JP2666160B2 - 5−o−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導体,その製造方法及び用途 - Google Patents

5−o−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導体,その製造方法及び用途

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JP2666160B2
JP2666160B2 JP7503408A JP50340895A JP2666160B2 JP 2666160 B2 JP2666160 B2 JP 2666160B2 JP 7503408 A JP7503408 A JP 7503408A JP 50340895 A JP50340895 A JP 50340895A JP 2666160 B2 JP2666160 B2 JP 2666160B2
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秀幸 杉村
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H17/02Heterocyclic radicals containing only nitrogen as ring hetero atoms

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、新規な5−O−ピリミジル−2,3−ジデオ
キシ−1−チオフラノシド誘導体、その製造方法及び用
途に関する。更に詳細には、本発明は、抗ウイルス活性
を示すことが知られているβ−2′,3′−ジデオキシヌ
クレオシド誘導体の合成中間体として有用な5−O−ピ
リミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導
体、その製造方法、及び、該チオフラノシド誘導体から
β−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導体を立体選
択的に製造する方法に関する。本発明の方法により、β
−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導体を、α体を
生成することなく、高い収率で容易に製造することがで
きる。本発明により得られるβ−2′,3′−ジデオキシ
ヌクレオシド誘導体は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
に対して増殖抑制作用を有しエイズ(AIDS)の治療薬と
して広く用いられている3′−アジド−3′−デオキシ
チミジン(AZT)及び2′,3′−ジデオキシシチジン(D
DC)、また同様にHIVに対して増殖抑制作用を有してい
る3′−フルオロ−3′−デオキシチミジン(FLT)な
どの抗ウイルス化合物の前駆体として有用である。
従来技術 β−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導体の合成
法として従来知られている方法は、次の2つの範疇に分
類することができる。第一の方法は、天然あるいは合成
されたβ−リボヌクレオシド類を原料としその2′、
3′位の水酸基をデオキシ化するものである[C.K.Chu
ら,J.Org.Chem.,54巻,2217ページ,1989年]。第二の方
法は、2′,3′−ジデオキシ糖誘導体と塩基部分のカッ
プリングである。カップリングの手法としては、糖アノ
マー位の脱離基を活性化剤(ルイス酸など)を用いて脱
離させ塩基を導入する方法[C.K.Chuら,J.Med.Chem.,33
巻,1553ページ,1990年]、1−クロロ糖に核酸塩基のナ
トリウム塩又はカリウム塩を作用させる反応[F.Seela
ら,Heterocycles,29巻,2193ページ,1989年」、およびグ
リカールへの付加反応[C.U.Kimら,Tetrahedron lett.,
33巻,5733ページ,1992年]が挙げられる。
しかしながら、第一の方法は、出発とする原料が高価
であり、又、デオキシ化には煩雑な手法が必要であるた
め合成工程数が多いという欠点を有している。第二の方
法は、反応生成物として目的とするβ体と共に好ましく
ないα体が副生し、その結果目的物の収量は低いものと
なる。また、α体とβ体は多くの場合混合物として得ら
れ、通常の精製操作ではこれらの分離は容易ではなく、
純粋なβ体を得るには分離操作を何度も繰り返す必要が
あり、非常に手間がかかる。また、クロロ糖を用いる反
応では、該クロロ糖が不安定であるためその調製及び取
扱が困難であり、グリカールへの付加反応法は、反応後
生じる2′位の置換基を除去しなければならないなどの
欠点を有している。このように、従来知られている方法
は、いずれも工業的に有利な方法とはいい難い。
発明の開示 本発明者らは、β体への高い選択率で2′,3′−ジデ
オキシヌクレオシド誘導体を効率良く製造するために鋭
意研究を重ねた結果、驚くべきことに、式(I)で表さ
れる新規な5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1
−チオ−D−フラノシド誘導体: (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、フ
ッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を表し、
R3は炭素数1〜10のアルキル基、又は置換されていない
か或いは塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及び
ニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1つの置換
基により置換されている炭素数6〜15のアリール基を表
す) をスルホニウムイオン発生剤と反応させて、該5−O−
ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノ
シド誘導体又はそのL形異性体の分子内N−グリコシル
化反応を行い、生成する反応生成物を、反応混合物中で
そのまま、アルカリ水溶液で処理すると、β−2′,3′
−ジデオキシヌクレオシド誘導体が、高い収率で、しか
も100%という極めて高い選択率で容易に製造できるこ
とを知見した。本発明は、上記の知見に基づいて完成し
たものである。
従って、本発明の1つの目的は、優れた抗ウイルス剤
の前駆体であるβ−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド
を、β体への極めて高い選択率で与えることのできる合
成中間体として有用な新規な5−O−ピリミジル−2,3
−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導体を提供するこ
とである。
本発明の他の1つの目的は、上記の新規な5−O−ピ
リミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導
体を高い収率で製造する方法を提供することである。
本発明の更に他の1つの目的は、上記の新規な5−O
−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド
誘導体を用いて、優れた抗ウイルス剤の前駆体であるβ
−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導体を、高収率
で、しかもβ体への極めて高い選択率で、効率よく製造
する方法を提供することである。
本発明の上記及びその他の諸目的、該特徴ならびに諸
利益は、添付の図面を参照しながら述べる次の詳細な説
明及び請求の範囲の記載から明らかになる。
図面の簡単な説明 図面において: 図1は、実施例1で得られる5−O−ピリミジル−2,
3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体の1H
NMRスペクトルを示すチャートであり、 図2は、実施例2で得られる5−O−ピリミジル−2,
3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体の1H
NMRスペクトルを示すチャートであり、 図3は、実施例3で得られる5−O−ピリミジル−2,
3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体の1H
NMRスペクトルを示すチャートであり、 図4は、実施例4で得られる5−O−ピリミジル−2,
3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体の1H
NMRスペクトルを示すチャートであり、 図5は、実施例1で得られるβ−2′,3′−ジデオキ
シヌクレオシド誘導体の1H NMRスペクトルを示すチャー
トであり、 図6は、実施例2で得られるβ−2′,3′−ジデオキ
シヌクレオシド誘導体の1H NMRスペクトルを示すチャー
トであり、 図7は、実施例3で得られるβ−2′,3′−ジデオキ
シヌクレオシド誘導体の1H NMRスペクトルを示すチャー
トであり、 図8は、実施例4で得られるβ−2′,3′−ジデオキ
シヌクレオシド誘導体の1H NMRスペクトルを示すチャー
トである。
発明の詳細な説明 すなわち本発明の一つの態様によれば、式(I)で表
される5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チ
オ−D−フラノシド誘導体が提供される。
(式中、Xは水素原子、フッ素原子又アジド基を表し、
R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、フッ素
原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を表し、R3
炭素数1〜10のアルキル基、又は置換されていないか或
いは塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及びニト
ロ基からなる群より選ばれる少なくとも1つの置換基に
より置換されている炭素数6〜15のアリール基を表
す)。
本発明の、新規な5−O−ピリミジル−2,3−ジデオ
キシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体は、次の反応式
で示される方法で製造することができる。
即ち、本発明の他の態様によれば、 (1)式(II): (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
し、R3は炭素数1〜10のアルキル基、又は置換されてい
ないか或いは塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基
及びニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1つの
置換基により置換されている炭素数6〜15のアリール基
を表す) で表わされる2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノ
シド誘導体を水素化ナトリウム及び水素化カリウムから
なる群より選ばれる塩基と反応させる工程、及び (2)生成する反応生成物を、反応混合物中でそのま
ま、式(III): (式中、Yは塩素原子、臭素原子又はメチルチオ基を表
し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、メ
チル基、フッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す) で表されるピリミジン誘導体と反応させる工程、 を包含することを特徴とする、式(I): (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、メ
チル基、フッ素原子又はトリフルオロメチル基を表し、
R3は炭素数1〜10のアルキル基、又は置換されていない
か或いは塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及び
ニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1つの置換
基により置換されている炭素数6〜15のアリール基を表
す) で表される5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1
−チオ−D−フラノシド誘導体の製造方法が提供され
る。
以下、しばしば、式(I)で表される5−O−ピリミ
ジル−2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘
導体、を、単に「5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキ
シ−1−チオフラノシド誘導体(I)」と称し、式(I
I)で表される2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノ
シド誘導体、を、単に「2,3−ジデオキシ−1−チオフ
ラノシド誘導体(II)」と称し、又、式(III)で表さ
れるピリミジン誘導体を単に「ピリミジン誘導体(II
I)」と称す。
上記の製造方法における出発物質である2,3−ジデオ
キシ−1−チオフラノシド誘導体(II)において、Xは
水素原子、フッ素原子又はアジド基を表し、R3は炭素数
1〜10のアルキル基、又は置換されていないか或いは塩
素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及びニトロ基か
らなる群より選ばれる少なくとも1つの置換基により置
換されている炭素数6〜15のアリール基を表す。R3とし
ては、フェニル基が好ましく用いられる。
ピリミジン誘導体(III)において、Yは塩素原子、
臭素原子又はメチルチオ基を表し、R1は炭素数1〜4の
アルキル基、R2は水素原子、メチル基、フッ素原子又は
トリフルオロメチル基を表す。Yとしては塩素原子が好
ましく、又R1としてはメチル基、R2としては水素原子、
フッ素原子又はメチル基が好ましい。
本発明の新規な5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキ
シ−1−チオフラノシド(I)の合成は、非プロトン性
溶媒(例えば、ジメチルホルムアミドなど)中にて、出
発物質である2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘
導体(II)1molに対し、水素化ナトリウムあるいは水素
化カリウムより選ばれる塩基を1〜5mol、好ましくは1.
5〜3mol加え、0〜50℃、好ましくは15〜25℃で30分〜
5時間、好ましくは1〜2時間反応させた後、2,3−ジ
デオキシ−1−チオフラノシド誘導体(II)1molに対し
ピリミジン誘導体(III)1〜5mol、好ましくは1.5〜3m
olを加えて反応させる。その際、ピリミジン誘導体(II
I)は、−50〜10℃で加え、徐々に反応温度を上げ15〜4
0℃で5〜18時間反応させるのが好ましい。上記の反応
に用いる非プロトン性溶媒は、2,3−ジデオキシ−1−
チオフラノシド誘導体(II)1molに対し、1〜10、好
ましくは3〜7用いる。
本発明の新規な5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキ
シ−1−チオフラノシド誘導体(I)を用いることによ
って、抗ウイルス剤の前駆体として有用な、β−2′,
3′−ジデオキシヌクレオシド誘導体を、β体への極め
て高い選択率をもって対応するα体を全くまたは殆ど生
成することなく、しかも高収率で製造することができ
る。その反応工程は、次のように示すことができる。
即ち、本発明の他の態様によれば、式(IV): (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、メ
チル基、フッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す) で表されるβ−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導
体の製造方法にして、 (1)前記の5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−
1−チオ−D−フラノシド誘導体又はそのL形異性体を
スルホニウムイオン発生剤と反応させることにより、該
5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオ−D
−フラノシド誘導体の分子内N−グリコシル化反応を行
う工程、及び (2)生成する反応生成物を、反応混合物中でそのま
ま、アルカリ水溶液で処理する工程、 を包含することを特徴とする製造方法が提供される。
以下、しばしば、式(IV)で表されるβ−2′,3′−
ジデオキシヌクレオシド誘導体、を、単に「β−2′,
3′−ジデオキシヌクレオシド誘導体(IV)」と称す。
上記方法においては、5−O−ピリミジル−2,3−ジ
デオキシ−1−チオフラノシド誘導体(I)をスルホニ
ウムイオン発生剤と反応させて、該5−O−ピリミジル
−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導体(I)
の分子内N−グリコシル化反応を行い、β−2′,3′−
ジデオキシヌクレオシド誘導体(IV)へ変換する。この
反応に使用されるスルホニウムイオン発生剤としては、
ジメチル(メチルチオ)スルホニウム、テトラフルオロ
ボラート、ジメチル(メチルチオ)スルホニウム、トリ
フラートより選ばれるジメチル(メチルチオ)スルホニ
ウム塩や、スルフェニルクロリドと過塩素酸銀又はトリ
フルオロメタンスルホン酸銀のような適当な銀塩よりな
る系であってスルホニウムイオンを発生することのでき
る系を挙げることができる。その使用量は、5−O−ピ
リミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導
体(I)1molに対して1〜2mol、好ましくは1.1〜1.3mo
lである。
上記のN−グリコシル化反応は、非プロトン性溶媒
(例えば、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジメチル
ホルムアミドなど)を、5−O−ピリミジル−2,3−ジ
デオキシ−1−チオフラノシド誘導体(I)1molに対し
て100〜500、好ましくは200〜300を用い、窒素ある
いはアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で、モレキュラ
ーシーブス4A(日本国、国産化学株式会社社製)の存在
下にスルホニウムイオン発生剤を添加し、反応温度−78
〜25℃、好ましくは−20〜0℃にて行なうことができ
る。また、反応時間は、1〜12時間、好ましくは5〜7
時間程度である。次いで、出発物質である2,3−ジデオ
キシ−1−チオフラノシド誘導体(I)に対して過剰の
アルカリ水溶液を加えて1〜5時間、好ましくは2〜3
時間、−10〜25℃、好ましくは0〜10℃にて撹拌して、
目的とするβ−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導
体(IV)を生成させる。アルカリ水溶液としては、1N水
酸化ナトリウム、飽和炭酸ナトリウム水溶液、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液など特に制限はないが、好ましく
は1N水酸化ナトリウムを用いる。
本発明により得られるβ−2′,3′−ジデオキシヌク
レオシド誘導体は、酸処理またはアンモニア処理により
AZT、DDC、FLT等の公知の抗ウイルス剤へ容易に変換す
ることができる。
発明を実施するための最良の形態 以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、こ
れらは本発明の範囲を限定するものではない。
尚、NMRスペクトルは、日本国日本電子社製EX−400を
用いて測定した。
実施例1 工程1:フェニル 2,3−ジデオキシ−5−O−(4−メ
トキシ−2−ピリミジル)−1−チオ−D−グリセロ−
ペントフラノシドの製造 フェニル 2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−グリセ
ロ−ペントフラノシド(465mg、2.21mmol)にアルゴン
雰囲気下ジメチルホルムアミド(10ml)を加え、続いて
ヘキサン洗浄した水素化ナトリウム(50%oil、230mg)
を加える。室温で1時間反応後0℃に冷却し、2−クロ
ロ−4−メトキシピリジン(519mg)を加えて3時間反
応させる。室温まで徐々に昇温しさらに12時間反応させ
る。0℃に冷却後、水及びエーテルを加え、有機層をエ
ーテルで抽出する。この有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下において該エーテルを蒸発させて
濃縮する。シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶
媒;エーテル:ヘキサン=1:2〜3:1)によりフェニル
2,3−ジデオキシ−5−O−(4−メトキシ−2−ピリ
ミジル)−1−チオ−D−グリセロ−ペントフラノシド
631mg(収率90%)を得る。1H NMRによりその構造を確
認した。1H NMRのチャートを図1に示す。得られたデ
ータを下に示す。1 H NMR(CDCl3):δ=1.85−1.93(m),2.00−2.19
(m),2.12−2.26(m),2.36−2.43(m),2.46−2.5
5(m),3,96(s),4.40−4.68(m),5.59(dd,J=3.
9,6.8 Hz),5.74(dd,J=4.2,7.2 Hz),6.36(d,J=
5.9 Hz),6.37(d,J=5.9 Hz),7.20−7.31(m),7.
49−7.53(m),8.16(d,J=5.4 Hz),8.17(d,J=5.9
Hz) 工程2:1−(2,3−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ペン
トフラノシル)−4−メトキシ−2−(1H)−ピリミジ
ノンの製造 工程1で得たフェニル 2,3−ジデオキシ−5−O−
(4−メトキシ−2−ピリミジル)−1−チオ−D−グ
リセロ−ペントフラノシド(α:β=1.4:1、106.1mg、
0.333mmol)にアルゴン雰囲気下アセトニトリル83ml、
モレキュラーシーブス4A830mgを加える。30分後−20℃
に冷却しジメチル(メチルチオ)スルホニウムテトラフ
ルオロボラート74.1mg(97%、0.367mmol)を加える。
5時間後に1N水酸化ナトリウム水溶液(25ml)を加え、
更に0℃にて2.5時間反応させる。飽和塩化アンモニウ
ム水溶液を加えて中和する。有機層9をクロロホルムで
抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下において該クロロホルム
を蒸発させて濃縮する。シリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒;酢酸エチル)により1−(2,3−ジデ
オキシ−β−D−グリセロ−ペントフラノシル)−4−
メトキシ−2−(1H)−ピリミジノン54.1mg(収率72
%)を得た。1H NMRによりその構造を確認した。1H N
MRのチャートを図5に示す。得られたデータを下に示
す。1 H NMR(CDCl3):δ=1.95(m,2H)、2.14(ddd,1H,J
=4.0,7.2,13.5 Hz)、2.49(m,1H)、2.99(br,1
H)、3.80(dd,1H,J=3.7,12.9 Hz)、3.94(s,3H)、
4.05(d,1H,J=12.2 Hz)、4.23(m,1H)、5.89(d,1
H,J=7.8 Hz)、6.08(dd,1H,J=3.2,6.6 Hz)、8.22
(d,1H,J=7.3 Hz) 尚、上記化合物に対応するα体は全く生成しなかっ
た。
実施例2 実施例1の2−クロロ−4−メトキシピリミジンの代
わりに2−クロロ−4−メトキシ−5−メチルピリミジ
ンを使用する以外は実施例1と同様にして、フェニル
2,3−ジデオキシ−5−O−(4−メトキシ−5−メチ
ル−2−ピリミジル)−1−チオ−D−グリセロ−ペン
トフラノシドを得た(収率83%)。1H NMRによりその
構造を確認した。1H NMRのチャートを図2に示す。得
られたデータを下に示す。1 H NMR(CDCl3):δ=1.84−1.92(m),1.99−2.09
(m),2.03(s)、2.04(s)、2.11−2.25(m),2.
35−2.43(m),2.45−2.54(m),3.98(s),4.24−
4.68(m),5.59(dd,J=3.9,6.8 Hz),5.74(dd,J=
4.2,7.1 Hz),7.20−7.30(m),7.50−7.52(m),7.
96(s) 次いで、実施例1と同様にして、得られたフェニル
2,3−ジデオキシ−5−O−(4−メトキシ−5−メチ
ル−2−ピリミジル)−1−チオ−D−グリセロ−ペン
トフラノシドから1−(2,3−ジデオキシ−β−D−グ
リセロ−ペントフラノシル)−4−メトキシ−5−メチ
ル−2−(1H)−ピリミジノンを製造した(収率79
%)。1H NMRによりその構造を確認した。1H NMRのチ
ャートを図6に示す。得られたデータを下に示す。1 H NMR(CDCl3):δ=1.93(d,3H,J=1.95 Hz)、1.
95(m,2H)、2.12(m,1H)、2.48(m,1H)、3.02(br,1
H)、3.79(dd,1H,J=3.9,11.7 Hz)、3.97(d,3H,J=
3.4 Hz)、4.04(d,1H,J=11.7 Hz)、4.21(ddd,1H,
J=3.9,7.3,10.3 Hz)、6.09(dt,1H,J=2.9,2.9,6.4
Hz)、7.93(s,1H) 尚、上記化合物に対応するα体は全く生成しなかっ
た。
実施例3 実施例2のフェニル 2,3−ジデオキシ1−チオ−D
−グリセロ−ペントフラノシドの代わりにフェニル 3
−アジド−2,3−ジデオキシ−1−チオ−α−D−エリ
スロ−ペントフラノシドを使用する以外は実施例2と同
様にして、フェニル 3−アジド−2,3−ジデオキシ−
5−O−(4−メトキシ−5−メチル−2−ピリミジ
ル)−1−チオ−α−D−エリスロ−ペントフラノシド
を得た(収率81%)。
1H NMRによりその構造を確認した。1H NMRのチャー
トを図3に示す。得られたデータを下に示す。1 H NMR(CDCl3):δ=2.06(s,3H)、2.11(dt,1H,J
=5.1,14.2 Hz)、2.90(dt,1H,J=8.1,14.2 Hz)、
3.99(s,3H)、4.19(dt,1H,J=6.0,8.8 Hz)、4.40
(dt,1H,J=3.5,7.1 Hz)、4.53(dd,1H,J=3.9,12.2
Hz)、4.57(dd,1H,J=3.9,11.7 Hz)、5.73(dd,1
H,J=4.9,7.3 Hz),7.24−7.31(m,3H)、7.49−7.51
(m,2H)、7.98(s,1H) 次いで、実施例2と同様にして、得られたフェニル
3−アジド−2,3−ジデオキシ−5−O−(4−メトキ
シ−5−メチル−2−ピリミジル)−1−チオ−α−D
−エリスロ−ペントフラノシドから1−(3−アジド−
2,3−ジデオキシ−β−D−エリスロ−ペントフラノシ
ル)−4−メトキシ−5−メチル−2(1H)−ピリミジ
ノンを製造した(収率84%)。1H NMRによりその構造
を確認した。1H NMRのチャートを図7に示す。得られ
たデータを下に示す。1 H NMR(CDCl3):δ=1.95(d,3H,J=0.98 Hz)、2.
45(ddd,1H,J=5.2,6.5,13.8 Hz)、2.71(dt,1H,J=
6.8,6.8,13.7 Hz)、3.04(br,1H)、3.82(m,1H)、
3.99(s,3H)、3.99−4.04(m,2H)、4.42(dd,1H,J=
2.0,5.4 Hz)、5.98(t,1H,J=6.4 Hz)、7.26(s,1
H) 尚、上記化合物に対応するα体は全く生成しなかっ
た。
実施例4 実施例2のフェニル2,3−ジデオキシ−1−チオ−D
−グリセロ−ペントフラノシドの代わりにフェニル2,3
−ジデオキシ−3−フルオロ−1−チオ−α−D−エリ
スロ−ペントフラノシドを使用する以外は実施例2と同
様にして、フェニル 2,3−ジデオキシ−3−フルオロ
−5−O−(4−メトキシ−5−メチル−2−ピリミジ
ル)−1−チオ−α−D−エリスロ−ペントフラノシド
を得た(収率81%)。1H NMRによりその構造を確認し
た。1H NMRのチャートを図4に示す。得られたデータ
を下に示す。1 H NMR(CDCl3):δ=2.05(s,3H)、2.42(dd,1H,J
=14.9,24.2 Hz)、2.83(dddd,J=6.4,7.8,14.7,34.7
Hz)、3.98(s,3H)、4.46(dd,1H,J=4.6,12.0 H
z)、4.52(dd,1H,J=3.9,11.7 Hz)、4.81(ddd,1H,J
=3.9,6.3,24.4 Hz)、5.31(dd,1H,J=6.4,55.7 H
z)、5.84(dd,1H,J=2.2,8.1 Hz)、7.19−7.31(m,3
H)7.43−7.51(m,2H),7.96(s,1H) 次いで、実施例2と同様にして、得られたフェニル
2,3−ジデオキシ−3−フルオロ−5−O−(4−メト
キシ−5−メチル−2−ピリミジル)−1−チオ−α−
D−エリスロ−ペントフラノシドから1−(2,3−ジデ
オキシ−3−フルオロ−β−D−エリスロ−ペントフラ
ノシル)−4−メトキシ−5−メチル−2(1H)−ピリ
ミジノンを製造した(収率86%)。1H NMRのチャート
を図8に示す。1H NMRによりその構造を確認した。得
られたデータを下に示す。1 H NMR(CDCl3):δ=1.96(d,3H,J=0.98 Hz)、2.
56(ddd,1H,J=5.9,14.2,21.0 Hz)、2.72(dddd,1H,J
=4.9,8.8,14.2,39.0 Hz)、3.85(br,2H)、3.97(d,
1H,J=11.2 Hz)、3.99(s,3H)、4.36(d,1H,J=27.8
Hz)、5.37(dd,1H,J=4.9,54.2 Hz)、6.05(dd,1
H,J=5.9,8.8 Hz)、7.52(d,1H,J=0.98 Hz) 尚、上記化合物に対応するα体は全く生成しなかっ
た。
産業上の利用可能性 式(I)で表わされる本発明の5−O−ピリミジル−
2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体、
又はそのL形異性体を、スルホニウムイオン発生試薬と
反応させて分子内N−グリコシル化反応を行うことによ
り、β−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導体を、
β体に対する極めて高い選択率で、対応するα体を全く
又は殆ど生成することなく、しかも高収率で製造するこ
とができる。これらのヌクレオシド誘導体は酸処理また
はアンモニア処理によりAZT、DDC、FLT等の抗ウイルス
剤へ容易に変換することができる。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)で表される5−O−ピリミジル−
    2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体: (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
    し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、メ
    チル基、フッ素原子又はトリフルオロメチル基を表し、
    R3は炭素数1〜10のアルキル基、又は置換されていない
    か或いは塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及び
    ニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1つの置換
    基により置換されている炭素数6〜15のアリール基を表
    す)。
  2. 【請求項2】式(I)において、Xは水素原子を表し、
    R1はメチル基を表し、R2は水素原子を表し、R3はフェニ
    ル基を表すことを特徴とする請求項1に記載の5−O−
    2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体。
  3. 【請求項3】式(I)において、Xは水素原子を表し、
    R1はメチル基を表し、R2はメチル基を表し、R3はフェニ
    ル基を表すことを特徴とする請求項1に記載の5−O−
    2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体。
  4. 【請求項4】式(I)において、Xはアジド基を表し、
    R1はメチル基を表し、R2はメチル基を表し、R3はフェニ
    ル基を表すことを特徴とする請求項1に記載の5−O−
    2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導体。
  5. 【請求項5】式(I)において、Xはフッ素原子を表
    し、R1はメチル基を表し、R2はメチル基を表し、R3はフ
    ェニル基を表すことを特徴とする請求項1に記載の5−
    O−2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノシド誘導
    体。
  6. 【請求項6】(1)式(II): (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
    し、R3は炭素数1〜10のアルキル基、又は置換されてい
    ないか或いは塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基
    及びニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1つの
    置換基により置換されている炭素数6〜15のアリール基
    を表す) で表わされる2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラノ
    シド誘導体を水素化ナトリウム及び水素化カリウムから
    なる群より選ばれる塩基と反応させる工程、及び (2)生成する反応生成物を、反応混合物中でそのま
    ま、式(III): (式中、Yは塩素原子、臭素原子又はメチルチオ基を表
    し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、メ
    チル基、フッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す) で表されるピリミジン誘導体と反応させる工程、 を包含することを特徴とする、式(I): (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
    し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、メ
    チル基、フッ素原子又はトリフルオロメチル基を表し、
    R3は炭素数1〜10のアルキル基、又は置換されていない
    か或いは塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及び
    ニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1つの置換
    基により置換されている炭素数6〜15のアリール基を表
    す) で表される5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1
    −チオ−D−フラノシド誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】式(IV): (式中、Xは水素原子、フッ素原子又はアジド基を表
    し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は水素原子、メ
    チル基、フッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す) で表されるβ−2′,3′−ジデオキシヌクレオシド誘導
    体の製造方法にして、 (1)請求項1の5−O−ピリミジル−2,3−ジデオキ
    シ−1−チオ−D−フラノシド誘導体又はそのL形異性
    体をスルホニウムイオン発生剤と反応させて、該5−O
    −ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオ−D−フラ
    ノシド誘導体の分子内N−グルコシル化反応を行う工
    程、及び (2)生成する反応生成物を、反応混合物中でそのま
    ま、アルカリ水溶液で処理する工程、 を包含することを特徴とする製造方法。
  8. 【請求項8】該アルカリ水溶液が水酸化ナトリウム水溶
    液、炭酸ナトリウム水溶液及び炭酸水素ナトリウム水溶
    液からなる群より選ばれることを特徴とする請求項7に
    記載の製造方法。
JP7503408A 1993-11-05 1994-11-04 5−o−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導体,その製造方法及び用途 Expired - Fee Related JP2666160B2 (ja)

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