JP2906801B2 - シールド付リボンケーブルの製造方法 - Google Patents

シールド付リボンケーブルの製造方法

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哲也 岩崎
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等の電気配線
に使用するシールド付リボンケーブルの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】シールド付リボンケーブルとその製造方
法は、特開平1−195608号公報、実開昭61−1
66333号公報等の多数の公知例があり、それ等公知
例のものは、複数条の絶縁被覆心線群と、その被覆心線
群のアース線を、所要ピッチで並行配設した板状体をな
し、その被覆心線群と露出導体のアース線の上下に金属
箔のシールド層をラミネートし、さらに、そのシールド
層の上にジャケット層をラミネートした構造を有し、長
尺のシールド付リボンケーブルとして製造される。
【0003】そして、その長尺リボンケーブルは、配線
上の必要なケーブル長に切断され、その切断リボンケー
ブルの両端の若干部分のシールド層とジャケット層を剥
離除去すると共に、被覆心線の被覆を剥離して導体を露
出させ、その剥離導体群とアース線が若干長突き出した
端末接続部に成形加工される。そして、その端末接続部
を相手側に接続して配線する端末加工方法が採られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術のシー
ルド付リボンケーブルは、最終工程において、前記の端
末接続部を加工成形するとき、その端末接続部に成形す
べき部分に、シールド層とジャケット層がラミネートさ
れて存在すると共に、絶縁被覆心線群の並列ピッチも多
様に変化するので、そのシールド層とジャケット層の不
要部分のみをカット除去する作業が極めて煩雑であり、
特別の加工プロセスと加工設備・加工治具が不可欠にな
って、端末接続部の成形コスト高を生ずる不具合があ
る。そして、その端末接続部の成形を手作業でなして
も、多数の工数を要して非能率であり、所要のケーブル
長と端末接続部を有して即使用可能状態のシールド付リ
ボンケーブルの量産成形性が劣る難点がある。本発明
は、以上の従来技術の難点を解消するシールド付リボン
ケーブルの製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「絶縁被覆心線群とアース線を、所要の並列
ピッチを有する電線群板状体になして連続順送すると共
に、該連続順送工程において、該電線群板状体の長手方
向の任意間隔毎に、該電線群板状体の上下両面に絶縁融
着テープを貼着して帯状の固着部を間欠的に形成し、続
いて、該固着部の全体または前後方向の両縁部を除く該
固着部の大半部分を残して、該電線群板状体の上下両面
に、シールドテープを貼着し、しかるのち、該固着部の
中間を切断して、所要のケーブル長を有し、かつ、切断
された該固着部の各半部がなす端末接続部形成予定部を
両端に露出するシールド付リボンケーブルの製造方法」
が特徴である。
【0006】そして、以上の製造方法で形成されたシー
ルド付リボンケーブルは、後工程において、両端の端末
接続部形成予定部の絶縁被覆が剥離されて、導体が露出
した 端末接続部が形成され、即使用可能状態のシールド
付リボンケーブルになされる。
【0007】
【作用】以上の本発明によるシールド付リボンケーブル
は、両端の端末接続部形成予定部が電線群の上下両面に
貼着したシールドテープから露出し、その端末接続部の
形成加工時には、その加工部分に加工性を妨害するシー
ルドテープが存在しないので、端末接続部の加工がし易
くなり、特別の加工プロセス・加工装置・加工治具が無
用になる。そして、電線群板状体の連続順送工程中の固
着部形成ポジション・シールドテープ貼着ポジション・
ケーブル切断ポジションにおいて、固着部形成・シール
ドテープ貼着・ケーブル切断、が順次連続的になされる
ので、所要ケーブル長のシールド付リボンケーブルが極
めて能率的に連続成形できる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の製造方法によって製造するシールド付リボ
ンケーブルを示す図1を参照して説明する。即ち、所要
のケーブル長の同長の絶縁被覆心線1群(以下、単に心
線1という)とアース線2を、所要のピッチで並設配設
してケーブル端3を揃えた電線群板状体9が主要部をな
しており、この電線群板状体9の両端部分には、ケーブ
ル端3から所要の幅を有する帯状絶縁性の固着部4が電
線群の横断方向に設けられ、この固着部4によって心線
1群とアース線2の並設姿勢が固定されると共に、両端
の固着部4のそれぞれの前半部分が「後工程において、
心線1群の絶縁被覆を剥離して導体が露出突出した端末
接続部」になす端末接続部形成予定部5になっている。
【0009】そして、この端末接続部形成予定部5を残
して、心線1群とアース線2がなす電線群板状体9の上
下両面に「銅箔の導電性金属層7とポリエステル絶縁層
8の二層複合テープ」にして、導電性金属層7の表面に
融着層(図示しない)を有するシールドテープ6を、導
電性金属層7を心線1アース線2側になして貼着して電
線群板状体の全面を遮蔽し、所要のケーブル長を有して
両端に端末接続部形成 予定部5を突設したシールド付リ
ボンケーブル10が構成されている。なお、シールドテ
ープ6は、アース線2と心線1の全数または、アース線
2と少くとも一本以上の心線1群の一部に融着され、電
線群への貼着姿勢が剥離されないようになっている。そ
して、そのシールドテープ6と固着部4の接合部位は、
両者の縁部が突き合せ接合したり、或は、シールドテー
プ6の縁部を固着部4の縁部の上に重ねて接合される。
【0010】以上のシールド付リボンケーブル10は
(図2参照)、後工程において、端末接続部形成予定部
5の固着部4の前半部分と、その端末接続部形成予定部
5内にある心線1群の絶縁被覆が剥離され、心線1群の
導体が露出突出した端末接続部11に形成され、即使用
可能状態のシールド付リボンケーブル12に形成され
る。なお、この端末接続部11を形成するとき、固着部
4の一部を帯状に残した補強帯13を設けたり、突出し
た導体群の上下両面のいずれかに、補強テープ14(ま
たは補強板)を貼着して、端末接続部11の補強をなす
ことがある。
【0011】さらに、シールドテープ付リボンケーブル
10は(図3参照)、同じく後工程において、貼着した
シールドテープ6の表面と縁部を包み込む絶縁性の被覆
ジャケット23が施され、シールドテープ6の縁部から
露出する導電性金属層7の縁部が被覆ジャケット23に
よって絶縁されることがある。
【0012】つぎに、図4を参照して以上のシールド付
リボンケーブル10の本発明の製造方法の一実施例を説
明する。まづ、この製造方法に用いる製造装置は、図示
のように、心線1群とアース線2の電線リール20の集
合からなる電線供給部15と、電線供給部15に続く電
線群順送加工部16からなり、この電線群順送加工部1
6に、第一工程の固着部形成ポジション17と、第二工
程のシールドテープ貼着ポジション18と、第三工程の
ケーブル切断ポジション19が、順次設けられてシール
ド付リボンケーブルの製造装置が構成されている。そし
て、以下の手順手法によってシールと付リボンケーブル
10が製造される。
【0013】即ち、電線供給部15から引き出されたア
ース線2と所要本数の心線1は、所要のピッチに並列し
た電線群板状体9となって電線群順送加工部16へ順送
される。そして、固着部形成ポジション17において、
絶縁融着テープ21を電線群板状体9の長手方向の所要
間隔ごとに貼着して、固着部4を間欠的に形成する。
【0014】続いて、シールドテープ貼着ポジション1
8において、所要のテープ長と電線群板状体9の全幅を
蔽うに足るテープ幅を有するシールドテープ6を、固着
部4間の心線1群とアース線2の上下両面と両端の固着
部4の前後方向の側縁22の若干をカバーさせて貼着
し、しかるのち、ケーブル切断ポジション19におい
て、固着部4の図示鎖線Cの中間を順次切断して電線群
板状体9が順次切断分離される。かくして、切断された
固着部4の各半部分の先端部分が端末接続部形成予定部
5となると共に、所要のケーブル長Lを有し、かつ、端
末接続部形成予定部5を残して上下両面にシールドテー
プ6を貼着したシールド付リボンケーブル10が連続的
に製造される。
【0015】以上の実施例のシールド付リボンケーブル
10の製造方法は前記の作用があり、即使用可能状態の
シールド付リボンケーブルの成形性が従来のものより向
上する。
【0016】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のシールド
付リボンケーブルの製造方法は、即使用可能状態のシー
ルド付リボンケーブルの成形性が改良向上されると共
に、シールド付リボンケーブルを安価に量産提供できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の製造方法によるシールド付リ
ボンケーブルを示し、図中のAはその平面図、図中のB
はその側面図
【図2】図1実施例のシールド付リボンケーブルに形成
した端末接続部の平面図
【図3】本発明製造方法による他の態様のシールド付リ
ボンケーブルの横断面図
【図4】本発明のシールド付リボンケーブルの製造方法
の一実施例を示し、図中のAはその製造方法を示す正面
図、図中のBはその製造方法を示す平面図
【符号の説明】
1 絶縁被覆心線 2 アース線 3 ケーブル端 4 固着部 5 端末接続部形成予定部 6 シールドテープ 7 導電性金属層 8 絶縁層 9 電線群板状体 10 シールド付リボンケーブル 11 端末接続部 13 補強帯 14 補強テープ 15 電線供給部 16 電線群順送加工部 17 固着部形成ポジション 18 シールドテープ貼着ポジション 19 ケーブル切断ポジション 20 電線リール 23 被覆ジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−159640(JP,A) 特開 平1−217802(JP,A) 特開 昭57−113513(JP,A) 特開 平3−263713(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 7/08 H01B 7/18 H01B 13/00 525

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆心線群とアース線を、所要の並
    列ピッチを有する電線群板状体になして連続順送すると
    共に、該連続順送工程において、該電線群板状体の長手
    方向の任意間隔毎に、該電線群板状体の上下両面に絶縁
    融着テープを貼着して帯状の固着部を間欠的に形成し、
    続いて、該固着部の全体または前後方向の両縁部を除く
    該固着部の大半部分を残して、該電線群板状体の上下両
    面に、シールドテープを貼着し、しかるのち、該固着部
    の中間を切断して、所要のケーブル長を有し、かつ、切
    断された該固着部の各半部がなす端末接続部形成予定部
    を両端に露出するシールド付リボンケーブルになすこと
    を特徴とするシールド付リボンケーブルの製造方法。
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JP2005129317A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Yoshinokawa Electric Wire & Cable Co Ltd コネクタ付きケーブル及びその製造方法

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