JPH0668113U - テープレコーダのヘッド支持構造 - Google Patents

テープレコーダのヘッド支持構造

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JPH0668113U
JPH0668113U JP632893U JP632893U JPH0668113U JP H0668113 U JPH0668113 U JP H0668113U JP 632893 U JP632893 U JP 632893U JP 632893 U JP632893 U JP 632893U JP H0668113 U JPH0668113 U JP H0668113U
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JP
Japan
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head
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holder
magnetic
shaft
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昌也 縄田
英毅 神谷
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの回転を許容するためのクリアラ
ンスに起因するガタを小さくし、アジマス等の安定化を
図る。 【構成】 磁気ヘッド11は軸受を兼ねたヘッドホルダ
13の先端に固定され、このヘッドホルダ13内に形成
した孔21に回転中心軸となるシャフト14をクリアラ
ンスCをもって挿通し、このシャフト14の先端を円錘
状に形成してヘッドホルダ13を点支持(ピボット支
持)している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンパクトカセット(CC)テープレコーダやデジタルコンパクトカ セット(DCC)テープレコーダ等のヘッドの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ヘッドを180°回転可能とすることで、1つの磁気ヘッドでもってオー トリバースに対応できるようにしたテープレコーダが知られている。 斯かる従来のテープレコーダのヘッド支持構造は、図6に示すようにヘッド1 01を先端部に取付けたヘッドホルダ102を軸受103を介してヘッドハウジ ング104に回転自在に装着し、ヘッドホルダ102に固定したギヤ105を介 してヘッドホルダ102とともに磁気ヘッド101を回転するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のヘッド支持構造にあっては、図7に拡大して示 すようにヘッドホルダ102とハウジングに固着される軸受103との間には、 ヘッドホルダ102の回転を許容するためにクリアランスCが絶対に必要になる ため、ヘッド101先端が揺動する。そして、この場合、支持点Pを中心として ヘッド101先端までの距離L1と軸受の一端までの距離L2とは、L1>L2 となるため、クリアランスに起因するガタが拡大される。
【0004】 そして上述したようにヘッドが揺動すると、アジマスが不安定になり、周波数 特性が不安定になる。この場合、クリアランスに起因するガタを強制的に寄せる と、軸ロスや負荷が増加して、やはりアジマスが不安定になり、またクリアラン スを小さくするために部品精度を向上させることはコストが高くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本考案は、磁気ヘッドを取付けたヘッドホルダに孔 を形成し、この孔に隙間をもってシャフトを挿通し、このシャフトの先端でヘッ ドホルダを点支持するようにした。
【0006】
【作用】
磁気ヘッドを取付けたヘッドホルダ内にシャフトを挿通し、このシャフトの先 端でヘッドホルダを点支持しているので、支持点がヘッドホルダの先端部付近に 位置することとなり、シャフトとヘッドホルダとの間のクリアランスによる磁気 ヘッドのガタを抑制できる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係るヘッド支持構造を適用したテープレコーダの全体構成図であり、テープレ コーダは本体ベース1に一対のリール台2,2、一対のキャプスタン3,3及び 一対のピンチローラ4,4を備え、中央にヘッド部10を設け、このヘッド部1 0にはリールから繰り出した磁気テープ5が接する磁気ヘッド11及び消去ヘッ ド12を備えている。
【0008】 前記ヘッド部10は磁気テープ5に接する方向及び離反する方向に移動可能と され、一対のピンチローラ4,4はヘッド部10の移動と連動して揺動する。即 ち、本体ベース1の裏側には図示しない回転カムが設けられ、この回転カムのカ ム溝にプレート及びレバーが係合している。そして、プレートにはヘッド部10 が取り付けられており、レバーには一対のピンチローラ4,4が係合している。 而して、回転カムの回転につれてヘッド部10はプレートを介して磁気テープ5 に接する方向に移動し、また回転カムの回転につれてレバーが揺動し、この揺動 によって一方のピンチローラ4(図1では右側)がキャプスタン3に圧接し、テ ープ5を矢印方向に走行せしめる。
【0009】 そして、一方(図1では左側)のリールから繰り出した磁気テープ5が他方の リールに完全に巻き取られたならば、前記回転カムが更に回転してヘッド部10 は磁気テープ5から離反する方向に移動し、一対のピンチローラ4,4はキャプ スタン3,3から離れ、この後レバーの動きに連動して磁気ヘッド11と消去ヘ ッド12を保持しているヘッドホルダ13がシャフト14を中心にして180° 反転し磁気ヘッド11と消去ヘッド12の左右及び上下位置を変更する。
【0010】 次に、ヘッド部10の詳細を図2乃至図5に基づいて説明する。ここで、図2 は図1のA方向矢視拡大図、図3は図1のB方向矢視拡大図、図4は図2のC− C線断面図、図5はヘッド支持構造の断面図である。
【0011】 ヘッド部10は移動プレートに取り付けられるヘッドハウジング15を備え、 このヘッドハウジング15は門型をなすとともにその前面両側には図2に示すよ うにテープガイド16,16が設けられ、上面部17にはヘッドホルダ13に設 けたストッパ片18が当接するアジマス調整用ネジ19が設けられている。
【0012】 またヘッドハウジング15の裏面側には図3に示すように受け片20が設けら れ、この受け片20に前記シャフト14が水平に固着されている。このシャフト 14の先端部は雄円錘状に形成され、シャフト14が挿入されるヘッドホルダ1 3に穿設された孔21の底部は雌円錘状に形成されている。而してヘッドホルダ 13はシャフト14に対して点支持(P)される。尚、孔21はヘッドホルダ1 3に直接形成せず、ヘッドホルダ13に軸受を設け、この軸受の孔を利用しても よい。
【0013】 また、前記ヘッドホルダ13にはギヤ22を固着し、このギヤ22から延びる アーム23に図3及び図4に示すように反転スプリング24の一端を止着し、反 転スプリング24の他端をヘッドハウジング15に斜めに止着し、更にギヤ22 には反転用ギヤ25を噛合せしめている。尚、磁気ヘッド11からは信号線とし てのフラットケーブル26を導出している。
【0014】 而して、前記ピンチローラ4を揺動せしめるレバーの動きと連動して反転用ギ ヤ25が回転し、これにつれてギヤ22が反転スプリング24に抗して思案点ま で回動し、思案点をすぎるとヘッドホルダ13は反転スプリング24の弾発力で ストッパ片18がアジマス調整用ネジ19に当接するまで勢よく反転する。 反転スプリング24は図3に示すように斜めに取り付けることで反転力だけで なくシャフト14先端での点支持を確実なものとする為の圧着力も出している。 このようにすることで、装置を倒立使用する時ヘッドの自重で点支持が不安定と なることを防げる。
【0015】 ここで、図5に示すように磁気ヘッド11を固定したヘッドホルダ13に形成 した孔21とシャフト14との間には、ヘッドホルダ13の回転を許容するため のクリアランスCを設けているが、シャフト14でヘッドホルダ13の先端を点 支持しているので、支持点から磁気ヘッド11先端までの距離L1とヘッドホル ダ13後端までの距離L2とは、L1<L2となり、磁気ヘッド11のクリアラ ンスCに起因する揺動幅が縮まるので、磁気ヘッド11のガタつきが少なくなる 。それによって、アジマス特性及び周波数特性が安定する。
【0016】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、磁気ヘッドを取付けたヘッドホルダ内 にシャフトを挿通し、このシャフトの先端でヘッドホルダを点支持したので、簡 単な構成でクリアランスガタを小さくでき、アジマス特性及び周波数特性等の安 定化を図ることができる。 また、ヘッドホルダに孔を形成し、この孔にシャフトを挿入してヘッドホルダ を回転自在に支承することで、従来の軸受けに相当する部材が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘッド支持構造を適用したテープ
レコーダの全体構成図
【図2】図1のA方向矢視拡大図
【図3】図1のB方向矢視拡大図
【図4】図2のC−C線断面図
【図5】ヘッド支持構造の要部の断面図
【図6】従来のヘッド支持構造の断面図
【図7】従来のヘッド支持構造の要部の断面図
【符号の説明】
1…テープレコーダ本体、5…磁気テープ、10…ヘッ
ド部、11…磁気ヘッド、13…ヘッドホルダ、14…
シャフト、15…ヘッドハウジング、21…孔、C…ク
リアランス、L1…支持点から磁気ヘッド先端までの距
離、L2…支持点からヘッドホルダ後端までの距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに対して記録・再生を行なう
    磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを取り付けたヘッドホル
    ダと、このヘッドホルダまたはヘッドホルダに取り付け
    られる軸受に形成される孔と、この孔にクリアランスを
    介して挿通されその先端でヘッドホルダを点支持するシ
    ャフトとからなることを特徴とするテープレコーダのヘ
    ッド支持構造。
JP1993006328U 1993-02-24 1993-02-24 テープレコーダのヘッド支持構造 Expired - Lifetime JP2567941Y2 (ja)

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JP1993006328U JP2567941Y2 (ja) 1993-02-24 1993-02-24 テープレコーダのヘッド支持構造

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Publications (2)

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JPH0668113U true JPH0668113U (ja) 1994-09-22
JP2567941Y2 JP2567941Y2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=11635304

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6093116U (ja) * 1983-11-29 1985-06-25 日本ケミコン株式会社 磁気ヘツドの固定装置
JPS6235407U (ja) * 1985-08-15 1987-03-02
JPS63195613U (ja) * 1987-06-04 1988-12-16

Patent Citations (3)

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JP2567941Y2 (ja) 1998-04-08

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