JPH0533306U - 複合ヘツド - Google Patents
複合ヘツドInfo
- Publication number
- JPH0533306U JPH0533306U JP8733391U JP8733391U JPH0533306U JP H0533306 U JPH0533306 U JP H0533306U JP 8733391 U JP8733391 U JP 8733391U JP 8733391 U JP8733391 U JP 8733391U JP H0533306 U JPH0533306 U JP H0533306U
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- Japan
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- head
- tape
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- reproducing
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コンパクトカセット用ヘッドに於いて、同一ヘ
ッドでの記録再生を超小型プレーヤにてオートリバース
モードで出来るようにした複合ヘッドを提供する。 【構成】テ−プの一方の走行方向に対応した記録再生用
ヘッドとテ−プの他方の走行方向に対応した記録再生用
ヘッドとをそれぞれ備え、ヘッドの両端近傍にそれぞれ
設けたテ−プガイドの一方に、前記の一方の記録再生用
ヘッドに対応した消去ヘッドを埋設し、前記2つのテ−
プガイドの他方に、前記の他方の記録再生用ヘッドに対
応した消去ヘッドを埋設してなる複合ヘッドである。
ッドでの記録再生を超小型プレーヤにてオートリバース
モードで出来るようにした複合ヘッドを提供する。 【構成】テ−プの一方の走行方向に対応した記録再生用
ヘッドとテ−プの他方の走行方向に対応した記録再生用
ヘッドとをそれぞれ備え、ヘッドの両端近傍にそれぞれ
設けたテ−プガイドの一方に、前記の一方の記録再生用
ヘッドに対応した消去ヘッドを埋設し、前記2つのテ−
プガイドの他方に、前記の他方の記録再生用ヘッドに対
応した消去ヘッドを埋設してなる複合ヘッドである。
Description
【0001】
本考案は、オーディオ用コンパクトカセットレコーダに使用する複合ヘッドに 関する。
【0002】
テ−プに記録された信号に対し、ヘッドのギャップが傾いた場合、再生ヘッド の出力が低下するが、この劣化をアジマスエラーと称し、周波数が高くなる程そ の劣化量は大きくなる。また出力振幅の劣化と同時に出力位相のずれも生じる。 そこで例えば、テ−プガイドを記録再生用ヘッドの両側に設けたPHILIP S殿の開発になるアズテックガイド付きヘッド(以下、アズテックヘッド(登録 商標)と表す。)が提案され実用化されている。このアズテックヘッドでは、特 徴あるテ−プガイドによってテ−プの走行位置を規制し、さらにヘッドとテ−プ ガイドとの相対位置については、テ−プ走行に対しヘッドギャップが直角になる ように金型等で十分調整しているので、後工程に於いてはアジマス調整が要らな いことで知られている。
【0003】 しかしながら、再生ヘッドによって再生を行うのみならず、さらに記録も可能 にしたい場合には、消去ヘッドを取り付ける必要がある。 図7は、アズテックヘッドを使用した従来のテ−プ走行系を示す図である。 図7を基に、従来のヘッド周辺部の説明をする。 図7に於いて、31はアズテックガイドと呼ばれるテ−プガイド35、36を 備えたアズテックヘッドであり、磁気テ−プ40は、ピンチローラ32とキャプ スタン34に挟まれると共に、アズテックガイド35、36、記録再生用ヘッド の先端部37、消去ヘッド33に接触している。
【0004】 この場合、テ−プ40は図7の左方向(順方向)に走行している。テ−プガイ ド38によって導かれたテ−プ40は前記消去ヘッド33に接触して記録が消去 され、その後前記記録再生用ヘッド31によって記録される。この時テ−プ40 はアジマスエラーの無いよう前記アズテックガイド35、36によって正確に位 置決めされるが、このアズテックガイド35、36間の距離は最長部でLBとな っており、ウインド幅LAは前記LBより大となっている。
【0005】 前記のように、例えばヘッドホンステレオのような小型のカセットテ−プレコ ーダに於いて、出来るだけ小型にし、かつテ−プ終端に於いてテ−プの走行方向 が反転する動作モード(以下、オートリバースと表す。)を可能にするには、ま ずテ−プの走行方向によってヘッドを180°回転する回転式ヘッドではなく、 テ−プの走行方向によってヘッドを回転しない固定式ヘッドを用いる。回転式ヘ ッドでは磁気ギャップが左右チャネル用の2つで済むが、固定式ヘッドでは、磁 気ギャップが往復で4つ必要であり、ややコスト高となるが、ヘッドが回転する スペース及びヘッドを回転させるための機構が不要である等利点が大きい。
【0006】 従来、テ−プの走行方向が変わってもヘッドを回転させないようにする等の方 法で、機器の小型化とオートリバースがある程度同時に実現されてきたが、それ でもキャプスタン、ピンチローラ、テ−プガイド、消去ヘッドがそれぞれ2個ず つ必要であるため、小型化には限界があってどうしても大きくなり勝ちであった 。 その結果、小型化を優先した場合には、結局消去ヘッドを1個だけにして再 生時のみオートリバースが可能であるが、記録時はオートリバースが不可能であ ると言う問題があった。
【0007】
本考案は、上記問題点に鑑み考案されたもので、コンパクトカセット用ヘッド に於いて、同一ヘッドでの記録再生を超小型プレーヤにてオートリバースモード で出来るようにした複合ヘッドを提供することである。
【0008】
本考案は、前記問題点を解決するために、コンパクトカセット用ヘッドに於い て、テ−プの一方の走行方向に対応した記録再生用ヘッドとテ−プの他方の走行 方向に対応した記録再生用ヘッドとをそれぞれ備え、ヘッドの両端近傍にそれぞ れ設けたテ−プガイドの一方に、前記の一方の記録再生用ヘッドに対応した消去 ヘッドを埋設し、前記2つのテ−プガイドの他方に、前記の他方の記録再生用ヘ ッドに対応した消去ヘッドを埋設したことを特徴とする複合ヘッドを提供する。
【0009】
本考案は、図1乃至図6に示す如くヘッドの両端に、消去ヘッド付きテ−プガ イドを設けることで解決しようとするものである。 図1は、本考案の複合ヘッドの一実施例を示す正面図である。 図2は、本考案の複合ヘッドの一実施例を示す上面図である。 図3は、本考案の複合ヘッドの一実施例を示す側面図である。
【0010】 以下に、図1乃至図3を基に本考案の複合ヘッドの一実施例について説明する 。10は本考案の一実施例に於ける複合ヘッドであって、記録再生用ヘッド1、 2は樹脂部14によって覆われ、この樹脂部14の周囲はパーマロイ等のシール ドケース11で覆われている。また、前記記録再生用ヘッド1、2は前記樹脂部 14の左右の中央部に設けてある。 前記記録再生用ヘッド1、2の左右の端部 に樹脂製ヘッドケース8、9と一体成形されたテ−プガイド5、6が設けてあり 、このテ−プガイド5、6には消去ヘッド3、4がそれぞれ埋設してある。前記 シールドケース11は前記ヘッドケースに圧入されている。
【0011】 前記ヘッドケースの上部8には、前記複合ヘッド10を螺着するための孔12 が設けてある。前記記録再生用ヘッド1は磁気テ−プが左方向(順方向)に走行 しているときに働くヘッドであって右チャンネル用、左チャンネル用の2つの磁 気ギャップを有しており、前記記録再生用ヘッド2は前記記録再生用ヘッド1の 下方にあって磁気テ−プが右方向(逆方向)に走行しているときに働くヘッドで 右チャンネル用、左チャンネル用の2つの磁気ギャップを有している。前記消去 ヘッド4は、テ−プが順方向に走行中に記録を行う場合に作動し、前記消去ヘッ ド3は、テ−プが逆方向に走行中に記録を行う場合に作動する。
【0012】 本考案の複合ヘッドの一実施例のヘッド10は、アジマスエラー対応ヘッドで あって、前記テ−プガイド5、6は、テ−プの走行方向と前記記録再生用ヘッド 1、2のギャップが直角となりアジマスエラーが最小になるよう、取着角度が金 型によって正確に設定されている。これは、前記の通り略称アジマスヘッド(登 録商標)と呼ばれる型のヘッドである。 図4は、図1に示したXーX断面を示す図で、主に前記テ−プガイド6の断面 を示している。同図に於いて、15は前記消去ヘッド4のコア、16は前記消去 ヘッド4のコイル、13は前記テ−プガイド6の上側ガイドに設けられたテーパ 部である。このテーパ部13の存在と、前記テ−プガイド5、6の存在がアズテ ックヘッドの特徴である無アジマスエラーを実現しているのであるが、ここでは 説明を省略する。
【0013】 図5は、図1に示したYーY断面を示す図であって、主として前記消去ヘッド 4を示している。同図に於いて、17は前記消去ヘッド4の磁気ギャップである 。 この消去ヘッド4は、ギャップ部17とその極く近傍を除き前記樹脂製テ− プガイド6に埋設されている。前記消去ヘッド3についてもほぼ同様であるが、 その取り付け高さは、前記記録再生用ヘッド1の高さと略揃えてあり、前記消去 ヘッド3の取り付け高さは、前記記録再生用ヘッド2の高さと略揃えてあり、前 記消去ヘッド3、4の取着高さは異なっている。
【0014】 図6は本考案のヘッドの一実施例に於けるテ−プの走行系を示す図である。 図6に於いて、10は本考案の複合ヘッドであって前記消去ヘッド3、4と前 記テ−プガイド5、6と記録再生用ヘッドの先端部7等を含んでいる。22、2 3はキャプスタン、24、25はピンチローラである。 テ−プ20が同図の左方向(順方向)へ走行する場合には、テ−プ20は前記 テ−プガイド5、6によって位置を制御されると共に、前記キャプスタン23と 前記ピンチローラ25に挟まれて走行速度を制御されている。さらに前記テ−プ 20は、前記消去ヘッド3、4と記録再生用ヘッドの先端部7に接触している。
【0015】 テ−プ20が同図の右方向(逆方向)へ走行する場合には、テ−プ20は前記 テ−プガイド5、6によって位置を制御されると共に、前記キャプスタン22と 前記ピンチローラ24に挟まれて走行速度を制御されている。また前記テ−プ2 0は、前記消去ヘッド3、4と記録再生用ヘッドの先端部7に接触している。
【0016】
本考案になる複合ヘッドによれば、ヘッド周辺のスペースが狭い超小型のプレ ーヤに於いても、オートリバースモードでの記録再生が可能となる。
【図1】本考案の複合ヘッドの一実施例を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の複合ヘッドの一実施例を示す上面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の複合ヘッドの一実施例を示す側面図で
ある。
ある。
【図4】図1に示すX−X断面に於ける断面図である。
【図5】図1に示すY−Y断面に於ける断面図である。
【図6】本考案の複合ヘッドの一実施例に於けるテ−プ
走行系を示す図である。
走行系を示す図である。
【図7】アズテックヘッドを使用した従来のテ−プ走行
系を示す図である。
系を示す図である。
1、2 記録再生用ヘッド 3、4 消去ヘッド 5、6 テ−プガイド 7 記録再生用ヘッド先端部 8、9 ヘッドケース 10 本考案の複合ヘッド 11 シールドケース 12 孔 13 テ−プガイドのテーパ部 14 樹脂部 15 消去ヘッドのコア 16 消去ヘッドのコイル 17 消去ヘッドのギャップ 20 テ−プ
Claims (1)
- 【請求項1】コンパクトカセット用ヘッドに於いて、テ
−プの一方の走行方向に対応した記録再生用ヘッドとテ
−プの他方の走行方向に対応した記録再生用ヘッドとを
それぞれ備え、ヘッドの両端近傍にそれぞれ設けたテ−
プガイドの一方に、前記の一方の記録再生用ヘッドに対
応した消去ヘッドを埋設し、前記2つのテ−プガイドの
他方に、前記の他方の記録再生用ヘッドに対応した消去
ヘッドを埋設したことを特徴とする複合ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8733391U JPH0533306U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 複合ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8733391U JPH0533306U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 複合ヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533306U true JPH0533306U (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=13911949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8733391U Pending JPH0533306U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 複合ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533306U (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8733391U patent/JPH0533306U/ja active Pending
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