JP2670221C - - Google Patents

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JP2670221C
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【発明の詳細な説明】 [0001] [産業上の利用分野] 本発明は、高強度の窒化珪素焼結体に関し、更に詳細には、焼成面の強度が高
い窒化珪素焼結体及びその製造方法に関する。 [0002] [従来の技術] 従来、窒化珪素焼結体は、高温での高強度、化学的安定性等の理由から注目さ
れている材料であり、ディーゼル、ガスタービン等の熱機関用構造材料への適用
が種々研究されている。 一般に、窒化珪素は難焼結体であるため、窒化珪素焼結体は、窒化珪素粉末に
23等の希土類元素酸化物を焼結助剤として添加して成形用粉末を得、この成
形用粉末を所望形状に成形し、得られた成形体をガス加圧焼成等することにより
得られる。 [0003] この焼結体の製造に用いられる窒化珪素原料粉末としては、その焼結性等を考
慮して、α−Si34が90%以上含まれる原料が用いられていた。このα−S
34は、焼結に際しβ−Si34に相転移し柱状晶を生成することが知られて
いる。 ところが、このようなα−Si34含有率の大きな原料を用いて焼結体を焼成
すると、上記相転移の際に結晶粒の粗大化等を招き、得られる焼結体が緻密なも
のとならず強度等が十分でないとして、特開昭62−297269号公報、特公
平2−50076号公報及び特開平2−255573号公報には、原料粉末に多
量のβ−Si34を添加する窒化珪素焼結体の製造方法が開示されている。 [0004] [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のα−Si34を原料粉末の主成分とする製造方法、及び
多量のβ−Si34を添加する製造方法双方により得られる窒化珪素焼結体にあ
っては、焼成直後(未加工)の焼結体表面(以下、「焼成面」という。)に存在
する気孔のサイズがかなり大きく、この部分に応力が集中するため焼成面の強度
が未だ十分とはいえないという課題があった。 従って、上記2種の焼結体においては、焼成面を後加工して所望強度の加工面 を発現させて最終製品を作製しなければならず、後加工工程に労力を要し、最終
製品の製造に時間を要するのみならず、コスト的にも高くなるという課題があっ
た。 [0005] また、従来の製造法により得られる焼結体は、上述の如く肉薄体は勿論、肉厚
体においても、焼成面の強度が十分とはいえないという課題があった。 本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、焼成面の強度に優れ、最終製品の製造をコストダウンで
きる肉薄及び肉厚の窒化珪素焼結体及びその製造方法を提供することにある。 [0006] [課題を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成すべく、窒化珪素焼結体の焼成面の気孔サイズ、
強度等の特性に着目し鋭意研究した結果、β−Si34の原料粉末への配合比率
を特定の値にすることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完
成するに至った。 従って、本発明の窒化珪素焼結体は、窒化珪素と希土類元素化合物から実質的
に成る(アルミナを含有せず)窒化珪素焼結体において、焼成面における気孔サ
イズが50×50μm以下であり、引張面の表面粗さを0.8sに加工したとき
の室温での抗折強度に対する、焼成面をそのまま引張面にしたときの室温での抗
折強度の強度比が0.83以上であることを特徴とする。また、本発明の窒化珪
素焼結体は、窒化珪素と希土類元素化合物から実質的に成る窒化珪素燒結体にお
いて、焼成面における気孔サイズが50×50μm以下であり、引張面の表面粗
さを0.8sに加工したときの室温での抗折強度に対する、焼成面をそのまま引
張面にしたときの室温での抗折強度の強度比が0.83以上で、かつ、焼成面の
室温での抗折強度が810MPa以上で、焼成面の1400℃での抗折強度が7
40MPa以上であることを特徴とする。 [0007] また、本発明の窒化珪素焼結体の製造方法は、窒化珪素と希土類元素化合物を
含有する窒化珪素焼結体を製造するに当たり、α−Si34粉末とβ−Si34粉末とが、次式 β/α+β=0.05〜0.50 (式中のαは、α−Si34の重量、βは、β−Si34の重量を示す。) で表わされる関係を満足するとともに、該α−Si34粉末を予め加熱処理する
か又は泥漿中で撹拌してその酸素含有量を増大させた原料粉末を焼結助剤と混合
し、次いで、得られた成形用粉末を成形し、しかる後、得られた成形体を1気圧
以上の窒素雰囲気下1850〜2000℃で焼成することを特徴とする。 [0008] [作用] 本発明においては、α−Si34とβ−Si34との配合比率を制御するとと
もに、α−Si34粉末を予め加熱処理するか又は泥漿中で撹拌してその酸素含
有量を増大させること等により、焼成面強度と、焼成面を後加工して発現させた
面(以下、「加工面」という。)の強度との強度差が少ないSi34焼結体を得
ることができる。 従って、常法の如く、得られた焼結体を後加工して製品に必要とされる強度を
付与しなくてもよく、成形体を、加工代を見込まないニアネットシェイプで作成
した場合には、該焼結体の後加工が不要となる。 このように、β−Si34の配合比率を上記の値にすることにより、気孔サイ
ズが縮小し、焼成面強度が向上することの詳細は現時点では明きらかではないが
、以下のように推察できる。 [0009] 即ち、Si34焼結体の焼結機構としては、焼成過程において、まず、Si3
4粉末の表面に存在するSiO2とY23等の焼結助剤とが溶融・反応して液相
を生ずる。この液相の生成につれて、もともとランダムに配列していたα−及び
β−Si34が再配列する。 次に、α−Si34(及びβ−Si34の一部)が溶解して、結晶成長の核と
なるβ−Si34(比較的大きなβ−Si34)の近傍にβ−Si34の柱状晶
として析出・成長することにより、Si34焼結体が焼結すると考えられる。 [0010] このような焼結機構において、α−Si34が原料粉末に多量に含まれる場合
には、β−Si34へ転移するα−Si34の量が多く、また、結晶成長の核と
なるβ−Si34が少ないため、β−Si34の分布が不均一になり、気孔サイ
ズがかなり大きくなって焼成面強度が低下するものと考えられる。 これに対し、β−Si34が多量に含まれる場合には、β−Si34へ転移す
るα−Si34の量は少なく、結晶成長の核となるβ−Si34は多く存在する
が、この場合には、焼結後のβ−Si34の粒径が小さくなりすぎるとともに、
焼結前に成形体表面に存在する気孔を小さくすることができず、結果として気孔
サイズが大きくなり、同様の弊害を生ずると考えられる。 従って、原料粉末に含まれるβ−Si34の量を本発明の方法のように制御す
ることにより、上記α→β転移の度合を適切なものとし、気孔サイズを低減し焼
成面強度を向上するものと推定できる。 [0011] 次に、本発明の窒化珪素焼結体について説明する。 本発明の焼結体は、焼成面の強度と加工面の強度との差異が少ないことを特徴
とする。例えば、本発明の焼結体を、セラミックス製品の表面仕上げに一般的に
用いられる#800の砥粒で加工した場合には、表面粗さが0.8s程度になる
が、この加工面を引張面としたときの室温における4点曲げ強度(抗折強度)に
対する焼成面を引張面としたときの室温における4点曲げ強度の強度比は、0.
83以上の値を示す。 [0012] 更に、この強度比は、本発明の焼結体において、上記加工面を焼成面以外の任
意の部分でとった場合であっても満足される。即ち、この加工面を、本発明の焼
結体の焼成面近傍や該焼結体内部の中心近傍で発現させても、上記の強度比が満
足されることになる。 この強度比が0.83未満の場合には、焼成面強度が十分ではなく、この焼成
面を最終製品の製品表面に供することは実用上好ましくない。また、焼成面自体
の室温強度(抗折強度)は、810MPa以上であることが好ましく、焼成面の
1400℃での抗折強度は、740MPa以上であることが好ましい。 [0013] 更に、本発明の焼結体の焼成面における気孔サイズは、50×50μm以下で
あるのが好ましい。ここで、「気孔サイズ」とは、窒化珪素焼結体に外力を負荷
して破壊した場合に、その破壊の起点部分に存在する気孔の大きさをいい、楕円
状をなす気孔の場合には長軸長をaとし、短軸長をbとし、「a×b」で表すも
のとする。 また、開口した欠陥の場合には、開口した部分の長さをa、深さ方向の長さを
bとして「a×b」で表すものとする。 これは、焼成面を引張面とする焼結体が破壊された際には、このような気孔か
ら亀裂や割れを生じていることに基づくものである。 気孔サイズが50×50μmを超えると、焼結体の強度が低下するのみならず
、耐酸化性も低下するので好ましくない。 [0014] 更にまた、焼成面の表面粗度Rmaxは、15μm以下であるのが好ましい。1
5μmを超えると、焼結体の強度が低下するため好ましくない。 また、焼成面に存在する窒化珪素柱状粒子の大きさは、短軸長4μm×長軸長
50μm以下であるのが好ましい。この値を超えると、柱状粒子が破壊の起点と
なるとなるため強度の低下を招き好ましくない。 更に、本発明の焼結体は、肉薄体のみならず肉厚体としても優れた性質を有し
、肉厚体、例えば、肉厚が20〜150mm程度の場合でも優れた性質を有し、
種々の用途に適用可能である。 [0015] 次に、本発明の焼結体の製造方法について説明する。 まず、α−Si34とβ−Si34とを、次式 β/α+β=0.05〜0.50 (式中のαは、α−Si34の重量、βは、β−Si34の重量を示す。) で表わされる関係を満足するように混合する。ここで、α−Si34は予め加熱
処理するか又は泥漿中で撹拌して、α−Si34の酸素含有量を増大させる。こ
の際、α−Si34原料粉末の平均粒径は0.3〜1.0μm、β−Si34原料粉末の平均粒径は0.3〜3μmとするのが好ましい。これは、α−S
34の平均粒子径は1.0μm以上であると焼結性の低下を招き、β−Si3
4の平均粒子径は3μm以上を超えると焼結体として得られるβ−Si34
柱状粒子の短径の大きさが3μm以上となり好ましくないからである。 α−Si34原料粉末は、例えば300〜800℃に制御された加熱炉内で1
〜20時間流動させたり、水分量を制御した30〜80℃の泥漿中で撹拌するこ
と等により、α−Si34原料粉末の酸素含有量を増大させることができる。 かかる処理を施すことにより、得られるSi34焼結体の強度等を一層向上さ
せることができる。 [0016] 次に、得られた混合粉末に対し、この混合粉末と添加する焼結助剤との合計量
の3〜25重量%の希土類元素酸化物、金属炭化物等の焼結助剤を添加する。こ
の焼結助剤としては、特に限定されるものではなく、Y23、Yb23、Er2
3Mo2、SiC等を例示できる。 次いで、得られた混合物を、例えば、窒化珪素玉石を用いて混合粉砕し、乾燥
して成形用粉末を得る。 [0017] 次に、得られた成形用粉末を、プレス成形、押出成形、鋳込み成形等の方法で
成形することにより所望形状を有する成形体を得る。 そして、得られた成形体を、1気圧以上の窒素雰囲気下1850〜2000℃
で約2〜8時間焼成することにより、Si34焼結体を得ることができる。 かかる焼成に際し、焼成時の窒素雰囲気圧力と温度は、窒化珪素が分解しない
ような範囲内に制御するのが好ましい。また、焼成後、所要に応じて、約100
0〜1500℃の大気雰囲気中で約0.5〜10時間の熱処理を施してもよい。 [0018] [実施例] 以下、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明はこれに限
定されるものではない。 (実施例1及び2、4、比較例1及び2) 純度97重量%、酸素含有率1.40重量%、BET比表面積12.0m2
gのα−Si34粉末について、粉末と水分の合計量に対して水分50重量%及
び温度50℃の条件下アトライターミルを用いて5時間撹拌処理し、α−Si3
4粉末の酸素含有率を1.40重量%から1.50重量%に増大させた。この
α−Si34粉末と、純度98重量%、酸素含有率0.8重量%、BET比表面
積9.0m2/gのβ−Si34粉末を表1に示すような比率で配合した。得ら
れた混合粉末に対し、焼結助剤として、表2に示す種類及び添加量のものを添加
した。なお、焼結助剤の性状は、下記の通りである。 Y23・・・平均粒径0.7μm、BET比表面積10.0m2/g Mo2・・・平均粒径1.5μm、BET比表面積 2.0m2/g SiC ・・・平均粒径0.2μm、BET比表面積20.0m2/g Yb23・・・平均粒径0.5μm、BET比表面積9.0m2/g SC23・・・平均粒径0.9μm、BET比表面積9.0m2/g NbC ・・・平均粒径2.0μm、BET比表面積3.0m2/g MoSi2・・・平均粒径3.0μm、BET比表面積4.0m2/g [0019] 得られた混合物20kgを、窒化珪素質玉石40g及び水とともに内容積10
01の媒体撹拌型粉砕機に投入し、3時間粉砕した。次いで、乾燥して水分を蒸
発させ、平均粒径50μmに造粒して成形用粉末を得た。 次に、この成形用粉末を200kg/cm2でプレス成形した後、5ton/
cm2の圧力で静水圧加圧し、80×80×6mm(厚さ)の成形体を得た。そ
して、この成形体を窒素雰囲気下表2に示す条件で焼成して約67×67×5m
m(厚さ)の窒化珪素焼結体を得た。 得られた窒化珪素焼結体について、下記のような性能評価を行ない、その結果
を表1に示す。 [0020] (性能評価) (1)焼成面強度 得られた窒化珪素焼結体について、後加工を施さずに焼成面を引張面とし、引 張面粗度以外はJIS R 1601に準拠した4点曲げ強度(抗折強度)試験
を室温及び1400℃で行い、得られた結果を表1に示した。 (2)気孔サイズ 焼成面強度を測定した試験片の破壊部分を走査型電子顕微鏡で観察し、破壊部
分の起点に存在する気孔を試料毎に検査した。5個以上の試料について気孔サイ
ズを測定し、得られた結果の平均値を表1に示す。 [0021] (3)窒化珪素柱状粒子の大きさ 窒化珪素焼結体(加工前)の表面(焼成面)を走査型電子顕微鏡で観察し、焼
成面の柱状粒子を100個無作為に抽出し、その柱状粒子の短径と長径の大きさ
の平均値を表1に示した。 (4)表面粗度 焼成面の表面粗度Rmaxを表面粗さ計にて測定し、その結果を表1に示した。 [0022] (5)加工面強度 窒化珪素焼結体を#800の砥粒を用いて表面粗度が0.8s以下になるよう
に加工し、この加工を施した焼結体について、上記同様に常温及び1400℃で
4点曲げ強度試験を行った。この際、引張面は、得られた5mm厚焼結体内部の
中心部近傍でとった。得られた結果を表1に示す。また、加工面の室温強度に対
する焼成面の室温強度の強度比(σas/σ#800)を併記した。 [0023] (比較例3〜9) α−Si34粉末に対してアトライターミルを用いた撹拌処理をせず、α−S
34粉末とβ−Si34粉末との配合比率を表3に示すように変化させ、かつ
成形体を9.5気圧の窒素雰囲気下1900℃で3時間焼成した以外は、実施例
1と同様の操作を行い、窒化珪素焼結体を得た。上記と同様の性能評価を行い、
得られた結果を表3に示した。 [0024] [0025] [0026] (実施例3、比較例10及び11) α−Si34粉末を電気炉中500℃で5時間処理し、その酸素含有率を1.
40重量%から1.55重量%に増大した以外は、実施例1と同様の操作及び性
能評価を行い、得られた結果を表1及び2に示した。但し、焼結助剤の性状につ
いては上記と同様である。 [0027] [0028] [0029] [0030] *1・・・α−Si34粉末 *2・・・β−Si34粉末 *3・・・強度測定試験片に加工後、更に1200×5hの大気中熱処理を施した。 *4・・・上記と同様に、1300×5hの大気中熱処理を施した。 *5・・・上記と同様に、1500×1hの大気中熱処理を施した。 [0031] [0032] [0033] [0034] [0035] [0036] 表1〜表2に示したように、本発明の範囲に属する実施例1〜4の窒化珪素焼
結体は、加工面と焼成面との強度差が小さく、気孔サイズが小さいことがわかる
。また、表1に示したように、α−Si34粉末に酸素富化処理を施すことによ
り、得られる窒化珪素焼結体の性能が一層向上することがわかる。 [0037] [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、β−Si34の原料粉末への配合比率
を特定の値にすることにしたため、焼成面の強度に優れ、最終製品の製造をコス
トダウンできる窒化珪素焼結体及びその製造方法を提供することができる。 即ち、得られた焼結体を後加工して製品に必要とされる強度を付与しなくても
よく、成形体を、加工代を見込まないニアネットシェイプで作成した場合には、
焼結体について後加工が不要となるという利点がある。 また、肉厚焼結体においても、良好な強度特性を示し、窒化珪素焼結体の用途
を拡大することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 窒化珪素と希土類元素化合物から実質的に成る(アルミナを含
    有せず)窒化珪素焼結体において、焼成面における気孔サイズが50×50μm
    以下であり、引張面の表面粗さを0.8sに加工したときの室温での抗折強度に
    対する、焼成面をそのまま引張面にしたときの室温での抗折強度の強度比が0.
    83以上であることを特徴とする窒化珪素焼結体。 【請求項2】 窒化珪素と希土類元素化合物から実質的に成る窒化珪素焼結体
    において、焼成面における気孔サイズが50×50μm以下であり、引張面の表
    面粗さを0.8sに加工したときの室温での抗折強度に対する、焼成面をそのま
    ま引張面にしたときの室温での抗折強度の強度比が0.83以上で、かつ、焼成
    面の室温での抗折強度が810MPa以上で、焼成面の1400℃での抗折強度
    が740MPa以上であることを特徴とする窒化珪素燒結体。 【請求項3】 上記焼成面における表面粗度Rmaxが15μm以下であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の焼結体。 【請求項4】 窒化珪素と希土類元素化合物を含有する窒化珪素焼結体を製造
    するに当たり、α−Si34粉末とβ−Si34粉末とが、次式 β/α+β=0.05〜0.50 (式中のαは、α−Si34の重量、βは、β−Si34の重量を示す。) で表わされる関係を満足するとともに、該α−Si34粉末を予め加熱処理する
    か又は泥漿中で撹拌してその酸素含有量を増大させた原料粉末を焼結助剤と混合
    し、次いで、得られた成形用粉末を成形し、しかる後、得られた成形体を1気圧
    以上の窒素雰囲気下1850〜2000℃で焼成することを特徴とする窒化珪素
    焼結体の製造方法。

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