JP2674151B2 - 嫌気性菌の培養装置及び培養方法 - Google Patents

嫌気性菌の培養装置及び培養方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は嫌気性菌の簡易培養法及びその装置に関す
る。
〔従来の技術〕
嫌気性細菌の簡易培養方法として細菌を接種した培地
を入れたシャーレを容器に収納し、窒素及び炭酸ガスを
容器内空気と置換し、容器内酸素濃度を0.1%以下、炭
酸ガス濃度を5%以上に調整して培養する方法がある。
しかしこの方法は、酸素濃度を0.1%以下にするのに
大量の置換ガスが必要、ボンベ、減圧弁、パイプ等の
設備が必要、手間がかかる、培養雰囲気ガスが一定
にならない、外から培養状況を観察できない、高圧
ガスによる破裂の危険性がある、等の欠点がある。
この欠点を改良した嫌気性細菌の簡易培養方法として
ガスパック法(BBL社、米国)がある。この方法は化学
的に水素ガスを発生させ、パラジウム金属触媒を用いて
水素と容器内の酸素とを反応させ嫌気状態を作り出すも
のである。しかしながら、この方法では可燃性の水素
ガスの発生を伴い、酸素除去後も数10%の水素ガスが残
存し危険、触媒の温度が100℃以上の高温に達する、
触媒の再生が必要、経済性に劣る、取扱いが面
倒、等の問題点が指摘されていた。
この他にプラスチック袋を使用し、雰囲気調整剤を用
いて簡易に嫌気性菌の培養を行う方法がある。しかしな
がら、この方法のうち、脱酸素と炭酸ガス発生を別々の
反応機構で行う場合は、炭酸ガス濃度のコントロールが
難しいという欠点があり、同一機構で行う場合、即ち一
剤で行う場合は、これまでの鉄粉やアスコルビン酸、エ
リソルビン酸、カテコール、硫酸第一鉄、等を主剤とす
る脱酸素剤では酸素吸収速度が遅く、容器が大きくなる
と容器内の空気量が増加するので嫌気性菌が生育するの
に十分な嫌気雰囲気になるまで相当の時間がかかり実用
化できなかった。
また、炭酸ガス発生量が少なく適用菌種が減るという
欠点があった。さらに培養を袋で行うため空気量の調節
が難しく、使用時に空気量のバラツキが生じ、それによ
って培養条件が変わってきて培養を失敗する(場合によ
っては菌が生えない)ケースがでる等の欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこれらの欠点を克服したものである。すなわ
ち本発明は、底部を有する非通気性成形容器の上部開口
部に筒状の非通気性フィルムが固着されて一体化されて
なる容器と、脱酸素・炭酸ガス発生剤と、筒状のフィル
ムの上端部を密封するためのシール具とを組合せてなる
嫌気性菌の簡易培養装置、及び嫌気性菌を接種した培地
を脱酸素・炭酸ガス発生剤と共に、底部を有する非通気
性成形容器の上部開口部に筒状の非通気性可撓性フィル
ムが固着されて一体化されてなる容器の成形容器部に収
納し、筒状のフィルムの上端部を密封し培養開始後10時
間以内に酸素濃度0.1%以下、炭酸ガス濃度5%以上に
し、その条件下で嫌気性菌を培養することを特徴とする
嫌気性菌の培養方法である。
本発明において、嫌気性菌を接種した培地は通常、シ
ャーレに収納して培養される。
本発明の装置においては、底部を有する非通気性成形
容器の上部開口部に筒状の非通気性可撓性フィルムが固
着されて一体化されてなる容器が用いられる。非通気性
成形容器はアクリロニトリル(商品名バレックス、
等)、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエステ
ル、ナイロン等の透明な樹脂を成形して得られる。容器
の形状はシャーレが封入できればよく特に限定されない
が、円形、四角形等が好ましいが、容器内の空間部を少
なくする点で円形が特に好ましい。容器のサイズはシャ
ーレを取り出すためにシャーレより1cm以上、好ましく
は1.5cm以上大きくする。一方、サイズが大きいと容量
が大きくなり、大きな脱酸素・炭酸ガス発生剤が必要と
なるため、シャーレより2.5cm以下、更に好ましくは2cm
以下の大きさである。容器の深さはシャーレが収納でき
ればよく、収納するシャーレの数に応じて決定される。
収納するシャーレの数により通常、2〜24cmの範囲から
適宜選択され、シャーレ10枚なら20cmあればよい。容器
の壁面の厚みは、取扱いで破損せず、酸素を透過しない
厚みが必要であり、通常、300〜800μ、好ましくは500
〜700μである。
筒状の可撓性フィルムは透明で酸素透過度が100ml/m2
・atm・day以下のものが好ましく、例えばナイロン、ポ
リプロピレン、ポリエステルにポリ塩化ビニリデンをコ
ーティングしたものや、ポリビニルアルコール樹脂(商
品名エバール、ボブロン、OV)等の50〜120μのフィル
ムが好ましい。筒状のフィルムの形状は、直径10〜12c
m、長さ(高さ)8〜12cmが好ましい。このフィルムと
非通気性成形容器の固着方法は特に限定されないが、熱
圧による方法、ホットメルト接着剤を含む接着剤等によ
る接着法等が好ましい。本発明においてはこのように非
通気性筒状フィルムと非通気性成形容器を固着して一体
化した容器を用い上部は可撓性を有するフィルムである
ため減圧や加圧といった事態が生じてもフィルム部が
吸収するので容器が変形しない、大容量であるにもか
かわらず軽量で簡便且つ安価である、収納するシャー
レが増えて固形容器部分より高くなってもフィルム部
(袋部)がフレキシブルなので充分に対応できる(袋部
が密封するための蓋と容器としての役目をする)、ガ
スが漏れる危険性が少なく、密封がヒートシールでもク
リップでも簡単にできる、全体の空気量の変動が少な
く、培養条件が常に一定で失敗が少ない、等の利点があ
る。本発明の装置は、筒状の可撓性フィルムの上端部を
密封するためのシール具を有するが、このシール具はフ
ィルムのヒートシール具でもよいが、クリップが簡便さ
の点で好ましく、例えば凹部と凸部とを組み合わて嵌合
させる着脱自在なクリップがあげられる。クリップの材
質は例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニルがあげられ
る。
本発明の培養方法においては通常、嫌気性菌を接種し
た培地はシャーレに収納され、複数個積み重ねられて培
養される。この場合、嫌気性菌を接種した培地がシャー
レに収納し複数個積み重ねられたものの高さは、底部を
有する非通気性成形容器の上部開口部付近に達するよう
に配置されるが、開口部よりも高くなっても可撓性フィ
ルムによって覆われ密封することができる。
脱酸素・炭酸ガス発生剤は、脱酸素機能と炭酸ガス発
生剤機能とを有するものであり、脱酸素剤と炭酸ガス発
生剤とを併用すると炭酸ガス濃度の調節が難しく、培養
時の適正な使用を確保するためには一つの剤で脱酸素機
能と炭酸ガス発生機能とを有し、かつこの反応が同一機
構のものが好ましい。本発明においては培養容器内に容
器の容積に応じた大きな空間部があり、その空間部内の
酸素を速やかに除去し、且つ炭酸ガス発生量が多いもの
が好ましく、例えば亜二チオン酸塩を主剤とする脱酸素
・炭酸ガス発生剤は炭酸塩、重炭酸塩の共存下で酸素を
吸収しながら炭酸ガスを発生するため好適に用いられ
る。
Na2S2O4+O2+Na2CO3→Na2SO4+Na2SO3+CO2 Na2S2O4+O2+2NaHCO3→Na2SO4+Na2SO3+2CO2 亜二チオン酸塩を主剤とする脱酸素・炭酸ガス発生剤
としては、亜二チオン酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、電解
質水溶液、及び電解質担持物からなり通気性包装材に包
装されてなるもの、好ましくは容器内の酸素量100mlあ
たり亜二チオン酸塩0.4g以上、炭酸水素塩0.5g以上、炭
酸塩0.04g以上、電解質物質0.002g以上、水0.02g以上、
及び電解質水溶液担持体0.05g以上からなるもの、特に
好ましくは容器内の酸素量100mlあたり亜二チオン酸塩
0.4〜7g、炭酸水素塩0.5〜5g、炭酸塩0.04〜4g、電解質
物質0.002〜0.2g、水0.02〜1.4g及び電解質水溶液担持
体0.05〜6gからなる組成物を酸素、及び炭酸ガスをよく
透過する通気性材料の小袋に包装したものである。亜二
チオン酸塩は、水の存在下で酸素を吸収する一方で、炭
酸水素塩または炭酸塩と反応して二酸化炭素を発生する
ものであり、Na塩、Zn塩、K塩等が用いられるが、これ
らの中で好ましくはNa塩である。炭酸塩は二酸化炭素/
酸素の比を調節するため、および脱酸素剤の性能低下防
止のために添加するものであり、Na塩、Ca塩、K塩、Ba
塩またはNH4塩等が挙げられるが好ましくはNa塩とCa塩
である。炭酸水素塩は酸素を吸収した亜二チオン酸塩と
反応して二酸化炭素を発生させるものであり、Na塩、Ca
塩、K塩等があげられるが、好ましくはNa塩である。電
解質水溶液は亜二チオン酸塩に働きかけて酸素吸収と二
酸化炭素の発生を促進させるものであり、水に溶解する
電解質であれば特に制限はないが一般的には硫酸塩、炭
酸塩、硝酸塩、ハロゲン化塩または水酸化物等が挙げら
れるが、好ましくはハロゲン化塩、更に好ましくはNaC
l、CaCl2である。この電解質水溶液の濃度は、0.01〜60
%、好ましくは1〜40%である。電解質水溶液担持物質
は水溶液を均一に亜二チオン酸塩に与えることにより酸
素吸収、二酸化炭素の発生の安定化、亜二チオン酸塩の
分解防止を行うものであり、粉末状、粒状の形態のもの
で水溶液をよく含浸する物質が挙げられる。具体的には
例えばセライト、活性炭、シリカゲル等であり、これら
のなかでも活性炭が最も好ましい。
組成物の量は容器内の空気量に応じて決定される。組
成物の充填方法はこれらの物質がよく混合できる状況で
充填できるものであればよく、亜二チオン酸塩と炭酸水
素塩、炭酸塩を混合した組成物と電解質物質の水溶液を
担持物質に含浸させた組成物を別々に秤量し、通気性包
材の小袋に充填、混合される方法があげられる。
本発明において炭酸ガス濃度は5%以上にされるが、
培養の対象となりうる嫌気性菌の種類が制限されるた
め、10%以上、特に15〜25%が好ましい。亜二チオン酸
塩を主剤とする脱酸素・炭酸ガス発生剤を用いれば、炭
酸ガス濃度15〜25%が達成される。
本発明の培養方法を図により例示して説明すると以下
の通りである。
第1図は本発明で用いる容器である。容器の下部は非
通気性の透明成形容器部分1、上部は非通気性可撓性透
明フィルム部分2であり、下部と上部は固着部3におい
て接着剤で固着されている。第2図は凹部4と凸部5と
の組合せクリップ6であり、密封には相互に嵌合させて
用いられる。第3図は培養時の状態を示した図であり、
成形容器部1内に嫌気性菌を接種した培地を収納したシ
ャーレ7を積み重ねて入れ、その側面に脱酸素・炭酸ガ
ス発生剤8を入れ、容器の上部の可撓性フィルム部分2
をクリップ6で密封した状態を示したものである。この
状態で短時間内に所定の培養条件が得られる。培養時の
内部の状態は透明な容器の膜または壁を通して観察可能
である。培養後、クリップを外すことにより容易にシャ
ーレを取り出すことができる。
〔発明の効果〕
本発明の装置は、培養時に減圧や加圧といった事態が
生じても可撓性フィルムがそれを吸収するので、大容量
にもかかわらず軽量で簡便な容器、即ち安価な容器が使
用できる。またガス洩れがなくクリップで簡単に密封す
ることができる。さらに容器の下部は固形の成形容器で
あり容器内の全体の空気量の変動が少ないため培養条件
が常に一定であり、培養の失敗が少ないという利点があ
る。さらにまた培地を収納したシャーレの数が増えても
固形容器の開口部よりも高くなっても袋部が可撓性を有
するため、充分対応可能である。
そのため、嫌気性菌を接種した多量の培地を安全に且
つ簡易に培養できる。
〔実施例〕
以下に実施例等をあげて説明する。
参考例 亜二チオン酸ナトリウム1.3g、炭酸水素ナトリウム3.
5g、炭酸ナトリウム0.7gを均一に混合した粉末と、塩化
カルシウム0.03gと水0.21gの電解質水溶液を粒状活性炭
0.7gに含浸させた粉末とを別々に70×50mmの包装材料
(紙/開孔ポリエチレンフィルム 酸素拡散速度20000m
l/m2・Hr)に充填し、周囲をヒートシールして炭酸ガス
発生型脱酸素剤とした。
実施例1 Clostridium sporogenes、Bacteroides fragilis、Pr
opionibacterium acnesをGAMブイヨンを使って37℃、24
時間培養し、得られた嫌気培養液を希釈し、希釈液0.1m
lをGAM寒天培地平板上に塗抹した。塗抹後の平板6枚を
参考例で製造した二酸化炭素発生型脱酸素剤とともに酸
素が130ml封入されている筒状の容器に入れ、上端開口
部を密封した。この状態で37℃で72時間培養し、容器内
の酸素濃度と二酸化炭素濃度の経時変化、出現したコロ
ニー数及びそのコロニー直径を測定した。
得られた結果を第1表(容器内酸素濃度と二酸化炭素
濃度の経時変化)及び第2表(出現したコロニー数及び
コロニー直径)に示す。
比較例1 実施例1の塗抹後の寒天培地平板10枚を金属容器に入
れ、炭酸ガス濃度20%及び窒素濃度20%の割合でボンベ
より取り入れたガス1で10回容器内の空気と置換し、
37℃、72Hr培養して実施例と同様にして測定した。その
結果を第1表、第2表に併記する。
比較例2 実施例1の塗抹後の寒天培地平板をBBL社製ガスパッ
クパウチを用いて37℃、72時間培養し、実施例と同様に
して測定した。その結果を第1表、第2表に併記する。
比較例3 実施例1の塗抹後の寒天培地平板を日水製薬製アネロ
メイト嫌気培養システムを用いて37℃、72時間培養し、
実施例と同様にして測定した。その結果を第1表、第2
表に併記する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明で用いる培養容器、第2図は凹部と凸部
との組合せクリップ、第3図は培養時の状態を示した図
であり、図中1は非通気性成形容器部分、2は非通気性
可撓性フィルム部分、3は固着部、6はクリップ、7は
嫌気性菌を接種した培地を収納したシャーレ、8は脱酸
素・炭酸ガス発生剤である。

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部を有する非通気性成形容器の上部開口
    部に筒状の非通気性可撓性フィルムが固着されて一体化
    されてなる容器と、脱酸素・炭酸ガス発生剤と、筒状の
    フィルムの上端部を密封するためのシール具とを組合せ
    てなる嫌気性菌の培養装置。
  2. 【請求項2】非通気性フィルムが接着剤により固着され
    たものである請求項第1項記載の装置
  3. 【請求項3】容器の底部の形状が円形である請求項第1
    項記載の装置。
  4. 【請求項4】容器の底部の形状が円形であり、容器の内
    径が嫌気性菌を接種した培地を収納したシャーレの外径
    より1〜2.5cm大きいものである請求項第1項記載の装
    置。
  5. 【請求項5】筒状の可撓性フィルムの上端部を密封する
    ためのシール具が凹部と凸部とを組み合わせた着脱自在
    なクリップである請求項第1項記載の装置。
  6. 【請求項6】筒状の可撓性フィルムの上端部を密封する
    ためのシール具がフィルムのヒートシール具である請求
    項第1項記載の装置。
  7. 【請求項7】底部を有する非通気性成形容器が透明であ
    る請求項第1項記載の装置
  8. 【請求項8】非通気性可撓性フィルムが透明である請求
    項第1項記載の装置。
  9. 【請求項9】嫌気性菌を接種した培地を脱酸素・炭酸ガ
    ス発生剤と共に、底部を有する非通気性成形容器の上部
    開口部に筒状の非通気性可撓性フィルムが固着されて一
    体化されてなる容器の成形容器部に収納し、筒状のフィ
    ルムの上端部を密封し培養開始後10時間以内に酸素濃度
    0.1%以下、炭酸ガス濃度5%以上にし、その条件下で
    嫌気性菌を培養することを特徴とする嫌気性菌の培養方
    法。
  10. 【請求項10】嫌気性菌を接種した培地がシャーレに収
    納され、複数個積み重ねられたものである請求項第9項
    記載の方法。
  11. 【請求項11】容器の底部の形状が円形である請求項第
    9項記載の方法。
  12. 【請求項12】容器の底部の形状が円形であり、容器の
    内径が嫌気性菌を接種した培地を収納したシャーレの外
    径より1〜2.5cm大きいものである請求項第9項記載の
    方法。
  13. 【請求項13】筒状のフィルムの上端部を凹部と凸部と
    を組み合わせた着脱自在なクリップで密封する請求項第
    9項記載の方法
  14. 【請求項14】非通気性可撓性フィルムが透明である請
    求項第9項記載の方法
  15. 【請求項15】底部を有する非通気性成形容器が透明で
    ある請求項第1項記載の方法
  16. 【請求項16】脱酸素・炭酸ガスの発生剤が亜二チオン
    酸塩を主剤とする脱酸素・炭酸ガス発生剤である請求項
    第9項記載の方法。
  17. 【請求項17】脱酸素・炭酸ガス発生剤が、亜二チオン
    酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、電解質水溶液、及び電解質
    担持物からなり通気性包装材に包装されてなる請求項第
    9項記載の方法。
  18. 【請求項18】脱酸素・炭酸ガス発生剤が、容器内の酸
    素量100mlあたり亜二チオン酸塩0.4g以上、炭酸水素塩
    0.5g以上、炭酸塩0.04g以上、電解質物質0.002g以上、
    水0.02g以上、及び電解質水溶液担持体0.05以上からな
    るものである請求項第9項記載の方法
  19. 【請求項19】炭酸ガス濃度を15〜25%にする請求項第
    9項記載の方法。
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