JP2516798B2 - 修正輪式ラップ加工機 - Google Patents

修正輪式ラップ加工機

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JP2516798B2 JP63111804A JP11180488A JP2516798B2 JP 2516798 B2 JP2516798 B2 JP 2516798B2 JP 63111804 A JP63111804 A JP 63111804A JP 11180488 A JP11180488 A JP 11180488A JP 2516798 B2 JP2516798 B2 JP 2516798B2
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宏志 前多
義文 溝下
和俊 牧野
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 磁気ディスク装置のリニア型磁気ヘッドアクチュエー
タにおけるキャリッジ案内部のような傾斜面を研磨する
修正輪式ラップ加工機に関し、 傾斜面の角度及び形状を精度よくラップ仕上げし、リ
ニア型アクチュエータの案内機構部からの発塵を低減す
ることを目的とし、 三角錐状の3つの斜面それぞれに工作物を締結する三
角錐状治具と、斜面を所望の角度に回動可能に、三角錐
状治具をラップ定盤上の修正輪内に3点で取付ける嵌合
手段とを備え、更に三角錐状治具の各斜面に該斜面の回
動方向に自由度をもつ取付板を設けるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気ディスク装置のリニア型磁気ヘッドア
クチュエータにおけるキャリッジ案内部のような傾斜面
を研磨するのに好適なラップ加工機に関し、特に、修正
輪式ラップ加工機に関する。
〔従来の技術〕
磁気ディスク装置における磁気ヘッドの駆動手段とし
て、リニア型アクチュエータはロータリ型よりも共振周
波数を高くできる。しかし、リニア型の課題として、直
進案内機構部の発塵が挙げられる。例えば、特開昭59−
210576号公報に開示されている磁気ディスク・アクセス
装置の場合、磁気ディスク・アクセス装置は、第7図に
示す如く、磁気ヘッド71を保持した複数のヘッドホルダ
72をキャリッジ73に固定し、一体的に図の左右方向へ摺
動するように構成されているが、キャリッジ73の斜面案
内部74が相手方のベアリング(図示せず)と摺動して発
塵するため最悪の場合は、その塵埃がディスクとヘッド
の間に入込んでヘッドクラッシュを引起こす懸念があ
る。従って、案内機構部(ベアリング外周面及び斜面案
内部)の材料に耐摩耗性の大きい材料(例えばセラミク
ス)を選ぶとともに、第8図に示す如く、キャリッジ73
の斜面案内部74を出来得る限り平滑に研磨することが重
要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、斜面案内部としては、アルミニウム合金製のキ
ャリッジを研削仕上し、硬質コーティングを施して0.1R
z以下に平滑化していた。しかし、前記特開昭59−21057
6号公報の磁気ディスク・アクセス装置に用いられるセ
ラミクス製キャリッジの場合、セラミクス自体が硬質
で、コーティングが不必要である代りに、セラミクス自
体を精密に研磨しなければならない。一方で、斜面案内
部は、研削仕上を行っても0.2Rzの表面粗さを得るのが
限界である。仕方なく、従来は研削仕上のまま用いてい
たが、表面粗さが大きいことによる発塵の増大が懸念さ
れている。
本発明は、このような課題に鑑みて創案されたもの
で、傾斜面の角度及び形状を精度よくラップ仕上げし、
リニア型アクチュエータの案内機構部からの発塵の低減
に有効な修正輪式ラップ加工機を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明において、上記の課題を解決するための手段
は、所定の角度を有する部品傾斜面を鏡面仕上げする修
正輪式ラップ加工機において、三角錐状の3つの斜面そ
れぞれに工作物を締結する三角錐状治具と、斜面を所望
の角度に回動可能に三角錐状治具をラップ定盤上の修正
輪内に3点で取付ける嵌合手段とを備えた修正輪式ラッ
プ加工機とするものであり、特に三角錐状治具の各斜面
に該斜面の回動方向に自由度をもつ取付板を設けると好
適な修正輪式ラップ加工機とするものである。
〔作用〕
従来方式の課題は、研削仕上げによる表面粗さ(0.2R
z)を改善するため、斜面案内部をラップ仕上するとい
う点にある。仕上げ対象となる面は例えば45°の傾斜面
であれば仕上げ角度公差が±10′程度に抑えなければな
らない。従って、寸法公差及び角度公差を満たしたうえ
で、工程が簡略な研磨法が必要である。
本発明では、修正輪式ラップ加工機の修正輪の中に、
所定の角度をもつ三角錐状治具を配設し、1つの治具の
3つの傾斜面それぞれに加工対象面の長手方向にチルト
可能な部品取付板を配して、その取付板に加工対象部品
を固定する構造とすることにより、加工対象である例え
ばキャリッジの斜面案内部全体がラップ定盤に密着した
状態でラップ仕上げが進行する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明
する。
第1図は、本発明による修正輪式ラップ加工機の一実
施例を示す平面図である。両図において、修正輪式ラッ
プ加工機は、ラップ定盤1上に3個の修正輪2を載置
し、それらの修正輪2内にそれぞれ治具3を取付けて構
成されている。ラップ定盤1はモータ4により回転し、
修正輪2はガイドローラ5(1ヶ所のみを図示する)に
より位置決めされる。
第2図は上記修正輪式ラップ加工機の側面図であっ
て、ラップ定盤1は台6に支持され、台6は防振ゴム7
を介して床等に安置されている。尚、図中8はプーリで
ある。
本発明では、前記治具3は嵌合により修正輪2に取付
けられる。
第3図は、本発明の一実施例の三角錐状治具の形状を
示す平面図である。同図に示す如く、三角錐状治具は、
正三角錐形の上方頂端部を切取った形状をしていて、底
面の正三角形の各頂点に相当する位置から嵌合手段の嵌
入側であるレバー31が突出し、側面の3つの斜面32のそ
れぞれに、取付板33を介して工作物であるキャリッジ34
が締結・固着されている。三角錐状治具の各斜面(計3
ヶ所)には、キャリッジ34の斜面案内部の長手方向にチ
ルト(傾斜)可能な後期回動機構を配置され、各斜面を
所望の角度に回動させる。
第4図は、その治具を取付ける修正輪の平面図であ
る。同図に示す如く、修正輪41は、リング形状で、該リ
ング形状の内側面に等間隔で3ヶ所の凹部42が形成さ
れ、この凹部42が前記三角錐状治具のレバー31を受入れ
る嵌合手段の一方になっている。
第5図は、前記三角錐状治具を側面から眺めた部分拡
大図である。また第6図は、その一部分を更に拡大した
部分断面図である。両図において、工作物としてのキャ
リッジ51は、押え板52と取付板53の間にサンドイッチ構
造に挟持され、ネジ54により締結される。取付板53は回
動軸55に固定され、該回動軸55は治具56の斜面に植設さ
れている。
以下、本実施例の回動機構について説明する。取付板
53と治具56の斜面との間には、リング形状のスラストニ
ードル軸受57がは配設されて、両者のスペースを保持す
るとともに、回動軸55を支持している。また、回動軸55
は、治具56の壁面内側でもラジアル玉軸受58により支持
され、2種類の軸受に両端を支えられていることにな
り、かつそのラジアル玉軸受58に圧接する押圧バネ59に
より、バネ押え60を介して、治具56の内方へ付勢されて
いて、取付板55に回動可能かつ十分な剛性を与えてい
る。
尚、傾斜案内部の角度精度は治具精度に依存するの
で、本実施例では±1′以内とした。また、キャリッジ
を治具に止めるには、平面度が良好な(数μm以下)定
盤の上に、厚さ2〜3μmの厚さが均一な板(図示せ
ず)を配置し、その上に治具を据付け、キャリッジを傾
斜案内部全体が接触するように、定盤に対して軽くおさ
えながら取付板に前記ネジを締結するものとした。
本実施例において、加工圧力は治具及び工作物(キャ
リッジ)の重量によって決まるが、加工圧力を増すに
は、治具上に錘りを追加すればよい。また、治具頂部に
取手を付けることにより、治具の修正輪からの着脱が容
易になる。
本実施例は、磁気ディスク装置のリニア型キャリッジ
を工作物として説明したが、平板に傾斜面を形成する他
の事項についても適用される。また材料もセラミクスに
限定されず、例えばAlや鉄系など他の金属材料、非金属
材料にも適用される。
本発明は、キャリッジの傾斜案内部を角度及び形状精
度よくラップ仕上げすることを可能とし、使用砥粒の選
択により0.04Rz以下の表面粗さが得られ、リニア型アク
チュエータ案内機構部からの発塵の低減に極めて有効で
ある。
〔発明の効果〕
以上、述べたとおり、本発明によれば、傾斜面の角度
及び形状を精度よくラップ仕上げ可能で、リニア型アク
チュエータの案内機構部からの発塵の低減に有効な修正
輪式ラップ盤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明による修正輪式ラップ加工機
の一実施例の平面図及び側面図、 第3図は本発明による三角錐状治具の一実施例の平面
図、 第4図はその治具を取付ける修正輪の平面図、 第5図は治具の部分拡大図、 第6図は治具の部分断面図、 第7図及び第8図は工作物である磁気ヘッド・キャリッ
ジの側面図及び加工図である。 1;ラップ定盤、2;修正輪、3;三角錐状治具、31;レバー
(嵌合手段) 32;斜面、33;取付板、34;工作物。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の角度を有する部品傾斜面を鏡面仕上
    げする修正輪式ラップ加工機において、 三角錐状の3つの斜面(32)それぞれに工作物(34)を
    締結する三角錐状治具(3)と、 斜面(32)を所望の角度に回動可能に三角錐状治具
    (3)をラップ定盤(1)上の修正輪(2)内に3点で
    取付ける嵌合手段(31)とを備えたことを特徴とする修
    正輪式ラップ加工機。
  2. 【請求項2】三角錐状治具の各斜面(32)に該斜面の回
    動方向に自由度をもつ取付板(33)を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の修正輪式ラップ加工機。
JP63111804A 1988-05-09 1988-05-09 修正輪式ラップ加工機 Expired - Lifetime JP2516798B2 (ja)

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JPH01281868A JPH01281868A (ja) 1989-11-13
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