JPH05292682A - 電源切替システム - Google Patents

電源切替システム

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Publication number
JPH05292682A
JPH05292682A JP4089102A JP8910292A JPH05292682A JP H05292682 A JPH05292682 A JP H05292682A JP 4089102 A JP4089102 A JP 4089102A JP 8910292 A JP8910292 A JP 8910292A JP H05292682 A JPH05292682 A JP H05292682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
power failure
emergency
power source
Prior art date
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Pending
Application number
JP4089102A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Ogawa
賢秀 小河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP4089102A priority Critical patent/JPH05292682A/ja
Publication of JPH05292682A publication Critical patent/JPH05292682A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電機の容量を小型化することができ、これ
によって設備費を低く抑えることが可能な非常用電源装
置の制御システムの提供を目的とする。 【構成】 停電検知手段41が停電を検知した場合に、
常用−非常用電源切替盤19及び26を非常用電源側に
切り替えるとともに、保持炉1〜4を一定の時間間隔で
順次起動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶湯アルミの温度保持
用電気炉等の処理装置に使用される電源切替システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のエンジン部品の製造に用いら
れる溶湯アルミは、複数の保持炉内に貯留され、かつそ
れぞれの保持炉内において溶解状態で保持されるように
なっている。ところで、これら複数の保持炉には停電の
際に電力の供給が停止しないよう非常用の電源装置が備
えられ、この電源装置により、これら保持炉をバックア
ップするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
非常用の電源装置では、停電と同時に全ての保持炉をバ
ックアップすることから、大容量の発電機(ジーゼル発
電機)が必要となり、これにより設備費がかさみ、かつ
生産コストも上昇するという不具合を招いていた。 こ
の発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、
発電機の容量を小型化することができ、これによって設
備費を低く抑えることが可能な電源切替システムの提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、通常使用される常用電源と非常時
に使用される非常用電源とを有する電源装置と、この電
源装置から供給された電力により駆動される複数の処理
装置と、前記常用電源と非常用電源とを切り替える切替
盤と、前記常用電源からの電力供給が停止したか否かを
判断する停電検知手段と、この停電検知手段による停電
検知に基づいて、前記切替盤を切り替える制御装置とを
具備し、この制御装置により、前記停電検知手段が停電
を検知した場合に、前記切替盤を非常用電源側に切り替
えるとともに、前記処理装置を一定の時間間隔で順次起
動させるようにしている。
【0005】第2の発明では、前記処理装置として金属
を溶解した状態で保持する保持炉を設けてなり、前記制
御装置により、前記停電検知手段が停電を検知した場合
に、前記処理装置の出力を低下させた状態で、該処理装
置を運転させるようにしている。
【0006】
【作用】第1の発明によれば、停電検知手段が停電を検
知した場合に、切替盤を非常用電源側に切り替えるとと
もに、処理装置を一定の時間間隔で順次起動させるよう
にしているので、結果として非常用電源装置に小容量の
ものを使用することができる。
【0007】第2の発明によれば、停電検知手段が停電
を検知した場合に、処理装置である保持炉の出力を低下
させた状態で、該処理装置を運転するようにしている。
すなわち、非常用電源への切替後において、例えば停電
回復までの短い時間、該処理装置を、金属の溶融状態を
維持するだけの低い出力で駆動させるようにしているの
で、この点においても、非常用電源装置に小容量のもの
を使用することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。図1において符号1〜4で示すものは
保持炉であって、これら保持炉1〜4内の温度は制御盤
5〜8によってそれぞれ制御されるようになっている。
すなわち、これら制御盤5〜8は後述する電源装置16
から供給される電力を制御して、保持炉1〜4の出力を
可変としている(0〜100%に段階的に調整する)。
また、これら制御盤5〜8には電力ケーブル9〜12が
それぞれ接続されており、更に、これら電力ケーブル9
〜12は一本の電力ケーブル13となって、非常用電源
装置14と常用電源装置15とからなる電源装置16に
接続されている。
【0009】一方、非常用電源装置14に通じる電力ケ
ーブル17と、常用電源装置15に通じる電力ケーブル
18と、前述した電力ケーブル13との間には、該電力
ケーブル13を、電力ケーブル17あるいは電力ケーブ
ル18のいずれか一方に切り替えるための常用−非常用
電源切替盤19が設けられている。また、前記電力ケー
ブル13の途中には電圧を調整する変圧器20が設けら
れ、また、前記電力ケーブル9〜12の途中には電力の
供給をON/OFFするためのスイッチ21〜24が設
けられている。また更に、前記電力ケーブル12の途中
には制御盤8への電力供給を、常用電源15とは別の常
用電源25から行うための常用−非常用電源切替盤26
が設けられている。
【0010】なお、スイッチ21〜24としては制御信
号(後述する)によりON/OFF状態が切り替えら
れるマグネットスイッチが使用される。また、前記常用
−非常用電源切替盤19及び26にも、制御信号・
(後述する)により電力供給経路が切り替えられるマグ
ネットスイッチが使用されている。また、前記非常用電
源装置14としては小型のジーゼル発電機が使用され
る。また、保持炉1、制御盤5、電力ケーブル9、スイ
ッチ21(保持炉2、制御盤6、電力ケーブル10、ス
イッチ22)(保持炉3、制御盤7、電力ケーブル1
1、スイッチ23)(保持炉4、制御盤8、電力ケーブ
ル12、スイッチ24)を一つのユニットとする構成
が、特に図示はされていないが符号(A)及び符号
(B)で示すように更に複数設けられている。
【0011】次に、スイッチ21〜24、常用−非常用
電源切替盤19、非常用電源装置14、常用−非常用電
源切替盤26、制御盤5〜8を制御するための制御装置
100について説明する。この制御装置100には、ス
イッチ21〜24、常用−非常用電源切替盤19、非常
用電源装置14、常用−非常用電源切替盤26、制御盤
5〜8に制御信号を供給するための信号線30〜34が
接続されるとともに、信号線40を介して停電検知手段
41が接続されている。前記停電検知手段41は常用電
源15からの電力供給、及び常用電源25からの電力供
給が停止したことを検知するものであり、制御装置10
0では、前記停電検知手段41から停電を検知したこと
を示す停電検知信号が入力されたことを条件として、以
下の制御を開始する。以下に制御装置100の制御内容
についてステップ毎に説明する。なお、以下では、常用
電源15及び25からの電力供給が共に停止した場合を
想定して説明を行う。
【0012】《ステップ1》停電検知手段41から常用
電源15及び25に停電が発生したことを示す停電検知
信号が出力されたか否かを判断し、YESの場合に次の
ステップ3に進む。なお、このステップ1において停電
を検知した場合には、スイッチ21〜24の全ては一旦
OFF状態とする。 《ステップ2》停電が発生したことを条件として非常用
電源装置14を駆動させるための制御信号、かつ常用
−非常用電源切替盤19及び26を切り替えるための制
御信号及びを出力する。そして、この場合、常用−
非常用電源切替盤19により電力ケーブル13と電力ケ
ーブル17とを接続し、また、常用−非常用電源切替盤
26により、電力ケーブル12と、制御盤8に通じるケ
ーブル8Aとを接続する。
【0013】《ステップ3》スイッチ21をONに設定
するための制御信号を出力するとともに、該スイッチ
21によりON状態とされる制御盤5に対して保持炉1
の出力を30〜50%の範囲に設定するための制御信号
も出力する。 《ステップ4》一定時間経過したか否か、すなわち保持
炉1が一定時間駆動されたか否かを判断し、YESの場
合に次のステップ5に進む。
【0014】《ステップ5》ステップ3と同様に、スイ
ッチ22をONに設定するための制御信号を出力する
とともに、該スイッチ22によりON状態とされる制御
盤6に対して保持炉2の出力を30〜50%の範囲に設
定するための制御信号も出力する。 《ステップ6》ステップ4と同様に、一定時間経過した
か否か、すなわち保持炉2が一定時間駆動されたか否か
を判断し、YESの場合に次のステップ7に進む。
【0015】《ステップ7》ステップ3・5と同様に、
スイッチ23をONに設定するための制御信号を出力
するとともに、該スイッチ23によりON状態とされる
制御盤7に対して保持炉3の出力を30〜50%の範囲
に設定するための制御信号も出力する。 《ステップ8》ステップ4・6と同様に一定時間経過し
たか否か、すなわち保持炉3が一定時間駆動されたか否
かを判断し、YESの場合に次のステップ9に進む。
【0016】《ステップ9》ステップ3・5・7と同様
に、スイッチ24をONに設定するための制御信号を
出力するとともに、該スイッチ24によりON状態とさ
れる制御盤8に対して保持炉4の出力を30〜50%の
範囲に設定するための制御信号も出力する。 《ステップ10》ステップ4・6・8と同様に一定時間
経過したか否か、すなわち保持炉4が一定時間駆動され
たか否かを判断し、YESの場合に次のステップ11に
進む。
【0017】《ステップ11》〜以下のステップにおい
ては、ステップ3〜4、ステップ5〜6、ステップ7〜
8、ステップ9〜10と同様に、符号(A)(B)で示
す範囲のスイッチ(図示略)を順次ONさせ、更に制御
盤(図示略)に対して保持炉(図示略)を順次低出力で
駆動させる制御信号・を出力する。なお、上記ステ
ップ3・5・7・9において、保持炉4の出力を30〜
50%の範囲に設定したが、これら30〜50%という
数値は、例えば停電回復までの短い時間、保持炉1〜4
において金属の溶融状態を維持するために最低必要な出
力である。
【0018】以上説明したように本実施例に示す電源切
替システムでは、停電検知手段41が停電を検知した場
合に(ステップ1参照)、常用−非常用電源切替盤19
及び26を非常用電源側に切り替えるとともに(ステッ
プ2参照)、保持炉1〜4を一定の時間間隔で順次起動
させるようにし(ステップ3〜参照)、これによって、
従来のように停電が発生した瞬間に全ての保持炉が同時
に起動することを防止しているので、結果として、非常
用電源装置14に小容量のものを使用することができ、
かつ設備費のコストダウンを図ることが可能となる。
【0019】また、停電検知手段41が停電を検知した
場合に、例えば常用電源15・25の停電が回復するま
での短い時間、保持炉1〜4を、金属の溶融状態を維持
するだけの低い出力(30〜50%)で運転するように
しているので、この点においても、非常用電源装置に小
容量のものを使用することができ、かつ設備費のコスト
ダウンを図ることができる効果が得られる。なお、上記
実施例では、ステップ3・5・7・9において保持炉1
〜4の出力を30〜50%の範囲に設定したが、この出
力値は30〜50%の範囲に限定されない。
【0020】なお、上記フローチャートでは、常用電源
15及び25からの電力供給が共に停止した場合を想定
して説明をしたが、例えば、常用電源15からの電力供
給のみが停止した場合には、制御装置100は上記フロ
ーチャート(ステップ9・10)において、常用−非常
用電源切替盤26、スイッチ24、制御盤8の制御を行
わないようにし、また、常用電源25からの電力供給の
みが停止した場合には、制御装置100は上記フローチ
ャートによる制御を行わず、常用−非常用電源切替盤2
6により、電力ケーブル12と制御盤8に通じるケーブ
ル8Aとを接続するようにし、かつスイッチ24をON
とすれば良い。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように第1の発
明によれば、停電検知手段が停電を検知した場合に、切
替盤を非常用電源側に切り替えるとともに、処理装置を
一定の時間間隔で順次起動させるようにし、これによっ
て、従来のように停電が発生した瞬間に全ての処理装置
が同時に起動することを防止しているので、結果とし
て、非常用電源装置に小容量のものを使用することがで
き、かつ設備費のコストダウンを図ることができる効果
が得られる。
【0022】第2の発明によれば、停電検知手段が停電
を検知した場合に、処理装置である保持炉の出力を低下
させた状態で、該処理装置を運転するようにしている。
すなわち、非常用電源への切替後において、例えば停電
回復までの短い時間、該処理装置を、金属の溶融状態を
維持するだけの低い出力で駆動させるようにしているの
で、この点においても、非常用電源装置に小容量のもの
を使用することができ、かつ設備費のコストダウンを図
ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電源切替システム全体を示すブロック図。
【図2】制御装置100の制御内容を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1〜4 保持炉(処理装置) 5〜8 制御盤(処理装置) 14 非常用電源装置(非常用電源) 15 常用電源 16 電源装置 19 常用−非常用電源切替盤 25 常用電源 26 常用−非常用電源切替盤 41 停電検知手段 100 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常使用される常用電源と非常時に使用
    される非常用電源とを有する電源装置と、この電源装置
    から供給された電力により駆動される複数の処理装置
    と、前記常用電源と非常用電源とを切り替える切替盤
    と、 前記常用電源からの電力供給が停止したか否かを判断す
    る停電検知手段と、この停電検知手段による停電検知に
    基づいて、前記切替盤を切り替える制御装置とから構成
    されてなり、 この制御装置は、前記停電検知手段が停電を検知した場
    合に、前記切替盤を非常用電源側に切り替えるととも
    に、前記処理装置を一定の時間間隔で順次起動させるこ
    とを特徴とする電源切替システム。
  2. 【請求項2】 前記処理装置として金属を溶解した状態
    で保持する保持炉を設けてなり、 前記制御装置は、前記停電検知手段が停電を検知した場
    合に、前記処理装置の出力を低下させた状態で、該処理
    装置を運転させることを特徴とする請求項1記載の電源
    切替システム。
JP4089102A 1992-04-09 1992-04-09 電源切替システム Pending JPH05292682A (ja)

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JP4089102A JPH05292682A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電源切替システム

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JP4089102A JPH05292682A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電源切替システム

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JPH05292682A true JPH05292682A (ja) 1993-11-05

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ID=13961527

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JP4089102A Pending JPH05292682A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電源切替システム

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JP (1) JPH05292682A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100844202B1 (ko) * 2005-08-24 2008-07-04 오성기전주식회사 병렬 구조의 전원 절환 장치
JP2018180858A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 住友金属鉱山株式会社 非常時における設備機器の運転制御システム

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KR100844202B1 (ko) * 2005-08-24 2008-07-04 오성기전주식회사 병렬 구조의 전원 절환 장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030701