JP2668524B2 - 五段以上の同時伸縮ブーム部分 - Google Patents

五段以上の同時伸縮ブーム部分

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JP2668524B2 JP8208914A JP20891496A JP2668524B2 JP 2668524 B2 JP2668524 B2 JP 2668524B2 JP 8208914 A JP8208914 A JP 8208914A JP 20891496 A JP20891496 A JP 20891496A JP 2668524 B2 JP2668524 B2 JP 2668524B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、クレーン又は高
所作業車に用いられる五段以上の同時伸縮ブーム部分に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】基端側の第1ブームセクション内に順次
先端側の第2、第3…第nブームセクションを伸縮自在
に嵌挿してなる五段以上のn段同時伸縮ブーム部分は、
既に公知である。この公知の五段以上のn段同時伸縮ブ
ーム部分の代表例としての五段同時伸縮ブーム部分を、
第2図に基づいて説明する。 【0003】第2図において、五段同時伸縮ブーム部分
は、基端側の第1ブームセクション1内に順次先端側の
第2、第3、第4および第5ブームセクション2、3、
4、18を伸縮自在に嵌挿して構成されている。 【0004】第1ブームセクション1と第2ブームセク
ション2間には、第1ブームセクション1に対して第2
ブームセクション2を伸縮駆動するための伸縮用油圧シ
リンダ5が介装されている。 【0005】また、隣接する各ブームセクション間に
は、伸縮用油圧シリンダ5による第1ブームセクション
1に対する第2ブームセクション2の伸長動を、第3、
第4および第5ブームセクション3、4、18に伝達し、
各第2、第3、第4および第5ブームセクション2、
3、4、18を同時に等量宛伸長駆動するための伸長同調
装置が介装されている。 【0006】この伸長同調装置は、滑車又は鎖車並びに
ワイヤロープ又は鎖を具備している。すなわち、一端を
第1ブームセクション1の先端部に止着され第2ブーム
セクション2の先端部に設けた滑車又は鎖車6に懸け回
した上でその他端を第3ブームセクション3の基端部に
止着したワイヤロープ又は鎖7、一端を第2ブームセク
ション2の先端部に止着され第3ブームセクション3の
先端部に設けた滑車又は鎖車8に懸け回した上でその他
端を第4ブームセクション4の基端部に止着したワイヤ
ロープ又は鎖9、および一端を第3ブームセクション3
の先端部に止着され第4ブームセクション4の先端部に
設けた滑車又は鎖車8’に懸け回した上でその他端を第
5ブームセクション18の基端部に止着したワイヤロープ
又は鎖9’を具備している。 【0007】また、隣接する各ブームセクション間に
は、伸縮用油圧シリンダ5による第1ブームセクション
1に対する第2ブームセクション2の縮小動を、第3、
第4および第5ブームセクション3、4、18に伝達し、
各第2、第3、第4および第5ブームセクション2、
3、4、18を同時に等量宛縮小駆動するための縮小同調
装置が設けられている。 【0008】この縮小同調装置は、最基端の第1ブーム
セクション1および最先端の第5ブームセクション18を
除く第2、第3および第4ブームセクション2、3、4
の各基端部に設けた滑車又は鎖車10、11、および11’、
一端を第1ブームセクション1の先端部に止着されそこ
から前記滑車又は鎖車10に懸け回した上でその他端を第
3ブームセクション3の基端部に止着したワイヤロープ
又は鎖12、一端を第2ブームセクション2の先端部に止
着されそこから前記滑車又は鎖車11に懸け回した上でそ
の他端を第4ブームセクション4の基端部に止着したワ
イヤロープ又は鎖13、および一端を第3ブームセクショ
ン3の先端部に止着されそこから前記滑車又は鎖車11’
に懸け回した上でその他端を第5ブームセクション18の
基端部に止着したワイヤロープ又は鎖13’とで以て構成
されている。 【0009】このような構成を持つ五段同時伸縮ブーム
部分は、伸縮用油圧シリンダ5を伸縮駆動することによ
り各第2、第3、第4および第5ブームセクション2、
3、4、18が同時に等量宛伸縮駆動されるものである。 【0010】六段同時伸縮ブーム部分にあっても同様な
伸長同調装置および縮小同調装置が用いられていた。 【0011】 【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の如き
縮小同調装置を持つ従来の五段同時伸縮ブーム部分は、
その縮小同調装置が複雑であるという問題点があった。
すなわち、従来の縮小同調装置は、そのワイヤロープ又
は鎖12、13、および13’を個別に設ける必要があり、そ
のためこれらワイヤロープ又は鎖12、13および13’の張
設状態を個別に調整する必要があり、その調整作業が面
倒であった。 【0012】また、最先端の第5ブームセクション18を
除く第3段目以上のブームセクション第3および第4ブ
ームセクション3、4(六段同時伸縮ブーム部分にあっ
ては第3、第4および第5ブームセクション3、4、1
8)の基端部に滑車又は鎖車11(六段同時伸縮ブーム部
分にあっては滑車又は鎖車11、11’)を設けねばなら
ず、その取り付けが面倒であるという問題点があった。 【0013】このような問題点は、五段以上の同時伸縮
ブーム部分の縮小同調装置に共通する問題点である。 【0014】本発明は、五段以上の同時伸縮ブーム部分
における従来の縮小同調装置が持つ上記問題点を解決し
た新規な五段以上の同時伸縮ブーム部分を提供しようと
するものである。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の五段以上の同時伸縮ブーム部分は、基端側
の第1ブームセクションに対する第2ブームセクション
の縮小動を連続するワイヤロープ又は鎖により直接最先
端ブームセクションを縮小動駆動させるものであるか
ら、この連続するワイヤロープ又は鎖の張設状態の調整
作業は、一か所で行うことができるので、極めて簡単に
なるばかりでなく、最先端のブームセクションを除く第
3段目以上のブームセクションの基端部に滑車又は鎖車
を設ける必要がなく構造が簡単になるのである。 【0016】 【考案の実施の形態】本発明の五段以上の同時伸縮ブー
ム部分は、上記問題点を解決するために、次の如く構成
する。 【0017】基端側の第1ブームセクション内に順次先
端側の第2、第3…第nブームセクションを伸縮自在に
嵌挿してなる五段以上のn段同時伸縮ブーム部分であっ
て、最基端側の第1ブームセクションと次段位の第2ブ
ームセクション間に伸縮用油圧シリンダを介装すると共
に、この伸縮用油圧シリンダによる第1ブームセクショ
ンに対する第2ブームセクションの伸長動を、滑車又は
鎖車並びにワイヤロープ又は鎖を具備する伸長同調装置
を介して順次先端側の第2、第3…第nブームセクショ
ンに伝達し、各第2、第3…第nブームセクションが同
時に等量宛伸長駆動されるよう構成してなる五段以上の
n段同時伸縮ブーム部分において、前記伸縮用油圧シリ
ンダによる第1ブームセクションに対する第2ブームセ
クションの縮小動を、第1ブームセクションの先端部又
は当該先端部に対応する位置に直接又は間接的に配置さ
れた滑車装置又は鎖車装置、第2ブームセクションの基
端部に設けた滑車装置又は鎖車装置、およびその一端を
最先端の第nブームセクションの適所に止着され且つ前
記両滑車装置又は鎖車装置間にn/2−1往復するよう
懸け回されその他端を前記第2ブームセクション又は第
1ブームセクションの適所へ止着したワイヤロープ又は
鎖、とからなる縮小力伝達装置を介して最先端の第nブ
ームセクションへ伝達するよう構成した。 【0018】 【実施例】以下、本発明の五段以上の同時伸縮ブーム部
分の実施例を図面に従って説明する。 【0019】第1図は、五段同時伸縮ブーム部分に実施
した実施例である。本発明は、上述した如く従来の五段
同時伸縮ブーム部分における縮小同調装置(第2図にお
いて符号10〜13’から構成される部分)を改良したとこ
ろに特徴があるものであるから、その余の構成について
は、第2図に示し従来の技術として説明した符号1〜
9’は、以下の説明にそのまま援用する。 【0020】第1図において、14は、第2ブームセクシ
ョン2の基端部に設けた滑車装置又は鎖車装置であり、
2枚の滑車又は鎖車で構成されている。15は、第1ブー
ムセクション1の先端部に設けた滑車装置又は鎖車装置
である。19は、第2ブームセクション2の基端部に設け
たガイド滑車又は鎖車である。その一端を第5ブームセ
クション18の適所に止着されたワイヤロープ又は鎖16
は、ガイド滑車又は鎖車19、滑車装置又は鎖車装置14の
一方の滑車又は鎖車、滑車装置又は鎖車装置15、滑車装
置又は鎖車装置14の他方の滑車又は鎖車の順に懸け回さ
れて、その他端を第1ブームセクション1の先端部に適
宜の張設調節機構(図示せず)を介して止着されてい
る。つまり、ワイヤロープ又は鎖16は、滑車装置又は鎖
車装置14、15間に1.5往複するよう懸け回されていた。 【0021】作用について説明する。今、第1ブームセ
クション1に対して第2ブームセクション2が伸縮用油
圧シリンダ5により縮小動すると、ワイヤロープ又は鎖
16は、滑車装置又は鎖車装置14、15間で1.5往複してい
るので、この縮小動の3倍の距離だけワイヤロープ又は
鎖16が、第2ブームセクション2の基端部に設けた滑車
装置又は鎖車装置14を経て最先端の第5ブームセクショ
ン18を縮小方向に引き込むのである。この引き込みは、
伸長同調装置とバランスを取りながら行われるのであ
る。 【0022】六段同時伸縮ブーム部分に適用する場合に
は、五段同時伸縮ブーム部分の滑車装置又は鎖車装置15
を2枚の滑車又は鎖車で構成し、ワイヤロープ又は鎖16
の他端をこの滑車装置又は鎖車装置15を経て第2ブーム
セクション2の基端部に適宜の張設調節機構を介して止
着すればよい。 【0023】本発明は、滑車装置又は鎖車装置14、15間
のワイヤロープ又は鎖16の往復回数がn/2−1となる
ようにすれば、五段以上の任意のn段同時伸縮ブーム部
分に適用できるものである。 【0024】なお、本発明の五段以上の同時伸縮ブーム
部分は、六段以上の同時伸縮ブームの連続する五段以上
の同時伸縮ブーム部分に適用しても良いこと勿論であ
る。 【0025】 【考案の効果】以上の如く構成し作用する本発明の五段
以上の同時伸縮ブーム部分は、縮小を同調させるための
ワイヤロープ又は鎖の張設状態の調整作業が簡単であ
り、且つ、第3段目以上のブームセクションの基端部に
滑車又は鎖車を設ける必要がないので、構造が簡単であ
るという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施した五段同時伸縮ブーム部分の実
施例の説明図である。 【図2】従来の五段同時伸縮ブーム部分の説明図であ
る。 【符号の説明】 1 第1ブームセクション1、 2 第2
ブームセクション2、5 伸縮用油圧シリンダ、
14、15 滑車装置又は鎖車装置、16 ワイ
ヤロープ又は鎖。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.基端側の第1ブームセクション内に順次先端側の第
    2、第3…第nブームセクションを伸縮自在に嵌挿して
    なる五段以上のn段同時伸縮ブーム部分であって、最基
    端側の第1ブームセクションと次段位の第2ブームセク
    ション間に伸縮用油圧シリンダを介装すると共に、この
    伸縮用油圧シリンダによる第1ブームセクションに対す
    る第2ブームセクションの伸長動を、滑車又は鎖車並び
    にワイヤロープ又は鎖を具備する伸長同調装置を介して
    順次先端側の第2、第3…第nブームセクションに伝達
    し、各第2、第3…第nブームセクションが同時に等量
    宛伸長駆動されるよう構成してなる五段以上のn段同時
    伸縮ブーム部分において、前記伸縮用油圧シリンダによ
    る第1ブームセクションに対する第2ブームセクション
    の縮小動を、第1ブームセクションの先端部又は当該先
    端部に対応する位置に直接又は間接的に配置された滑車
    装置又は鎖車装置、第2ブームセクションの基端部に設
    けた滑車装置又は鎖車装置、およびその一端を最先端の
    第nブームセクションの適所に止着され且つ前記両滑車
    装置又は鎖車装置間にn/2−1往復するよう懸け回さ
    れその他端を前記第2ブームセクション又は第1ブーム
    セクションの適所へ止着したワイヤロープ又は鎖、とか
    らなる縮小力伝達装置を介して最先端の第nブームセク
    ションへ伝達するよう構成したことを特徴とする五段以
    上の同時伸縮ブーム部分。
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