JP2674106B2 - 静電潜像現像用現像材 - Google Patents

静電潜像現像用現像材

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真プロセス等により形成された静電
潜像を湿式現像する静電潜像現像用現像材に関するもの
であり、特に湿式現像剤でありながらテープ,シート等
として取り扱える新規な静電潜像現像用現像材に関する
ものである。
〔従来の技術〕
画像形成技術の分野において、一様に帯電させた光導
電体上に画像信号に応じて選択的に光照射を行い、形成
された静電潜像を現像する方式は、一般に静電写真プロ
セスと呼ばれている。
かかる静電写真プロセスにおいて、特に静電潜像を現
像する手法としては、乾式現像法と湿式現像法とが知ら
れており、それぞれ長所,短所を有することから用途等
に応じて使い分けているのが現状である。
例えば、乾式現像法は、原理的に静電潜像に単に着色
剤の粉末を散布し付着させるだけなので、取り扱い性及
びトナーの保存性に優れるという長所を有する反面、電
子スチル写真を印画するビデオプリンタ等に見られるご
とく、近年高まりつつある高品位画像への要望に対応す
るには、湿式現像法に一歩譲らざるを得ないのが実情で
ある。
一方、湿式現像法は、着色剤としての染料あるいは顔
料を絶縁性液体媒体中に分散させた液体現像剤を使用す
る方式であって、銀塩写真に匹敵する解像度と階調を得
ることが可能であるほか、特に着色剤として顔料を使用
した場合には形成された画像が耐候性に優れたものとな
る等の利点を有するものの、現像剤が液体であることか
ら、例えば常に安定した画像形成を実現するためには頻
繁なメンテナンスが必要になる等、取り扱い性の点で非
常に不利である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、乾式現像法,湿式現像法のいずれにしろ、
使用する現像装置は一般に装置構成が複雑で大掛かりな
ものとなる傾向にあり、例えば一般家庭用等の民生用の
画像形成装置に採用するのは難しい。
このような状況から、例えば前述のビデオプリンタ等
では、装置構成を簡略化を図るために、昇華性インクを
サーマルヘッドによって気化させて記録紙に転写する昇
華型熱転写方式やインクジェット方式等によるものが多
い。
しかしながら、これらの方式は当然のことながら解像
度,階調性等の点で前述の静電写真プロセスには及ば
ず、ましてや銀塩写真に匹敵する画像の形成はほとんど
不可能である。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、湿式現像による高画像品位と昇華型熱
転写方式等と同等の取り扱い性の良さを併せ持つ新規な
静電潜像現像用現像材を提供することを目的とする。
さらに本発明は、バイアス電圧の印加により画像の濃
度,階調性、色バランス等をコントロールすることが可
能な静電潜像現像用現像材を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上述の目的を達成するために鋭意研究
を重ねた結果、従来の液体状の電気絶縁性媒体に代わ
り、常温で固体であり加熱冷却によって固液変化する有
機物を使用することで、湿式現像剤をシート化,テープ
化することができ、その取り扱い性を大幅に改善するこ
とができること、さらにシート化,テープ化する際に基
体に導電性を持たせることで現像に際して容易にバイア
ス電圧を印加することができること、等を知見するに至
った。
本発明は、かかる知見に基づいて完成されたものであ
って、互いに発色の異なる着色剤が分散された複数の現
像剤が領域を異にして導電性を有する基体に保持されて
構成され、上記現像剤は少なくとも常温で固体であり加
熱冷却により固液変化する電気絶縁性有機物に着色剤が
分散されてなることを特徴とするものである。
ここで、導電性を有する基体とは、基体自体が導電性
を有する材料で形成されたものであってもよいし、非導
電性材料よりなるベース材に導電層を形成したものであ
ってもよい。
また、基体の保持される複数の現像剤には、例えばイ
エロー,マゼンタ,シアン,さらには必要に応じてブラ
ック等、互いに異なる色の着色剤が分散される。各色の
現像剤は所定の領域で塗り分けるようにすればよく、こ
れら各領域の現像剤で順次静電潜像を現像するようにす
れば、フルカラー画像の形成が可能である。
さらに、複数色の現像剤領域を形成した場合、特に加
熱により液状となったときの各現像剤間の混色を防止す
るために、各現像剤領域間に何らかの混色防止層を設け
てもよい。
〔作用〕
本発明の静電潜像現像用現像材において、基体に保持
された現像剤は、加熱冷却によって固液変化し、加熱状
態で静電潜像に接触せしめることで湿式現像剤として機
能する。
また、前記現像剤は、基体に保持されていので、昇華
型インクフィルム等と同様シート状,テープ状等で取り
扱われ、その取り扱い性や保存性が格段に向上する。
さらに、基体が導電性を有することから、現像に際し
てバイアス電圧が容易に印加され、着色剤の付着の度合
が制御されて濃度,階調性,色バランス等が調整され
る。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した具体的な実施例について図面
を参照しながら説明する。
先ず、実施例の説明に先立って、各実施例で使用され
る現像剤について説明する。
本発明で使用される現像剤は、少なくとも常温で固体
であり加熱冷却により固液変化する電気絶縁性有機物に
着色剤が分散されてなるものである。
ここで、電気絶縁性有機物は、少なくとも常温で固体
である有機物である。融点は通常の使用環境や取り扱い
性を考慮して30℃以上とし、より好ましくは40℃以上で
ある。融点の上限は特に規定されるものではないが、実
用的にはおよそ100℃、より好ましくは80℃以下であ
る。これは、融点があまり高過ぎても加熱に余分なエネ
ルギーを消費すること、基体上に形成して使用する場合
に基体として一般に使用される材料の耐熱温度を越えて
はならないこと等を考慮してのことである。
これらの要求を満たす材料としては、パラフィン類、
ロウ類、およびこれらの混合物が挙げられる。まずパラ
フィン類としては、ノナデカンからヘキサコンタンに至
る炭素数19〜60の各種の正パラフィンがある。またロウ
類としては、カルナウバロウ,綿ロウ等の植物ロウ、ミ
ツロウ等の動物ロウ、オゾケライト、およびパラフィン
ロウ,微晶ロウ,ペトロラタム等の石油ロウ等が挙げら
れる。これらの材料は、誘電率εが1.9〜2.3程度の誘電
体である。
さらには、ポリエチレン,ポリアクリルアミドや、ポ
リn−ステアリルアクリレート,ポリn−ステアリルメ
アクリレート等のポリアクリレートのホモポリマーある
いはコポリマー(例えばコポリ−n−ステアリルアクリ
レートエチルメタクリレート等)等の側鎖に長いアルキ
ル基を有する結晶性高分子も使用可能であるが、加熱時
の粘度等を考慮すると先のパラフィン類、ロウ類が好適
である。
また、上記電気絶縁性有機物に分散される着色剤とし
ては、従来公知の無機顔料、有機顔料、染料およびこれ
らの混合物が使用できる。
たとえば無機顔料としては、クロム系顔料、カドミウ
ム系顔料、鉄系顔料、コバルト系顔料、群青、紺青等が
挙げられる。また、有機顔料や染料としては、ハンザイ
エロー(C.I.11680)、ベンジジンイエローG(C.I.210
90)、ベンジジンオレンジ(C.I.21110)、ファースト
レッド(C.I.37085)、ブリリアントカーミン3B(C.I.1
6015−LaKe)、フタロシアニブルー(C.I.74160)、ビ
クトリアブルー(C.I.42595−LaKe)、スピリットブラ
ック(C.I.50415)、オイルブルー(C.I.74350)、アル
カリブルー(C.I.42770A)、ファーストスカーレット
(C.I.12315)、ローダミン6B(C.I.45160)、ローダミ
ンレーキ(C.I.45160−LaKe)、ファーストスカイブル
ー(C.I.74200−LaKe)、ニグロシン(C.I.50415)、カ
ーボンブラック等が挙げられる。これらは単独でも2種
以上の混合物としても用いることができ、所望の発色を
有するものを選択して使用すればよい。
現像剤には、これら電気絶縁性有機物や着色剤のほ
か、分散性や着色剤の定着性を向上させる目的で樹脂を
併用しても良い。かかる樹脂としては公知の材料を適宜
選択して使用することができ、例示すればブタジエンゴ
ム,スチレン−ブタジエンゴム,環化ゴム,天然ゴム等
のゴム類、スチレン系樹脂,ビニルトルエン系樹脂,ア
クリル系樹脂,メタクリル系樹脂,ポリエステル系樹,
ポリカーボネート系樹脂,ポリ酢酸ビニル系樹脂等の合
成樹脂類、ロジン系樹脂,水素添加ロジン系樹脂,アマ
ニ油変成アルキド樹脂等の変成アルキドを含むアルキド
樹脂類、ポリテルペン類等の天然樹脂類等が挙げられ
る。その他、フェノール樹脂類、フェノールホルマリン
樹脂等の変成フェノール樹脂類、フタル酸ペンタエリト
リット、クマロン−インデン樹脂類、エステルガム樹脂
留、植物油ポリアミド樹脂類等も有用であるし、ポリ塩
化ビニル、塩素化ポリプロピレン等のようなハロゲン化
炭化水素重合体類、ビニルトルエン−ブタジエン,ブタ
ジエン−イソプレン等の合成ゴム類、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート,ラウリルメタクリレート,ステアリ
ルメタクリレート,ラウリルアクリレート,オクチルア
クリレート等の長鎖アルキル基を持つアクリル系モノマ
ーの重合体もしくはそれらと他の重合性モノマーとの共
重合体類(たとえば、スチレン−ラウリルメタクリレー
ト共重合体,アクリル酸−ラウリルメタクリレート共重
合体等)、ポリエチレン等のポリオレフィン類、ポリテ
ルペン類等も使用できる。
さらに、上記現像剤には通常は電荷供与剤が添加さ
れ、ここで使用される現像剤もその例外ではない。使用
される電荷供与剤は、たとえばナフテン酸,オクテン
酸,オレイン酸,ステアリン酸,イソステアリン酸ある
いはラウリン酸等の脂肪酸の金属塩、スルホコハク酸エ
ステル類の金属塩、油溶性スルホン酸金属塩、リン酸エ
ステル金属塩、アビエチン酸等の金属塩、芳香族カルボ
ン酸金属塩、芳香族スルホン酸金属塩等である。
また、着色剤の帯電電荷を向上させるために、SiO2,A
l2O3,TiO2,ZnO,Ga2O3,In2O3,GeO2,SnO2,PbO2,MgO等の金
属酸化物微粒子やこれらの混合物を電荷増強剤として添
加しても良い。
上述の各成分の配合比であるが、着色剤は電気絶縁性
有機物の溶融状態1に対して0.01〜100gであることが
好ましく、より好ましくは0.1〜10gである。また電荷供
与剤は同じく1に対して通常0.001〜10g、好ましくは
0.01〜1gの範囲である。さらに電荷増強剤は、着色剤に
対して重量比で2倍以下、好ましくは同量以下の範囲で
添加される。
前述の現像剤の導電性を有する基体に保持させて静電
潜像現像用現像材とするわけであるが、以下各実施例の
構成を説明する。
第1図は、本発明を適用した現像材のうち最も単純な
構成を有するものであって、それ自体が導電性を有する
シート状の導電性基体(1)上に先の現像剤(2)を全
面に塗布したものである。
導電性基体(1)の材質は、この場合には導電性を有
する必要があり、したがってたとえばAl,Cu,ステンレ
ス,Ni,NiCr,Ag等の金属や、導電性セラミクス、カーボ
ン、SiC、ITO(Indium Tin Oxide)、SnO2、さらには導
電性高分子等が使用される。
また、基体自体が導電性を持たない場合には、第2図
に示すように、基体(3)の表面に導電材層(4)を形
成した後、この上に現像剤(2)を形成するようにして
もよい。
この場合、導電材層(4)は、蒸着,スパッタ,メッ
キ等の手法により金属等を直接膜付けすることにより形
成してもよいし、銀ペーストのように導電性粒子が分散
された材料を塗布することにより形成するようにしても
よい。
また、導電性を持たない基体(3)としては、ポリエ
チレンテレフタレート,ポリプロピレン,ポリカーボネ
ート,ポリアミド等の高分子フィルム、紙(天然紙,合
成紙等)、及びこれらの複合材等が使用され、通常は可
撓性を有するものが使用されるが、必ずしも可撓性を有
する必要はない。
第3図は、多孔質よりなる基体を使用した例で、多孔
質基板(5)に現像剤(2)が含浸固化された形で保持
されている。この例では、多孔質基板(5)の裏面側に
導電材層(4)が形成され、導電性が確保されている。
多孔質基板(5)は、前記現像剤(2)が染み込み得
るものであれば如何なるものであってもよく、天然紙,
合成紙等の紙の他、木綿,麻等に代表される植物繊維や
絹,羊毛に代表される動物繊維等の天然繊維、ポリアミ
ド,ポリエステル,ポリアセタール,ポリウレタン等の
有機物やガラス,セラミクス,カーボン等の無機物等よ
りなる合成繊維で作られた布,不織布等が使用可能であ
る。さらには、金属,有機高分子のメッシュや、ポリウ
レタンフォーム等の高分子発泡体等であってもよい。
この現像剤(2)が含浸固化された多孔質基板(5)
は、第4図に示すように、導電性を有するシート状の導
電性基体(1)で裏打ちし、補強するとともに導電性を
確保するようにしてもよい。
さらには、第5図に示すように、現像剤(2)が含浸
固化された多孔質基板(5)を導電材層(4)が設けら
れた基体(3)と積層するようにしてもよい。
このようにして基体に保持される複数の現像剤は、互
いに発色の異なる着色剤が分散されることで複数色に対
応したものとなされ、各色領域が一基体上に塗り分けら
れて形成される。
例えば第6図は、導電材層(4)が形成された基体
(3)上にイエロー色の現像剤層Y,マゼンタ色の現像剤
層M,シアン色の現像剤層Cを形成したもので、フルカラ
ー画像形成を可能とするものである。なお、フルカラー
画像形成する場合、先のイエロー色,マゼンタ色,シア
ン色の他、黒色の現像剤層の領域を必要に応じて付加し
てもよい。
同様に、第7図に示すように、導電材層(4)が形成
された基体(3)に積層された多孔質基体(5)に対し
てもイエロー色の現像剤Y,マゼンタ色の現像剤M,シアン
色の現像剤Cを各領域毎に含浸固化してもよく、勿論第
8図に示すように、これらイエロー色の現像剤Y,マゼン
タ色の現像剤M,シアン色の現像剤Cが含浸固化された多
孔質基体(5)をそのまま静電潜像現像用現像材として
扱うこともできる。ただし、後者の場合、多孔質基体
(5)の裏面に導電材層(4)を形成し導電性を確保す
る必要がある。
ところで、前述のように同一基体上に複数色の現像剤
領域を形成した場合、特に加熱溶融時に混色が起こる可
能性がある。
そこで、例えば第9図に示すように、各色の現像剤Y,
M.Cよりなる領域間に混色防止層(6)を設けるように
してもよい。
この混色防止層(6)は、単なるスペーシングの役割
を果たすものであれば如何なるものであってもよいが、
特に吸液性材料〔例えば前述の多孔質基体(5)と同様
の材料〕や撥液性材料等を使用することが好ましい。
また、第7図あるいは第8図に示すように、多孔質基
体(5)に各色の現像剤Y,M,Cを含浸固化した場合、こ
れら各色の現像剤領域を所定間隔をもって形成すれば、
各領域間の多孔質基体(5a)が前記混色防止層として機
能することになる。
前述の静電潜像現像用現像材を用いて静電潜像の現像
を行うには、次のような手法によればよい。以下、第2
図に示す実施例のものを例にして静電潜像の現像方法を
説明する。
感光基材(7)は、第9図に示すように、例えばシー
ト状の基体(7a)の上に感光層(7b)が形成されてなる
もので、当該感光層(7b)には、帯電工程及び露光工程
により画像情報に応じたマイナス電荷の潜像が形成され
る。
ここで、本実施例の現像材により前記マイナス電荷の
潜像が形成された感光基材(7)を現像するには、現像
剤(2)が感光層(7b)と接触するように重ね合わせ、
加熱手段を設けたロール(8)によって押圧しながら送
り出すだけで良い。
このように現像剤(2)と感光層(7b)とを接触させ
ロール(8)によって加熱すると、前記現像剤(2)が
液状となり、当該現像剤(2)に含まれる着色剤(9)
がマイナス電荷のある部位に向かって泳動し付着する。
しかる後、不要部分に付着した着色剤(9)を除去し、
除電工程,定着工程等を経ることで、感光基材(7)上
に画像が形成される。
なお、現像に際して、感光基材(7)と現像剤(2)
とが接触後直ちに固化すると画像品位を低下する虞れが
あるため、感光基材(7)自体,あるいは感光基材
(7)を固定するステージ等にも加熱手段を設け加温す
ることが好ましい。
また、基体(3)に導電材層(4)が形成されること
から、この導電材層(4)に直流電源(10)を接続し、
現像の際にバイアス電圧を印加することができる。
このバイアス電圧を印加すると、静電潜像の相対的な
電位をコントロールすることができ、着色材(9)の静
電潜像への付着の度合をコントロールすることができ
る。
前記導電材層(4)には、バイアス電圧を印加すると
同時に交流電圧を印加し、それ自体を発熱体として利用
することで、ロール(8)の加熱手段を省略することも
できる。また、当該導電材層(4)は、金属等の熱伝導
性の良いもので形成されることから、現像剤(2)に対
する加熱温度が均一になり、この点でも有利である。
実際、本発明者等が前述の如きシート状の現像材を作
製し、静電潜像の現像を試みたところ、解像度,精彩度
に優れ、銀塩写真に匹敵する良好な画像が安定して得ら
れた。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明が
これら実施例に限定されるものでないことは当然であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲での材料,形状等の
変更が可能である。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の静電潜像
現像用互いに発色の異なる複数の現像剤は、基体に現像
剤を保持させたものであるので、例えば昇華性インクリ
ボン等と同様極めて取り扱い性に優れたものであり、現
像操作や現像装置の大幅な簡略化を図ることが可能であ
る。
また、本発明の静電潜像現像用現像材を用いて静電潜
像を現像すれば、湿式現像法と同様の画像品位を得るこ
とができ、使用後にはそのまま廃棄できる等、廃棄物処
理の観点等からも好適である。
さらには、本発明の静電潜像現像用現像材においては
基体が導電性を有することから、現像に際してバイアス
電圧を印加することができ、画像の濃度,階調性,色バ
ランス等を調整することができる。
また、基体を導電性とすることで、外的な加熱手段の
省略を図ったり、加熱温度を均一にすることができる
等、付帯的なメリットも大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図は導電性基体を用いた実施例を示す要部拡大断面
図であり、第2図は導電材層を有する基体を用いた実施
例の要部拡大断面図、第3図は多孔質基体を用い導電材
層を形成した実施例を示す要部拡大断面図、第4図は多
孔質基体に導電性基体を裏打ちした実施例を示す要部拡
大断面図、第5図は多孔質基体に導電材層を有する基体
を裏打ちした実施例を示す要部拡大断面図である。 第6図は導電材層を有する基体上に複数の現像剤領域を
形成した実施例を示す要部拡大断面図であり、第7図は
導電材層を有する基体を裏打ちした多孔質基体に複数の
現像剤領域を形成した実施例を示す要部拡大断面図、第
8図は複数の現像剤領域が形成された多孔質基体に導電
材層を設け現像材とした実施例を示す要部拡大断面図、
第9図は混色防止層を設けた実施例を示す要部拡大断面
図である。 第10図は本発明の現像材による静電潜像の現像方法を説
明する模式図である。 1……導電性基体 2……現像剤 3……多孔質基体 4……導電材層 6……混色防止層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに発色の異なる着色剤が分散された複
    数の現像剤が領域を異にして導電性を有する基体に保持
    されて構成され、 上記現像剤は少なくとも常温で固体であり加熱冷却によ
    り固液変化する電気絶縁性有機物に着色剤が分散されて
    なることを特徴とする静電潜像現像用現像材。
  2. 【請求項2】各領域の現像剤間に混色防止層が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の静電潜像現像用
    現像材。
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