JP2877220B2 - シリンダドラムの振れ測定装置 - Google Patents

シリンダドラムの振れ測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、シリンダドラムの振れ測
定装置に係り、特にVTR用シリンダドラムの振れを測
定する際に使用されるシリンダドラムの振れ測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】VTR用シリンダドラムの振れを測定す
るには、シリンダドラムのシャフトを回転テーブルに固
定し、この回転テーブルを回転させると共に、シリンダ
ドラムに振れ検出器の触針を当接させて測定していた。
そして、従来のシリンダドラムの振れ測定装置の場合、
前記シャフトを回転テーブルに固定するには、スクロー
ルチャックでシャフトの一方端を片持ち支持するか、又
は、軸センタでシャフトの両端を支持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリンダドラムの振れ測定装置は、心出しに手間がかか
り効率が悪いという欠点があった。また、心出しが正確
に行われないと振れ測定の精度が悪くなるという欠点が
あった。本発明はこのような事情を鑑みてなされたもの
で、心出しする必要を無くし、シリンダドラムのセッテ
ィングを容易かつ迅速に行えると共に、振れ測定精度を
向上できるシリンダドラムの振れ測定装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、シリンダドラムのシャフトを回転自在に
載置する軸受と、前記軸受に載置されたシャフトの一方
端が当接されると共に、前記シャフトの回転中心点とな
る当接部材と、前記軸受に載置されたシャフトの軸と平
行な平面内に配置されると共に該シャフトに接触され、
該シャフトの軸方向に対して傾いた方向に走行して該シ
ャフトを回転させ、その分力で前記シャフトを前記当接
部材に押し付ける無端状のベルトと、前記ベルトと分離
して設置された回転駆動源と、前記回転駆動源の回転を
前記ベルトに伝達する無端状のベルト又はチェーンから
なる回転伝達手段と、前記回転するシャフトに伴って回
転するシリンダドラムのドラムの振れを検出する検出装
置と、から成ることを特徴とする。
【0005】
【作用】シリンダドラムのシャフトを軸受に載置すると
共に、シャフトの一方端を当接部材に当接させる。そし
て、ベルト又はゴムローラをシャフトの軸方向と直交す
る方向に対して傾けて接触回転させることにより、シリ
ンダドラムを回転させ、その回転分力で前記シャフトを
シャフトの回転中心である当接部材に押しつける。この
状態でシリンダドラムの振れを検出装置で測定する。こ
のように、本発明のシリンダドラムの振れ測定装置は、
シリンダドラムをセットする際、従来のシリンダドラム
の振れ測定装置のように心出しする必要が無いので、セ
ッティングを容易かつ迅速に行うことができる。
【0006】また、ベルト又はゴムローラをシャフトの
軸方向と直交方向に対して傾けて接触回転させ、シャフ
トを当接部材に押し付けるようにしたので、シャフトが
当接部材から浮き上がらずに回転すると共に、軸振れせ
ずに回転する。これにより安定した回転が得られ精度の
高い測定ができる。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るシリンダ
ドラムの振れ測定装置について詳説する。図1は、本発
明のシリンダドラムの振れ測定装置の全体構成を説明す
る平面図であり、図2は本発明のシリンダドラムの振れ
測定装置の全体構成を説明する正面図である。また、図
3は本発明のシリンダドラムの振れ測定装置の説明図で
ある。
【0008】図1に示すように、本発明のシリンダドラ
ムの振れ測定装置10は、シリンダドラム12のシャフ
ト14を回転させる回転部16と、シリンダドラム12
の振れを検出する検出部18から成り、各々はベース2
0上に設けられている。先ず、回転部16の構成を図1
に従って説明する。回転部16は、主としてシャフト1
4を載置するための軸受部22と、軸受部22に載置さ
れたシャフト14に回転力を与えるための回転力伝達部
24とから構成される。また、軸受部16はベース20
上に設けられた受台26と、受台26上に設けられた一
対の軸受28、28及び当接部材30とから構成され、
受台26は回転力伝達部24の後述するアーム34に対
して直交状態より傾けてベース20に設置される。そし
て、受台26上に設けられた軸受28、28は、図3に
示すように、シャフト14を回転自在に載置し、シャフ
ト14が回転中に振れない間隔で受け台26上に配置さ
れる。また、軸受28、28は、二つの球体28A、2
8Aから構成されており、シャフト14を点接触で支持
すると共に、球体28A、28A自体は受け台26に形
成された球面状の凹部26A、26Aに摺動回転自在に
支持されている。従って、軸受28、28に載置された
シャフト14に回転力が与えられるとシャフト14はス
ムーズな回転運動を行うことができる。また、軸受2
8、28と同じ受台26上に設けられた当接部材30
は、半球体の駒31が支持部材32を介して受け台26
上に固定されると共に、シャフト14の一方端14A
(図3中の左端)の軸芯が駒31の中心に当接してシャ
フト14の回転時の基準となる。一方、回転力伝達部2
4は図2に示すように、一方端にハンドル33が取り付
けられたアーム34が、ベース20上に設けられた支持
部材36を介して揺動自在に支持される。このアーム3
4の基端部(支持部材36側)及び先端部(ハンドル3
3側)の近傍にはそれぞれプーリ38、40が回動自在
に支持される。また、プーリ38、40には無端状ベル
ト42が巻き掛けられ、アーム34を水平に支持した
時、軸受28に載置したシャフト14にベルト42が接
触するようになっている。また、べルト42の走行路途
中には、ベルト42の張力を調整する張りローラ44が
アーム34上に設置され、ベルト42に常に所定の張力
が与えられるようにしてある。そして、このベルト42
の駆動はベース12の下部に設けられたモータ46によ
り行われる、即ち、モータ46のベルト42への回転動
力の伝達は、モータ46の回転軸に固着されたプーリ4
8と、アーム34の基端部に回動自在に支持されたプー
リ38に固着されたプーリ50に、無端状ベルト52を
巻き掛けて伝達している。また、ベース20上には、ア
ーム34を水平状態に支持するアーム水平支持部材54
及びアーム34を傾斜した状態(アームを立て掛けた状
態)で支持することができるアーム立て掛け部材56が
立設されており、アーム水平支持部材54にはアーム3
4を水平に固定するための固定具58が設けられてい
る。
【0009】また、シリンダドラム16の振れを検出す
る検出部18は、図1に示すように、検出器60がベー
ス12上に設置された検出器支持部材62に支持され
る。そして、検出器60の触針64が軸受部22に載置
されて回転するシリンダドラム16の側面に当接して、
シリンダドラム16の振れを測定する。次に、上記のよ
うに構成されたシリンダドラムの振れ測定装置10の作
用を説明する。
【0010】ハンドル33を持ち上げアーム34をアー
ム立て掛け部材56に立てかけておく。この間にシャフ
ト14を軸受28上に置くとともに、シャフト14の一
方端14Aの軸芯を駒31に当接させる。次に、ハンド
ル33を下げ、アーム34をアーム支持部材54上に水
平に支持させるとともに固定具58で固定する。この
時、シャフト14はベルト42に圧接されており、も
し、ベルト42の張り具合に問題があるようならば張り
ローラ44でベルト42の張力を調整する。調整が終わ
った後、モータ46を始動させベルト42を走行させ
る。シャフト14はベルト42に圧接されているので、
ベルト42が走行するとシャフト14もベルト42の走
行に伴い軸受28上で回転する。また、シャフト14は
ベルト42に対して傾けられているので、当接部材30
方向への分力が発生している。これにより、シャフト1
4は当接部材30の駒31に押し付けられながら、駒3
1を回転中心とした安定した回転を行う。この状態で、
検出器60の触針64をシリンダドラム16の側面に当
接させて測定を開始する。測定が終了したら、検出器6
0の触針64をシリンダドラム16の側面から離し、モ
ータ46を停止させる。そして、アーム34を固定して
いる固定具58をはずし、ハンドル33を持ち上げアー
ム立て掛け部材56にアーム34を立て掛け、シリンダ
ドラム12を取り去り、次に測定するシリンダドラム1
2をセットする。
【0011】これにより、本発明のシリンダドラムの振
れ測定装置は、シリンダドラム12のシャフト14を軸
受28に載置すると共に、シャフト14の一方端を当接
部材30に当接させるだけでシリンダドラム12をセッ
ティングすることができるので、従来のシリンダドラム
の振れ測定装置に比べてシリンダドラム16のセッティ
ングを極めて簡単に行うことができる。また、シャフト
14は外周基準で回転するので、従来のシリンダドラム
の振れ測定装置のように心出しが正確に行われていない
際に起こる軸の振れがなく、安定した回転が得られ精度
の高い測定ができる。
【0012】尚、本実施例では回動力伝達部24にベル
ト42を用いてシャフト14を回転させたが、図4に示
すようにゴムローラを用いてシャフト14を回転させて
もよい。つまり、軸受28、28上にシャフト14を載
置した時、アーム34上のシャフト14と交差する部分
にゴムローラ62を回転自在に支持し、ゴムローラ62
の軸端にはギヤ64を設け、チェーン66によりモータ
46の回転を伝達するようにする。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシリ
ンダドラムの振れ測定装置によれば、シリンダドラムの
シャフトを軸受に載置すると共に、シャフトの一方端を
当接部材に当接させるだけなので、従来のシリンダドラ
ムの振れ測定装置のようにスクロールチャックや軸セン
タで固定する際の心出しが不要になり、短時間でセッテ
ィングを行うことができる。また、シャフトは外周基準
で回転するので、スクロールチャックや軸センタによる
心出しが正確に行われてない際に起こる軸の振れがなく
安定した回転が得られ精度の高い測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、シリンダドラムの振れ測定装置の全体
構成を説明する平面図
【図2】図2は、シリンダドラムの振れ測定装置の全体
構成を説明する側面図
【図3】図3は、回転力伝達装置にベルトを使用した時
の実施例を説明する説明図
【図4】図4は、回転力伝達装置にゴムローラを使用し
た時の実施例を説明する説明図
【符号の説明】
10…シリンダドラムの振れ測定装置 12…シリンダドラム 14…シリンダドラムのシャフト 20…ベース 26…受台 28…軸受 30…当接部材 31…駒 34…アーム 38、40、48、50…プーリ 42、52…ベルト 44…張りローラ 46…モータ 54…アーム水平支持部材 56…アーム立て掛け部材 60…振れ検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダドラムのシャフトを回転自在に
    載置する軸受と、 前記軸受に載置されたシャフトの一方端が当接されると
    共に、前記シャフトの回転中心点となる当接部材と、前記軸受に載置されたシャフトの軸と平行な平面内に配
    置されると共に該シャフトに接触され、該シャフトの軸
    方向に対して傾いた方向に走行して該シャフトを回転さ
    せ、その分力で前記シャフトを前記当接部材に押し付け
    る無端状のベルトと、 前記ベルトと分離して設置された回転駆動源と、 前記回転駆動源の回転を前記ベルトに伝達する無端状の
    ベルト又はチェーンからなる回転伝達手段と、 前記回転するシャフトに伴って回転するシリンダドラム
    のドラムの振れを検出する検出装置と、 から成ることを特徴とするシリンダドラムの振れ測定装
    置。
  2. 【請求項2】 シリンダドラムのシャフトを回転自在に
    載置する軸受と、 前記軸受に載置されたシャフトの一方端が当接されると
    共に、前記シャフトの回転中心点となる当接部材と、 前記軸受に載置されたシャフトの軸と平行な平面内にそ
    の回転軸が配置されると共に該シャフトに接触され、該
    シャフトの軸方向に対して傾いた方向に回転して該シャ
    フトを回転させ、その分力で前記シャフトを前記当接部
    材に押し付ける円柱状のゴムローラと、 前記ゴムローラと分離して設置された回転駆動源と、 前記回転駆動源の回転を前記ゴムローラに伝達する無端
    状のベルト又はチェーンからなる回転伝達手段と、 前記回転するシャフトに伴って回転するシリンダドラム
    のドラムの振れを検出する検出装置と、 から成ることを特徴とするシリンダドラムの振れ測定装
    置。
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