JP2673073B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JP2673073B2
JP2673073B2 JP3341735A JP34173591A JP2673073B2 JP 2673073 B2 JP2673073 B2 JP 2673073B2 JP 3341735 A JP3341735 A JP 3341735A JP 34173591 A JP34173591 A JP 34173591A JP 2673073 B2 JP2673073 B2 JP 2673073B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3013Combinations of couplers with active methylene groups and photographic additives

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なアシルアセトアミ
ド型イエロー色素形成カプラーを含有するハロゲン化銀
カラー写真感光材料に関するもので、特にランニング状
態における現像処理によるカブリを低減しかつ光や熱に
対する色像の保存性を向上させたハロゲン化銀カラー写
真感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、該
材料に露光を与えたあと発色現像することにより酸化さ
れた芳香族第一級アミン現像薬と色素形成カプラー(以
下カプラーという)とが反応することによって色画像が
形成される。一般に、この方法においては減色法による
色再現法が用いられ、青、緑、赤を再現するためにはそ
れぞれ補色の関係にあるイエロー、マゼンタ及びシアン
の色画像が形成される。イエロー色画像の形成にはイエ
ロー色素形成カプラー(以下イエローカプラーという)
としてアシルアセトアミドカプラー及びマロンジアニリ
ドカプラーが、マゼンタ色画像の形成にはマゼンタカプ
ラーとして5−ピラゾロンカプラー及びピラゾロトリア
ゾールカプラー等が、シアン色画像の形成にはシアンカ
プラーとしてフェノールカプラー及びナフトールカプラ
ーがそれぞれ一般的に用いられている。これらのカプラ
ーから得られるイエロー色素、マゼンタ色素及びシアン
色素はその色素によって吸収される輻射線に対して補色
関係にある輻射線に対して感色性のあるハロゲン化銀乳
剤層またはその隣接層において形成されるのが一般的で
ある。
【0003】ところでイエローカプラー、特に画像形成
用としてはベンゾイルアセトアニリドカプラー及びピバ
ロイルアセトアニリドカプラーに代表されるアシルアセ
トアミドカプラーが一般的に用いられている。前者は一
般に現像時の芳香族第一級アミン現像薬酸化体とのカッ
プリング活性が高く、かつ生成するイエロー色素の分子
吸光係数が大きいため高感度を必要とする撮影用カラー
感光材料、特にカラーネガティブフィルムに主として用
いられ、後者はイエロー色素の分光吸収特性及び堅牢性
に優れるため主としてカラーペーパーやカラーリバーサ
ルフィルムに用いられている。しかし、ベンゾイルアセ
トアニリド型カプラーにおいては、発色現像時の芳香族
第一級アミン現像薬の酸化体とのカップリング反応性が
高く、かつ生成するイエローアゾメチン色素の分子吸光
係数が大きいものの、黄色画像の分光吸収特性に劣ると
いう欠点があり、ピバロイルアセトアニリド型カプラー
においては、黄色画像の分光吸収特性に優れるものの、
発色現像時の芳香族第一級アミン現像薬の酸化体とのカ
ップリング反応性が低く、かつ生成するイエローアゾメ
チン色素の分子吸光係数が小さいという欠点があった。
【0004】ここで、カプラーの高いカップリング反応
性と生成する色素の大きい分子吸光係数は、高い感度、
高いガンマ値及び高い発色濃度を可能にし、いわゆる高
い発色性を持たらす。また、イエロー色画像における優
れた分光吸収特性とは、例えば分光吸収の長波長側の切
れが良好で、緑領域の不要吸収の少ない吸収特性を意味
する。従って、両者の長所、すなわち高い発色性(カプ
ラーの高いカップリング反応性及び色素の大きい分子吸
光係数)及び色画像の優れた分光吸収特性を兼備したイ
エローカプラーの開発が望まれていた。
【0005】アシルアセトアニリド型カプラーのアシル
基として、米国特許第3,265,506号にはピバロ
イル基、7,7−ジメチルノルボルナン−1−カルボニ
ル基、1−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル基な
どが、特開昭47−26133号にはシクロプロパン−
1−カルボニル基、シクロヘキサン−1−カルボニル基
などが開示されている。しかし、これらのカプラーはカ
ップリング反応性に劣っていたり、色素の分子吸光係数
が小さかったり、あるいは色画像の分光吸収特性に劣る
などいずれかの点で劣っていた。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の一般式
(I)で表わされるアシル基を有するアシルアセトアミ
ド型イエローカプラーはカップリング反応性が高く、か
つ生成した色素の分子吸光係数も高いという特徴を合わ
せ持っている。さらに、生成した色素の長波長側のすそ
切れが良好で、色再現上好ましいカプラーであるといえ
る。このようなカップリング反応性が高くかつ生成する
色素の分子吸光係数の大ききなカプラーを使用すれば、
実用上必要な発色濃度を出すために必要なカプラーやハ
ロゲン化銀の使用量を低減させることが可能である。
【0007】本発明者等は、更に研究を重ねた結果、一
般式(I)で表わされるアシル基を有するカプラーは現
像処理時のカブリレベルが高いことわかった。このカブ
リは特に、補充液を加えながら連続運転する処理形態
(いわゆるランニング状態)で顕著であり、さらに発色
現像の処理時間を延長することでさらに拡大されること
が明らかとなった。また、このカプラーについては色像
の保存性の点でも更なる改良が必要であることがわかっ
た。従来、光に対する保存性改良のために、例えばヒン
ダード・フェノール類や、ピペリジン化合物などの光安
定化剤などを使用する方法が広く知られている。また欧
州特許EP0310552A1号およびEP03937
18A2号に含硫黄環状化合物を使用する方法が記載さ
れている。しかしながら、イエロー発色色素の画像堅牢
性は上記の改良手段をもってしてもいまだ不十分でさら
なる改良が強く望まれていた。従って、本発明の目的は
分光特性と発色性が改良されたイエローカプラーを使う
ことによって、カプラーおよびハロゲン化銀の使用量を
低減させた上で、画像の色再現性を向上させ、かつ画像
の保存性にも優れたカラー写真感光材料を提供すること
にある。また、発色現像によるカブリの発生が少ないカ
ラー写真感光材料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は支持体上にイ
エロー発色性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ発色性ハロ
ゲン化銀乳剤層、及びシアン発色性ハロゲン化銀乳剤層
を含む多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、
前記イエロー発色性層に下記一般式(I)で表わされる
アシル基をもつ少なくとも一種のアシルアセトアミド型
イエロー色素形成カプラーと少なくとも一種の下記一般
式(II)もしくは下記一般式 (III)で表わされる有機化
合物を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写
真感光材料により達成されることを見いだした。
【0009】
【化4】 (一般式(I)中、R1 は一価の基を表わし、QはCと
ともに3〜5員の炭化水素環またはN,S,O,Pから
選ばれる少なくとも一個のヘテロ原子を環内に有する3
〜5員の複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表
わす。ただし、R1 は水素原子であることはなく、ま
た、Qと結合して環を形成することはない。)
【0010】
【化5】 一般式(II)において、R4 ,R5 ,R6 およびR7
は、それぞれ水素原子、脂肪族基、芳香族基、脂肪族オ
キシカルボニル基、芳香族オキシカルボニル基、カルバ
モイル基を表わす。ただし、R4 ,R5 ,R6 およびR
7 のすべてが同時に水素原子であることはなく、その炭
素数の合計は8〜60である。
【0011】
【化6】 一般式(III)において、R8 ,R9 ,R10はアルキル基
またはアリール基を表わし、これらの基は、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリール
オキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基等の置換
基で置換されていてもよい。R9 ,R10がアルキル基で
ある場合には、互いに結合して5〜7員の環を形成して
いてもよい。
【0012】また、上記課題は、支持体上にイエロー発
色性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ発色性ハロゲン化銀
乳剤層、及びシアン発色性ハロゲン化銀乳剤層を含む多
層ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、前記イエ
ロー発色性層に少なくとも一種の前記イエローカプラー
と少なくとも一種の常圧における融点が25℃以上でか
つ分子量が1000以下のエステル類を含有することを
特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料によっても
達成されることを見いだした。
【0013】本発明のアシルアセトアミド型イエローカ
プラーは好ましくは下記一般式(Y)により表わされ
る。
【0014】
【化7】 一般式(Y)においてR1 は水素原子を除く一価の置換
基を、QはCとともに3〜5員の炭化水素環又は少なく
とも1個のN,S,O,Pから選ばれたヘテロ原子を環
内に含む3〜5員の複素環を形成するのに必要な非金属
原子群を、R2 は水素原子、ハロゲン原子(F,Cl,
Br,I。以下一般式(Y)の説明において同じ。)、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル基又はアミ
ノ基をR3 はベンゼン環上に置換可能な基を、Xは水素
原子又は芳香族第一級アミン現像薬の酸化体とのカップ
リング反応により離脱可能な基(以下離脱基という)
を、kは0〜4の整数を、それぞれ表わす。ただしkが
複数のとき複数のR3 は同じでも異なっていても良い。
【0015】ここでR3 の例として、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモ
イル基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、ウ
レイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボ
ニルアミノ基、アルコキシスルホニル基、アシルオキシ
基、ニトロ基、複素環基、シアノ基、アシル基、アミノ
基、イミド基、アルキルスルホニルオキシ基、アリール
スルホニルオキシ基、カルボキシル基、スルホ基、ヒド
ロキシル基(以上置換基群Aという)があり、離脱基の
例として窒素原子でカップリング活性位に結合する複素
環基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシルオキ
シ基、アルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニ
ルオキシ基、複素環オキシ基、ハロゲン原子がある。
【0016】一般式(Y)における置換基がアルキル基
であるか、またはアルキル基を含むとき、特に規定のな
い限り、アルキル基は直鎖状、分枝鎖状または環状の、
置換されていても不飽和結合を含んでいても良いアルキ
ル基を意味する。一般式(Y)における置換基がアリー
ル基であるか、またはアリール基を含むとき、特に規定
のない限り、アリール基は置換されても良い単環もしく
は縮合環のアリール基を意味する。一般式(Y)におけ
る置換基が複素環基か、または複素環を含むとき、特に
規定のない限り、複素環基はO,N,S,P,Se,T
eから選ばれた少なくとも1個のヘテロ原子を環内に含
む3〜8員の置換されても良い単環もしくは縮合環の複
素環基を意味する。以下、一般式(Y)において好まし
く用いられる置換基について説明する。
【0017】一般式(Y)においてR1 は好ましくはハ
ロゲン原子、シアノ基、またはいずれも置換されていて
も良い総炭素数(以下C数と略す)1〜30の一価の基
(例えばアルキル基、アルコキシ基)または、C数6〜
30の一価の基(例えばアリール基、アリールオキシ
基)であってその置換基としては例えばハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、カル
ボンアミド基、スルホンアミド基、アシル基がある。
【0018】一般式(Y)においてQは好ましくはCと
ともに3〜5員のいずれも置換されていても良いC数3
〜30の炭化水素環又は少なくとも1個のN,S,O,
Pから選ばれたヘテロ原子を環内に含むC数2〜30の
複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。ま
た、QがCとともに作る環は環内に不飽和結合を含んで
いても良い。QがCとともに作る環の例としてシクロプ
ロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シクロ
プロペン環、シクロブテン環、シクロペンテン環、オキ
セタン環、オキソラン環、1,3−ジオキソラン環、チ
エタン環、チオラン環、ピロリジン環がある。置換基の
例としてハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルキル基、
アリール基、アシル基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、シアノ基、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ
基、アリールチオ基がある。
【0019】一般式(Y)においてR2 は好ましくはハ
ロゲン原子、いずれも置換されていても良い、C数1〜
30のアルコキシ基、C数6〜30のアリールオキシ
基、C数1〜30のアルキル基またはC数0〜30のア
ミノ基を表わし、その置換基としては、例えば、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基
がある。
【0020】一般式(Y)においてR3 は好ましくはハ
ロゲン原子、いずれも置換されても良い、C数1〜30
のアルキル基、C数6〜30のアリール基、C数1〜3
0のアルコキシ基、C数2〜30のアルコキシカルボニ
ル基、C数7〜30のアリールオキシカルボニル基、C
数1〜30のカルボンアミド基、C数1〜30のスルホ
ンアミド基、C数1〜30のカルバモイル基、C数0〜
30のスルファモイル基、C数1〜30のアルキルスル
ホニル基、C数6〜30のアリールスルホニル基、C数
1〜30のウレイド基、C数0〜30のスルファモイル
アミノ基、C数2〜30のアルコキシカルボニルアミノ
基、C数1〜30の複素環基、C数1〜30のアシル
基、C数1〜30のアルキルスルホニルオキシ基、C数
6〜30のアリールスルホニルオキシ基を表わし、その
置換基としては、例えば前記置換基群Aから選ばれる置
換基がある。一般式(Y)において、kは好ましくは1
または2の整数を表わし、R3 の置換位置は、下記化8
で示される基
【0021】
【化8】 に対してメタ位またはパラ位が好ましい。
【0022】一般式(Y)において、Xは好ましくは窒
素原子でカップリング活性位に結合する複素環基または
アリールオキシ基を表わす。Xが複素環基を表わすと
き、Xは好ましくは置換されても良い、5〜7員環の単
環もしくは縮合環の複素環の基であり、その例としてス
クシンイミド、マレインイミド、フタルイミド、ジグリ
コールイミド、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、
1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、インドー
ル、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリア
ゾール、イミダゾリジン−2,4−ジオン、オキサゾリ
ジン−2,4−ジオン、チアゾリジン−2,4−ジオ
ン、イミダゾリジン−2−オン、オキサゾリジン−2−
オン、チアゾリジン−2−オン、ベンズイミダゾリン−
2−オン、ベンゾオキサゾリン−2−オン、ベンゾチア
ゾリン−2−オン、2−ピロリン−5−オン、2−イミ
ダゾリン−5−オン、インドリン−2,3−ジオン、
2,6−ジオキシプリン、パラバン酸、1,2,4−ト
リアゾリジン−3,5−ジオン、2−ピリドン、4−ピ
リドン、2−ピリミドン、6−ピリダゾン−2−ピラゾ
ン、2−アミノ−1,3,4−チアゾリジン、2−イミ
ノ−1,3,4−チアゾリジン−4−オン等があり、こ
れらの複素環は置換されていてもよい。これらの複素環
の置換基の例として前記置換基Aから選ばれる置換基が
ある。
【0023】Xがアリールオキシ基を表わすとき、Xは
好ましくはC数6〜30のアリールオキシ基を表わし、
前記Xが複素環である場合に挙げた置換基群から選ばれ
る基で置換されていても良い。アリールオキシ基の置換
基としては、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、カル
ボキシル基、トリフルオロメチル基、アルコキシカルボ
ニル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバ
モイル基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、
アリールスルホニル基、またはシアノ基が好ましい。
【0024】次に一般式(Y)において特に好ましく用
いられる置換基について説明する。
【0025】R1 は、特に好ましくは、ハロゲン原子、
アルキル基であって、より好ましくはC数1〜5のアル
キル基である。最も好ましくは、エチル基、n−プロピ
ル基である。Qは特に好ましくはCとともに作る環が3
〜5員の炭化水素環を形成する非金属原子群であり、例
えば、−(CR2 2 −,−(CR2 3 −,−(CR
2 4 −である。ここで、Rは水素原子、ハロゲン原子
またはアルキル基を表わす。ただし、複数のR,CR2
は同じでも異なっていてもよい。Qは最も好ましくは、
結合するCとともに3員環を形成する−(CR2 2
である。
【0026】R2 は特に好ましくは、塩素原子、フッ素
原子、C数1〜6のアルキル基、(例えばメチル、トリ
フルオロメチル、エチル、イソプロピル、t−ブチ
ル)、C数1〜8のアルコキシ基(例えばメトキシ、エ
トキシ、メトキシエトキシ、ブトキシ)、またはC数6
〜24のアリールオキシ基(例えばフェノキシ、p−ト
リルオキシ、p−メトキシフェノキシ)であり最も好ま
しくは塩素原子、メトキシ基またはトリフルオロメチル
基である。
【0027】R3 は、特に好ましくは、ハロゲン原子、
アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
シカルボニル基、カルボンアミド基、スルホンアミド
基、カルバモイル基またはスルファモイル基であり最も
好ましくはアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、カ
ルボンアミド基またはスルホンアミド基である。
【0028】Xは特に好ましくは窒素原子でカップリン
グ活性位に結合する5員の複素環基(例えばイミダゾリ
ジン−2,4−ジオン−3−イル、オキサゾリジン−
2,4−ジオン−3−イル)またはアリールオキシ基で
あり、最も好ましくはイミダゾリジン−2,4−ジオン
−3−イル基である。一般式(Y)で表わされるカプラ
ーは、置換基R1 ,Q,Xまたは下記化9に示される基
【0029】
【化9】 において2価以上の基を介して互いに結合する2量体ま
たはそれ以上の多量体を形成してもよい。この場合、前
記の各置換基において示した炭素原子数範囲の規定外と
なってもよい。
【0030】一般式(Y)における各置換基の具体例を
下記化10〜化14に示す。
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】
【化13】
【0035】
【化14】 一般式(Y)で表わされるイエローカプラーの具体例を
下記化15〜化24に示す。
【0036】
【化15】
【0037】
【化16】
【0038】
【化17】
【0039】
【化18】
【0040】
【化19】
【0041】
【化20】
【0042】
【化21】
【0043】
【化22】
【0044】
【化23】
【0045】
【化24】 一般式(Y)で表わされるイエローカプラーは下記一般
式(A)で表わされるカルボン酸を合成した後、従来公
知の合成方法(例えば特開昭51−102636号明細
書に記載の合成方法)により合成することができる。
【0046】
【化25】 一般式(A)で表わされるカルボン酸はJ.Chem.
Soc.(C),1968,2548、J.Am.Ch
em.Soc.,1934,56,2710、Synt
hesis,1971,258、J.Org.Che
m.,1978,43,1729、CA,1960,6
6,18533y等に記載の方法により合成することが
できる。
【0047】次に本発明の一般式(II)で表わされるエ
ポキシ化合物について詳細に説明する。一般式(II)に
おいて、R4 ,R5 ,R6 およびR7 は、それぞれ水素
原子、脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシカルボニル基
(ドデシルオキシカルボニル基、アリルオキシカルボニ
ル基など)、芳香族オキシカルボニル基(フェノキシカ
ルボニル基など)またはカルバモイル基(テトラデシル
カルバモイル基、フェニル−メチルカルバモイル基な
ど)を表わす。ただし、R4 ,R5 ,R6 およびR7
すべてが同時に水素原子であることはなく、その炭素数
の合計は8〜60である。
【0048】ここでいう脂肪族基とは直鎖状、分岐状も
しくは環状の脂肪族炭化水素基を表し、アルキル、アル
ケニル、アルキニル基など飽和および不飽和のものを含
有する意味である。その代表例を挙げると、メチル、エ
チル、ブチル、ドデシル、オクタデシル、iso −プロピ
ル、tert−ブチル、tert−オクチル、シクロヘキシル、
シクロペンチル、1−メチルシクロヘキシル、アリル、
ビニル、2−ヘキサデセニル、プロパギルなどがある。
【0049】また、芳香族とは、C数が6〜42の置換
または無置換のフェニル基、ナフチル基を表す。これら
の脂肪族基および芳香族基には更にアルキル基、アリー
ル基、複素環基、アルコキシ基(例えば、メトキシ、2
−メトキシエトキシ)、アリールオキシ基(例えば、
2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ、2−クロロフェ
ノキシ、4−シアノフェノキシ)、アルケニルオキシ基
(例えば、2−プロペニルオキシ)、アシル基(例え
ば、アセチル、ベンゾイル)、エステル基(例えば、ブ
トキシカルボニル、フェノキシカルボニル、アセトキ
シ、ベンゾイルオキシ、ブトキシスルホニル、トルエン
スルホニルオキシ)、アミド基(例えば、アセチルアミ
ノ、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、メタ
ンスルホンアミド、ブチルスルファモイル)、スルファ
ミド基(例えば、ジプロピルスルファモイルアミノ)、
イミド基(例えば、サクシンイミド、ヒダントイニ
ル)、ウレイド基(例えば、フェニルウレイド、ジメチ
ルウレイド)、脂肪族もしくは芳香族スルホニル基(例
えば、メタンスルホニル、フェニルスルホニル)、脂肪
族もしくは芳香族チオ基(例えば、エチルチオ、フェニ
ルチオ)、ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ニ
トロ基、スルホ基、ハロゲン原子などから選ばれる基で
置換していてもよい。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】一般式(II)で表わされる本発明の化合物
の具体例を後掲の化31〜化35に示すが、これらに限
定されるものではない。
【0059】
【化31】
【0060】
【化32】
【0061】
【化33】
【0062】
【化34】
【0063】
【化35】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】次に一般式(III)で表わされるアミド化合
物について詳しく説明する。一般式(III)において、R
8 ,R9 ,R10は好ましくは炭素原子数1〜36のアル
キル基または炭素原子数6〜36のアリール基であり、
これらの基はハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、アリール基、アリールオキシ基、アルキルスルホニ
ル基、アリールスルホニル基、アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基等の置換基で置換されていてもよ
い。R9 ,R10が共にアルキル基である場合、互いに結
合して5〜7員の環を形成していてもよい。一般式(II
I)で表わされる化合物の中で、下記化28で示される一
般式(IV)で表わされる化合物が特に好ましい。
【0068】
【化40】 式中、R11はハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭
素原子、沃素原子)、炭素数1〜24のアルキル基(例
えば、メチル、エチル、iso −プロピル、tert−ブチ
ル、tert−ペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、1,1,3,3−テトラメチルプロピル、n−デシ
ル、n−ペンタデシル、tert−ペンタデシル)または炭
素原子数1〜24のアルコキシ基(例えば、メトキシ、
エトキシ、ブトキシ、オクチルオキシ、ベンジルオキ
シ、ドデシルオキル)を表わす。R12およびR13はそれ
ぞれ独立に水素原子または炭素原子数1〜24のアルキ
ル基(例えば、メチル、エチル、iso −プロピル、tert
−ブチル、メトキシエチル、ベンジル、2−エチルヘキ
シル、n−ヘキシル、n−デシル、n−ドデシル)を表
わし、Vは炭素原子数1〜24のアルキレン基(例え
ば、メチレン、エチレン、トリメチレン、エチリデン、
プロピリデン)を表わし、pは1〜3の整数を表わす。
ただし、pが複数のときは、R11は同じでも異っていて
もよい。また、R12とR13とは互いに結合して5〜7員
環を形成していてもよい。また、この環内にはO,S,
N,Pのヘテロ原子が1つ以上含まれていてもよい。さ
らに、R9 ,R10のいずれか一方は水素原子であっても
よい。一般式 (III)で表わされるアミド化合物の具体例
を下記化41〜化46に示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0069】
【化41】
【0070】
【化42】
【0071】
【化43】
【0072】
【化44】
【0073】
【化45】
【0074】
【化46】 尚、これらのアミド化合物は、従来公知の方法、例え
ば、カルボン酸無水物またはカルボン酸クロリドとアミ
ンとの縮合反応により合成することができる。具体的な
合成例は、例えば特公昭58−25260号、特開昭6
2−254149号及び米国特許第4,171,975
号等に記載されている。
【0075】本発明において用いられる常圧における融
点が25℃以上でかつ分子量が1000以下のエステル
類(以下本発明のエステル類という)は好ましくは脂肪
族カルボン酸エステル類、芳香族カルボン酸エステル類
またはリン酸エステル類より選ばれる。本発明のエステ
ル類の常圧における融点は好ましくは25℃以上200
℃以下であり、さらに好ましくは40℃以上150℃以
下、最も好ましくは50℃以上120℃以下である。本
発明のエステル類の分子量は好ましくは150以上10
00以下であり、さらに好ましくは250以上800以
下、特に好ましくは300以上700以下である。本発
明のエステル類は好ましくは下記一般式(1),
(2),(3)または(4)で表わされるエステル類か
ら選ばれる。
【0076】
【化47】 一般式(1)〜(4)において、R1 は総炭素原子数
(以下C数という)1〜36の直鎖状もしくは分岐鎖状
のアルキル基またはC数3〜36のシクロアルキル基
を、R2 ,R3 ,R5 ,R6 ,R7 ,R8 及びR9 はそ
れぞれ独立にC数1〜36の直鎖状もしくは分岐鎖状の
アルキル基、C数3〜36のシクロアルキル基またはC
数6〜36のアリール基を、R4 はハロゲン原子、C数
1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖のアルキル基またはC
数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルコキシ基
を、kは1〜4の整数を、mは0〜5の整数を、n及び
oは0〜4の整数を表わす。ただし、kとmの和は6以
下である。一般式(1)〜(4)において、R1 〜R9
(ただしR4 がハロゲン原子の場合を除く)は置換基を
有していてもよく、好ましい置換基の例としてハロゲン
原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基またはアルコキシカルボニル基がある。一般
式(2)においてkは好ましくは1または2の整数であ
る。一般式(3)においてn及びoは好ましくは0また
は1の整数である。
【0077】一般式(1)〜(4)で表わされるエステ
ル類の中で、少なくとも1個の環状構造(例えばベンゼ
ン、ナフタレン、シクロヘキサン、シクロペンタン、シ
クロブタン、ノルボルナン、アダマンタン、テトラヒド
ロフラン)を持つエステル類が好ましく、少なくとも2
個の環状構造を持つエステル類がさらに好ましい。本発
明のエステル類の化合物例と融点を下記化48〜化51
に示す。尚、融点はキャピラリー式融点測定装置(BU
CHI 510型)を用い、1℃/分の昇温による目視
での融け始めの温度と融け終わりの温度の中間の値とし
て求めた。
【0078】
【化48】
【0079】
【化49】
【0080】
【化50】
【0081】
【化51】 本発明のカプラーおよび分散用の一般式(II)または
(III)で表わされる化合物は公知の退色防止剤と合わせ
て使用するのが好ましい。このような退色防止剤として
は、ハイドロキノン類、6−ヒドロキシクロマン類、5
−ヒドロキシクマラン類、スピロクロマン類、p−アル
コキシフェノール類、ビスフェノール類を中心としたヒ
ンダードフェノール類、没食子酸誘導体、メチレンジオ
キシベンゼン類、アミノフェノール類、ヒンダードアミ
ン類およびこれら各化合物のフェノール性水酸基をシリ
ル化、アルキル化したエーテルもしくはエステル誘導体
が代表例として挙げられる。有機褪色防止剤の具体例は
以下の特許の明細書に記載されている。
【0082】ハイドロキノン類は米国特許第2,36
0,290号、同第2,418,613号、同第2,6
75,314号、同第2,701,197号、同第2,
728,659号、同第2,732,300号、同第
2,735,765号、同第3,982,944号、同
第4,430,425号、英国特許第1,363,92
1号、米国特許第2,710,801号、同第2,81
6,028号などに、6−ヒドロキシクロマン類、5−
ヒドロキシクマラン類、スピロクロマン類は米国特許第
3,432,300号、同第3,573,050号、同
第3,574,627号、同第3,698,909号、
同第3,764,337号、特開昭52−152225
号などに、スピロインダン類は米国特許第4,360,
589号に、p−アルコキシフェノール類は米国特許第
2,735,765号、英国特許第2,066,975
号、特開昭59−10539号、特公昭57−1976
5号などに記載されている。
【0083】ヒンダードフェノール類は米国特許第3,
700,455号、特開昭52−72225号、米国特
許第4,228,235号、特公昭52−6623号な
どに、没食子酸誘導体、メチレンジオキシベンゼン類、
アミノフェノール類はそれぞれ米国特許第3,457,
079号、同第4,332,886号、特公昭56−2
1144号などに、ヒンダードアミン類は米国特許第
3,336,135号、同第4,268,593号、英
国特許第1,326,889号、同第1,354,31
3号、同第1,410,846号、特公昭51−142
0号、特開昭58−114036号、同第59−538
46号、同第59−78344号などに記載されてい
る。
【0084】上記退色防止剤の中でも特に好ましいのは
下記一般式(V)で表わされるヒンダードフェノール類
および下記一般式(VI)で表わされるビスフェノール類
である。
【0085】
【化52】 一般式(V)中R14,R15は炭素数3〜8の直鎖または
分枝のアルキル基で好ましくは2級以上さらに好ましく
は3級の炭素で結合したアルキル基である。具体的には
n−ブチル、iso −プロピル、tert−ブチル、tert−ア
ミルなどが挙げられる。またアルキル鎖上の任意の位置
に適当な置換基を有していてもよい。R16は1価の有機
基であればいかなるものでもよい。またR16の中にヒン
ダードフェノールまたはビスフェノール部位が含まれて
いてもよい。
【0086】
【化53】 一般式(VI)中、R17,R18,R20およびR21は炭素数
1〜8の直鎖もしくは分枝のアルキル基を表わす。具体
的にはメチル、エチル、n−プロピル、iso −プロピ
ル、tert−ブチル、tert−アミル、シクロヘキシル、1
−メチルシクロヘキシル、シクロペンチルなどが挙げら
れる。上記アルキル基はハロゲン原子をはじめとする適
当な置換基を有していてもよい。
【0087】R19は水素原子または直鎖および分枝の炭
素数1〜8のアルキル基で具体的にはメチル、エチル、
n−プロピル、iso −プロピル、n−ブチル、sec −ブ
チル、iso −ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、シ
クロヘキシルなどが挙げられる。本発明に好ましく用い
られるヒンダードフェノール類、ビスフェノール類の具
体例を下記化54〜化60に示すが、もちろんこれらに
限られるものではない。
【0088】
【化54】
【0089】
【化55】
【0090】
【化56】
【0091】
【化57】
【0092】
【化58】
【0093】
【化59】
【0094】
【化60】 本発明の一般式(I)で表わされるアシル基を有するア
セトアミド型イエローカプラーの好ましい使用量は0.
1〜2.0mmol/m2 の範囲で、より好ましくは0.3
〜1.0mmol/m2 の範囲である。
【0095】本発明の一般式(II)、一般式 (III)で表
わされる有機化合物および常圧における融点が25℃以
上でかつ分子量が1000以下のエステル類の好ましい
使用量は、青感層で使用される本発明のイエローカプラ
ーを含む全イエローカプラーに対して重量比で0.1〜
2.0の範囲であり、より好ましくは0.2〜1.0の
範囲である。ただし、一般式(II−C)で表わされるエ
ポキシ化合物の好ましい使用範囲は0.02〜1.0
で、より好ましくは0.05〜0.5の範囲である。
【0096】また上記の化合物は2種以上を併用しても
よいし、本発明の化合物以外の高沸点有機溶媒(例え
ば、リン酸エステル類やフタル酸エステル類など)と併
用することもできる。この場合、好ましい使用量は全イ
エローカプラーとカプラー以外の全有機化合物の重量比
が0.1〜2.0の範囲である。
【0097】本発明に用いられるハロゲン化銀として
は、塩化銀、臭化銀、(沃)塩臭化銀、沃臭化銀などを
用いることができるが、特に迅速処理の目的には沃化銀
を実質的に含まない塩化銀含有率が90モル%以上、更
には95%以上、特に98%以上の塩臭化銀または塩化
銀乳剤の使用が好ましい。
【0098】本発明に係わる感光材料には、画像のシャ
ープネス等を向上させる目的で親水性コロイド層に、欧
州特許EP0,337,490A2号の第27〜76頁
に記載の、処理により脱色可能な染料(なかでもオキソ
ノール系染料)を該感剤の680nmに於ける光学反射濃
度が0.70以上になるように添加したり、支持体の耐
水性樹脂層中に2〜4価のアルコール類(例えばトリメ
チロールエタン)等で表面処理された酸化チタンを12
重量%以上(より好ましくは14重量%以上)含有させ
るのが好ましい。
【0099】本発明に用いうるシアン、マゼンタ等の写
真添加剤用高沸点有機溶媒は、融点が100℃以下、沸
点が140℃以上の水と非混和性の化合物で、カプラー
の良溶媒であれば使用できる。高沸点有機溶媒の融点は
好ましくは80℃以下である。高沸点有機溶媒の沸点
は、好ましくは160℃以上であり、より好ましくは1
70℃以上である。これらの高沸点有機溶媒の詳細につ
いては、特開昭62−215272号公開明細書の第1
37頁右下欄〜144頁右上欄に記載されている。
【0100】また、シアン、マゼンタまたはイエローカ
プラーは前記の高沸点有機溶媒の存在下でまたは不存在
下でローダブルラテックスポリマー(例えば米国特許第
4,203,716号)に含浸させて、または水不溶性
且つ有機溶媒可溶性のポリマーとともに溶かして親水性
コロイド水溶液に乳化分散させる事ができる。好ましく
は米国特許第4,857,449号及び国際公開W08
8/00723号明細書の第12頁〜30頁に記載の単
独重合体または共重合体が用いられ、より好ましくはメ
タクリレート系あるいはアクリルアミド系ポリマー、特
にアクリルアミド系ポリマーの使用が色像安定化等の上
で好ましい。
【0101】また、本発明に係わる感光材料には、カプ
ラーと共に欧州特許EP0,277,589A2号に記
載のような色像保存性改良化合物を使用するのが好まし
い。特にピラゾロアゾールカプラーとの併用が好まし
い。即ち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現
像主薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に
無色の化合物を生成する化合物(F)および/または発
色現像処理後に残存する芳香族アミン系発色現像主薬の
酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に
無色の化合物を生成する化合物(G)を同時または単独
に用いることが、例えば処理後の保存における膜中残存
発色現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反応による
発色色素生成によるステイン発生その他の副作用を防止
する上で好ましい。
【0102】また本発明に係わる感光材料には、親水性
コロイド層中に繁殖して画像を劣化させる各種の黴や細
菌を防ぐために、特開昭63−271247号に記載の
ような防黴剤を添加するのが好ましい。また、本発明に
係わる感光材料に用いられる支持体としては、ディスプ
レイ用に白色ポリエステル系支持体または白色顔料を含
む層がハロゲン化銀乳剤層を有する側の支持体上に設け
られた支持体を用いてもよい。更に鮮鋭性を改良するた
めに、アンチハレーション層を支持体のハロゲン化銀乳
剤層塗布側または裏面に塗設するのが好ましい。特に反
射光でも透過光でもディスプレイが観賞できるように、
支持体の透過濃度を0.35〜0.8の範囲に設定する
のが好ましい。
【0103】本発明に係わる感光材料は可視光で露光さ
れても赤外光で露光されてもよい。露光方法としては低
照度露光でも高照度短時間露光でもよく、特に後者の場
合には一画素当りの露光時間が10-4秒より短いレーザ
ー走査露光方式が好ましい。
【0104】また、露光に際して、米国特許第4,88
0,726号に記載のバンド・ストップフィルターを用
いるのが好ましい。これによって光混色が取り除かれ、
色再現性が著しく向上する。
【0105】露光済みの感光材料は慣用の白黒またはカ
ラー現像処理が施されうるが、カラー感材の場合には迅
速処理の目的からカラー現像の後、漂白定着処理するの
が好ましい。特に前記高塩化銀乳剤が用いられる場合に
は、漂白定着液のpHは脱銀促進等の目的から約6.5以
下が好ましく、更に約6以下が好ましい。本発明に係わ
る感光材料に適用されるハロゲン化銀乳剤やその他の素
材(添加剤など)および写真構成層(層配置など)、並
びにこの感材を処理するために適用される処理法や処理
用添加剤としては、下記表1〜表5に示す特許公報、特
に欧州特許EP0,355,660A2号(特開平2−
139544号)に記載されているものが好ましく用い
られる。
【0106】
【表1】
【0107】
【表2】
【0108】
【表3】
【0109】
【表4】
【0110】
【表5】 また、シアンカプラーとして、特開平2−33144号
に記載のジフェニルイミダゾール系シアンカプラーの他
に、欧州特許EP0,333,185A2号に記載の3
−ヒドロキシピリジン系シアンカプラー(なかでも具体
例として列挙されたカプラー(42)の4当量カプラー
に塩素離脱基をもたせて2当量化したものや、カプラー
(6)や(9)が特に好ましい)や特開昭64−322
60号に記載された環状活性メチレン系シアンカプラー
(なかでも具体例として列挙されたカプラー例3,8,
34が特に好ましい)の使用も好ましい。また、塩化銀
含有率が90モル%以上の高塩化銀乳剤を使用するハロ
ゲン化銀カラー感光材料の処理方法としては、特開平2
−207250号の第27頁左上欄〜34頁右上欄の記
載の方法が好ましく適用される。
【0111】
【実施例】
実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体表面にコロ
ナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムを含むゼラチン下塗層を設け、更に種々の写真
構成層を塗布して以下に示す層構成の多層カラー印画紙
(試料101)を作製した。塗布液は以下の様にして調
製した。
【0112】第五層塗布液調製 シアンカプラー(ExC)32.0g、色像安定剤(C
pd−2)3.0g、色像安定剤(Cpd−4)2.0
g、色像安定剤(Cpd−6)18.0g、色像安定剤
(Cpd−7)40.0gおよび色像安定剤(Cpd−
8)5.0gに、酢酸エチル50.0ccおよび溶媒(S
olv−6)14.0gを加え溶解し、この溶液をドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム8ccを含む20%ゼ
ラチン水溶液500ccに添加した後、超音波ホモジナイ
ザーにて乳化分散させて乳化分散物を調製した。一方、
塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0.58μm の
大サイズ乳剤と0.45μm の小サイズ乳剤との1:4
混合物(Agモル比)。粒子サイズ分布の変動係数はそ
れぞれ0.09と0.11、各サイズ乳剤ともAgBr
0.6モル%を粒子表面の一部に局在含有させた)が調
製された。この乳剤には下記に示す赤感性増感色素Eが
銀1モル当たり大サイズ乳剤に対しては0.9×10-4
モル、また小サイズ乳剤に対しては1.1×10-4モル
添加されている。また、この乳剤の化学熟成は硫黄増感
剤と金増感剤が添加して行われた。前記の乳化分散物と
この赤感性塩臭化銀乳剤とを混合溶解し、以下に示す組
成となるように五層塗布液を調製した。
【0113】第一層から第四層、第六層および第七層用
の塗布液も第五層塗布液と同様の方法で調製した。各層
のゼラチン硬化剤としては、H−1およびH−2を使用
した。また、各層にCpd−10とCpd−11をそれ
ぞれ全量が25.0mg/m2 と50.0mg/m2 となる
ように添加した。各感光性乳剤層の塩臭化銀乳剤には下
記表6〜表8に示す分光増感色素をそれぞれ用いた。
【0114】
【表6】
【0115】
【表7】
【0116】
【表8】 また青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤層に対
し、1−(5−メチルウレイドフェニル)−5−メルカ
プトテトラゾールをそれぞれハロゲン化銀1モル当たり
8.5×10-5モル、7.7×10-4モル、2.5×1
-4モル添加した。また、青感性乳剤層と緑感性乳剤層
に対し、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラザインデンをそれぞれハロゲン化銀1モル当
たり、1×10-4モルと2×10-4モル添加した。ま
た、イラジエーション防止のために乳剤層に下記化61
に示す染料(カッコ内は塗布量を表わす)を添加した。
【0117】
【化61】 (層構成)下記表9〜表12、および化62〜化69に
各層の組成および使用した添加物を示す。数字は塗布量
(g/m2 )を表わす。ハロゲン化銀乳剤は銀換算塗布
量を表わす。
【0118】
【表9】
【0119】
【表10】
【0120】
【表11】
【0121】
【表12】
【0122】
【化62】
【0123】
【化63】
【0124】
【化64】
【0125】
【化65】
【0126】
【化66】
【0127】
【化67】
【0128】
【化68】
【0129】
【化69】 次に、試料101の青感性乳剤層のカプラーおよび高沸
点有機溶媒Solv−1を下記表16〜表19に示した
カプラーおよび高沸点有機溶媒または本発明の分散剤に
変えた試料102〜136を作製した。ただしイエロー
カプラーがY−1,Y−20,Y−18のときおよびY
−2のときはそれぞれ青感層の塗布量を80%,90%
とした。
【0130】上記試料は室温(約20℃)で2ケ月間保
存した後以下に示す処理を行なった。まず、各試料に感
光計(富士写真フイルム株式会社製、FWH型、光源の
色温度3200°K)を使用し、センシトメトリー用3
色分解フィルターの階調露光を与えた。この時の露光は
0.1秒の露光時間で250CMSの露光量になるよう
に行った。露光の終了した試料は、ペーパー処理機を用
いて、下記表13に示す処理工程および処理組成の液を
使用し、カラー現像のタンク容量の2倍補充するまで連
続処理(ランニングテスト)を実施した。各処理液の組
成は下記表14〜表15に示す通りである。
【0131】
【表13】
【0132】
【表14】
【0133】
【表15】 処理後の試料のイエロー発色濃度(Dmax )とカブリ濃
度(Dmin )を測定した結果を下記表16〜表19に示
す。また表16〜表19には、カラー現像処理時間を9
0秒に延長した時のカブリ濃度(Dmin )も併せて示し
た。
【0134】
【表16】
【0135】
【表17】
【0136】
【表18】
【0137】
【表19】 比較カプラーに対して一般式(II)で示される化合物を
使用するとカブリはむしろやや増加するのに対し本発明
のカプラーと併用した場合にはカブリの改良が見られ
る。特に現像時間を長くした場合に顕著である。またこ
の結果から、一般式 (III)で表わされる化合物または常
圧における融点が25℃以上の本発明のエステル類と併
用した場合、比較カプラーでは発色濃度(Dmax )の低
下が起こるのに本発明のイエローカプラーでは著しい発
色濃度の低下を起こすことなくカブリを低減できること
がわかる。また表16〜表19には、7万6000ルッ
クスのキセノン光源に4日間照射された後の色像の残存
率および、60℃−70%の条件下で3ケ月間保管した
後の色像の残存率も併せて示した。この結果から、本発
明の一般式(II)および (III)の化合物もしくはエステ
ル類と併用したとき、比較カプラーに対しても退色改良
効果が見られるが、本発明のカプラーに対してより大き
な効果が得られ、実用上十分なレベルまで改良できるこ
とがわかる。
【0138】実施例2 実施例1で示した試料101と同様に作製した試料20
1とカプラーおよび高沸点有機溶媒を下記表20〜表2
3に示した化合物に置き換えた試料202〜236を作
製した。ただし、高沸点有機溶媒はその一部または全部
を表20〜表23の添加量で示した量だけSolv−1
に対して置き換えた。この場合にも表20〜表23に示
したように実施例1とほぼ同様の結果が得られた。
【0139】
【表20】
【0140】
【表21】
【0141】
【表22】
【0142】
【表23】 実施例3 実施例1の色像安定剤(Cpd−9)をヒンダードフェ
ノールHP−5に変えて、実施例1に示したのと同じ方
法で評価を行なった。この場合にも実施例1とほぼ同様
の結果が得られた。
【0143】
【0144】
【0145】
【0146】
【0147】
【0148】
【0149】
【0150】
【0151】
【0152】
【0153】
【0154】
【0155】
【0156】
【0157】
【0158】
【0159】
【0160】
【0161】
【0162】
【0163】

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にイエロー発色性ハロゲン化銀
    乳剤層、マゼンタ発色性ハロゲン化銀乳剤層、及びシア
    ン発色性ハロゲン化銀乳剤層を含む多層ハロゲン化銀カ
    ラー感光材料において、前記イエロー発色性層にアシル
    基が下記一般式(I)で表わされる少なくとも一種のア
    シルアセトアミド型イエロー色素形成カプラーと少なく
    とも一種の下記一般式(II)もしくは下記一般式(III)
    で表わされる有機化合物を含有することを特徴とするハ
    ロゲン化銀カラー感光材料。 【化1】 一般式(I)において、R1 は一価の基を表わし、Qは
    Cとともに3〜5員の炭化水素環またはN,S,O,P
    から選ばれる少なくとも一個のヘテロ原子を環内に有す
    る3〜5員の複素環を形成するのに必要な非金属原子群
    を表わす。ただし、R1 は水素原子であることはなく、
    また、Qと結合して環を形成することはない。 【化2】 一般式(II)において、R4 ,R5 ,R6 およびR7
    は、それぞれ水素原子、脂肪族基、芳香族基、脂肪族オ
    キシカルボニル基、芳香族オキシカルボニル基、カルバ
    モイル基を表わす。ただし、R4 ,R5 ,R6 およびR
    7 のすべてが同時に水素原子であることはなく、その炭
    素数の合計は8〜60である。 【化3】 一般式(III)において、R8 ,R9 ,R10はアルキル基
    またはアリール基を表わし、これらの基は、ハロゲン原
    子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリール
    オキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
    基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基等の置換
    基で置換されていてもよい。R9 ,R10がアルキル基で
    ある場合には、互いに結合して5〜7員の環を形成して
    いてもよい。
  2. 【請求項2】 支持体上にイエロー発色性ハロゲン化銀
    乳剤層、マゼンタ発色性ハロゲン化銀乳剤層、及びシア
    ン発色性ハロゲン化銀乳剤層を含む多層ハロゲン化銀カ
    ラー感光材料において、前記イエロー発色性層にアシル
    基が下記一般式(I)で表わされる少なくとも一種のア
    シルアセトアミド型イエロー色素形成カプラーと少なく
    とも一種の常圧における融点が25℃以上でかつ分子量
    が1000以下のエステル類を含有することを特徴とす
    るハロゲン化銀カラー感光材料。 【化4】 一般式(I)において、R1 は一価の基を表わし、Qは
    Cとともに3〜5員の炭化水素環またはN,S,O,P
    から選ばれる少なくとも一個のヘテロ原子を環内に有す
    る3〜5員の複素環を形成するのに必要な非金属原子群
    を表わす。ただし、R1 は水素原子であることはなく、
    また、Qと結合して環を形成することはない。
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