JP2667431B2 - 自動二輪車の後輪懸架装置 - Google Patents
自動二輪車の後輪懸架装置Info
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- JP2667431B2 JP2667431B2 JP63054424A JP5442488A JP2667431B2 JP 2667431 B2 JP2667431 B2 JP 2667431B2 JP 63054424 A JP63054424 A JP 63054424A JP 5442488 A JP5442488 A JP 5442488A JP 2667431 B2 JP2667431 B2 JP 2667431B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J40/00—Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/28—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
- B62K25/283—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay for cycles without a pedal crank, e.g. motorcycles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/28—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
- B62K25/286—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay the shock absorber being connected to the chain-stay via a linkage mechanism
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、後端で後輪を軸支するリヤアームの前部
を、1つの緩衝器を介して車体フレームで支持する自動
二輪車の後輪懸架装置に関し、特にバッテリ容量,及び
エアクリーナ容量の増大に対応できるようにした緩衝器
の配置構造に関する。
を、1つの緩衝器を介して車体フレームで支持する自動
二輪車の後輪懸架装置に関し、特にバッテリ容量,及び
エアクリーナ容量の増大に対応できるようにした緩衝器
の配置構造に関する。
最近の自動二輪車用後輪懸架装置には、車体フレーム
と、これに樞支され、後輪を支持するリヤアームとを車
両中心線上に配置された1つの緩衝器で接続した構造の
ものがある。このタイプの後輪懸架装置では、その構造
上、上記緩衝器をリヤアームの樞支点近傍に配置するこ
とから、該緩衝器は、車体フレームのメインパイプから
延びるシートピラー,シートレール,及びバックステー
で形成された三角形の領域、いわゆる三角地帯内に配設
されることとなる。一方、この三角地帯内には、バッテ
リ及びエアクリーナ等の比較的大きい部品を配置する場
合が多い。このように配置した場合は、これらの部品が
互いに干渉しないよう、車幅方向一側にエアクリーナ
を、他側にバッテリを配置し、該両部品の間に緩衝器を
配置するのが一般的である。
と、これに樞支され、後輪を支持するリヤアームとを車
両中心線上に配置された1つの緩衝器で接続した構造の
ものがある。このタイプの後輪懸架装置では、その構造
上、上記緩衝器をリヤアームの樞支点近傍に配置するこ
とから、該緩衝器は、車体フレームのメインパイプから
延びるシートピラー,シートレール,及びバックステー
で形成された三角形の領域、いわゆる三角地帯内に配設
されることとなる。一方、この三角地帯内には、バッテ
リ及びエアクリーナ等の比較的大きい部品を配置する場
合が多い。このように配置した場合は、これらの部品が
互いに干渉しないよう、車幅方向一側にエアクリーナ
を、他側にバッテリを配置し、該両部品の間に緩衝器を
配置するのが一般的である。
ところで、最近では吸気音を軽減する等の観点からエ
アクリーナ容量を拡大し、また所要電力量の増大に応じ
てバッテリ容量を拡大することが要請されている。上述
の配置構造を採用した自動二輪車において、エアクリー
ナ容量,バッテリ容量を拡大する場合、設計の如何によ
っては、上記バッテリ等の外形寸法が大きくなった分だ
け車幅が広くなり、適正な乗車姿勢が得られる車両形状
の確保が困難となる恐れがある。
アクリーナ容量を拡大し、また所要電力量の増大に応じ
てバッテリ容量を拡大することが要請されている。上述
の配置構造を採用した自動二輪車において、エアクリー
ナ容量,バッテリ容量を拡大する場合、設計の如何によ
っては、上記バッテリ等の外形寸法が大きくなった分だ
け車幅が広くなり、適正な乗車姿勢が得られる車両形状
の確保が困難となる恐れがある。
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、バッテリ
容量等が増大しても車幅が広くなるのを防止でき、適正
な車両形状の確保が容易な自動二輪車の後輪懸架装置を
提供することを目的としている。
容量等が増大しても車幅が広くなるのを防止でき、適正
な車両形状の確保が容易な自動二輪車の後輪懸架装置を
提供することを目的としている。
本発明は、メインパイプ2bの後端部から下方に延びる
左,右一対のシートピラー2d,2dの下端部と略水平後方
に延びる左,右一対のシートレール2e,2eの後部とを
左,右一対のバックステー2f,2fで接続してなる側面視
で略三角形状の三角地帯2hの車幅方向一側,他側にエア
クリーナ9,バッテリー10をそれぞれ配置し、該バッテリ
ー10の収納ケース11とエアクリーナ9のケース9aとの間
に1つの緩衝器13を配置した自動二輪車の後輪懸架装置
において、上記緩衝器13を略垂直に起立させかつ上記エ
アクリーナ9側に偏心させて配置し、該緩衝器13の下端
部を車体フレームに樞支されたリヤアーム6の該樞支点
近傍部分と車体フレームとを連結するリンク機構14で軸
支するとともに、上端部を上記メインパイプ2bの後端部
に連結し、側面視で上記三角地帯2hに概略沿う形状の樹
脂成形品のエアクリーナケース9aの後部に上記緩衝器13
の後側を廻り込み上記バッテリ10の収納ケース11の裏面
まで延在するよう一体形成した膨出部9dを該収納ケース
11に固定し、上記エアクリーナケース9の前端の吸気口
9fに接続された吸気通路15を上記緩衝器13の前側を廻り
込むよう延長して車幅方向略中央に配置された気化器16
に接続し、上記緩衝器13の上端部を上記三角地帯2hの前
側上部コーナーと上記エアクリーナケースとの間から外
方に臨ませたことを特徴としている。
左,右一対のシートピラー2d,2dの下端部と略水平後方
に延びる左,右一対のシートレール2e,2eの後部とを
左,右一対のバックステー2f,2fで接続してなる側面視
で略三角形状の三角地帯2hの車幅方向一側,他側にエア
クリーナ9,バッテリー10をそれぞれ配置し、該バッテリ
ー10の収納ケース11とエアクリーナ9のケース9aとの間
に1つの緩衝器13を配置した自動二輪車の後輪懸架装置
において、上記緩衝器13を略垂直に起立させかつ上記エ
アクリーナ9側に偏心させて配置し、該緩衝器13の下端
部を車体フレームに樞支されたリヤアーム6の該樞支点
近傍部分と車体フレームとを連結するリンク機構14で軸
支するとともに、上端部を上記メインパイプ2bの後端部
に連結し、側面視で上記三角地帯2hに概略沿う形状の樹
脂成形品のエアクリーナケース9aの後部に上記緩衝器13
の後側を廻り込み上記バッテリ10の収納ケース11の裏面
まで延在するよう一体形成した膨出部9dを該収納ケース
11に固定し、上記エアクリーナケース9の前端の吸気口
9fに接続された吸気通路15を上記緩衝器13の前側を廻り
込むよう延長して車幅方向略中央に配置された気化器16
に接続し、上記緩衝器13の上端部を上記三角地帯2hの前
側上部コーナーと上記エアクリーナケースとの間から外
方に臨ませたことを特徴としている。
上述の三角地帯内に配置されるバッテリは、一般に市
販品の直方体状のものを採用することとなるが、コスト
等の問題からその形状上の自由度はほとんどなく、ま
た、バッテリ容量の増大にともなってその外形寸法も大
きくならざるを得ない。一方、上記エアクリーナは、一
般に車両の排気量,利用可能の配置スペース等に応じて
その都度設計されるものであり、その形状上の自由度は
非常に高い。このような状況において、本発明に係る後
輪懸架装置では、緩衝器をエアクリーナ側に偏心させた
ので、バッテリについては、容量の増大に応じて外形寸
法が大きくなった分、内方に配置することができ、該バ
ッテリの容量拡大により車幅が広くなることはない。一
方、エアクリーナについては緩衝器の偏心により利用可
能の配置スペースが見掛け上狭くなるが、上述のよう
に、エアクリーナは形状上の自由度が高いので、残りの
配設スペースに応じた形状とすることにより、必要な容
量を確保するのは比較的容易であり、その結果バッテ
リ,エアクリーナの容量を拡大しながら車幅は従来のま
まにすることができ、上述の適正な乗車姿勢を確保でき
る。
販品の直方体状のものを採用することとなるが、コスト
等の問題からその形状上の自由度はほとんどなく、ま
た、バッテリ容量の増大にともなってその外形寸法も大
きくならざるを得ない。一方、上記エアクリーナは、一
般に車両の排気量,利用可能の配置スペース等に応じて
その都度設計されるものであり、その形状上の自由度は
非常に高い。このような状況において、本発明に係る後
輪懸架装置では、緩衝器をエアクリーナ側に偏心させた
ので、バッテリについては、容量の増大に応じて外形寸
法が大きくなった分、内方に配置することができ、該バ
ッテリの容量拡大により車幅が広くなることはない。一
方、エアクリーナについては緩衝器の偏心により利用可
能の配置スペースが見掛け上狭くなるが、上述のよう
に、エアクリーナは形状上の自由度が高いので、残りの
配設スペースに応じた形状とすることにより、必要な容
量を確保するのは比較的容易であり、その結果バッテ
リ,エアクリーナの容量を拡大しながら車幅は従来のま
まにすることができ、上述の適正な乗車姿勢を確保でき
る。
即ち、本発明では、緩衝器13を略垂直に起立させると
ともにエアクリーナ9側に偏心させるとともに、エアク
リーナ9のケース9aが樹脂成形品であり形状上の自由度
が大きいことを利用して、三角地帯2hの形状に沿わせ、
さらに緩衝器13との干渉を回避しつつバッテリケース11
の裏面まで延在する膨出部9dを形成したので、必要なエ
アクリーナ容量を確保できる。
ともにエアクリーナ9側に偏心させるとともに、エアク
リーナ9のケース9aが樹脂成形品であり形状上の自由度
が大きいことを利用して、三角地帯2hの形状に沿わせ、
さらに緩衝器13との干渉を回避しつつバッテリケース11
の裏面まで延在する膨出部9dを形成したので、必要なエ
アクリーナ容量を確保できる。
また、緩衝器13を略垂直に起立させたので、エアクリ
ーナケース9aの吸気口9fと車幅方向略中央に位置する気
化器16とを接続する吸気通路15を該緩衝器13と干渉する
ことなく配置できる。
ーナケース9aの吸気口9fと車幅方向略中央に位置する気
化器16とを接続する吸気通路15を該緩衝器13と干渉する
ことなく配置できる。
さらにまた、上記緩衝器13の上端部を上記三角地帯2h
の前側上部コーナと上記エアクリーナケース9aの前側上
隅部との間から外方に臨ませたので、緩衝器13の着脱及
びその上端部のボルトの緩みの点検等のメンテナンスが
容易である。
の前側上部コーナと上記エアクリーナケース9aの前側上
隅部との間から外方に臨ませたので、緩衝器13の着脱及
びその上端部のボルトの緩みの点検等のメンテナンスが
容易である。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例による自動二
輪車の後輪懸架装置を説明するための図である。
輪車の後輪懸架装置を説明するための図である。
図において、1は本実施例の後輪懸架装置が採用され
た自動二輪車であり、これの車体フレーム2は、以下の
構成のいわゆるセミダブルクレードル型の鋼管フレーム
である。即ち、操向軸筒2aに接続された上メインパイプ
2bの後端部に、下方に延びる左,右一対のシートピラー
2d,及び略水平後方に延びる左,右一対のシートレール2
eをそれぞれ接続するとともに、該両パイプ間を左,右
一対のバックステー2fで三角形状に接続し、さらに上記
各シートピラー2dの下端と下メインパイプ2cの下端とを
左,右一対のダウンチューブ2gで接続して構成されてい
る。このようにして、該車体フレーム2の後半部には、
シートピラー2d,シートレール2e及びバックステー2fに
より側面から見て三角形状のいわゆる三角地帯2hが形成
されている。
た自動二輪車であり、これの車体フレーム2は、以下の
構成のいわゆるセミダブルクレードル型の鋼管フレーム
である。即ち、操向軸筒2aに接続された上メインパイプ
2bの後端部に、下方に延びる左,右一対のシートピラー
2d,及び略水平後方に延びる左,右一対のシートレール2
eをそれぞれ接続するとともに、該両パイプ間を左,右
一対のバックステー2fで三角形状に接続し、さらに上記
各シートピラー2dの下端と下メインパイプ2cの下端とを
左,右一対のダウンチューブ2gで接続して構成されてい
る。このようにして、該車体フレーム2の後半部には、
シートピラー2d,シートレール2e及びバックステー2fに
より側面から見て三角形状のいわゆる三角地帯2hが形成
されている。
上記操向軸筒2aには下端で前輪3を軸支する前フォー
ク4が軸支され、両シートピラー2dの下端間付近には後
端で後輪5を軸支するリヤアーム6が上下に揺動自在に
樞支されている。また、上記車体フレーム2の略中央に
は水冷式2サイクルエンジン17が、これの上方には燃料
タンク7,シート8がそれぞれ搭載されている。
ク4が軸支され、両シートピラー2dの下端間付近には後
端で後輪5を軸支するリヤアーム6が上下に揺動自在に
樞支されている。また、上記車体フレーム2の略中央に
は水冷式2サイクルエンジン17が、これの上方には燃料
タンク7,シート8がそれぞれ搭載されている。
また、上記車体フレーム2の三角地帯2h内には、平面
からみて左側にエアクリーナ9が、右側にバッテリ10が
それぞれ配置されている。このバッテリ10は該三角地帯
2h内に配置固定されたバッテリケース11内に収容されて
おり、バッテリー10の上方に排気管20が配管されてい
る。なお、11aは上記バッテリケース11の車両前後方向
後部に一体形成され、後輪用泥除けの一部をなすマッド
ガードである。
からみて左側にエアクリーナ9が、右側にバッテリ10が
それぞれ配置されている。このバッテリ10は該三角地帯
2h内に配置固定されたバッテリケース11内に収容されて
おり、バッテリー10の上方に排気管20が配管されてい
る。なお、11aは上記バッテリケース11の車両前後方向
後部に一体形成され、後輪用泥除けの一部をなすマッド
ガードである。
そして上記バッテリケース11と上記エアクリーナ9と
の間には、後輪懸架装置12の緩衝器13が縦向きに、かつ
これの軸心Aが車両の軸心Bから距離Cだけエアクリー
ナ9側に偏心した状態で配置されている。この緩衝器13
は緩衝器本体13aに緩衝ばね13bを装着して構成されてい
る。この緩衝器本体13aの上端は上記上メインパイプ2b
の後端間の支持ブラケットに支持され、下端はリンク機
構14に軸支されている。このリンク機構14の前端は上記
シートピラー2dの下端に、後端は上記リヤアーム6の前
端付近にそれぞれ軸支されている。
の間には、後輪懸架装置12の緩衝器13が縦向きに、かつ
これの軸心Aが車両の軸心Bから距離Cだけエアクリー
ナ9側に偏心した状態で配置されている。この緩衝器13
は緩衝器本体13aに緩衝ばね13bを装着して構成されてい
る。この緩衝器本体13aの上端は上記上メインパイプ2b
の後端間の支持ブラケットに支持され、下端はリンク機
構14に軸支されている。このリンク機構14の前端は上記
シートピラー2dの下端に、後端は上記リヤアーム6の前
端付近にそれぞれ軸支されている。
また、上記エアクリーナ9は、樹脂製箱状のケース9a
内にエレメント(図示せず)を収容するとともに、該ケ
ース9aの前方から見て右側壁に形成されたエレメント出
し入れ用開口9bをリッド9cで開閉可能に覆うよう構成さ
れている。このケース9aは、側面から見ると(第2図参
照)、上記三角地帯2hに沿う形状になっており、また該
ケース9aの後部には上記緩衝器13との干渉を避けながら
該三角地帯2hの内方に、上記バッテリケース11の裏面ま
で膨出する膨出部9dが形成されている(第1図参照)。
この膨出部9dの、上壁には吸気口9eが形成され、側壁9g
は上記バッテリケース11にボルト締め固定されている
(第3図参照)。また、このエアクリーナ9の前端部に
形成された吸気口9fは、エンジン17に取り付けられた気
化器16に、緩衝器13の前側を内方に廻り込むよう形成さ
れた吸気通路15により接続されている。
内にエレメント(図示せず)を収容するとともに、該ケ
ース9aの前方から見て右側壁に形成されたエレメント出
し入れ用開口9bをリッド9cで開閉可能に覆うよう構成さ
れている。このケース9aは、側面から見ると(第2図参
照)、上記三角地帯2hに沿う形状になっており、また該
ケース9aの後部には上記緩衝器13との干渉を避けながら
該三角地帯2hの内方に、上記バッテリケース11の裏面ま
で膨出する膨出部9dが形成されている(第1図参照)。
この膨出部9dの、上壁には吸気口9eが形成され、側壁9g
は上記バッテリケース11にボルト締め固定されている
(第3図参照)。また、このエアクリーナ9の前端部に
形成された吸気口9fは、エンジン17に取り付けられた気
化器16に、緩衝器13の前側を内方に廻り込むよう形成さ
れた吸気通路15により接続されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
一般に三角地帯の一側にエアクリーナを、他側にバッ
テリを配置し、両者の間に緩衝器を配置した場合に、エ
アクリーナ容量、バッテリ容量を増大すると、これらの
形状の大型化に伴ってこれらが外方に突出することによ
り車幅が広くなる懸念がある。これに対し、本実施例で
は、緩衝器13をエアクリーナ9側に偏心させたので、バ
ッテリ10については、それだけ利用できる配置スペース
が大きくなり、従ってこれにより形状の拡大分を吸収で
き、バッテリの大型化により車幅が大きくなる問題を回
避できる。一方、エアクリーナ9については、上記偏心
量分だけ利用できるスペースが狭くなるが、このエアク
リーナ9は形状上の自由度が高く、三角地帯2hの形状に
沿わせたり、空いている空間形状に合わせた膨出部9dを
有する形状とするのは比較的容易であり、結局該エアク
リーナ9についても外方に突出させることなく必要な容
量を確保でき、エアクリーナ容量の増大により車幅が広
くなる問題も生じない。
テリを配置し、両者の間に緩衝器を配置した場合に、エ
アクリーナ容量、バッテリ容量を増大すると、これらの
形状の大型化に伴ってこれらが外方に突出することによ
り車幅が広くなる懸念がある。これに対し、本実施例で
は、緩衝器13をエアクリーナ9側に偏心させたので、バ
ッテリ10については、それだけ利用できる配置スペース
が大きくなり、従ってこれにより形状の拡大分を吸収で
き、バッテリの大型化により車幅が大きくなる問題を回
避できる。一方、エアクリーナ9については、上記偏心
量分だけ利用できるスペースが狭くなるが、このエアク
リーナ9は形状上の自由度が高く、三角地帯2hの形状に
沿わせたり、空いている空間形状に合わせた膨出部9dを
有する形状とするのは比較的容易であり、結局該エアク
リーナ9についても外方に突出させることなく必要な容
量を確保でき、エアクリーナ容量の増大により車幅が広
くなる問題も生じない。
以上のように、本発明に係る自動二輪車の後輪懸架装
置によれば、車体フレームの三角地帯内にバッテリ,エ
アクリーナ,及び緩衝器を配置する場合に、該三角地帯
部分の車幅寸法を拡大することなく、バッテリ及びエア
クリーナの配置スペースを確保でき、最適な乗車姿勢が
得られる効果がある。
置によれば、車体フレームの三角地帯内にバッテリ,エ
アクリーナ,及び緩衝器を配置する場合に、該三角地帯
部分の車幅寸法を拡大することなく、バッテリ及びエア
クリーナの配置スペースを確保でき、最適な乗車姿勢が
得られる効果がある。
また、緩衝器を略垂直に起立させたので、エアクリー
ナケースの吸気口と車幅方向略中央に位置する気化器と
を接続する吸気通路を該緩衝器と干渉することなく配置
でき、さらに上記緩衝器の上端部を上記三角地帯の前側
上部コーナと上記エアクリーナケースの前側上隅部との
間から外方に臨ませたので、緩衝器の着脱上端部のボル
トの緩みの点検等のメンテナンスを容易にできる効果が
ある。
ナケースの吸気口と車幅方向略中央に位置する気化器と
を接続する吸気通路を該緩衝器と干渉することなく配置
でき、さらに上記緩衝器の上端部を上記三角地帯の前側
上部コーナと上記エアクリーナケースの前側上隅部との
間から外方に臨ませたので、緩衝器の着脱上端部のボル
トの緩みの点検等のメンテナンスを容易にできる効果が
ある。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例による後輪懸架
装置を説明するための図であり、第1図はその平面図、
第2図はその左側面図、第3図はその断面正面図、第4
図は該実施例装置が採用された自動二輪車の左側面図で
ある。 図において、1は自動二輪車、2は車体フレーム、6は
リヤアーム、9はエアクリーナ、10はバッテリ、12は後
輪懸架装置、13は緩衝器、Cは緩衝器の偏心量である。
装置を説明するための図であり、第1図はその平面図、
第2図はその左側面図、第3図はその断面正面図、第4
図は該実施例装置が採用された自動二輪車の左側面図で
ある。 図において、1は自動二輪車、2は車体フレーム、6は
リヤアーム、9はエアクリーナ、10はバッテリ、12は後
輪懸架装置、13は緩衝器、Cは緩衝器の偏心量である。
Claims (1)
- 【請求項1】メインパイプの後端部から下方に延びる
左,右一対のシートピラーの下端部と略水平後方に延び
る左,右一対のシートレールの後部とを左,右一対のバ
ックステーで接続してなる側面視で略三角形状の三角地
帯の車幅方向一側,他側にエアクリーナ,バッテリーを
それぞれ配置し、該バッテリーの収納ケースとエアクリ
ーナケースとの間に1つの緩衝器を配置した自動二輪車
の後輪懸架装置において、上記緩衝器を略垂直に起立さ
せかつ上記エアクリーナ側に偏心させて配置し、該緩衝
器の下端部を車体フレームに樞支されたリヤアームの該
樞支点近傍部分と車体フレームとを連結するリンク機構
で軸支するとともに、上端部を上記メインパイプの後端
部に連結し、側面視で上記三角地帯に概略沿う形状の樹
脂成形品のエアクリーナケースの後部に上記緩衝器の後
側を廻り込み上記バッテリの収納ケースの裏面まで延在
するように一体形成した膨出部を該収納ケースに固定
し、上記エアクリーナケースの前端の吸気口に接続され
た吸気通路を上記緩衝器の前側を廻り込むよう延長して
車幅方向略中央に配置された気化器に接続し、上記緩衝
器の上端部を上記三角地帯の前側上部コーナと上記エア
クリーナケースとの間から外方に臨ませたことを特徴と
する自動二輪車の後輪懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63054424A JP2667431B2 (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | 自動二輪車の後輪懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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