JP2676309B2 - 引戸框のロック装置 - Google Patents

引戸框のロック装置

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JP2676309B2
JP2676309B2 JP16620593A JP16620593A JP2676309B2 JP 2676309 B2 JP2676309 B2 JP 2676309B2 JP 16620593 A JP16620593 A JP 16620593A JP 16620593 A JP16620593 A JP 16620593A JP 2676309 B2 JP2676309 B2 JP 2676309B2
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lever
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善彦 上出
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2枚の引戸框を閉鎖
状態で固定するロック装置に関するもので、従来からア
ルミサッシ引戸のロック装置として広く用いられている
回動する円弧楔片を備えたロック装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5および図6は日本住宅に多いサッシ
戸40の内側に障子戸41が入っている引戸を模式的に
示す平面図である。図5の4枚引戸の場合、中央2枚は
内付けとなり、両柱側が外付けとなる。図6の2枚引戸
の場合、向かって右側の戸が内付けとなり、左側の戸が
外付けとなる。この関係はサッシ戸40も障子戸41も
同様である。ロック装置7は屋外側となるサッシ戸40
の外付け引戸框1と内付け引戸框3との間に設けられ
る。ロック装置の最も一般的な構造は、外付け引戸框1
に掛金を固設し、一方内付け引戸框3の外側面に円弧楔
片と把手とを一体に形成した回動体を軸着して、把手を
操作して円弧楔片を掛金に係入することにより、外付け
引戸と内付け引戸との相対移動を阻止する構造である。
【0003】従来のこの種のロック装置は、ロック装置
の開閉を行うための把手が内付け引戸框3の外側面に位
置するため、4枚引戸の左側2枚のロック装置の把手お
よび2枚引戸のロック装置の把手が向かって左側を向く
こととなり、右利き手の人にはこれらの引戸のロック装
置の開閉が不便である。
【0004】また一般に引戸を開けるときは、4枚引戸
の場合は内付け引戸を開けることが殆どであり、2枚引
戸の場合でも内付け引戸が開けやすい。ところが図5、
6のようにロック装置7を設けたサッシ戸40の内側に
障子戸41がある場合、内付け側の障子戸を開いてもサ
ッシ戸のロック装置7を操作することができない。そこ
で一旦外付け側の障子戸を開いてロック装置7を外した
後、2枚の障子戸を外側(2枚引戸の場合は左側)に戻
した後、内付け側のサッシ戸を開くという操作をしなけ
ればならず、サッシ戸をロックするときも外付け障子戸
の開閉操作が必要となり、非常に不便である。
【0005】このような不便を解消するには、ロック装
置7の操作用把手を内付け引戸框3の両側面に設けるの
がよい。この観点から従来のロック装置を改良したもの
として、特開昭62−228579号公報に開示された
ものがある。このものでは内付け引戸框3を左右に貫通
する操作軸を設けて、その内側面(ガラス嵌め込み側)
に把手を設け、この把手による操作軸の回動を歯車によ
り内付け引戸框3の外側面に軸着した円弧楔片に伝達し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構造の改良
されたロック装置は、部品の加工精度および框への取付
精度を高くしなければ所期の作用効果が有効に発揮され
ず、また構造が複雑となるためにコストが高くなり、実
用化(商品化)が困難であるという問題があった。そこ
でこの発明はより構造が簡単でかつ部品の加工精度や取
付精度に若干の誤差があっても内付け引戸框の内側面か
らロックの開閉を行うことができる、より安価で実用的
な装置を得ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る引戸框のロ
ック装置は、外付け引戸框1に固設された掛金10と、
内付け引戸框3の外側面に軸着された円弧楔片11とを
円弧楔片11の支軸15まわりの回動により係止して、
引戸相互をロックする引戸框のロック装置において、前
記支軸15の反掛金側に当該支軸と平行な操作軸23が
内付け引戸框3ないしこれに固定した軸受金具19で軸
支されており、この操作軸23は内付け引戸框3の内側
にまで延びてその内側端に操作レバー26が設けられて
おり、操作軸23の反操作レバー側端部には、クランク
レバー21が設けられて、その先端の枢着ピン22と円
弧楔片11とが支軸15の半径方向の長孔16を介して
連係されていることを特徴とするものである。
【0008】本発明に係る引戸框のロック装置は、外付
け引戸框1に固設された掛金10と、内付け引戸框3の
外側面に軸着された円弧楔片11とを円弧楔片11の支
軸15まわりの回動により係止して、引戸相互をロック
する引戸框のロック装置において、前記支軸15の反掛
金側に当該支軸と平行な操作軸23が内付け引戸框3な
いしこれに固定した軸受金具19で軸支されており、こ
の操作軸23は内付け引戸框3の内側にまで延びてその
内側端に操作レバー26が設けられており、操作軸23
の反操作レバー側端部には、クランクレバー21がその
腕長さ方向に摺動自在に設けられて、その先端と円弧楔
片11とが枢着ピン22を介して連係されていることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】内付け引戸框3の内側面に位置する操作レバー
26を操作軸23まわりに回動すれば、この回動は操作
軸23により内付け引戸框3の外側面に位置するクラン
クレバー21を操作軸23まわりに回動させる。クラン
クレバー21の先端は、枢着ピン22を介して円弧楔片
11のベース板13に連係されているので、クランクレ
バー21の回動は円弧楔片11をその支軸15まわりに
回動させ、円弧楔片11を外付け引戸框1に設けた掛金
10に係脱させる。円弧楔片11の回転中心となる支軸
15と、クランクレバー21の回転中心となる操作軸2
3とは位置がずれているため両者を連係する枢着ピン2
2の半径方向の位置が変動する。この変動は腕長さを固
定したクランクレバー21の先端の枢着ピン22を円弧
楔片11のベース板13にその半径方向に設けた長孔1
6と係合させることにより、またはクランクレバー21
を操作軸23の軸直角方向にすなわち腕長さ方向に摺動
自在に装着することにより吸収できる。
【0010】そしてこの発明の構成では、支軸15と操
作軸23との位置関係の誤差、すなわちロック装置7を
内付け引戸框3に取り付けるときの取付誤差は、前記長
孔16またはクランクレバー21の摺動部分によって吸
収され、両軸の位置に多少の誤差があっても操作力の伝
達に支障が生じず、また枢着ピン22が円弧楔片11の
ベース板13を若干斜めに貫通しても操作力の伝達に支
障が生じないから、それほど高い取付精度を必要としな
い。また従来装置のロック装置の円弧楔片のベース板1
3に長孔16または円孔28を設け、両端に操作レバー
26とクランクレバー21とを設けた操作軸23を軸受
金具19等によって内付け引戸框3に取り付ければよい
構造であるから、部品点数も少なく部品の加工も容易で
ある。
【0011】
【実施例】図1および2はこの発明の第1実施例を示し
たものである。図において1は外付けサッシ框、2は外
付けサッシガラス、3は内付けサッシ框、4は内付けサ
ッシガラス、5は外付け障子戸、6は内付け障子戸、7
はロック装置である。
【0012】ロック装置7の係合対は従来装置と同様な
掛金10と円弧楔片11とでなり、掛金10は外付けサ
ッシ框1の内側面(ガラス側の面)にその鉤部が突出す
るように小ネジ12で固定されている。円弧楔片11は
ベース板13と把手14とを備えた板金折り曲げ一体構
造で、その円弧中心部において支軸となる小ネジ15で
内付けサッシ框3の外側面に回動自在に軸着されてい
る。ベース板13は反掛金側に向けて延長され、その延
長部分に半径方向の長孔16が設けられている。
【0013】一方、内付けサッシ框3の前面(屋内側を
向く面)には、軸受金具19がビス20で固定されてお
り、この軸受部に内付けサッシ框3の外側面側にクラン
クレバー21と先端の枢着ピン22とを一体に屈曲形成
した操作軸23が軸着され、その内付けサッシ框3の内
側面側端部には操作レバー26が座金24を介して止め
ネジ25で固定されている。操作軸23の枢着ピン22
は前記ベース板の長孔16に係合している。
【0014】上記構成で操作レバー26を図2で左回動
すると、クランクレバー21も左回動し、これに連係さ
れた円弧楔片11も支軸15まわりに左回動して掛金1
0に繋入されロック装置7が施錠される。また操作レバ
ー26を図2で右回動すればクランクレバー21も右回
動し、円弧楔片11が支軸15まわりに右回動して掛金
10から離脱し、ロック装置7が解錠される。
【0015】図3および図4はこの発明の第2実施例を
示したもので、サッシ框1、3の厚さが厚い場合等に適
した構造である。以下第1実施例と異なる部分について
のみ説明する。円弧楔片11のベース板13には、その
反掛金側の位置に円孔28が設けられている。操作軸2
3は内付けサッシ框3の外側面側に軸直角方向の軸孔2
9を有し、この軸孔29に先端に枢着ピン22を一体に
屈曲形成したクランクレバー21が軸方向摺動自在に挿
通されている。一方この操作軸23の内付けサッシ框の
内側面側に設けた操作レバー26には、操作軸23と略
軸直角方向の軸孔30が設けられ、先端に摘みピース3
1を固着し、基端にバネ受け32を固着した摺動杆33
が挿通されている。そして操作レバー26の軸孔30の
基端側に形成した凹所34とバネ受け32との間に圧縮
コイルバネ35が嵌装されて、摘みピース31を操作レ
バー26の先端に当接させている。操作レバー26は第
1実施例と同様な軸受金具19で内付けサッシ框3に軸
着され、クランクレバー21の先端の枢着ピン22と円
弧楔片11のベース板13の円孔28とが枢支連係され
ている。
【0016】上記構成において操作レバー26を図4に
おいて右回動させることにより、クランクレバー21が
右回動し、この回動がベース板13に反対向きに伝達さ
れて円弧楔片11を支軸15まわりに左回動させ、円弧
楔片11が掛金10に繋入されてロック装置7が施錠さ
れる。また操作レバー26を図4で左回動すると、クラ
ンクレバー21が左回動し、円弧楔片11が右回動して
ロック装置7が解錠される。摘みピース31は操作レバ
ー26を回動操作するとき引き出してレバー長さを長く
した状態で操作レバー26を操作するのに用いる。操作
力を解放すれば、摘みピース31はバネ35の付勢力に
よって操作レバー26の先端に当接してレバー長さが短
い状態となり、操作レバー26の内側に位置する外付け
障子戸5と干渉しないようになる。この構造は内付けサ
ッシ框3のすぐ内側に位置する外付け障子戸5と干渉さ
せないで、操作レバー26の腕長さを長くし、ロック開
閉時の操作力を小さくしたいときに有効である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、引戸の
ロック装置を内付け引戸框の内側から操作することがで
きるようになるため、図5に示す4枚引戸の左側のロッ
ク装置や図6に示す2枚引戸のロック装置を右手で開閉
することができるようになるとともに、内付け障子戸を
開いてやればサッシ戸のロック装置をその内付け框の内
側面から開閉することができるようになるため、従来の
ようにロック装置の操作を行うために外付け障子戸を開
かなければならなという面倒が解消する。また構造が極
めて簡単で部品の加工精度および引戸框への取付精度も
それほど高くする必要がないから、安価なコストで実用
化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面平面図
【図2】第1実施例の側面図
【図3】第2実施例の断面平面図
【図4】第2実施例の側面図
【図5】4枚引戸の模式的な平面図
【図6】2枚引戸の模式的な平面図
【符号の説明】
1 外付けサッシ框 3 内付けサッシ框 10 掛金 11 円弧楔片 13 ベース板 15 小ネジ 16 長孔 19 軸受金具 21 クランクレバー 23 操作軸 26 操作レバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外付け引戸框(1) に固設された掛金(10)
    と、内付け引戸框(3) の外側面に軸着された円弧楔片(1
    1)とを円弧楔片(11)の支軸(15)まわりの回動により係止
    して、引戸相互をロックする引戸框のロック装置におい
    て、前記支軸(15)の反掛金側に当該支軸と平行な操作軸
    (23)が内付け引戸框(3) ないしこれに固定した軸受金具
    (19)で軸支されており、この操作軸(23)は内付け引戸框
    (3) の内側にまで延びてその内側端に操作レバー(26)が
    設けられており、操作軸(23)の反操作レバー側端部に
    は、クランクレバー(21)が設けられて、その先端の枢着
    ピン(22)と円弧楔片(11)とが支軸(15)の半径方向の長孔
    (16)を介して連係されていることを特徴とする、引戸框
    のロック装置。
  2. 【請求項2】 外付け引戸框(1) に固設された掛金(10)
    と、内付け引戸框(3) の外側面に軸着された円弧楔片(1
    1)とを円弧楔片(11)の支軸(15)まわりの回動により係止
    して、引戸相互をロックする引戸框のロック装置におい
    て、前記支軸(15)の反掛金側に当該支軸と平行な操作軸
    (23)が内付け引戸框(3) ないしこれに固定した軸受金具
    (19)で軸支されており、この操作軸(23)は内付け引戸框
    (3) の内側にまで延びてその内側端に操作レバー(26)が
    設けられており、操作軸(23)の反操作レバー側端部に
    は、クランクレバー(21)がその腕長さ方向に摺動自在に
    設けられて、その先端と円弧楔片(11)とが枢着ピン(22)
    を介して連係されていることを特徴とする、引戸框のロ
    ック装置。
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JPH06346651A JPH06346651A (ja) 1994-12-20
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