガイドの側面に垂直な直線 θ1 巻付角度 θ2 巻付角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する磁気テープに摺接する磁気ヘッ
    ドが組み込まれた台座(14)上で、磁気テープの走行
    経路中の一方の側部に、磁気テープをガイドする第1の
    テープガイド(44)が立設し、他方の側部に磁気テー
    プをガイドする第2のテープガイド(46)が立設し、
    台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置におい
    て、 磁気テープの走行経路中、前記第1のテープガイドに最
    も近接して磁気記録装置に設けられて磁気テープをガイ
    ドする第1のガイドポール(30)と前記第1のテープ
    ガイド間の磁気テープの走行軌跡の延長線(α1)と、 前記第1のテープガイドの側面に垂直な直線(β1)と
    が交差してなる巻付角度(θ1)と、 磁気テープの走行経路中、前記第2のテープガイドに最
    も近接して磁気記録装置に設けられて磁気テープをガイ
    ドする第2のガイドポール(32)と前記第2のテープ
    ガイド間の磁気テープの走行軌跡の延長線(α2)と、 前記第2のテープガイドの側面に垂直な直線(β2)と
    が交差してなる巻付角度(θ2)とが近似していること
    を特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 走行する磁気テープに摺接する磁気ヘッ
    ドが組み込まれた台座(14)上で、磁気テープの走行
    経路中の一方の側部に、磁気テープをガイドする第1の
    テープガイド(44)が立設し、他方の側部に磁気テー
    プをガイドする第2のテープガイド(46)が立設し、
    台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置におい
    て、 台座の底面から第1のテープガイドのテープ案内面まで
    の距離(a1)と、台座の底面から第2のテープガイド
    のテープ案内面までの距離(a2)とが異なることを特
    徴とする磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 走行する磁気テープに摺接する磁気ヘッ
    ドが組み込まれた台座(14)上で、磁気テープの走行
    経路中の一方の側部に、磁気テープをガイドする第1の
    テープガイド(44)が立設し、他方の側部に磁気テー
    プをガイドする第2のテープガイド(46)が立設し、
    台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置におい
    て、 第1のテープガイドのテープ案内面の曲率中心(52)
    と第1のテープガイドの外側面との距離(b1)と、 第2のテープガイドのテープ案内面の曲率中心(54)
    と第2のテープガイドの外側面との距離(b2)とが異
    なることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 走行する磁気テープに摺接する磁気ヘッ
    ドが組み込まれた台座(14)上で、磁気テープの走行
    経路中の一方の側部に、磁気テープをガイドする第1の
    テープガイド(44)が立設し、他方の側部に磁気テー
    プをガイドする第2のテープガイド(46)が立設し、
    台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置におい
    て、 第1のテープガイドのテープ案内面の幅(c1)と、第
    2のテープガイドのテープ案内面の幅(c2)とが異な
    ることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 走行する磁気テープに摺接する磁気ヘッ
    ドが組み込まれた台座(14)上で、磁気テープの走行
    経路中の一方の側部に、磁気テープをガイドする第1の
    テープガイド(44)が立設し、他方の側部に磁気テー
    プをガイドする第2のテープガイド(46)が立設し、
    台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置におい
    て、 第1のテープガイドのテープ案内面の曲率(r1)と、
    第2のテープガイドのテープ案内面の曲率(r2)とが
    異なることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 走行する磁気テープに摺接する磁気ヘッ
    ドが組み込まれた台座(14)上で、磁気テープの走行
    経路中の一方の側部に、磁気テープをガイドする第1の
    テープガイド(44)が立設し、他方の側部に磁気テー
    プをガイドする第2のテープガイド(46)が立設し、
    台座が磁気記録装置に装填される磁気ヘッド装置におい
    て、 台座の、磁気テープの走行方向中心から第1のテープガ
    イドの外側面までの距離(d1)と、台座の磁気テープ
    の走行方向中心から第2のテープガイドの外側面までの
    距離(d2)が異なることを特徴とする磁気ヘッド装
    置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54127515U (ja) * 1978-02-27 1979-09-05
JPS57167158A (en) * 1981-04-06 1982-10-14 Sharp Corp Cassette tape recorder
JPH04216354A (ja) * 1990-02-16 1992-08-06 Pioneer Electron Corp 磁気ヘッド装置
JP3052843U (ja) * 1998-03-31 1998-10-09 株式会社シイエヌケイ 磁気分離器

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