JP2674213B2 - ディスク研摩装置 - Google Patents

ディスク研摩装置

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JP2674213B2
JP2674213B2 JP14206289A JP14206289A JP2674213B2 JP 2674213 B2 JP2674213 B2 JP 2674213B2 JP 14206289 A JP14206289 A JP 14206289A JP 14206289 A JP14206289 A JP 14206289A JP 2674213 B2 JP2674213 B2 JP 2674213B2
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宜夫 森田
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日立電子エンジニアリング株式会社
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気ディスク等からなるディスクの表面を
研摩加工するために用いられるディスク研摩装置に関す
るものである。
[従来の技術] 磁気ディスクの製造工程の中には、デクスチャ工程が
含まれるが、このテクスチャ加工は、研摩テープを用い
てディスクの表面に微細な溝を形成するものである。か
かるテクスチャ加工は、ディスクを回転軸に装着し、該
回転軸によりディスクを回転させる間にその両面に研摩
テープを当接させて、該研摩テープを送りながら研摩す
るようにして行われる。そして、研摩テープはディスク
の記録面の幅全体を覆うことができるものを用い、ディ
スクの全面を同時に研摩加工するようにしている。
このために、第5図に示したように、スピンドルSに
装着したディスクDに対して研摩テープTを押し付ける
加圧ローラRが用いられる。そして、この加圧ローラR
を支持アームAに回転自在に取り付けて、該支持アーム
Aを平行板ばねLに装着し、この平行板ばねLによっ
て、加圧ローラRのディスクDへの当接部の軸線方向に
均一な押圧力を作用させて、研摩テープTをディスクD
の内周から外周に至るまでの幅方向の全体に均等な力で
押し当てるようにしている。加圧ローラRによる研摩テ
ープTのディスクD表面への押し付け力が均一となるよ
うに調整するために、支持アームAは支点Pにおいて平
行板ばねLに連結されている。
さらに、支持アームAの両側には傾斜調整ねじB,Bが
設けられており、該傾斜調整ねじBを適宜螺出入するこ
とにより、加圧ローラRの軸線X−XがディスクDの表
面に対して平行となるように調整することができるよう
になっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述した従来技術のように、ディスクに対
する加圧ローラの押し付け力を内周側から外周側に至る
までの全体を均一にすると、ディスクの内周側と外周側
とで、1回転当りにおける研摩テープの接触面積に差が
あるために、内周側の加工密度が高く、外周側の方の研
摩加工の密度が低くなり、全体として研摩加工の精度が
不均一となる。
かかる加工の不均一さを防止するためには、支持アー
ムの両側に設けた一対の傾斜調整ねじの突出長さに差を
持たせることによって、加圧ローラを傾斜させるように
することが考えられる。このようにすれば、ディスクに
対する押し付け力を内周側と外周側との間に差を持たせ
ることができ、ディスクの外周面側に対する研摩テープ
の接触面積の方を内周側のそれより接触面積を大きく取
るようにすることができるようになって、ディスクにお
ける半径方向全体に均一な研摩加工が可能となる。
然るに、前述した従来技術は、加圧ローラRを支持す
る支持アームAは支点Pを中心として揺動せしめられる
ようになっているので、第6図から明らかなように、加
圧ローラRを実線で示したようにディスクDに対して平
行な状態から仮想線で示したように傾斜させると、該加
圧ローラRのディスクDの表面に対する接触面がΔα分
だけ半径方向に位置ずれを起すことになる。
ここで、近年においては、ディスクにおける情報記録
容量の増加を図るために、該ディスクの最内周から最外
周に至る広い幅を記録エリアとして利用する傾向にあ
り、このためディスクの最内周から最外周に至る表面全
体を均一に加工することが望まれるようになってきてい
る。然るに、前述した従来技術の構造の研摩装置によ
り、加圧ローラを傾斜させると、該加圧ローラのディス
クに対する接触面がディスクの半径方向に位置ずれが生
じることになり、該ディスクの表面全体、特にスピンド
ルへの装着部に近い部分に加工むらが生じるという不都
合がある。
本発明は叙上の点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、ディスクの最内周部から最外周
部までの全体を均一に加工することができるようにした
ディスク研摩装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本発明は、研摩テー
プをディスクに押し付けるための加圧ローラを、固定ブ
ロックに形成したガイド面に沿ってスライドする傾動ブ
ロックに装着し、前記ガイド面を前記加圧ローラのディ
スクの半径方向における中間部を中心として所定の半径
を有する円弧状に形成することにより、前記加圧ローラ
をその中間部を支点としてディスク面に向けて傾動可能
とする形成としたことをその特徴とするものである。
[作用] このように構成することによって、加圧ローラをディ
スクの表面に平行な状態から傾けたときに、この加圧ロ
ーラのディスク表面への当接面が該ディスクの半径方向
に位置ずれするおそれがなくなる。従って、該ディスク
の最内周面から最外周面に至るまでの全体を研摩加工す
ることができるようになると共に、ディスクの外周側に
対する圧接力が内周側より大きくなって、研摩テープの
ディスクに対する当接面の形状がほぼ扇形となり、ディ
スクの表面全体を均一に研摩加工することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第1図に本発明のディスク研摩装置の基本構成
を示す。
同図において、1はディスクを示し、該ディスク1は
スピンドル2に装架されて、高速で回転せしめられる。
そして、このディスク1が回転している間に、研摩テー
プ3を加圧ローラ4によって押し付けて、該研摩テープ
3に送りをかけることによって、該ディスク1の表面の
研摩加工を行うことができるようになっている。
ここで、加圧ローラ4は、ゴムローラ等のように弾性
体からなるもので、その軸線方向には回転軸5が挿通さ
れており、該回転軸5の両端は支持アーム6に取り付け
られている。この支持アーム6は、傾動ブロック7にボ
ルト8によって固定されており、この傾動ブロック7は
固定ブロック9に円弧状に形成したガイド面10を介して
連結されて、該傾動ブロック7はディスク1に直交する
方向に揺動せしめられるようになっている。そして、こ
のガイド面10の曲面は、加圧ローラ4におけるディスク
1への当接線lの中心位置Oを中心とした半径rの円弧
となっている。
このように構成することにより、傾動ブロック7をガ
イド部10に沿って固定ブロック9上を移動させると、加
圧ローラ4のディスク1への当接線lは円弧中心Oを中
心として該ディスク1の板厚方向に傾動せしめられるこ
とになる。この結果、加圧ローラ4の全体がディスク1
の半径方向に位置ずれを起すことがない。然るに、加圧
ローラ4の当接線の長さが変化することになるが、この
変化量は傾動角がある程度小さければ、殆ど無視し得る
程度のものとなる。
この結果、第2図から明らかなように、傾動ブロック
7を、加圧ローラ4のディスク1に対して平行な状態に
すると、該加圧ローラ4による研摩テープ3のディスク
1への当接面は、領域イで示したように、短冊状となる
のに対して、加圧ローラ4における外周側の当接面が該
ディスク1に向くように傾動させると、加圧ローラ4の
ディスク1への押し付け力は外周面側が大きくなって、
研摩テープ3は領域ロで示したように、ほぼ扇形でディ
スク1に当接して、内周側から外周側に向けて研摩テー
プ3の接触面積が直線的に増大することになる。
従って、傾動ブロック7の傾動角度を調整することに
よって、ディスク1が1回転する間における研摩テープ
3のディスク1に対する接触面積は内周側から外周側に
至るまでほぼ均一化させることができ、ディスク1全体
を均一に研摩加工することができるようになる。しか
も、加圧ローラ4を傾動させても、該加圧ローラ4によ
る研摩テープ3のディスク1への接触部は半径方向に殆
ど位置ずれすることがないので、該ディスク1の最内周
部から最外周部までの全域にわたって研摩加工を施すこ
とができるようになる。
次に、第3図及び第4図に前述した基本構成を用いた
装置構成の一具体例を示す。
同図において、11は研摩テープ、12は該研摩テープを
ディスク1に押し付けるための加圧ローラをそれぞれ示
し、該加圧ローラ12の回転軸12aはコ字状に形成した支
持アーム13に取り付けられている。そして、該支持アー
ム13には延長部13aが連設されており、該延長部13aはデ
ィスク1に対して近接・離間する方向に変位可能なスラ
イドブロック14にボルト15により固定されている。この
スライドブロック14には凹部16が形成されており、平行
板ばね17がこの凹部16に係合されて、スライドブロック
14をディスクに近接する方向に力を作用させて、加圧ロ
ーラ12にディスク1への圧接力を作用させることができ
るように構成されている。
スライドブロック14をディスク1の表面に対して近接
・離間する方向に押動するために、ガイドレール19が設
けられており、該ガイドレール19は傾動ブロック20に取
り付けられている。この傾動ブロック20には凸状の円弧
部20aが形成されており、該円弧部20aは固定ブロック21
に設けた凹状の円弧部21aに円弧状のガイド面を構成す
る軸受22,22によって連結されている。これにより、傾
動ブロック20はディスク1の板厚方向に揺動せしめられ
るようになっている。そして、この傾動ブロック20の傾
動中心は、第1図において説明したように、加圧ローラ
12のディスク1への当接線の中心となっている。
さらに、傾動ブロック20を傾動させるために、固定ブ
ロック21にはねじ軸23が、その幅方向に設けられてお
り、該ねじ軸23の一端には調整つまみ23aが取り付けら
れている。そして、傾動ブロック20側には、このねじ軸
23に螺合するウォームギヤ24が設けられている。従っ
て、調整つまり23aを手動操作等によって回転させるこ
とにより、傾動ブロック20を第4図に矢印で示した方向
に傾動させることができるようになり、この結果、該傾
動ブロック20に連結した加圧ローラ12を傾動させること
ができるように構成されている。
なお、該傾動ブロック18を所望の傾動位置に固定する
には、ねじ軸23に摩擦ブレーキを設けたり、固定ボルト
等を用いたりすればよい。
このように構成することによって、調整つまみ23aを
操作して、傾動ブロック20を固定ブロック21に対して傾
動させることによって、加圧ローラ12をディスク1に対
して傾けるようにして、該ディスクの内周面側と外周面
側とで該加圧ローラ12による研摩テープ11の押し付け力
を変化させることにより研摩テープ11のディスク1の半
径方向における接触面積を変化させることができ、この
結果、該ディスク1の全面を均一に研摩加工することが
できるようになる。
しかも、このように加圧ローラ12を傾けても、そのデ
ィスク1への接触面が該ディスクの半径方向に位置ずれ
するのを極力防止することができるようになるので、こ
のディスク1の最内周側から最外周側に至るまで加工を
施すことができるようになり、ディスク1の表面を記録
エリアとして最大限に利用することができることにな
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、加圧ローラ
を、円弧状のガイド面を有する固定ブロックのガイド部
に沿って円弧運動する傾動ブロックに装着し、固定ブロ
ックのガイド部を加圧ローラのディスクの半径方向にお
ける中間部分を中心として所定の半径を有する円弧とな
るように構成したので、加圧ローラを傾動させて、ディ
スク表面に対する研摩テープの押し付け面積を内周側で
は狭く、外周側では広くなるようにほぼ扇形となして、
該ディスクの表面全体を均一に加工することができ、し
かもこの加圧ローラを傾動させたときに、そのディスク
への当接面が該ディスクの半径方向に位置ずれするおそ
れは殆どなく、従って、該ディスクの最内周面から最外
周面に至るまでの全体を研摩加工することができるよう
になる等の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示す説明図、第2図は研摩
テープのディスクへの当接部の形状を示す説明図、第3
図はディスク研摩装置の一具体例を示す外観図、第4図
は第3図の一部破断図、第5図は従来技術のディスク研
摩装置の構成説明図、第6図は第5図の作用説明図であ
る。 1:ディスク、2:スピンドル、3,11:研摩テープ、4,12:加
圧ローラ、5,12a:回転軸、6,13:支持アーム、7,20:傾動
ブロック、9,21:固定ブロック、10:ガイド部、22:軸
受、23:ねじ軸、23a:調整つまみ、24:ウォームギヤ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸にディスクを装着し、このディスク
    の表面に加圧ローラにより研摩テープを押し付けること
    により該ディスクの表面を研摩するものにおいて、前記
    加圧ローラを、固定ブロックに形成したガイド面に沿っ
    てスライドする傾動ブロックに装着し、前記ガイド面を
    前記加圧ローラのディスクの半径方向における中間部を
    中心として所定の半径を有する円弧状に形成することに
    より、前記加圧ローラをその中間部を支点としてディス
    ク面に向けて傾動可能とする構成としたことを特徴とす
    るディスク研摩装置。
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