JPS6157570B2 - - Google Patents

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JPS6157570B2
JPS6157570B2 JP54055118A JP5511879A JPS6157570B2 JP S6157570 B2 JPS6157570 B2 JP S6157570B2 JP 54055118 A JP54055118 A JP 54055118A JP 5511879 A JP5511879 A JP 5511879A JP S6157570 B2 JPS6157570 B2 JP S6157570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
fulcrum
frames
drive mechanism
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54055118A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55147327A (en
Inventor
Yoshinori Fukui
Hiromitsu Ochiai
Kensaku Hatake
Yoshuki Kamikawa
Micha Kurohashi
Eiji Mihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP5511879A priority Critical patent/JPS55147327A/ja
Publication of JPS55147327A publication Critical patent/JPS55147327A/ja
Publication of JPS6157570B2 publication Critical patent/JPS6157570B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クランクシヤフトの動釣合試験装置
に関する。
(従来の技術) 従来クランクシヤフトの動的アンバランスの測
定に当つては、クランクシヤフトの2点において
支持して回転を与える型式の動釣合試験機によつ
てその測定が行なわれているのであるが、クラン
クシヤフトのように撓み易い軸材では、その軸方
向全長における両端支持等の2点支持方式では、
両支点間の撓みが大きく、6スロー以上の多スロ
ークランクシヤフトの場合、その正確な測定値を
得ることが困難であるという欠点を持つものであ
る。
そこで、上記欠点を解消するために、3点支持
で測定することが提案されている(明石和彦著、
「動つりあい試験」コロナ社、昭和37.P62参照)。
(発明が解決しようとする問題点) 前記3点支持測定の場合、各支点の芯出しを正
確に行なわなければならない。しかし、この芯出
作業は極めて困難であり容易に行なうことができ
なかつた。
即ち、3点支持方式とすることにより、クラン
クシヤフトの軸撓みは減少し、かつ、回転中の複
雑な変形の影響が少なくなるが、中央支点の芯出
しが不正確であると、これらの効果も半減してし
まい、高精度な測定が不可能になる。
3支点の芯出しを高精度に行なうため、高価な
芯出装置を採用することも考えられるが、それで
はコスト高になり好ましくない。
そこで、本発明は、極めて簡単な構造でもつて
軸芯不整を修正することができる3点支持方式の
クランクシヤフトの動釣合試験装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、次の手段
を講じた。即ち、本発明の特徴とする処は、クラ
ンクシヤフトを回転自在に支持する回転ローラを
備えた3個の支点架台と、該支点架台により可回
動に3点支持されたクランクシヤフトの端部に着
脱自在に連結されて該クランクシヤフトを回転さ
せる駆動機構と、前記支点架台に設けられた振動
検出用センサーとを有し、 前記駆動機構はクランクシヤフト芯出調整用の
低速回転と、動釣合試験用の高速回転に切換え可
能とされ、 前記低速回転において、前記振動検出用センサ
ーで検出される不釣合量を消去すべく、前記3個
の支点架台の内、その中央の支点架台の回転ロー
ラをクランクシヤフト軸心に直交する上下・左右
方向に位置調整可能に設けた点にある。
(作 用) 本発明によれば、動的不釣合の測定に先だち、
3個の支点架台の芯出し作業が行なわれる。該芯
出作業は、クランクシヤフトを3個の支点架台に
より3点支持し、クランクシヤフトの端部を駆動
機構に連結する。次に、駆動機構を低速回転と
し、クランクシヤフトを低速回転させる。この低
速回転は、クランクシヤフトの不釣合力による遠
心力の影響が顕著に現われない回転域とされてい
る。
上記低速回転において、3支点架台の軸芯が不
整合であれば、振動が発生する。この振動を各振
動検出用センサーで検出し、その振巾がそれぞれ
最小になるように、中央位置の支点架台のローラ
を上下・左右方向に移動させて位置を調整する。
しかして、3支点架台の軸心調整が完了する。
次いで、駆動機構を高速回転に切換え、クラン
クシヤフトを高速回転させ、振動検出用センサー
により動的不釣合を測定する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基き詳述する。
第1図は本発明による試験装置実施例の全体正面
図であり、第2図は同振動検出用センサーを含む
支点架台要部の側面図であり、第3図は同駆動機
構要の平面図を示しているが、これら各図におい
て、本発明の試験装置は第1図の全体図で明示さ
れるように、被試験材であるクランクシヤフトc
を3個の支点架台F,F,F上に亘つて支
持させ、これら架台F,F,F上でクラン
クシヤフトcを回転させることにより、その時生
じる支持部分の変位量から不釣合量を測定する動
釣合試験装置であつて、被試験材であるクランク
シヤフトcそのものは、第1図の符号3で示すよ
うに、異なる方向に多くの切込3を持つた軸と考
えることができるから、他の丸軸や平滑軸に比べ
て撓み易く、また異なる方向に切込3が切り込ま
れているので、その回転中には複雑な変形挙動を
呈する。
本発明試験装置の場合、そのクランクシヤフト
cを支持する支点架台Fが3個であること、即ち
3点支持方式となることによつて、軸の撓みは減
少し、回転中の複雑な変形の影響は少なくなる。
しかし3点支持方式の場合、その各支点における
支持部分の変位量には不釣合以外の撓みが包含さ
れることになるので、この撓み力を3個の支点架
台F,F,Fの内、中央に配置された第3
の支点を調整することにより、極力小さい状態と
し、そしてこの撓み力を測定回路上で消去するこ
とにより、6スロー以上の多スロークランクシヤ
フトcの正確な動的不釣合を測定することが可能
である。
しかし、3個の架台F,F,Fにおける
3支点が一線上に調整されていないと、軸芯不整
に基き、支持反力測定精度に影響を与えるので好
ましくない。このため本発明における試験装置で
は、クランクシヤフトcに回転を与える駆動機構
Dにおいて、10〜100rpmの間で変換される低回
転駆動機構を組込み、不釣合力による遠心力の影
響が顕著に現われない回転域において、図示の3
個の支点架台F,F,Fの内、中央に位置
する第3の支点である架台Fの位置を調整し、
各支点における支持部分の変位を最少かつ極力一
定に揃える機構を設けるのである。前記低回転駆
動手段としては、例えば直流モータを主駆動モー
タとして使用する手段や、主モータには交流モー
タを使用して多段変速機をクランクシヤフトcと
の間に設ける手段、更には主駆動モータとは別に
低速駆動用の小型交流モータを設ける手段等が考
えられるが、本発明の第1図装置では低速駆動用
に小型モータを用いたものを示しているが、以下
第1図の実施例装置について構造を詳述する。
即ち、3個の支点架台F〜Fは、何れも支
持枠1、回転ローラ2及び固定枠5とから成るの
であり、第2図示のように支持枠1の上部には上
方に1個、下方に2個の計3個の回転ローラ2が
何れも可回動に配設され、クランクシヤフトcを
そのローラ周面にて可回動に支持すると共に、か
つこれらローラ2はクランクシヤフトcの軸径に
応じて上下方向に高さ調整が可能であるように可
調整に設置される。
この支持枠1の下部は固定枠5として形成さ
れ、同固定枠5の下部がベース13上にクランク
シヤフトcと平行に敷設された台14に渡架係合
部5aを介して取付けられており、支持枠1の側
面には同支持枠1の振動検出用センサー4が、前
記支持枠1の振動の影響を受けないように、支持
枠1の下部である固定枠5における切込15を介
して形成された取付片16に取付けられた腕6に
固設されるのである。3個の支点架台F〜F
においてこれら支持枠1回転ローラ2及び固定枠
5の構造は何れも共通であるが、中央における第
3の支点である架台下においては、その回転ロ
ーラ2のみはクランクシヤフトの軸心に直交した
左右方向にも移動可能であるように可調整に設け
られる。
このような構造を持つ3個の支点架台F〜F
間に亘り、各回転ローラ2によつて保持された
クランクシヤフトcの一端は、第1図示のように
ユニバーサルジヨイント7を介して駆動機構D側
の変速機8に連結され、主モータ9によつて軸回
転が与えられるようにするのである。ここで駆動
機構Dは第3図に例示するように、前記主モータ
9の他に低速駆動用の小型ギヤードモータ12が
設けられ、主モータ9の他端に設けたオーバーラ
ンクラツチ10、チエン11を介して主モータ9
と接続されており、これら駆動機構Dは図示のよ
うに台14上に設けられる。従つてこの駆動機構
Dによれば、主駆動モータ(交流モータ)9の運
転によつて153〜1150rpmの間で、クランクシヤ
フトcを回転させることができ、このモータ9の
駆動時にはオーバーランクラツチ10によつて、
小型ギヤードモータ12には主モータの駆動力は
伝わらず停止しており、小型ギヤードモータ12
の駆動時には、クランクシヤフトcを16〜
117rpm間の低速回転で駆動させることができ、
このさい主駆動モータ9は小型ギヤードモータに
より低速で回転される。
本発明装置による動的不釣合の測定に当つて
は、先ず駆動機構Dにおける低速回転用の小型ギ
ヤードモータ12によつてクランクシヤフトcを
16〜117rpmの間の適切な低速回転数で回転し、
3個の支点架台F〜Fの各支持枠1に取付け
られているセンサー4により、その振巾がそれぞ
れ最小になるように、中央位置の第3の架台F
における回転ローラ2の位置を調整して固定し、
次いで主駆動モータ9によつてクランク軸cを
153〜1150rpmで回転させ、架台F〜Fにお
ける各支持枠1の反力に測定して不釣合力を求め
るのである。測定値の解折に当つては、上記の1
回転周期の振動であるクランクシヤフト初期静撓
み力以外の振動は電気的な処置がとられており、
本発明装置によつてクランクシヤフトcの正確な
動的不釣合の測定が可能である。
(発明の効果) 本発明の試験装置によれば、3個所に配置した
支点架台F〜Fにより、クランクシヤフトc
を3点支持するため、従来の2点支持型式のもの
に比し、クランクシヤフトcの実際の使用状態に
近い条件で動的不釣合量の測定が可能であり、ク
ランクシヤフトcにカウンタウエイトが取付けら
れ、支点重量が著しく増加した状態でも、各支点
間の撓みの影響が少なく、正確に動的不釣合が測
定できると共に、クランクシヤフトcの回転駆動
機構として低回転駆動機構を組込むことによつ
て、過大なアンバランスを内蔵する軸体でも、動
的不釣合を測定することが可能であり、これによ
り従来困難とされていた6スロー以上の多スロー
クランクシヤフトの測定も正確容易に行なえるも
ので、本発明装置により回転バランスの良いクラ
ンクシヤフトの製作、あるいは従来中高速機関用
クランクシヤフトとして実用化しにくかつたアー
ム外面部に大幅に残したクランクシヤフトの製作
も可能となるのであり、一体形クランクシヤフト
の材料歩留りの向上と機械加工時間の短縮も可能
となるものである。
特に本発明においては、3点支持を行なう3個
の支点架台F,F,Fの内、中央の支点架
台Fにおいては、両端の支点架台F,Fに
対し、そのローラ2をクランクシヤフトの軸芯に
直交する上下、左右方向に移動調整自在とするこ
とにより、超低速で回転させ、アンバランスによ
る遠心力のほとんどない状態下で、3点の軸芯不
整力を発生させ、その中央の支点架台Fにおけ
る調整によつて、軸芯不整による静撓み力やこじ
り力を最少値に押さえることができ、これにより
アンバランス計測値の誤差をより少なくでき、正
確な試験結果が得られる点で有利である。かつこ
れによれば従来の多支点支持型式や舟底型振動台
を用いるものに比べ、より簡単な構造で済むこと
も有利であり、3点支持によつて共振力が高くと
れること、従つて試験回転数をより大きくするこ
とができることと相まつて、簡易な構造で高精度
の動釣合試験を行えるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明試験装置実施例の全体正面図、
第2図は同一部拡大図を含む要部側面図、第3図
は同回転駆動機構実施例の平面図である。 c…クランクシヤフト、D…駆動機構、F,
F,F…支点架台、1…支持枠、2…回転ロ
ーラ、3…切込、5…固定枠、6…腕、4…セン
サー、8…変速機、9…主駆動モータ、12…小
型ギヤードモータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クランクシヤフトを回転自在に支持する回転
    ローラを備えた3個の支点架台と、該支点架台に
    より可回動に3点支持されたクランクシヤフトの
    端部に着脱自在に連結されて該クランクシヤフト
    を回転させる駆動機構と、前記各支点架台に設け
    られた振動検出用センサーとを有し、 前記駆動機構はクランクシヤフト芯出調整用の
    低速回転と、動釣合試験用の高速回転に切換え可
    能とされ、 前記低速回転において、前記振動検出用センサ
    ーで検出される不釣合量を消去すべく、前記3個
    の支点架台の内、その中央の支点架台の回転ロー
    ラをクランクシヤフト軸心に直交する上下・左右
    方向に位置調整可能に設けたことを特徴とするク
    ランクシヤフトの動釣合試験装置。
JP5511879A 1979-05-04 1979-05-04 Dynamic balancing tester for crankshaft Granted JPS55147327A (en)

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JPS55147327A JPS55147327A (en) 1980-11-17
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