JP2666649B2 - エレベータ用運転操作盤 - Google Patents

エレベータ用運転操作盤

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JP2666649B2
JP2666649B2 JP4052712A JP5271292A JP2666649B2 JP 2666649 B2 JP2666649 B2 JP 2666649B2 JP 4052712 A JP4052712 A JP 4052712A JP 5271292 A JP5271292 A JP 5271292A JP 2666649 B2 JP2666649 B2 JP 2666649B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ用運転操作盤
に関するものであり、特に、フェースプレートの表面に
露出する固定ねじを廃止し、フェースプレートを、ばね
式固定手段及びねじ式固定手段等の固定手段により、収
納箱の前方の開口部に取付ける構造の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータ用運転操作盤
として、特公昭62−14466号公報または実開昭6
1−154264号公報に掲載の技術、または図5に示
す技術を挙げることができる。
【0003】図4は一般的なエレベータ用運転操作盤の
正面図である。図5は従来のエレベータ用運転操作盤の
断面図である。
【0004】図において、1はかごの壁、2は壁1の内
部に収容配置された収納箱、3は収納箱2に装着されて
収納箱2の前方の開口部を閉塞するフェースプレート、
4はフェースプレート3の下部に配設された錠付の開戸
である。5はフェースプレート3の上部及び略中央部に
それぞれ立設固定された押え板、5aは押え板5の中央
部に前後方向(収納箱2の厚さ方向)に形成された案内
溝、6は案内溝5aに対応して押え板5に前後方向に支
持された断面略く字状のばね、7は収納箱2の前記押え
板5の案内溝5aの基端に対応して左右方向(収納箱2
の幅方向)に固定された止着棒である。前記押え板5、
ばね6及び止着棒7により、前記フェースプレート3を
収納箱2に弾性的に取付けるばね式固定手段が構成され
ている。8は収納箱2の前面の前記開戸4に対向する位
置に固定された断面略L字状の螺子座、9はフェースプ
レート3の裏面の前記開戸4の上方部に固定され、先端
の折曲部を前記螺子座8の先端の折曲部と重合される断
面略L字状の固定板、10は前記固定板9の先端の折曲
部を貫通して螺子座8の先端の折曲部に螺合されるねじ
である。前記螺子座8、固定板9及びねじ10により、
前記フェースプレート3を収納箱2に移動不能に固定す
るねじ式固定手段が構成されている。
【0005】次に、上記のように構成された従来のエレ
ベータ用運転操作盤の収納箱2にフェースプレート3を
着脱する作業を説明する。
【0006】フェースプレート3を収納箱2から取外す
場合は、まず、開戸4を解錠して開放し、ねじ10を螺
子座8及び固定板9から取外す。そして、フェースプレ
ート3を手前側に引張ると、押え板5の案内溝5aの基
端及びばね6間に挾持された止着棒7が、案内溝5aに
沿って案内されて相対移動し、ばね6の屈曲部を上方に
弾性変形させて乗り超える。これにより、ねじ式固定手
段による固定が解除されるとともに、ばね式固定手段に
よる移動規制が解除され、フェースプレート3を収納箱
2から取外すことができる。一方、フェースプレート3
を収納箱2に取付けるには、上記とは逆の手順で、ま
ず、押え板5の案内溝5aの先端を止着棒7に対応さ
せ、フェースプレート3を収納箱2の前面の開口に向か
って移動させる。すると、止着棒7が案内溝5aに沿っ
て案内されて相対移動し、ばね6の屈曲部を上方に弾性
変形させて乗り超え、押え板5の案内溝5aの基端とば
ね6との間に挾持される。次に、開放状態にある開戸4
から収納箱2内に手を入れて、ねじ10を固定板9から
螺子座8に螺入し、開戸4を閉成して施錠する。これに
より、フェースプレート3が、収納箱2に対し、ばね式
固定手段5,6,7により厚さ方向手前側への移動を弾
性的に規制された状態で支持されるとともに、ねじ式固
定手段8,9,10により、移動不能に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ用運
転操作盤は、上記のように構成され、フェースプレート
3の上部及び中央部は、止着棒7をばね6により弾性的
に支持させて、収納箱2に取付けられているから、乗客
等が悪戯等により、フェースプレート3の上部を無理に
手前側に引張ると、上部のばね6と止着棒7との係合が
解除され、フェースプレート3を収納箱2から離脱させ
て浮き上らせることが可能である。このとき、フェース
プレート3の下部は、開戸4内のねじ10により固定さ
れているため、収納箱2から浮き上がることはないた
め、フェースプレート3が開戸4内のねじ10部分で曲
折され、永久変形してしまう可能性がある。この場合、
フェースプレート3を新しいものと取替える必要があ
る。また、フェースプレート3が変形したまま放置する
と、乗客等が収納箱2の内部に手等を挿入することがで
き、感電または怪我の可能性がある。特に、不特定多数
の人が利用し、悪戯される可能性が高いエレベータの運
転操作盤においては、上記した事態を有効に防止する必
要がある。
【0008】そこで、本発明は、フェースプレート表面
の固定ねじを廃止するとともに、悪戯等によるフェース
プレートの変形及び変形に伴う不都合を防止したエレベ
ータ用運転操作盤の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエレベー
タ用運転操作盤は、一方に開口部を有する運転操作盤の
収納箱と、前記収納箱の開口部を閉塞するフェースプレ
ートと、前記フェースプレートに設けられた開戸と、前
記開戸の内側に設けられ、前記フェースプレートを前記
収納箱に着脱自在とするねじ式固定手段と、前記収納箱
内の所定位置に固定された係止座と、前記係止座より前
記収納箱の厚さ方向奥側の前記フェースプレートに、前
記係止座から所定間隔離間して設けられ、前記フェース
プレートの手前側への移動に伴い、前記係止座に係止さ
れる係止高さ位置と、前記係止座と干渉しない解放高さ
位置との間で選択的に上下動されるストッパとを具備す
るものである。
【0010】
【作用】本発明においては、ストッパを所定の係止高さ
位置とした状態で、フェースプレートを手前側へ引張る
と、ストッパが手前側に位置する係止座と干渉して係止
され、フェースプレートの一端部がそれ以上手前側に移
動するのを阻止する。このとき、フェースプレートは係
止座とストッパとの間隔の分だけ、収納箱から手前側に
離間して浮き上がるが、それ以上に浮き上がることはな
い。その結果、フェースプレートがストッパの設けられ
ている一端部と反対側の端部にある開戸内のねじの部分
で曲折されて永久変形することはなく、フェースプレー
トを交換する手間及び費用等を省略できる。また、乗客
等がその隙間から収納箱内に手を挿入して、感電または
怪我をする等のおそれもない。一方、ストッパを解放高
さ位置とした状態で、フェースプレートを手前側に引張
ると、ストッパは係止座と干渉することなくフェースプ
レートの手前側への移動を許容する。所望に応じて、ス
トッパを操作することにより、フェースプレートを収納
箱から容易に取外すことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例のエレベータ用運
転操作盤の断面図である。図2は一実施例のエレベータ
用運転操作盤のストッパを示す要部拡大断面図である。
図3は一実施例のエレベータ用運転操作盤のフェースプ
レートが浮き上がった状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【0013】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0014】図1において、21は収納箱2の上端の下
面に固定された断面略L字状の係止座であって、その先
端の屈曲部を収納箱2の前端から下方に略垂直に突出さ
せている。22は係止座21と対応する位置に配置され
たストッパとしてのラッチであって、23はラッチ22
に設けられた上下にスライド可能な操作部、24はラッ
チ22に設けられ、操作部23の上下へのスライドと同
期して上下にスライドし、ラッチ22から出没するスト
ッパ部である。本実施例では、ラッチ22として、一般
に扉の施錠用に使用されるものを用いている。25は上
端にラッチ22を支持固定する段差状の取付板、26は
取付板24の下端をフェースプレート3に螺着固定する
ナットである。
【0015】前記ラッチ22は、図2に示すように、取
付板25を介して、係止座21から収納箱2の厚さ方向
奥側に所定間隔離間し、かつ、下方に所定間隔離間する
よう配置固定されている。そして、ラッチ22のストッ
パ部24は、図3中実線で示す突出時に、その上端が係
止座21の下端より上方に位置して、フェースプレート
3の手前側への移動に伴い係止座21に係止される突出
位置(係止高さ位置)と、図3中二点鎖線で示す没入時
に、その上端が係止座21の下端より下方に位置して係
止座21と干渉しない没入位置(解放高さ位置)との間
で選択的に移動可能とされている。なお、前記ラッチ2
2は、ストッパとしての動作をより円滑に行なえるよ
う、フェースプレート3の上部の左右2個所に取付ける
ことが好ましい。また、係止座21も、前記各ラッチ2
2に対応して、収納箱2の左右2個所に固定し、或い
は、両ラッチ22と対応するよう、左右全体にわたって
1個の係止座21を延設固定することが好ましい。
【0016】次に、上記のように構成された本実施例の
エレベータ用運転操作盤の収納箱2にフェースプレート
3を着脱する作業を説明する。
【0017】フェースプレート3を収納箱2に取付けた
通常の状態においては、フェースプレート3は、収納箱
2に対し、その上部及び中央部をばね式固定手段5,
6,7により弾性的に支持されるとともに、その下部を
ねじ式固定手段8,9,10により移動不能に固定され
ている。このとき、ラッチ22は、図1及び図2に示す
ように、ストッパ24が突出する係止高さ位置にあり、
フェースプレート3が手前側へ移動した場合に、収納箱
2の係止座21に係止可能な状態にある。かかるフェー
スプレート3を、保守点検時等に収納箱2から取外すに
は、まず、開戸4を解錠して開放し、収納箱2内部のね
じ10を螺子座8及び固定板9から取外した後、フェー
スプレート3の上端部を手前側に引張る。すると、ばね
式固定手段のばね6が止着棒7により弾性変形され、ラ
ッチ22のストッパ部24が係止座21に当接して係止
されるまで、フェースプレート3の手前側への移動を許
容する。即ち、フェースプレート3は、ラッチ22のス
トッパ部24と係止座21との間隔分だけ、収納箱2か
ら浮き上がる。その後、かごの壁1とフェースプレート
3との間から収納箱2内に手、指または工具を挿入し、
ラッチ22の操作部23を下方にスライドさせ、これに
同期してストッパ部24を、図3中実線で示す突出位置
から二点鎖線で示す没入位置へと下動させる。これによ
り、ストッパ部24は係止座21と干渉または係合不能
となり、フェースプレート3の手前側への移動が許容さ
れ、フェースプレート3を収納箱2から取外すことがで
きる。
【0018】一方、フェースプレート3を収納箱2に取
付けるには、上記とは逆の手順で、まず、従来例と同様
にして、押え板5の案内溝5aの先端を止着棒7に対応
させ、フェースプレート3を収納箱2の前面の開口に向
かって移動させる。このとき、フェースプレート3が収
納箱2に完全に密着される前に、ラッチ22のストッパ
部24が係止座21の奥側へ位置された状態で、操作部
23を上方にスライドして没入状態にあるストッパ部2
4を突出させ、係止高さ位置とする。そして、フェース
プレート3を更に移動し、止着棒7を押え板5の案内溝
5aの基端とばね6との間に挾持させる。その後、開放
状態にある開戸4から収納箱2内に手を入れて、ねじ1
0を固定板9から螺子座8に螺入し、開戸4を閉成して
施錠する。これにより、フェースプレート3が、収納箱
2に対し、ばね式固定手段5,6,7により厚さ方向手
前側への移動を弾性的に規制された状態で支持されると
ともに、ねじ式固定手段8,9,10により、移動不能
に固定され、更に、ラッチ22により所定間隔以上の収
納箱2からの離脱を防止される。
【0019】このように、上記実施例のエレベータ用運
転操作盤は、フェースプレート3の下部に設けた開戸4
の内側に、フェースプレート3を収納箱2に移動不能に
固定するねじ式固定手段8,9,10を設け、前記フェ
ースプレート3の中央部及び上部に、前記フェースプレ
ート3の前記収納箱2に対する厚さ方向手前側への移動
を弾性的に規制するばね式固定手段5,6,7を設けた
エレベータ用運転操作盤において、前記収納箱2内の上
端部の厚さ方向所定位置に係止座12を垂下固定すると
ともに、ラッチ22を、取付板25を介して、係止座2
1から収納箱2の厚さ方向奥側に所定間隔離間し、か
つ、下方に所定間隔離間するよう配置固定し、ラッチ2
2のストッパ部24を、突出時に、その上端が係止座2
1の下端より上方に位置して、フェースプレート3の手
前側への移動に伴い、係止座21に係止される係止高さ
位置と、没入時に、その上端が係止座21の下端より下
方に位置して、係止座21と干渉しない解放高さ位置と
の間で選択的に移動可能としたものである。
【0020】したがって、上記実施例は、ラッチ22の
ストッパ部24を係止高さ位置とした状態で、フェース
プレート3を手前側へ引張ると、ストッパ部24が、手
前側に位置する係止座21と干渉して係止され、フェー
スプレート3の上端部がそれ以上手前側に移動すること
を阻止する。したがって、フェースプレート3は、係止
座21とストッパ部24との間隔の分だけ、収納箱2か
ら手前側に離間して浮き上がるが、それ以上に浮き上が
ることはない。その結果、エレベータの乗客等が、悪戯
によりフェースプレート3の上端部を手前側に引張った
場合でも、フェースプレート3が、大きく手前側に浮き
上がることはなく、開戸4内のねじ10の部分で曲折さ
れて永久変形することはないため、フェースプレート3
を交換する手間及び費用等を省略できる。また、フェー
スプレート3と収納箱2との間にはラッチ22を操作可
能な程度の小さな隙間しか形成されないため、乗客等
が、その隙間から収納箱2内に手を挿入して、感電また
は怪我をする等のおそれもない。一方、ラッチ22のス
トッパ部24を解放高さ位置とした状態で、フェースプ
レート3を手前側に引張ると、ストッパ部24は係止座
21と干渉することなくフェースプレート3の手前側へ
の移動を許容する。したがって、所望時には、ラッチ2
2の操作部23を操作することにより、フェースプレー
ト3を収納箱2から容易に取外すことができる。その結
果、フェースプレート3表面の固定ねじを廃止したま
ま、フェースプレート3の永久変形防止を、係止座21
とラッチ22との簡単な構成により達成できることとな
り、全体の構成を複雑化または大型化することもなく、
かつ、その意匠性を良好に維持することができる。
【0021】ところで、上記実施例の係止座21は、断
面略L字状に形成されているが、本発明を実施する場合
には、これに限定されるものではなく、ストッパを係止
してフェースプレート3の離脱を阻止すべく機能するも
のであればよい。例えば、断面略T字状のものを収納箱
2の上端内面から垂下するよう構成してもよい。また、
上記実施例では、係止座21に係止されるストッパとし
て、一般に扉の施錠に使用されるラッチ22を使用して
いるが、係止座21と協働して、フェースプレート3が
収納箱2から一定間隔以上離脱することを防止するもの
であればよく、例えば、ストッパ部24を常時ばね等の
弾性体により上方に付勢して係止高さ位置に保持してお
き、フェースプレート3の取外し時に、工具等によりス
トッパ部24を弾性体の付勢力に抗して押し下げて、解
放高さ位置とするよう構成することも可能である。ま
た、ラッチ22を係止座21より奥側の所定位置に配置
する手段として、取付板25以外に他の形状のもの、例
えば、ブラケット状の部材を使用してもよい。
【0022】そして、上記実施例では、ラッチ22のス
トッパ部24が係止座21に係止されたときの、押え板
5の案内溝5aにおける止着棒7の位置は限定されてい
ないが、止着棒7がばね6の屈曲部を乗り超える略直前
位置で、ストッパ部24が係止座21に係止されるよう
構成することもできる。この場合、ストッパ部24が係
止座21に係止された時点では、止着棒7に対するばね
6の付勢力が有効であり、フェースプレート3が収納箱
2から浮き上がった場合でも、ばね6の付勢力により、
止着棒7を介して、フェースプレート3が自動的に収納
箱2の開口に向かって押戻されて密着されるという効果
が得られる。そして、悪戯防止等の観点から、前記係止
座21とラッチ22のストッパ部24との間隔はできる
だけ小さくし、前記ラッチ22の操作部23によるスト
ッパ部24の上下動操作を、手または指によるより、工
具により行なうよう構成することが好ましい。そして、
ばね式固定手段及びねじ式固定手段も、上記実施例のも
のに限定されることなく、フェースプレート3の開戸4
の内側付近をねじにより収納箱2に移動不能に固定する
とともに、その高さ方向における開戸4の一側部分を弾
性的に支持するものであればよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のエレベータ用運
転操作盤は、一方に開口部を有する運転操作盤の収納箱
の開口部を閉塞するフェースプレートと、前記フェース
プレートに設けられた開戸の内側に設けられ、前記フェ
ースプレートを前記収納箱に着脱自在とするねじ式固定
手段と、前記収納箱内の所定位置に固定された係止座よ
り前記収納箱の厚さ方向奥側の前記フェースプレート
に、前記係止座から所定間隔離間して設けられ、前記フ
ェースプレートの手前側への移動に伴い、前記係止座に
係止される係止高さ位置と、前記係止座と干渉しない解
放高さ位置との間で選択的に上下動されるストッパとを
具備するものであるから、ストッパを係止高さ位置とし
た状態で、フェースプレートを手前側へ引張ると、スト
ッパが手前側に位置する係止座と干渉して係止され、フ
ェースプレートの一端部がそれ以上手前側に移動するこ
とを阻止する。したがって、フェースプレートは係止座
とストッパとの間隔の分だけ、収納箱から手前側に離間
して浮き上がるが、それ以上に浮き上がることがなくな
り、フェースプレートがストッパが設けられている一端
部と反対側の端部にある開戸内のねじの部分で曲折され
て永久変形することを防止し、フェースプレートを交換
する手間及び費用等を省略できる。また、乗客等がその
隙間から収納箱内に手を挿入して、感電または怪我をす
る等のおそれもない。一方、ストッパを解放高さ位置と
した状態で、フェースプレートを手前側に引張ると、ス
トッパは係止座と干渉することなくフェースプレートの
手前側への移動を許容するから、必要に応じて、ストッ
パを操作することにより、フェースプレートを収納箱か
ら容易に取外すことができ、その結果、フェースプレー
ト表面の固定ねじを廃止したまま、全体の構成を複雑化
または大型化することもなく、かつ、その意匠性を良好
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例のエレベータ用運転操
作盤の断面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例のエレベータ用運転操
作盤のストッパを示す要部拡大断面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例のエレベータ用運転操
作盤のフェースプレートが浮き上がった状態を示す要部
拡大断面図である。
【図4】図4は一般的なエレベータ用運転操作盤の正面
図である。
【図5】図5は従来のエレベータ用運転操作盤の断面図
である。
【符号の説明】
2 収納箱 3 フェースプレート 4 開戸 5 押え板(ばね式固定手段) 6 ばね(ばね式固定手段) 7 止着棒(ばね式固定手段) 8 螺子座(ねじ式固定手段) 9 固定板(ねじ式固定手段) 10 ねじ(ねじ式固定手段) 21 係止座 22 ラッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方に開口部を有する運転操作盤の収納
    箱と、 前記収納箱の開口部を閉塞するフェースプレートと、 前記フェースプレートに設けられた開戸と、 前記開戸の内側に設けられ、前記フェースプレートを前
    記収納箱に着脱自在とするねじ式固定手段と、前記収納箱内の所定位置に固定された係止座と、 前記係止座より前記収納箱の厚さ方向奥側の前記フェー
    スプレートに、前記係止座から所定間隔離間して設けら
    れ、 前記フェースプレートの手前側への移動に伴い、前
    記係止座に係止される係止高さ位置と、前記係止座と干
    渉しない解放高さ位置との間で選択的に上下動されるス
    トッパとを具備することを特徴とするエレベータ用運転
    操作盤。
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WO2010109527A1 (ja) * 2009-03-26 2010-09-30 三菱電機株式会社 エレベータの操作盤
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