JP2601940Y2 - モールクリップ - Google Patents

モールクリップ

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JP2601940Y2
JP2601940Y2 JP1992062879U JP6287992U JP2601940Y2 JP 2601940 Y2 JP2601940 Y2 JP 2601940Y2 JP 1992062879 U JP1992062879 U JP 1992062879U JP 6287992 U JP6287992 U JP 6287992U JP 2601940 Y2 JP2601940 Y2 JP 2601940Y2
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JP
Japan
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molding
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piece
clip
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JP1992062879U
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JPH0627366U (ja
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雅彦 村田
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のドアパネル等の
ボデーにドアモール等のモールを装着するクリップに関
する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】従来、図1に示すように、板状の本体部1
0と、この本体部の上端から斜め下方に延びていて装着
時にドアモール12の外側折り込み縁13と係合すると
ともにドアパネル等のボデー部分14の外面と係合する
第1モール係止片15と、本体部10の下端から斜め上
方に突出し、先端に内向きの係止爪16を有し、装着時
にドアモールの内側縦壁部分17の下端部に係合する第
2モール係止片18とからなるプラスチック製のクリッ
プは知られている。
【0004】一般に、自動車の窓ガラスの位置には、図
1のBLで示す方向にばらつきがある。そして、ドアに
上記のクリップを用いて取り付けたドアモール12の内
側縦壁部分17にウェザーストリップ19を設け、ドア
モール12と窓ガラス20の間の隙間を覆ってボデー内
への水滴や塵埃の侵入を防ぐようにしている。しかしな
がら、窓ガラスの位置のばらつきが大きいと、ウェザー
ストリップ19の先端と窓ガラス20の間に隙間Cが生
じ、窓ガラスの開閉によっても水切りが完全には行えな
いことがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】これを解決すべく、実
開平3−100613号公報には、モールの内側縦壁部
分を挟持することなく、モールの内側から係合するよう
構成して、自動車の窓ガラスの位置のばらつきにより有
効に対応できかつ窓ガラスをボデーにより接近させるこ
とを可能にするモール取り付け用クリップが開示されて
いる。しかしながら、このクリップにおいても、修理や
メンテナンス等のモールの取り外しが必要とする場合に
十分対応できなかった。モールの係止力を弱めればモー
ルの取り外しは容易であるが、モールの取り外しにより
生じた隙間に手を入れるなどしてドアロック機構が破壊
されて盗難の被害の惧れがある。
【0006】従って、本考案の目的は、モールの内側縦
壁部分を挟持することなく、モールの内側のみで係合す
るよう構成しつつ、モールの取付けを強固に維持ししか
もモールの取り外しも容易にするモールクリップを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成すべく、
本考案によれば、板状の本体部と、この本体部の上端か
ら本体部から隔たって下方に延びており且つモールの外
側折り込み縁と係合する第1モール係止爪を有するモー
ル係止片と、モール係止片または本体部上端から延びて
本体部と協働してボデー部分を挟持するボデー保持片
と、本体部の下部からモール係止片の側に斜め上方に突
出しボデー保持片から下方に延びるボデー部分に弾力的
に係合できるボデー係止片と、このボデー係止片の反対
側の本体部下部にモールの内側縦壁部分の厚さ分だけ本
体部から突出して形成されてモールの縦壁部分の下端縁
を受けるモールストッパと、モール係止片とは反対の側
の本体部に形成されてモールの内側縦壁部分の中間位置
に係止する第2モール係止爪と、本体部から下方に延び
て、ボデー保持片と本体部との間にボデー部分が挟持さ
れた状態で、下方の別のボデー部分に当接してボデー係
止片が上方ボデー部分に係止するのを確保するボデー当
接部とを備え、モールは、該モールの外側折り込み縁と
係合する第1モール係止爪とモール内側縦壁部分の中間
位置に係止する第2モール係止爪とによって支持され、
更に、モールの外側折り込み縁を第1モール係止爪との
係合から解除する方向に撓めてモールストッパ上の内側
縦壁部分の下端縁を中心に回転させ第2モール係止爪の
係合を解除してモールの取り外しができるように構成さ
れたことを特徴とするモールクリップが提供される。
【0008】
【実施例】まず、図2〜図5において、本考案の第1実
施例となるクリップ30が示してあり、このクリップは
可撓性のあるプラスチックで作ったほぼ平らな一体成形
品で成る。クリップは、板状の本体部32を有し、この
本体部32の上端にはそこから斜め下方にモール係止片
34が延びている。このモール係止片34は本体部32
から隔たって位置しており、その下端前面にはドアモー
ル(図6に12で示す)の装着時にその外側折り込み縁
(図6に13で示す)と係合してこのドアモール12を
保持する第1モール係止爪36が形成してある。また、
モール係止片34の本体部に向いた面には、本体部32
と協働してドアパネルすなわちボデー部分(図6に14
で示す)を挟持するボデー保持片38が形成してある。
【0009】本体部32の下部には、そこからモール係
止片34の側に斜め上方に突出しボデー保持片38から
下方に延びるボデー部分14に弾力的に係合できるボデ
ー係止片40が形成され、装着時にボデー部分14に係
止してクリップ30の抜止めを成す。このボデー係止片
40と反対側で本体部の下部には、取り付けるべきドア
モールの内側縦壁部分(図6に17で示す)の厚さ分だ
け本体部32から突出して位置し、ドアモール装着時に
その内側縦壁部分17の下端縁を受けるモールストッパ
42が形成してあり、モールストッパ42の外縁にはそ
こから上向きに延びる壁44が形成してある。この壁4
4はドアモール12のガタ付きを防止する。モール係止
片34とは反対の側の本体部32の中間高さ位置には、
モールストッパ42に支持されたモールの中間位置に係
止する第2モール係止爪46が形成されている。更に、
本体部32から下方に延びる部分48には、ボデー保持
片38と本体部32との間にボデー部分14が挟持され
た状態で、下方の別のボデー部分22(図6参照)に当
接してボデー係止片40が上方ボデー部分14に係止す
るのを確保するボデー当接部50が形成されている。そ
して、本体部の下方部分48にはボデー当接部50より
下方に斜めに延びるガイド部52が形成されている。こ
のガイド部52は、上方ボデー部分14と下方ボデー部
分22の隙間24(図6参照)を通ってボデー当接部5
0を下方ボデー部分22に当接させるように案内する。
【0010】クリップ30を用いてドアモール12をボ
デーに取付けるには、まず、図6において、クリップ3
0をドアモール12に装着する。このとき、クリップ3
0の第1モール係止爪36がドアモール12の外側折り
込み縁13と係合し、また、ドアモール12の内側縦壁
部分17の下縁がモールストッパ42に支持されてドア
モール12とクリップ30の相対位置を定めるとともに
第2モール係止爪46がドアモール12の内側縦壁部分
17にあるくぼみ25に係合する。なお、図7のくぼみ
26に示すように、くぼみはモールの金属部分に形成さ
れてもよく、プラスチック部分に形成されてもよく、第
2モール係止爪46がモール12を係止するかぎりくぼ
みでなくともよい。こうしてドアモール12をしっかり
保持したクリップ30は、本体部下端のガイド部52が
隙間24を通って下方ボデー部分22に内側に案内され
つつ、ボデー保持片38と本体部32との間に上方ボデ
ー部分14の上端を位置させて押下げられる。これによ
り、ボデー当接部50が下方ボデー部分22に当接し、
上方ボデー部分14も本体部32とボデー保持片との間
に挟持され、更に、ボデー係止片40が上方ボデー部分
14に係止してクリップ30はボデーに堅固に保持され
る。
【0011】上記のように取付けられたクリップ30を
取り外すには、図6及び図7において、窓ガラス20を
十分に押下げ、ウェザーストリップ19が窓ガラスに隣
接しない位置に下げる。次に、ドライバ等の工具の先端
54をモール12の外側折り込み縁13と上方ボデー部
分14との隙間にこじ入れて第1モール係止片34を撓
め、第1モール係止爪36からモール12を外す。この
状態で、モール12を窓ガラス20の側に回転させる
と、第2モール係止爪46からモール12が外れて、モ
ール12を取り外すことができる。モール12は、窓ガ
ラス20が押下げられている(あいている)場合以外回
転できないので、窓ガラスがあいていなければ、モール
12を取り外すことができず、盗難等に会うこともな
い。なお、取付けにおいては、モール12をクリップ上
方から押込めばよい。
【0012】図8及び図9は、本考案の別の実施例を示
している。このクリップは、モール保持片38が、モー
ル係止片34から延びるのではなく、本体部32の上端
から一体に延びて本体部32と協働して上方ボデー部分
14を挟持している。他の点は、第1の実施例と同様で
あるので説明を省略する。
【0013】
【考案の効果】本考案のクリップによれば、モール係止
片がこの内側縦壁部分の厚さ分を挟持しないので、窓ガ
ラスとモールの間に係止機構を形成する必要がなく、レ
イアウト上の制約が小さくなるだけでなく、本体部の下
部からモール係止片の側に斜め上方に突出しボデー保持
片から下方に延びるボデー部分に弾力的に係合できるボ
デー係止片がありボデー保持片と本体部との間にボデー
部分が挟持された状態で下方の別のボデー部分に当接し
てボデー係止片が上方ボデー部分に係止するのを確保す
るボデー当接部があるので、クリップのボデーへの取付
けが強固に維持される。そして、本考案においては、モ
ールは、外側折り込み縁と係合する第1モール係止爪と
モール内側縦壁部分の中間位置に係止する第2モール係
止爪とによって支持され、モールの外側折り込み縁を第
1モール係止爪との係合から解除する方向に撓めてモー
ルストッパ上の内側縦壁部分の下端縁を中心に回転させ
第2モール係止爪の係合を解除してモールの取り外しを
行うので、窓ガラスをあけてモールの回転を可能にする
空間を確保できれば、モールの外側折り込み縁を工具等
を用いて回転させるだけで簡単に、モールだけをクリッ
プ及びボデーから取り外すことができ、モールの再取付
けはボデーに固着されたクリップに押し込むだけで簡単
に行え、更に、モールの取り外しは窓ガラスがあけられ
てモールの回転を可能にする空間を確保した後でなけれ
ば行うことができないので、盗難等への防止策ともな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のクリップを用いてドアモールをボデーに
装着した状態を示す断面図である。
【図2】本考案によるクリップの正面図である。
【図3】図2のクリップの側面図である。
【図4】図2のクリップの背面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本考案に係るクリップを用いてモールをボデー
に取付け、モールの取り外しの状態を示す断面図であ
る。
【図7】本考案に係るクリップを用いて別のモールをボ
デーに取付け、そのモールの取り外しの状態を示す断面
図である。
【図8】本考案の第2実施例のクリップの側面図であ
る。
【図9】図8のクリップの断面図である。
【符号の説明】 12 ドアモール 13 外側折り込み縁 14 上方ボデー部分 17 内側縦壁部分 19 ウェザーストリップ 20 窓ガラス 22 下方ボデー部分 24 ボデー部分の隙間 25、26 くぼみ 30 クリップ 32 本体部 34 モール係止片 36 第1モール係止爪 38 ボデー保持片 40 ボデー係止片 42 モールストッパ 44 壁 46 第2モール係止爪 50 ボデー当接部 52 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 B60R 13/04

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアモール等のモールを取り付
    けるためのクリップにおいて、板状の本体部と、この本
    体部の上端から該本体部から隔たって下方に延びており
    且つモールの外側折り込み縁と係合する第1モール係止
    爪を有するモール係止片と、該モール係止片または本体
    部上端から延びて本体部と協働してボデー部分を挟持す
    るボデー保持片と、本体部の下部から前記モール係止片
    の側に斜め上方に突出し前記ボデー保持片から下方に延
    びるボデー部分に弾力的に係合できるボデー係止片と、
    このボデー係止片の反対側の本体部下部にモールの内側
    縦壁部分の厚さ分だけ本体部から突出して形成されてモ
    ールの縦壁部分の下端縁を受けるモールストッパと、前
    記モール係止片とは反対の側の本体部に形成されてモ
    ルの内側縦壁部分の中間位置に係止する第2モール係止
    爪と、前記本体部から下方に延びて、前記ボデー保持片
    と本体部との間に前記ボデー部分が挟持された状態で、
    下方の別のボデー部分に当接して前記ボデー係止片が前
    記上方ボデー部分に係止するのを確保するボデー当接部
    とを備え、前記モールは、該モールの外側折り込み縁と
    係合する前記第1モール係止爪と前記モール内側縦壁部
    分の中間位置に係止する前記第2モール係止爪とによっ
    て支持され、更に、モールの外側折り込み縁を前記第1
    モール係止爪との係合から解除する方向に撓めて前記モ
    ールストッパ上の前記内側縦壁部分の下端縁を中心に回
    転させ前記第2モール係止爪の係合を解除してモールの
    取り外しができるように構成されたことを特徴とするモ
    ールクリップ。
  2. 【請求項2】 前記上方ボデー部分と下方ボデー部分と
    の間には隙間が形成され、本体部より下方にはボデー当
    接部より下方に延びるガイド部が形成され、このガイド
    部が、前記ボデー部分の隙間を通ってボデー当接部を下
    方ボデー部分に当接させるように案内することを特徴と
    する請求項1に記載のクリップ。
JP1992062879U 1992-09-08 1992-09-08 モールクリップ Expired - Lifetime JP2601940Y2 (ja)

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JPH0627366U JPH0627366U (ja) 1994-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0296335U (ja) * 1989-01-19 1990-08-01
JP2574482Y2 (ja) * 1990-08-01 1998-06-11 株式会社東郷製作所 ドアモール用クリップ

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JPH0627366U (ja) 1994-04-12

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