JP2673354B2 - 燃焼制御回路 - Google Patents

燃焼制御回路

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俊之 宇賀神
光靖 渡辺
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    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は排気管を使用する強制給排気式温風暖房器の
燃焼制御回路に関するものである。 従来の技術 従来の技術としては器体の背面に設けた排気管取付口
および給気管取付口に夫々給排気筒の排気管および給気
管を取付け,排気管および給気管は器体への接続部近く
にアクチュエータを有しており,器体の背面に設けたマ
イクロスイッチ等の安全スイッチを動作させ,器体の燃
焼制御回路と導通させるものである。尚この安全スイッ
チは器体の燃焼制御回路とこれに接続されたステンレス
鋼製の排気管およびこの排気管と一体に接続されたステ
ンレス鋼製の給排気筒とこの給排気筒に接続された合成
樹脂で被覆した可焼性給気管のコイル状金属線とよりな
る閉回路を有している。(例えば実公昭58−27255号公
報) 発明が解決しようとする問題点 前記従来の燃焼制御回路では,何らかの原因で排気管
が離脱して燃焼排気ガスが室内に排出されて室内の空気
を汚染するのを防ぐ効果は有しているが,排気管と給排
気筒と給気管を一体にし気密性及び導通性を確保せねば
ならず加工法が悪く高コストになる。また排気管に電流
を流しつゞけるので,燃焼排気ガス中の水分とSO2ガス
等が結露した場合の電蝕を促進し排気管の穴あきなどを
生じ,室内に燃焼排気ガスが漏出する危険性がある。 問題点を解決するための手段 本発明は上記欠点を除くためになされたものであり,
排気管にパルス発生回路をこのパルス発生回路より出力
されるパルスが“H"或は“L"の所定のレベルのときのみ
排気管に電流を流すスイッチング素子を介して排気管に
接続し,排気管に電流が流れているか流れていないかを
判定する比較判定回路を接続し,この比較判定回路の出
力側を排気管に電流が流れていない場合に運転を停止す
るマイコンの入力側に接続したものである。 作 用 上記のように構成したことにより,排気管にスイッチ
ング素子を介して接続したパルス発生回路は発生するパ
ルスが“H"或は“L"所定のレベル(例えば“H")のとき
のみ排気管に電流を流す作用をし,排気管に接続した比
較判定回路と,この比較判定回路の信号を受けるマイコ
ンはその信号を受け排気管に電流を流れていれば排気管
が正常に取りつけられていると判断し,電流が流れてい
なければ排気管外れと判断して燃焼を停止するように制
御する。 実施例 以下本発明の一実施例を図面により説明する。 本実施例の回路を示す第1図において,1は別電源用の
トランスであり,トランス1の2次側はダイオード2に
より半波整流し,コンデンサ3により平滑し,抵抗4を
介してツェナーダイオード35により定電圧回路を構成し
ている。こゝで抵抗5〜10,コンデンサ11,コンパレータ
15およびダイオード12によりパルス発生回路(無安定マ
ルチバイブレータ)36を構成し第2図の如くパルスを出
力させている。このパルスが“H"のときは抵抗13を介し
て,スイッチング素子(トランジスタ)14がオンし,抵
抗17を介してスイッチング素子(トランジスタ)18がオ
ンする。したがって抵抗19を介して排気管23に電流が流
れる。排気管23が導通して居れば,比較判定回路37では
抵抗24を介してコンパレータ27の非反転入力は抵抗2
5,26の分圧値である反転入力電圧よりも小さくなるた
め,コンパレータ27の出力は“L"となる。したがってフ
ォトカプラ30−aに抵抗28を介して電流が流れるのでフ
ォトカプラ30−bがオンし抵抗38を介して,トランジス
タ39がオンしてマイコン32に“L"が入力される。マイコ
ン32は“L"が入力されると正常であると判断し,“H"が
入力されると異常と判断しドライバ33をオフする。ドラ
イバ33がオンすると運転制御用リレー34がオンし運転状
態になるとともに,フォトカプラ29−aに電流を流しフ
ォトカプラ29−bがオンして,前記パルス発生回路が作
動し第2図の如くパルスを出力させる。 上記構成からなる本実施例の作用について説明する。 運転中はドライバ33がオンし運転制御リレー34がオン
し運転状態になるとともに,フォトカプラ29−aに電流
が流れ前述の如くパルス発生回路36が作動し,第2図の
パルスが“H"のときに排気管23に電流を流す。運転停止
中はフォトカプラ29−aに電流が流れずフォトカプラ29
−bがオフしているためパルス発生回路36は作動せずト
ランジスタ14,18はオフしており,排気管23には電流が
流れない。また第2図のパルスが“L"のときも同様にト
ランジスタ14,18がオフしており,排気管23には電流が
流れない。しかしこれらの場合はコンパレータ27の非反
転入力電圧は抵抗20を介して0Vであるため,コンパレ
ータ27の出力は“L"であり,フォトカプラ30−bがオン
して,マイコン32への入力は“L"である。 排気管23が外れていた場合はパルス発生回路36が“H"
のときのみ抵抗19,20の分圧値がコンパレータ27の非反
転入力に入力されるが,これは反転入力電圧よりも
大きくなるように抵抗を設定してあり,コンパレータ27
の出力がオフとなる。したがってフォトカプー31−aに
は電流が流れないのでフォトカプラ30−bはオフとな
り,トランジスタ39もオフするためマイコン32には抵抗
31を介して“H"信号が入力される。従ってマイコン32は
異常と判断するので制御用リレー34はオフし運転しな
い。 したがって排気管23外れの検知は,運転中でかつ第2
図のパルスが“H"のときのみ行なわれる。こたは燃焼さ
せたとき排気ガス中に含まれる水分とso2ガス等腐食性
物質が排気管23内で結露し,排気管23に電流を流し続け
ることにより,電蝕を生じ,排気管23に穴あきを生じ,
室内に排気ガスが漏出する危険性が大となるので,排気
管23に電流を流すのを極力少なくするようにしているも
のである。 またトランス1はマイコン32の電源とは別電源であ
り,信号のやりとりもフォトカプラ29−a,29−b及びフ
ォトカプラ30−a,30−bで行なうことにより,排気管23
とマイコン32の電源は完全に絶縁されている。これは炎
検知がフレームロッド方式の場合,炎電流を器体に流し
ているので,マイコン32側と器体側とが導通し誤検知す
るのを防ぐために,マイコン32側と排気管23側を絶縁す
る必要がある。 発明の効果 本発明においては,排気管にスイッチング素子を介し
てパルス発生回路を接続し,更に排気管比較判定回路を
接続し,その比較判定回路の信号をマイコンに入力する
ものとしたから,排気管にパルスの所定のレベル(例え
ばH)の時のみ電流を流し排気管が外れていれば確実に
燃焼を停止し排気ガスもれを防ぐと共に,排気管に電流
を流すのを極力少なくし電蝕により排気管に穴あきが生
じるのを防ぎ安全性向上の効果大である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す燃焼制御回路図,第2
図はそのパルス発生回路の出力パルス図である。 14,18……スイッチング素子, 23……排気管,32……マイコン, 36……パルス発生回路, 37……比較判定回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.器体に取付けた排気管(23)を介して燃焼排気ガス
    を屋外へ排気する燃焼制御回路において,前記排気管
    (23)にパルス発生回路(36)をこのパルス発生回路
    (36)より出力されるパルスが“H"或は“L"の所定のレ
    ベルのときのみ排気管(23)に電流を流すスイッチング
    素子(14),(18)を介して接続し,また前記排気管
    (23)に排気管(23)に電流が流れているか流れていな
    いかを判定する比較判定回路(37)を接続し,この比較
    判定回路(37)の出力側を排気管(23)に電流が流れて
    いない場合に運転を停止するマイコン(32)の入力側に
    接続したことを特徴とする燃焼制御回路。
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