JP2665472B2 - バーチカルエンジンの潤滑装置 - Google Patents
バーチカルエンジンの潤滑装置Info
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- JP2665472B2 JP2665472B2 JP62129466A JP12946687A JP2665472B2 JP 2665472 B2 JP2665472 B2 JP 2665472B2 JP 62129466 A JP62129466 A JP 62129466A JP 12946687 A JP12946687 A JP 12946687A JP 2665472 B2 JP2665472 B2 JP 2665472B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M9/00—Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
- F01M9/06—Dip or splash lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/007—Other engines having vertical crankshafts
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の属する技術分野]
この発明は、クランク軸を垂直にして芝刈機等に搭載
されるバーチカルエンジンの潤滑装置に関する。 [従来の技術] 芝刈機等にはクランク軸を垂直に配置したバーチカル
エンジンが搭載されるものがあり、このバーチカルエン
ジンには例えば実開昭58−14412号公報に開示されるよ
うな潤滑装置が用いられている。 このものはクランクケースにクランク軸を垂直に配置
し、このクランク軸の回転に連動してオイルスプラッシ
ャを駆動させ、クランクケースに貯溜されたオイルを飛
散し、クランク室内にオイルを噴霧して、エンジンの各
部を潤滑するようにしている。 [発明が解決しようとする課題] ところが、芝刈機は例えば長い起伏のある芝地を走行
しながら芝を刈ることがあり、このとき芝刈機が起伏に
応じて傾斜すると、バーチカルエンジンが前後方向又は
左右方向へ傾斜する。このため、芝地の起伏が長く、芝
刈機の傾斜が比較的長い時間続く場合には、従来のもの
はバーチカルエンジンのクランクケース内に貯溜された
オイルが一方に片寄り、オイルスプラッシャがオイル面
から出て、オイルに浸されない状態になることがある。 従って、オイルスプラッシャによるクランクケースに
貯溜されたオイルの飛散が減少し、エンジンの各部への
オイルの潤滑が絶たれ、特に作動騒音が発生する一原因
となり好ましくない。 また、実開昭61−147313号公報に開示されるように、
クランク軸の周りに油掻き上げ羽根とガバナギヤを配置
し、これらをクランク軸と連動させ回転し、これにより
オイルを飛散させて噴霧状態にしてエンジンの各部を潤
滑するものがあるが、クランク軸の一方側に油掻き上げ
羽根とガバナギヤが寄せて配置されているから、バーチ
カルエンジンの傾斜によっては油掻き上げ羽根とガバナ
ギヤが同時にオイル面から露出し、オイルの飛散ができ
ないことがある。 この発明は、このような実情に鑑みてなされたもの
で、エンジンがいかなる方向に傾斜してもクランク室内
のオイルを簡単な構造で飛散させて噴霧状態にし、潤滑
を確実に行なうことが可能なバーチカルエンジンの潤滑
装置を提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、クランクケ
ースにクランク軸を垂直に配置し、このクランク軸と回
転に連動してオイルスプラッシャを駆動し、前記クラン
クケースに貯溜されたオイルを飛散するバーチカルエン
ジンにおいて、前記クランク軸のクランクギアに、エン
ジンの回転速度を調節するガバナのギアと動弁機構のカ
ム軸に設けたカムギアとを噛み合わせ、このカムギアに
前記オイルスプラッシャを連動させ、さらにこの連動部
分を前記カムギアと前記クランクギアとの噛み合い部近
傍に位置させると共に、前記オイルスプラッシャと前記
ガバナとを前記クランク軸を挟んで対称位置にオイルを
飛散可能に配置したことを特徴としている。 クランク軸のクランクギアに、エンジンの回転速度を
調節するガバナのギアと動弁機構のカム軸に設けたカム
ギアとを噛み合わせ、さらにカムギアにオイルスプラッ
シャを連動させることで、オイルスプラッシャとガバナ
とをクランク軸を挟んで対称位置に、簡単な構造で容易
にオイルを飛散可能に配置することが可能である。 また、オイルスプラッシャとガバナの配置によって、
バーチカルエンジンが前後或いは左右に傾斜すると、少
なくともオイルスプラッシャまたはガバナのいずれか一
方がクランクケース内に貯溜するオイルをかき上げ、バ
ーチカルエンジンがいかなる方向に傾斜することがあっ
ても、クランクケース内にオイルが飛散して噴霧状態に
あり、エンジンの各部を確実に潤滑することができる。 しかも、クランク室内のオイルを専用に飛散させる部
材を用いることなく、動弁機構のカムギア、カム軸を利
用して所定位置にガバナを配置してクランク軸と連動さ
せることができ、簡単かつコンパクトな構造である。 また、カムギアにオイルスプラッシャを連動させ、さ
らにこの連動部分をカムギアとクランクギアとの噛み合
い部近傍に位置させることで、カムギアとクランクの両
者をも十分に潤滑することができる。 [発明の実施の形態] 次に、添付図面と共にこの発明の実施の形態を詳細に
説明する。 第1図乃至第5図はこの発明の第1実施例を示す図で
ある。第5図において符号1は芝刈機であり、この芝刈
機1の本体2には前輪3と後輪4とが設けられている。
本体2の後方にはハンドル5が斜め上方に取付けられ、
このハンドル5には除草バッグ6が取付けられている。 また、前記本体2にはバーチカルエンジン7が搭載さ
れ、このバーチカルエンジン7のクランクケース8に
は、シリンダブロック9とシリンダヘッド10からなるシ
リンダ部11がその頭部を進行方向前側に向けて水平に支
持されている。このシリンダヘッド10には吸気通路12を
開閉する吸気バルブ13と、排気通路14を開閉する排気バ
ルブ15が設けられ、図示しない動弁機構によって所定の
タイミングで開閉作動するようになっている。 前記クランクケース8は上ケース8aと下ケース8bとか
らなり、この上ケース8aと下ケース8b間にはクランク軸
16が垂直に軸支され、このクランク軸16にはコンロッド
17を介してピストン18が接続されている。また、クラン
クケース8の下ケース8bにはオイルが貯溜されている。
前記クランク軸16のクランクケース8から下方へ突出す
る下端部にはカッターブレード(図示せず)が接続さ
れ、一方クランクケース8から上方に突出する上端には
冷却ファン19を有するフライホール20が取付けられてい
る。クランクケース8とシリンダ部11の上方にはカバー
21が取付けられ、このファンカバー21はこれらを覆うと
共に、燃料タンク22を覆っている。前記吸気バルブ13及
び排気バルブ15を作動する動弁機構のカム軸23はクラン
クケース8の下ケース8aと下ケース8bとに軸支され、動
弁機構の図示しないタペットを作動するカム24,25を有
している。このカム軸23に設けられたカムギア26は、第
2図及び第3図に示すように、クランク軸16のクランク
ギア27にオイル面28の上方で噛合している。 このカムギア26にはオイルスプラッシャ29のギア30が
噛み合い、オイルスプラッシャ29は円盤状に形成され、
ギヤ30の反対側にはフィン29aを有している。このオイ
ルスプラッシャ29は支持軸31に回転可能に支持され、こ
のオイルスプラッシャ29の回転面をカム軸23及びクラン
ク軸16の軸線方向へ寄せて配置されている。さらに、支
持軸31は支持レバー31は支持レバー32に支持されてお
り、支持レバー32はボルト33により下ケース8bに形成さ
れたボス34に締付固定されている。 また、下ケース8bにはボス34の近傍にストッパー35が
形成されており、このストッパー35は支持レバー32と係
合し、支持レバー32の回転を規制している。このオイル
スプラッシャ29の径方向の端面29bと対向するクランク
ケース8の下ケース8bの側壁8cは、クランク軸16及びカ
ム軸23の軸方向へ略沿わせ、さらに端面29bに沿わせて
形成されている。このように、側壁8cがオイルスプラッ
シャ29に近接されているため、オイルスプラッシャ29で
かき上げられるオイルが上昇しやすい。このため、低速
回転でも、カムギア26上にオイルが飛散して噛合部が潤
滑され、回転変動の大きな低速回転でも、オイルのダン
パー作用によって作動騒音が低減される。 また、クランク軸16に対してオイルスプラッシャ29の
反対側の対称位置には水平面内で回転するガバナ36が配
置され、このガバナ36の回転体37は下ケース8bのボス部
38に圧入された支持軸39に回動可能に支持されている。
回転体37の上部の周縁にはギア40が形成され、このギア
40はクランク軸16のクランクギア27に噛合している。ま
た、回転体37の内部には遠心ウエイト41がピン42を介し
て回動可能に支持され、この遠心ウエイト41はウエイト
部41aと爪41bとを有している。この遠心ウエイト41は回
転体37の回転速度に応じて回転し、爪部41bが支持軸39
に装着された作動部材43を上下させ、調節アーム44を回
転させるようになっている。この調節アーム44は図示し
ない気化器のスロットルに接続され、混合ガスの供給量
を調節してエンジンの回転速度を一定にする。 次に、この実施例の作動について説明すると、バーチ
カルエンジン7のクランク軸16が略垂直の時には、オイ
ル面28が第3図に示すようになり、オイルスプラッシャ
29はクランクギア27との噛合部を除いてほぼ全体がオイ
ルの中に浸されている。 従って、バーチカルエンジン7の駆動で、カム軸26が
回転すると、オイルスプラッシャ29が回転する。このた
め、オイルスプラッシャ29の回転で、オイルはギア30と
フィン29aとによってかき上げられて飛散し、オイルが
クランクケース8内に噴霧する。このとき、オイルはク
ランクケース8の下ケース8bに形成された側壁8cに誘導
され、確実にオイルスプラッシャ29の回転で上方に飛散
することができる。 そして、第4図に示すようにバーチカルエンジン7が
傾斜して、オイルスプラッシャ29のオイルへの浸される
量が減少すると、このオイルスプラッシャ29と反対側の
対称位置に配置されたガバナ36がオイルに浸される。こ
のように、ガバナ36の周面のオイル面28が上昇してガバ
ナ36のギア40がオイルに浸されるようになるため、この
ガバナ36の回転により、オイルがギア40によって飛散
し、オイルがクランクケース8内に噴霧する。このた
め、バーチカルエンジン7のクランク軸16及びカム23等
の各部を潤滑する。 このように、バーチカルエンジン7が傾斜でオイルス
プラッシャシャ29の機能が低下しても、これに代わって
ガバナ36が作動するので、バーチカルエンジン7の傾斜
状態にかかわらず、オイルによる潤滑が中断することな
く行なわれる。 第6図は第2実施例を示す図である。この実施例で
は、クランクケース8を構成する下ケース8bの側壁8c
が、オイルスプラッシャ29の径方向の端面29bと離れて
いる場合に、ガイド板45をボルト46で締付固定し、オイ
ルスプラッシャ29に接近させたものである。 従って、オイルスプラッシャ29の回転によってオイル
がガイド板45に沿って、かき上げられ、カムギア26との
噛合部へ向かって飛散する。 第7図乃至第8図は第3実施例を示す図である。この
実施例ではオイルスプラッシャ29の支持軸31が取付けら
れる支持レバー32が、その先端部32aをカムギア26との
噛合部の上方にまで延出し、覆うようになっている。 従って、オイルスプラッシャ29の回転によって、飛散
するオイルを支持レバー32の先端部32aで噛合部に有効
に導くことができ、噛合部の潤滑が一層効果的に行なわ
れるため、噛合騒音の低減を図ることができる。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明は、クランク軸のクラ
ンクギアに、エンジンの回転速度を調節するガバナのギ
アと動弁機構のカム軸に設けたカムギアとを噛み合わ
せ、さらにカムギアにオイルスプラッシャを連動させた
から、オイルスプラッシャとガバナとをクランク軸を挟
んで対称位置に、簡単な構造で容易にオイルを飛散可能
に配置することが可能である。 また、オイルスプラッシャとガバナの配置によって、
バーチカルエンジンが前後或いは左右に傾斜すると、少
なくともオイルスプラッシャまたはガバナのいずれか一
方がクランクケース内に貯溜するオイルをかき上げるこ
とができ、バーチカルエンジンがいかなる方向に傾斜す
ることがあっても、クランクケース内にオイルが飛散し
ても噴霧状態にあり、エンジンの各部を確実に潤滑する
ことができる。 しかも、クランク室内のオイルを専用に飛散させる部
材を用いることなく、動弁機構のカムギア、カム軸を利
用して所定位置にガバナを配置してクランク軸と連動さ
せることができ、簡単かつコンパクトな構造である。 また、カムギアにオイルスプラッシャを連動させ、さ
らにこの連動部分をカムギアとクランクギアとの噛み合
い部近傍に位置させたから、カムギアとクランクの両者
をも十分に潤滑することができる。
されるバーチカルエンジンの潤滑装置に関する。 [従来の技術] 芝刈機等にはクランク軸を垂直に配置したバーチカル
エンジンが搭載されるものがあり、このバーチカルエン
ジンには例えば実開昭58−14412号公報に開示されるよ
うな潤滑装置が用いられている。 このものはクランクケースにクランク軸を垂直に配置
し、このクランク軸の回転に連動してオイルスプラッシ
ャを駆動させ、クランクケースに貯溜されたオイルを飛
散し、クランク室内にオイルを噴霧して、エンジンの各
部を潤滑するようにしている。 [発明が解決しようとする課題] ところが、芝刈機は例えば長い起伏のある芝地を走行
しながら芝を刈ることがあり、このとき芝刈機が起伏に
応じて傾斜すると、バーチカルエンジンが前後方向又は
左右方向へ傾斜する。このため、芝地の起伏が長く、芝
刈機の傾斜が比較的長い時間続く場合には、従来のもの
はバーチカルエンジンのクランクケース内に貯溜された
オイルが一方に片寄り、オイルスプラッシャがオイル面
から出て、オイルに浸されない状態になることがある。 従って、オイルスプラッシャによるクランクケースに
貯溜されたオイルの飛散が減少し、エンジンの各部への
オイルの潤滑が絶たれ、特に作動騒音が発生する一原因
となり好ましくない。 また、実開昭61−147313号公報に開示されるように、
クランク軸の周りに油掻き上げ羽根とガバナギヤを配置
し、これらをクランク軸と連動させ回転し、これにより
オイルを飛散させて噴霧状態にしてエンジンの各部を潤
滑するものがあるが、クランク軸の一方側に油掻き上げ
羽根とガバナギヤが寄せて配置されているから、バーチ
カルエンジンの傾斜によっては油掻き上げ羽根とガバナ
ギヤが同時にオイル面から露出し、オイルの飛散ができ
ないことがある。 この発明は、このような実情に鑑みてなされたもの
で、エンジンがいかなる方向に傾斜してもクランク室内
のオイルを簡単な構造で飛散させて噴霧状態にし、潤滑
を確実に行なうことが可能なバーチカルエンジンの潤滑
装置を提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、クランクケ
ースにクランク軸を垂直に配置し、このクランク軸と回
転に連動してオイルスプラッシャを駆動し、前記クラン
クケースに貯溜されたオイルを飛散するバーチカルエン
ジンにおいて、前記クランク軸のクランクギアに、エン
ジンの回転速度を調節するガバナのギアと動弁機構のカ
ム軸に設けたカムギアとを噛み合わせ、このカムギアに
前記オイルスプラッシャを連動させ、さらにこの連動部
分を前記カムギアと前記クランクギアとの噛み合い部近
傍に位置させると共に、前記オイルスプラッシャと前記
ガバナとを前記クランク軸を挟んで対称位置にオイルを
飛散可能に配置したことを特徴としている。 クランク軸のクランクギアに、エンジンの回転速度を
調節するガバナのギアと動弁機構のカム軸に設けたカム
ギアとを噛み合わせ、さらにカムギアにオイルスプラッ
シャを連動させることで、オイルスプラッシャとガバナ
とをクランク軸を挟んで対称位置に、簡単な構造で容易
にオイルを飛散可能に配置することが可能である。 また、オイルスプラッシャとガバナの配置によって、
バーチカルエンジンが前後或いは左右に傾斜すると、少
なくともオイルスプラッシャまたはガバナのいずれか一
方がクランクケース内に貯溜するオイルをかき上げ、バ
ーチカルエンジンがいかなる方向に傾斜することがあっ
ても、クランクケース内にオイルが飛散して噴霧状態に
あり、エンジンの各部を確実に潤滑することができる。 しかも、クランク室内のオイルを専用に飛散させる部
材を用いることなく、動弁機構のカムギア、カム軸を利
用して所定位置にガバナを配置してクランク軸と連動さ
せることができ、簡単かつコンパクトな構造である。 また、カムギアにオイルスプラッシャを連動させ、さ
らにこの連動部分をカムギアとクランクギアとの噛み合
い部近傍に位置させることで、カムギアとクランクの両
者をも十分に潤滑することができる。 [発明の実施の形態] 次に、添付図面と共にこの発明の実施の形態を詳細に
説明する。 第1図乃至第5図はこの発明の第1実施例を示す図で
ある。第5図において符号1は芝刈機であり、この芝刈
機1の本体2には前輪3と後輪4とが設けられている。
本体2の後方にはハンドル5が斜め上方に取付けられ、
このハンドル5には除草バッグ6が取付けられている。 また、前記本体2にはバーチカルエンジン7が搭載さ
れ、このバーチカルエンジン7のクランクケース8に
は、シリンダブロック9とシリンダヘッド10からなるシ
リンダ部11がその頭部を進行方向前側に向けて水平に支
持されている。このシリンダヘッド10には吸気通路12を
開閉する吸気バルブ13と、排気通路14を開閉する排気バ
ルブ15が設けられ、図示しない動弁機構によって所定の
タイミングで開閉作動するようになっている。 前記クランクケース8は上ケース8aと下ケース8bとか
らなり、この上ケース8aと下ケース8b間にはクランク軸
16が垂直に軸支され、このクランク軸16にはコンロッド
17を介してピストン18が接続されている。また、クラン
クケース8の下ケース8bにはオイルが貯溜されている。
前記クランク軸16のクランクケース8から下方へ突出す
る下端部にはカッターブレード(図示せず)が接続さ
れ、一方クランクケース8から上方に突出する上端には
冷却ファン19を有するフライホール20が取付けられてい
る。クランクケース8とシリンダ部11の上方にはカバー
21が取付けられ、このファンカバー21はこれらを覆うと
共に、燃料タンク22を覆っている。前記吸気バルブ13及
び排気バルブ15を作動する動弁機構のカム軸23はクラン
クケース8の下ケース8aと下ケース8bとに軸支され、動
弁機構の図示しないタペットを作動するカム24,25を有
している。このカム軸23に設けられたカムギア26は、第
2図及び第3図に示すように、クランク軸16のクランク
ギア27にオイル面28の上方で噛合している。 このカムギア26にはオイルスプラッシャ29のギア30が
噛み合い、オイルスプラッシャ29は円盤状に形成され、
ギヤ30の反対側にはフィン29aを有している。このオイ
ルスプラッシャ29は支持軸31に回転可能に支持され、こ
のオイルスプラッシャ29の回転面をカム軸23及びクラン
ク軸16の軸線方向へ寄せて配置されている。さらに、支
持軸31は支持レバー31は支持レバー32に支持されてお
り、支持レバー32はボルト33により下ケース8bに形成さ
れたボス34に締付固定されている。 また、下ケース8bにはボス34の近傍にストッパー35が
形成されており、このストッパー35は支持レバー32と係
合し、支持レバー32の回転を規制している。このオイル
スプラッシャ29の径方向の端面29bと対向するクランク
ケース8の下ケース8bの側壁8cは、クランク軸16及びカ
ム軸23の軸方向へ略沿わせ、さらに端面29bに沿わせて
形成されている。このように、側壁8cがオイルスプラッ
シャ29に近接されているため、オイルスプラッシャ29で
かき上げられるオイルが上昇しやすい。このため、低速
回転でも、カムギア26上にオイルが飛散して噛合部が潤
滑され、回転変動の大きな低速回転でも、オイルのダン
パー作用によって作動騒音が低減される。 また、クランク軸16に対してオイルスプラッシャ29の
反対側の対称位置には水平面内で回転するガバナ36が配
置され、このガバナ36の回転体37は下ケース8bのボス部
38に圧入された支持軸39に回動可能に支持されている。
回転体37の上部の周縁にはギア40が形成され、このギア
40はクランク軸16のクランクギア27に噛合している。ま
た、回転体37の内部には遠心ウエイト41がピン42を介し
て回動可能に支持され、この遠心ウエイト41はウエイト
部41aと爪41bとを有している。この遠心ウエイト41は回
転体37の回転速度に応じて回転し、爪部41bが支持軸39
に装着された作動部材43を上下させ、調節アーム44を回
転させるようになっている。この調節アーム44は図示し
ない気化器のスロットルに接続され、混合ガスの供給量
を調節してエンジンの回転速度を一定にする。 次に、この実施例の作動について説明すると、バーチ
カルエンジン7のクランク軸16が略垂直の時には、オイ
ル面28が第3図に示すようになり、オイルスプラッシャ
29はクランクギア27との噛合部を除いてほぼ全体がオイ
ルの中に浸されている。 従って、バーチカルエンジン7の駆動で、カム軸26が
回転すると、オイルスプラッシャ29が回転する。このた
め、オイルスプラッシャ29の回転で、オイルはギア30と
フィン29aとによってかき上げられて飛散し、オイルが
クランクケース8内に噴霧する。このとき、オイルはク
ランクケース8の下ケース8bに形成された側壁8cに誘導
され、確実にオイルスプラッシャ29の回転で上方に飛散
することができる。 そして、第4図に示すようにバーチカルエンジン7が
傾斜して、オイルスプラッシャ29のオイルへの浸される
量が減少すると、このオイルスプラッシャ29と反対側の
対称位置に配置されたガバナ36がオイルに浸される。こ
のように、ガバナ36の周面のオイル面28が上昇してガバ
ナ36のギア40がオイルに浸されるようになるため、この
ガバナ36の回転により、オイルがギア40によって飛散
し、オイルがクランクケース8内に噴霧する。このた
め、バーチカルエンジン7のクランク軸16及びカム23等
の各部を潤滑する。 このように、バーチカルエンジン7が傾斜でオイルス
プラッシャシャ29の機能が低下しても、これに代わって
ガバナ36が作動するので、バーチカルエンジン7の傾斜
状態にかかわらず、オイルによる潤滑が中断することな
く行なわれる。 第6図は第2実施例を示す図である。この実施例で
は、クランクケース8を構成する下ケース8bの側壁8c
が、オイルスプラッシャ29の径方向の端面29bと離れて
いる場合に、ガイド板45をボルト46で締付固定し、オイ
ルスプラッシャ29に接近させたものである。 従って、オイルスプラッシャ29の回転によってオイル
がガイド板45に沿って、かき上げられ、カムギア26との
噛合部へ向かって飛散する。 第7図乃至第8図は第3実施例を示す図である。この
実施例ではオイルスプラッシャ29の支持軸31が取付けら
れる支持レバー32が、その先端部32aをカムギア26との
噛合部の上方にまで延出し、覆うようになっている。 従って、オイルスプラッシャ29の回転によって、飛散
するオイルを支持レバー32の先端部32aで噛合部に有効
に導くことができ、噛合部の潤滑が一層効果的に行なわ
れるため、噛合騒音の低減を図ることができる。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明は、クランク軸のクラ
ンクギアに、エンジンの回転速度を調節するガバナのギ
アと動弁機構のカム軸に設けたカムギアとを噛み合わ
せ、さらにカムギアにオイルスプラッシャを連動させた
から、オイルスプラッシャとガバナとをクランク軸を挟
んで対称位置に、簡単な構造で容易にオイルを飛散可能
に配置することが可能である。 また、オイルスプラッシャとガバナの配置によって、
バーチカルエンジンが前後或いは左右に傾斜すると、少
なくともオイルスプラッシャまたはガバナのいずれか一
方がクランクケース内に貯溜するオイルをかき上げるこ
とができ、バーチカルエンジンがいかなる方向に傾斜す
ることがあっても、クランクケース内にオイルが飛散し
ても噴霧状態にあり、エンジンの各部を確実に潤滑する
ことができる。 しかも、クランク室内のオイルを専用に飛散させる部
材を用いることなく、動弁機構のカムギア、カム軸を利
用して所定位置にガバナを配置してクランク軸と連動さ
せることができ、簡単かつコンパクトな構造である。 また、カムギアにオイルスプラッシャを連動させ、さ
らにこの連動部分をカムギアとクランクギアとの噛み合
い部近傍に位置させたから、カムギアとクランクの両者
をも十分に潤滑することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のバーチカルエンジンの第1実施例の
断面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第2
図のIII−III断面図、第4図は傾斜時の断面図、第5図
はこのバーチカルエンジンを搭載した芝刈機の斜視図、
第6図は第2実施例の断面図、第7図は第3実施例の断
面図、第8図は第7図のVIII−VIII断面図を示す。 7……バーチカルエンジン 8……クランクケース 16……クランク軸 23……カム軸 26……カムギア 27……クランクギア 29……オイルスプラッシャ 36……ガバナ
断面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第2
図のIII−III断面図、第4図は傾斜時の断面図、第5図
はこのバーチカルエンジンを搭載した芝刈機の斜視図、
第6図は第2実施例の断面図、第7図は第3実施例の断
面図、第8図は第7図のVIII−VIII断面図を示す。 7……バーチカルエンジン 8……クランクケース 16……クランク軸 23……カム軸 26……カムギア 27……クランクギア 29……オイルスプラッシャ 36……ガバナ
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(72)発明者 橋垣 康憲
堺市石津北町64 久保田鉄工株式会社堺
製造所内
(56)参考文献 実開 昭61−147313(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.クランクケースにクランク軸を垂直に配置し、この
クランク軸の回転に連動してオイルスプラッシャを駆動
し、前記クランクケースに貯溜されたオイルを飛散する
バーチカルエンジンにおいて、前記クランク軸のクラン
クギアに、エンジンの回転速度を調節するガバナのギア
と動弁機構のカム軸に設けたカムギアとを噛み合わせ、
このカムギアに前記オイルスプラッシャを連動させ、さ
らにこの連動部分を前記カムギアと前記クランクギアと
の噛み合い部近傍に位置させると共に、前記オイルスプ
ラッシャと前記ガバナとを前記クランク軸を挟んで対称
位置にオイルを飛散可能に配置したことを特徴とするバ
ーチカルエンジンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62129466A JP2665472B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | バーチカルエンジンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62129466A JP2665472B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | バーチカルエンジンの潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63295813A JPS63295813A (ja) | 1988-12-02 |
| JP2665472B2 true JP2665472B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=15010188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62129466A Expired - Fee Related JP2665472B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | バーチカルエンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2665472B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61147313A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-05 | Hitachi Ltd | 位置決め制御方式 |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP62129466A patent/JP2665472B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63295813A (ja) | 1988-12-02 |
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