JP2674069B2 - トリミングコード設定用回路 - Google Patents

トリミングコード設定用回路

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JP2674069B2 JP63055193A JP5519388A JP2674069B2 JP 2674069 B2 JP2674069 B2 JP 2674069B2 JP 63055193 A JP63055193 A JP 63055193A JP 5519388 A JP5519388 A JP 5519388A JP 2674069 B2 JP2674069 B2 JP 2674069B2
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mos transistor
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路設置のトリミング用回路に関
し、特にトリミング用のコード設定用回路に関する。
〔従来の技術〕
半導体集積回路装置において、特にアナログ回路等の
基準電圧値の設定及び回路電流の設定等は、そのカタロ
グ規格が非常にきびしいために、電圧値及び電流値をカ
タログ規格内に追い込むためのトリミング回路を必要と
している。
従来、トリミングコードの設定には、たとえば第3図
のごとき回路が使用されている。但し第3図は、最高電
位Vcc=+5V,最低電位−Vss=−5Vの間でトリミングコ
ード設定用の回路が3個構成される場合である。
次に、この回路の動作を説明する。説明は、Pチャン
ネルMOS型トランジスタMP9と、薄膜抵抗R8からなる1個
を取り上げて説明する。まず、PチャンネルMOS型トラ
ンジスタMP9は同じくPチャンネルMOS型トランジスタMP
7とミラー接続されており定電流を流そうとする。ここ
で抵抗R8が切断されていない時点においては、トランジ
スタMP9のON抵抗に比べて抵抗R8の抵抗が小さいために
節点は、インバータ8の論理しきい値電圧以下に下が
る。従ってインバータ8は高レベルを出力する。次に、
もし抵抗R8が切断された場合は、トランジスタMP9によ
って節点の電位は、インバータ8の論理しきい値電圧
以上に上がる。従って、インバータ8は、低レベルを出
力する。
つまり、抵抗R7〜R9を切断するか否かによってトリミ
ングコードの設定が可能なわけである。
たとえば、第4図のごとくこの回路において抵抗R8
が、切断され抵抗R7,R9が、切断されない場合、インバ
ータ8は低レベル出力,インバータ7,インバータ9は高
レベル出力を出力し、トリミングコードの設定がなされ
る。
尚、ポリシリコン等の薄膜抵抗の切断は、通常この薄
膜抵抗と、PチャンネルMOS型トランジスタの節点から
アルミニウム等の配線材料によるパッドを取り出しテス
タ等によるウェハー検査工程で行なわれる。すなわち切
断しようとする薄膜抵抗に接続されたパッドと−Vss
に10V程度の電圧を印加し、薄膜抵抗に電流を流して溶
断している。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、トリミングコードの設定を行なうわけで
あるが、第3図の回路では、上述のごとくVcc=+5V,−
Vss=−5Vの電源を持つLSIにおいては、使用できるが、
Vcc=+5V単電源のLSIにおいては、使用できない。その
理由を説明すると、5V単電源では、第5図のごとくVcc
と接地電位(以下GNDと記す。)との間でトリミングコ
ード設定回路を形成する必要である。
上述のごとく、薄膜抵抗の切断には、10V程度の電圧
印加が必要であるが、Vccには、LSIの絶対最大定格(通
常7V)以上の電圧を印加することは、危険であるため7V
以上の電圧は、印加できない。従ってPチャンネルMOS
型トランジスタのドレインにVcc以上の電圧が印加され
ることになるが、このPチャンネルMOS型トランジスタ
の基板電位は、Vccであるため、このドレインのP+型拡
散層と、n型基板とのPn接合が、順方向になってしま
い、10V印加は、不可能となる。つまり、薄膜抵抗の切
断は、不可能となってしまう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、抵抗を切断するか否かによって所望のコ
ードを設定するトリミングコード用回路において、該抵
抗の一端を低電位に接続し、他端を第1のN型MOSトラ
ンジスタのソースに接続し、該第1のN型MOSトランジ
スタのドレインとゲートを高電位に接続し、前記抵抗の
一端と前記第1のN型MOSトランジスタのソースとの節
点を、第2のN型MOSトランジスタと前記第1のN型MOS
トランジスタのしきい値電圧より絶対値の大きなしきい
値を持つP型MOSトランジスタとで構成された相補型イ
ンバータの入力に接続し、該相補型インバータの出力に
よってトリミングコードを設定する。
これによって+5Vの単一電源というような低電圧電源
でトリミングコードの選定が可能となる。
〔実施例〕
次に、本発明を図を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例の回路図である。但し、こ
の図は、3個のトリミングコード設定用回路を持ってい
る場合である。図のごとく、従来Pチャンネルトランジ
スタを用いていた部分にnチャンネルトランジスタを用
いている。つまり、薄膜抵抗を接地電位と、Nチャンネ
ルMOS型トランジスタのソース間に接続し、Nチャンネ
ルMOS型トランジスタのドレインとゲートは、Vccに接続
している。回路動作は、従来例と変わらない。たとえ
ば、NチャンネルMOS型トランジスタMN2と抵抗R2及びイ
ンバータ2によって構成された1個のトリミングコード
設定用回路を考えると、まず抵抗R2が切断されていない
場合は、NチャンネルMOS型トランジスタMN2のON抵抗は
抵抗R2より大きく設定してあるため、節点は、インバ
ータ2の論理しきい値電圧以下になりインバータ2は高
レベルを出力する。
次に、抵抗R2が切断された場合は、節点2の電位は、
トランジスタMN2によってVcc−(MN2のしきい値電圧)
になる。ここでインバータ2の論理しきい値電圧をVcc
−(MN2のしきい値電圧)以下に設定しておけばインバ
ータ2は、低レベルを出力する。つまり、抵抗R1〜R3を
切断するか否かによってトリミングコード設定が、可能
である。
ここで前記同様切断は、節点,,から取り出さ
れたパッドとGNDの間に10V程度の電圧を印加して行なわ
れるが、MN1〜MN3はnチャンネルMOS型トランジスタで
あるため、接点〜に10Vが、印加されても、トラン
ジスタMN1〜MN3のソースは、順方向にバイアスされな
い。又、Vccには、5Vが印加されているため、トランジ
スタMN1〜MN3のソース,ドレイン間には、5Vの電位差し
かなく絶対最大電圧である7V以下の電圧しか加わらない
ことになる。従って、本発明の回路は+5V単電源のLSI
においても何の問題もなく使用可能である。
ここで再び、トランジスタMN2と抵抗R2及び、インバ
ータ2によって構成されたトリミングコード設定用回路
について、抵抗R2が切断された場合について考える。上
述のごとくこの場合、節点の電位は、Vcc−(MN2のし
きい値電圧)となるが、ここでもし、インバータ2を構
成するPチャンネルMOS型トランジスタMP2のしきい値電
圧の絶対値がトランジスタMN2のしきい値電圧により小
さい場合、すなわち、(MN2のしきい値電圧)>(|MP2
のしきい値電圧|)……(1)である場合について考え
る。
この場合節点、すなわちインバータ2の入力の電位
が、Vcc−(MN2のしきい値電圧)であるため、トランジ
スタMP2のゲートとソース間には、(MN2のしきい値電
圧)分が、印加される。ここで(1)式の関係があるた
めトランジスタMP2のゲートとソース間には、トランジ
スタMP2のしきい値電圧以上の電圧が印加されてしま
い、トランジスタMP2は、ONしていることになる。従っ
てインバータ2は、貫通電流を流しつづける事になって
しまう。このことは、LSIの消費電力を増やすことにな
り、問題である。
本実施例の回路では、トランジスタMP2のしきい値電
圧の絶対値をトランジスタMN2のしきい値電圧より大き
く設定することにより、トランジスタMP2が、ONしない
ようにし、この貫通電流を防いでいる。
第2図は、本発明の他の実施例の回路図である。第1
図に示した一実施例においては、説明したごとく、薄膜
抵抗が切断された場合、nチャンネルMOS型トランジス
タのソースと薄膜抵抗の節点の電位は、Vcc−(nチャ
ンネルMOS型トランジスタのしきい値電圧)になるわけ
であるが、このしきい値電圧が、小さいほど次段のイン
バータの論理しきい値に対して余裕ができる。すなわ
ち、しきい値の小さなnチャンネルトランジスタを用い
ると、さらに信頼性の高いトリミングコード設定回路が
得られるわけである。
ここで通常の相補型MOS LSIを形成するP型基板は、1
015[cm-3]程度の基板濃度であり、この基板をそのま
まチャネル部分に使用したnチャンネルMOS型トランジ
スタを使用すれば、簡単にしきい値が、0.2V以下のnチ
ャンネルMOS型トランジスタを容易に実現できる。
ここで第2図におけるNチャンネルMOS型トランジス
タMN01〜MN03にこのしきい値0.2V以下のトランジスタを
用いれば、PチャンネルMOS型トランジスタMP4〜MP6の
しきい値の絶対値を0.2V以上にすればインバータに貫通
電流が流れない事になりPチャンネルMOSトランジスタ
のしきい値電圧設定が容易になる。
〔発明の効果〕
このように、本発明によるトリミングコード設定用回
路は、±5V電源系のLSIはもちろん、+5V単電源系のLSI
でも問題なく使用でき、しかも、むだな消費電力を増や
さないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図は本
発明の他の実施例を示す回路図、第3図及び第4図は、
それぞれ従来例を示す回路図、第5図は、本発明が、解
決しようとする問題点説明のための回路図である。 MN1〜MN9……NチャンネルMOS型トランジスタ、MN01〜M
N03……しきい値電圧が0.2V以下のNチャンネルMOS型ト
ランジスタ、MP1〜MP14……PチャンネルMOS型トランジ
スタ、R1〜R12……ポリシリコン等の薄膜抵抗。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗を切断するか否かによって所望のコー
    ドを設定するトリミングコード用回路において、該抵抗
    の一端を低電位に接続し、他端を第1のN型MOSトラン
    ジスタのソースに接続し、該第1のN型MOSトランジス
    タのドレインとゲートを高電位に接続し、前記抵抗の一
    端と前記第1のN型MOSトランジスタのソースとの節点
    を、第2のN型MOSトランジスタと前記第1のN型MOSト
    ランジスタのしきい値電圧より絶対値の大きなしきい値
    を持つP型MOSトランジスタとで構成された相補型イン
    バータの入力に接続し、該相補型インバータの出力によ
    ってトリミングコードを設定することを特徴とするトリ
    ミングコード設定用回路。
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