JPS5971157A

JPS5971157A - テ−ププレ−ヤのピンチロ−ラ支持装置

Info

Publication number: JPS5971157A
Application number: JP18035682A
Authority: JP
Inventors: Akira Otsuki; 晃大槻
Original assignee: ARUPAIN KK; Alpine Electronics Inc
Current assignee: ARUPAIN KK; Alpine Electronics Inc
Priority date: 1982-10-14
Filing date: 1982-10-14
Publication date: 1984-04-21
Also published as: JPH0115934B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はテーププレーヤに係り、特に、テープ送り方向
の修正ができるピンチローラ支持装置に関する。

一般に、テーププレーヤにおいて、テープを定速送りす
るため、キャプスタン軸１とピンチローラ２が備えられ
ている。キャプスタン軸ｌは磁気ヘッドの近くに配設さ
れ、モータにより定速回転するように駆動されている。

また、ピンチローラ２の軸３はブラケット４に支持され
ており、このブラケット４がベース上に設けられた支軸
５に回動自在に取付けられている。記録再生動作の際に
は、スプリングなどの力により、ピンチローラ２がキャ
プスタン軸１に圧接し、両者間に挾持される磁気テープ
Ｔが送り出される。

このテープ送シ機構では、ピンチローラ２の軸３とキャ
プスタン軸１とが完全に平行であれば（第１図のａの状
態）、テープＴがキャプスタン軸１と直交する方向（ｄ
方向）へ送り出されるが、軸３がｂの状態あるいはＣの
状態に倒れると、ピンチローラ２とキャプスタン軸１の
当接線が傾いて、テープＴの送り方向がｅ方向あるいは
ｆ方向へずれることになる。実際の機器では、ベースに
対するキャプスタン軸１や支軸５の直角度やブラケット
４の成形誤差などのため、軸３とキャプスタン軸１との
平行度にずれが生じる可能性が高い。

そのため、テーププレーヤの製造工程において、磁気ヘ
ッドのアジマス調整を行ない、移送されるテープＴに対
して磁気ヘッドのギャップ面が最適な状態で当接するよ
うにしている。

ところが、オートリバース機能を有するカセットメカニ
ズムの場合には、プレイ方向用とリバース方向用のキャ
プスタン軸とピンチローラを各々備えているので、プレ
イ方向へのテープの走行特性（第１図のｅ、ｆ方向への
走行角度）とリバース方向へのテープの走行特性が異な
っている。よってプレイ方向走行時における磁気ヘッド
のアジマス調整を行なっても、テープをリバース方向へ
走行させた場合に適正な再生出力が得られない場合があ
る。よって、従来のヘッド調整作業は、テープのプレイ
方向走行時における再生出力のピークポイントと、リバ
ース方向走行時における再生出力のピークポイントの中
間に調整点を設定している。したがって、調整作業が煩
雑であり、また磁気ヘッドの特性を十分生かせない欠点
がある。

本発明は上記従来の欠点を解決するものであり、キャプ
スタン軸とピンチローラによるテープの送り出し角度の
調節ができるようにして、オートリバース方式のカセッ
トメカニズムなどにおいて、ヘッドのアジマス調整が効
率的に行なえるようにしたテーププレーヤのピンチロー
ラ支持装置を提供することを目的としている。

本発明は、ピンチローラを取付けている軸をブラケット
に対して傾斜できるようにし、また、任意の傾斜状態に
維持できるようにして、キャプスタン軸とピンチローラ
とで挾持したテープの送り出し角度を微調整できるよう
にしたことを特徴とするものである。

以下、本発明の実施例を第２図以下の図面によって説明
する。

第２図は本発明のピンチローラ支持装置に使用されるブ
ラケット１１と補助板１２の斜視図、第３図は調節ブツ
シュ１３の斜視図である。

ブラケット１１は板金によりコの字形状に折曲げたもの
である０このプ・ラケット１１には２箇所の貫通穴１１
ａとｌｌｂが形成されている。貫通穴１１ａは、下部べ
−７，１４ａと上部ベース１４ｂ間に設置された支軸１
５（第５図参照）によってブラケット１１を支持するだ
めのものである。また、他の貫通穴１１ｂには補助軸１
６　（第４図参照）が挿入される。さらに、ブラケット
１１の下面には丸穴１１ｃが、上面にはガイド部として
長穴１１ｄが設けられている。この丸穴１１ｃと長穴１
１ｄは貫通穴１１ａ、ｌｌｂと平行な軸線上に形成され
ているものである。

また、補助板１２はブラケット１１とほぼ同一の平面形
状であり、ブラケット１１の貫通穴１１ａと同一径の穴
１２ａと、貫通穴１１ｂと同一径の穴１２ｂが設けられ
ている。また、ブラケット１１の長穴１１ｄに対応する
位置には切欠き１２ｃが形成されている。

調節ブツシュ１３は、金属、あるいは樹脂によって成形
されている。調節ブツシュ１３の本体１３ａは円板形状
であり、この本体１’３ａの外径寸法は、前記補助板１
２の切欠き１２ｃの幅寸法とほぼ一致している。本体１
３ａの下端にはフランジ１３ｂが設けられている。また
、本体１３ａの中心よりやや片寄った位置には貫通した
偏心穴１３ｃが形成されており、さらに本体１３ａの上
面には操作用の溝１３ｄが形成されている。なお、第６
図には補助板１２の平面形状を示し、第７図にブラケッ
ト１１の平面形状を示している０また、第４図はブラケ
ット１１にピンチローラ１８を取付けた状態を示した平
面図、第５図は第４図の■−■断面図である。

テーププレーヤの下部ベース１４ａと上部ベース１４ｂ
間に設けられた支軸１５がプラタン）１１の貫通穴１１
ａと補助板１２の穴１２ａ内に挿入されて、ブラケット
１１と補助板１２が支軸１５を中心として回動自在に支
持されている。また、プラタン）１１０貫通穴１１ｂと
補助板１２の穴１２ｂ内には補助軸１６が挿入されてい
る。ブラケット１１と補助板１２は、支軸１５ならびに
補助軸１６とによって一体化されていることになる。

なお、この組立状態にて、補助板１２の切欠き１２ｃは
、プラタン）１１の長穴１１ｄの真上に位置している。

補助板１２の切欠き１２ｃ内には補助ブツシュ１３の本
体１３ａが回動自在に保持され、フランジ１３ｂはブラ
ケット１１と補助板１２との隙間に挿入されている。

そして、ピンチローラ１８を回転自在に保持している軸
１７の下端は、ブラケット１１の下面の丸穴１１ｃ内に
挿入され、また、軸１７の上端は、ブラケット１１の上
面の長穴１１ｄに挿入され、さらに、調節ブツシュ１３
の偏心穴１３ｃ内に挿入されている。また、図示省略す
るが、軸１７に抜は止めのだめのリングなどが固設され
ている。

次に、上記構成による本発明の作用ならびに効果につい
て説明する。

ピンチローラ１８を取付けた後、調節ブツシュ１３を回
動させることによって、軸１７のｂ方向あるいはＣ方向
への倒れ度を調節することができる。第８０３）図は、
軸１７の上端がブラケット１１の長穴１１ｄの中央に位
置する状態（第５図のａ状態）にある。軸１７を第５図
に示すｂ方向へ傾ける場合には、調節ブツシュ１３の溝
１３ｄに下ライバーの先端を掛けて、反時計回りに回転
させる。第８（Ａ）図は反時計方向へ一定角度α　（約
９０度）だけ回転させた状態を示している。このときに
は、軸１７の上端は長穴１１ｄの右端へ距離Ｄａだけ移
動し、軸はｂ方向へ一定角度倒れる。次に、軸１７をＣ
方向へ傾ける場合には、調節ブツシュ１３を時計回りに
回転させる。第８　（Ｃ）図は時計方向へ一定角度β（
約６０度）だけ回転させた状態を示している。このとき
には、軸１７の上端が長穴１１ｄ内にて左方向へ距離Ｄ
ｂだけ移動し、軸１７がＣ方向へ一定角度傾斜する。

第１図にて説明したように、ピンチローラ１８の軸１７
をｂ方向へ倒すと、テープＴの送り方向がＣ方向へ傾き
、また軸１７をＣ方向へ倒すと、テープＴの送り方向が
ｆ方向へ傾く。よって、テーププレーヤの調整作業の際
に、磁気ヘッドの取付は傾斜度の調節とともに、軸１７
の倒れ度の調節を同時に行なえば、ヘッドとテープＴと
の接触方向の調節、すなわちアジマス調整が迅速に、且
つ最適に行なえることになる。調整完了後は、接着剤々
どで調節ブツシュ１３を補助板１２に固定する。

また、オートリバース機能を備えているカセットメカニ
ズムでは、プレイ方向走行と、リバース方向走行のため
の２個のピンチローラ１８を備えているので、その両者
あるいは片方に、本発明による軸１７の倒れ調節の機構
を備えれば、磁気ヘッドのアジマス調整が、テープのプ
レイ方向、リバース方向の両走行方向において最適にな
し得るようになる。

例えば、テープのプレイ方向走行時における調整は、磁
気ヘッドの取付は傾斜度を調節して、ヘッドによる再生
出力がピークポイントになるようにする。一方、テープ
のリバース方向走行時における調整は、磁気ヘッドをそ
の！、まにし、リバース用のピンチローラに対し、軸の
ｂ方向、Ｃ方向への倒れを調節して、リバース方向走行
時のテープ走行角度を磁気ヘッドのギャップに合わせる
ようにする。これにより、リバース方向走行時における
再生出力をピークポイントに調整することができる。ま
た、プレイ方向走行時には、リバース用のピンチローラ
がキャプスタン軸から離れて、プレイ用のピンチローラ
とキャプスタン軸によってテープが送り出されるので、
テープのプレイ方向走行時における再生状態も先の磁気
ヘッドによるアジマス調整により最適に維持される。

々お、上記実施例と逆に補助板１２に長大を、ブラケッ
ト１１に切欠きを設は調節ブツシュ１３をブラケット１
１側に保持して、補助板１２で軸１７を倒れ方向ヘガイ
ドしてもよい。

以上のように、本発明によれば、ピンチローラの軸の傾
斜度を調節できるようにしたので、キャプスタン軸によ
るテープ送υ方向の角度微調整が行なえるようになり、
この調整によって磁気ヘッドの再生出力の設定が可能で
ある。よって、磁気ヘッドを固定したまま、アジマス調
整ができるようになる。また、従来の磁気ヘッドの取付
位置調節とピンチローラの軸の傾斜調節を同時に行なえ
ば、再生出力調整が迅速、且つ正確にできるようになる
。また、オートリバース方式のカセットメカニズムにお
いて、一対のピンチローラの片方あるいは両方について
本発明を実施すれば、テープの両送り方向に対しての出
力調整を最適にできるようになり、ヘッドの特性を十分
生かせるようになる。特に、偏心穴を有する調節ブツシ
ュの回動操作によりピンチローラの軸の倒れ度の調節が
できるので、調節作業をドライバーなどの工具を用いて
簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はピンチローラとキャプスタン軸を示す斜視図、
第２図以下は本発明の実施例を示すものであり、第２図
はブラケットと補助板の斜視図、第３図は調節ブツシュ
の斜視図、第４図はピンチローラ支持装置全体を示す平
面図、第５図は第４図の■−■断面図、第６図は補助板
の平面図、第７図はブラケットの平面図、第８（Ａ）図
、第８（Ｂ）図、第８（Ｃ）図は調節ブツシュの回転動
作を示す拡大平面図である。１１・・−ブラケット、　　　１１ｃ・・・丸穴、１１
ｄ・・・長大（ガイド部）、　１２・・・補助板、１２
ｃ・・・切欠き、１３・・・調節ブツシュ、１３ｃ・・
・偏心穴、　　　１５・・・支軸、１６・・・ピンチロ
ーラ、　　１７・・・軸、１・・・キャプスタン軸、　
Ｔ・・・テープ００　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ｒ−ψト派綜

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ベース上にて回転するキャプスタン軸と、ブラケ
ットに保持されてキャプスタン軸に圧接するピンチロー
ラを備えており、このキャプスタン軸とピンチローラと
でテープを挾持して定速送りするテーププレーヤにおい
て、前記ブラケット上には、ピンチローラの軸の一端を
倒れる方向へガイドするガイド部を設け、且つブラケッ
ト上には調節ブツシュを回動可能に設け、この調節ブツ
シュに形成した偏心穴内に前記ガイド部にてガイドされ
ている軸の一端を保持させたことを特徴とするテーププ
レーヤのピンチローラ支持装置。
（２）　　ガイド部はブラケットあるいはブラケットに
並設した補助部材に形成した長穴であり、ピンチローラ
の軸の一端をこの長穴内に挿入して、軸の倒れ方向ヘガ
イドしている特許請求の範囲第（１）項記載のテーププ
レーヤのピンチローラ支持装置。
（３）調節ブツシュを回動可能に保持しているのは、ブ
ラケットあるいはブラケットに並設した補助部材である
特許請求の範囲第（１）項記載のテーププレーヤのピン
チローラ支持装置。