JP3370855B2 - レベル検出回路および燃焼制御装置 - Google Patents

レベル検出回路および燃焼制御装置

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JP3370855B2
JP3370855B2 JP18218696A JP18218696A JP3370855B2 JP 3370855 B2 JP3370855 B2 JP 3370855B2 JP 18218696 A JP18218696 A JP 18218696A JP 18218696 A JP18218696 A JP 18218696A JP 3370855 B2 JP3370855 B2 JP 3370855B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば水などの
流体を加熱して蒸気を発生させるボイラに用いて好適
な、流体レベルの検出の信頼性を向上させたレベル検出
回路およびそのレベル検出回路を用いた燃焼制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えばボイラの給水タンク内の
水位を検出する従来のレベル検出回路の構成を示す回路
図であり、図において1は給水タンク、2は給水タンク
1内の水である流体、3は給水タンク1内に配置されて
いる電極である。給水タンク1は接地されており、この
給水タンク1自体が前記電極3と対になったもう一方の
電極を構成している。4は電極3のリードの接続端子、
5は交流電源である。6は平滑回路であり、半波整流用
のダイオード6a、平滑コンデンサ6bおよび平滑コン
デンサ6bと並列に接続されたバイパス抵抗6cを備え
ている。7と8は平滑回路6の出力する直流電圧Aのレ
ベルを調整する調整抵抗である。9と10は基準電圧B
を生成するための分圧回路を構成する抵抗、110はコ
ンパレータである。
【0003】次に動作について説明する。このレベル検
出回路では、電極3と給水タンク1との間のインピーダ
ンス値が給水タンク1内の流体レベルに応じた値になる
ことから、抵抗7の一端へ交流電源5を接続して交流信
号を供給し電極3と給水タンク1との間へ微弱な交流電
流を流すことで、抵抗7と抵抗8の接続点Pにおける交
流信号波形の振幅値が電極3と給水タンク1との間のイ
ンピーダンス値に応じた値になるようにして、さらにそ
の交流信号を平滑回路6により直流電圧Aに変換し、コ
ンパレータ110の非反転入力端子へ印加する。一方、
コンパレータ110の反転入力端子には、分圧回路の抵
抗9,10により分圧された基準電圧Bが印加される。
この結果、給水タンク1内の流体レベルが所定のレベル
以下(“水ナシ”を示す流体レベル範囲)になると電極
3と給水タンク1との間のインピーダンス値が大きくな
って、図9の(イ)に示すように電極3と給水タンク1
の間の交流信号波形の振幅は大きくなり、平滑回路6が
出力する直流電圧Aのレベルも同図(ロ)に示すように
大きくなる。一方、給水タンク1内の流体レベルが所定
のレベル以上(“水アリ”を示す流体レベル範囲)にな
ると電極3と給水タンク1との間のインピーダンス値が
小さくなって、図9の(イ)に示すように電極3と給水
タンク1の間の交流信号波形の振幅も小さくなり、平滑
回路6が出力する直流電圧Aのレベルも同図(ロ)に示
すように小さくなる。
【0004】この給水タンク1内の流体レベルが前記所
定のレベルにあるときの平滑回路6が出力する直流電圧
Aのレベルを基準電圧Bと等しくなるように予め定めて
おくことで、給水タンク1内の流体レベルが所定のレベ
ル以上の状態では同図(ニ)に示すようにコンパレータ
110の判定出力は‘L’レベル、また流体レベルが前
記所定のレベルを下回るとコンパレータ110の判定出
力は‘H’レベルになる。そして、このコンパレータ1
10の判定出力をもとに給水タンク1内への給水を自動
制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレベル検出回路
は以上のように構成されているので、コンデンサや抵抗
などの回路要素や配線の短絡などにより誤った判定出力
が得られる場合があり、信頼性の向上およびフェールセ
ーフ機能の確立が要求される。特に、図8に示すレベル
検出回路では、抵抗7,8およびダイオード6aなどの
オープン、抵抗6cおよび平滑コンデンサ6bの短絡、
電極3と給水タンク1との短絡などの故障が発生する
と、給水タンク1内に水がない状態であるにもかかわら
ず“水アリ”との誤った判定出力が得られることにな
り、フェールセーフ機能が動作しない課題があった。
【0006】また、このような状況がボイラなどで発生
すると、空焚き状態となる危険性を有しており、レベル
検出回路の判定出力をもとに加熱のための燃焼制御を行
う燃焼制御装置にあっては特に信頼性の高いフェールセ
ーフ機能が求められている課題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、信頼性の高いフェールセーフ機
能を有したレベル検出回路および燃焼制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るレベル検出回路は、交流信号が供給される電極間の流
体レベルを直流電圧信号のレベルに変換して出力する変
換回路と、前記交流信号をもとにオン・オフする基準電
圧を生成する基準電圧生成回路と、前記変換回路の出力
した直流電圧信号のレベルが前記基準電圧により規定さ
れる所定範囲内にあるときに限りオン・オフするレベル
判定信号を出力するレベル判定信号出力回路とを備える
ようにしたものである。
【0009】 請求項記載の発明に係るレベル検出回路
は、変換回路の出力する直流電圧信号のレベルが、“水
アリ”および“水ナシ”を示す流体レベル範囲の境界に
対応した第1のレベルと回路異常に対応した第2のレベ
ルとにより決定される範囲内にあるときにレベル判定信
号を出力するレベル判定信号出力回路を備えるようにし
たものである。
【0010】 請求項記載の発明に係る燃焼制御装置
は、レベル検出回路が出力するレベル判定信号をもと
に、流体の加熱のための連続した燃焼制御を行う燃焼制
御回路を備えるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1. 図1は、この実施の形態1のレベル検出回路100の構
成を示す回路図である。図において、1は給水タンク、
2は給水タンク1内の水である流体、3は給水タンク1
内に配置されている電極である。給水タンク1は接地さ
れており、この給水タンク1自体が前記電極3と対にな
ったもう一方の電極を構成している。4は電極3のリー
ドの接続端子、5は交流電源である。6は平滑回路(変
換回路)であり、半波整流用のダイオード6a、平滑コ
ンデンサ6bおよび平滑コンデンサ6bと並列に接続さ
れたバイパス抵抗6cを備えている。7と8は平滑回路
6の出力する直流電圧Aのレベルを調整する抵抗(変換
回路)である。
【0012】 11はウィンドウコンパレータ回路(レベ
ル判定信号出力回路)、12は第1のコンパレータ、1
3は第2のコンパレータであり、第1のコンパレータ1
2と第2のコンパレータ13の出力は共通接続されてい
る。平滑回路6の出力は第1のコンパレータ12の反転
入力端子と第2のコンパレータ13の非反転入力端子へ
接続されている。14,15および16は分圧回路を構
成する抵抗(基準電圧生成回路)であり直列に接続され
ている。抵抗14と抵抗15との接続点は第1のコンパ
レータ12の非反転入力端子と接続され、抵抗15と抵
抗16との接続点は第2のコンパレータ13の反転入力
端子と接続されている。
【0013】 21はスイッチング回路(基準電圧生成回
路)であり、トランジスタ22およびトランジスタ22
のベース端子に接続された抵抗23、ダイオード24を
備えている。抵抗14、抵抗15および抵抗16からな
る分圧回路は、スイッチング回路21のトランジスタ2
2のコレクタ端子とグランド間に接続されている。トラ
ンジスタ22のベース端子へ接続されたダイオード24
は交流電源5へ接続されている。ダイオード24は、交
流電源5から出力される交流信号が負極性となる期間で
導通する方向で接続されている。
【0014】 次に動作について説明する。図2は、この
レベル検出回路100が“水ナシ”および“水アリ”の
水位状態を通常動作により検出する際の各部の波形図で
ある。この場合、分圧回路の抵抗14と抵抗15の接続
点の電位が基準電圧Bとして用いられ、この基準電圧B
は給水タンク1内の水位が“水ナシ”の状態と“水ア
リ”の状態を判定する閾値レベルに対応している。ま
た、分圧回路の抵抗15と抵抗16の接続点の電位は基
準電圧B’として用いられ、この基準電圧B’は抵抗
7,8およびダイオード6aなどのオープン、抵抗6c
および平滑コンデンサ6bの短絡、電極3と給水タンク
1との短絡などの故障発生に対するフェールセーフ機能
を実現するための閾値レベルに対応している。
【0015】 先ず、給水タンク1内の水位が“水アリ”
の状態にある場合の通常動作について説明する。この場
合、給水タンク1の水位は高く“水アリ”の状態にある
ため、電極3と給水タンク1との間のインピーダンス値
は低い。このため抵抗7と抵抗8の接続点Pにおける交
流信号波形の振幅は“水ナシ”の状態のときよりも図2
の(イ)に示すように低くなる。接続点Pにおける交流
信号は平滑回路6により平滑化され、同図(ロ)に示す
レベルの直流電圧Aとして第1のコンパレータ12の反
転入力端子および第2のコンパレータ13の非反転入力
端子へ印加される。
【0016】 一方、スイッチング回路21のトランジス
タ22は、交流電源5から出力される交流信号波形が負
極性となる期間だけ導通し、抵抗14,15,16から
なる分圧回路を直流電源Vccへ接続する。この結果、
抵抗14と抵抗15の接続点から得られる基準電圧B
と、抵抗15と抵抗16の接続点から得られる基準電圧
B’は図2の(ハ),(ニ)に示すような波高値が抵抗
14,15,16の分圧比に対応したパルス状の基準電
圧信号となり、基準電圧Bは第1のコンパレータ12の
非反転入力端子へ印加され、また基準電圧B’は第2の
コンパレータ13の反転入力端子へ印加される。このと
き第1のコンパレータ12では、直流電圧Aがパルス状
の基準電圧Bの波高値と比較され、直流電圧Aのレベル
はパルス状の基準電圧Bの波高値より小さいことから、
第1のコンパレータ12からは同図(ホ)に示すように
波高値がVccレベルのパルス状の判定出力が得られ
る。一方、第2のコンパレータ13では、直流電圧Aの
レベルが同図(ニ)に示すパルス状の基準電圧B’の波
高値と比較され、直流電圧Aのレベルはパルス状の基準
電圧B’の波高値より大きいことから、第2のコンパレ
ータ13からはVccレベル一定の判定出力が得られ
る。そして、第1のコンパレータ12の出力と第2のコ
ンパレータ13の出力とは共通接続されていることか
ら、ウィンドウコンパレータ回路11からは波高値がV
ccレベルのパルス状の判定出力が得られる。
【0017】 次に、給水タンク1内の水位が“水ナシ”
の状態にある場合の通常動作について説明する。この場
合、給水タンク1の水位は低く“水ナシ”の状態にある
ため、電極3と給水タンク1との間のインピーダンス値
は高い。このため抵抗7と抵抗8の接続点Pにおける交
流信号波形の振幅は“水アリ”の状態のときよりも図2
の(イ)に示すように高くなる。接続点Pにおける交流
信号は平滑回路6により平滑化され、同図(ロ)に示す
レベルの直流電圧Aとして第1のコンパレータ12の反
転入力端子および第2のコンパレータ13の非反転入力
端子へ印加される。
【0018】 一方、スイッチング回路21のトランジス
タ22は、交流電源5から出力される交流信号波形が負
極性となる期間だけ導通し、抵抗14,15,16から
なる分圧回路を直流電源Vccへ接続する。この結果、
抵抗14と抵抗15の接続点から得られる基準電圧B
と、抵抗15と抵抗16の接続点から得られる基準電圧
B’は図2の(ハ),(ニ)に示すような抵抗14,1
5,16による分圧比に対応したパルス状の基準電圧信
号となり、基準電圧Bは第1のコンパレータ12の非反
転入力端子へ印加され、また基準電圧B’は第2のコン
パレータ13の反転入力端子へ印加される。このとき直
流電圧Aのレベルはパルス状の基準電圧Bの波高値と第
1のコンパレータ12で比較され、直流電圧Aのレベル
はパルス状の基準電圧Bの波高値より大きいことから、
第1のコンパレータ12からは同図(ホ)に示すような
‘L’レベル一定の判定出力が得られる。一方、第2の
コンパレータ13では、直流電圧Aが同図(ニ)に示す
パルス状の基準電圧B’の波高値と比較され、直流電圧
Aのレベルはパルス状の基準電圧B’の波高値より大き
いことから、第1のコンパレータ12からは波高値がV
ccレベル一定のパルス状の判定出力が得られる。そし
て、第1のコンパレータ12の出力と第2のコンパレー
タ13の出力とは共通接続されていることから、ウィン
ドウコンパレータ回路11からは‘L’レベルの判定出
力が得られる。
【0019】 従って、ウィンドウコンパレータ回路11
から得られるパルス状の判定出力を、流体2の加熱のた
めの連続した燃焼制御を行う燃焼制御回路へ供給するこ
とで、“水ナシ”あるいは故障の状態になったときに
は、燃焼状態への移行及び燃焼継続が絶対に実行される
ことがない(だからフェールセーフである)。
【0020】 図7は前記燃焼制御回路の構成を示す回路
図である。図において、30は燃焼制御回路、31はウ
ィンドウコンパレータ回路11の判定出力が供給される
判定出力入力端子、32はトランジスタ33のベースバ
イアス抵抗、34は直流電源Vとトランジスタ33のコ
レクタ端子との間に接続された抵抗、35はダイオード
である。36はコンデンサであり、トランジスタ33が
非導通の期間に抵抗34とダイオード35を経てコイル
38の励磁用のエネルギーを充電する。37はトランジ
スタ33が導通したときにコンデンサ36に充電されて
いるエネルギーによりコイル38を励磁するためのダイ
オード、38は重油あるいはガスなどをバーナへ供給す
るための電磁バルブ駆動用リレーのコイル、39はコン
デンサ40とコイル38とによる電気的な振動を抑制す
るための抵抗である。40はコンデンサであり、トラン
ジスタ33が導通したときにコンデンサ36から供給さ
れるエネルギーの一部を蓄え、トランジスタ33が非導
通になっている期間、前記蓄えているエネルギーにより
コイル38の励磁を維持する。
【0021】 次に、このレベル検出回路が有しているフ
ェールセーフ機能について説明する。図3は、抵抗7、
抵抗8、ダイオード6aのいずれかに故障が生じてオー
プン状態になったとき、あるいは平滑コンデンサ6b、
抵抗6cのいずれかに故障が生じて短絡状態になったと
きの各部の波形図である。また、図4は、平滑コンデン
サ6bに故障が生じてオープン状態になったときの各部
の波形図である。
【0022】 先ず、抵抗7、抵抗8、ダイオード6aの
いずれかに故障が生じてオープン状態になったとき、あ
るいは平滑コンデンサ6b、抵抗6cのいずれかに故障
が生じて短絡状態になったときのフェールセーフ機能に
ついて説明する。この場合には図3に示すように直流電
圧Aのレベルがグランドレベルとなるため、直流電圧A
のレベルが基準電圧Bおよび基準電圧B’のレベルより
小さくなり、第1のコンパレータ12の出力は図2の
(ホ)に示す“水アリ”の状態のときの出力と同一とな
るのに対し、第2のコンパレータ13の出力は‘L’レ
ベルとなる。従って、ウィンドウコンパレータ回路11
の出力は‘L’レベルであり、フェールセーフ機能が動
作する。
【0023】 次に、平滑コンデンサ6bに故障が生じて
オープン状態になったときのフェールセーフ機能につい
て説明する。この場合には図4の(ロ)に示すように直
流電圧Aは、平滑コンデンサ6bの平滑作用がなくなり
交流電源5の交流波形が半波整流されて直接、脈動する
直流電圧Aとして第1のコンパレータ12と第2のコン
パレータ13へ印加される。この場合、ダイオード6a
は交流電源5の交流波形が正極性である期間導通するた
め、第1のコンパレータ12と第2のコンパレータ13
へ印加される直流電圧Aは、正極性の期間の脈動する交
流波形となる。一方、基準電圧Bは前記脈動する直流電
圧Aと位相の異なる同図(ハ)に示すパルス状の波形と
なり、また基準電圧B’も同図(ニ)に示すパルス状の
波形となる。このため、第1のコンパレータ12の出力
と第2のコンパレータ13の出力は互に逆位相のパルス
状の出力となり相殺して、ウィンドウコンパレータ回路
11の判定出力は同図(ホ)に示すように‘L’レベル
となり、フェールセーフ機能が動作する。
【0024】 このように、抵抗7、抵抗8、ダイオード
6aのいずれかに故障が生じてオープン状態になったと
き、あるいは平滑コンデンサ6b、抵抗6cのいずれか
に故障が生じて短絡状態になったとき、さらには平滑コ
ンデンサ6bに故障が生じてオープン状態になったとき
いずれの場合でも、フェールセーフ機能が働いて図2の
(ホ)に示すような“水アリ”の状態を示す波高値Vc
cレベルのパルス状の判定出力がウィンドウコンパレー
タ回路11から得られることはなく、図4の(ホ)に示
すように判定出力は必ず‘L’レベルとなる。
【0025】 実施の形態2. 図5は、実施の形態2のレベル検出回路の構成を示す回
路図である。このレベル検出回路200では、前記実施
の形態1のレベル検出回路100が基準電圧Bおよび基
準電圧B’をスイッチング回路21によりパルス状の基
準電圧信号にしたのに対し、直流電圧Aを給水タンク1
内の水位に応じた波高値のパルス状の信号にする。一
方、抵抗14と抵抗15と抵抗16からなる分圧回路は
直流電源Vccとグランドとの間へ直接接続し、基準電
圧Bおよび基準電圧B’はパルス状にしないで一定レベ
ルの直流電圧にする。なお、この実施の形態2のレベル
検出回路200では、平滑回路6と抵抗7,8とスイッ
チング回路21はパルス信号生成回路に対応している。
【0026】 図6は、このレベル検出回路200が“水
ナシ”および“水アリ”の水位状態を通常動作により検
出する際の動作を示す各部の波形図である。また、抵抗
7、抵抗8、ダイオード6aのいずれかに故障が生じて
オープン状態になったとき、あるいは平滑コンデンサ6
b、抵抗6cのいずれかに故障が生じて短絡状態になっ
たとき、さらにまた平滑コンデンサ6bに故障が生じて
オープン状態になったときのウィンドウコンパレータ回
路11の出力は、前記実施の形態1のレベル検出回路1
00と同様である。従って、この実施の形態2のレベル
検出回路200でも前記実施の形態1のレベル検出回路
100と同様な効果を奏する。
【0027】 従って、この実施の形態2でもレベル検出
回路200のウィンドウコンパレータ回路11から得ら
れるパルス状の判定出力を、流体の加熱のための連続し
た燃焼制御を行う図7に示す燃焼制御回路30へ供給す
ることで、給水タンク1内の水位が“水ナシ”の状態に
なれば自動的に燃焼を停止し、また“水アリ”の状態に
なれば自動的に燃焼を開始する燃焼制御装置を実現でき
る。本願発明においては、さらなる信頼性を求めるため
に上述の装置を多重化することも容易である。例えば電
極棒を2本設置し、それぞれにレベル検出回路を接続
し、この2つのレベル検出回路からの判定信号(同期さ
せてある)の論理積によって最終判定を行うようにすれ
ば、極めて高い信頼性を得ることが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項記載の発明によ
れば、交流信号が供給される電極間の流体レベルを直流
電圧信号のレベルに変換して出力する変換回路と、前記
交流信号をもとにオン・オフする基準電圧を生成する基
準電圧生成回路と、前記変換回路の出力した直流電圧信
号のレベルが前記基準電圧により規定される所定範囲内
にあるときに限りオン・オフするレベル判定信号を出力
するレベル判定信号出力回路とを備えるように構成した
ので、前記所定範囲を前記流体レベルの“水アリ”と判
定される範囲に設定することで、前記レベル判定信号出
力回路の出力するレベル判定信号の有無により信頼性よ
く“水アリ”と判定される流体レベルの状態を検出でき
るだけでなく、さらに前記変換回路の出力した直流電圧
信号のレベルが回路異常により前記所定範囲外になった
状態を検出してフェールセーフ機能を実現できる効果が
ある。
【0029】 請求項記載の発明によれば、変換回路の
出力する直流電圧信号のレベルが、“水アリ”および
“水ナシ”を示す流体レベル範囲の境界に対応した第1
のレベルと回路異常に対応した第2のレベルとにより決
定される範囲内にあるときにレベル判定信号を出力する
レベル判定信号出力回路を備えるように構成したので、
前記変換回路が出力する直流電圧信号のレベルが前記範
囲内にあるかないかに応じて信頼性よく“水アリ”と判
定される流体レベルの状態および発生した回路異常を検
出でき、回路異常の発生に対応したフェールセーフ機能
を実現できる効果がある。
【0030】 請求項記載の発明によれば、レベル検出
回路が出力するレベル判定信号をもとに、燃焼制御を行
う燃焼制御回路を備えるように構成したので、空焚防止
などの信頼性の高いフェールセーフ機能を有した流体加
熱のための燃焼制御装置を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるレベル検出回路
の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるレベル検出回路
が“水ナシ”および“水アリ”の水位状態を通常動作に
より検出する際の動作を示す各部の波形図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるレベル検出回路
で回路異常が生じたときの各部の動作を示す波形図であ
る。
【図4】この発明の実施の形態1によるレベル検出回路
で回路異常が生じたときの各部の動作を示す波形図であ
る。
【図5】この発明の実施の形態2によるレベル検出回路
の構成を示す回路図である。
【図6】この発明の実施の形態2によるレベル検出回路
で回路異常が生じたときの各部の動作を示す波形図であ
る。
【図7】この発明の実施の形態1および実施の形態2の
レベル検出回路が用いられる燃焼制御回路の構成を示す
回路図である。
【図8】従来のレベル検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図9】従来のレベル検出回路が“水ナシ”および“水
アリ”の水位状態を通常動作により検出する際の動作を
示す各部の波形図である。
【符号の説明】
1 給水タンク 3 電極 6 平滑回路(変換回路,パルス信号生成回路) 7,8 抵抗(変換回路,パルス信号生成回路) 11 ウィンドウコンパレータ回路(レベル判定信号出
力回路) 14,15,16 抵抗(基準電圧生成回路) 21 スイッチング回路(基準電圧生成回路,パルス信
号生成回路) 30 燃焼制御回路 100,200 レベル検出回路
フロントページの続き (72)発明者 守尾 周次 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 山武 ハネウエル株式会社内 (72)発明者 田渕 靖 香川県観音寺市八幡町3丁目4番15号 株式会社サムソン内 (72)発明者 白川 徹 香川県観音寺市八幡町3丁目4番15号 株式会社サムソン内 (72)発明者 河田 崇 香川県観音寺市八幡町3丁目4番15号 株式会社サムソン内 (72)発明者 岡田 富造 香川県観音寺市八幡町3丁目4番15号 株式会社サムソン内 (56)参考文献 特開 平7−306079(JP,A) 特開 平6−213699(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流信号が供給される電極間の流体レベ
    ルを直流電圧信号のレベルに変換して出力する変換回路
    と、前記交流信号をもとにオン・オフする基準電圧を生
    成する基準電圧生成回路と、前記変換回路の出力した直
    流電圧信号のレベルが前記基準電圧により規定される所
    定範囲内にあるときに限りオン・オフするレベル判定信
    号を出力するレベル判定信号出力回路とを備えているこ
    とを特徴とするレベル検出回路。
  2. 【請求項2】 交流信号が供給される電極間の流体レベ
    ルを直流電圧信号のレベルに変換して出力する変換回路
    と、前記交流信号をもとにオン・オフする基準電圧を生
    成する基準電圧生成回路と、前記変換回路の出力する直
    流電圧信号のレベルが、“水アリ”および“水ナシ”を
    示す流体レベル範囲の境界に対応した第1のレベルと回
    路異常に対応した第2のレベルとにより決定される範囲
    内にあるときにレベル判定信号を出力するレベル判定信
    号出力回路とを備えたレベル検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のレベル検
    出回路が出力するレベル判定信号をもとに、流体の加熱
    のための連続した燃焼制御を行う燃焼制御回路を備えた
    燃焼制御装置。
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