JP2667448C - - Google Patents

Info

Publication number
JP2667448C
JP2667448C JP2667448C JP 2667448 C JP2667448 C JP 2667448C JP 2667448 C JP2667448 C JP 2667448C
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
document
feeding
paper
transfer paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
Other languages
English (en)
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Publication date

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は複写機の制御装置に係り、とくに、自動原稿供給装置(ADF)より
原稿を供給する複写機における複写機の制御装置に関する。 〔従来技術〕 従来、ADFを備えた複写機においては、このADFからの原稿供給が確実に
行われたことを確認せずに転写紙を給紙し、複写速度の迅速化を図ると、転写紙
給紙後、原稿が供給ミスを起こした場合、その転写紙は無駄になる。 〔目的〕 本発明は、上述した従来の不都合に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、原稿供給ミス検知タイミングが対応転写紙の画像形成(潜像形成)前で
あるときこの転写紙に画像形成処理を行わずに白紙排出して再利用可能とするこ
とが出来る複写機の制御装置を提供することである。 〔構成〕 この目的を達成するため、第1の手段は、自動原稿供給装置を有する複写機の
制御装置において、前記自動原稿供給装置が原稿の供給ミスをしたことを検知す
る検知手段と、転写紙を給紙する転写紙給紙手段と、原稿給送開始に先立って使
用する転写紙が決定されている場合に、前記自動原稿供給装置に載置された2枚
目以降の原稿の複写時には前記検知手段による検知結果は待たずに転写紙の給紙
を開始する第1モードに、第1枚目の原稿の複写時には前記検知手段による検知
結果を得てから転写紙の給紙を開始する第2モードに切り換える切換手段とを設
け、前記第1のモード時には、転写紙の給紙後に前記検知手段により原稿の供給
ミスが検知された場合、画像形成処理を行わないことを特徴としている。 第2の手段は、第1の手段において、前記第1のモード時に転写紙の給紙後に
前記検知手段により原稿の供給ミスが検知されたことを計数する計数手段を設け
たことを特徴としている。 第3の手段は、第1または第2の手段において、転写紙の表裏両面に画像形成
を行う両面複写モードおよび/または転写紙の片面に複数回の画像形成を行う合
成複写モードを有し、両面複写モードにおける裏面複写時および/または合成複
写モードにおける2回目以降の画像形成時には、前記切換手段を第2のモードに
切り換えることを特徴としている。 第4の手段は、第1ないし第3の手段において、原稿サイズ検出手段と、前記
自動原稿供給装置に載置された全ての原稿について原稿サイズを検出するモード
と、前記自動原稿供給装置に載置された原稿のうち最初に給紙される原稿につい
てのみ原稿サイズを検出するモードとを選択する選択手段を設け、該選択手段に
より全ての原稿について原稿サイズを検出するモードが選択されている場合には
、前記切換手段を第2のモードに切り換えることを特徴としている。 以下、本発明の構成を実施例により詳細に説明する。 第1図は、本発明が適用されるモノカラー複写機の断面構造図である。 複写機本体1上には、自動原稿送り装置(以下、ADFと記す)2が搭載され
るとともに、側面の排紙側にはソータ3が、まは給紙側には2段の給紙カセット
および大量給紙のための給紙トレーの何れかより選択的に給紙するための給紙部
4が、それぞれ取り付けられている。 ADF2は、原稿セット部7,ADF給紙ローラ8,ADFベルト9,原稿排
紙トレイ10等を備えており、原稿セット部7にセットした原稿を、ADF給紙
ローラ8によりADF搬送ベルト9へと給紙搬送して、複写機本体1上部のコン
タクトガラス11上にセットし、コピー動作終了後、原稿排紙トレイ10上に排
紙する。このADF2は、全体が一側面を軸としてコンタクトガラス11上を開
閉し得るように設けられる。従って、ADF2は手動により原稿をコンタクトガ
ラス11上にセットする際の原稿押さえ板としての役目を果たす。 コンタクトガラス11上にセットされた原稿は、ランプ12で照明される。原
稿からの反射光は、第1ミラー13,第2ミラー14,第3ミラー15,レンズ
ユニット16および第4ミラー17を介して、感光体ドラム20の表面に結像さ
れる。 感光体ドラム20は、動力伝達機構(図示省略)を介してメインモータ21に
より時計方向に回転駆動される。ランプ12および第1ミラー13は、第1キャ
リッジ(図示省略)に搭載されており、矢印方向Aに一定速度で駆動される。第
2ミラー14および第3ミラー15は、第2キャリッジ(図示省略)に搭載され
ており、第1キャリッジの速度の1/2の速度で矢印A方向に駆動される。 感光体ドラム20の表面は、メインチャージャ22により一様に荷電される。 荷電された面は、細分割イレースユニット23を通過して、前記結像により露光
され、感光体ドラム20の表面に静電潜像を生じる。この静電潜像は、現像装置
24の現像液で現像化されて可視像となり、転写チャージャ部25へ送られる。 転写紙は、給紙部4より給紙コロ26で繰り出されて搬送ローラ27,28に
よりレジストローラ29に到達する。ここで、タイミングとって再びペーパガイ
ドに沿って転写チャージャ25に搬送されて、前記可視像が転写される。その記
録済転写紙は、分割ユニット30で感光体ドラム20より分離され、ペーパガイ
ド31に案内されて定着器32に入る。そこで、ヒータ(図示省略)の熱を受け
て、次にペーパガイド33に案内されて排紙ローラ34から複写機本体1外部に
送り出される。ソータ3では、予め定めた種類によりソートされて排出される。
また、合成モードおよび両面コピーのときには1枚の転写紙に2回印刷されるの
で、切換え器70により下方に向けて搬送され、再コピーのための退避位置74
で一時待機する。その後、ローラ79,80により第2搬送路を搬送されて、再
び転写チャージャ25の位置まで搬送される。両面コピーの場合には、退避位置
74から転写紙が転写チャージャ25まで直接搬送されると裏面が表になるので
、そのまま次の転写を行うことが出来る。これに対して、単色の上に印刷するア
ンダーカラーやその他の合成モードでは、同一面に次の印刷を行う必要があるた
め、途中の第2退避位置で転写紙を反転させてから転写チャージャ25まで搬送
することにより、同一面に印刷することが出来る。 ー方、感光体ドラム20の表面はクリーニングユニット35でクリーニングさ
れて、再びメインチャージャ22が起動される。 複写機本体1の下方には、赤、緑、青のプリント液62,63,64が別々に
設置され、それぞれ独立に感光体ドラム20までの間に配管されて、コピー液が
両者間を循環している。 第2図は、本発明の一実施例を示す操作パネルの配置図である。図において、
100はプリントキー、101はモードクリアキー、102はテンキー、103
はクリアストップキー、104は置数確認キー、105は原稿枚数/戻し枚数表
示、106は枚数表示、107はジョブ中表示、108は用紙選択表示、109
はペーパーエンド表示、110はジャム、液無し、トナー無し、サービスマン、 ドア開等の異常表示、111は2面目モード表示、112はソータキー、113
は両面キー、114は頁連写キー、115は倍率キー、116は用紙選択キー、
117は濃度キー、118は割込みキーである。 第3図は、本発明の複写機の制御部の構成図である。複写機の操作キースイッ
チ群208,機械内状態検出センサ類209,および感光体ドラムに同期したパ
ルスを発生させるパルス発生器210等がバッファ211を介してCPU201
に入力される。CPU201は、アドレスバス、コントロールバス、データバス
等を介して、ROM203,RAM202,入出力ポートバッファ204,20
5に接続される。入出力ポートバッファ204,205は、ドライバ206を介
して駆動、表示等の負荷に接続されている。 尚、RAM202はバッテリによりバックアップされており、複写機のメイン
スイッチをOFFしても、内容は維持されるようになっている。 第4図は、本発明が適用される複写機の基本動作のフローチャートである。複
写機の電源がONになると、電源ON初期化処理Aを行った後、プリント前処理
B,コピー前処理Cを行ってからコピー処理Dに入る。コピー処理Dが終わると
コピー終了処理Eを行い、次のコピーのための前処理を行うか、或いは終了処理
を繰り返して待機する。 第5図は第4図における電源初期化Aの詳部フローチャートで、まずCPUの
入・出力ポート設定,RAM内容の初期化(但しバックアップ領域にあるRAM
内容はそのまま維持)し、各種タイマ類のセット等を含むCPU初期設定A−1
を行った後、標準複写モードに対し一部異なった動作モードを設定するためのス
ペシャルモード設定A−2処理後、複写機を標準モードに設定するための初期モ
ード設定A−3を行う。 第6図は第5図におけるCPU初期設定A−1の詳部フローを示す。 第7図は第5図における前記スペシャルモード設定A−2の詳部フローチャー
トで、置数確認キーと置数クリアキーの両キーをONさせたままメインスイッチ
を投入すると、スペシャルモードに入り、前述する種々のモード変更を行うこと
が可能となる。尚、このモードから抜けるには、置数を999としプリントキー
100を押す(ON)かまたは電源OFFすることにより行われる。置数999 後プリントキー100押下時は、そのまま次の初期モード設定に移り前記変更さ
れたモードが標準モードとして初期設定される。また、電源OFF時の場合でも
1部のモードは、バックアップ領域で維持されているため、次に電源ON時には
そのモードが標準モードとして設定される。 第8図は、原稿サイズと倍率とから転写紙サイズを自由的に選択する「自由サ
イズ選択(APS)」モードを標準モード(電源ON時の初期モードまたはコピ
ー後所定時間後に復帰するモード)にするか否かの選択を設定する第7図の処理
ルーチンA−2−1のフローチャートで、置数を250にセット後、プリントキ
ー100ONでAPSセットフラグをON,モードクリアキー101ONでAP
SリセットフラグをONさせる。このフラグは何れもバックアッブ領域にあるた
め電源を切られても維持されているため、電源ON時は、初期モード設定A−3
時にこのフラグを見てAPSモードをONかOFFかが決定される。 第9図は原稿サイズと転写紙サイズとからコピー倍率を選択する「自由倍率選
択(AMS),モードを標準モードとするか否かを設定する第7図のAMS標準
設定処理A−2−2の詳細フローチャートである。置数を252に設定し、プリ
ントONでAMSセット、モードクリアキー101ONでAMSリセットされる
。 第10図は多段(この例では3段)ある給紙口のうち、標準モード時は、どの
給紙口が選択されるかを設定するための第7図の給紙口標準設定処理A−2−3
の細部フローチャートで、置数を200にセット後、プリントキー100で給紙
モード1フラグをON(このモードは第1給紙口選択モード)、置数210後にプ
リントONで給紙モード2フラグON(第3給紙口選択モード)となる。 第11図は、設定したサイズが標準モード時に選択されるようにするための第
7図の標準サイズ設定処理A−2−4の詳部フローチャートで、置数とプリント
キー100で対応するサイズデータが標準サイズデータエリアにセットされるよ
うになっている。従って置数を220にセットしプリントキー100ONするこ
とにより、A4ヨコのデータが標準サイズデータエリアにセットされ、以後、電
源投入時等の標準モード設定時、給紙口セットA−3−1が呼び出され、A4ヨ
コサイズの給紙口が選択されることになる。 第12図(a)はADFを用いて複写を行う場合、ADFが原稿を給紙した際
、 原稿がジャムせずに所定の位置へ送られたことを確認してから転写紙を給紙する
モードと、前記給紙ジャムのないことを確認せずに転写紙を給紙するモードとを
選択するための第7図のADFスピードUP設定処理A−2−5の細部フローチ
ャートである。前述の2モードの前者はADFの原稿給紙ミスが発生しても転写
紙は給紙されないため、無駄なコピー紙が生じないが、多数枚の原稿を1枚ずつ
コピーするモードにおいて、トータルコピースピードが遅くなる。また後者はそ
の逆で、コピースピードをアップする代わりに、ADFジャムが生じると無駄な
転写紙が発生する。置数を250にセット後、プリントキーI00ONでADF
UPセットフラグをON、ADFUPセットフラグをOFF、モードクリアキー
ONでそれぞれのフラグをOFF、ONさせる。 第12図(b)はフリーランモードを設定する第7図のフローA−2−7の詳
細フローチャートで、置数100セット後、プリントキー100でフリーランモ
ードフラグをON、モードクリアキー101でフリーランモードフラグをOFF
させる(尚、このフラグはバックアップ領域へ置かない。従って、フリーランモ
ードをON設定した場合、電源ON中のみ有効で、−旦電源OFF後、次に電源
ONした場合、再度、特殊モードに入ってフリーランモードをON設定しない限
り、フリーランモードフラグはOFFに設定される)。また、このフリーランフ
ラグをONに設定後、置数999セットしてプリントキー100ONにより特殊
モードから脱出した後は、フリーランモードとしてのコピー動作、つまり給紙動
作、ジャム検知作動を禁止した特殊なコピー動作が行われるようになっている。 第13図は、スペシャルモード設定の後に処理される第5図の初期モード設定
A−3の細部フローチャートで、セット枚数を1、倍率を100%、露光量を中
央と何れも標準モードにセットし、給紙口を後述する給紙口セットA−3−1に
基づきセットし、次いでAPS、AMS、ADFスピードUPモードをそれぞれ
セットする。APSモードはAPSリセットフラグがOFFであればセットされ
る。つまり前述のスペシャルモードでAPSリセットフラグをONさせない限り
APSONモードとなる(出荷レベルではAPSONが標準モードとなっている)
。 AMSモードはAMSセットフラグがONであればセットされる。つまり、前 述のスペシャルモードでAMSセットフラグをONさせない限りAMSOFFモ
ードとなる(出荷レベルではAMSOFFが標準モードとなっている)。 ADFスピードUPモードはADFUPリセットフラグがOFFであればセッ
トされる。つまり、前述のスペシャルモードでADFUPリセットをONさせな
い限りスピードUPモードとなる(出荷レベルではADFスピードUPモードが
標準モードとなっている)。 第14図は、第13図における給紙口セットA−3−1の細部フローチャート
で、前記スペシャルモードで何も設定しない場合は、第1給紙口が設定されるよ
うになっている(出荷レベルは第1給紙口が標準モード)。スペシャルモードで給
紙モード2を設定した場合は、第3給紙口が標準モードとして選択される。また
、スペシャルモードで標準サイズを設定した場合は、前述の給紙モード1,2に
優先して指定したサイズの転写紙がセットされている給紙口を選択する。尚、指
定したサイズの転写紙が何れの給紙口にもない場合には、指定された給紙モード
により決められた給紙口が選択される。 第15図は、プリント前処理のフローチャートで、主に操作部からのキー入力
によるモード設定処理B−1、コピー動作可能のためのプリント準備処理B−2
、およびプリント可否チェックB−3、そしてプリントキー100等によるプリ
ントスタートチェック等により構成されている。 図16(a),(b),(c)は、第15図の前記主要処理ルーチンB−1,B−2
,B−3の細部構成フロー、第17図は第16図(a)のADFモード設定の詳
細フローであり、第17図よりADFに原稿がセットされていて、ADFがリフ
トUPされていない場合、ADFモードがセットされるようになっている。 第18図はプリントONからコピールーチンへ移るまでの第4図のコピー前処
理ルーチンが詳細フローで、主に、プリントON初期化C−1とコピー前動作処
理C−2で構成されている。 第19図は第18図のプリントON初期化処理C−1の細部フローチャートで
、コピー前動作のスタート処理(メインモータON、ポンプモータ、ADF原稿
給紙スタート等)を行っている。 第20図(a)は、プリントON初期化で処理される第19図のADFスピー ドUPフラグセットルーチンC−1−1の詳細フローで、前述のADFスピード
UPモードであっても他の条件が満足しない場合は実際のスピードUP動作は行
わないようにするための条件チェックルーチンである。 1)ADFスピードUPモードであること(大前提) 2)両面モードの裏面モードのときは、万一ADF原稿がミスフィードした場合
、両面トレイから給紙された転写紙は無駄コピーとして排出されてしまい、この
場合その原稿ついて、表面コピーからとり直さなければならなくなり、操作者の
操作手順が極めて複雑になるため、スピードUP動作は行わない。 3)合成2回目も上記2)と同様の理由で行わない。 4)リピートモードでないとき〔リピートモードは1回目の原稿が給紙され、そ
の原稿をコピーするときにセットされる(後述するリピートモードチェックD−
1−1参照)〕つまり、多数枚原稿のうち1枚目の原稿が給紙されるときは原稿
のセットミス等による給紙ミスが発生し易いためスピードUP化はしない。 5)APS/AMSの混載モード(異なったサイズの原稿を混載したAPS/A
MSモード)時はAPS/AMSそのものがADFの原稿を給紙する際に原稿の
サイズをチェックするため、混載モードでは原稿給紙毎にサイズチェックを行う
必要があり、その結果転写紙を選択し、給紙する度スピードUP出来ないためス
ピードUP化しない。 第20図(b)は、第19図における原稿給紙スタートC−1−2の細部フロ
ーで、原稿給紙条件が満足していて原稿給紙フラグをONさせるとともに、前記
ADFスピードUPフラグON時はDFタイマーをスタートさせる。 第21図は、第18図のコピー前動作処理C−2の細部フローで、主に原稿給
紙および転写紙給紙処理で構成される。ADFのスピードUPはこのコピー前動
作処理の時間を短縮することで達成している。 以下、両者の動作について第22図〜第26図と共に説明する。 1.原稿給紙確認タイプ 原稿給紙処理C−2−1において給紙される原稿先端が基準センサを通過後、
470パルス(1パルス=1mm)で規定のセット位置へ到達するようになって
いる。一方、原稿の後端が基準センサを通過したとき転写紙給紙OKフラグをO Nさせ、このフラグONで転写紙給紙がスタートするようになっている。従って
原稿が給紙後、所定時間内に基準センサに到達しなかったり、また基準センサよ
り抜け切れない場合等ADFジャムとし検出されるが、何れも転写紙給紙OKフ
ラグはONされず、従って転写紙は給紙されない。転写紙が給紙された後は、転
写紙給紙処理C−2−4より第3給紙口の場合250パルス(0.86sec)
後にコピースタートOKフラグを立て、これによりコピー前動作終了をONさせ
コピールーチンへ進む。原稿給紙からコピー前動作終了までの時間は、原稿給紙
〜転写紙給紙までの時間が原稿給紙速度を500mm/sec、原稿長(LT横)
を216mmとすれば 0.3+(70+216)/500=0.87sec 従って、前記転写紙給紙〜コピー前動作終了ONまでの0.86secを加え
た値1.73secかかる。 2.スピードUPタイプ この場合の転写紙給紙は、転写紙給紙スタートC−2−3のフローチャートに
見られるように転写紙給紙OKフラグに関わらず転写紙給紙条件が満たされてい
れば即転写紙給紙をスタートさせる。 その代わりに原稿給紙時1secタイマーをスタートさせ、タイムUP時に原
稿セットOKフラグをONさせる。そして給紙パルスによるコピースタートOK
フラグおよび前記原稿セットOKフラグがともにセットされた時、つまり原稿給
紙より1sec後にコピー前動作が終了する。これは原稿給紙確認タイプに比べ
0.73sec短縮される。前者の場合の多枚原稿を1枚ずつ連続コピーする速
度が19CPMであるのに対しスピードUPタイプは26CPMと約38%のス
ピードUPが図られる。 ー方、コピー前動作処理中に無効紙検出C−2−5がある。これは転写紙給紙
後ADF原稿給紙ジャムを起こした場合、その転写紙は無効なコピーとなる。そ
の存在を検出するフローブである。 そして無効紙を検出時、その発生数をカウントするようになっている。さらに
転写紙が最終排出センサを通過時にその紙が無効紙かどうかを判別する無効紙検
出C−2−6−1〔第25図(b)〕をチェックし、無効紙であれば排紙カウン タを、またソータ使用時はソータビンの歩進を行わないよう(C−2−7)にな
っている。第22図,第23図(a),(b)、第24図、第25図(a),(b)、第
26図(a),(b)はそれぞれ上記第21図のコピー前動作処理の各詳部のフロー
チャートである。 第27図(a)は、第4図のコピー処理ルーチンDの詳細フローで主にプロセ
スシーケンス処理D−2、次給紙チェック、リピートチェックD−3,D−4等
で構成されている。 尚、初期設定D−1において下記ADFのリピートモードチェックD−1−1
が行われるが、これはADFモードで次原稿がセットされている場合には、リピ
ートモードフラグをONさせる。このフラグはコピー終了時に自動的に次原稿を
給紙し、コピーを行うためのものであると共に、プリントON初期化においてこ
のフラグがONしていることで、2枚目以降の原稿コピーであることを知り、ス
ピードUPフラグを立てる条件に用いられるものでもある。 第27図(b),(c)は、第27図(a)のそれぞれ初期設定D−1、リピート
モードチェックD−1−1の細部フローである。 第27図(d)は、同図(a)のリピート処理D−2の細部フロー構成で、シ
ーケンス制御処理1(D−2−1)で画像形成処理を行っている。 第27図(e)は、同図(d)のシーケンス制御処理D−2−1の詳細フロー
で、シーケンスパルスに応じて露光ランプ、スキャナクラッチ、帯電チャージャ
、現像バイアス等を制御している。 ここで前述の無効紙フラグがONしている場合、無駄な転写紙が入ったことが
検出された場合は、上述の画像形成処理をスキップさせ(現像バイアスのみON
させ)無効転写紙を白紙のまま、機外へ排出させ再利用可能にしている。 第28図(a)は、第27図(a)のフローチャートのリピートタイミングチ
ェックD−3の動作フローチャート、第28図(b)は第27図(a)のリピー
ト終了チェックD−4の動作フローチャートである。 第29図はコピー終了処理ルーチン(第4図のE)を示すフローチャートで、
オートプリントチェックE−1,終了動作処理E−2、コピー終了チェック1E
−3およびコピー終了チェック2E−4等によって構成されている。 第30図(a)は第29図のオートプリントチェックE−1の動作フローチャ
ート、第30図(b)は第29図の終了動作処理E−2の動作フローチャート、
第30図は第29図のコピー終了チェック1E−3の動作フローチャート、第3
2図は第29図のコピー終了チェック2E−4の動作フローチャートを示す。 〔効果〕 叙上のごとく、本発明によれば、ADFによる原稿供給にミスが生じた場合に
対応する転写紙を無効紙として職別して処理、すなわち、無効紙検出タイミング
を対応する画像形成前であれば、転写紙を白紙排出、このようなミスの発生数の
カウント等を行うことにより転写紙を再利用でき、また、料金カウンタを補正す
ることが出来るという効果を奏する複写機の制御装置を提供することが出来る。 さらに加えて、請求項1および2記載の発明によれば、第1のモードにするか
第2のモードにするかを切り換えることができるので、信頼性を多少犠牲にして
もスピードアップを図りたいという要求にも、スピードよりも信頼性を重視した
いという要求にも柔軟に応えることができる。 また、請求項3記載の発明によれば、裏面複写時や2回目以降の画像形成時に
は原稿が正常に供給されたことを検知してから転写紙の給紙を開始するので、原
稿ミスフィードによるミスコピーが発生せず、それゆえ、原稿を複数枚戻して最
初からやり直す必要がなくなり、効率的に処理することができる。 さらに、請求項4記載の発明によれば、全ての原稿について原稿サイズを検出
するモードが選択されたときには、第2のモードに切り換えるので、矛盾のない
原稿と転写紙の供給制御が実行され、効率的な処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明が提要されるモノカラー複写機の断面構造図、第2図は本発明
の一実施例を示す操作パネルの配置図、第3図は本発明の複写機の制御部の構成
図、第4図は本発明が適用される複写機の基本動作のフローチャート、第5図は
電源初期化の詳部フローチャート、第6図は第5図のCPU初期設定の詳部フロ
ーチャート、第7図はスペシャルモード設定の詳部フローチャート、第8図は自
由サイズ選択(APS)モード/標準モード選択設定処理ルーチンのフローチャ
ート、第9図は自由倍率選択(AMS)モード/標準モード選択設定処理ルーチ ンのフローチャート、第10図は給紙口標準設定処理の細部フローチャート、第
11図は標準サイズ設定処理の詳部フローチャート、第12図(a)はADFス
ピードUP設定処理の細部フローチャート、第12図(b)はフリーランモード
設定フローの詳細フローチャート、第13図は初期モードの細部フローチャート
、第14図は第13図の給紙口セットの細部フローチャート、第15図はプリン
ト前処理フローチャート、第16図(a),(b),(c)は第15図の主要処理ルー
チンB−1,B−2,B−3の細部フローチャート、第17図は第1第6図(a
)のADFモード設定の細部フローチャート、第18図はコピー前処理ルーチン
のフローチャート、第19図はプリントON初期化の細部フローチャート、第2
0図(a)は第19図のADFスピードUPフラグセットルーチンのフローチャ
ート、第20図(b)は原稿給紙スタートの細部フローチャート、第21図は第
18図のコピー前動作処理の細部フローチャート、第22図、第23図(a),(
b)、第24図、第25図(a),(b)および第26図(a),(b)はそれぞれ第2
1図のコピー前動作処理の各詳部フローチャート、第27図(a)はコピー処理
ルーチンのフローチャート、第27図(b),(c)はそれぞれ初期設定、リピート
モードチェックの細部フローチャート、第27図(d)はリピート処理の細部フ
ローチャート、第27図(e)はシーケンス制御処理の詳細フローチャート、第
28図(a)は第27図(a)のリピートタイミングチェックの動作フローチャ
ート、第28図(b)は第27図(a)のリピート終了チェックの動作フローチ
ャート、第29図はコピー終了処理ルーチン示すフローチャート、第30図(a
)は第29図のオートプリントチェックの詳細フローチャート、第30図(b)
は第29図の終了動作処理の詳細フローチャート、第31図は第29図のコピー
終了チェック1の詳細フローチャート、第32図は第29図のコピー終了チェッ
ク2の詳細フローチャートである。 1……複写機、2……自動原稿供給装置(ADF)、4……給紙部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動原稿供給装置を有する複写機の制御装置において、前記自
    動原稿供給装置が原稿の供給ミスをしたことを検知する検知手段と、転写紙を給
    紙する転写紙給紙手段と、原稿給送開始に先立って使用する転写紙が決定されて
    いる場合に、前記自動原稿供給装置に載置された2枚目以降の原稿の複写時には
    前記検知手段による検知結果は待たずに転写紙の給紙を開始する第1モードに、
    第1枚目の原稿の複写時には前記検知手段による検知結果を得てから転写紙の給
    紙を開始する第2モード切り換える切換手段とを設け、前記第1のモード時に
    は、転写紙の給紙後に前記検知手段により原稿の供給ミスが検知された場合、画
    像形成処理を行わないことを特徴とする複写機の制御装置。 【請求項2】 前記第1のモード時に転写紙の給紙後に前記検知手段により原
    稿の供給ミスが検知されたことを計数する計数手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の複写機の制御装置。 【請求項3】 転写紙の表裏両面に画像形成を行う両面複写モードおよび/ま
    たは転写紙の片面に複数回の画像形成を行う合成複写モードを有し、両面複写モ
    ードにおける裏面複写時および/または合成複写モードにおける2回目以降の画
    像形成時には、前記切換手段を第2のモードに切り換えることを特徴とする請求
    項1または2に記載の複写機の制御装置。 【請求項4】 原稿サイズ検出手段と、前記自動原稿供給装置に載置された全
    ての原稿について原稿サイズを検出するモードと、前記自動原稿供給装置に載置
    された原稿のうち最初に給紙される原稿についてのみ原稿サイズを検出するモー
    ドとを選択する選択手段を設け、該選択手段により全ての原稿について原稿サイ
    ズを検出するモードが選択されている場合には、前記切換手段を第2のモードに
    切り換えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の複写機の制御
    装置。

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3558952B2 (ja) 画像形成装置
JP2002258680A (ja) 画像形成装置
JP2667448B2 (ja) 複写機の制御装置
JP2667448C (ja)
JPS58105248A (ja) 複写機
JP2685803B2 (ja) 複写機の動作モード設定方法
JP2804492B2 (ja) 複写機における転写紙給紙制御方法
JPH0237591B2 (ja)
JPH0524921Y2 (ja)
JP2587405B2 (ja) 複写機
JP3924886B2 (ja) 複写装置
JP2581626Y2 (ja) 割り込み機能を備えた複写機
JPH035582B2 (ja)
JPH08310706A (ja) 両面モード用シート搬送装置及び画像形成装置
JPS6270868A (ja) 複写機の制御方法
JPS615259A (ja) 両面複写機用制御装置
JPH08114960A (ja) 画像形成装置
JPH01244475A (ja) 複写機制御装置
JPH08248830A (ja) 画像形成装置
JP2685767C (ja)
JPH01172980A (ja) 複写方法
JPH0383453A (ja) 複写機
JPH02266366A (ja) 複写機の制御方法
JPH0543631B2 (ja)
JPH01255872A (ja) 複写機の制御方式