JP2676899B2 - Mos集積回路装置用入力回路保護装置 - Google Patents
Mos集積回路装置用入力回路保護装置Info
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Description
ピーダンスをもつ入力回路を高電圧,とくに静電誘導等
により入力端子から侵入する高電圧から保護するための
装置に関する。
く高電圧によって絶縁破壊しやすい問題があり、中でも
入力インピーダンスが非常に高い入力回路のMOSトラン
ジスタのゲートがとくに絶縁破壊しやすいので、いわゆ
る静電耐圧を向上するために各入力回路に付属して保護
回路装置が組み込まれることが多い。第3図にかかる保
護回路の従来例を、第4図および第5図にそれを半導体
ウエハの断面図で示す。
列接続されたインバータ接続の相補的な1対のpチャネ
ルMOSトランジスタ1pおよびnチャネルMOSトランジスタ
1nからなり、通例のように両MOSトランジスタは共通ゲ
ート接続されてゲート電圧Vgを受け、両者の相互接続点
から出力信号Voが導出される。この入力回路1は入力信
号Viにより制御されるが、その入力端子と共通ゲートと
の間に抵抗3とダイオード4および5とからなる保護回
路が装入される。
回路1を断面で示すもので、通例のように集積回路装置
用のp形の半導体基板11の表面の所定範囲に埋込層12を
強いn形で拡散して置いた上で、n形のエピタキシャル
層13を成長させ、その表面から分離層14を強いp形で基
板11に達するまで深く拡散してエピタキシャル層13を半
導体領域に接合分離し、この半導体領域13内に両トラン
ジスタ1pと1nが作り込まれる。
p形のウエル15をあらかじめ拡散して置き、かつ両トラ
ンジスタ用にゲート17を図示しないゲート酸化膜上に形
成して置いた上で、pチャネルMOSトランジスタ1p用の
ソース・ドレイン層18およびnチャネルMOSトランジス
タ1n用のサブストレート接続層19をいずれもp形で,同
様にnチャネルMOSトランジスタ1n用のソース・ドレイ
ン層22およびpチャネルMOSトランジスタ1p用のサブス
トレート接続層23をいずれもn形でそれぞれ高不純物濃
度で拡散する。
タ1nおよび1pをそれぞれ取り囲んで、一種のチャネルス
トッパとしていわゆるフィールド拡散層27と28がそれぞ
れp形とn形でソース・ドレイン層よりは低い不純物濃
度で拡散される。これにより、両フィールド拡散層27と
28の間に一種の寄生ダイオード2が発生し、これが後述
のように保護の目的のために利用される。この第4図に
は第3図に対応して配線膜等を介する接続の模様が簡略
な形で示されている。
込まれた部分を示す。図のように、n形の半導体領域13
内にp形のウエル15が拡散され、その表面から強いp形
で拡散された1対の抵抗接続層20間のウエル15が保護抵
抗3として用いられるが、同時に半導体領域13とウエル
15との間のpn接合が保護ダイオード4として利用され
る。この保護ダイオード4用に、半導体領域13の表面に
はn形の接続層24が高不純物濃度で拡散され、一方の電
源点Vdの電位がこれに与えられる。
を示し、上と同様なp形のウエル15内にp形のダイオー
ド接続層21が例えば環状に高不純物濃度で拡散され、そ
の中央部にn形のダイオード層25が高不純物濃度で拡散
されて、ウエル15とダイオード層25との間のpn接合によ
り保護ダイオード5が形成される。ダイオード接続層21
には他方の電源点Vsの電位が与えられ、ダイオード層25
は入力回路1のゲート電圧Vgをもつ1対のトランジスタ
の共通ゲートに接続される。
力回路1に付随するダイオード2と、入力信号Viとゲー
ト電圧Vgとの間の抵抗3とダイオード4および5とから
なり、3個のダイオードのいずれかが静電誘導等に基づ
くサージ性の過電圧により降伏して、抵抗3の一部ない
しは全部を介して電流を流すことによって保護作用を営
む。その保護動作上の条件を決める降伏電圧は、例えば
ダイオード2が40V,ダイオード4が80V,ダイオード5が
20Vに設定される。
入力信号Viに混入した場合を示す。過電圧が正の場合
は、ダイオード2が降伏して電流が図の経路Aに沿って
抵抗3の一部,ダイオード4およびダイオード2を介し
て、またはダイオード5が降伏して電流が経路Bに沿っ
て抵抗3の全部およびダイオード5を介してそれぞれ流
れ、過電圧が負の場合は、電流が経路Bに沿って上と逆
方向に、またはダイオード4が降伏して電流が経路Aに
沿って上と逆方向にそれぞれ流れる。
入力信号Viに混入した場合を示し、過電圧が正の場合
は、電流が経路Cに沿って抵抗3の一部およびダイオー
ド4を介して、またはダイオード5が降伏して電流が経
路Dに沿って抵抗3の全部,ダイオード5およびダイオ
ード2を介してそれぞれ流れ、過電圧が負の場合は、ダ
イオード4が降伏して電流が経路Cに沿って上と逆方向
に、またはダイオード2が降伏して電流が経路Dに沿っ
て上と逆方向にそれぞれ流れる。
導等により400〜500V程度以上の過電圧が掛かったとき
に入力信号Vi側の保護ダイオード4が接合破壊しやす
く、このためいわゆる静電耐圧を充分に上げ得ない問題
がある。
の過電圧が掛かったときに発生しやすく、前述の説明か
らもわかるように、負の過電圧が一方の電源点Vdまたは
他方の電源点Vnのいずれに対して掛かっても、このダイ
オード4は降伏して上述の経路AないしCに沿って電流
が流れる。保護効果上は、このダイオード4の降伏電圧
はもちろん低い程望ましく、このため第5図(a)に示
すように、入力信号Viとほぼ同電位にあるp形のウエル
15が拡散されているn形の半導体領域13の下側にはn形
の埋込層12が作り込まれ、半導体領域13と同様に一方の
電源電位Vdとほぼ同じ電位に置かれており、降伏電圧は
前述のように例えば80V程度に設定される。
過電圧の侵入側である入力信号Viを受ける第5図(a)
の左側部に主に流れ、図のように左側の接続層24から半
導体領域13,埋込層12,半導体領域13およびウエル15を経
て左側の抵抗接続層20に至る経路を取る。この電流路内
の抵抗は接続層24から埋込層12に至る半導体領域13が主
体で、図ではこれが電流制限抵抗Rsで示されている。こ
れからわかるように、入力信号Vi側から負の過電圧が侵
入して保護ダイオード4が降伏したとき、入力回路の保
護用の抵抗3はこのダイオード4を流れる電流iを制限
する役目を果たさず、電流はもっぱら上述の内部抵抗Rs
によって制限される。しかし、ダイオード4に保護に適
する降伏電圧を持たせるには埋込層12を設ける必要があ
り、埋込層12を設けるとその比抵抗が半導体領域13に比
べて約2桁低いので電流制限抵抗Rsが非常に低くなり、
400V程度の過電圧で大電流が保護ダイオード4を流れそ
のウエル15と半導体領域13との間のpn接合が破壊するに
至るのである。
の入力回路に入力信号側からどのような極性で過電圧が
侵入しても、保護装置をそれ自体が破壊してしまうよう
なおそれのないものにすることを目的とする。
設けられた他方の導電形の不純物濃度の高い埋め込み層
および他方の導電形のエピタキシャル層からなる半導体
領域を一方の導電形の分離層によって接続パッド用に接
合分離し、この半導体領域の表面から選択的に他方の導
電形で不純物濃度を前記半導体領域よりも高いウェル層
を拡散形成し、前記ウェル層の表面上に絶縁膜を介して
入力用接続パッドを有する配線膜を設け、前記絶縁膜お
よび前記配線膜の露出表面上に保護膜を設け、前記配線
膜を前記絶縁膜に形成した窓部を介して前記ウェル層内
に先端的に設けた他方の導電形の不純物濃度の高い接続
層と接続し、前記ウェル層の上方で前記保護膜に開孔部
を設けこれを前記入力用接続パッドとすることにより半
導体基板および分離層の間に形成されるpn接合を備える
ダイオードによって接続パッドから入力信号を受ける入
力回路を接続パッドから進入する過電圧から保護するも
のにおいて、前記保護膜は前記埋込層,ウェル層および
前記接続層の縁部の上方および前記窓部の上方を覆うこ
とによって達成される。
設けるのが望ましく、接続パッドに付随して作り込まれ
る上述のダイオードは、この抵抗に付随する保護ダイオ
ードと過電圧に対して逆方向導通にするのが合理的であ
る。
ける接続パッドから侵入する場合がほとんどであり、か
つこの入力用接続パッドが占めるチップ面積を利用すれ
ば、その下側に電流容量が充分大きな保護ダイオードを
作り込める点に着目したもので、上記構成にいうように
一方の導電形の基板上に設けられた他方の導電形の半導
体領域ないしはエピタキシャル層を一方の導電形の分離
層によってまず接続パッド用に接合分離して置き、接続
パッドをこの半導体領域と接続して、半導体領域と基板
および分離層との間のpn接合によってこの保護ダイオー
ドを構成する。
すい保護ダイオードは、入力接続パッドと入力回路との
間に挿入された抵抗に付随してそれと例えば一方の電源
点との間に接続されており、これに対し上述の接続パッ
ドに付随して作り込まれる保護ダイオードは接続パッド
と他方の電源点の間に接続されることになる。
ードに対し逆方向に掛かってその接合破壊を起こす極性
の過電圧が入力用接続パッドから侵入したとき、接続パ
ッドに付随する保護ダイオードの方は順方向に導通し
て、電流を接続パッドから他方の電源点に安全に流し、
あるいはさらに入力回路に付随するダイオードを順方向
に通って一方の電源点の方にも安全に流す。これによっ
て、抵抗に付随する保護ダイオードの方には逆方向電流
が全く流れないかごく僅かしか流れなくなり、従って本
発明によりそれが接合破壊を起こすおそれを実質上なく
すことができる。
説明する。第1図は本発明による入力回路保護装置内の
接続パッド50およびそれに付随する保護ダイオード6を
例示する断面図,第2図は本発明装置の適用例を示す回
路図であり、いずれにも前に説明した第3図〜第5図に
対応する部分に同じ符号が付けられている。
にはこの例でもまず埋込層12が強いn形で20Ω/□程度
の面抵抗で拡散され、その上からn形のエピタキシャル
層が3Ωcm程度の比抵抗で例えば5〜10μmの厚みに成
長され、強いp形の分離層14により半導体領域13に接合
分離されている。なお、この半導体領域13はこの実施例
では接続パッド50に専用に設けられている。埋込層12を
設けることにより、過電圧が印加された時には過電流が
抵抗の低い埋込層12を主にして基板から半導体領域に流
れるため、半導体表面近傍でのエピタキシャル層と分離
層のpn接合での電流集中を抑制し、素子の破壊をし難く
する。
を作り込むには、原理上はそれを半導体領域13と接続す
ればよいのであるが、この例ではダイオード6の順方向
抵抗をできるだけ下げるために、n形のウエル16が接続
パッド50を設けるべき範囲内に例えば1016〜1017原子/c
m2程度の不純物濃度で1.5〜5μmの深さにあらかじめ
拡散され、さらにこのウエル16内に強いn形の接続層26
が例えば第4図のnチャネルMOSトランジスタ1n用のソ
ース・ドレイン層の拡散と同時に1μm以下の深さに拡
散される。
に明けた窓部31内で上述の接続層26と導電接触するよう
に設けられ、もちろん集積回路内の所定個所に導電接触
するとともに、通例のようにその端部のウエル16上の部
分が接続パッド50用に図の前後方向に100μm角程度の
大きさに膨出され、これにより半導体領域13がウエル16
および接続層26を介して接続パッド50と接続される。な
お、通例のように配線膜40等を覆ってふつうは窒化シリ
コン膜である保護膜60が全面被着され、それに明けた窓
部に露出する接続膜30の端部が接続パッド50とされる。
層12とp形の基板11および分離層14との間の広い面積の
pn接合を持ち、従って電流容量の大きないわゆる基板ダ
イオードである。また、そのn形領域内の埋込層12およ
びウエル16の不純物濃度および拡散深さの選択によっ
て、前述のようにその順方向抵抗が制御されるほか、そ
の逆方向の降伏電圧が設定される。
備える本発明による入力回路保護装置の回路図である。
この例での保護装置には、接続パッド50に付随するこの
保護ダイオード6のほか、従来と同じく入力回路1に付
随するダイオード2,抵抗3,それに付随する保護ダイオー
ド4および入力回路1の両トランジスタ1pおよび1nの共
通ゲートに接続された保護ダイオード5が設けられてお
り、この内の接続パッド50に直接ないし抵抗3を介して
接続されている3個の保護ダイオード中で、一方の電源
点Vd側には1個の保護ダイオード4のみが設けられてい
るが、他方の電源点Vs側には2個の保護ダイオード5お
よび6が設けられているので、この内の保護ダイオード
5はが適宜省略しても実用上差し支えない。
様にそれぞれダイオード2が40V,保護ダイオード4が80
V,保護ダイオード5が20V程度に設定されているとき、
本発明による保護ダイオード6は例えば40Vに設定され
る。
オード4および5とからなる回路部分が持つ保護機能
は、もちろん従来の第3図の場合と原理的には同じであ
るが、本発明により保護ダイオード6が設けられている
ので、この実施例での保護装置全体の動作は、とくに入
力信号Viを受ける接続パッド50に負の過電圧が侵入した
ときに大きく異なって来る。
き、保護ダイオード6が順方向に低い抵抗値で導通し
て、図の経路Eに沿って大きな電流を流して過電圧を直
ちに吸収するので、保護ダイオード4が降伏する事態は
発生せず、従ってそれに電流は流れ得ない。また、負の
過電圧が一方の電源点Vdに対して掛かったとき、保護ダ
イオード4が降伏する前にダイオード2が降伏し、図の
経路Fに沿って電流が流れて過電圧を吸収するので、保
護ダイオード4が降伏することはほとんど起こらず、起
きたとしてもそれに大きな逆方向電流が流れることは実
際上あり得ない。
の逆方向電流による接合破壊が発生しなくなるので、本
発明によればMOS集積回路装置の負方向の過電圧に対す
るいわゆる静電耐量を従来の400V程度以下から少なくと
も1000V以上にまで改善することができる。
いて考える。まず、これが他方の電源点Vsに対して掛か
ったとすると、保護ダイオード6が降伏して上述のEと
逆方向の電流経路が前に説明した第3図(a)のAおよ
びBの電流経路に加わる。正の過電圧が一方の電源点Vd
に対して掛かったとすると、同様に保護ダイオード6が
降伏してFと逆方向の電流経路が第3図(b)のCおよ
びDの電流経路に加わる。いずれの場合についても、保
護ダイオード5の逆方向電流による接合破壊および保護
ダイオード4の順方向電流による接合破壊が発生しにく
くなり、このため本発明では正方向過電圧に対する静電
耐量についても従来の500V程度から同様に1000V以上に
改善できる。
オード6の接合面積は、比較的寸法の大な接続パッド用
チップ面積を有効利用できるので、例えば従来からの保
護ダイオード4の接合面積のふつう3倍程度に取って、
これに相応した大きな順および逆方向電流容量を保護ダ
イオード6に持たせることができる。
実施をすることができる。例えば、第1図の接続パッド
50の上にバンプ電極をさらに設け、集積回路装置にこの
バンプ電極を介して外部から入力信号Viを受けることが
できる。また、第1図の半導体領域13は接続パッド50に
専用としたが、これを集積回路内の他の回路要素と共用
とすることもできる。各半導体層の導電形についても、
入力回路に侵入する過電圧の極性等に応じて適宜な選択
が可能である。また、接続パッドに付随する保護ダイオ
ードと組み合わせる他の保護回路要素についても、本発
明の要旨内で必要に応じて適宜な取捨選択が可能であ
る。
の導電形の基板上に設けられた他方の導電形の半導体領
域を一方の導電形の分離層によって接続パッド用に接合
分離し、半導体領域の表面上に入力用接続パッドを設け
てそれと接続することにより、半導体領域と基板および
分離層の間に形成されるpn接合を備えるダイオードによ
り接続パッドから入力信号を受ける入力回路を接続パッ
ドから侵入する過電圧から保護するので、この接続パッ
ドに付随して設けられる保護ダイオードにより、従来か
ら保護装置に組み込まれる抵抗に付随する保護ダイオー
ド等にその過電圧による降伏時に流れる逆方向電流を有
効に吸収し、その接合破壊のおそれをほぼ皆無にするこ
とができる。これにより、集積回路装置の入力回路にど
のような極性で過電圧が侵入しても、入力回路を過電圧
から常に安全に保護しながら、入力回路の過電圧耐量と
くに静電耐量を過電圧の極性に関せず従来の2倍以上に
向上することができる。
力信号用の接続パッドの面積を有効利用しながら、その
下側に電流容量の大きい保護ダイオードを作り込むの
で、本発明の実施のためにチップ面積をとくに広げる要
なくかかる過電圧耐量の改善効果を得ることができる。
および窓部上方のシリコン基板表面に形成される凹凸を
覆うため、接続パッドはボンディング応力による剥離,
ひび割れ等を抑制することができる。
CMOS形やBiMOS形の集積回路装置にとくに有用で、チッ
プ面積を増すことなくこの種の集積回路装置の過電圧耐
量を大幅に改善し、その動作信頼性を格段に向上する著
効を奏することができる。
よる入力回路保護装置における接続パッドとそれに付随
する保護ダイオードの構造例を示すMOS集積回路装置用
チップの要部の断面図、第2図はこの保護ダイオードを
組み込んだ保護装置を例示するその回路図である。第3
図以降は従来技術に関し、第3図は従来の保護装置の代
表例の回路図、第4図はその保護対象としての入力回路
の断面図、第5図はそれ用の保護ダイオード部の断面図
である。これらの図において、 1:入力回路、1p,1n:入力回路を構成するpチャネルおよ
びnチャネルMOSトンラジスタ、3:保護抵抗、4,5:保護
ダイオード、6:本発明による保護ダイオード、11:集積
回路装置用半導体基板、12:埋込層、13:半導体領域ない
しエピタキシャル層、14:分離層、15,16:ウエル、17:ゲ
ート、18:ソース・ドレイン層、19:サブストレート接続
層、20:抵抗接続層、21:ダイオード接続層、22:ソース
・ドレイン層、23:サブストレート接続層、24:ダイオー
ド接続層、25:ダイオード層、26:ダイオード接続層、2
7,28:フィールド拡散層、30:酸化シリコン膜、40:配線
膜、50:接続パッド、60:保護膜、A〜F:過電圧侵入時の
電流経路、Vd:一方の電源点、Vg:入力回路用トランジス
タの共通ゲート電圧、Vi:入力信号、Vo:出力信号、Vs:
他方の電源点、である。
Claims (1)
- 【請求項1】集積回路装置の一方の導電形の基板上に設
けられた他方の導電形の不純物濃度の高い埋め込み層お
よび他方の導電形のエピタキシャル層からなる半導体領
域を一方の導電形の分離層によって接続パッド用に接合
分離し、この半導体領域の表面から選択的に他方の導電
形で不純物濃度が前記半導体領域よりも高いウェル層を
拡散形成し、前記ウェル層の表面上に絶縁膜を介して入
力用接続パッドを有する配線膜を設け、前記絶縁膜およ
び前記配線膜の露出表面上に保護膜を設け、前記配線膜
を前記絶縁膜に形成した窓部を介して前記ウェル層内に
選択的に設けた他方の導電形の不純物濃度の高い接続層
と接続し、前記ウェル層の上方で前記保護膜に開孔部を
設けこれを前記入力用接続パッドとすることにより半導
体基板および分離層の間に形成されるpn接合を備えるダ
イオードによって接続パッドから入力信号を受ける入力
回路を接続パッドから進入する過電圧から保護するもの
において、前記保護膜は前記埋込層,ウェル層および前
記接続層の縁部の上方および前記窓部の上方を覆うこと
を特徴とするMOS集積回路装置用入力回路保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1089045A JP2676899B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | Mos集積回路装置用入力回路保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1089045A JP2676899B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | Mos集積回路装置用入力回路保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02267961A JPH02267961A (ja) | 1990-11-01 |
JP2676899B2 true JP2676899B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=13959920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1089045A Expired - Lifetime JP2676899B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | Mos集積回路装置用入力回路保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2676899B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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JP5265932B2 (ja) * | 2008-01-23 | 2013-08-14 | セイコーインスツル株式会社 | 半導体装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5887363U (ja) * | 1981-12-10 | 1983-06-14 | 沖電気工業株式会社 | 半導体装置 |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP1089045A patent/JP2676899B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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