JP2675848B2 - ごみの除去および移送の方法と設備 - Google Patents

ごみの除去および移送の方法と設備

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JP2675848B2 JP63503867A JP50386788A JP2675848B2 JP 2675848 B2 JP2675848 B2 JP 2675848B2 JP 63503867 A JP63503867 A JP 63503867A JP 50386788 A JP50386788 A JP 50386788A JP 2675848 B2 JP2675848 B2 JP 2675848B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に、生ごみまたは廃物を取扱うシステ
ム、特に、汚れた皿、ナイフフォークおよびスプーンを
除去し廃物または生ごみを除去し盆自体を洗浄するため
の異なるステーションを通過してコンベヤベルト上を搬
送される給仕用盆から廃物または生ごみを除去して移送
する方法と、設備とに関する。
給仕用盆ないしその上に完全な食事が給仕される盆
は、航空機および病院における様に完全な食事を給仕す
るため、または職員用簡易食堂、軽食堂、大食堂等の様
なカフェテリア式食堂におけるかのいずれかで増大する
程度に現在使用されている。比較的小さい食堂では、盆
は、通常一緒に手で集められて洗浄され、これは、比較
的高い労働費用をもたらす。その上、この仕事は、不潔
で非衛生的である。比較的大きい食堂等におけるこれ等
の問題を克服するため、盆の該取扱いを自動化するシス
テムが開発され、該システムは、例えば空港における賄
いに使用され、このとき、比較的大きい航空会社は、完
全な食事を有する盆を準備してフライト後に盆の処理を
する調理場付きのそれ自体の営業所を備えている。従っ
て、使用済みの盆は、航空機から調理場の営業所へ特別
な手押し車ないし運搬車で移送され、こゝでは、盆は、
コンベヤベルト上に置かれ、ナイフ、フォークおよびス
プーンを除去し陶磁器を除去し盆を洗浄するための異な
るステーションを通過させられる。これ等の周知の営業
所では、所謂「流水路システム」は、盆から生ごみない
し廃物を除去して、盆がナイフ、スプーン、フォークお
よび陶磁器に取除かれた後に盆を洗浄するのに使用され
る。これ等の「流水路システム」は、盆がコンベヤベル
トによって導入される水浴を本質的に有し、これによ
り、生ごみないし廃物は、水中に浮遊した後、廃物ない
し生ごみを別個の容器へ搬送する別個の移送装置によっ
て水浴から除去される。該「流水路システム」の最も重
大な欠点は、一方では、大量の水が該システムを運転す
るのに必要であり、他方では廃物ないし生ごみがポン
プ、コンベヤおよび該システムのその他の部分を停止な
いし閉塞する傾向を有し、これが次に、該システムの運
転が阻害される際にかなりな仕事が該システムの部品の
清掃のためになされねばならないことを意味る点にあ
る。別の欠点は、廃物ないし生ごみが水に混合される様
になりこれが廃物のさらなる移送を一層困難にすると共
に一層費用を多く要する様になる点と、該システムが廃
物の脱水に関連して生じる不快な臭気によって非衛生的
であり、これが作業者を非常に悩まし得る点とである。
従って、本発明の目的は、緒言に示した種類の方法お
よび設備を得ることであり、これにより、現在使用され
るシステムの上述の欠点は、廃物ないし生ごみの比較的
安価で効率的な処理を得るために排除可能である。
本発明によると、この目的は、同封の独立の請求の範
囲に示される種類の方法および設備によって達成され、
これにより、従属の請求の範囲は、該方法および設備の
夫々の好適実施例に向けられる。
本発明は、同封の図面に示されるその好適実施例に関
し下記に更に詳細に説明され、こゝに、 第１図は、本発明により設置された吸引設備を有し盆
を搬送するシステムの略図であり、 第２図は、本発明による吸引設備が設けられる盆コン
ベヤベルトの部分の詳細図であり、 第３図は、ごみサイクロンおよびブロワーユニットへ
の移送ダクトの結合を示す該システムの他の部分の略図
であり、 第４図は、移送ダクトから容器へのごみの閉じた移送
路を同様な略図で示す。
第１図は、例えば空港の航空会社のフライト賄い設備
に使用される種類の盆搬送系統に設置される本発明によ
るごみ処理設備を略図で示す。この盆取扱いシステム
は、例としてのみ示され、本発明による設備は、勿論、
盆を取扱う他の種類のシステムに関連して設置されても
よいことが強調されねばならない。
要するに、使用された盆は、特別な手押し車ないし運
搬車でコンベヤベルト２の始めのステーション１にもた
らされ、このステーションでは、盆は、コンベヤベルト
上に手で置かれる。盆は、コンベヤベルトによって次の
ステーション３へ移送され、こゝでは、陶磁器は、盆か
ら手で除去され、皿洗浄設備へ更に移送するために別の
コンベヤベルト3a上に置かれる。盆は、このステーショ
ンからナイフ、フォークおよびスプーンを手で除去する
ための別のステーション４へ送られ、ナイフ、フォーク
およびスプーンは、別のコンベヤベルト4aによって皿洗
浄設備へ同様に移送される。陶磁器、ナイフ、フォーク
およびスプーンが盆から除去され、従って瓶、包装、ナ
プキン等で構成されるごみのみが盆上に残るとき、盆
は、本発明による設備の吸引ステーションないし真空ス
トリッパ５へコンベヤベルト２上を依然として移送され
る。吸引ステーション５において、ごみは、移送ダクト
６に吸込まれ、これを経てごみサイクロン７へ送られ、
サイクロン７によって分離されたごみは、容器８等へ移
送される。
今や空である盆は、吸引ステーション５からそれを洗
浄および乾燥するために移送される。
第２図は、本発明によるごみ処理システムの吸引ステ
ーションないし真空ストリッピングステーション５の一
層詳細な図を与え、第２図は、コンベヤベルト２に直接
に関連して設けられる吸引ノズル10へコンベヤベルト２
上を盆９が如何に移送されるかを示す。例示される実施
例では、ノズル10は、コンベヤベルト２直ぐ上方に移送
され、断面において下方に開口するＵ形状を有し、従っ
て該ノズルは、盆がその中を搬送されるチャンネルを形
成する。該ノズルは、上壁10aと、側壁10bとによって限
定され、側壁の１つは、不連続であった、吸引開口部な
いしオリフィス10cを備えている。
ノズル10は、盆９の巾にほゞ相当する巾、即ち側壁10
b間の距離を持たねばならないが、他方では、該ノズル
は、盆の長さよりも短い寸法でもよい。しかしながら、
例示される実施例では、ノズルは、盆の長さにほゞ相当
する長さを有している。
盆が真空によってコンベヤベルトから吸い取られるの
を防止するために、好適なガイド（図示せず）が、コン
ベヤベルトに設けられる。このガイドは、好ましくはノ
ズルの領域においてコンベヤベルトの各側部に設けられ
るＬ形鉄ビームから成ってもよく、これにより、Ｌビー
ムの１つの脚は、盆の端縁がベルトの上面とビームの脚
との間を通過しこれによりベルト上に強固に保持される
様に、コンベヤベルトの上面より上の所定の距離におい
て該上面に平行に延びる。
勿論、ノズル10に代りの構造を使用することも可能で
ある。これは、例えばベルトに直接に関連してコンベヤ
ベルト２の一側部に設けられてもよく、これにより、該
設備は、恐らく、盆がノズルを通過するときに盆を傾け
る装置を追加されてもよく、従って、ごみは、この傾け
によりノズルに向って下方へ滑る様になる。
例示される実施例では、吸引ノズル10は、上壁10aに
関連して設けられる板11から成るガイド装置を備え、板
11の表面は、盆の表面にほゞ一致する。一方では、ガイ
ド板11は、吸引開口部10cに向ってごみを導くのに役立
ち、他方では、盆上に直立に立つ瓶等を傾けまたは転倒
するのに役立つ。該ガイド板は、盆から一層効果的にご
みを掃き出しないし掻き出しするのに役立つブラシ、ゴ
ムストリップ等によって置換えられてもよい。該設備に
よる音のレベルを低下するために、恐らく搬送方向で見
てノズルの前後の双方にノズル10に直接に関連してサイ
レンサー12を設けることも好ましい。
多くの関係において、テーブルマットの様な紙カバー
は、部分的に盆を保護して生じ得るこぼれを吸引し、ま
た部分的に美的理由のために盆に使用され、これ等のカ
バーは、盆の表面に付着する傾向があるため、盆の清掃
ないしはぎ取りに関連して問題を生じ得る。この問題を
解決するため、吹出しノズル13は、盆の端縁と同一の高
さに設置される吹出しノズル13の開口部ないしオリフィ
スを有し、吸引ノズルを通過する高圧空気が連続的また
は断続的に、吹出しノズル13を通って吹出されることに
より、空気は、カバーがごみの残りと共に吸い出される
様な態様でカバーと盆との間に導かれる。ブラシがガイ
ド装置として使用される場合には、該ブラシは、カバー
を盆から除去して吸引開口部に向ってもたらすのに寄与
してもよい。
吸引ノズル10の吸引開口部10cは、移送ダクト６に結
合され、ごみは、収集端末に設けられるごみサイクロン
７（第３図、第４図）へダクト６を経て移送される。
第１図に示される様に、該設備は、例えば比較的嵩張
った生ごみおよび食品ごみのための追加の送給シュート
15を容易に追加されてもよく、シュート15は、破砕機
（図示せず）に組合わされてもよく、追加の移送ダクト
16を経てサイクロン（第４図）に結合されてもよい。
移送ダクト６と、恐らくは移送ダクト16とにおける真
空は、空気過18がその前方に結合されている吸引ファ
ン17によって通常の態様で作られ、塵埃および残りの粒
子は、ユニット18によって空気流から過されてもよ
い。所要のとき、該システムは、放出空気の臭気を最小
限にするため、例えば所謂脱臭剤フィルタ22を追加され
てもよい。最後に、サイレンサーユニット20は、大気へ
の空気の放出の前に騒音を低下するためにファン17の後
に結合される。ファン、フィルタおよびサイレンサーユ
ニットは、機械類中央ユニット23（第１図、第３図）に
設けられる。
空気流によって移送ダクト６を経て輸送されたごみ
は、サイクロン７の頂上に入り、それ自体公知の態様で
空気流から分離され、サイクロンユニットの出口の下の
容器19に集められ、容器19では、食品ごみ、缶、ガラ
ス、樹脂、紙等の様な総てのごみがその中に捕捉された
空気の大部分を除去することによってごみの全体の体積
を最小限にする様に圧密される圧密ユニット21に進入す
る。圧密ユニット21のねじ21aは、閉鎖容器８にごみを
押入込み、これにより、ごぼれおよび不快な臭気は、述
べられた様に全体のシステムが閉鎖されているため、除
去される。
本発明は、特にその実施例に関して上に述べられた
が、本発明がその範囲から逸脱することなく当該技術の
熟達者によって変更可能なことは、明らかである。一例
として、該設備は、幾つかの吸引ステーションと、恐ら
く盆取扱い系統内の異なる個所のごみシュートとを設け
ることによって異なる既存の系統に適合可能である。従
って、本発明の範囲は、同封された特許請求の範囲によ
ってのみ制限されるべきである。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】汚れた皿を除去するための異なるステーシ
    ョンを通過するコンベヤベルトに搬送される給仕用盆か
    らビン、包装紙、ナプキン等のごみを除去し且つ移送す
    る方法であって、前記給仕用盆が搬送される搬送路の直
    ぐ近傍において、吸引ノズルを真空引きすると共に、前
    記吸引ノズルに接続した移送ダクト内に前記ゴミを吸引
    し且つ該移送ダクトを介して移送することを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項２】前記吸引ノズルは、汚れた皿を除去するス
    テーションの給仕用盆搬送方向の下流側に設けられた請
    求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】前記給仕用盆が前記吸引ノズルを通過する
    際に、該給仕用盆の側縁に向けて加圧空気を連続的又は
    間断的に圧送する請求項１又は２に記載の方法。
  4. 【請求項４】前記ごみは、前記吸引ノズルから閉塞容器
    まで閉塞システム内を移送される請求項１乃至３の何れ
    かに記載の方法。
  5. 【請求項５】汚れた皿を取り除き、ごみを除去し、給仕
    用盆を洗浄するための異なるステーション（3,4,5）を
    通過するコンベヤベルト（２）に搬送される給仕用盆か
    らビン、包装紙、ナプキン等のごみを除去し且つ移送す
    る装置であって、給仕用盆からごみを除去するステーシ
    ョン（５）において、前記コンベヤベルト（２）の直ぐ
    近傍に吸引ノズル（10）を設け、該吸引ノズルに移送ダ
    クト（６）を接続してごみを移送し、更に、前記移送ダ
    クトに分離器を介して吸引ファン（17）を接続して前記
    吸引ノズルを真空引きしたことを特徴とする装置。
  6. 【請求項６】前記吸引ノルズは前記コンベヤベルトの直
    ぐ真上に設けられると共に該コンベヤベルト側に向けて
    下側に開口した断面逆Ｕ字形で、上壁（10a）と側壁（1
    0b）とを有し、前記上壁は、前記側壁間の距離である幅
    が少なくとも前記給仕用盆の幅に略々対応するように寸
    法設定され、前記吸引ノズルはチャンネルを形成し、前
    記給仕用盆は該チャンネルを通過する請求項５に記載の
    装置。
  7. 【請求項７】前記吸引ノズルの前記上壁の近傍にガイド
    手段（11）を備え、該ガイド手段は、前記吸引ノズルの
    側壁の一方に形成された吸引開口部（10c）に向けて前
    記ごみを導く請求項６に記載の装置。
  8. 【請求項８】前記吸引ノズルの一側で且つ前記給仕用盆
    の側縁と同じ高さに吹出しノズル（13）が設けられ、該
    吹出しノズルは、該給仕用盆の側縁領域に向けて高圧空
    気流を連続的又は間断的に吹き出す請求項６又は７に記
    載の装置。
  9. 【請求項９】前記空気から分離されたごみが移送される
    閉塞容器（８）を備え、前記吸引ノズルから該閉塞容器
    まで装置全体が閉塞されている請求項５乃至８の何れか
    に記載の装置。
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