JP3164359B2 - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JP3164359B2 JP33977490A JP33977490A JP3164359B2 JP 3164359 B2 JP3164359 B2 JP 3164359B2 JP 33977490 A JP33977490 A JP 33977490A JP 33977490 A JP33977490 A JP 33977490A JP 3164359 B2 JP3164359 B2 JP 3164359B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A産業上の利用分野 本発明は回転ドラム装置に関し、例えばDAT(digital
audio taperecorder)のテープリードを有する回転ド
ラム装置に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、テープリードを有する回転ドラム装置にお
いて、テープリードにおけるテープ状記録媒体との接触
部を山型に形成することにより、テープ状記録媒体の走
行路の調整を一段と容易にし得ると共に、一段と簡易な
工程によつて当該回転ドラム装置を製造することができ
る。
C従来の技術 従来DAT等の記録再生装置においては、回転ドラムの
周側面の所定位置に磁気テープを摺動させると共に回転
ドラムを回転させることにより、当該回転ドラムに設け
られた磁気ヘツドによつて磁気テープ上に走査トラツク
を形成し、これにより当該磁気テープ上に情報を記録又
は再生するようになされている。
ここで回転ドラムの周側面においては、磁気ヘツドが
磁気テープ上に正しく走査トラツクを形成し得る方法と
して、磁気テープの走行路をテープリードによつて規制
するようになされている。
すなわち第6図に示すように回転ドラム装置1は、所
定方向に回転するようになされた上ドラム2の周側面に
おいて僅かに突出するように磁気ヘツドが設けられてお
り、当該上ドラム2の周側面上を磁気ヘツドの回転方向
に対して所定角度だけずれた状態で矢印a方向に摺動す
る磁気テープ3上に順次斜めに走査トラツクを形成する
ようになされている。
この磁気テープ3は第7図に示すように、ガイドロー
ラ11及び14並びに傾斜ガイド12及び13によつて回転ドラ
ム装置1に対して90゜の巻き付け角度で巻き付けられて
おり、当該90゜の角度に亘つて磁気テープ3が回転ドラ
ム装置1に摺接する摺接部5においては固定ドラム4
(第6図)に設けられたテープリード6によつて走行路
が規制されている。
すなわち第8図に示すように固定ドラム4はその周側
面上においては磁気テープ3の摺接部5に亘つて突設し
たテープリード6を有し、当該テープリード6には回転
ドラム装置1に対して60゜の角間隔に亘つて磁気テープ
3を係合するリード部6Aが形成されている。
ここで磁気テープ3はガイドローラ11及び14によつて
リード部6Aよりも僅かに下を走行するようになされてい
ることにより、当該リード部6Aにおいて磁気テープ3の
側縁部3Aが当接し、これにより当該磁気テープ3が磁気
ヘツドによつて正しく走査される走行路に位置決めされ
るようになされている。
D発明が解決しようとする課題 ところがこのような磁気テープ摺動部5のほぼ全体に
亘つて磁気テープ3を位置決めしようとすると、リード
部6Aの磁気ヘツド回転方向に対する角度、当該リード部
6Aの直線性及び回転ドラム装置1の軸リード部6Aとの角
度を高い精度で実現しなければならず、加工工程が煩雑
化する問題があつた。
また実際上このような高精度の加工によつてリード部
6Aを形成した場合においても、個々の回転ドラム装置に
おいて、各リード部6Aの磁気ヘツド回転方向に対する角
度及び当該リード部6Aの直線性がそれぞれ加工精度の僅
かな誤差によつてばらつくと共に、リード部6Aの磁気テ
ープ当接部には微小な凹凸が生じることにより、磁気テ
ープ3の実際の走行路を必ずしも目標位置に規制し得
ず、この場合ガイドローラ11及び14等のテープ走行系に
よつて磁気テープ3の走行角度を調整しなければならな
くなるが、リード部6Aが磁気テープ3の摺動部5のほぼ
全体に亘つて形成されていることにより、走行角度の調
整が困難になる問題があつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、一段と
容易に磁気テープの走行路を調整し得ると共に、一段と
簡易な工程によつて形成し得るテープリードを有する回
転ドラム装置を提案しようとするものである。
E課題を解決するための手段 かかる課題を解決するため本発明においては、テープ
状記録媒体3の走行路を位置決めするテープリード23が
回転ドラム2の回転軸と同軸上に配される固定ドラム22
の周側面に一体に設けられる回転ドラム装置20におい
て、テープリード23は、テープ状記録媒体3と当接する
ことにより走行路を位置決めする単一の頂上部23Aと、
単一の頂上部23Aの両側に形成され、固定ドラム22の周
側面に沿つて頂上部23Aから離れていくに従つて、位置
決めされるテープ状記録媒体3から離間するように傾斜
する一対の傾斜部23Bとを有する山型に形成されてい
る。
F作用 テープリード23を山型(23A、23B)に形成することに
より、テープ状記録媒体3の走行路の位置決めを当該山
型の頂上部(23A)において行うことができると共に、
両側位置に形成された一対の傾斜部23Bによつて早送り
時のテープ状記録媒体3の振れを規制することができ、
これによりテープ状記録媒体3の走行方向の調整を走行
系の構成部品によつて容易に行うことができる。
また高い加工精度が必要なテープ状記録媒体3の走行
路の位置決め部を山型の頂上部23Aに形成したことによ
り、当該位置決め部を一段と狭い範囲で形成することが
でき、これにより一段と簡易な工程によつて当該回転ド
ラム装置20を製造することができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
第6図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、回転ドラム装置20は直径30[mm]の上ドラム2
及び固定ドラム22に磁気テープ3が90゜の巻き付け角度
によつて巻き付けられている。
固定ドラム22の周側面には第2図に示すように所定の
突出量だけ突出してテープリード23が切削加工により形
成されている。
このテープリード23は第3図に示すように、側面中心
部分に磁気テープ3の走行方向に平行な平面部でなるリ
ード部23Aが固定ドラム22に対してほぼ5゜〜20゜の角
間隔の僅かな範囲で形成され、当該リード部23Aから両
側にそれぞれ傾斜部23Bが形成されている。
従つてテープリード23は全体として山型に形成され、
当該山型の頂上部分に形成されたリード部23Aは磁気テ
ープ3の巻き付け中心位置において、磁気テープ3を当
接することにより当該磁気テープ3の走行路を位置決め
するようになされている。
さらに当該リード部23Aを平面(直線)によつて形成
することにより、基準面Hからのリード部23Aの高さを
容易に測定し得るようになされている。
また傾斜部23Bにおけるリード部23Aから45゜の角間隔
位置においては磁気テープ3の側縁部3Aとの距離D1がほ
ぼ7〜10[μm]となるように形成されている。
以上の構成において磁気テープ3はガイドローラ11及
び14によつてリード部23Aよりも僅かに下を走行するよ
うになされていることにより、当該リード部23Aにおい
ては磁気テープ3の側縁部3Aが当接し、これにより当該
リード部23Aの範囲において磁気テープ3が磁気ヘツド
によつて正しく走査される走行路に位置決めされる。
また磁気テープ3の走行角度を磁気テープ3の摺動範
囲全体に亘つて調整する場合、リード部23Aが僅かな範
囲で形成されていると共に、リード部23Aの両側に所定
の斜度を持つ傾斜部23Bが形成されていることにより、
磁気テープ3はテープリード23に邪魔されることなくリ
ード部23Aを中心にして矢印bで示す方向に自由に角度
調整をすることができる。
従つて回転ドラム装置20において磁気テープ3を正し
い走行路に沿つて走行させようとする場合、リード部23
Aの基準面Hからの高さだけを規定しておき、当該リー
ド部23Aによつて巻き付け中心位置における磁気テープ
3の高さを位置決めする。
従つて磁気テープ3の巻き付け中心位置(すなわちリ
ード部23Aに係合する位置)において実用上十分な精度
で当該磁気テープ3の走行路の位置決めをすることがで
き、さらに磁気テープ3の走行角度についてはガイドロ
ーラ11及び14等のテープ走行系において容易に調整する
ことができ、これにより磁気テープ3を容易かつ確実に
所定の走行路を走行するようにし得る。
またリード部23Aの両側に傾斜部23Bを設けるようにし
たことにより、例えば磁気テープ3を早送りした場合に
おいて、当該磁気テープ3が矢印bで示す方向に振れな
いようにし得る。
従つてこの場合磁気テープ3上にサブコードとして記
録されている頭出し信号を確実に検出し得ることによ
り、当該早送り動作時において磁気テープ3を所定の位
置で停止させるようなサーチモードを確実に実行させる
ことができる。
以上の構成によれば、山型のテープリード23を形成す
るようにしたことにより、磁気テープ3の走行路の調整
を一段と容易にし得ると共に、磁気テープ3の走行路の
位置決め精度を低下させずに一段と簡易な工程によつて
回転ドラム装置20を製造し得る。
因にリード部23Aの形成範囲を従来に比して大幅に狭
めたことにより、加工精度誤差によつて当該リード部23
Aに生じる微小な凹凸の発生量を低下させることがで
き、この分磁気テープ3の走行路の位置決めを確実にし
得ると共に、磁気テープ3の側縁部3Aとの接触範囲を少
なくし得ることにより、当該磁気テープ3の摩擦劣化を
低減することができる。
また高い加工精度が要求されるリード部23Aを従来に
比して一段と狭い範囲で形成したことにより、例えば当
該回転ドラム装置20を成型加工の手法を用いて製造する
ことができる。
なお上述の実施例においては、リード部23Aを平面形
状に形成した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば第4図に示すように所定の曲面によつて形
成されたリード部23C又は、第5図に示すように所定の
曲面を有し傾斜部23Bから突出した形状のリード部23D
等、種々の形状のリード部を適用し得る。
また上述の実施例においては、テープリード23を磁気
テープ3のほぼ巻き付け範囲に亘つて形成した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、種々の範囲で形
成することができる。
また上述の実施例においては、テープリード23のリー
ド部23Aを磁気テープ3の巻き付け中心位置に形成した
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種
々の位置に形成するようにしても良い。
また上述の実施例においては、回転ドラム装置として
直径30[mm]のものを用いた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、種々の直径のものについてもこれ
を適用することができる。
また上述の実施例においては、磁気テープ3の回転ド
ラムへの巻き付け角度を90゜とした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他の種々の巻き付け角度を
適用しても良い。
また上述の実施例においては、磁気テープ上に情報を
磁気記録及び又は再生するようになされた記録再生装置
の回転ドラム装置に本発明を適用した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば光磁気テープ等、
他の種々のテープ状記録媒体に情報を記録及び又は再生
するようになされた記録再生装置の回転ドラム装置に適
用することができる。
さらに上述の実施例においては、本発明をDATの回転
ドラム装置に適用した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、例えばVTR等他の種々の記録再生装置に
おける回転ドラム装置に広く適用することができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、山型のテープリードを
形成するようにしたことにより、突出する頂上部によつ
てテープ状記録媒体の走行路の調整を一段と容易にし得
ると共に、テープ状記録媒体の早送り時においても頂上
部の両側位置に形成した一対の傾斜部によつてテープ状
記録媒体の振れを規制することができ、かつ一段と簡易
な工程によつて製造し得る回転ドラム装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転ドラム装置の一実施例を示す
斜視図、第2図はそのテープリードの断面を示す断面
図、第3図は回転ドラム装置のリード部の詳細構成を示
す側面図、第4図及び第5図はリード部の他の実施例を
示す側面図、第6図は従来の回転ドラム装置を示す斜視
図、第7図は回転ドラム装置上の磁気テープの巻き付け
角度の説明に供する平面図、第8図は従来例によるリー
ド部の詳細構成を示す側面図である。 1、20……回転ドラム装置、2……上ドラム、3……磁
気テープ、4、22……固定ドラム、6、23……テープリ
ード、6A、23A、23C、23D……リード部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沢 一也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 関 雄策 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−42536(JP,U) 実開 昭59−112340(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状記録媒体の走行路を位置決めする
    テープリードが回転ドラムの回転軸と同軸上に配される
    固定ドラムの周側面に一体に設けられる回転ドラム装置
    において、 上記テープリードは、 上記テープ状記録媒体と当接することにより上記走行路
    を位置決めする単一の頂上部と、 上記単一の頂上部の両側に形成され、上記固定ドラムの
    周側面に沿つて上記頂上部から離れていくに従つて、上
    記位置決めされるテープ状記録媒体から離間するように
    傾斜する一対の傾斜部と を有する山型に形成されていることを特徴とする回転ド
    ラム装置。
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