JPH0540B2 - - Google Patents

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JPH0540B2
JPH0540B2 JP2291463A JP29146390A JPH0540B2 JP H0540 B2 JPH0540 B2 JP H0540B2 JP 2291463 A JP2291463 A JP 2291463A JP 29146390 A JP29146390 A JP 29146390A JP H0540 B2 JPH0540 B2 JP H0540B2
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carbon dioxide
oxygen
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Makoto Kasugai
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MEITO KK
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、無酸素(以下、「無酸素」とは酸素
濃度が0.1容量%以下であることをいい、酸素及
び炭酸ガス濃度についての「%」は「容量%」を
意味する。) でかつ10〜12%の炭酸ガスを含む
雰囲気を作り出して多種の嫌気性細菌を同時に検
出する方法に関する。 本発明において嫌気性菌とは酸素の存在が何ら
かの方法で毒性に働らくような細菌を称する。 近年各種の嫌気性菌を培養することにより、そ
の存在を検出することが各種の細菌検査の手段と
して有用なものとされ、従来多くの方法が開発さ
れている。特に医療上は、嫌気性菌培養のための
雰囲気を簡易な方法で作り出すことが要求され、
各種の脱酸素剤や炭酸ガス発生剤が開発されてお
り、炭酸ガス濃度3〜5%とした無酸素雰囲気中
で培養する方法が実用化されている。 しかし、細菌の検出方法として要求される簡易
性、及び一つの培養によつて検出されうる菌種の
制限等の問題がなお従来法にあり、その改善が望
まれていた。特に、検査の簡易性に関し、脱酸素
剤と炭酸ガス発生剤とを各々の培養器の容量にあ
わせて秤量し密閉封入する方法では、現実には医
療の現場で多量の検体をその都度必要に応じて
個々に培養する必要があるため、その際、個々の
検体について従来のような方法をとることは困難
であつた。 本発明は、上述の従来法の欠点を解消し、簡易
でかつ、一つの検査によりできるだけ多種の代表
的菌種の培養検出を可能とする。嫌気性菌の検出
方法を提供することを目的とする。また、本発明
はあらかじめ配合された薬剤組成物を培養器中に
併置するだけで、雰囲気を無酸素でかつ10〜12%
の炭酸ガス量にいたらしめる簡易な方法を提供す
ることを目的とする。 上記目的は、次の検査方法により達成すること
ができる。 検体を接種された培養媒体と、酸素を吸収する
第1組成物とこれと別体の酸素を吸収し炭酸ガス
を放出する第2組成物とを組合せて成り炭酸ガス
発生量が酸素吸収量に対し体積比でほぼ2分の1
となる雰囲気調整剤を培養器に導入し、前記培養
器を密閉し、少なくとも21時間のあいだ酸素濃度
0.1容量%以下で炭酸ガス濃度10〜12%容量内で
培養器中の雰囲気を保持し、その後生成した集落
について少くとも8種の嫌気性菌、バクテロイデ
ス、フソバクテリウム、クロストリデイウム、プ
ロピオニバクテリウム、ラクトバチルス、ペプト
コツカス、ペプトストレプトコツカス及びベイヨ
ネラについてその存否を確認する、紡錘菌を含む
多種の嫌気性菌の同時検出方法。 密閉された培養器は、好ましくは、酸素不透過
性でかつ透明な袋の開口端を密封したものであ
る。 また好ましくは、前記炭酸ガス濃度を48時間保
持する。 代表的な種類の嫌気性細菌をできるだけ多数種
良好な条件で培養するためには、その雰囲気が単
に無酸素というだけでなく、10〜12容量%程度炭
酸ガスを含んでいることが望ましいことが本発明
者により確められ、本発明はこれに基づいて成さ
れたものである。 従来脱酸素剤に炭酸ガス発生剤を併用するもの
として炭酸ガス濃度を約5%とするものが知られ
ているが、この場合、代表的な8種の嫌気性菌の
うち紡錘菌(fusobacterium nucleatum)が培養
検査により検出できなかつた。これに対し、炭酸
ガス濃度については10〜12%とすることにより、
紡錘菌についても確実に検出可能となる。このた
め、紡錘菌を検出するための他の検査をする必要
が省略される。上述の8種を含む代表的30種の検
出に対して、本発明の検出方法によれば完全な検
出ができる。なお、培地は固定培地でよいが、他
の公知の培地も当然利用できる。 本発明により確実に検出される嫌気性菌の代表
的8種は、バクテロイデス、フソバクテリウム、
クロストリデイウム、プロピオニバクテリウム、
ラクトバチルス、ペプトコツカス、ペプトストレ
プトコツカス、及びベイヨネラの諸属であり、こ
れらのうちクロストリデイウム及びラクトバチル
スを除く6種は、病原的観点から臨床的に特に重
要とされている。 本発明の方法では、更にこれらを含む30種の嫌
気性菌について検出可能であることが確められて
おり、実験の継続によりさらに多種のものにも応
用されうることが期待されている。 培養は、接種の後少くとも24時間後から48時間
後までの間、好ましくは6時間後から48時間後ま
での間、酸素0.1%以下(体積%、以下同じ)、炭
酸ガス10〜12%の濃度に保持することにより行
う。本発明において脱酸素−炭酸ガス発生組成物
の好ましいものを用いる場合には、約3時間後酸
素0.1%以下、炭素ガス10%に到達できる。但し
もう少しゆつくりした反応速度の脱酸素−炭酸ガ
ス発生組成物を用いることも可能である。 本発明に用いる脱酸素−炭酸ガス発生組成物と
しては、例えばアスコルビン酸又はその塩/炭酸
アルカリ及び又は炭酸水素アルカリ/反応促進剤
の系統のものがある。アスコルビン酸としてはL
−アスコルビン酸又はD−iso−アスコルビン酸
がある。炭酸アルカリ又は炭酸水素アルカリのア
ルカリ塩としては、ナトリウム,カリウム,リチ
ウム,等の塩及びこれらとアルカリ土類金属(マ
グネシウム,カルシウム等の)混合塩等がある。
さらに任意成分として水酸化アルカリ即ちアルカ
リ金属及び/又はアルカリ土類金属の水酸化物を
添加することもできる。 また塩化カルシウム等の潮解性の塩も場合によ
り含有できる。反応促進剤としては、第一鉄化合
物と活性炭の混合物があり、その配合量は所要反
応速度に応じては選ぶ。そのうち、第一鉄化合物
は、硫酸第一鉄,塩化第一鉄,水酸化第一鉄,炭
酸第一鉄,酸化第一鉄の無水塩又は含水塩であ
り、硫酸第一鉄含水塩が好ましい。活性炭は微粉
状の公知のものであり、水蒸気,CO2,空気,塩
素,減圧加熱その他の公知の方法で活性処理した
ものである。 上述の脱酸素−炭酸ガス発生組成物の基本的配
合は、たとえば次のようなものである。
【表】 その他の下記の(B)に例示される如く、脱酸素成
分として鉄粉を用いたものもある。 (B)鉄粉 10重量部 硫酸第一鉄・7水塩 56 水酸化カルシウム 10 亜硫酸ナトリウム7水塩 7 炭酸水素ナトリウム 10 塩化カルシウム2水塩 7 活性炭 1.5 上掲の配合によれば、一方で酸素を吸収除去し
つつ、同時に炭酸ガスを発生させ、密閉後少なく
とも24時間から48時間後までの間炭酸ガス濃度を
10%とすることができる。実際の使用に当つて
は、湿度、温度等の条件によつて前記配合以外の
脱酸素剤や炭酸ガス発生剤を使用したい場合も考
えられる。その時は、他の剤を併用しつつ、前記
配合の各化合物の割合をそれに合わせて調整する
こともできる。いずれにしても酸素除去量は、炭
酸ガス発生量のほぼ2倍(体積比)であることが
必要である。 また、この組成物は、2個の部分組成物の組合
せとする。即ち、一方は炭酸ガス発生作用を伴わ
ない純粋の脱酸素剤であつて、他方は脱酸素機能
と炭酸ガス発生機能を備えた部分組成物の組合せ
とし、後者は例えば体積比で酸素除去量(吸収
量)と炭酸ガス発生量が約1対1のものを用い、
前者と後者との酸素除去速度が等しいものを用い
ることにより可能である。このような、部分組成
物の組合せによる方法は、その他酸素除去量と炭
酸ガス発生量との体積比が異なるものについて
も、対応して部分組成物の間の酸素除去速度を定
めることにより可能である。 脱酸素剤としては公知の鉄系のものがあり、例
えば特公昭54−438,54−439,54−471,54−
472,54−476号公報等に開示のものは本発明の目
的に用いることができる。その他アスコルビン酸
又はその塩/水酸化アルカリ/反応促進剤の系の
ものがある。これは、前述の炭酸ガス発生を伴う
脱酸素−炭酸ガス発生組成物中のアルカリの炭酸
塩及び/又は炭酸水素塩に代わり水酸化アルカリ
(好ましくは水酸化カルシウム等)を用いたもの
でよい。 この場合脱酸素−炭酸ガス発生部分組成物とし
ては、前述の通り、脱酸素量と炭酸ガス発生量と
が1対1のものを用いることができる。その一例
としては、重量部にてL−アスコルビン酸ナトリ
ウム6部,炭酸水素ナトリウム6部,炭酸ナトリ
ウム・10水塩6部,硫酸第一鉄7水塩2部,及び
活性炭6部から成るものがある。 一般に炭酸ガス発生剤としては、炭酸塩と水に
溶解する際に炭酸ガスを生成し酸性(PH6未満)
のPHを与えるものとの組合せがあり、前者として
は、炭酸水素ナトリウム,炭酸ナトリウム,炭酸
カリウム、又はセスキ炭酸ナトリウム等がある。
後者としては、アスコルビン酸,酒石酸,コハク
酸,リンゴ酸,フマール酸,乳酸等があり、アス
コルビン酸を用いたものが好ましい。 その他の方法として、培養器の容器容積がが一
定である場合には、酸素を10%まで吸収する脱酸
素剤(部分組成物)と、酸素除去量と炭酸ガス発
生量の体積比が1対1の部分組成物との組合せに
よつても、本発明の目的は達成される。 なお、本発明の脱酸素−炭酸ガス発生組成物
(雰囲気調整剤)は、このように培養器にあわせ
てそれぞれの薬剤を秤量する必要もなく、全酸素
を捕捉できる最低量さえ下まわらぬ量であれば適
当量を培養器中に封入するだけでよい。従つて、
実際の使用に際して極めて簡便である。 実際の使用をさらに簡便なものとするために
は、本発明の脱酸素−炭酸ガス発生組成物を2重
の袋に封入しておくことが有用である。 この袋は、非通気性のプラスチツクフイルムか
らなる外装袋と、この外装袋内に収納されたそれ
自体通気性のある布または和紙等の袋か、通気性
のあるプラスチツクスフイルム製の内装袋とによ
り二重に包装されている。保存のために、更に外
側にアルミ箔等の金属箔又はこれとの積層フイル
ムでおおつてもよい。 一般に使用時には外装袋を切断し内装袋を培養
器中に挿入して密閉する。 培養器としては、本発明の場合、必ずしも従来
のような真空容器(真空耐圧力を備えたもの)を
用いる必要がなく、炭酸ガス濃度10〜12%のため
わずかな減圧状態に保たれるので、培養器として
酸素等のガス不透過性の袋を用いることができ
る。 このような条件に適合しさえすれば、空気中の
約21%を占める酸素がほぼ全量捕捉された時、そ
の1/2体積量の炭酸ガスが発生していることに
なり、理論的には炭酸ガスの含有量は11.7%にお
ちつくことになる。従つて、実用上10〜12%の炭
酸ガス濃度を達成することができる。 その結果順次必要に応じて且つ個々に炭酸ガス
濃度10〜12%にて嫌気性培養することが可能とな
る。 雰囲気調整剤の違いによる嫌気性雰囲気の調整
実験結果は次の通りである 容量250c.c.の密封された培養器中に前記のアス
コルビン酸系の脱酸素−炭酸ガス発生組成物(A)を
規定量封入して酸素と炭酸ガス濃度を測定した。
24時間後には酸素濃度が0.1%以下、炭酸ガス濃
度が10.2%であつた。48時間後には酸素濃度が
0.1%以下、炭酸ガス濃度が10.4%であつた。 第2に、市販の脱酸素剤S−50,S−30(それ
ぞれ三菱瓦斯化学(株)製)各1個、脱酸素兼炭酸ガ
ス発生剤C−500(凸版印刷(株)製)2個を容量250
c.c.の培養器中に封入し37℃に保持した結果では、
3時間後の酸素濃度は0.1以下、炭酸ガス濃度は
約10%であり、24時間後の酸素濃度は0.1%以下
(以後48時間も同じ)、炭酸ガス濃度は10.1%(48
時間後9.2%)であつた。 また上記第2の雰囲気調整方法において、培養
器容積を200〜500c.c.として同様の測定を行つた結
果いずれもほぼ同様な結果を得た。 即ち、本発明の方法は、無酸素状態への到達が
速く、かつ炭酸ガス濃度をそれに対応して約10%
に保持でき、また持続性にもすぐれている。 次に簡易な嫌気性培養方法について使用状態を
示す図面を基に説明する。 外装袋1は、ガス不透過性の透明プラスチツク
フイルムであつて酸素透過度50c.c./m2・atm・
dry以下、好ましくは20c.c./m2・atm・dry以下の
もの(例えば商品名KOP/CP,KOP/PE,
KON/PE,エバール,サラネツクス,OV,バ
リアロン,ボブロン,ナイロン/PE,トリプル
ナイロン,キヤズフイルム,ダイヤミロン等)で
できており、その端1bは密封されている。培地
7に検体を接種したシヤーレ6を外装袋1の中に
入れると共に、脱酸素−炭酸ガス発生組成物4,
5の入つた通気性の内装袋2,3を外装袋1内に
入れ、さらに脱酸素状態の公知のインデイケータ
ー9(色により酸素濃度を示すもの)を入れた
後、開端1aをクリツプ8により封止する。 内装袋2,3は、図示では2個であるが、必要
に応じて1個ないし2個以上用いることができ
る。封止方法は、クリツプ8に代り、熱圧着等他
の封止手段によることもできる。 炭酸ガスが10%程度発生するので、脱酸素状態
においても、外装袋1は強く圧しつぶされること
なく、通常のシヤーレで十分安全に使用でき、更
に個々のシヤーレを外部から観察できるので、
個々の検体についての培養の進行状態を観察する
のに好適である。また培養器容器を機密性フイル
ムとしたので、培養器内部の温度制御が容易であ
る。 さらに、本発明によれば、発熱又は吸熱のない
反応により所定の嫌気性雰囲気を調整できるの
で、培養時の温度調節もさらに容易であり、反応
による水分の放出、吸収もなく湿度の調節も容易
である。 実施例 1 前記市販の脱酸素剤(S−50,S−30)と、脱
酸素−炭酸ガス発生剤として前掲A−1の組成物
を用い接種後6時間から48時間後までの間に雰囲
気を酸素0.1%以下炭酸ガス濃度10〜12%に保持
し、GAM寒天培地を用い、37℃の温度条件下に
て48時間下記の臨床分離株を培養し、集落の大き
さを比較し検出菌種を観察した。 バクテロイデス,フソバクテリウム,クロスト
リデイウム,プロピオニバクテリウム,ラクトバ
チルス,ペプトコツカス,ペプトストレプトコツ
カス、及びベイヨネラ。 その結果これら全菌種は十分な集落の大きさを
示し確実に検出された。その他同様にして30種類
の嫌気性菌について、培養検査を行つたところい
ずれも良好な結果をえた。 比較例 1 炭酸ガス濃度5%としその他は実施例1と同様
にして培養実験を行つたところ、1種(フソバク
テリウム)について検出できなかつた。 比較例 2 炭酸ガス濃度20%、酸素濃度0.1%以下として
同様の培養実験を行つた結果では、極めて発育が
悪く、検出できない菌種が多かった。 実施例 2 脱酸素剤として「エージレスS−50(三菱瓦斯
化学(株)製」を用い、脱酸素−炭酸ガス発生剤とし
て「C−1000(凸版印刷(株)製)」を用い、種々の菌
種について希釈度を変化させて37℃で48時間培養
した。 培養器としては、ガス不透過で透明な容量250
mlの袋を用いた。培地としては、GAM寒天培地
を用いた。 培養器の雰囲気は、培養器密封後2〜3時間で
酸素濃度0.1未満かつ炭酸ガス濃度約10%に達し
た。 比較例 3 従来から市販の検査システムにより、即ち、培
養器として円筒形で耐圧性の容量1の容器を用
い、市販の水素と炭酸ガスを発生させる方式の雰
囲気調整剤(BBL社製,ガスパツク水素/炭酸
ガス発生剤及びカタリスト,設定炭酸ガス濃度4
%)を用いて実施例2と同じ時間培養を行つた。
なお、培養器の雰囲気は、培養器密封後4〜5時
間で所定の酸素濃度0.1%未満に達した。 実施例2及び比較例3による培養後の夫々の細
菌の集落を観察し、その大きさによる比較を行な
つた。その結果を第1表に示す。第1表によれ
ば、紡錘菌(fusobacterrium nucleatum)は、
10-5よりも高い希釈度においては比較例3により
検出できなかつたが、実施例2により検出できた
ということがわかる。
【表】
【表】 (注) 図中の数字は、数えられた集落の数
を示す。
以上の結果から、炭酸ガス10〜12%を含む嫌気
性雰囲気による培養検査により、検体に含まれる
実際の真菌の存在の検出可能な範囲が拡大するの
で、多種の嫌気性菌の同時検出方法として本発明
は極めて有用であることが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる嫌気性菌培養装置の一
実施例の縦断面図を示す。 1……外装袋、1a……開端、1b……閉端、
2,3……内装袋、4,5……脱酸素−炭酸ガス
発生組成物、6……シヤーレ、 7……培地、8
……クリツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 検体を接種された培養媒体と、酸素を吸収す
    る第1組成物とこれと別体の酸素を吸収し炭酸ガ
    スを放出する第2組成物とを組合せて成り炭酸ガ
    ス発生量が酸素吸収量に対し体積比でほぼ2分の
    1となる雰囲気調整剤を培養器に導入し、前記培
    養器を密閉し、少なくとも21時間のあいだ酸素濃
    度0.1容量%以下で炭酸ガス濃度10〜12容量%内
    で培養器中の雰囲気を保持し、その後生成した集
    落について少くとも8種の嫌気性菌、バクテロイ
    デス,フソバクテリウム,クロストリデイウム,
    プロピオニバクテリウム,ラクトバチルス,ペプ
    トコツカス,ペプトストレプトコツカス及びベイ
    ヨネラについてその存否を確認することを特徴と
    する紡錘菌を含む多種の嫌気性菌の同時検出方
    法。 2 前記の密閉された培養器は、酸素不透過性で
    かつ透明な袋の開口端を密封したものである特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 3 前記炭酸ガス濃度を48時間保持することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
    の方法。
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