JP3163422B2 - 嫌気性細菌用の嫌気的環境保持組成物並びにこれを用いた輸送・保存器具 - Google Patents
嫌気性細菌用の嫌気的環境保持組成物並びにこれを用いた輸送・保存器具Info
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Description
体、あるいは嫌気性細菌そのものを輸送・保存する際の
嫌気的環境を保持するための組成物、並びにこれを用い
た輸送・保存器具に関するものである。更に詳しくは、
本発明は脱酸素剤、高水分吸収剤及び吸湿性固定化剤か
らなる嫌気的環境保持組成物、並びにこれを用いたた嫌
気性菌の輸送・保存用器具に関するものである
等の体液、又は便、膿、組織片等)を輸送・保存するた
めの培地としては、スチュアート(Stuart)の輸送用培
地、キャリーブレア(Cary Blair)の輸送用培地等が知
られている。 従来、嫌気性細菌の検査を施すために採取した検体、
あるいは嫌気性細菌検体そのものを輸送・保存する際
は、上記培地を通常121℃の高圧蒸気滅菌処理を施した
後、無菌的に非通気性容器に分注していたが、この滅菌
処理後の無菌的操作には特別な設備が必要となり操作も
煩雑で時間もかかるものであった。更に、分注後の嫌気
性状態の維持は困難を伴い、必ずしも検体、あるいは嫌
気性細菌の輸送・保存に適しているとはいい難い物であ
った。
ている。 容器内の空気を窒素ガス等で置換する、還元剤を培地
成分として添加する、あるいは特殊な装置・器具を用い
る等である。 例えば、透明なガラス製容器内を炭酸ガスで充填した
ケンキポーター(登録商標:(株)クリニカル・サプラ
イ製)なる製品が知られている。 又、特殊な装置・器具を用いる製品としてはガス・パ
ック(ロッシュ社製)、カルチュレット(登録商標:マ
リオン・ラボラトリー社製)等が知られている。 しかし、ケンキポーターは検体の出し入れで、2〜3
日以上の菌の保存は望めず、検体の出し入れ時に著しく
その嫌気性環境は低下するものであった。 又、カルチュレットは、反復使用不能の使い捨てであ
り、高価であり経済的ではない等、従来の試みは、特殊
な培地や器具、あるいは特殊な設備や高価な設備を必要
とするもので、操作も煩雑で一般的なものではなかっ
た。 最近、細菌培養用として、密封した培地封入容器に入
れる脱酸素剤が報告されている(特開昭59−78682号公
報参照)。 これは、一定の炭酸ガス濃度の嫌気性環境を簡便に作
る脱酸素剤を提供するものであり、高圧蒸気滅菌処理を
施した培地を無菌的にシャーレ等の容器に分注後、ガス
透過度の小さい合成樹脂袋体に、前記脱酸素剤と共に併
置することによって、極めて簡単に嫌気状態を得ること
を可能としている。 しかしながら、これらは細菌の培養時の工夫であり、
嫌気性細菌の検査を施すために採取した検体、あるいは
嫌気性細菌の輸送・保存に適用し得る物ではなかった。
又、依然として培地の滅菌処理、並びにその後の容器に
分注するという面倒な無菌操作が必要であった。 脱酸素剤入りの培地封入容器を、そのまま高圧蒸気滅
菌等の無菌処理を行った場合、容器や培地中からの水分
が凝水として発生し、脱酸素剤の水溶成分が溶出し、脱
酸素剤の酸素吸収力を低下させ、更に培地中に逆流して
影響を及す結果、検体あるいは嫌気性細菌の保存効果は
著しく低いものとなる。 更に、上記従来の容器は、一度開封すると、嫌気環境
は解除されてしまい、嫌気状態を維持して保つことは不
可能であった。従って、嫌気性細菌の検査を施すために
採取した検体、あるいは嫌気性細菌の保存・輸送用の培
地入り器具に、単に脱酸素剤を封入しただけでは、十分
な嫌気性及び適切な水分環境の保持は不可能であった。 これに対し、本発明の嫌気的環境保持組成物において
は、従来脱酸素剤のみでは不十分であった嫌気性細菌の
検査を施すために採取した検体、あるいは嫌気性細菌の
輸送・保存に必要な環境保持を、特殊な培地や器具、あ
るいは特殊な設備や高価な設備を必要とせず、操作も至
って簡単に行い得る輸送・保存器具の提供を可能にする
ものである。
剤からなることを特徴とする環境保持組成物、並びに該
環境保持組成物が充填されたホルダーを装着したゴム栓
により嫌気性菌培養用培地充填容器を密封して成る輸送
・保存器具を提供するものである。 本発明において脱酸素剤は空気中の酸素を吸収し嫌気
的環境を保持する作用を有する。本発明の脱酸素剤とし
ては、鉄、炭化鉄等の鉄粉、第二鉄塩等の無機塩、ヒド
ロキノン、ピロガロール等のポリフェノール類、グリコ
ース等の還元性の糖類、あるいはアスコルビン酸等の還
元性の多価アルコールからなる群から選ばれた還元剤を
主成分として含有しているものであれば使用することが
できるが、殊に活性酸化鉄、又はアスコルビン酸が特に
良好な酸素吸収力を有することから好ましい。特に三菱
瓦斯化学株式会社製の活性酸化鉄粉末「エージレス」
(商品名、登録商標)は本発明に好ましい脱酸素剤であ
る。 本発明において高水分吸収剤は、空気中の水分や結露
した凝水、特に滅菌時に発生する凝水を吸収固定する能
力を有し、脱酸素剤と水との接触を防止している。本発
明の高水分吸収剤としては、アクリル酸グラフト重合体
等のデンプン誘導体、あるいはポリアクリル酸ナトリウ
ム架橋体等のアクリル酸誘導体を用いることができる。
特に日本触媒工業株式会社より発売されているポリアク
リル酸ナトリウム架橋体(高重合度ポリアクリル酸ナト
リウム)である「アクアリック」(商品名、登録商標)
は本発明に好ましい高水分吸収剤である。 本発明において吸湿性固定化剤は吸湿性を有し、水分
を高水分吸収剤に伝達する役割を果たしており、また嫌
気的環境保持組成物を錠剤等の剤形とするための結合剤
/賦形剤を兼ねている。本発明の吸湿性固定化剤として
は、高級アルコール、脂肪属炭化水素等が使用でき、好
ましくは分子量1000〜20000のポリエチレングリコール
を用いることができる。 本発明の嫌気的環境保持組成物の正確な作用機序は不
明であるが、吸湿性固定化剤が吸湿性を有し高水分吸収
剤が吸水性を有することより、嫌気性細菌の輸送用・保
存用容器中の気体状の水分は吸湿性固定化剤に吸収さ
れ、高水分吸収剤に伝達され保持されるものと考えられ
る。それにより、凝水の発生が抑えられ、脱酸素剤は乾
燥状態を維持し、良好な酸素吸収能力を発揮するものと
推定される。 本発明の嫌気性環境保持組成物は、脱酸素剤、高水分
吸収剤及び吸湿性固定化剤を適当な割合により混合ある
いは重層等により、使用に便利な各種の剤形にすること
が可能である。 例えば、脱酸素剤0.3〜2.0重量部、高水分吸収剤0.05
〜0.1重量部、吸湿性固定化剤0.02〜0.5重量部の割合で
混合し、均一になるように練合し、混合剤とする。又
は、その混合剤を公知の打錠法により錠剤とする。更に
は、脱酸素剤の上に高水分吸収剤と吸湿性固定化剤とを
重層し、重層剤の剤形とする等各種の剤形にできる。 本発明に用いることのできる培地は、嫌気性細菌の検
査を施すために採取した検体、あるいは嫌気性細菌の輸
送・保存用であり、輸送あるいは保存期間中において、
菌数の変動がないことが好ましい。 適当な培地組成の一例を以下に挙げるが、この他にも
キャリーブレア培地(栄研化学(株)製)等、使用可能
な市販の培地を用いることもできる。 培地処方: チオグリコール酸ナトリウム 1.0 g 塩化カリウム 0.2 g 塩化ナトリウム 3.0 g リン酸一水素ナトリウム 1.15 g リン酸二水素カリウム 0.2 g B−カンテン 8.0 g グリセロリン酸ナトリウム 0.5 g L−システイン一塩酸塩 0.4 g メチレンブルー 0.0006g 塩化マグネシウム 0.1 g 精製水 全量1,000ml (pH7.05) 次に、上記した本発明の環境保持組成物により得られ
る保存・輸送器具について説明する。 本発明に係る器具は、嫌気性細菌に適した培地を収容
し密封可能な口部を有する容器と、本発明の環境保持組
成物を収容したホルダーを装着したゴム栓とから成るこ
とを特徴とするものである。 ホルダーは、上部が開口した円筒上の収容器であり、
その約半分の直径の円筒状の開口部分がホルダー内を貫
通している。 又、ホルダーは、下部に部分的に設けられた位置決め
の為の凸状突起により、ゴム栓の内側部分に特定の向き
に装着され、ゴム栓下部にリング状に形成されたホルダ
ー保持部分によって、容器内に落下しないように保持さ
れ、ゴム栓と共に前記容器口部に嵌合、密封し得る。
又、ホルダー上面とゴム栓との接合部分は若干の隙間を
有し、前記ホルダーの円筒状の開口部分を介して、容器
内部と通気性を有するように成っている。 上記の構成より成る本発明に係る器具を用いると、高
圧蒸気滅菌等の滅菌処理の際、発生する凝水は本発明の
環境保持組成物中に含まれる高水分吸収剤及び吸湿性固
定化剤により吸収固定され、酸素吸収力の低下を防ぐこ
とができると共に、溜った凝水による培地への接触を阻
止し、培養能への影響のない滅菌処理を施すことを可能
とする。 又、重層剤の剤形とした本発明の嫌気性環境保持組成
物を用いた場合には、高水分吸収剤により余分な水分が
吸収され、大量の水分により一挙に酸化が進行して脱酸
素剤の脱酸素能力が著しく低下することを防止するとい
う効果をも生じる。 一般に脱酸素剤は、水中に浸された時は、酸素が水に
より遮断され、酸素吸収能が低下する。 これを防ぐためには、直接水と接触しないよう脱酸素
剤を隔離することが必要となる。このために、水を吸収
剤で吸収して脱酸素剤を隔離し、性能を発揮せしめる。 更に、ゴム栓内のホルダーに設けられた貫かれた円筒
状の開口部分により、液状検体を注射針でゴム栓上の刺
孔指定部分から開口部分を介し培地に接種することが、
嫌気的環境を損なうことなく可能である。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1. 本発明の環境保持組成物(混合剤)の製造 高水分吸収剤としてポリアクリル酸ナトリウム(製品
名:アクアリック)を30g、吸湿性固定化剤としてポリ
エチレングリコール6000(和光純薬(株)製)を50gを
乳鉢に採り、均一になるよう十分粉細、混合を行う。そ
の後、脱酸素剤として活性酸化鉄粉末(三菱瓦斯化学社
製:商品名「エージレス」)を50g加え、すばやく練合
を行い混合剤とする。 実施例2. 本発明の環境保持組成物(錠剤)の製造 実施例1.で得られた本発明の環境保持組成物からなる
混合剤1.3gを打錠機により直接打錠し錠剤とする。 実施例3. 本発明の環境保持組成物(重層)の製造 ホルダー内に、脱酸素剤の活性酸化鉄粉末(エージレ
ス)0.5gの上に高水分吸収剤のポリアクリル酸ナトリウ
ム(アクアリック)0.3g、及び吸湿性固定化剤のポリエ
チレングリコール6000 0.5gを乳鉢で十分混合した粉末
を重層する。 実験例1. 本発明の嫌気性環境保持組成物の酸素吸収、並びに水
分吸収効果を確認するために、本発明の嫌気性環境保持
組成物が充填された嫌気性細菌の輸送・保存器具の製造
時、製造時から1ケ月後、3ケ月後、6ケ月後、及び12
ケ月後の各々の時点の脱酸素剤の酸素吸収量、並びに高
水分吸収剤の水分吸収量を測定した。 酸素吸収量は、マノメーターを用いて容器中の陰圧度
を測定し、又水分吸収量は、電子天秤(メトラー社製)
を用いて増加重量を測定した結果を第1表に示す。 尚、対照として、本発明の環境保持組成物より高水分
吸収剤を除いた組成物を用いて、同時に脱酸素剤の酸素
吸収量を対照として測定した結果を合わせて示した。 第1表の結果より、本発明の環境保持組成物は優れた
酸素吸収、並びに水分吸収効果を有することが確認され
た。 実験例2. 本発明の環境保持組成物を用いた嫌気性細菌の輸送・
保存器具に、次の各嫌気性細菌種を接種し菌接種後、冷
暗所に保存後、4日目、8日目、及び18日目の生菌数を
混釈培養により測定した。 その結果を第2表に示した。 接種菌 バクテロイデス・フラジリス(B.fragilis)、フソバ
クテリウム・ヌクレオタム(F.nucleatum)ペプトコッ
カス・マグナス(P.fragilis)、スタフィロコッカス・
アウレウス(S.aureus)、ストレプトコッカス・フィオ
ゲネス(S.pyogenes)、 第2表の結果より、本発明の環境保持組成物を用いた
嫌気性細菌の輸送・保存器具によれば、18日間保存して
も生菌数に変化は見られず良好な保存状態を維持するこ
とが確認された。
等の滅菌処理の際、発生する凝水を本発明の環境保持組
成物の構成成分である高水分吸収剤及び吸湿性固定化剤
により吸収固定することができ、この組成物を用いた本
発明に係る嫌気性細菌の輸送・保存器具は、酸素吸収力
の低下を防ぐと共に、溜った凝水による培地への接触を
阻止し、酸素吸収力、及び培養能への影響のない滅菌処
理を施すことを可能とする。従来脱酸素剤のみでは不十
分であった嫌気性細菌の検査を施すために採取した検
体、あるいは嫌気性細菌の輸送・保存を、特殊な培地や
器具、あるいは特殊な設備や高価な設備を必要とせず、
操作も至って簡単に行い得る等の優れた効果を奏するも
のである。
面図を示し、第2図は同じくその正面図、並びに第3図
は容器を除いた裏面図を示す。 1……環境保持組成物、2……容器、3……ゴム栓、4
……ホルダー、5……培地、6……ホルダー内を貫通す
る開口部分、7……ホルダー位置決め凸状突起、8……
ゴム栓上の刺孔指定部分、9……ホルダー保持部分
Claims (8)
- 【請求項1】脱酸素剤、高水分吸収剤及びポリエチレン
グリコールよりなる吸湿性固定化剤を含有してなる嫌気
性細菌用の嫌気的環境保持組成物 - 【請求項2】脱酸素剤が活性酸化鉄、またはアスコルビ
ン酸を主成分とすることを特徴とする請求項第1項記載
の嫌気的環境保持組成物 - 【請求項3】高水分吸収剤がアクリル酸誘導体、あるい
はその塩であることを特徴とする請求項第1項記載の嫌
気的環境保持組成物 - 【請求項4】剤形が、混合剤、重層剤および錠剤から選
ばれることを特徴とする請求項第1項から第3項記載の
嫌気的環境保持組成物 - 【請求項5】嫌気性細菌の生存に適した培地を充填し密
封可能な口部を有する容器と、請求項第1項から第4項
記載の嫌気的環境保持組成物を収容したホルダーを装着
したゴム栓とから成ることを特徴とする輸送・保存器具 - 【請求項6】ホルダーが、その上部が開口した円筒状の
形態を有する嫌気的環境保持組成物を収容する収容部分
と、円筒状の貫通した開口部分とから構成されることを
特徴とする請求項第5項記載の輸送・保存器具 - 【請求項7】請求項第1項記載の嫌気的環境保持組成物
により嫌気的環境を保持する方法 - 【請求項8】請求項第1項記載の嫌気的環境保持組成物
を用いる嫌気性細菌の輸送・保存方法
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Publication Number | Publication Date |
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JPH048298A JPH048298A (ja) | 1992-01-13 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3183332A1 (en) * | 2014-08-20 | 2017-06-28 | 3M Innovative Properties Company | Self-contained anaerobic culture device for sulfate-reducing microorganisms |
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1990
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