JP2671686B2 - シールド付リボンケーブルの製造方法 - Google Patents

シールド付リボンケーブルの製造方法

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JP2671686B2
JP2671686B2 JP3347907A JP34790791A JP2671686B2 JP 2671686 B2 JP2671686 B2 JP 2671686B2 JP 3347907 A JP3347907 A JP 3347907A JP 34790791 A JP34790791 A JP 34790791A JP 2671686 B2 JP2671686 B2 JP 2671686B2
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能章 山野
和人 阪
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等の電気配線
に使用するシールド付リボンケーブルの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】シールド付リボンケーブルとその製造方
法は、特開平1ー195608号公報、実開昭61ー1
66333号公報等の多数の公知例があり、それ等公知
例のものは、複数条の絶縁被覆心線群と、その被覆心線
群のアース線を、所要ピッチで並行配設した板状体をな
し、その被覆心線群と露出導体のアース線の上下に金属
箔のシールド層をラミネートし、さらに、そのシールド
層の上にジャケット層をラミネートした構造を有し、長
尺のシールド付リボンケーブルとして製造される。
【0003】そして、その長尺リボンケーブルは、配線
上の必要なケーブル長に切断され、その切断リボンケー
ブルの両端の若干部分のシールド層とジャケット層を剥
離除去すると共に、被覆心線の被覆を剥離して導体を露
出させ、その露出導体群とアース線が若干長突き出した
端末接続部に成形加工される。そして、その端末接続部
を相手側に接続して配線する端末加工方法が採られてい
る。
【0004】「発明が解決しようとする課題」以上のシ
ールド付リボンケーブルの従来の製造方法は、端末接続
部に加工すべき部分に、シールド層とジャケット層がラ
ミネートされて存在すると共に、絶縁被覆心線群の並列
ピッチも多様に変化するので、そのシールド層とジャケ
ット層の不要部分のみをカット除去する作業が極めて煩
雑であり、特別の加工プロセスと加工設備・加工治具が
不可欠になって、端末接続部の成形コスト高を生ずる不
具合がある。そして、その端末接続部の成形を手作業で
なしても、多数の工数を要して非能率であり、所要のケ
ーブル長と端末接続部を有して即使用状態のシールド付
リボンケーブルの量産成形性が劣る難点がある。本発明
は、以上の従来技術の難点を解消するシールド付リボン
ケーブの製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「所要ピッチに並行配設して板状をなす絶縁
被覆心線群とアース線の長手方向に任意間隔を有して、
横断方向に帯状をなし、該心線群とアース線を固定する
絶縁性の固着部を間欠的に設け、該固着部の中間を該心
線群の横断方向に切断して「所要のケーブル長を有し、
かつ、両端に該固着部の各半からなる固着帯を有するリ
ボンケーブル」に成形し、続いて、該リボンケーブルの
両端の固着帯の前半部を絶縁被覆心線群の被覆と共に剥
離して、導体が露出する端末接続部を形成し、しかるの
ち、該端末接続部を除く前記絶縁被覆心線群とアース線
の上下両面に、導電性金属層と絶縁層の二層複合のシー
ルドテープを、該導電性金属層を内側にして貼着し、所
要ケーブル長と端末接続部を有するシールド付リボンケ
ーブルになすことを特徴とするシールド付リボンケーブ
ルの製造方法」が特徴である。
【0006】そして、以上の本発明のシールド付リボン
ケーブルの製造方法の変化態様として以下の方法を採択
する。即ち、前記のシールドテープを貼着するにおいて
「一定のケーブル長と、両端の端末接続部を有するリボ
ンケーブル」を並列に順送すると共に、その順送リボン
ケーブル群の上下両面に、テープロールから引き出した
シールドテープを順次貼着し、しかるのち、該リボンケ
ーブルの縦縁部に沿って裁断分離し、独立したシールド
付リボンケーブルを順次連続的に製造する。また、前記
の端末接続部は、露出導体群とアース線の並列突出姿勢
を安定させるために、その露出導体群とアース線の突出
部分の中間に、前記の固着部の一部を帯状に残した補強
帯を設けたり、或は、その露出導体群とアース線の突出
部分の上下いずれかの一面に、補強テープまたは補強板
を貼着することがある。なお、前記のシールドテープの
貼着は融着または接着によってなされる。
【0007】
【作用】以上の構成の本発明のシールド付リボンケーブ
ルの製造方法は、板状並設の絶縁被覆心線とアース線の
長手方向に帯状の固着部を間欠的に設け、その固着部の
中間を横切断して「所要のケーブル長にして両端に固着
帯を有するリボンケーブル」になし、続いて、その固着
帯の前半部を端末接続部に加工し、しかるのち、その端
末接続部を残した上下両面に前記のシールドテープを貼
着して「所要のケーブル長と両端の端末接続部を有する
即使用可能状態のシールド付リボンケーブル」を製造す
る加工プロセスと加工手順を要旨とするので、その端末
接続部の成形加工時には、その成形加工部分に加工性を
妨害するシールドテープが存在しないので、端末接続部
の成形加工がし易くなり、特別の加工プロセス・加工装
置・治具が無用になる。さらに、その固着部を中間から
分断した固着帯によって心線・アース線を埋め込み保持
した状態で、その固着帯の前半部分と心線群の被覆を除
去して端末接続部を形成するので、その端末接続部の形
成時に心線・アース線の姿勢が物理的に安定して高品質
の端末接続部が形成できる。そして、その固着部は単数
のものを分断して一対の固着帯になるので、予め設ける
固着部数は形成すべきリボンケーブルと同数でよく、固
着部の加工工程が簡素にして能率的にできる。そして、
シールドテープの貼着方法に、前記のテープロールの引
き出しテープによる連続貼着手法を用いると、シールド
テープ貼着が極めて能率的にできる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明第一実施例のシールド付リボンケーブルの製
造方法を示す図1を参照して、信号線となる絶縁被覆心
線1群(以下、単に心線1という)と、心線1群のアー
スとなる露出導体のアース線2が所要のピッチで板状に
並設され、その心線1群とアース線2の横断方向の上下
両面に、絶縁融着テープを接着して帯状をなし、心線1
とアース線2の配設姿勢を固定する固着部3が任意間隔
で間欠的に設けられる。
【0009】そして、その固着部3の中間を、図示点線
Cのように、横断方向に切断して、所要のケーブル長L
と、切断された固着部3の各半部からなる固着帯4を両
端に有するリボンケーブル5Aに成形し、続いて、その
リボンケーブル5Aの固着帯4のそれぞれの前半部と、
その前半部にある心線1の被覆を剥離して、心線1の導
体6群とアース線2が若干長露出突出した端末接続部7
を形成し、所要のケーブル長Lと両端の端末接続部7を
有するリボンケーブル5Bに成形する。
【0010】しかるのち、そのリボンケーブル5Bの残
された固着帯4と心線1とアース線2の上下両面に、
「銅箔の導電性金属層8とポリエステル絶縁層9の二層
複合テープ」にして、導電性金属層8の表面に接着層を
有するシールドテープ10を、導電性金属層8を心線1
アース線2側に接着し、所要のケーブル長Lと両端の端
末接続部7を有する即使用可能状態のシールド付リボン
ケーブル11を製造する。
【0011】つぎに、図2を参照して本発明の他の実施
例を説明する。即ち、この図2は前記実施例の「所要の
ケーブル長Lと両端の端末接続部7を有するリボンケー
ブル5B」に、シールドテープ10を貼着してシールド
付リボンケーブル11になす他の方法が示してある。即
ち、所要のテープ幅Bのシールドテープ10を巻き取っ
たテープロール12を上下一対に配設して、それぞれの
シールドテープ10を引き出し、送りローラー13上に
張設された下側のシールドテープ10Bの上に、テープ
幅Bに対応するケーブル長Lのリボンケーブル5Bを並
列に供給してシールドテープ10Bと共にリボンケーブ
ル5Bのケーブル幅方向に横送り順送し、そのリボンケ
ーブル5Bの上側に、上側のテープロール12から引き
出したシールドテープ10Aを同様に供給して、リボン
ケーブル5Bの上下両面にシールドテープ10A10B
を貼着して順送する。そして、カットツール16によっ
てリボンケー・ブル5Bの縦側縁に沿ってシールドテー
プ10A10Bを裁断分離し、所要のケーブル長Lと端
末接続部7を有するシールド付リボンケーブル11を順
次連続的に製造する。
【0012】続いて、図3を参照して本発明の製造方法
における端末接続部7の他の成形例を説明する。即ち、
この図3のものは端末接続部7で露出突出した導体6群
とアース線2の並列突出姿勢の安定を図る意図で、固着
帯4の前半部を全体除去しないで、一部を残して細帯状
の補強帯14を設けたり、露出突出した導体6群とアー
ス線2の上下いずれか一面に補強テープ15または補強
板が貼着される。以上の各実施例は前記の作用があり、
特に図2実施例のシールドテープ10の貼着方法による
と、標準化された即使用可能状態のシールド付リボンケ
ーブル11が、安価能率的に量産できる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のシールド
付リボンケーブルの製造方法は、シールド付リボンケー
ブルの成形性が従来の製造方法より向上するので、シー
ルド付リボンケーブルを安価に量産提供できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のシールド付リボンケーブル
の製造方法の説明斜視図であり、図中のAは加工手順と
加工手法の説明図、図中のBはAのDD断面図
【図2】本発明の他の実施例のシールドテープの貼着方
法を示す説明斜視図
【図3】本発明の他の実施例の端末接続部の平面図
【符号の説明】
1 絶縁被覆心線 2 アース線 3 固着部 4 固着帯 5A、5B リボンケーブル 6 導体 7 端末接続部 8 導電性金属層 9 絶縁層 10 シールドテープ 11 シールド付リボンケーブル 12 テープロール 13 送りローラー 14 補強帯 15 補強テープ 16 カットツール

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要ピッチに並行配設して長尺板状をな
    す絶縁被覆心線群とアース線の長手方向に任意間隔を有
    して、横断方向に帯状をなし、該心線群とアース線を固
    定する絶縁性の固着部を間欠的に設け、該固着部の中間
    を該心線群の横断方向に切断して「所要のケーブル長を
    有し、かつ、両端に該固着部の各半部分からなる固着帯
    を有するリボンケーブル」に成形し、続いて、該リボン
    ケーブルの両端の該固着帯のそれぞれの前半部を絶縁被
    覆心線群の被覆と共に剥離して、導体が露出する端末接
    続部を形成し、しかるのち、該端末接続部を除く前記絶
    縁被覆心線群とアース線の上下両面に、導電性金属層と
    絶縁層の二層複合のシールドテープを、該導電性金属層
    を内側にして貼着し、所要のケーブル長と端末接続部を
    有するシールド付リボンケーブルになすことを特徴とす
    るシールド付リボンケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 固着部の一部を露出導体群の中間に帯状
    に残して補強帯となす請求項1のシールド付リボンケー
    ブルの製造方法。
  3. 【請求項3】 露出導体群とアース線の上下面のいずれ
    かに、補強テープまたは補強板を貼着する請求項1のシ
    ールド付リボンケーブルの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2或は請求項3の
    シールド付リボンケーブルの製造方法において、同一の
    ケーブル長を有し、かつ、両端の端末接続部を成形した
    リボンケーブルを、並列に配設して該リボンケーブルを
    横送り順送すると共に、上下一対に配設したテープロー
    ルから引き出したシールドテープを、該リボンケーブル
    と同一方向に順送して該リボンケーブルの上下両面に貼
    着し、しかるのち、該リボンケーブルの縦縁部に沿って
    該シールドテープを裁断して分離し、順次連続的に独立
    のシールド付リボンケーブルになすことを特徴とするシ
    ールド付リボンケーブルの製造方法。
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