JP2665564B2 - 細胞防護剤 - Google Patents

細胞防護剤

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JP2665564B2 JP18554090A JP18554090A JP2665564B2 JP 2665564 B2 JP2665564 B2 JP 2665564B2 JP 18554090 A JP18554090 A JP 18554090A JP 18554090 A JP18554090 A JP 18554090A JP 2665564 B2 JP2665564 B2 JP 2665564B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は細胞防護剤、詳しくは血液再潅流後に生じる
細胞障害を防護するための細胞防護剤に関する。
従来技術とその課題 従来より、手術時等における虚血液に血流を再開する
と、スーパーオキサイド、過酸化水素、ヒドロキシラジ
カル、一重項酸素等の活性酸素の産生が増加し、フリー
ラジカルによる障害が著しく増すことが知られている。
これは虚血時にATPよりADPを経て蓄積されたヒポキサン
チンとキサンチンオキシダーゼと再血流により供給され
た大量の酸素とによって、酸素アニオンラジカル(O2
)がまず生成され、二次的に他の活性酸素種が産生さ
れることによっている。また、虚血時には好中球からの
活性酸素の発生も増加し、ミトコンドリア内の電子伝達
系の破綻や血管内皮細胞障害時によっても、大量のフリ
ーラジカルが発生しているものと考えられている。
しかして、上記フリーラジカルは生体を構成する脂
質、蛋白、核酸等を攻撃して、之等を変性させ種々の病
的状態、例えば各種の炎症、肝障害、腎障害、胃障害、
動脈硬化、溶血、老化、肺障害、虚血性血管障害等を引
き起こすとされている。より詳しくは例えば生体膜の主
要な構成成分である脂質がフリーラジカルの攻撃を受け
ると、生体膜のリン脂質を構成するオレイン酸、リノー
ル酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸の過酸化が促進さ
れて過酸化脂質等の炎症因子の産生が誘発されたり、更
に酸素フリーラジカルによって発生した脂質のフリーラ
ジカルが、膜の脂質層にラジカルの連鎖反応を引き起こ
して、アルコキシラジカルやヒドロキシラジカルの発生
を惹起して膜障害や種々の有用酸素類の失活が起るおそ
れがある。また蛋白が上記フリーラジカルの攻撃を受け
ると、生体の機能維持に不可欠の酸素作用が障害される
おそれがある。更に核酸フリーラジカルと反応すればDN
Aが変化を受け、これは発癌に関係すると推測される。
このように、血液再潅流時には細胞障害という重大な
問題が生じ、これを解決するための細胞防護剤ともいう
べき新しい薬剤の出現が斯界で要望されている現状にあ
る。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、上記斯界の要望に合致する新しい細
胞防護剤を提供することにある。
本発明者らは、上記目的より鋭意研究を重ねた結果、
従来抗痛風剤の有効成分として既に知られている下記一
般式(1)で表わされる化合物〔特開昭64−79184号公
報参照〕が、上記抗痛風効果とは無関係に極めて優れた
細胞防護効果を発揮することを見出だし、ここに本発明
を完成するに至った。
課題を解決するための手段 即ち本発明は、一般式 〔式中R1は水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキ
シ基を、R2は水素原子又は水酸基を、nは0、1又は2
をそれぞれ示す。〕 で表わされるピラゾロトリアジン誘導体及び/又はその
塩を有効成分として含有することを特徴とする細胞防護
剤に係わる。
上記一般式(1)において、R1で示される低級アルキ
ル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
基等を例示できる。また、低級アルコキシ基としては、
例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキ
シルオキシ基等を例示できる。
また上記一般式(1)で表わされるピラゾロトリアジ
ン誘導体の塩としては、通常の薬理的に許容される塩、
例えばナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩や、塩
酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩、マレイン酸
塩、フマール酸塩、酒石酸塩、ベンゼンスルホン酸塩等
の酸付加塩等を例示できる。
本発明において有効成分として利用する上記一般式
(1)のピラゾロトリアジン誘導体は、従来抗通風剤の
有効成分化合物として知られているのみで、これ以外の
薬理用途についての知見は皆無であり、該化合物が極め
て優れた細胞防護作用を有し細胞防護剤として有効であ
るという事実は本発明者らが初めて見出した新知見であ
る。
本発明の細胞防護剤は、通常上記有効成分化合物と共
に製剤単体を用いて一般的な医薬製剤組成物の形態とさ
れ実用される。該製剤担体としては製剤の使用形態に応
じて、通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿
剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あるいは賦
形剤を例示でき、これらは得られる製剤の投与単位形態
に応じて適宜選択使用される。
本発明細胞防護剤の上記医薬製剤の投与単位形態とし
ては、各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代
表的なものとしては錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、
乳剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)
等が挙げられる。錠剤の形態に成形するに際しては、上
記製剤担体として例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、
ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリ
ン、結晶セルロース、ケイ酸、リン酸カリウム等の賦形
剤、水、エタノール、プロパノール、単シロツプ、ブド
ウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロ
ース、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウ
ム等の崩壊剤、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノ
グリセリド等の界面活性剤、白糖、ステアリン、カカオ
バター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウ
ム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリ
セリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリ
ン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製
タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリ
コール等の滑沢剤等を使用できる。更に錠剤は必要に応
じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被
包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二重
錠、多層錠とすることができる。丸剤の形態に成形する
に際しては、製剤担体として例えばブドウ糖、乳糖、デ
ンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の
賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エ
タノール等の結合剤、ラミナラン、カンテン等の崩壊剤
等を使用できる。坐剤の形態に成形するに際しては、製
剤担体として例えばポリエチレングリコール、カカオ
脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼ
ラチン、半合成グリセライド等を使用できる。カプセル
剤は常法に従い通常本発明の有効成分化合物を上記で例
示した各種の製剤担体と混合して硬質ゼラチンカプセ
ル、軟質カプセル等に充填して調製される。本発明の細
胞防護剤が液剤、乳剤、懸濁剤等の注射剤として調製さ
れる場合、之等は殺菌され且つ血液と等張であるのが好
ましく、之等の形態に成形するに際しては、希釈剤とし
て例えば水、エチルアルコール、マクロゴール、プロピ
レングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等を使用でき
る。尚、この場合等張性の溶液を調製するに充分な量の
食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを本発明細胞防護剤
中に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝
剤、無痛化剤等を添加してもよい。更に、本発明細胞防
護剤中には、必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味
剤、甘味剤等や他の医薬品を含有させることもできる。
本発明の細胞防護剤中に含有されるべき一般式(1)
で表わされる有効成分化合物及びその塩の量は、特に限
定されず広範囲に適宜選択されるが、通常全医薬製剤組
成物中に約0.5〜50重量%程度含有される量とするのが
よい。
本発明細胞防護剤の投与方法は特に制限がなく、各種
製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度
等に応じて決定される。例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁
剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤は経口投与される。注
射剤は単独で又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と
混合して静脈内投与され、更に必要に応じて単独で筋肉
内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与される。
本発明細胞防護剤の投与時期は、特に限定されるもの
ではないが、虚血又は再潅流時であるのが好適である。
本発明細胞防護剤の投与量は、用法、患者の年齢、性
別その他の条件等により適宜選択されるが、通常有効成
分の量が1日成人1人当たり約0.1〜400mg程度とするの
がよく、該製剤は1日に1〜4回に分けて投与すること
ができる。
尚、本発明の細胞防護剤は上記したように、血液再潅
流後に生じる細胞障害を防護するために生体に投与する
ことができると共に、これに加えて、臓器移植の際に使
用される臓器保存液に添加して使用することもでき、こ
の場合も同様の優れた細胞防護効果を奏することができ
る。
実施例 以下、本発明を更に詳しく説明するため本発明細胞防
護剤の製剤例を実施例として挙げ、次いで薬理試験例を
挙げる。
実施例 1 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−フェ ニルスルフィニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a ]−1,3,5−トリアジン 60g アビセル(商標名、旭化成社製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g TC−5(商標名、信越化学工業社製ヒドロキシプ ロピルメチルセルロース) 5g ポリエチレングリコール−6000 1g 水 47gエタノール 47g 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−フェニル
スルフィニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−
トリアジン、アビセル、コーンスターチ及びステアリン
酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R8mmのキネで打錠す
る。得られた錠剤をTC−5、ポリエチレングリコール−
6000、水及びエタノールからなるフィルムコーティング
剤被覆を行ない、上記組成のフィルムコーティング錠を
製造する。
実施例 2 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−フェ ニルスルフィニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a ]−1,3,5−トリアジン 100g 結晶セルロース(日本薬局方品) 104g コーンスターチ(日本薬局方品) 92g タルク(日本薬局方品) 2gステアリン酸マグネシウム(日本薬局方品) 2g 全 量 300g 有効成分としての4−ヒドロキシ−8−(3−メトキ
シ−4−フェニルスルフィニルフェニル)ピラゾロ[1,
5−a]−1,3,5−トリアジンを、1カプセル当り100mg
含有する硬質ゼラチンカプセル(1000個)を、上記処方
により調製した。
即ち、各成分を細かく粉末にし、均一混合物となるよ
うに充分混和後、所望の寸法を有する経口投与用ゼラチ
ンカプセルに充填して、本発明カプセル剤を調製した。
薬理試験例1 腎臓虚血ラットに対する効果 〈実験動物及び方法〉 生後9週齢(体重319.9〜415.2g)のウィスター(Wis
ter)系雄性ラットを、ペントバルビタールナトリウム4
0mg/kgの腹腔内投与による麻酔下に、正中線に沿って開
腹し、直ちに右腎臓を摘出した後、血管用クリップ(杉
田動脈瘤クリップ)を用いて左腎臓脈の血流を遮断し
た。創面を生理食塩水に浸したガーゼで覆い、45分後に
遮断を解除し閉腹した後、個別ケージにて飼育した(虚
血群)。また、Sham群は血流を遮断しない以外は上記虚
血群と同様の処置を行なった。
本発明有効成分化合物として4−ヒドロキシ−8(3
−メトキシ−4−フェニルスルフィニルフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジンを、また比較対照
化合物としてアロプリノール(東京化成社製)を供試化
合物として用い、之等のそれぞれを50、100及び200mg/k
gの用量で、虚血1時間前に各群ラットに経口投与し
た。尚、上記各供試化合物は0.5%CMC溶液に懸濁させ、
5ml/kgの割合で投与した。また供試化合物の代わりに生
理食塩水を投与したコントロール群を設けた。前記Sham
群にも生理食塩水を投与した。
血流再開24時間後に、ペントバルビタールナトリウム
40mg/kgの腹腔内投与による麻酔下に、各群ラットの腹
大静脈より血液2〜3mlを採血した。
得られた血液を遠沈させて血清を得、該血清中のクレ
アチニン値(CRE、mg/dl)及び尿素窒素値(BUN,mg/d
l)を求めた。
得られた結果を各群ラットにつき平均値±標準偏差で
表わし、コントロール群との有意差検定を、スチューデ
ンツ t−テスト(Student′s t−test)及びアスピン
−ウェルチス t−テスト(Aspin−Welch′s t−tes
t)により行なった。
その結果を第1図及び第2図に示す。第1図はクレア
チニン値(mg/dl)を縦軸にとり、各群における結果を
棒グラフにて示したものであり、また第2図は尿素窒素
値(mg/dl)を縦軸にとり、各群における結果を棒グラ
フにて示したものである。各図において(1)はSham群
(1群4匹)を、(2)はコントロール群(1群8匹)
を、(3)は本発明有効成分化合物50mg/kg投与群(1
群8匹)を、(4)は本発明有効成分化合物100mg/kg投
与群(1群8匹)を、(5)は本発明有効成分化合物25
0mg/kg投与群(1群8匹)を、(6)は比較対照化合物
50mg/kg投与群(1群8匹)を、(7)は比較対照化合
物100mg/kg投与群(1群8匹)を、また(8)は比較対
照化合物250mg/kg投与群(1群8匹)をそれぞれ示す。
上記第1図及び第2図より、本発明有効成分化合物の
投与によれば、コントロール群に見られる腎臓機能障害
が顕著に改善されていることが明らかである。これに対
して比較対照化合物の投与では、本発明有効成分化合物
に見られる如き腎臓障害の改善効果は認められないこと
が判る。
薬理試験例2 CCl4肝障害モデルラットに対する効果 CCl4の投与によれば、生体内でラジカルが発生し細胞
障害の生じることが知られている〔Mebio.,9,56−60(1
988),「特集:生体内フリーラジカルの臨床」参
照〕。このことから、この試験では前記試験I.において
用いた虚血ラットに代えて、CCl4投与による肝障害モデ
ルラットを用いた。
〈実験動物及び方法〉 生後8週齢のウィスター系雄性ラットを24時間絶食さ
せた後、体重が260.8〜352.8gのものを以下の実験に利
用した。
上記実験動物に、本発明有効成分化合物として4−ヒ
ドロキシ−8−(3−メトキシ−4−フェニルスルフィ
ニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ンの50、100及び250mg/kgを、また比較対照化合物とし
てアロプリノール(東京化成社製)の50、100及び250mg
/kgをそれぞれ経口投与した。尚、上記各供試化合物は
0.5%CMC溶液に懸濁させ、5ml/kgの割合で投与した。ま
た供試化合物の代わりに生理食塩水を投与したコントロ
ール群を設けた。
供試化合物投与24時間後に、各群ラットの腹大静脈よ
り経時的に血液を約2.0〜2.5mlの量で採取し之等の各血
清について、GOT、GPT及びグルコース量を測定した。こ
の測定は富士ドラムケイ5000(富士写真フィルム社製)
にて行なった。
得られた結果を各群ラット(1群5匹)の平均値±標
準偏差で表わし、コントロール群との有意差検定を、ス
チューデンツ t−テストにより行なった。
上記GOT量を求めた結果を第3図に、GPT量を求めた結
果を第4図にそれぞれ示す。各図はGOT又はGPT量(U/
)を縦軸にとり、各群における供試化合物投与24時間
後の結果を棒グラフにて示したものであり、各図中
(1)はコントロール群を、(2)は本発明有効成分化
合物50mg/kg投与群を、(3)は同有効成分化合物100mg
/kg投与群を、(4)は同有効成分化合物250mg/kg投与
群を、(5)は比較対照化合物50mg/kg投与群を、
(6)は同比較化合物100mg/kg投与群を、また(7)は
同比較化合物250mg/kg投与群をそれぞれ示す。
上記第3図及び第4図の結果より、本発明の有効成分
化合物は細胞防護剤として、極めて優れた効果を奏する
ことが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、腎臓虚血ラットに対する本発明細
胞防護剤有効成分化合物の効果を示すグラフであり、第
3図及び第4図はCCl4肝障害モデルラットに対する本発
明細胞防護剤有効成分化合物の効果を示すグラフであ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中R1は水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキ
    シ基を、R2は水素原子又は水酸基を、nは0、1又は2
    をそれぞれ示す。〕 で表わされるピラゾロトリアジン誘導体及び/又はその
    塩を有効成分として含有することを特徴とする細胞防護
    剤。
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