JP2672198B2 - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JP2672198B2
JP2672198B2 JP11576791A JP11576791A JP2672198B2 JP 2672198 B2 JP2672198 B2 JP 2672198B2 JP 11576791 A JP11576791 A JP 11576791A JP 11576791 A JP11576791 A JP 11576791A JP 2672198 B2 JP2672198 B2 JP 2672198B2
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康則 末吉
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Shovels (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホウにおけるバ
ックホウ装置の格納の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホウにおいては、例えば特開平3
‐63329号公報に開示されているようなバックホウ
装置を装備したものが、近年現れてきている。このバッ
クホウでは、旋回台の左側に運転部を配置し右側にバッ
クホウ装置を配置して、バックホウ装置のブームの先端
側部分(前記公報の図5中の9)を、ブームの基端側部
分(前記公報の図5中の8)に対して左右に横移動操作
可能に構成している。これにより、前記公報の図6及び
図7(ロ)に示すように、バックホウ装置の全体を平面
視にて旋回台の範囲内に略入り込むように格納して、狭
い作業地でも旋回台の旋回が行えるように構成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなバックホ
ウでは、旋回台からバックホウ装置を前方に出した通常
の作業状態から前述の格納状態に操作する場合、作業者
はブームの上昇操作、ブームの先端側部分の所定の位置
(ブームの先端側部分を右側に寄せた状態)への操作、
アームの後方側への操作並びにバケットの掻き込み側へ
の操作を、略連続的に行わなければならないので、格納
状態への操作の操作性の面で改良の余地がある。本発明
はバックホウにおいて、バックホウ装置を前述の格納状
態に楽に操作できるように構成することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなバックホウにおいて、次のように構成することにあ
る。バックホウ装置のブームを持ち上げ、アームを後方
に揺動させ、ブームの先端側部分を所定の位置に操作す
ることにより、バックホウ装置の全体が平面視にて旋回
台の範囲内に略入り込む格納状態を設定して、バックホ
ウ装置を旋回台から前方に出した通常の作業状態から格
納状態に自動的に操作可能なたたみ込み手段を備えると
共に、運転部の最外側部から外方に所定距離だけ離れた
牽制面を空間上に設定して、たたみ込み手段の作動時に
おいてバックホウ装置のバケットが牽制面を越えて運転
部側に入り込もうとすると、バックホウ装置の油圧シリ
ンダの作動を牽制してこれを阻止する第1牽制手段と、
たたみ込み手段の作動直前でのブームの基端側部分に対
する先端側部分の位置を記憶する記憶手段と、たたみ込
み手段の作動後においてブームの先端側部分を記憶され
ている元の位置に自動的に戻し操作する戻し手段と、戻
し手段の作動中においてバックホウ装置のバケットが牽
制面を越えて運転部側に入り込もうとすると、バックホ
ウ装置の油圧シリンダの作動を牽制してこれを阻止する
第2牽制手段とを備えてある。
【0005】
【作用】〔I〕 請求項1の特徴によると、バックホウ装置を旋回台から
前方に出した通常の作業状態に操作している状態におい
て、作業者がたたみ込み手段を作動させれば、作業者が
バックホウ装置の操作を特に行わなくても、自動的にバ
ックホウ装置が格納状態に操作される。
【0006】〔II〕 前項〔I〕に記載のように、たたみ込み手段を作動させ
ると、ブームの上昇操作、アームの後方側への操作及び
ブームの先端側部分の所定の位置への操作が略同時に行
われて、バックホウ装置が格納状態に操作される。この
場合、平面視においてバケットは旋回台の前後方向及び
左右方向に略同時に移動して、旋回台を斜めに横切るよ
うな最短距離を通り、運転部の横に位置する格納状態に
移動するような状態となって、バケットが運転部をかす
めるように移動していったり、運転部に接触したりする
おそれがある。
【0007】これにより、請求項1の特徴によると例え
ば図17に示すように、バケットが運転部3の左前方か
ら運転部3の右横に斜めに移動してくるような場合に、
バケットが前側の牽制面FL1に達するとバケットの前
後方向の移動が阻止されて、バケットが前側の牽制面F
L1に沿って紙面右方に移動していくような状態とな
る。そして、バケットが前側の牽制面FL1の端から外
れる位置に達すると、前後方向の移動の牽制が消えて、
バケットが前後左右に移動できる状態となり前述の格納
状態に達する。
【0008】〔III〕 建物が隣接する狭い作業地において、掘削を行いバック
ホウ装置を前述の格納状態に操作して旋回し、別の位置
に土を放出する作業を繰り返すような場合、前述のたた
み込み手段を使用すると作業が非常に楽なものとなる。
しかしながら前述のような作業において、土の放出後に
バックホウ装置を格納状態に操作して旋回を行ってか
ら、バケットを元の掘削位置に下降させていく場合、ブ
ームの基端側部分及びアームの下降操作は特に問題はな
いのに対して、ブームの先端側部分を元の掘削位置にま
で横移動させる操作が煩わしいものとなっている。
【0009】これにより請求項1の特徴のように、たた
み込み手段の作動直前のブームの基端側部分に対する先
端側部分の位置を記憶させておくと、土の放出後の旋回
後においてブームの基端側部分及びアームの下降操作を
行えば、ブームの先端側部分が自動的に元の位置にまで
横移動する。この場合、例えば図17に示すように運転
部3の右横の格納状態から運転部3の左前方にバケット
が移動していくような状態になると、バケットが運転部
3をかすめるように移動していったり、運転部3に接触
したりするおそれがある。従って、請求項1の特徴によ
ると、バケットが右横の牽制面SL1に達するとバケッ
トの左右方向の移動が阻止されて、バケットが右横の牽
制面SL1に沿って紙面上方に移動していくような状態
となる。そして、バケットが右横の牽制面SL1の端か
ら外れる位置に達すると、左右方向の移動の牽制が消え
ることになり、バケットが前後左右に移動できる状態と
なって元の位置に戻る。
【0010】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、バックホウに
おいてバックホウ装置を自動的に格納状態に操作できる
ようになって、格納状態への操作の操作性を向上させる
ことができた。この場合、前述のようなバックホウ装置
の格納状態への自動的な操作時において、バケットが運
転部に異常接近することが回避されるので、バケットと
運転部との接触による破損を未然に防止することができ
るようになった。
【0011】請求項1の特徴によると、バックホウ装置
の格納状態からバケットを元の位置に操作していく場
合、ブームの先端側部分を元の位置まで自動的に横移動
させることができるようになって、バックホウ装置の格
納状態からバケットを元の位置に操作する際の操作性を
向上させることができた。この場合、ブームの先端側部
分の自動的な横移動時において、バケットが運転部に異
常接近することが回避されるので、バケットと運転部と
の接触による破損を未然に防止することができるように
なった。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すバックホウは、ドーザ1を備えたクロ
ーラ式の走行機体2、及び走行機体2に旋回自在に設け
られた旋回台4から構成されており、旋回台4に運転部
3、原動部E及びバックホウ装置5が備えられている。
図4に示すように、旋回台4の左側に運転部3が配置さ
れ、旋回台4の右側にバックホウ装置5が配置されてい
る。
【0013】バックホウ装置5のブーム6は、一端が旋
回台4の運転部3の横側方に位置する箇所で枢支され、
ブームシリンダC1(油圧シリンダに相当)によって垂
直方向に揺動操作される。図1及び図2に示すように、
ブーム6は基端側部分6a及びオフセット機構から構成
されており、オフセット機構は先端側部分6b、及び先
端側部分6bを垂直軸周りに揺動可能に連結する中間部
分6cから構成されている。
【0014】図1及び図2に示すように、ブーム6の基
端側部分6a及び先端側部分6bの間にリンク7が配置
されており、リンク7の両端部が、ブーム6の基端側部
分6a及び先端側部分6bに設けられたアーム7a,7
bに枢支連結されて、アーム7a,7b、リンク7及び
中間部分6cによって、平行四連リンク式のオフセット
機構が構成されている。これにより、オフセットシリン
ダC4(油圧シリンダに相当)によって、ブーム6の先
端側部分6bが基端側部分6aに対して横方向に平行移
動し、先端側部分6bに取り付けられたアーム8が、ブ
ーム6の基端側部分6aに対して横方向に平行移動する
(オフセット操作)。アーム8は垂直方向にアームシリ
ンダC2(油圧シリンダに相当)によって揺動操作可能
であり、アーム8の先端にバケットシリンダC3によっ
て揺動操作可能なバケット9が設けられている。
【0015】以上の構成により、アーム8及びバケット
9を走行機体2の横一端側にオフセット操作することに
よって、走行機体2の外側に沿った側溝掘りが可能にな
る。アーム8を右側にオフセット操作し、ブーム6を上
昇操作して、バケット9及びアーム8を折りたたみ操作
することによって、図3及び図4に示すようにブーム
6、アーム8及びバケット9を旋回台4に引き込んで、
バケット9をブーム6に対し運転部3とは反対の横側方
に位置させると、バックホウ装置5の全体が旋回台4の
旋回軌跡内に入り込むのであり(格納状態)、これによ
り狭いスペースにおいて旋回が可能になる。
【0016】図1及び図4に示すように、バックホウ装
置5及び旋回台4の操作は、運転部3に設けられた前後
左右の十字方向に揺動操作自在な左右一対の操作レバー
10a,10b、及びオフセットレバー10cにより行
われる。図5はバックホウの制御システムのブロック図
であり、図5に示すように一方の操作レバー10aの前
後方向の操作位置及び左右方向の操作位置が、ポテンシ
ョメータ型式の第1センサS1及び第3センサS3によ
って検出され、他方の操作レバー10bの前後方向の操
作位置及び左右方向の操作位置が、ポテンショメータ型
式の第2センサS2及び第5センサS5によって検出さ
れる。オフセットレバー10cの操作位置は第4センサ
S4によって検出されており、第1〜第5センサS1〜
S5の検出信号が、マイクロコンピュータで構成された
制御装置11に入力される。
【0017】図5に示すように、ブームシリンダC1の
ブームバルブV1、アームシリンダC2のアームバルブ
V2、バケットシリンダC3のバケットバルブV3、オ
フセットシリンダC4のオフセットバルブV4、及び旋
回モータMの旋回バルブV5が電磁比例制御弁で構成さ
れている。ブームバルブV1、アームバルブV2、バケ
ットバルブV3、オフセットバルブV4及び旋回バルブ
V5は、バルブ駆動回路D1,D2,D3,D4,D5
を介して制御装置11により操作される。
【0018】これにより、操作レバー10aを前後方向
に操作すると、第1センサS1の検出信号に基づき制御
装置11からバルブ駆動回路D1に操作信号が出力さ
れ、ブームバルブV1が操作されて、ブームシリンダC
1が操作レバー10aの操作位置に応じた方向と速度で
作動する。操作レバー10aを左右方向に操作すると、
第3センサS3の検出信号に基づき制御装置11からバ
ルブ駆動回路D3に操作信号が出力され、バケットバル
ブV3が操作されて、バケットシリンダC3が操作レバ
ー10aの操作位置に応じた方向と速度で作動する。
【0019】操作レバー10bを前後方向に操作する
と、第2センサS2の検出信号に基づき制御装置11か
らバルブ駆動回路D2に操作信号が出力され、アームバ
ルブV2が操作されて、アームシリンダC2が操作レバ
ー10bの操作位置に応じた方向と速度で作動する。操
作レバー10bを左右方向に操作すると、第5センサS
5の検出信号に基づき制御装置11からバルブ駆動回路
D5に操作信号が出力され、旋回バルブV5が操作され
て、旋回モータMが操作レバー10bの操作位置に応じ
た方向と速度で作動する。
【0020】オフセットレバー10cを操作すると、第
4センサS4の検出信号に基づき制御装置11からバル
ブ駆動回路D4に操作信号が出力され、オフセットバル
ブV4が操作されて、オフセットシリンダC4が作動す
る。後述するように、操作レバー10a,10b及びオ
フセットレバー10cの操作によるブームシリンダC1
等の作動が、適切か否かが制御装置11によって判断さ
れており、適切ではないものは解除又は変更される。
【0021】図1に示すように、バックホウ装置5の姿
勢及び位置を制御装置11に入力する為に、ブーム6の
旋回台4に対する揺動角を検出するブーム角センサP
1、アーム8のブーム6に対する揺動角を検出するアー
ム角センサP2が設けられている。バケット9のアーム
8に対する揺動角を検出するバケット角センサP3が、
バケットシリンダC3とバケット9を連結するリンク1
2に設けられて、バケット9のアーム8に対する揺動角
として、リンク12のアーム8に対する揺動角を検出し
ている。
【0022】ブーム6の先端側部分6bのオフセット操
作方向及びオフセット操作量を検出する為に、ブーム6
の基端側部分6aの中間部分6cに対する揺動角を検出
するオフセット角センサP4がブーム6に設けられてい
る。ブーム角センサP1、アーム角センサP2、バケッ
ト角センサP3及びオフセット角センサP4は回転式の
ポテンショメータで構成され、図5に示すように検出信
号が制御装置11に入力されており、制御装置11にお
いてバックホウ装置5の姿勢及び位置が求められる。
【0023】図5に示すように牽制モードスイッチS
9、たたみ込みモードスイッチS6、オフセット戻しモ
ードスイッチS7及び水平制御モードスイッチS8が備
えられて、制御装置11に接続されている。後述するよ
うに牽制モードは、バックホウ装置5の操作に伴ってバ
ケット9が運転部3に異常接近する状態を回避すること
を目的としており、通常はONに設定されている。たた
み込みモードは、バックホウ装置5を旋回台4から前方
に出した作業状態から、前述の格納状態(図3参照)に
自動的に操作することを目的としている。
【0024】オフセット戻しモードは、バックホウ装置
5を格納状態から作業状態に戻し操作する際に、バケッ
ト9を格納状態の前の位置にブーム6の先端側部分6b
を自動的に戻し操作することを目的としている。水平制
御モードは、バックホウ装置5を格納状態に操作する
際、バケット9の開口面が略水平に維持されるように、
ブーム6及びアーム8を操作することを目的としてい
る。
【0025】次に、バックホウ装置5の制御の流れにつ
いて説明する。以下の説明においてバックホウ装置5の
作動方向を規定するため、「かき込み方向」や「ダンプ
方向」といった言葉が出てくるが、「かき込み方向」と
はバケット9が土を掘り起こすように移動する方向であ
り、「ダンプ方向」とはバケット9が土及び積荷を投げ
出すように移動する方向である。
【0026】バックホウの始動操作に伴い図6に示す制
御装置11のプログラムが起動し、パラメータのチェッ
クや変数の初期化が行われた後、各種の処理が時分割で
行われる。各種の処理は所定時間の間隔で行われる割り
込み処理であり、割り込み処理としてメイン処理、第1
〜第5センサS1〜S5及びブーム角センサP1〜オフ
セット角センサP4の検出信号のセンサ信号入力処理、
たたみ込みモードスイッチS6〜牽制モードスイッチS
9のモード入力処理、制御パネル(図示せず)への表示
処理、バルブ駆動回路V1〜V5への出力処理がある。
【0027】メイン処理ではバックホウの各部の操作量
が、たたみ込みモード〜牽制モードに応じて決定され
る。センサ信号入力処理では、第1〜第5センサS1〜
S5及びブーム角センサP1〜オフセット角センサP4
の検出信号が取り込まれて、メイン処理で利用される形
式に変換される。モード入力処理では、たたみ込みモー
ドスイッチS6〜牽制モードスイッチS9の信号が取り
込まれて、メイン処理に利用される形式に変換された
り、必要な準備が行なわれる。例えば、図5に示すたた
み込みモードスイッチS6の設定が確認されると、その
時点で検出されたオフセット操作量が所定のRAM領域
に格納される。表示処理では運転部3に備えられた制御
パネルに表示される全てのデータが管理される。出力処
理では、メイン処理において決定され格納されたバルブ
操作量に基づき、バルブ駆動回路V1〜V5に操作信号
が与えられる。
【0028】次に、メイン処理について説明する。図7
で示されたメイン処理がスタートすると、モード入力処
理で準備されたたたみ込みモード〜牽制モードが取り込
まれ(#10)、センサ信号入力処理で準備された入力
データが取り込まれて(#15)、入力データに基づい
てブームバルブV1〜旋回バルブV5のバルブ操作量が
演算され(#20)、演算結果が所定のRAMエリアに
書き込まれる(#25)。バックホウ装置5の姿勢を表
すデータとして、センサ信号入力処理で準備されたブー
ム6、アーム8及びバケット9の揺動角が取り込まれる
(#30)。
【0029】次に、設定されたたたみ込みモード〜牽制
モードがチェックされて、オフセットモードが設定され
ていると(#40)、オフセット制御のサブルーチンが
実行される(#45)。同様に水平制御モード、たたみ
込みモード、オフセット戻しモードが設定されていると
(#50,#60,#70)、水平制御、たたみ込み制
御及びオフセット戻し制御のサブルーチンが実行される
(#55,#65,#75)。たたみ込み制御は、水平
制御が行われている場合でないと作動させることができ
ないのであり、続いてクッション制御(#80)及び牽
制制御(#90)が行われる。
【0030】以上のサブルーチンの中で、必要に応じて
バルブ操作量が書き換えられる。別の割り込み処理であ
る出力処理において、書き込まれたバルブ操作量を基に
してバルブ駆動回路V1〜V5に対する操作信号が作り
出され、操作信号によってバルブ駆動回路V1〜V5
が、ブームバルブV1〜旋回バルブV5に適当な電流を
与えることにより、最終的に対応するブームシリンダC
1〜オフセットシリンダC4及び旋回モータMが作動す
る。
【0031】次に、メイン処理で用いられるサブルーチ
ンについて説明する。図8はオフセット制御の流れを示
しており、オフセット操作方向がチェックされた後(#
110)、所定のRAMエリアに格納されているオフセ
ットレバー10cの操作データに基づいて、オフセット
操作テーブルから適正値が取り込まれ(#120)、オ
フセットシリンダC4のバルブ駆動回路D4で用いられ
るバルブ操作量が演算されて書き込まれる(#13
0)。
【0032】図9は水平制御の流れを示しており、セン
サ信号入力処理で準備された入力データから、実際のバ
ケット角、アーム角及びブーム角が演算され(#21
0,#220,#230)、これらから旋回台4に対す
るバケット角が求められて、バケット9の開口面の基準
角(水平)に対する偏差fが算出される(#240)。
次に偏差fの絶対値が許容値dAと比較され(#25
0)、偏差fが許容値dAに入っているとアーム8の操
作は行われず(#260)、許容値dAから外れている
とアーム角に対応した制御ゲインGが決定され(#27
0)、制御ゲインGと偏差fとからアーム操作量が演算
されて(#280)、アーム操作量が所定のRAMエリ
アに書き込まれる(#290)。以上のようにバケット
9の開口面を水平に保つ水平制御は、アーム8を前後に
作動させることによって行われる。
【0033】図10及び図11は、バックホウ装置5を
図3に示す格納状態に操作するたたみ込み制御(たたみ
込み手段に相当)の流れを示している。このサブルーチ
ンに入ると、先ずブーム6の下降操作又はアーム8のダ
ンプ方向操作が指令されているか否かがチェックされて
(#305)、ブーム6の下降操作又はアーム8のダン
プ方向操作が指令されていると、直ちにたたみ込み制御
が解除される(#395)。これはたたみ込み制御が行
われているとき、作業者が操作レバー10a,10bに
より、ブーム6を下降操作又はアーム8をダンプ方向操
作した場合、たたみ込み制御に反する操作と判断され
て、たたみ込み制御が停止されることを意味している。
【0034】ブーム6の下降操作又はアーム8のダンプ
方向操作が指令されていないと(#305)、ブーム操
作量が上昇方向の最大値に設定され、アーム操作量がか
き込み方向の最大値に設定される(#310)。次にバ
ケット9の地面からの高さが演算され(#315)、高
さが1m以上であるとオフセット操作量が設定される
(#320,#325,#330,#340,#35
0)。高さが1m未満であると、たたみ込み制御におけ
るオフセット操作量の設定は行われない。
【0035】オフセット操作量の設定に関して、先ずオ
フセット角(センサ信号入力処理で準備された入力デー
タからの実際のオフセット角)が、目標値と比較される
ことによって(#320)、右及び左側のどちら側にオ
フセット操作するべきかが決定される。オフセット角が
目標値以上の場合に、右側へのオフセット操作が要求さ
れるので、オフセット操作量が右側へのオフセットの最
大値に設定され(#325)、オフセット方向フラグが
右に設定される(#330)。オフセット角が目標値未
満の場合、左側へのオフセット操作が要求されるので、
オフセット操作量が左側へのオフセットの最大値に設定
され(#340)、オフセット方向フラグが左に設定さ
れる(#350)。
【0036】次にブーム角が最大になっていると(#3
60)、ブーム操作量が「0」に設定され(#36
5)、アーム角が最大になっていると(#370)、ア
ーム操作量が「0」に設定される(#375)。オフセ
ット操作の完了が、オフセット方向フラグが右である場
合にはオフセット角が目標値よりも小さい点から、逆に
オフセット方向フラグが左である場合にはオフセット角
が目標値よりも大きい点から判断されて(#380)、
オフセット操作が完了している場合には、オフセット操
作量が「0」に設定される(#385)。バックホウ装
置5の格納状態への操作の完了をオフセット操作量、ブ
ーム操作量及びアーム操作量の全てが「0」に設定され
たことから判断しており(#390)、バックホウ装置
5の格納状態への操作が完了している場合には、たたみ
込み制御の指令が解除され、水平制御の指令も解除され
る(#395)。
【0037】図12は、オフセット戻し制御(戻し手段
に相当)の流れを示している。先ずモード入力処理にお
いて、図5に示すたたみ込みモードスイッチS6のOF
FからONへの切換操作が確認されると、その時点で検
出されたオフセット角が格納されている所定のRAMエ
リアから読み込まれ、バックホウ装置5が格納状態に操
作される前のオフセット角が、元のオフセット角として
読み込まれる(#410)(記憶手段に相当)。
【0038】次に元のオフセット角(記憶オフセット
角)と、現時点のオフセット角(検出オフセット角)と
が比較されて(#420)、バケット9を元のオフセッ
ト位置に戻す為に右側へのオフセット操作が必要な場合
には、オフセット操作量が右方向の最大値に設定され
(#430)、左側へのオフセット操作が必要な場合に
はオフセット操作量が左方向の最大値に設定される(#
440)。現時点のオフセット角(検出オフセット角)
が、元のオフセット角(記憶オフセット角)に等しくな
れば、オフセット戻し制御は完了となるので、オフセッ
ト戻し制御が解除される(#440,#450)。
【0039】この場合、たたみ込み制御の際にオフセッ
ト角を格納する場所を複数設け、それらのうちの任意の
オフセット角を選択するスイッチを設けて、これにより
選択されたオフセット角を#410で読み込むようにす
れば、たたみ込み制御の後に所望のオフセット位置にバ
ケット9を戻すことができる。又、オフセット角だけで
はなくブーム角、アーム角及びバケット角も格納できる
ように構成すれば、同様な方法でバックホウ装置5の姿
勢を、たたみ込み制御の前の姿勢に復帰させることも可
能である。
【0040】図13及び図14はクッション制御の流れ
を示している。バックホウ装置5のブームシリンダC
1、アームシリンダC2及びオフセットシリンダC4を
作動させる際、ストローク端に近づくほどピストンの移
動速度を低くした方が衝撃が少なくなる。これによりク
ッション制御によって、ピストンの移動速度がストロー
ク端部領域において低下するように、ブームシリンダC
1、アームシリンダC2及びオフセットシリンダC4が
制御される。
【0041】先ずブームシリンダC1において、ブーム
シリンダC1がストローク端部領域で作動し、作動方向
がブーム6の上昇方向であると(#500,#50
5)、検出されたブーム角からストローク端部までの距
離が演算され、演算結果から事前に設定されているブー
ム操作量の最適値が導かれる(#510)。この最適値
は例えばストローク端部からの距離に比例して速い作動
速度となるように決定されており、最適値にブーム操作
量が書き換えられる(#515)。
【0042】アームシリンダC2において、アームシリ
ンダC2がストローク端部領域で作動し、作動方向がア
ーム8のかき込み方向であると(#520,#52
5)、検出されたアーム角からストローク端部までの距
離が演算され、演算結果から事前に設定されているアー
ム操作量の最適値が導かれて(#530)、最適値にア
ーム操作量が書き換えられる(#535)。次にアーム
シリンダC2がストローク端部領域で作動し、作動方向
がダンプ方向であると、検出されたアーム角からストロ
ーク端部までの距離が演算され、演算結果から事前に設
定されているアーム操作量の最適値が導かれて、最適値
にアーム操作量が書き換えられる(#540〜#55
5)。
【0043】同様にオフセットシリンダC4のストロー
ク端部領域においては、右側へのオフセット操作及び左
側へのオフセット操作に分けられて、#560〜#59
5に示されており、前述のアームシリンダC2と同様の
操作が行われる。前述のようにオフセットシリンダC4
のクッション制御が行われた際、オフセットシリンダC
4が目標位置で正確に停止するように、目標位置の近く
にくるとオフセットシリンダC4の速度が減速される。
これは、左側へのオフセット操作が行われた場合、慣性
等によってより目標位置から左側にオーバーランする
と、運転部3に接触するおそれがあるので、左側へのオ
フセット操作に対して減速が行われる。
【0044】次に、運転部3の付近に設定された牽制の
領域について説明する。図17に示すように、運転部3
の前方に第1前側牽制ラインFL1(牽制面に相当)が
設定され、第1前側牽制ラインFL1の外側に第2前側
牽制ラインFL2(牽制面に相当)が設定されている。
運転部3の右側に第1側方牽制ラインSL1(牽制面に
相当)が設定され、第1側方牽制ラインSL1の外側に
第2側方牽制ラインSL2(牽制面に相当)が設定され
ている。
【0045】図17に示すように、第1及び第2前側牽
制ラインFL1,FL2によって区画される牽制ゾーン
は、運転部3にバケット9が前方から接近してくること
を防止する為に設定されており、第1及び第2側方牽制
ラインSL1,SL2によって区画される牽制ゾーン
は、運転部3にバケット9が右側方から接近してくるこ
とを防止する為に設定されている。図18に示すよう
に、運転部3の前方においてブーム角の規制領域が追加
的に設定されており、ラインVL1,VL2によって作
り出される角度範囲Zにブーム6が位置する場合に、ブ
ーム6の上昇に条件が与えられる。
【0046】図14に示すように左側へのオフセット操
作中である状態において(#600)、たたみ込み制御
中であると(#610)、バケット9が図17に示す第
2側方牽制ラインSL2の内側に位置している場合にの
み(#620)、現在のオフセット角から設定されたオ
フセット目標角(バックホウ装置5の格納状態でのオフ
セット角)までの隔たりが求められ、隔たりをパラメー
タとしてオフセット操作量が決定されて(#630)、
決定されたオフセット操作量に現在格納されているオフ
セット操作量が書き換えられる(#640)。
【0047】たたみ込み制御中ではない状態において
(#610)、バケット9が図17に示す第2側方牽制
ラインSL2内に位置し、且つ、アーム8が第2前側牽
制ラインFL2の内側に位置している場合にのみ(#6
50)、前述と同様にオフセット目標角までの隔たりが
求められ、隔たりをパラメータとしてオフセット操作量
が決定されて(#630)、決定されたオフセット操作
量に現在格納されているオフセット操作量が書き換えら
れる(#640)。前述の条件に当てはまらない場合は
そのままクッション制御を終了するので、格納されてい
るオフセット操作量が書き換えられることはない。
【0048】次に、牽制制御の流れについて説明する。
図17及び図18に示すように、第1及び第2前方牽制
ラインFL1,FL2、第1及び第2側方牽制ラインS
L1,SL2が設定されている。本発明のようなバック
ホウにおいてブーム6の上昇操作及びアーム8のかき込
み操作は、バケット9を前方から運転部3に接近させる
ことになり、バケット9のオフセット操作はバケット9
を右側方から運転部3に接近させることになる。
【0049】これにより牽制制御においては、第1及び
第2前方牽制ラインFL1,FL2でのブーム6の上昇
操作や、アーム8のかき込み操作が禁止され、第1及び
第2側方牽制ラインSL1,SL2での左側へのオフセ
ット操作が禁止される。第2前側牽制ラインFL2の外
側に減速ゾーンが設定され、ブーム6やアーム8の第2
前側牽制ラインFL2までの距離に応じて、ブームシリ
ンダC1等の作動速度が減速される。
【0050】牽制制御において、操作レバー10a,1
0b及びオフセットレバー10cの操作によりバックホ
ウ装置5に対する動作指令が与えられた際、その時点で
のブーム角、アーム角及びオフセット角からバックホウ
装置5の姿勢(バックホウ装置5の各部の位置及び作動
方向)が演算されて、位置及び作動方向が問題となる場
合は、ブームシリンダC1等の操作量が小さくされた
り、必要な場合には「0」に書き換えられる。
【0051】例えばバケット9が図17に示す第2側方
牽制ラインSL2の内側で、アーム8が第1前側牽制ラ
インFL1の内側であると、左側へのオフセット操作は
解除される。バケット9が第1側方牽制ラインSL1の
内側で、アーム8が第2前側牽制ラインFL2の内側で
あると、アーム8のかき込み方向操作が解除される。バ
ケット9が第1側方牽制ラインSL1の内側、アーム8
が第2前側牽制ラインFL2の内側、ブーム角が図18
に示すラインVL1,VL2の間の角度範囲Zに入って
いると、ブーム6の上昇動作も解除される。バケット9
が第2側方牽制ラインSL2の内側で、アーム8が第2
前側牽制ラインFL2の内側であると、ブーム6やバケ
ット9が減速ゾーンに入っているかどうか、つまり第2
前側牽制ラインFL2までの距離が演算されて、これに
応じた減速が行われる。
【0052】以上のように図15及び図16に示す牽制
制御のサブルーチンに入った際、バケット9が第2側方
牽制ラインSL2の内側に入っていないと(#70
0)、牽制制御の必要がないので、このサブルーチンを
終了する。バケット9が第2側方牽制ラインSL2の内
側に入っている場合(#700)、アーム8が第2前側
牽制ラインFL2の内側に入っていなければ(#70
5)、前述の減速ゾーンにより現時点のブーム角におけ
るアーム角の第2前側牽制ラインFL2までの間隔か
ら、アーム操作量が演算され、現時点のアーム角におけ
るブーム角の第2前側牽制ラインFL2までの間隔か
ら、ブーム操作量が必要に応じて演算されて(#71
0)、演算されたブーム操作量及びアーム操作量に書き
換えられる(#715)。
【0053】アーム8が第2前側牽制ラインFL2の内
側に入っている場合(#705)、バケット9、アーム
8及びブーム6の位置により、必要な場合に各々の動作
が以下に示すように解除される。図15に示すように、
先ずアーム8が第1前側牽制ラインFL1の内側に入っ
ており(#720)、左側へのオフセット操作中である
場合(#725)、オフセット操作量が「0」に書き換
えられるのであり(#730,#735)、牽制制御の
サブルーチンに入る前に設定されたオフセット操作が解
除される。
【0054】次に図16に示すように、バケット9が第
1側方牽制ラインSL1の内側に入っており(#74
0)、アーム8がかき込み操作中である場合(#74
5)、アーム操作量が「0」に書き換えられるのであり
(#750,#755)、牽制制御のサブルーチンに入
る前に設定されたアーム8のかき込み操作が解除され
る。最後にブーム角がラインVL1,VL2で決められ
た角度範囲Zに入って(#760)、バケット9が第1
側方牽制ラインSL1の内側に入り(#765)、ブー
ム6が上昇操作中の場合(#770)、ブーム操作量が
「0」に書き換えられるのであり(#775,#78
0)、牽制制御のサブルーチンに入る前に設定されたブ
ーム6の上昇操作が解除される。このように牽制制御に
より、バックホウ装置5、特にバケット9が運転部3に
異常接近する操作が解除される。
【0055】以上のように最初に操作レバー10a,1
0b及びオフセットレバー10cによって設定された操
作が、クッション制御や牽制制御のサブルーチンによっ
て必要な場合に減速されたり解除されたりするのであ
り、最終のブーム操作量、アーム操作量及びオフセット
操作量が、図6に示す出力処理で利用されて、バルブ駆
動回路V1〜V5に操作信号が出力される。この構成に
よると、後のサブルーチンで演算されたブーム操作量、
アーム操作量及びオフセット操作量が優先されるので、
バックホウ装置5の構造やブームシリンダC1、アーム
シリンダC2及びオフセットシリンダC4の選択によ
り、例えば牽制制御のサブルーチンで演算された減速量
が、この前のクッション制御のサブルーチンで演算され
たブーム操作量、アーム操作量及びオフセット操作量よ
りも、大きな値になることも考えられる。このような不
都合を避ける為に、ブーム操作量、アーム操作量及びオ
フセット操作量の書き換えにおいて、大きな値には置き
換えないという条件を設定しておくとよい。
【0056】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウ装置におけるブーム及びアーム付近
の平面図
【図3】バックホウ装置を格納状態に操作した状態での
バックホウの全体側面図
【図4】バックホウの全体平面図
【図5】操作レバー及びオフセットレバー、たたみ込み
モードスイッチ〜牽制モードスイッチ、第1〜第5セン
サ、ブームシリンダ〜オフセットシリンダ、旋回モータ
の概略回路図
【図6】制御の全体の概略を示すブロック図
【図7】メイン処理の流れを示す図
【図8】オフセット制御の流れを示す図
【図9】水平制御の流れを示す図
【図10】たたみ込み制御の前半の流れを示す図
【図11】たたみ込み制御の後半の流れを示す図
【図12】オフセット戻し制御の流れを示す図
【図13】クッション制御の前半の流れを示す図
【図14】クッション制御の後半の流れを示す図
【図15】牽制制御の前半の流れを示す図
【図16】牽制制御の後半の流れを示す図
【図17】第1及び第2前側牽制ライン、第1及び第2
側方牽制ラインを示す平面図
【図18】ブームにおける角度範囲を示す側面図
【符号の説明】
3 運転部 4 旋回台 5 バックホウ装置 6 バックホウ装置のブ
ーム 6a ブームの基端側部分 6b ブームの先端側部分 8 バックホウ装置のア
ーム 9 バックホウ装置のバ
ケット FL1,FL2,SL1,SL2 牽制面 C1,C2,C4 バックホウ装置の油
圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−271535(JP,A) 特開 平1−322029(JP,A) 特開 平2−221526(JP,A) 特開 平1−178621(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(4)の右又は左側に運転部
    (3)を配置し、この旋回台(4)の右又は左の反対側
    にバックホウ装置(5)を配置すると共に、このバック
    ホウ装置(5)のブーム(6)の先端側部分(6b)
    を、前記ブーム(6)の基端側部分(6a)に対して左
    右に横移動操作可能に構成しているバックホウにおい
    て、 前記バックホウ装置(5)のブーム(6)を持ち上げ、
    アーム(8)を後方に揺動させ、前記ブーム(6)の先
    端側部分(6b)を所定の位置に操作することにより、
    前記バックホウ装置(5)の全体が平面視にて旋回台
    (4)の範囲内に略入り込む格納状態を設定して、 前記バックホウ装置(5)を旋回台(4)から前方に出
    した通常の作業状態から前記格納状態に自動的に操作可
    能なたたみ込み手段を備えると共に、 前記運転部(3)の最外側部から外方に所定距離だけ離
    れた牽制面(FL1),(FL2),(SL1),(S
    L2)を空間上に設定して、前記たたみ込み手段の作動
    時においてバックホウ装置(5)のバケット(9)が前
    牽制面(FL1),(FL2),(SL1),(SL
    2)を越えて運転部(3)側に入り込もうとすると、バ
    ックホウ装置(5)の油圧シリンダ(C1),(C
    2),(C4)の作動を牽制してこれを阻止する第1牽
    制手段と、 前記たたみ込み手段の作動直前での前記ブーム(6)の
    基端側部分(6a)に対する先端側部分(6b)の位置
    を記憶する記憶手段と、前記たたみ込み手段の作動後に
    おいて前記ブーム(6)の先端側部分(6b)を前記記
    憶されている元の位置に自動的に戻し操作する戻し手段
    と、 前記戻し手段の作動中においてバックホウ装置(5)の
    バケット(9)が前記牽制面(FL1),(FL2),
    (SL1),(SL2)を越えて運転部(3)側に入り
    込もうとすると、バックホウ装置(5)の油圧シリンダ
    (C1),(C2),(C4)の作動を牽制してこれを
    阻止する第2牽制手段とを備えてある バックホウ。
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