JP2004050892A - 車載負荷制御システム及び車載負荷制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の要請に応じてバッテリー上がり寸前でも使いたい機能をバッテリーが切れるまで使用したり、逆にバッテリー上がりを確実に防ぐようにする。
【解決手段】負荷1,2,3,4用の電源の状態を操作盤17で検出して表示する。負荷1,2,3,4の消費電力を制御ユニット11,12,13,14で検知して操作盤17に伝達し、その消費電力を表示する。操作者は操作盤17での表示を見て操作し、特定の負荷1,2,3,4の駆動について省電力モードに切り替えるよう、操作盤17から制御ユニット11,12,13,14に指令を与える。電源が弱まった場合に、必要な負荷1,2,3,4を容易に選択して駆動させることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】負荷1,2,3,4用の電源の状態を操作盤17で検出して表示する。負荷1,2,3,4の消費電力を制御ユニット11,12,13,14で検知して操作盤17に伝達し、その消費電力を表示する。操作者は操作盤17での表示を見て操作し、特定の負荷1,2,3,4の駆動について省電力モードに切り替えるよう、操作盤17から制御ユニット11,12,13,14に指令を与える。電源が弱まった場合に、必要な負荷1,2,3,4を容易に選択して駆動させることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車に使用されている電子制御ユニット(ECU)や各負荷(ルームランプ、オーディオ等)の暗電流や通常使用電力を調節し、バッテリー上がりを防止する車載負荷制御システム及びそれに関連する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、バッテリー上がりを防止するため、電源に近い部分に配置した電子制御ユニット(ECU)を使用し、負荷電流を測定した上で主要でない機能をカットし、これによりバッテリー上がりを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、バッテリー上がりをしないようにタイマー等を使用し、暗電流をなくし、防止するだけであり、特にユーザーがバッテリー上がり寸前にどうしても使用したい機能以外を切り離すものではなかった。
【0004】
そこで、この発明の課題は、操作者の要請に応じてバッテリー上がり寸前でも使いたい機能をバッテリーが切れるまで使用したり、逆にバッテリー上がりを確実に防止することが可能な車載負荷制御システム及び車載負荷制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車に搭載された複数の負荷をそれぞれ制御するための制御ユニットと、前記制御ユニットに対して所定の通信線を通じて接続された操作盤とを備え、前記各制御ユニットが、前記負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を前記通信線を通じて前記操作盤に伝達するとともに、前記操作盤からの指令に基づいて前記負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替え、前記操作盤が、前記負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を所定の表示手段に表示し、前記各制御ユニットから伝達された前記各負荷の前記消費電力の値を前記表示手段に表示し、且つ所定の操作に応じて前記各制御ユニットに対し前記各負荷の駆動について個別に省電力モードに切り替えるよう指令するものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、所定の操作盤において、自動車に搭載された各負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を所定の表示手段に表示する第1の工程と、前記各負荷をそれぞれ駆動制御するための制御ユニットにおいて、前記各負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を所定の通信線を通じて前記操作盤に伝達する第2の工程と、前記操作盤において、前記各制御ユニットから伝達された前記各負荷の前記消費電力の値を前記表示手段に表示する第3の工程と、前記操作盤での所定の操作があったときに、前記各制御ユニットに対し前記各負荷の駆動について個別に省電力モードに切り替えるよう指令する第4の工程と、前記各制御ユニットにおいて、前記操作盤からの前記指令に基づいて、前記各負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替える第5の工程とを備える。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システムを示すブロック図である。この車載負荷制御システムは、自動車に搭載されて、電子制御ユニット(ECU)や各負荷(ルームランプ、オーディオ等)の暗電流や通常使用電力を調節し、バッテリー上がりを防止するものであって、図1の如く、オーディオ1、メーター2、100V用機器3及び電話機4等の様々な負荷を制御するための制御ユニット11,12,13,14に対して多重通信線(通信線)16を通じて操作盤17が接続されて構成される。
【0008】
各制御ユニット11,12,13,14は、各負荷1,2,3,4に電流を供給してその駆動制御を行うもので、図2の如く、各負荷1,2,3,4が消費している電力を検知し、その検知した各負荷1,2,3,4の電力の値を多重通信線16を通じて操作盤17に伝達する負荷電力検知機能部21と、操作盤17から与えられた省電力指示信号に応じて、各負荷1,2,3,4に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モード(即ち、電源をオフにするなどして待機状態を維持するモード)に切り替える省電力モード機能部22とを備える。尚、各制御ユニット11,12,13,14は例えばCPU及び主メモリ等を備えたマイクロコンピュータチップが利用され、負荷電力検知機能部21及び省電力モード機能部22は、例えば所定のソフトウェアプログラムに規定された機能により実現される機能要素である。
【0009】
操作盤17は、ディスプレイ装置(表示手段)17aと、押しボタンスイッチ等の操作部17bと、ディスプレイ装置17a及び操作部17bを制御するとともに多重通信線16を通じて各制御ユニット11,12,13,14との通信を行う本回路部17cとを備える。
【0010】
そして、本回路部17cは、バッテリから所定の電源回路(図示省略)を通じて与えられる電源電圧等の電源の状態を検出してその検出結果をディスプレイ装置17aに表示する電源状態表示機能部25と、各制御ユニット11,12,13,14から伝達された各負荷1,2,3,4の電力の値をディスプレイ装置17aに表示する負荷電力表示機能部26と、操作者による操作部17bでの操作に応じて、各制御ユニット11,12,13,14に省電力指示信号を与えて、負荷1,2,3,4の駆動について省電力モードに切り替えるよう指令する省電力指示機能部27とを備える。尚、操作盤17の本回路部17cは、例えばCPU及び主メモリ等を備えたマイクロコンピュータチップが利用され、電源状態表示機能部25、負荷電力表示機能部26及び省電力指示機能部27は、所定のソフトウェアプログラムに規定された機能により実現される機能要素である。
【0011】
上記構成の車載負荷制御システムの動作を説明する。
【0012】
まず操作者は、自動車のイグニションスイッチ(図示省略)をオンにし、各制御ユニット11,12,13,14及び操作盤17に対する電源供給をアクティブな状態にする。そして、各制御ユニット11,12,13,14は、各負荷1,2,3,4に電力を供給してその駆動制御を行う。
【0013】
このとき、操作盤17の本回路部17cは、バッテリから所定の電源回路(図示省略)を通じて与えられる電源電圧等の電源の状態を検出してその検出結果をディスプレイ装置17aに表示している。
【0014】
また、各制御ユニット11,12,13,14は、各負荷1,2,3,4に流れる電力を検知し、その検知した各負荷1,2,3,4の電力の値を多重通信線16を通じて操作盤17に伝達する。
【0015】
操作盤17の本回路部17cは、各制御ユニット11,12,13,14から伝達された各負荷1,2,3,4の電力の値をディスプレイ装置17aに表示する。
【0016】
このときのディスプレイ装置17aの画面の一例を図4に示す。図4中の符号31は電源電圧等の電源の状態の表示、符号32は各負荷1,2,3,4の消費電力の値の表示をそれぞれ示している。
【0017】
そして、操作者がディスプレイ装置17aを見て、操作盤17の操作部17bで操作を行い、各制御ユニット11,12,13,14に省電力指示信号を与えて、負荷1,2,3,4の駆動について省電力モードに切り替えるよう指令する。
【0018】
例えば、図4に示したディスプレイ装置17aの画面中にあって、電源状態の表示(電源電圧)31の数値が低下しているような場合であって、各負荷1,2,3,4の消費電力の値のうち、比較的必要性の低い負荷(例えばオーディオ1)の消費電力の値が大きくなっており、且つ、自動車のスターター・モーター5に急いで電力を供給する必要がある場合には、操作盤17の操作部17bでの操作により、この操作盤17からオーディオ1を制御する制御ユニット11に対して省電力指示信号を送信する。
【0019】
この省電力指示信号に応じて、制御ユニット11はオーディオ1の電源をオフにするなどして、省電力モードに切り替える。これにより、自動車の全体的な消費電力を低減しながら、スタータースイッチ6をONすることにより、電源をスターター・モーター5のために使用することができる。
【0020】
逆に、エンジンがかからなくてもよく、例えば緊急に電話をかけたい場合などの場合には、操作盤17の操作部17bにおいて、制御ユニット11,12,13を省電力モードに切り替えて、電源を電話機4に振り向ければよい。
【0021】
このように、電源の状態と、各負荷の消費電力の両方を監視しながら、必要な場合に一部の負荷を省電力モードに切り替えることが可能であるので、電源が弱まった場合に必要な負荷を容易に選択して駆動させることが可能となり便利である。
【0022】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、操作盤において、負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を表示手段に表示し、各負荷をそれぞれ駆動制御するための制御ユニットにおいて、各負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を所定の通信線を通じて操作盤に伝達し、操作盤において、各制御ユニットから伝達された各負荷の消費電力の値を表示手段に表示し、操作盤での所定の操作があったときに、各制御ユニットに対し各負荷の駆動について省電力モードに切り替えるよう個別に指令して、制御ユニットにおいて、操作盤からの指令に基づいて、各負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替えるので、電源の状態と、各負荷の消費電力の両方を監視しながら、必要な場合に一部の負荷を省電力モードに切り替えることが可能となる。電源が弱まった場合に必要な負荷を容易に選択して駆動させることが可能となり便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システムを示すブロック図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システム中の制御ユニットを示す機能ブロック図である。
【図3】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システム中の操作盤を示す機能ブロック図である。
【図4】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システム中の操作盤のディスプレイ装置の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 負荷
5 スターターモーター
6 スタータースイッチ
11,12,13,14 制御ユニット
16 多重通信線
17 操作盤
17a ディスプレイ装置
17b 操作部
17c 本回路部
21 負荷電力検知機能部
22 省電力モード機能部
25 電源状態表示機能部
26 負荷電力表示機能部
27 省電力指示機能部
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車に使用されている電子制御ユニット(ECU)や各負荷(ルームランプ、オーディオ等)の暗電流や通常使用電力を調節し、バッテリー上がりを防止する車載負荷制御システム及びそれに関連する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、バッテリー上がりを防止するため、電源に近い部分に配置した電子制御ユニット(ECU)を使用し、負荷電流を測定した上で主要でない機能をカットし、これによりバッテリー上がりを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、バッテリー上がりをしないようにタイマー等を使用し、暗電流をなくし、防止するだけであり、特にユーザーがバッテリー上がり寸前にどうしても使用したい機能以外を切り離すものではなかった。
【0004】
そこで、この発明の課題は、操作者の要請に応じてバッテリー上がり寸前でも使いたい機能をバッテリーが切れるまで使用したり、逆にバッテリー上がりを確実に防止することが可能な車載負荷制御システム及び車載負荷制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車に搭載された複数の負荷をそれぞれ制御するための制御ユニットと、前記制御ユニットに対して所定の通信線を通じて接続された操作盤とを備え、前記各制御ユニットが、前記負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を前記通信線を通じて前記操作盤に伝達するとともに、前記操作盤からの指令に基づいて前記負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替え、前記操作盤が、前記負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を所定の表示手段に表示し、前記各制御ユニットから伝達された前記各負荷の前記消費電力の値を前記表示手段に表示し、且つ所定の操作に応じて前記各制御ユニットに対し前記各負荷の駆動について個別に省電力モードに切り替えるよう指令するものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、所定の操作盤において、自動車に搭載された各負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を所定の表示手段に表示する第1の工程と、前記各負荷をそれぞれ駆動制御するための制御ユニットにおいて、前記各負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を所定の通信線を通じて前記操作盤に伝達する第2の工程と、前記操作盤において、前記各制御ユニットから伝達された前記各負荷の前記消費電力の値を前記表示手段に表示する第3の工程と、前記操作盤での所定の操作があったときに、前記各制御ユニットに対し前記各負荷の駆動について個別に省電力モードに切り替えるよう指令する第4の工程と、前記各制御ユニットにおいて、前記操作盤からの前記指令に基づいて、前記各負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替える第5の工程とを備える。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システムを示すブロック図である。この車載負荷制御システムは、自動車に搭載されて、電子制御ユニット(ECU)や各負荷(ルームランプ、オーディオ等)の暗電流や通常使用電力を調節し、バッテリー上がりを防止するものであって、図1の如く、オーディオ1、メーター2、100V用機器3及び電話機4等の様々な負荷を制御するための制御ユニット11,12,13,14に対して多重通信線(通信線)16を通じて操作盤17が接続されて構成される。
【0008】
各制御ユニット11,12,13,14は、各負荷1,2,3,4に電流を供給してその駆動制御を行うもので、図2の如く、各負荷1,2,3,4が消費している電力を検知し、その検知した各負荷1,2,3,4の電力の値を多重通信線16を通じて操作盤17に伝達する負荷電力検知機能部21と、操作盤17から与えられた省電力指示信号に応じて、各負荷1,2,3,4に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モード(即ち、電源をオフにするなどして待機状態を維持するモード)に切り替える省電力モード機能部22とを備える。尚、各制御ユニット11,12,13,14は例えばCPU及び主メモリ等を備えたマイクロコンピュータチップが利用され、負荷電力検知機能部21及び省電力モード機能部22は、例えば所定のソフトウェアプログラムに規定された機能により実現される機能要素である。
【0009】
操作盤17は、ディスプレイ装置(表示手段)17aと、押しボタンスイッチ等の操作部17bと、ディスプレイ装置17a及び操作部17bを制御するとともに多重通信線16を通じて各制御ユニット11,12,13,14との通信を行う本回路部17cとを備える。
【0010】
そして、本回路部17cは、バッテリから所定の電源回路(図示省略)を通じて与えられる電源電圧等の電源の状態を検出してその検出結果をディスプレイ装置17aに表示する電源状態表示機能部25と、各制御ユニット11,12,13,14から伝達された各負荷1,2,3,4の電力の値をディスプレイ装置17aに表示する負荷電力表示機能部26と、操作者による操作部17bでの操作に応じて、各制御ユニット11,12,13,14に省電力指示信号を与えて、負荷1,2,3,4の駆動について省電力モードに切り替えるよう指令する省電力指示機能部27とを備える。尚、操作盤17の本回路部17cは、例えばCPU及び主メモリ等を備えたマイクロコンピュータチップが利用され、電源状態表示機能部25、負荷電力表示機能部26及び省電力指示機能部27は、所定のソフトウェアプログラムに規定された機能により実現される機能要素である。
【0011】
上記構成の車載負荷制御システムの動作を説明する。
【0012】
まず操作者は、自動車のイグニションスイッチ(図示省略)をオンにし、各制御ユニット11,12,13,14及び操作盤17に対する電源供給をアクティブな状態にする。そして、各制御ユニット11,12,13,14は、各負荷1,2,3,4に電力を供給してその駆動制御を行う。
【0013】
このとき、操作盤17の本回路部17cは、バッテリから所定の電源回路(図示省略)を通じて与えられる電源電圧等の電源の状態を検出してその検出結果をディスプレイ装置17aに表示している。
【0014】
また、各制御ユニット11,12,13,14は、各負荷1,2,3,4に流れる電力を検知し、その検知した各負荷1,2,3,4の電力の値を多重通信線16を通じて操作盤17に伝達する。
【0015】
操作盤17の本回路部17cは、各制御ユニット11,12,13,14から伝達された各負荷1,2,3,4の電力の値をディスプレイ装置17aに表示する。
【0016】
このときのディスプレイ装置17aの画面の一例を図4に示す。図4中の符号31は電源電圧等の電源の状態の表示、符号32は各負荷1,2,3,4の消費電力の値の表示をそれぞれ示している。
【0017】
そして、操作者がディスプレイ装置17aを見て、操作盤17の操作部17bで操作を行い、各制御ユニット11,12,13,14に省電力指示信号を与えて、負荷1,2,3,4の駆動について省電力モードに切り替えるよう指令する。
【0018】
例えば、図4に示したディスプレイ装置17aの画面中にあって、電源状態の表示(電源電圧)31の数値が低下しているような場合であって、各負荷1,2,3,4の消費電力の値のうち、比較的必要性の低い負荷(例えばオーディオ1)の消費電力の値が大きくなっており、且つ、自動車のスターター・モーター5に急いで電力を供給する必要がある場合には、操作盤17の操作部17bでの操作により、この操作盤17からオーディオ1を制御する制御ユニット11に対して省電力指示信号を送信する。
【0019】
この省電力指示信号に応じて、制御ユニット11はオーディオ1の電源をオフにするなどして、省電力モードに切り替える。これにより、自動車の全体的な消費電力を低減しながら、スタータースイッチ6をONすることにより、電源をスターター・モーター5のために使用することができる。
【0020】
逆に、エンジンがかからなくてもよく、例えば緊急に電話をかけたい場合などの場合には、操作盤17の操作部17bにおいて、制御ユニット11,12,13を省電力モードに切り替えて、電源を電話機4に振り向ければよい。
【0021】
このように、電源の状態と、各負荷の消費電力の両方を監視しながら、必要な場合に一部の負荷を省電力モードに切り替えることが可能であるので、電源が弱まった場合に必要な負荷を容易に選択して駆動させることが可能となり便利である。
【0022】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、操作盤において、負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を表示手段に表示し、各負荷をそれぞれ駆動制御するための制御ユニットにおいて、各負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を所定の通信線を通じて操作盤に伝達し、操作盤において、各制御ユニットから伝達された各負荷の消費電力の値を表示手段に表示し、操作盤での所定の操作があったときに、各制御ユニットに対し各負荷の駆動について省電力モードに切り替えるよう個別に指令して、制御ユニットにおいて、操作盤からの指令に基づいて、各負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替えるので、電源の状態と、各負荷の消費電力の両方を監視しながら、必要な場合に一部の負荷を省電力モードに切り替えることが可能となる。電源が弱まった場合に必要な負荷を容易に選択して駆動させることが可能となり便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システムを示すブロック図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システム中の制御ユニットを示す機能ブロック図である。
【図3】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システム中の操作盤を示す機能ブロック図である。
【図4】この発明の一の実施の形態に係る車載負荷制御システム中の操作盤のディスプレイ装置の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 負荷
5 スターターモーター
6 スタータースイッチ
11,12,13,14 制御ユニット
16 多重通信線
17 操作盤
17a ディスプレイ装置
17b 操作部
17c 本回路部
21 負荷電力検知機能部
22 省電力モード機能部
25 電源状態表示機能部
26 負荷電力表示機能部
27 省電力指示機能部
Claims (2)
- 自動車に搭載された複数の負荷をそれぞれ制御するための制御ユニットと、
前記制御ユニットに対して所定の通信線を通じて接続された操作盤と
を備え、
前記各制御ユニットが、前記負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を前記通信線を通じて前記操作盤に伝達するとともに、前記操作盤からの指令に基づいて前記負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替え、
前記操作盤が、前記負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を所定の表示手段に表示し、前記各制御ユニットから伝達された前記各負荷の前記消費電力の値を前記表示手段に表示し、且つ所定の操作に応じて前記各制御ユニットに対し前記各負荷の駆動について個別に省電力モードに切り替えるよう指令することを特徴とする車載負荷制御システム。 - 所定の操作盤において、自動車に搭載された各負荷に供給される電源の状態を検出してその検出結果を所定の表示手段に表示する第1の工程と、
前記各負荷をそれぞれ駆動制御するための制御ユニットにおいて、前記各負荷の消費電力を検知して当該消費電力の値を所定の通信線を通じて前記操作盤に伝達する第2の工程と、
前記操作盤において、前記各制御ユニットから伝達された前記各負荷の前記消費電力の値を前記表示手段に表示する第3の工程と、
前記操作盤での所定の操作があったときに、前記各制御ユニットに対し前記各負荷の駆動について個別に省電力モードに切り替えるよう指令する第4の工程と、
前記各制御ユニットにおいて、前記操作盤からの前記指令に基づいて、前記各負荷に対する電流供給を抑制してこれらを省電力モードに切り替える第5の工程と
を備える車載負荷制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208201A JP2004050892A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 車載負荷制御システム及び車載負荷制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208201A JP2004050892A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 車載負荷制御システム及び車載負荷制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004050892A true JP2004050892A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31932415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002208201A Abandoned JP2004050892A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 車載負荷制御システム及び車載負荷制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004050892A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006088865A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載充電制御装置 |
JP2007314044A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Toyota Motor Corp | 車両用燃料消費通知装置 |
JP2011113484A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Fujitsu Ten Ltd | 制御装置、及び、制御方法 |
CN103042982A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-04-17 | 深圳市路畅科技股份有限公司 | 车载导航系统的节能控制方法及车载导航系统 |
KR101379927B1 (ko) | 2012-12-06 | 2014-03-28 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 배터리 절전 시스템 및 방법 |
US9948111B2 (en) | 2015-11-17 | 2018-04-17 | Hyundai Motor Company | Driver-friendly electrical load control method and apparatus |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208201A patent/JP2004050892A/ja not_active Abandoned
Cited By (7)
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