JP2670955B2 - 旋盤の主軸台の軸力制御装置および運転制御方法 - Google Patents

旋盤の主軸台の軸力制御装置および運転制御方法

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JP2670955B2
JP2670955B2 JP36005392A JP36005392A JP2670955B2 JP 2670955 B2 JP2670955 B2 JP 2670955B2 JP 36005392 A JP36005392 A JP 36005392A JP 36005392 A JP36005392 A JP 36005392A JP 2670955 B2 JP2670955 B2 JP 2670955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤、特に2主軸対
向旋盤において主軸をその軸線方向に進出または退避さ
せる際にその主軸台の軸方向力を制御する装置および当
該装置を用いて主軸台の軸方向力を制御しながら行う運
転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2主軸対向旋盤において主軸台の軸方向
力を制御する動作は、一方の主軸で把持されているワー
クの先端を他方の主軸で把持する際や、ワークの両端を
両方の主軸で把持してワークに軸方向力を与えながら加
工を行う際などに用いられる。
【0003】従来の2主軸対向旋盤においては、このよ
うな場合における主軸台の軸方向力の制御は、軸方向移
動可能に設けた主軸の主軸台送りモータの電流値の検出
や、送りネジなどにかかる軸方向力や負荷トルクを検出
することによって行われていた。
【0004】たとえば特開平2−88101号公報に開
示された方法は、第1主軸で把持されたワークの先端を
軸方向移動可能な第2主軸で把持する際のワークの先端
と第2主軸との当接を確認する方法に関するもので、第
2主軸をワークの先端直近まで急速移動させた後、第2
主軸台に軽トルクでの低速接近指令を与え、同時に第2
主軸にかかる軸力またはその送りモータにかかる負荷ト
ルクを検出し、当該軸力や負荷トルクが設定値を越えた
ときにワークの先端と第2主軸とが当接したと判断する
方法が開示されている。
【0005】また従来のびびり防止加工においては、ワ
ークに軸方向力を加えてワークの剛性を高める方法とし
て、軸方向移動可能な主軸台の送りモータの電流値を制
限(発生トルクを制限)した状態で当該主軸台に軸方向
移動指令を与えるという方法を採用している。
【0006】またたとえば対向する2個の主軸でワーク
の両端を把持した状態で行う突切り加工の突切り確認に
おいて、特開平1−316102号公報に開示された方
法は、突っ切り加工が終了した後、一方の主軸と他方の
主軸の回転数の指令値に差を持たせ、両主軸の間に実際
に指令された回転差が生ずるかどうかを検出することに
より、ワークが実際に切り離されたかどうかを検出する
というものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】2主軸対向旋盤におい
て主軸を軸方向に移動駆動する主軸台送りモータとして
は、通常サーボモータが用いられており、このサーボモ
ータの回転量はパルスエンコーダなどによって検出され
てサーボ装置にフィードバックされている。従って軸方
向移動可能に設けた主軸の軸方向の移動量を検出するこ
とは容易であるが、主軸台送りモータにかかる負荷トル
クや主軸台にかかる軸力などは特別な検出手段を設けな
ければ検出することができない。そのため前述した従来
方法によるワーク先端の当接確認やびびり防止加工を実
現しようとすると、主軸台送りモータの出力軸や送りネ
ジにトルク検出器や軸力検出器などのNC装置やサーボ
装置とは別個の装置を設けなければならない。
【0008】また上記のワーク先端の当接確認やびびり
防止加工に際し、主軸台の軸力を主軸台送りモータに流
れる電流値によって検出する方法も提唱されている。し
かし主軸台送りモータの電流値は、定常送り中において
も30〜200%の間で変動している。そのため、ワー
ク先端の当接確認においては、当接と判断する電流の設
定値を相当高くしなければゲイン変化による電流変動に
よって検出誤りや誤動作を生ずるおそれがあり、ワーク
や機械に与える歪が大きくなり、特にワークが細い場合
や材料が変形し易くて把持力を大きくできない場合など
は、主軸の把持装置(チャック)との間でワークが滑っ
て、ワーク先端と主軸との当接確認が困難になることが
ある。
【0009】またびびり防止加工においては、ワークに
所望の軸方向力を正確に設定することができず、充分な
びびり防止効果を得られない問題や、過大な軸方向力の
ためにワークに永久歪を生じさせる等の問題が生ずる。
【0010】この発明は、対向する主軸の少なくとも一
方を軸方向に移動可能に設けた2主軸対向旋盤におい
て、ワークの先端を把持する際のワークと主軸との当接
確認やびびり防止のためにワークに軸力を与える際など
に、主軸に作用する軸方向力の検出をNC装置のプログ
ラム処理のみによって行うことができ、かつ検出精度も
従来方法より正確にできる技術手段を提供することを課
題としている。さらにこの発明では、主軸台の軸方向力
制御によって突切り加工時のワークの切り離し確認やワ
ーク装填時の把持装置とワークとの着座確認を行う方法
を提供している。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明では、NC装置
12の位置指令aとパルスエンコーダ13などで検出さ
れる位置フィードバック信号bとに基いて主軸台送りモ
ータ5を制御するサーボ装置11と、当該モータ5に与
える最大電流値を設定する最大電流設定手段17とを備
えた軸力制御装置において、上記位置指令aと位置フィ
ードバック信号bとの差信号である位置偏差cを検出し
て設定値dと比較し、検出値cが設定値dに達したとき
に生成される制御出力eに基づいて各種の制御動作を行
わせることにより、上記課題を解決している。
【0012】例えばロボット31で機内に挿入されたワ
ーク7を軸方向移動可能に設けた主軸3で把持する動作
において、この発明では、当該主軸の主軸台送りモータ
5に与える最大電流値を低い値に制限した状態で位置偏
差cを検出しながら主軸台4をワーク7に向けて低速接
近させ、位置偏差の検出値cが設定値dを越えたときに
主軸3とワーク7とが当接したと判断し、そのあと当該
主軸3でワーク7を把持するという制御方法が採用され
る。
【0013】上記の制御方法は、2主軸対向旋盤の一方
の主軸1に把持されたワーク7の先端を他方の主軸3で
把持する動作にも採用される。この場合には、軸方向移
動可能に設けた主軸3の主軸台送りモータ5に与える最
大電流値を低い値に制限した状態で位置偏差cを検出し
ながら第1主軸台2と第2主軸台4とを低速接近させ、
位置偏差の検出値cが設定値dを越えたときに前記他方
の主軸3とワーク7の先端とが当接したと判断し、その
あと当該他方の主軸3でワーク7を把持するという制御
方法が採用される。
【0014】また例えば2主軸対向旋盤の対向する主軸
1、3でワーク7の両端を把持しながらワーク7を突っ
切る動作において、この発明では、刃物台8を所定の突
っ切り完了位置まで進出させた後、主軸台送りモータ5
の最大電流値を低く制限した状態で主軸台2、4相互を
低速で離隔させる指令を与え、このとき位置偏差cがそ
の設定値dを越えることなく主軸台2、4相互が所定量
離隔することを確認することにより、突切り加工の正常
終了を検出する。
【0015】また例えば2主軸対向旋盤の対向する主軸
1、3でワーク7に軸力を付与しながらワーク7を加工
するびびり防止加工において、この発明では、一方の主
軸3の主軸台送りモータ5に与える最大電流値を0に設
定した状態でワーク7に所望の軸応力を発生させた際に
生ずる歪みに相当する量の位置指令aをサーボ装置11
に与えて位置偏差cを発生させ、次いで主軸台送りモー
タ5に与える最大電流値を徐々に増加させて位置偏差c
を減少させてゆき、位置偏差cが設定値dに達したとき
に前記最大電流値の逓増動作を停止することにより、ワ
ーク7に所望の軸力を付与するという制御方法が採用さ
れる。
【0016】
【作用】軸方向移動可能に設けた主軸3の主軸台送りモ
ータ5は、サーボ装置11によって制御されており、サ
ーボ装置11は、NC装置12から与えられる位置指令
とパルスエンコーダ13等から与えられる位置フィード
バック信号bとの差信号(位置偏差)cが0になるよう
に主軸台送りモータ5を駆動している。従って何らかの
原因によって主軸台送りモータ5にかかる負荷トルクが
出力トルクを上回って主軸台送りモータ5が停止したと
きには、NC装置12からの位置指令aが変化し続ける
にもかかわらず位置フィードバック信号bがそれに追従
できなくなり、位置偏差(絶対値)cが急激に増加する
こととなる。
【0017】また軸方向移動可能に設けた主軸3がNC
装置12から与えられた指令位置で停止している状態に
おいては、上記位置偏差cが0になっており、この状態
で当該主軸3の主軸台送りモータ5に設定されている保
持トルクより大きな外力が加わったときは、主軸台4が
強制的に微小移動し、この移動が位置フィードバック信
号bを変化させ、位置偏差(絶対値)cを増加させる。
【0018】従って位置偏差cを検出することによっ
て、主軸3に非定常的な軸方向力が作用したことを直接
的に検出することが可能である。この発明におけるワー
ク装填時の着座確認は、この位置偏差cが停止保持状態
の0から急激に変化することを検出することによって行
われている。またこの発明におけるワーク先端の当接確
認および突切り加工時のワークの切り離し確認は、この
位置偏差cが定常的な値から急激に変化する時の状態を
検出することによって行われている。この発明では、主
軸台が停止状態から発進する際の位置偏差cの急変を検
出しない処置を講じてあることも特徴のひとつである。
【0019】上記のワーク先端の当接確認およびワーク
の切り離し確認においては、主軸台送りモータ5に与え
る電流値を低く制限した状態で位置偏差cを監視する
と、位置偏差cが予め決められた設定値dに達したとき
に主軸台送りモータ5に最大電流設定手段17に設定さ
れた最大電流が流れているとは必ずしも言えない。すな
わち位置指令aの与え方によっては、ワーク7に設定さ
れた最大電流値に対応する軸方向力が作用する前に位置
偏差cが設定値dに達することもあり得る。このことは
軸方向力が作用したときには、当然ワークにこれに比例
する歪が生じることもあり、サーボ装置11の応答遅れ
によってもおこり得る。
【0020】従って、最大電流設定手段17に与える電
流の設定値は、当接または切り離し確認時にワーク7に
作用する軸方向力を制限するものであると見ることもで
きるし、誤動作があった場合でもワーク7にこれ以上の
軸方向力が加わることがないという安全値を設定するも
のであると見ることもできる。位置指令aの変化率(指
令速度)とワーク7の変形し易さおよびサーボ装置11
の動特性によってこれが軸方向の最大の力を設定するか
安全値を設定するかが決まるのであって、この点におい
て、主軸台送りモータ5に与える電流値を検出すること
によってワーク7に作用する軸方向力を検出する従来方
法とは全く異なっている。
【0021】この発明の装置において、主軸台送りモー
タ5に与える最大電流値を0に設定した状態でNC装置
12からある値の位置指令aを与えると、その位置指令
値がそのまま位置偏差cとなる。この状態で主軸台送り
モータ5に与える最大電流の設定値を徐々に増加させて
いくと、軸方向移動可能に設けた主軸3が移動した分だ
け位置フィードバック信号bが入って位置偏差cが減少
してくる。そしてこの減少量は、当該主軸3の移動量に
比例する。
【0022】従って軸方向力0でワーク7の両端を把持
した状態で軸方向移動可能に設けた主軸3に一定量の後
退指令を与え(このとき位置フイードバック信号は0で
あり、位置偏差cは前記後退指令値と同量となる)、そ
こで主軸台送りモータ5に与える電流値を徐々に増加さ
せてワーク7の所望の歪量に対応する量の位置フィード
バック信号(制御信号を出して)bがサーボ装置に入っ
たとき、すなわち最初に検出した位置偏差cが所定量減
少したときに、最大電流設定手段17の設定値を固定し
てやれば、所望の軸方向歪を生じさせた状態でワーク7
を把持することができる。すなわちこの方法によれば歪
量を基準にしてワーク7に所望の軸方向力を加えること
ができ、これをびびり防止加工に利用することができ
る。
【0023】そして本願発明者の行った試験によると、
軸方向移動可能に設けた主軸3が無負荷で移動している
ときの位置偏差cの変動量は、プラスマイナス2パルス
(主軸の移動量換算でプラスマイナス2ミクロン)程度
であったから、充分遅い速度の場合位置偏差cを検出す
るための設定手段22の設定値dを6ないし10パルス
とすれば充分安定に検出することができ、従来方法より
高い精度での制御が可能である。
【0024】
【実施例】図1はこの発明の装置の一実施例を示すブロ
ック図である。以下の実施例では、軸方向移動不能に設
けた固定側の第1主軸1と軸方向移動可能に設けた移動
側の第2主軸3とを備えた2主軸対向旋盤を例としてい
る。固定側主軸1は、旋盤のフレームと実質上一体の固
定側主軸台2に軸着されて定位置に保持されている。移
動側主軸3は、主軸の軸線方向(Z軸方向)に移動可能
な移動側主軸台4に軸着されて固定側主軸1と対向して
いる。移動側主軸台4には、主軸台送りモータ5で正逆
方向に回転駆動される送りネジ6が螺合しており、主軸
台送りモータ5の回転により移動側主軸3は固定側主軸
1に対して近接離隔する。
【0025】固定側主軸1と移動側主軸3には、タレッ
ト9を備えた1個または2個の刃物台8が関連配置され
ている。刃物台8を2個設けたときの固定側主軸1と組
み合わされる刃物台は、旋盤の主軸方向および主軸直角
方向に移動駆動自在であり、移動側主軸3と組み合わさ
れる刃物台は、主軸直角方向にのみ移動駆動自在であれ
ば足りる。
【0026】主軸台送りモータ5は、サーボ装置11に
よって制御されており、サーボ装置11にはNC装置1
2から位置指令aが与えられている。主軸台送りモータ
5にはパルスエンコーダ13が接続されており、NC装
置12から与えられた位置指令aとパルスエンコーダ1
3で検出された位置フィードバック信号bの差信号(位
置偏差)cが差分検出器14から補償回路15に与えら
れている。そしてこの位置偏差cに基いて補償回路15
から出力される速度指令と速度フィードバック信号との
差信号とがパワーアンプ16に与えられ、パワーアンプ
16は前記偏差値(負荷トルク)に応じた値の電流を主
軸台送りモータ5に供給している。パワーアンプ16か
ら出力される電流の最大値は、最大電流設定器17によ
って制限することが可能であり、その設定値はNC装置
12によって必要に応じて増減させられる。
【0027】差分検出器14から出力される位置偏差c
は、位置偏差検出手段21によって検出されている。一
方位置偏差cの立ち上がりや増減量を検出して信号を出
す基準となる設定値dを設定するための位置偏差設定手
段22が設けられており、プラスとマイナスの個別に設
定された設定値+d、−dと検出された位置偏差cとが
比較手段23で比較され、検出値cが設定値dに達した
ときに制御出力eが出力されるようになっている。
【0028】位置偏差検出手段21、位置偏差設定手段
22および比較手段23は、実際にはNC装置12のプ
ログラムによって構成される。サーボ装置11から位置
偏差cを取り出すことができないときは、NC装置12
の位置指令aとパルスエンコーダ13の位置フィードバ
ック信号bを位置偏差検出手段21に入力し、その差分
として位置偏差cを検出することができる。
【0029】図2はこの発明の方法による移動側主軸3
によるワーク7(図1)の先端の把持動作をフローチャ
ートで示したものである。ワーク先端の把持が指令され
ると、従来方法と同様にステップ101と102を含む
ループによって移動側主軸3の固定側主軸1に向けての
高速移動が行われる。ステップ102でワーク先端への
移動側主軸3の接近(指令値到達)が検出されると、ス
テップ103で図1の最大電流設定器17の設定値を低
く(主軸台送りモータ5の出力トルクを低く)設定し、
ステップ104で移動側主軸3の移動を低速移動(サー
ボ装置11に与える位置指令aをゆっくりと変化させ
る)に切り換え、ステップ106で位置偏差cとその設
定値dとを比較しつつ上記低速移動を継続する。
【0030】この低速移動中に位置偏差cが設定値dを
越えたときは、その時点で制御をステップ107にスキ
ップさせる。スキップしたステップ107ではこのとき
の移動側主軸3の位置を記憶し、次いでステップ108
で移動側主軸3の把持装置を閉じてワーク7の先端を把
持する。
【0031】一方ステップ104ないし106の低速移
動時に位置偏差cが設定値dを越えることなく一定の送
り量だけ移動側主軸3が移動したときには、ステップ1
05でこれを検出してワーク無しと判断し、ステップ1
09で警報を発して制御を停止する。
【0032】移動側主軸3の低速移動時においては、N
C装置12に内蔵された位置カウンタ18に目標位置が
次々と設定され、位置フィードバック信号bは検出され
て移動側主軸3の実際の位置を示す。前記目標位置と実
際の位置の差(位置偏差)cが自動計算されている。移
動側主軸3が定常移動しているときには、サーボ装置1
1の制御によって位置偏差cはほぼ一定の値を維持して
いる。
【0033】この状態でワーク7の先端と移動側主軸3
とが当接すると、主軸台送りモータ5にかかる負荷トル
クの増大によって、主軸台送りモータ5は強制的に停止
させられる。すると位置カウンタ18のカウント値が変
化し続けるのに対して位置フィードバック信号bがこれ
に追従できないかあるいは一定値に留まることとなり、
位置偏差cが急激に増加する。この位置偏差cの上昇を
設定値dとの比較によって検出することにより、ワーク
7と移動側主軸3との当接を検出し、制御はステップ1
07以降に移行する。
【0034】図3はこの発明の突切り加工におけるワー
ク切り離し確認方法を示すフローチャートである。ここ
でいう突切り加工は、ワーク7の両端を固定側主軸1と
移動側主軸3とで同時に把持して両主軸1、3を回転さ
せて行う突切り加工を意味している。突切り加工は突切
りバイトを装着した刃物台8を所定の位置、すなわちバ
イトの先端がワーク7の中心に達する位置まで前進させ
ることによって行われる。
【0035】図3のフローチャートにおいては、ステッ
プ121および122を含むループで刃物台8が前進を
続け(この間において突切り加工が行われる)、ステッ
プ122で刃物台の所定位置までの前進が検出される
と、ステップ123で主軸台送りモータ5に与える電流
値(移動側主軸の軸方向駆動力)を制限した状態でステ
ップ124〜126のループで移動側主軸3に所定量の
離隔方向の移動指令が与えられる。もしワーク7が切り
離されていれば、移動側主軸3の離隔方向への移動は抵
抗なく行われるので、このときに位置偏差cが増大する
ことはない。従って位置偏差cが増大することなく所定
量の移動が行われたことがステップ126で検出された
ら、ステップ127で主軸台送りモータ5に与える電流
値の制限を解除し、ステップ128で移動側主軸3を所
定の位置まで高速移動させる。
【0036】一方ステップ125で位置偏差cがその設
定値dを越えることが検出されたら、ワークが切り離さ
れていないと判断してステップ129で警報を発して装
置を停止させる。
【0037】上記方法によるワークの切り離し確認は、
固定側主軸1と移動側主軸3の同期回転動作を継続させ
たまま行うことも可能であり、また停止している移動側
主軸3をゆっくりと後退させることによって行われるた
め、切り残し部分に慣性力が作用することもない。従っ
て前述した従来方法に比べてワークの切り残しをより繊
細に検知することが可能である。
【0038】図4はこの発明のびびり防止加工方法を示
すフローチャートである。びびり防止加工は、バー材の
粗削り加工時に特に問題となる。図4のフローチャート
にはバー材を固定側主軸1の中心孔を通して加工領域に
引き出す工程からその手順が示されている。まずステッ
プ141において固定側主軸1で把持されたバー材の先
端を移動側主軸3で把持する。このときの把持動作は図
2に示す手順で行ってやれば良い。次にステップ142
で固定側主軸1のワークの把持を解放し、ステップ14
3で所定の位置まで移動側主軸3を後退させて所望長さ
のバー材を加工領域に引き込む。この状態で固定側主軸
1でバー材を再度把持し(ステップ144)、固定側主
軸1と移動側主軸3とを同期回転させてバー材の旋削加
工を開始する(ステップ145、146)。
【0039】この旋削加工と平行してステップ147で
主軸台送りモータ5に与える最大電流値を0に設定した
状態、すなわちNC装置12からどのような値の位置指
令が与えられても主軸台送りモータ5が回転しない状態
にして、ステップ148でNC装置12から所定量の後
退方向の位置指令を出力する。このときの位置指令の値
は、ワーク7にびびりを防止するために必要な引張応力
を与えたときのワーク7の全伸び量に相当するパルス数
に設定手段22に設定したパルス数dを加えた値であ
る。この位置指令aを与えることによって位置偏差検出
手段21は与えられた位置指令aと同じ値の位置偏差c
を検出する。
【0040】この状態でステップ149ないし151の
ループで示す手順により、位置偏差cの値を検出しなが
ら主軸台送りモータ5に与える電流の制限値を徐々に増
加させてゆく。サーボ装置11の補償回路15にはすで
に所定量の位置偏差cが入力されているので、主軸台送
りモータ5に与える最大電流の制限値を増加させていく
に従って主軸台送りモータ5の軸トルクが増加し、その
軸トルクに見合う力でワーク7を引っ張る。そしてこの
引張力に見合う歪量だけ移動側主軸3が徐々に後退し、
その後退量は位置フィードバック信号bとして差分検出
器14に与えられ、位置偏差cを減少させてゆく。
【0041】そして位置偏差cが設定値dに達したこと
をステップ151で検出したときに、ステップ152で
最大電流設定器17の設定値をその時点における設定値
に固定してやれば、ワーク7に所望の引張応力を加えた
状態で旋削加工を継続させることができる。そしてステ
ップ153で旋削加工の終了が検知されたら、ステップ
154で移動側主軸3を元の位置に復帰させてワーク7
に与えられている軸方向引張力を解放する。
【0042】上記の手順においては、ワーク7に所望の
軸方向応力を与えるために主軸台送りモータ5の電流の
設定値を増加させている途中において、旋削加工が終了
してしまうこともあり得る。そこでステップ150にお
いて旋削加工の終了を常時チェックし、もし加工が終了
すればステップ105からステップ153に制御をスキ
ップさせる。
【0043】以上の実施例は、歪基準で引張力を与える
ようにしたものであるが、力基準でワークに引張力を与
えるのであれば、最大電流設定器17に所望の軸力に対
応する設定値を設定して主軸台送りモータ5にトルク制
御をかけた状態で移動側主軸3に後退指令を与え、位置
偏差cが立ち上がった時点で移動側主軸3の位置を固定
してやればよい。
【0044】図5および図6はロボット31を用いてワ
ーク7を軸方向移動可能に設けた主軸3に装填する動作
の一例を示したものである。図5に示した旋盤およびそ
の制御ブロック図は図1のものと同様で、ロボット31
で把持されたワーク7が移動側主軸3に対向していると
ころのみが図1と異なる。
【0045】図6において、ロボットアーム32が旋盤
の機内へ移動すると、移動側主軸3が挿入されたワーク
7に向けて高速移動し、移動側主軸3のワーク7先端へ
の接近が検出されると、移動側主軸の主軸台送りモータ
5の最大電流値を低く制限した状態で移動側主軸3をワ
ーク7に向けて低速移動させる。そしてこの低速移動が
所定距離行われてもなお位置偏差cの増大が検出されな
いときは、ステップ166からステップ174に分岐し
てワークなし警報を発する。
【0046】移動側主軸3の低速移動中に位置偏差cの
増大が検出されたら、移動側主軸の位置を記憶した後移
動側主軸3の把持装置を閉じ、ロボットハンド33を開
く。そして主軸台送りモータ5の最大電流値を通常値に
戻し、移動側主軸3を原位置に高速移動させた後、ロボ
ットアーム32を機外に移動してワーク7の装填を終了
する。
【0047】上記の動作によって装填されたワーク7
は、ワークの端面34と主軸3の端面(チャックの底
面)とが密着した状態(着座状態)で主軸3に把持さ
れ、従ってワーク7の把持が安定して加工中におけるび
びり振動などの発生も防止される。またワーク7の形状
を予めNC装置に与えておくことにより、NC装置によ
るワーク7の位置認識をより正確に行わせることができ
る。
【0048】このようにして移動側主軸3に把持された
ワーク7に対して、図の左側部分の加工を行った後、図
2のフローチャートで示した動作と同様の動作によって
ワーク7を移動側主軸3から固定側主軸1に受け渡し、
ワーク7の図の右側部分の加工を行ってやれば、固定側
主軸1に対するワーク7の着座状態も保証され、ワーク
プッシャなどでワークを主軸に押しつける動作を行う必
要がなくなる。この場合のワーク7を移動側主軸3から
固定側主軸1に受け渡す動作は、図2のフローチャート
におけるステップ102の接近の判定がワーク7と固定
側主軸1との接近の判定となり、ステップ108の動作
が、固定側主軸の把持装置を閉じ、移動側主軸の把持装
置を開き、移動側主軸の原位置への高速復帰という動作
になる。
【0049】なお以上の実施例においては、主軸の一方
を軸方向移動不能に設けた2主軸対向旋盤を例として説
明したが、対向する2個の主軸1、3をともに軸方向移
動可能とした旋盤においても、この発明の構造および方
法を実施することができる。この場合には、2個の移動
側主軸の一方を高い保持電流で定位置に保持してみかけ
上の固定側主軸とし、移動側主軸の他方に位置偏差の検
出手段を設けて上記実施例と同様な手順で制御を行うも
ののほか、移動側主軸の一方を定位置で保持してその位
置偏差を検出する構造とし、移動側主軸の他方を移動さ
せて前記一方の移動側主軸の位置偏差の増大により他方
の移動側主軸の移動を停止させるという制御も可能であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したこの発明の装置を用いるこ
とにより、主軸にかかる軸方向の負荷変動や主軸の軸方
向の移動停止をNC装置のプログラムのみによって容易
かつ正確に検出することが可能になり、また主軸台送り
モータに与える最大電流値の設定とともに位置偏差の検
出を行うことによって、ワークに与える軸方向力を歪基
準および力基準によって設定することも可能になる。そ
して主軸の定位置保持時ないし低速移動時に位置偏差の
立ち上がりを検出することによってワークと主軸の当接
を検出して着座状態でのワークの装填および受け渡しを
行うことができるほか、ワークの突切り確認やびびり防
止加工時におけるワークへの引張力の設定をより正確に
行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の一実施例を示すブロック図
【図2】ワーク先端の把持動作を示すフローチャート
【図3】突切り確認動作を示すフローチャート
【図4】びびり防止加工を示すフローチャート
【図5】ワーク装填時の状態を示すブロック図
【図6】ワークの装填動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 固定側主軸 3 移動側主軸 5 主軸台送りモータ 7 ワーク 8 刃物台 11 サーボ装置 12 NC装置 13 パルスエンコーダ 17 最大電流設定器 21 位置偏差検出手段 22 位置偏差設定手段 23 比較手段 31 ロボット a 位置指令 b 位置フィードバック信号 c 位置偏差 d 設定値 e 制御出力

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC装置(12)と、軸方向移動可能に設け
    た主軸(3) の主軸台送りモータ(5) をNC装置(12)から
    の位置指令(a) に基いて制御するサーボ装置(11)と、N
    C装置(12)の指令に基いて上記主軸台送りモータ(5) に
    与える最大電流値を設定する最大電流設定手段(17)とを
    備えた、旋盤の主軸台の軸力制御装置において、上記位
    置指令(a) とパルスエンコーダ(13)などによって検出さ
    れる位置フィードバック信号(b) との差信号である位置
    偏差(c) を検出する位置偏差検出手段(21)と、予め所定
    の位置偏差値を設定するための設定手段(22)と、検出さ
    れた位置偏差(c) が設定手段(22)に設定された設定値
    (d) に達したときに制御出力(e) を生成する比較手段(2
    3)とを備えていることを特徴とする、旋盤の主軸台の軸
    力制御装置。
  2. 【請求項2】 2主軸対向旋盤の一方の主軸(1又は3)で
    把持されたワーク(7) の先端直近に他方の主軸(3又は1)
    が位置するまで主軸台(2),(4) 相互を急速接近させる第
    1動作と、軸方向移動可能に設けた主軸(3) の主軸台送
    りモータ(5)に与える最大電流値を低い値に制限した状
    態で主軸台(2),(4) 相互を低速接近させる第2動作と、
    前記他方の主軸(3又は1)とワーク(7) の先端との当接を
    検出する第3動作と、前記検出を条件として前記他方の
    主軸(3又は1)でワーク(7) を把持する第4動作とを含む
    2主軸対向旋盤におけるワーク先端の把持方法におい
    て、上記主軸台送りモータ(5) を制御しているサーボ装
    置(11)に与えた位置指令(a)とパルスエンコーダ(13)等
    で検出された位置フィードバック信号(b) との差信号で
    ある位置偏差(c) を検出しながら上記第2動作を行い、
    検出された位置偏差(c) が予め設定した設定値(d) を越
    えたことを検出することによって上記第3動作が行われ
    ることを特徴とする、2主軸対向旋盤におけるワーク先
    端の把持方法。
  3. 【請求項3】 2主軸対向旋盤の軸方向移動可能に設け
    た一方の主軸(3) の制御系に請求項1記載の軸力制御装
    置を設け、ワークを上記一方の主軸(3) と他方の主軸
    (1) とで把持した状態で刃物台(8) を主軸直角方向に進
    出させて突切り加工を行い、刃物台(8) を所定の進出位
    置まで進出させた後、軸方向移動可能に設けた主軸の主
    軸台送りモータ(5) に与える最大電流値を低く制限した
    状態で主軸台(2),(4) 相互を低速離隔させる指令を与
    え、このとき検出される請求項1記載の位置偏差(c) が
    その設定値(d) を越えることなく主軸台(2),(4) 相互が
    所定量離隔したことを条件として、突切り加工の正常終
    了を検出することを特徴とする、2主軸対向旋盤におけ
    る突切り加工方法。
  4. 【請求項4】 2主軸対向旋盤の軸方向移動可能に設け
    た一方の主軸(3) の制御系に請求項1記載の軸力制御装
    置を設け、ワーク(7) の両端を上記一方の主軸(3) と他
    方の主軸(1) とで把持し、軸方向移動可能に設けた主軸
    の主軸台送りモータ(5) に与える最大電流値を0に設定
    した状態でワーク(7) に所望の軸応力を発生させた際に
    生ずる歪みに相当する量の位置指令(a) をサーボ装置(1
    1)に与えて位置偏差(c) を発生させ、次いで主軸台送り
    モータ(5) に与える最大電流値を徐々に増加して位置偏
    差(c) を減少させ、位置偏差(c) が設定手段(22)に設定
    された設定値(d) に達したときに前記最大電流値の逓増
    動作を停止し、この位置で主軸台(2),(4) 相互の間隔を
    固定してワーク(7) の加工を行うことを特徴とする、2
    主軸対向旋盤におけるびびり防止加工方法。
  5. 【請求項5】 ロボット(31)で機内に挿入されたワーク
    (7) を軸方向移動可能に設けた主軸(3) で把持するワー
    クの把持方法において、ワーク(7) の直近に上記主軸
    (3) を急速接近させる第1動作と、上記主軸(3) の主軸
    台送りモータ(5) に与える最大電流値を低い値に制限し
    た状態で上記主軸台送りモータ(5) を制御しているサー
    ボ装置(11)に与える位置指令(a) とパルスエンコーダ(1
    3)等で検出される位置フィードバック信号(b) との差信
    号である位置偏差(c) を検出しながら上記主軸(3) をワ
    ーク(7) に低速接近させる第2動作と、検出された上記
    位置偏差(c) が予め設定した設定値(d) を越えたことを
    検出することによって上記主軸(3) とワーク(7) との当
    接を検出する第3動作と、この検出を条件として上記主
    軸(3) でワーク(7) を把持する第4動作とを含むことを
    特徴とする、2主軸対向旋盤におけるワークの把持方
    法。
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