JPH0732734U - 記録媒体の送り装置 - Google Patents
記録媒体の送り装置Info
- Publication number
- JPH0732734U JPH0732734U JP6541493U JP6541493U JPH0732734U JP H0732734 U JPH0732734 U JP H0732734U JP 6541493 U JP6541493 U JP 6541493U JP 6541493 U JP6541493 U JP 6541493U JP H0732734 U JPH0732734 U JP H0732734U
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- roller
- recording medium
- disc
- pinch roller
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- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送り力が与えられる記録媒体に圧接するロー
ラが設けられた記録媒体の送り装置において、ローラが
記録媒体に常に均一に圧接できるようにする。 【構成】 ディスクDは、回転駆動される送りローラ2
1とピンチローラ22とで挟持される。ピンチローラ2
2の穴22aはその中心部22cにて内径寸法d1が最
も小さく、他の部分で内径寸法の大きいテーパ面となっ
ている。支持軸23が送りローラ21に対して傾斜した
場合であっても、ピンチローラ22が中心部22cを支
点として支持軸23に対して傾斜できるため、ピンチロ
ーラ22と送りローラ21とでディスクDを均一な挟持
力で挟持でき、安定した送り動作を行うことができる。
ラが設けられた記録媒体の送り装置において、ローラが
記録媒体に常に均一に圧接できるようにする。 【構成】 ディスクDは、回転駆動される送りローラ2
1とピンチローラ22とで挟持される。ピンチローラ2
2の穴22aはその中心部22cにて内径寸法d1が最
も小さく、他の部分で内径寸法の大きいテーパ面となっ
ている。支持軸23が送りローラ21に対して傾斜した
場合であっても、ピンチローラ22が中心部22cを支
点として支持軸23に対して傾斜できるため、ピンチロ
ーラ22と送りローラ21とでディスクDを均一な挟持
力で挟持でき、安定した送り動作を行うことができる。
Description
【0001】
本考案は、コンパクトディスクなどの光記録方式のディスク、またはカートリ ッジにディスクが挿入されたもの、あるいはカセットテープなどの記録媒体を送 る記録媒体の送り装置に係り、特に移動する記録媒体に対しローラが均一に圧接 できるようにした記録媒体の送り装置に関する。
【0002】
図7は従来例として車載用CDプレーヤのディスク送り装置を示す側面図、図 8は従動側のローラの支持構造を示す斜視図、図9は従来の問題点を示すディス ク送り装置の正面図である。 図7に示すディスク送り装置では、機器本体の挿入口Hから挿入されたディス クDに送り力を与える送りローラ1が設けられている。この送りローラ1は機器 本体のシャーシなどに回転自在に支持され、駆動モータMにより回転駆動される 。またこの送りローラ1に対向するピンチローラ2が設けられている。 上記ピンチローラ2はローラブラケット3に回転自在に取付けられている。ロ ーラブラケット3は、図8に示すように、所定の距離を開けて平行に形成された 支持片3a,3aと両支持片をつなぐ連結片3bとが金属板により一体に折曲げ られ形成されている。
【0003】 支持片3a,3aの先端部には取付孔4が形成され、ピンチローラ2の軸2a が樹脂製ブッシュなどを介して取付孔4に回転自在に支持されている。支持片3 a,3aの基部に形成された支持孔9,9はシャーシなどに固定された支持軸1 0に対して回動自在に支持されている。そして一方の支持片3aにはスプリング 8が取り付けられ、このスプリング8により前記ピンチローラ2が送りローラ1 の方向に付勢されている。一方の支持片3aの中間部にはピン6が設けられ、こ のピン6に対して昇降機構7により下降方向の駆動力が与えられている。 上記送り装置では、ディスクDがディスク駆動部5へ送り込まれるとき、およ びディスク駆動部5からディスクDが排出されるときに、昇降機構7による下降 駆動力が解除され、ローラブラケット3がスプリング8の弾性力により図7にお ける時計方向へ回動し、スプリング8の付勢力により送りローラ1とピンチロー ラ2とでディスクDが挟持される。そして、送りローラ1の回転力によりディス クDが送られる。またディスクDがディスク駆動部5上に移動させられた時点で 、昇降機構7によりピンチローラ2が下降させられてディスクDから離され、デ ィスクDはディスク駆動部5のターンテーブル5a上にクランプされる。
【0004】
この種のディスク送り装置では、ローラブラケット3のプレス加工の際の加工 公差により、支持片3a,3aや連結片3bの反りや、支持孔9,9の位置や取 付孔4,4の位置のずれが生じ、さらには支持軸10のシャーシへの取り付け位 置誤差が生じるを避けることができない。これらの誤差の累積により、図9に示 すピンチローラ2の軸2aの軸中心線O−Oと送りローラ1の軸中心線Oa−O aとの平行度を高精度に設定するのは困難である。 したがって、ピンチローラ2の軸2aの軸中心線O−Oとローラ1の軸中心線 Oa−Oaとの間に傾きが発生し、ローラ間にてディスクを挟持したときに、ピ ンチローラ2がディスクDに対して片当たり状態になり、あるいはローラ1と2 とによる挟持力がディスクDの各位置にて不均一になる。 そのため、ディスクDに対して適正な送り力が与えられず、送り動作中にディ スクDが偏った位置へ移動したり、またはディスクDが送られながら回転するな どの現象が生じ、ディスク駆動部5に対してディスクDを正確に送り込んで位置 決めすることができなくなる。
【0005】 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、送り力が与えられる記録媒体 に対して、ローラが片当たりなどすることなく均一に圧接して、高精度な支持力 および送り力を与えることができるようにした記録媒体の送り装置を提供するこ とを目的としている。
【0006】
本考案は、送り力が与えられる記録媒体に圧接するローラが設けられた記録媒 体の送り装置であって、前記ローラを軸方向に貫通する穴内に軸が挿入されてお り、前記穴の内周面と軸の外周面との隙間が、ローラの軸方向中心部分で狭くロ ーラ両端部にて広く形成され、この隙間が最小となる位置を支点として軸に対し てローラが傾斜自在とされていることを特徴とするものである。
【0007】
上記手段では、記録媒体に圧接するローラが、これを支持する軸に対して傾斜 自在となっている。したがって、軸が記録媒体の圧接面に対して傾いた場合であ っても、ローラは記録媒体に圧接するように軸に対して傾斜する。ローラがその 全長にわたって記録媒体に対し均一に圧接することにより、記録媒体が安定して ローラに支持され送られるようになる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例としてディスク送り装置の要部を示す一部断面を含 む正面図、図2と図3はその部分拡大断面図である。 このディスク送り装置は、図7に示したのと同じ車載用CDプレーヤにおいて 挿入口H方向から見た拡大図に相当している。 図1に示す符号21は送りローラであり、ゴムなどの弾性材料により円柱形状 に形成されている。この送りローラ21は回転軸21aの外周に固定されており 、この回転軸21aは、機器本体のシャーシSに固定された軸受24により回転 自在に支持されている。回転軸21aの一端には歯車25が固定されており、図 7に示す機器本体側に設けられたモータMの動力は減速歯車列(図示せず)を介 して前記歯車25に伝達され、モータMの動力により回転軸21aと共に送りロ ーラ21が正逆両方向へ回転駆動される。
【0009】 送りローラ21に対向する位置には、ピンチローラ22が配置されている。こ のピンチローラ22は樹脂材料などにより形成され、外周面は円筒面である。ピ ンチローラ22にはその軸方向に貫通する穴22aが形成されており、この穴2 2aが支持軸23に挿通され、ピンチローラ22は支持軸23に対して回動自在 となっている。支持軸23の両端はローラブラケット3の両支持片3a,3aに 固定されている。図7と図8に示したのと同様に、ローラブラケット3は支持軸 10により機器本体のシャーシに対して回動自在に支持され、また一方の支持片 3aがスプリング8により上方へ付勢され、支持軸23とピンチローラ22は送 りローラ21に圧接する方向へ付勢されている。
【0010】 図2に示すように、ピンチローラ22に形成された穴22aは、軸方向の中心 部22cにて最小の内径寸法d1となり、軸方向両端に向けて徐々に径寸法が広 がるテーパ面となっている。すなわち穴22aの内周面22bと支持軸23の外 周面との隙間は、中心部22cにて最も狭く、両端に向くにしたがって徐々に大 きくなっている。穴22aの中心部22cの最小の内径寸法d1は、支持軸23 の外径寸法d2とほぼ同じあるいはわずかに大きく形成されており、ピンチロー ラ22の中心線O1−O1は支持軸23の中心線O−Oに対し、前記中心部22 cを支点として微小角度θの範囲にて傾斜できるように支持されている。 また、図3に示すように、支持軸23の両端部分にはリング26,26が嵌着 されて、ピンチローラ22は両リング26と26との間に挟まれ、支持軸23に 対してピンチローラ22が軸方向へ移動しないようになっている。
【0011】 次に上記構成のディスク送り装置の動作について説明する。 ディスクDがディスク駆動部5(図7参照)の方向へ送り込まれるとき、また はディスク駆動部5からディスクDが排出されるときには、ローラブラケット3 がスプリング8により持ち上げられ、ピンチローラ22と送りローラ21とでデ ィスクDが挟持される。 このとき、ローラブラケット3の加工精度や、支持軸10(図7参照)の位置 精度などにより、支持軸23の中心線O−Oが、送りローラ21の回転軸21a の中心線Oa−Oaに対して傾斜し、しかもこの傾斜量が組立作業の調整により 矯正できない場合がある。この場合であっても、ピンチローラ22が中心部22 cを支点として支持軸23に対して傾斜できるため、ピンチローラ22の外周面 はその長手方向全長にわたってディスクDに対して確実に且つ均一に圧接するこ とになる。 ディスクDは送りローラ21の回転力により送られるが、送りローラ21とピ ンチローラ22とでディスクDが均一に挟持されるため、ディスクDの平面の各 箇所においてディスクDに作用する送り力が均一になり、安定したディスク送り が実現できる。
【0012】 図4ないし図6は本考案の他の実施例を示している。 図4に示す実施例では、ピンチローラ22の穴22aの内周面22bは、軸方 向に沿って内径寸法が一定の円筒面となっており、軸方向中心部では、内周面2 2bにリング状突起22dが一体に形成されている。したがって支持軸23の中 心線O−Oに対し、ピンチローラ22はリング状突起22dの部分を支点として 傾斜できるようになる。 図5に示す実施例では、ピンチローラ22の穴22aの内周面22bが、軸方 向に均一な内径を有する円筒面である。一方支持軸23の外周面は、その中心部 23aが最も外形寸法が大きく、両端に向かうにしたがって外形寸法が小さくな るテーパ面となっている。図6では、ピンチローラ22の穴22aの内周面22 bが図5と同じであり、支持軸23の中心部に外周方向へ突出するリング状突起 23bが一体に形成されている。図5と図6の実施例では、支持軸23の中心部 23aまたはリング状突起23bを支点として、ピンチローラ22が傾斜できる ようになっている。
【0013】 また、ディスクの送り装置としては、ローラブラケット3の両側の支持片3a ,3aが共にスプリングにより上方へ付勢される構成であってもよい。 さらに、本考案は、一枚のディスクを挿入して再生するディスクプレーヤに限 らず、複数枚のディスクの収納部からいずれかのディスクが選択されてディスク 駆動部へ送られるディスクチェンジャにおいて、ディスク収納部とディスク駆動 部との間の送り装置として実施してもよい。
【0014】 また、記録媒体はディスクD単体の場合に限られず、カートリッジ内に光ディ スク、光磁気ディスクまたは磁気ディスクが収納されたもの、あるいはカセット テープなどであってもよい。 さらに記録媒体に送り力を与える機構は回転駆動される送りローラ21に限ら れず、例えば記録媒体がコンベア状の送り機構あるいは記録媒体を保持したまま 移動する送り機構によって送り力を与えられる場合において、これらの送り機構 と逆側にて記録媒体を支持するローラに本考案を適用することができる。
【0015】
以上のように本考案によれば、軸が記録媒体に対して傾斜していてもローラは 記録媒体に均一に当たるようになる。よって記録媒体が安定した姿勢に支持され て送られるようになる。
【図1】本考案の一実施例としてのディスク送り装置を
示す一部断面を含む正面図、
示す一部断面を含む正面図、
【図2】図1の中心部分を拡大して示す断面図、
【図3】図1に示すピンチローラの端部を示す断面図、
【図4】ローラの内面形状を変えた他の実施例を示す拡
大断面図、
大断面図、
【図5】支持軸の外面形状を変えた他の実施例を示す拡
大断面図、
大断面図、
【図6】支持軸の外面形状を変えた他の実施例を示す拡
大断面図、
大断面図、
【図7】ディスク送り機構を備えたCDプレーヤの構造
を示す側面図、
を示す側面図、
【図8】ピンチローラの支持機構を示す分解斜視図、
【図9】従来の問題点を説明するディスク送り装置の正
面図、
面図、
3 ローラブラケット 8 スプリング 21 送りローラ 21a 回転軸 22 ピンチローラ 22a 穴 22b 穴の内周面 D ディスク S シャーシ
Claims (1)
- 【請求項1】 送り力が与えられる記録媒体に圧接する
ローラが設けられた記録媒体の送り装置であって、前記
ローラを軸方向に貫通する穴内に軸が挿入されており、
前記穴の内周面と軸の外周面との隙間が、ローラの軸方
向中心部分で狭くローラ両端部にて広く形成され、この
隙間が最小となる位置を支点として軸に対してローラが
傾斜自在とされていることを特徴とする記録媒体の送り
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6541493U JPH0732734U (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 記録媒体の送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6541493U JPH0732734U (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 記録媒体の送り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732734U true JPH0732734U (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=13286364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6541493U Withdrawn JPH0732734U (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 記録媒体の送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732734U (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP6541493U patent/JPH0732734U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |