JP2663727B2 - 複数機器制御システム - Google Patents

複数機器制御システム

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JP2663727B2
JP2663727B2 JP3015379A JP1537991A JP2663727B2 JP 2663727 B2 JP2663727 B2 JP 2663727B2 JP 3015379 A JP3015379 A JP 3015379A JP 1537991 A JP1537991 A JP 1537991A JP 2663727 B2 JP2663727 B2 JP 2663727B2
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JP
Japan
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command signal
control system
delay time
controlled
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真司 服部
弘毅 増井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1台のリモートコン
トローラによって複数の被制御機器、特に空気調和機を
制御する複数機器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば特開昭60ー16545
2号公報に示された従来の1台のリモートコントローラ
によって複数の被制御機器を一斉に制御する方法をあら
わしたものであり、図において、1はリモートコントロ
ーラで、操作回路11と運転指令信号送信回路12とで
構成されている。2、3、4は複数の機器制御器で、そ
れぞれ制御回路21、31、41及び運転指令信号回路
22、32、42とで構成され、20、30、40はそ
れぞれ機器制御器2、3、4によって制御される、例え
ば空気調和装置である被制御機器、5は信号線である。
また制御回路21、31、41には多極スイッチからな
る遅延時間設定用回路24、34、44が設けられてい
る。
【0003】以上のように構成されている制御システム
では、リモートコントローラ1から、操作回路11によ
って得られた運転指令を送信回路12によってシリアル
な運転指令信号にして、信号線5を介して複数の機器制
御器2、3、4に送出し、複数の被制御機器20、3
0、40の一斉制御を行っていた。ただ始運転開始に当
っては、複数の各制御機器20、30、40を運転指令
によって同時運転による起動電流に耐え得るためそれぞ
れ異なった時点で起動させる必要があり、その為の起動
遅延時間を被制御機器毎に設定するための多極スイッチ
回路24、34、44が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の複
数機器制御システムは、複数の被制御機器の一斉制御を
行なう場合、試運転開始にあったては複数の被制御機器
を運転指令によって同時運転による起動をさけるためそ
れぞれ異なった時点で起動させる必要が有り、そのため
の起動遅延時間を被制御機器毎に設定するための多極ス
イッチ回路が必要であった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、複数の被制御機器を運転指令に
よってそれぞれ異なった時点で起動させることができ、
被制御機器毎遅延時間を設定するための多極スイッチが
不要となる回路の簡素化を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る複数機器
制御システムは、被制御機器運転指令信号を送出するリ
モートコントローラと、リモートコントローラからの運
転指令信号を受信し、運転指令信号に応じて被制御機器
を制御する複数の機器制御器とを備えた複数機器制御シ
ステムにおいて、運転指令信号には送信元アドレスと送
信先アドレスが指定されるとともに、被制御機器毎に任
意に設定された遅延時間データが重畳され、機器制御器
は運転指令信号受信時、遅延時間後に運転指令を有効と
するものである。
【0007】また、運転指令信号に、遅延時間の単位を
含ませたものである。
【0008】
【作用】この発明における複数機器制御システムは、運
転指令信号に重畳された被制御機器毎に任意に設定され
た遅延時間データにより、機器制御器は運転指令信号受
信時、遅延時間後に運転指令を有効とする。
【0009】また、遅延時間は、運転指令信号に含ませ
たその単位により演算される。
【0010】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の一実施例を示すものであり、図におい
て、図3と同様の部分は同一符号をもって示す。また、
図2は送信元アドレスと送信先アドレスを指定したシリ
アルデータに重畳する遅延時間データのフォーマット例
を示す。
【0011】次にその動作を説明する。今、各機器制御
器2、3、4を異なった遅延時間で起動する場合、リモ
ートコントローラ1の送信回路12から送信された運転
指令、及び重畳された遅延時間データはそれぞれ送信先
アドレスで指定された受信回路22、32、42に受信
されるが、重畳された時間データによって遅延され、そ
の運転指令はそれぞれ異なった時点に有効となり、制御
回路21、31、41に与えられる。よって、被制御機
器20、30、40はそれぞれ異なった時点に順次起動
され、同時起動が防がれ、大きな起動電流を生じること
がなく、電源容量を小さくでき、遅延時間設定用回路を
省き簡素化ができる。
【0012】また、重畳する遅延時間データを制御する
機器毎に自由に設定できるので多極スイッチ等で設定さ
れた一義的な値を取るのではなく被制御機器毎にきめ細
かな制御が可能となる。
【0013】例えば、リモートコントローラ1より被制
御装置20に運転指令を送信するとき重畳データとして
01H、30に02H、40に03Hとすると制御回路
21、31、41は予め決められている時間単位が秒で
あるからデータ受信1秒後に被制御装置20を起動し、
2秒後に30を起動し、3秒後に40を起動する。
【0014】なお、以上の説明では、被制御機器個々に
運転指令を発報したが、グループ制御時はグループ内の
各被制御機器に一括で遅延時間を与えて制御することも
可能である。
【0015】また、上記実施例では遅延時間単位を予め
秒と約束してあるがデータのなかに単位を指定するデー
タを含ませることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の被制御機器を運転指令のみで被制御機器毎にきめ細か
な制御が可能となる。また、複数の被制御機器を異なっ
た時点で起動させることができるので、電源容量を小さ
くでき、かつ制御回路を簡素化できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の運転指令信号のフォーマ
ット例を示す図である。
【図3】従来の複数機器制御システムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 リモートコントローラ 2 機器制御器 3 機器制御器 4 機器制御器 20 被制御機器 30 被制御機器 40 被制御機器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御機器運転指令信号を送出するリモ
    ートコントローラと、このリモートコントローラからの
    前記運転指令信号を受信し、前記運転指令信号に応じて
    前記被制御機器を制御する複数の機器制御器とを備えた
    複数機器制御システムにおいて、 前記運転指令信号には送信元アドレスと送信先アドレス
    が指定されるとともに、前記被制御機器毎に任意に設定
    された遅延時間データが重畳され、 前記機器制御器は前記運転指令信号受信時、前記遅延時
    間後に該運転指令を有効とすることを特徴とする複数機
    器制御システム。
  2. 【請求項2】 前記運転指令信号に、前記遅延時間の単
    位を含ませたことを特徴とする請求項1記載の複数機器
    制御システム。
JP3015379A 1991-02-06 1991-02-06 複数機器制御システム Expired - Lifetime JP2663727B2 (ja)

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JPH04270855A JPH04270855A (ja) 1992-09-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0668409B2 (ja) * 1988-04-04 1994-08-31 ダイキン工業株式会社 空気調和装置

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