JP2677134B2 - 動釣合試験機 - Google Patents

動釣合試験機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架台上にセットしたワ
ークを回転させ、架台の振動を測定することによりワー
クの不釣り合いを検出する動釣合試験機に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題】図10はこの種の動釣合試験
機の動作を説明する図である。ベース1と一体的に固定
される基台2にはばね3で一対の架台4が吊設され、ワ
ークの両端面から突出する軸を一対の架台4に設けられ
た軸受部5上にそれぞれ載置してワーク6を保持する。
ベース1には3つのプーリ7a〜7cが設けられ、これ
らのプーリにはベルト8が掛け回されている。9は、不
図示のモータから回転力を伝達されて回転するプーリで
あり、プーリ7aとの間にベルト10が掛け回されてい
る。プーリ7aがベルト10により回転するとベルト8
も駆動され、ワーク6の下側周面をベルト8が摺接する
ことによりワーク6が回転駆動される。ワーク6に不釣
り合いがあると一対の架台4が振動して、不図示の一対
の振動検出器で各架台の振動が測定される。
【0003】ところで、いずれか一方の端面に軸が突出
されていない特殊なモータロータのようなワークでは、
ワークの両端から突出する軸を軸受け上に載置してワー
クを軸支するような従来の動釣合試験機では不釣り合い
を測定できない。
【0004】本発明の目的は、いずれか一方の端面に軸
が突出されていないワークの不釣り合いを測定可能にし
た動釣合試験機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、ワーク
の回転軸心方向にたわむ弾性体でセンタを架台に設け、
弾性支持されたセンタをワークの軸孔に挿入してワーク
の少なくとも一方を回転可能に支持することにある。
【0006】
【作用】ワークの少なくとも一方の端面に設けられた軸
孔にセンタを挿入してワークを回転支持する。センタは
弾性支持されており、たとえば、架台をシリンダなどの
駆動機構で移動させる方式を採用する場合、弾性体を適
切にたわむようにすれば、センタから不所望な軸力がワ
ークに作用するおそれはなく、ベルトの駆動力でワーク
を確実に回転できる。
【0007】
【実施例】図1〜図7により本発明の一実施例を説明す
る。まず図7により、この実施例で使用される特殊形状
のモータロータであるワークを説明する。ワークWは、
巻線部となるワーク本体WBと、ワーク本体WBの一端
面から突出する軸AXと、他端面から突出するコネクタ
CBとを備え、コネクタCBの端面には軸孔AHが穿設
されている。
【0008】次に図1〜図6により動釣合試験機の一実
施例を説明する。図2は本発明による動釣合試験機の平
面図、図1は図2のI−I線からみたワークの支持状態
を示す図、図3は図2のIII-III線から見た図、図4は
図2のIV−IV線から見た図、図5は本実施例の特徴部で
あるセンタ押し装置を示す図、図6は図2のVI−VI線か
ら見た図である。
【0009】図1において、ベース21の一端に固設さ
れた保持台22上には、一方の基台23が矢印D1方向
にその位置を調節可能に設けられており、この基台23
から板ばね24a,24bで一方の架台25が吊持され
ている(図3参照)。図1,2において、架台25の上
部中央には、ワークWの軸AXを回転可能に保持するV
字形状のワーク軸受け26と、このV字状軸受け26に
支持されるワークWの軸部AXの端面が当接してワーク
Wの軸方向の位置を規制するストッパ27とが設けられ
ている。軸受け26は架台25の上部中央に上方から嵌
合され、ジャッキボルト28でその高さ位置が調節され
る。
【0010】図1,2,4において、ベース21の他端
側に設けられたリニアガイド41には他方の基台42が
載架され、ベース21に取り付けられたシリンダ43に
より基台42は一対のリニアガイド41上を矢印D2方
向(図1)に摺動して、その位置を調整可能に設けられ
ている。図4に示すように、基台42には板ばね44
a,44bにより他方の架台45が吊持され、この架台
45の上部中央にはセンタ押し装置機構50が着脱可能
に設けられている。
【0011】なお、43aはシリンダ43のピストンロ
ッドであり、その先端に基台42の支持板42aが接続
されている。図4によく示されているように、支持板4
2aの底面にはガイド42bが設けられ、このガイド4
2bがリニアガイド41に摺動可能に載架されている。
また、図1において、80はストッパであり、シリンダ
43による基台42の前進時に基台42が当接すること
で基台42の位置決めがなされる。ストッパ80はスト
ッパ保持具81に螺合されており、ストッパ80を螺
進,螺退させることによりその位置を調節し、これによ
り基台42の位置を調節可能にしている。この位置調整
により、後述する板ばね53のたわみ量、すなわち、セ
ンタ54によるワーク押圧力を調節できる。
【0012】センタ押し装置50は、図5に示すよう
に、略U字状に形成された本体51と、本体51に押え
板52で装着された板ばね53と、この板ばね53の上
端に保持されたセンタ54とからなり、本体51を架台
45の上方から嵌合し、ジャッキボルト28により高さ
位置を調節して位置決めされる。
【0013】図6はワーク駆動機構60を示すもので、
図に示すように、保持台22にはプーリ取り付け板61
が装着され、このプーリ取り付け金具61にはさらにプ
ーリ取り付け金具62,63が装着されている。プーリ
取り付け金具61にはプーリ64が回転可能に軸支さ
れ、プーリ取り付け金具62,63にはそれぞれプーリ
65,66が回転可能に軸支されている。プーリ64に
はベルト67が掛け回され、プーリ64は不図示のモー
タから回転力を受けて回転する。プーリ64〜66には
2本のベルト68a,68bが掛け回され、プーリ64
の回転によりベルト68a,68bが駆動される。
【0014】図1〜図3において、符号71,72は差
動トランス式の振動検出器であり、そのハウジングはそ
れぞれ基台23,42に固定されている。架台25,4
5には取り付け具73により不図示の可動心棒がそれぞ
れ連結され、各可動心棒は振動検出器71,72の内部
にそれぞれ進退可能に挿入されている。したがって、振
動検出器71は架台25の振動を検出し、振動検出器7
2は架台45の振動を検出する。
【0015】このように構成された動釣合試験機でワー
クの不釣り合いを測定するには、まず、シリンダ43を
収縮させておき、不図示の搬送装置のハンドで把持され
たワークWの軸AXがV字軸受け26上に支承される位
置までワークを搬送する。しかる後、シリンダ43を進
出させて基台42がストッパ80に当接するまで前進さ
せ、架台45に装着されたセンタ押し装置50のセンタ
54をワークWの軸孔AHに挿入する。このとき、セン
タ54は板ばね53で支持されているから、板ばね53
のたわみ力でセンタ54は軸孔AHに挿入されてワーク
Wを押圧する。板ばね53のたわみ力で左方に押される
ワークWの軸AXは架台25上のストッパ27に当接
し、この位置でワークWの位置決めがなされる。こうし
てワークWの一端側は軸AXをV字軸受け26に載置す
ることで支持され、他端側は軸孔AHにセンタ54を挿
入することで支持される。
【0016】セットされたワークWは2本のベルト68
a,68bで回転駆動される。このとき、ワークWは板
ばね53を介してセンタ54で押されるが、基台42の
位置はストッパ80で規制され、この規制位置により板
ばね53のたわみを適切に定めておけば、ワークWに不
所望な力が作用せず、ベルト68a,68bによりワー
クWの回転は円滑に行なわれる。この回転により発生す
るワークWの振動は架台25,45に伝達され振動検出
器71,72で検出され、これにより不釣り合い量が検
出される。このとき、同時に、基準位置に対するワーク
Wの不釣り合い位置が演算され、測定終了後、ワーク駆
動機構用の不図示のモータを不釣り合い位置に対応した
分だけ回転駆動させ、不釣り合い位置が鉛直方向に向く
ようにベルト68a,68bによりワークWの不釣り合
い位置が割出される。その後、不図示の搬送装置のハン
ドによりワークWは修正装置まで搬送される。
【0017】図8はセンタ押し装置の別実施例を示すも
ので、このセンタ押し装置50Aは2枚の板ばね53
a,53bでセンタ54を支持し、板ばね53a,53
bがたわむときにセンタ54を平行移動させるようにし
たものである。この実施例によれば、図5に示したもの
に比べて、ワークWが平行に押されるからワークWに不
所望な上向きな力が作用せず、より円滑にワークを回転
駆動できる。なお、52a,52bは押え金具、55は
板ばね53a,53bの間に介在されたスペーサ、56
a,56bはプレートである。
【0018】図9はセンタ押し装置のさらに他の実施例
であり、このセンタ押し装置50Bは、架台45上に設
けられる円筒151と、円筒151内に収容されるコイ
ルばね152と、コイルばね152の先端に設けられ先
端が円筒151から突出するセンタ153からなるもの
で、図5に示したセンタ押し装置50と同様に機能す
る。
【0019】なお、以上ではセンタ押し装置が取り付け
られた架台45をシリンダ43で移動させてセンタをワ
ークの軸孔に挿入する方式を採用したが、本発明は、そ
の架台45を固定式とし、センタを保持するばねを手動
でたわませてワークの軸孔にセンタを挿入させる方式の
動釣合試験機にも適用できる。また、両端面に軸孔を有
するワークが測定対象の場合には、センタ押し装置50
を備える架台45を架台25に代えて使用すればよい。
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、少なくとも一方の端面に軸孔を有するワークをセ
ンタで支持しながら回転させるようにしたので、少なく
とも一方の端面に軸を持たないワークの不釣り合いが検
出可能となる。また、センタは弾性支持されているか
ら、センタをワークの軸孔に挿入する際、ワークは不所
望に押圧されずワークの回転量が不均一になるおそれも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2をI−I線から見たワークの支持状態を示
す図
【図2】本発明による動釣合試験機の一実施例の平面図
【図3】図2のIII-III線から見た図
【図4】図2のIV−IV線から見た図
【図5】センタ押し装置を示す図
【図6】図2のVI−VI線から見たプーリ駆動機構の正面
【図7】本実施例におけるワークの正面図
【図8】センタ押し装置の他の例を示す図
【図9】センタ押し装置のさらに他の例を示す図
【図10】動釣合試験機を説明する図
【符号の説明】
21 ベース 22 保持台 23 基台 24a,24b 板ばね 25 架台 27 ストッパ 41 リニアガイド 42 基台 43 シリンダ 44a,44b 板ばね 45 架台 50 センタ押し装置 53 板ばね 54 センタ 60 ワーク駆動機構 61,62,63 プーリ取り付け板 64〜66 プーリ 71,72 振動検出器 W ワーク AH 軸孔 AX 軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを回転可能に支持する架台と、こ
    の架台を弾性支持する基台と、前記ワークの回転による
    前記架台の振動を検出する振動検出器と、前記ワークを
    駆動するワーク駆動機構とを具備する動釣合試験機にお
    いて、前記ワークの回転軸心方向にたわむ弾性体を介し
    てセンタを前記架台に設け、前記弾性体の弾性力により
    前記センタを前記ワークの軸孔に挿入押圧して前記ワー
    クを支持するようにしたことを特徴とする動釣合試験
    機。
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