JP2676944B2 - 位置制御装置 - Google Patents

位置制御装置

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JP2676944B2 JP1245063A JP24506389A JP2676944B2 JP 2676944 B2 JP2676944 B2 JP 2676944B2 JP 1245063 A JP1245063 A JP 1245063A JP 24506389 A JP24506389 A JP 24506389A JP 2676944 B2 JP2676944 B2 JP 2676944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばNC工作機械やロボットのコントロー
ラに使用される位置制御装置に係わり、特に速度制御部
を複数用いて位置制御を行い複数軸の同期運転を行うよ
うにした数値制御装置に使用される位置制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第2図は、NC工作機械やロボットのコントローラに使
用されている従来の位置制御装置の一例を表わしたもの
である。この位置制御装置は、加算器11とこの出力側に
配置された遅延手段12とを備えている。遅延手段12の出
力は乗算器13と加算器11に供給されるようになってい
る。加算器11は、単位時間ごとの指令移動量Pとモータ
移動量Rとを入力して、これらの差分を遅延手段12の遅
延出力に加算する。遅延手段12は、加算器11の加算結果
Aを入力して、これを単位サンプル時間だけ遅延させて
出力する。この関係を、単位サンプル時間の遅延を表わ
す量Z-1を用いて記述すると、次の(1)式のようにな
る。
A=AZ-1+P−R ……(1) 乗算器13は、遅延手段12の遅延出力AZ-1に、位置制御
の応答性を決定するゲインKを乗じ、この結果を速度制
御指令Qとして速度制御部15に供給する。速度制御指令
Qは次の(2)式で表わすことができる。
Q=KAZ-1 ……(2) 速度制御部15では、速度制御指令Qを入力して、この
出力側に接続されたモータ16の回転速度の制御を行う。
モータ16の回転は、エンコーダ等の位置検出器17によっ
て検出される。位置検出器17は、単位サンプル時間ごと
のモータ移動量Rを加算器11に出力することになる。こ
こで単位サンプル時間当りのモータ移動量Rは、モータ
16の回転速度とほぼ等価と考えてよい。
このように第2図に示した従来の位置制御装置は、全
体としてみると指令移動量Pを入力してモータ移動量R
をフィードバックするフィードバック制御システムとな
っている。
この第2図の装置の応答について考察する。今、速度
制御部15から位置検出器17の出力までの応答特性が単位
サンプリング時間のn倍の応答むだ時間をもったむだ時
間要素だけで表わされるものとする。このとき(3)式
が成立する。
R=QZ-n ……(3) この場合、指令移動量Pからモータ移動量Rの伝達関
数は、(1)〜(3)式を基にして次の(4)式のよう
に表わすことができる。
R/P=KZ-n-1/[1−(1−KZ-n)Z-1] ……(4) 第3図は、この(4)式の伝達関数において、K=0.
05とした場合のステップ応答を示したものである。速度
制御部15のむだ時間の大きさを表わす数値n値によって
過渡特性が大きく異なることがわかる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように従来の位置制御装置では、むだ時間の大き
さを表わす数値n値によって過渡特性が大きく異なる。
したがって、異なる応答むだ時間を有する複数の速度制
御部をそれぞれ用いて複数の軸の位置制御を行うように
すると、次のような問題が生じる。すなわち、例えば複
数の軸を用いて経路の追従制御等の同期運転を行うこと
にすると、速度制御部の応答むだ時間の大きさによって
これらの位置制御装置の過渡応答が異なるため、軸間で
同期誤差が発生することになる。この結果として、これ
ら複数の軸を有するシステム全体では経路を正しく追従
することができなくなる。
そこで本発明の目的は、応答むだ時間を有する複数の
速度制御部を用いて位置制御を行う際であっても、これ
らの過渡特性を一致させることのできる位置制御装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、(i)位置制御を行うためのモータと、
(ii)このモータの速度を制御する上でそれぞれ固有の
応答むだ時間を有する複数の速度制御部と、(iii)こ
れら複数の速度制御部で複数の軸の位置制御を行う際の
最も大きな応答むだ時間を有する速度制御部を特定する
速度制御部特定手段と、(iv)この速度制御部特定手段
によって特定された最大の応答むだ時間とこれ以外の速
度制御部がそれぞれ有する固有のむだ時間との差を求め
る差分演算手段と、(v)速度制御部特定手段によって
特定された速度制御部以外の速度制御部について、差分
演算手段によって求められたそれぞれの差に相当する分
だけ、対応する速度制御部に出力する速度制御指令を遅
延させて出力させる速度制御指令遅延量個別設定手段と
を位置制御装置に具備させる。
すなわち本発明では、速度制御部特定手段によって複
数の速度制御部で複数の軸の位置制御を行う際の最も大
きな応答むだ時間を有する速度制御部を特定し、差分演
算手段で速度制御部特定手段によって特定された最大の
応答むだ時間とこれ以外の速度制御部がそれぞれ有する
固有のむだ時間との差を求めるようにしている。そし
て、速度制御部特定手段によって特定された速度制御部
以外の速度制御部について、差分演算手段によって求め
られたそれぞれの差に相当する分だけそれぞれの速度制
御指令の遅延量を設定するようにして、各速度制御部に
おける応答むだ時間を見掛け上一致させるようにしてい
る。
〔実施例〕
以下、実施例につき本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例における位置制御装置を表
わしたものである。この第1図で第2図と同一部分には
同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略す
る。この位置制御装置は第2図に示した従来の位置制御
装置と同様に加算器11、遅延手段12、乗算器13を備えて
いる。乗算器13から出力される速度制御指令Qは、遅延
制御部21を介して速度制御部15に入力されるようになっ
ている。速度制御部15はモータ16の回転速度の制御を行
う。モータ16の回転は、エンコーダ等の位置検出器17に
よって検出され、モータ移動量Rとして加算器11に出力
される。
この装置で、遅延制御部21は遅延手段22をM段(ただ
しMは十分大きな整数)接続した直列回路と、これらの
遅延手段22の任意の段数目の出力を外部出力として取り
出すようにした選択回路とによって構成されている。こ
の例では、m段目(m<M)の出力が速度制御指令Q′
として速度制御部15に出力される様子を表わしている。
速度制御指令Q′は、遅延制御部21に入力された速度制
御指令Qをmサンプル時間だけ遅延させたものであり、
次の(5)式で表わすことができる。
Q′=QZ-m ……(5) 次に、このような位置制御装置の応答について考察す
る。
先の説明と同様に、速度制御部15の応答特性が(3)
式の単位サンプル時間のn倍の応答むだ時間を有するむ
だ時間要素であるとする。この場合、指令移動量Pから
モータ移動量Rの伝達関数は次の(6)式となる。
R/P=KZ-m-n-1/[1−(1−KZ-m-n)Z-1] ……(6) この(6)式は、(4)式でnの項を(n+m)に置
き換えたものと同一である。
すなわち、 N=n+m ……(7) と置くと、(6)式は次の(8)式のように(4)式と
一致する。
R/P=KZ-N-1/[1−(1−KZ-N)Z-1] ……(8) この位置制御装置のステップ応答は、第3図で数値n
を数値Nに置き換えたものと同じである。
以上説明した本実施例の位置制御装置は、遅延制御部
21の遅延量を遅延手段22の段数によって調整することが
できる。したがって、速度制御部15をそれぞれ有する位
置制御装置を複数用いて応答する複数軸の位置制御を行
う場合には、その中の最も大きな応答むだ時間をもつ速
度制御部を見つけ、この速度制御部が有する固有の応答
むだ時間と他の速度制御部がそれぞれ有する固有の応答
むだ時間の差を求める。そして、これらの差に相当する
分だけこれら他の速度制御部の遅延制御部21の遅延量を
増加方向の段数に設定する。これにより、最も大きな応
答むだ時間をもつ速度制御部に他の速度制御部の応答む
だ時間を合わせることができる。この結果、すべての速
度制御部で応答が完全に一致することになり、複数の速
度制御部に対応させて複数軸の位置制御を行う場合であ
っても過渡応答で発生していた同期誤差を零にすること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、速度制御部特定
手段によって複数の速度制御部で複数の軸の位置制御を
行う際の最も大きな応答むだ時間を有する速度制御部を
特定し、差分演算手段で速度制御部特定手段によって特
定された最大の応答むだ時間とこれ以外の速度制御部が
それぞれ有する固有のむだ時間との差を求めて、速度制
御部特定手段によって特定された速度制御部以外の速度
制御部について、差分演算手段によって求められたそれ
ぞれの差に相当する分だけそれぞれの速度制御指令が対
応する速度制御部に出力されるタイミングを異ならせる
ようにしている。このように本発明では、閉ループ制御
によってそれぞれの速度制御部に出力される速度制御指
令の出力タイミングを調整したので、複数の速度制御部
を用いて位置制御を行う際に、これらの過渡特性を一致
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における位置制御装置の回路
構成を示すブロック図、第2図は従来の位置制御装置の
回路構成を示すブロック図、第3図はK=0.05とした場
合のステップ応答を示した特性図である。 15……速度制御部、16……モータ、 17……位置検出器、21……遅延制御部、 22……遅延手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置制御を行うためのモータと、 このモータの速度を制御する上でそれぞれ固有の応答む
    だ時間を有する複数の速度制御部と、 これら複数の速度制御部で複数の軸の位置制御を行う際
    の最も大きな応答むだ時間を有する速度制御部を特定す
    る速度制御部特定手段と、 この速度制御部特定手段によって特定された最大の応答
    むだ時間とこれ以外の速度制御部がそれぞれ有する固有
    のむだ時間との差を求める差分演算手段と、 前記速度制御部特定手段によって特定された速度制御部
    以外の速度制御部について、差分演算手段によって求め
    られたそれぞれの差に相当する分だけ、対応する速度制
    御部に出力する速度制御指令を遅延させて出力させる速
    度制御指令遅延量個別設定手段 とを具備することを特徴とする位置制御装置。
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