JP2669894B2 - 軒 樋 - Google Patents

軒 樋

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JP2669894B2
JP2669894B2 JP1127167A JP12716789A JP2669894B2 JP 2669894 B2 JP2669894 B2 JP 2669894B2 JP 1127167 A JP1127167 A JP 1127167A JP 12716789 A JP12716789 A JP 12716789A JP 2669894 B2 JP2669894 B2 JP 2669894B2
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清吾 相崎
幸弘 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家屋の軒先に取り付けられる軒樋に関す
る。
(従来の技術) 軒樋には、外吊り式の樋吊具と組み合せて用いられる
ものと、内吊り式の樋吊具と組み合せて用いられるもの
とがある。外吊り用の軒樋は、樋耳の外側面あるいは底
面側を樋吊具に係止するもので、樋吊具が軒樋の表面に
露出するので取付状態における外観が良いものではなか
った。一方、内吊り用の軒樋は、樋耳の内側面あるいは
上面側を樋吊具に係止するもので、樋吊具が軒樋の表面
に露出しないので取付状態における外観は良いものの、
一般には耐荷重性の面で外吊り用の軒樋よりも劣ってい
た。
そこで従来の内吊り用の軒樋として、実開昭60−1578
31号公報に記載されている軒樋を例にとり、具体的に説
明する。
この軒樋は、樋耳の内側面に下向き片が突設されてお
り、この下向き片の樋吊具の上向き片に係止して取り付
けることができるものである。また、上記公報に記載さ
れている樋吊具は、前記上向き片の上側にバネ板が設け
られているので、前記軒樋は、このバネ板と前記上向き
片との間に樋耳の下向き片を挿入することによって、前
記バネ板で樋耳な上面が押えられることになる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の軒樋にあっては、樋
耳の下向き片に軒樋の荷重が集中する。更に、軒比の内
部に雪や雨が溜ると、これら雪や雨の荷重も合せただけ
の大きな荷重が下向き片に集中して破損の原因になる。
また、破損に至らなくても、軒樋の内部に雪や雨が溜る
と、それらの荷重は、側壁に対しては外側へ開く方向に
作用するので、その力によって樋耳の下向き片が変形し
て樋吊具から離脱する恐れもあった。このように上記従
来の軒樋は、樋耳の耐荷重性が十分でないため、雪や雨
の多い地域における使用には適さないという問題があっ
た。
本発明は、上記従来の問題に着目し、取付状態におけ
る外観が良く、しかも耐荷重性に優れた軒樋を提供する
ことを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の軒樋は、少なく
とも前側壁の上端部に形成されている樋耳の内側面に、
樋吊具先端の前耳支持構造が係止する断面矢尻形状の頭
部を備えた突出部が長手方向に沿って連続して形成さ
れ、かつ、該突出部が中空状に形成されているものであ
る。
(作 用) 本発明の軒樋においては、断面矢尻形状の頭部を備え
た突出部が、前側壁の樋耳の内側面に連続して形成され
ているので、この突出部の頭部に、樋吊具先端の前耳支
持構造を係止させることとにより、軒樋を樋吊具に取り
付けることができる。
この結果、軒樋に対して外荷重が上下方向に作用して
も、この荷重は突出部の頭部に係止した樋吊具先端の前
耳支持構造にて支えられるので、樋吊具からの軒樋の脱
落が防止される。
また、同荷重が前後方向に作用しても、この荷重は突
出部の頭部側面あるいはこの頭部側面と対向する樋耳の
内側面に当接・係止した樋吊具先端の前耳支持構造にて
支えられるので、樋吊具からの軒樋の脱落が防止され
る。この場合、前後方向に作用する外荷重は頭部の上側
側面および下側側面、あるいは頭部側面と対向する樋耳
の内側面に分散されるので、樋吊具からの軒樋の脱落が
確実に防止される。
また、前記突出部は中空状に形成されているので、強
度が向上し、荷重による破損及び変形が防止されてい
る。また、弾性が向上するので、外的衝撃を吸収した
り、外力に対する変形回復力も付与される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図及び第2図に基づいて第1実施例の構成
を説明する。
第1図は本実施例の軒樋Aを示す斜視図である。この
図に示すように、軒樋Aは合成樹脂による押出成形品
で、平坦な底壁11の前側部から前側壁12が立設され、か
つ底壁11の後側部から後側壁13が立設された溝形断面に
形成されている。尚、前記前側壁12は外側に若干膨出し
て形成され、前記後側壁13は底壁11に対して直角に立設
されている。
また、前記前側壁12の上端には前耳14が形成され、前
記後側壁13の上端には後耳15が形成されている。
第2図は、前記前耳14を示す側面図で、この図に示す
ように、前記前耳14は、前側壁12の上端から外向きに延
設された外向き片141と、該外向き片141の先端から上方
に立ち上げられた立ち上り部142と、該立ち上り部142の
内側面に、長手方向に沿って連続して形成された突出部
143とで構成されている。また、前記立ち上り部142と突
出部143は、中空状に形成されており、突出部143の上端
は立ち上り部142の上端よりも低く形成されている。
更に、前記突出部143は、基部の上面と下面にそれぞ
れ凹部144,145を有する断面形状が丸みをおびた矢尻形
状の頭部を有しており、つまり、先端面146は後側壁13
側に膨出する円弧面に形成されている。
尚、前記後耳15は、下面151が後下りの傾斜面に形成
されており、内側面には溝152が形成されている。
次に、第3図に基づいて実施例の作用を説明する。
第3図は、内吊り式の樋吊具Bに前記軒樋Aを取り付
けた状態を示す側面図である。
前記樋吊具Bは、合成樹脂による一体成形品で鼻隠し
板Cに沿って固定される固定部21と、該固定部21の上端
から前方に延設された支持腕部22とで構成されている。
前駆支持腕部22は、固定部21の上端から略水平方向に延
設された後側水平部221と、該後側水平部221の前端から
斜め下方に延設された傾斜部222と、該傾斜部222の前端
から略水平方向に延設された前側水平部223とで形成さ
れている。そして、前記前側水平部223の前端部に軒樋
の前耳を支持する前耳支持構造を備えており、前記傾斜
部222と固定部21との間に軒樋の後耳を支持する後耳支
持構造を備えている。
前記前耳支持構造は、前側水平部221の前端部から上
下に所定間隔を介して上側係止片23と下側係止片24とが
突設され、前記上側係止片23の先端に爪231が下向きに
形成され、前記下側係止片24の先端に爪241が上向きに
形成された構造である。尚、前記上側係止片23の先端面
と下側係止片24の先端面は円弧面に形成されている。
また、前記後耳支持構造は、固定部21の前面に突起25
が突設され、傾斜部222の後面にバネ板26が突設されて
おり、前記突起25の先端とバネ板26の先端が、互いに近
接して設けられた構造である。
即ち、本実施例の軒樋Aは、まず前耳14の突出部143
を樋吊具Bの上側係止片23と下側係止片24との間に挿入
して、上面の凹部144を上側係止片23の爪231に係止させ
ると共に、下面の凹部145を下側係止片24の爪241に係止
させ、次に、後耳15を前記突起25とバネ板26との間に挿
入して、後耳15の下面151を突起25に係止させることに
よって前記樋吊具Bに取り付けることができる。尚、前
耳1の突出部143を樋吊具Bの上側係止片23と下側係止
片24との間に挿入するにあたり、互いに擦れ合う突出部
143の先端面146と上側係止片23及び下側係止片24の先端
面が共に円弧面に形成されているので、少ない抵抗でス
ムーズに挿入できる。また、突出部143の上端は立ち上
り部142の上端よりも低く形成されているので、上側係
止片23が立ち上り片142より上方に突出するのを防止で
き、それによって樋吊具Bが軒樋Aの表面に全く露出し
ないようにすることができる。
また、前記軒樋Aの前耳14は、前記樋吊耳Bへの取付
状態において、荷重が上下方向に作用した場合には、凹
部144,145の底面で荷重を受けることにより樋吊具Bか
らの脱落を防止でき、荷重が前後方向に作用した場合に
は、凹部144,145の側面で荷重を受けることにより樋吊
具Bからの脱等を防止できる。特に、荷重が前後方向に
作用した場合、その荷重は、突出部143上面の凹部144の
側面と突出部143下面の凹部145の側面とに分散されるの
で、樋吊具Bからの脱落を確実に防止できる。
また、前耳14の立ち上り部142及び突出部143は中空状
に形成されているので、強度が向上し、荷重になる破損
及び変形を防止できる。また、弾性が向上するので、外
的衝撃を吸収したり、外力に対する変形回復力が付与さ
れる。特に、突出部143の基部はくびれているので、弾
性変形も豊かになり、外力を十分に吸収でき、破損を防
止できる。
このように、本実施例の軒樋Aは、内吊り式の樋吊具
Bと組み合わせて用いることにより、取付状態における
外観を良くすることができ、しかも、耐荷重性にも優れ
ている。そして、耐荷重性に優れていることから、雨や
雪の多い地域での使用にも適している。
尚、本実施例では、凹部144,145の底面に樋吊具Bの
爪231,241が当接する支持構造を示したが、爪231,241が
凹部144,145の底面から若干離れた位置で位置144,145を
係止する支持構造であってもよい。
次に、第4図〜第6図に基づいて第2実施例〜第4実
施例の構成を説明する。
尚、第2実施例〜第4実施例を説明するに際し、第1
実施例と同様の構成は図面及び説明を省略し、前耳につ
いてのみ説明する。
まず、第4図は第2実施例の前耳14aを示す部分側面
図であり、この前耳14aは、立ち上り部142aが一重壁で
形成されたものである。
次に、第5図は第3実施例の前耳14bを示す部分側面
図であり、この前耳14bは、突出部143bの先端面146bが
直角部を有し上下対称形の山形面に形成されたものであ
る。
最後に、第6図は第4実施例の前耳14cを示す部分側
面図であり、この前耳14cは、突出部143cの先端面146c
が鋭角部を有し上下非対称形の山形面に形成されたもの
である。
次に、第7図に基づいて、第5実施例について説明す
る。
本実施例の軒樋A′は、後耳16の構造が第1実施例と
異なるもので、この後耳16は、前耳14とほぼ同一形状に
形成されている。即ち、後耳16は、後壁壁13の上端とか
ら外向きに延設された外向き片161と、該外向き片161の
先端から上方に立ち上げられた立ち上がり部162と、該
立ち上がり部162の内側面に、長手方向に沿って連続し
て形成された突出部163とで構成されている。尚、164,1
65は凹部、166は先端面を示している。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
例えば、実施例では、底部が平坦に形成された角型軒
樋を例にとったが、底部と側壁が連続的に円弧状形状を
成す半円筒状の丸型樋に適用してもよい。
(発明の効果) 以上のとおり、本発明の軒樋においては、樋吊具先端
の前耳支持構造を、突出部の頭部に係止させることによ
り、軒樋を樋吊具に取り付けることができ、軒樋に対し
て外荷重が上下方向あるいは前後方向に作用しても、樋
吊具からの軒樋の脱落を確実に防止でき、しかも、突出
部が中空状に形成されているので、変形および破損を防
止でき、耐荷重性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の軒樋を示す斜視図、第2図
は第1実施例の軒樋の前耳を示す拡大側面図、第3図は
第1実施例の軒樋を樋吊具に取り付けた状態を示す側面
図、第4図は第2実施例の軒樋の前耳を示す側面図、第
5図は第3実施例の軒樋の前耳を示す側面図、第6図は
第4実施例の軒樋の前耳を示す側面図、第7図は第5実
施例の軒樋を示す斜視図である。 A……軒樋 11……底壁 12……前側壁 13……後側壁 14……前耳 143……突出部 144,145……凹部 15……後耳
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭61−82700号(実開 昭62− 194833号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも前側壁の上端部に形成されてい
    る樋耳の内側面に、樋吊具先端の前耳支持構造が係止す
    る断面矢尻形状の頭部を備えた突出部が長手方向に沿っ
    て連続して形成され、かつ、該突出部が中空状に形成さ
    れていることを特徴とする軒樋。
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