JP3211307B2 - 自動同期投入装置 - Google Patents

自動同期投入装置

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義治 内村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期発電機の同期投入
を自動的に行う自動同期投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、同期発電機は、系統と連系し
た運転や単独あるいは複数台並列接続した運転が行われ
ている。通常、1台の発電機を系統連系しないで単独で
運転させる場合を除き、複数台の同期発電機を並列接続
して運転させる場合は自動同期投入装置を用いている。
【0003】同期発電機を系統連系させる場合は、該系
統との許容電圧差及び許容周波数差をできるだけ小さく
して同期投入時の突入電流を小さくする必要があるが、
系統連系することなく同期させる場合、すなわち同期発
電機間で並列運転させる場合は、許容電圧差及び許容周
波数差が若干大きくても突入電流が比較的小さいので、
系統連系させる場合のように許容電圧差及び許容周波数
差を小さくする必要がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、同期
発電機を系統連系させて運転する場合も同期発電機間で
並列運転させる場合も許容電圧差及び許容周波数差が一
定した自動同期投入装置を使用している。
【0005】しかしながら、上述したように、同期発電
機間で並列運転する場合は許容電圧差及び許容周波数差
の各値をさほど小さくする必要がないが、同期発電機を
系統連系させて運転する場合では、系統との許容電圧差
及び許容周波数差の各値をできるだけ小さくする必要が
ある。したがって、同期発電機間で並列運転する場合は
許容電圧差及び許容周波数差を変化させる分だけ時間が
かかり、時間的損失が生ずるという問題があった。
【0006】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、同期発電機を系統連系させて運転する場合と同期
発電機間で並列運転する場合に応じて許容電圧差及び許
容周波数差の各値を適切な値に設定することができる自
動同期投入装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の自動同期投入装置は、複数の同期発電機
を同期投入する自動同期投入装置において、前記各同期
発電機が系統と連系状態にあるかまたは同期発電機間で
並列運転状態にあるかを検出する検出手段と、前記系統
と前記同期発電機との間の許容電圧差及び許容周波数差
の各値を変更する変更手段と、前記同期発電機間で並列
運転状態にあることを前記検出手段が検出した場合には
前記各同期発電機の同期投入に要する時間が短くなるよ
うに前記変更手段を制御して前記許容電圧差及び許容周
波数差の各値を増加させる同期投入制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の自動同期投入装置は、請求
項1記載の自動同期投入装置における検出手段として、
前記各同期発電機が系統と連系状態にある場合と同期発
電機間で並列運転状態にある場合の選定を手動で行うス
イッチ手段を用いたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の自動同期投入装置は、請求
項1記載の自動同期投入装置における検出手段として、
商用電源の投入の有無を検出する電源投入検出手段を用
い、前記同期投入制御手段は前記商用電源の投入が行
われていないことを前記電源投入検出手段が検出した
合に同期発電機間の並列運転状態と判断することを特徴
とする。
【0010】
【作用】同期発電機を系統と連系して運転する場合は、
系統と同期発電機との間の許容電圧差及び許容周波数差
の各値をできるだけ小さくして同期投入時の突入電流を
小さくする必要がある。これに対して、系統と連系なし
で同期させる場合は許容電圧差及び許容周波数差の各値
を若干大きくしても突入電流は比較的小さくなることか
ら、これら許容電圧差及び許容周波数差の各値を小さく
する必要はない。
【0011】このような背景から、請求項1記載の構成
によれば、同期発電機間で並列運転状態にある場合に
は、各同期発電機の同期投入に要する時間が短くなるよ
うに、許容電圧差及び許容周波数差の各値が大きくなる
ように制御される。したがって、各同期発電機が系統と
連系状態にある場合と、同期発電機間の並列運転状態に
ある場合とにおいて、それぞれ適切な許容電圧差及び許
容周波数差の設定が行われる。
【0012】請求項2記載の構成によれば、スイッチ手
段の設定により各同期発電機が系統と連系状態にある
か、同期発電機間で並列運転状態にあるかの判別が行わ
れる。
【0013】請求項3記載の構成によれば、商用電源の
投入が行われていない場合には、同期発電機間の並列運
転状態が検出される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例による自動同期投入装置
1を適用した系統と同期発電機の接続を示すブロック図
である。この図において、自動同期投入装置1は、図2
のブロック図に示すように構成されている。そして、主
な機能としては、発電機電圧Vgを系統電圧Vbに一致さ
せる機能と、発電機周波数fgを系統周波数fbに一致さ
せる機能とがある。
【0015】すなわち、自動同期投入装置1は、系統電
圧Vbと発電機電圧Vgを入力した後、これらの電圧比較
を行い、発電機電圧Vgが系統電圧Vbよりも低ければ電
圧増信号60Rを出力し、発電機電圧Vgが系統電圧Vb
よりも高ければ電圧減信号60Lを出力する。
【0016】電圧増信号60Rが出力されると、この信
号60Rがモータ3に供給され、AVR(自動電圧調整
器)4の出力電圧が上昇する方向へ電圧設定器5の可動
接点が動かされる。これにより発電機2の界磁巻線に流
れる界磁電流が増加し、発電機電圧Vgが上昇する。一
方、電圧減信号60Lが出力されると、この信号60L
がモータ3に供給され、AVR4の出力電圧が低下する
方向へ電圧設定器5の可動接点が動かされる。これによ
り発電機2の界磁電流が減少し、発電機電圧Vgが低下
する。このようにして系統電圧Vbと発電機電圧Vgの差
を許容範囲内に追込んで行く。
【0017】また、自動同期投入装置1は、系統周波数
bと発電機周波数fgとの比較を行い、発電機周波数f
gが系統周波数fbよりも低ければガバナ増信号15Rを
出力し、発電機周波数fgが系統周波数fbよりも高けれ
ばガバナ減信号15Lを出力する。
【0018】ガバナ増信号15Rが出力されると、この
信号15Rがガバナモータ6に供給され、同モータ6の
回転数が上がる。これにより発電機周波数fgが高くな
る。一方、ガバナ増信号15Lが出力されると、この信
号15Lがガバナモータ6に供給され、同モータ6の回
転数が下がる。これにより発電機周波数fgが低くな
る。このようにして系統周波数fbと発電機周波数fg
差を許容範囲内に追込んで行く。なお、上記機能は、R
OMに書き込まれたプログラムに基づいてCPUによっ
て実行される。
【0019】8は商用電源の投入を検出する検出器であ
り、その出力が自動同期投入装置1に入力される。自動
同期投入装置1は検出器8の出力を入力すると、これに
基づいて、同期発電機2が商用電源と系統連系状態にあ
るのか、あるいは発電機間のみの並列運転状態(なお、
図1においては並列運転状態を示していない)にあるの
かを判断する。この場合、商用電源が投入された場合に
は系統と連系状態にあると判断する。
【0020】商用電源が投入されない場合で、発電機間
での並列運転状態にあると判断した場合には、自動同期
投入装置1は許容電圧差及び許容周波数差の各値を商用
電源と系統連系状態にある場合よりも大きくし、同期投
入に要する時間を短縮させる。すなわち、商用電源と系
統連系させる場合には、突入電流を小さくする必要があ
るため、許容電圧差及び許容周波数差を小さくしなけれ
ばならないが、発電機間で並列運転状態の場合には、許
容電圧差及び許容周波数差を大きくしても突入電流が小
さくて済むので、同期に要する時間を短縮させるため
に、これら許容電圧差及び許容周波数差の各値を大きく
する。
【0021】自動同期投入装置1は、系統電圧Vbと発
電機電圧Vgとの差、及び、系統周波数fbと発電機周波
数fgとの差の許容範囲を広げることにより、これら許
容電圧差及び許容周波数差の各値を、商用電源と系統連
系状態にある場合よりも大きくする。
【0022】すなわち、当該許容範囲を広げることによ
って、系統電圧Vbと発電機電圧Vgとの差、及び、系統
周波数fbと発電機周波数fgとの差をぞれぞれ小さくす
る制御が、当該許容範囲を狭くする制御よりも早期に終
了するので、これにより発電機間での並列運転状態にあ
る場合の同期投入に要する時間が短縮される。
【0023】なお、上記実施例において、同期発電機2
が系統と連系状態にあるか、または同期発電機間で並列
運転状態にあるかの判定を、商用電源の投入を検出する
検出器8の出力に基づいて行うようにしたが、単に手動
スイッチの設定状態により行うようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、同期発電
機が系統と連系状態にあるか、同期発電機間の並列運転
状態にあるかを判別し、同期発電機間の並列運転状態に
ある場合には、系統連系状態にある場合よりも許容電圧
差及び許容周波数差の各値を増加させるようにしたの
で、発電機間での並列運転状態にある場合の同期投入に
要する時間を短縮させることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動同期投入装置を適
用した系統と同期発電機との接続を示すブロック図であ
る。
【図2】同実施例の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 自動同期投入装置(変更手段、同期投入制御手段を
有する) 2 同期発電機 3 モータ 4 AVR(自動電圧調整装置) 5 電圧設定器 6 ガバナモータ 8 検出器(検出手段) Vb 系統電圧 Vg 発電機電圧 fb 系統周波数 fg 発電機周波数

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の同期発電機を同期投入する自動同
    期投入装置において、前記各同期発電機が系統と連系状
    態にあるかまたは同期発電機間で並列運転状態にあるか
    を検出する検出手段と、前記系統と前記同期発電機との
    間の許容電圧差及び許容周波数差の各値を変更する変更
    手段と、前記同期発電機間で並列運転状態にあることを
    前記検出手段が検出した場合には前記各同期発電機の同
    期投入に要する時間が短くなるように前記変更手段を制
    御して前記許容電圧差及び許容周波数差の各値を増加さ
    せる同期投入制御手段とを備えたことを特徴とする自動
    同期投入装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記各同期発電機が系
    統と連系状態にある場合と同期発電機間で並列運転状態
    にある場合の選定を手動で行うスイッチ手段であること
    を特徴とする請求項1記載の自動同期投入装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、商用電源の投入の有無
    を検出する電源投入検出手段であり、前記同期投入制御
    手段は前記商用電源の投入が行われていないことを前
    記電源投入検出手段が検出した場合に同期発電機間の並
    列運転状態と判断することを特徴とする請求項1記載の
    自動同期投入装置。
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