JP2661994B2 - ガラス―セラミック加熱素子及びその製造方法 - Google Patents

ガラス―セラミック加熱素子及びその製造方法

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JP2661994B2 JP63293730A JP29373088A JP2661994B2 JP 2661994 B2 JP2661994 B2 JP 2661994B2 JP 63293730 A JP63293730 A JP 63293730A JP 29373088 A JP29373088 A JP 29373088A JP 2661994 B2 JP2661994 B2 JP 2661994B2
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ガラス−セラミック板上に設けた平らな
電気加熱部材を少なくともそなえるガラス−セラミック
加熱素子に関する。
この発明は、維持が容易で650℃以上の高温で動作す
る熱源に用いるガラス−セラミック板が必要な家庭用具
を提供するのに用いられる。
フランス国特許第2410790号明細書には、電気こんろ
(hot plate)の下につる巻線として配設した電気加熱
部材及び調理面域内で電気こんろに熱的に結合する恒温
センサをもそなえるガラス−セラミック調理ユニットが
開示される。調理面の外側域にはセンサの熱的結合(th
ermal coupling)のための非加熱域を設け、調理面の残
部を二線加熱部材でおおい、その接続を調理面の周囲に
配置する。しかし、このような構造の電気こんろは、若
干の不利益点を有する。第一に、加熱デバイスがその構
造が複雑なためまだ高価である。更に、該デバイスがガ
ラス−セラミック板から若干距離を置いて設けられるの
で、熱損失がある。したがって、これは、主として空気
の熱伝導が劣ることによる冷及び熱時定数の影響を受
け、これがこの型の電気こんろの使用を、例えば調節可
能な焔を有する調理器具より柔軟でなくする。
この発明の目的は、この形の不利益点を有しない加熱
素子を提供することである。
この発明に従って、これらの問題は、電気加熱部材
を、ガラス−セラミック板の作用面と区別するために下
面と呼ぶ面上にスクリーン印刷層を堆積することにより
形成し、これらの層が高温でガラス−セラミック材料に
近い膨張係数を有し、かつこれらの層を熱散逸により65
0℃の程度の温度に加熱しうること、並びに該加熱部材
を、この下面から出発して、高温において電気絶縁体を
構成する材料の第1層21、加熱部材の入力及び出力用の
2本の電流供給線C1及びC2を形成する導電性材料の第2
層22並びに全熱源面にわたって熱を均一に分散させうる
ような設計の回路の形で、線C1とC2との間に配置した加
熱抵抗体Rを構成する誘電体材料の第3層23により形成
することを特徴とする冒頭に述べた形の加熱素子により
解決される。
このように設計する場合、この発明は、前記問題に加
えて若干の他の問題を解決する。実際、技術の現状で
は、セラミック(Al2O3)基板上にスクリーン印刷によ
り製造され、約150℃の程度の温度に到達しうる抵抗体
が既に知られている。これらの温度は、650℃程度の温
度が必要である調理目的用電気こんろを提供するには絶
対に不十分である。
この発明は、この問題を耐高温ペースト用新規配合を
提供することにより解決する。しかし、またこのペース
トの膨張係数が調理温度において、又は動作温度におい
て、できるだけガラス−セラミック基板の膨張係数(こ
れはほとんどゼロである。)に近いことも必要である。
これは、伝導性粒子を含有する抵抗材料にとって実現が
困難である。しかし、この発明は、この問題を解決す
る。
この発明は、現在まで業界で全く知られていなかった
問題を提起し、かつ同時に解決する。
すなわち、電気抵抗体をガラス−セラミック材料上に
スクリーン印刷し、次いで電流を供給して熱伝達による
加熱素子を提供した場合、電気こんろで使用されるこれ
らの高温ではガラス−セラミック材料支持体が導体にな
るようである。したがって、スクリーン印刷高温電気抵
抗体とガラス−セラミック材料との組合せを一般用途の
調理用レンジに適用することは、安全基準を満たさない
であろうから、恐らく不可能と思われる。また、ゼロ値
の膨張係数を有する絶縁材を探す場合、高温で電気的に
非絶縁であることが分かっているガラス−セラミック材
料自体の配合に実際到達するであろうと思われるので、
ガラス−セラミック板とスクリーン印刷抵抗体の間に配
置するスクリーン印刷絶縁層は、用いることができない
ように思われる。
しかし、この発明は、このような高温でのガラス−セ
ラミック支持体に十分整合して適合する膨張係数を有す
る、高温での電気的絶縁層用の配合を提供することによ
りこの問題を解決する。
従来技術からスクリーン印刷ペーストを提供するため
にガラス層とセラミック層のコンパウンドを通常用いる
ことが知られている。絶縁層を形成しうるコンパウンド
の探索中、別の問題が起こった。抵抗体を得るために、
選ばれた材料は、考えている温度範囲に対して抵抗の正
又はゼロの温度係数を有さねばならない。しかも、この
抵抗の係数は、電気こんろのエージングの間、時間とと
もに変わってはならない。絶縁層に対してかなりのガラ
ス相を有する材料、又はセラミック相が高温で分解して
ガラスになる材料を選択した場合、このガラスが抵抗層
中に上がり、導電性粒子を包む傾向があり、温度係数を
減少させ、この結果、この温度係数をゼロより小さくす
ることさえ起こる。これは、加熱素子の迅速な劣化を起
こし、抵抗体の分解に至る。この発明は、高温で抵抗層
と反応しない絶縁層を提供することによりこの問題を解
決する。
したがって、抵抗体は高温で完全に絶縁され、その温
度係数は正であり、全デバイスはエージング過程に十分
耐える。この発明とその作用は、添付図面を参照して次
の説明からいっそうよく理解されるであろう。
第1図の断面図に示すように、この発明に従うガラス
−セラミック加熱素子は、上面11が作用部として役立つ
ガラス−セラミック板支持体10及びその下面12上に設け
た加熱素子用基板20をそなえる。
このような加熱素子は、極めて滑らかな作用部、した
がって調理なべからの固体又は液体食物粒子が、例え
ば、とどまりうる溝がないので、清浄化が容易な作用部
をそなえるという利点を有する。この滑らかで平らな面
は、調理なべを極めて安定した仕方で作用部上に保ち、
これにより良好な熱交換を可能にするので、有利であ
る。
ガラス−セラミック板の下面12は、第2図に平面図で
示す型の加熱素子により構成される少なくとも熱源によ
りおおわれる。
現在まで、ガラス−セラミック材料は、美的理由、前
記実用特性及びなかんずく耐熱衝撃性を極めて大きくす
るゼロの膨張係数を有するという事実によって電気こん
ろ用に運ばれた。他方、この材料は、むしろ劣った熱伝
導体であり、したがって、加熱素子が加熱すべき表面か
ら若干距離を置いて存在する場合、かなりの温度勾配が
空気中につくられるという不利益点を有する。この点
に、ガラス−セラミック板と直接接続して熱抵抗を減少
させる熱源を電気こんろに実現することを可能にするこ
の発明の利点が存する。
ガラス−セラミック材料の熱伝導率が劣ることは、電
気こんろ間に各電気こんろの外部で、熱くなく、任意に
電気接点を伝統的な、したがって安価なはんだ付け材料
を用いて設けることができる領域を保つ利点として用い
られる。
この発明に従って、板のガラス−セラミック材料にお
ける、300℃より高い温度では無視し得ない電気伝導現
象の発生を防止するために絶縁層21を最初に面12上に直
接堆積させる。この材料は、第一に板10の膨張係数に、
より高くなった層23の膨張係数に、かつより高温での係
数にほぼ等しい膨張係数を有する型である。また、この
材料は、これらの同じ高温ですぐれた電気絶縁を与える
型のものでもある。最後にこの材料は、抵抗層23に拡散
せず、調理温度でも、高温でも拡散しない型のものであ
り、かくしてエージング中抵抗層の温度係数(TC)の変
化を防止する。
第5a図の曲線CIは、絶縁材21の相対的線形変化Δl/l
を温度Tの関数として示し、第5b図の曲線CVは、同じ温
度におけるガラス−セラミック材料10の対応する変化を
示す。これら二曲線は、両方共0に極めて近い。
第2図に示すように、絶縁材21は、電気こんろの熱源
を構成する帯域の全面に堆積される。
第2図のそれぞれI−I軸及びII−II軸断面略図であ
る第3図及び第4図は、絶縁層21が100μm以上の厚さ
の均一層であることを示す。
加熱素子に電流を供給する電流供給線C1及びC2は、印
加電圧及び所望温度によるが、約50μmの厚さの層とし
て絶縁層21の表面上に堆積されたスクリーン印刷条片の
形でつくられる。これらの線は、導電性コンパウンド22
でつくられる。
抵抗コンパウンド23でつくられ、約10〜50μmの厚さ
のスクリーン印刷層として堆積された条片Rが層21の表
面上、電流供給線22の間に延在する。層23を構成する抵
抗材料は、高温でガラス−セラミック材料の膨張係数に
できるだけ近い膨張係数を有するものである。
第2図は、これらの抵抗条片Rを電力供給線の間に堆
積させた2枚の有利な図面を示す。これらの図面は、こ
の発明に従う加熱素子を無差別に使うことができ、この
型の回路に対して絶対的にすべての型の構造を提供する
ことができることを理解させるために、例として示した
だけである。
しかし、回路の動作寿命の改良のために抵抗条片の製
造において鋭角を有する路の使用をできるだけ避けるこ
とが有利である。
回路は、このようにして第2b図に示すような正方形帯
域、長方形、楕円形又は第2a図に示すような円形帯域を
形成して電気こんろをおおう。更に、消費者、すなわち
顧客の希望に従って異なる形状の若干の電気こんろをそ
なえる調理場を提供することが望ましい。更に、現在市
販されている二つの標準径の表面だけでなく、任意所望
の表面積の電気こんろを実現することができる。
この発明に従う回路がガラス−セラミック調理域の下
面12に設けられるので、作用域として役立つ上面11には
何もない。
この発明に従う加熱素子の別の利用として、浸漬ヒー
ターとして使用するため別に回路をガラス−セラミック
支持体上に小さい寸法で形成することができる;例えば
液体を迅速に所定温度に加熱するのに使われる。液体中
での電流損失を避けるために、回路を層21と類似の上部
絶縁層でおおうことができる。
浸漬ヒーター素子におけるこの使用のために、浸漬ヒ
ーターの任意の型のように供給端子にも不滲透の絶縁ス
リーブを設けることができる。
また、他の適用において、この発明に従う加熱素子を
熱空気対流炉又は熱風循環炉又はマイクロ波オーブン中
の頂部又は底部加熱板(底又は天井)を実現するにも用
いることができる。
導体のろう付け接続を電気こんろの加熱域から離すよ
うに、線C1及びC2は、それらの端部が比較的冷たい帯域
に確実に位置するように十分な程度延在される。ガラス
−セラミック材料の熱伝導率がかなり低いことを考えれ
ば、ガラス−セラミック材料支持体が絶対に電流導体と
して作用しないことが確実なように温度が常に十分低い
帯域中に数cmの距離、線C1及びC2を位置させることで十
分である。線C1及びC2がこのいわゆる冷域に達した場
合、絶縁層21を層22の下で中断しこれらの端子ではこの
層22がガラス−セラミック材料と直接接触するようにす
る。
このレイアウトは、必須ではなくて、線C1及びC2の端
部と、加熱抵抗体Rのための供給電流を導くための導体
との間のはんだ接続を設けるのが有利である。実際、層
22は、直接ガラス−セラミック材料に設けられる場合、
いっそうしっかりと固定され、いっそう良好な機械抵抗
を有する。これは、上記型の接続を実現することを可能
にする。
この発明に従って、層21,22及び23は、以下に述べる
配合のコンパウンドを用いるスクリーン印刷技術を用い
てつくられる。
高温絶縁スクリーン印刷ペーストがつくられ、窒素中
で焼成される絶縁組成物用の出発混合物は、欧州特許00
16498号明細書に開示された従来技術から知られ、該明
細書に前記混合物が次のモル比の酸化物: SiO2 30〜55% ZnO 20〜40% B2O3 0〜20% Al2O3 0〜10% SrO,BaO,CaO 5〜40% CoO 0〜10% により構成されるガラス相と、ZnO+CoOにより構成され
るセラミック相とを有し、混合物容量中ガラス相が85〜
60%、セラミック相が15〜40%を占めることが記載され
ている。
しかし、この混合物は、高温においてアルミニウムの
膨張係数に近い、すなわちガラス−セラミック材料自体
のそれとは極めて遠い膨張係数を有する。
このため、この発明に従って、層21に好適な、すなわ
ち、高温で絶縁性があり、同時にガラス−セラミック材
料に近い膨張係数を有し、しかもより高くなった抵抗層
に拡散しないスクリーン印刷ペースト用出発混合物は、
まず次のモル比の酸化物: ZnO+MeO 50〜65% B2O3 10〜20% Al2O3 0〜10% SiO2 40〜 5% (式MeOは、MgO,CaOのような耐火性酸化物から選ばれた
酸化物である。) で構成されるガラス相を有し、MeOはZnO+MeO比が前記
ガラス相の50〜65モル%を構成するようにZnOと関連し
てガラス相全体のモル比0〜10%を占める。
一例において、次のモル比の酸化物: ZnO+MeO 62% B2O3 17% SiO2 21% から構成されるガラス相が見られる。
別の例において、次のモル比の酸化物: ZnO+MeO 62% B2O3 12% Al2O3 5% SiO2 21% から構成されるガラス相が見られる。
このような絶縁コンパウンド用の出発混合物は、更に
無定形相を有する。ガラス相と無定形相は、次のような
容量比で関係する: ガラス相 3〜13%、好ましくは5% 無定形相 97〜87%、好ましくは95% この発明に従って、無定形相は、低膨張係数のため選
ばれた無定形二酸化ケイ素により構成される。
この発明に従う絶縁スクリーン印刷ペーストを適当に
実現するために、前記組成物又は示した例の一つに相当
するモル比のガラスを最初につくった。このようにして
得られたガラスをミルにかける。このミル作業中に無定
形相を形成する粉末を選ばれた容量比で混合して均一な
混合物とする。
ミル粉砕は、液体剤、例えば水、の中で行うことがで
きる。次いで、ミル作業生成物を乾燥し、有機媒質中に
分散させる。
この出発混合物をスクリーン印刷に適するようにする
適当な有機媒質として、重合体含有溶液、例えばテルピ
ネオール又はテルピネオール基質混合物中のエチルセル
ロース溶液を用いることができる。この有機媒質は、焼
成前、スクリーン印刷ペーストの重量の10〜40%を占め
ることができる。ペーストに対する有機媒質の比は、所
望のレオロジー特性の関数として選ばれる。
この場合、ガラス−セラミック上の加熱デバイス用に
選ばれた材料は、どれも空気中で酸化が起こる危険がな
いので、ペーストの焼成は、開放空気中で行われる。し
たがって、有機媒質は、空気中の酸素の助けにより消費
される。約900℃における焼成作業が約10分間コンベヤ
ー炉中で行われる。
他方、欧州特許第0048063号明細書は、±100×10-6
-1の程度の温度係数を有する抵抗コンパウンド用の出発
混合物を開示する。このコンパウンドは、二価及び/又
は三価金属の六ホウ化物と、ホウ酸カルシウム及び、恐
らく、二酸化ケイ素よりなるガラスフリットとの混合物
により形成される活性相よりなる。
しかし、この抵抗ペーストにおいて、ガラス組成物
は、その目的が加熱抵抗体、いっそう詳細にはジュール
効果によって650℃に上げることができ、しかも何年に
もわたって保持される正の温度係数の抵抗を有する加熱
抵抗体ではない。
したがって、この発明に従って、この特性とガラス−
セラミック材料に近い膨張係数とを有する層23の実現に
好適なスクリーン印刷ペースト用出発混合物は、まず第
一に全混合物に対し次の容量比の化合物: RuO2 15〜40%、好ましくは30% CuO 0〜5% で構成される活性相と、溶融硬化ガラス−セラミックの
組成と同様な組成を有し、上記混合物に補足的な容量比
のガラス相とを有する。したがって、賢明な熱サイクル
によって、結合剤として作用するガラス基質は、その
後、同じサイクル中にガラス−セラミックに再結晶す
る。このようにしてつくられたガラス−セラミックは、
適当な膨張係数を付与することを可能にする。
他方、この抵抗体の抵抗の温度係数は、適当な比を与
えられた場合、 20〜30 ℃ +520ppm℃-1 300〜650℃ +150ppm℃-1 である。
抵抗スクリーン印刷ペーストを得るために、ガラス相
をミル処理し、活性相を形成する酸化物を絶縁ペースト
の実現の場合の前記仕方で混入する。この後、混合物を
既に述べたレオロジービヒクル中に混入する。
この発明に従って、層22における線C1及びC2をつくる
のに適したスクリーン印刷ペーストは、一例において銀
粉末(Ag)プラスパラジウム(Pd)若しくは白金(Pt)
で、又は他の例で少量の酸化銅(CuO)を添加した銀粉
末(Ag)だけでつくられ、次いでこの粉末を前記と同様
なレオロジービヒクル中に混入する。
次の表は、層21,22及び23用の出発混合物組成を表示
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、加熱素子の断面略図、 第2a図及び第2b図は、この発明に従う電気抵抗体回路の
二つの例の回路平面図、 第3図は、第2図のI−I軸断面略図、 第4図は、第2図のII−II軸断面略図、 第5a図は、温度Tと絶縁材の相対的線形変化Δl/lの関
係を示すグラフ、 第5b図は、温度Tとガラス−セラミック材料の相対的線
形変化Δl/lの関係を示すグラフである。 10……ガラス−セラミック板支持体 11……上面、12……下面 20……加熱素子用基板、21……絶縁層 22……電流供給線、23……抵抗層 C1,C2……電流供給線、R……加熱抵抗体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クロード・モルエ フランス国 75014 パリ リュ レー モン ロスラン146 (56)参考文献 特開 昭61−88483(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス−セラミック板上に設け、周囲温度
    と約650℃の間の温度に加熱して熱源を形成することが
    できる平らな電気加熱部材を少なくともそなえるガラス
    −セラミック加熱素子において、前記電気加熱部材を、
    ガラス−セラミック板の作用面と区別するために下面と
    呼ぶ面上にスクリーン印刷層を堆積することにより形成
    し、これらの層が高温でガラス−セラミック材料に近い
    膨張係数を有し、かつこれらの層を熱散逸により650℃
    の程度の温度に加熱しうること、並びに該加熱部材を、
    この下面から出発して高温において電気絶縁体を構成す
    る材料の第1層21、加熱部材の入力及び出力用の2本の
    電流供給線C1及びC2を形成する導電性材料の第2層22並
    びに 全熱源面にわたって熱を均一に分布させうるような設計
    の回路の形で、線C1とC2の間に配置した加熱抵抗体Rを
    構成する誘電体材料の第3層23により形成することを特
    徴とするガラス−セラミック加熱素子。
  2. 【請求項2】層21が熱源の面を基礎板から完全に絶縁
    し、導電層22を互いに絶縁され、熱源の周囲の両側に配
    置された二つの条片C1及びC2として設け、抵抗層23を線
    C1から線C2に延在し、互いに間隔を置いて位置し、かつ
    熱源の全表面を加熱するように分布させた請求項1記載
    の加熱素子。
  3. 【請求項3】導電層22の条片が線状であり、抵抗層23の
    条片が線状で平行であり、熱源が正方形又は長方形形状
    である請求項2記載の加熱素子。
  4. 【請求項4】導電層22の条片が円弧であり、抵抗層23の
    条片が円弧であり、熱源が円形又は楕円形に近い形状を
    有する請求項2記載の加熱素子。
  5. 【請求項5】出発混合物が次のモル比の酸化物: ZnO+MeO 50〜65% B2O3 10〜20% Al2O3 0〜10% SiO2 40〜 5% (式MeOは、MgO,CaOのような耐火性酸化物から選ばれた
    酸化物である。) で構成されるガラス相を有し、MeOはZnO+MeO比が前記
    ガラス相の50〜65モル%を構成するようにZnOと関連し
    てガラス相全体のモル比0〜10%を占め、かつ出発混合
    物が無定形二酸化ケイ素により形成される無定形相を有
    しガラス相が無定形相と関連してガラス相として3〜13
    容量%、無定形相として97〜87容量%を占める請求項1
    ないし請求項4のいずれか一つの項に記載の加熱素子の
    層21の形成に適する絶縁ペースト用出発混合物。
  6. 【請求項6】ガラス相が次のモル比の酸化物: ZnO+MeO 62% SiO2 21% B2O3 17% から構成される請求項5記載の出発混合物。
  7. 【請求項7】ガラス相が次のモル比の酸化物: ZnO+MeO 62% SiO2 21% B2O3 12% Al2O3 5% から構成される請求項5記載の出発混合物。
  8. 【請求項8】全混合物に対してガラス相が5容量%の比
    で無定形相が95容量%の比である請求項5ないし請求項
    7のいずれか一つの項に記載の出発混合物。
  9. 【請求項9】出発混合物が全混合物に対し容量比でRuO2
    15〜40%、CuO0〜5%で構成される活性相と、ガラス−
    セラミックの組成と同様な組成で残りの容量比で形成さ
    れるガラス相とを有する請求項1ないし請求項4のいず
    れか一つの項に記載の熱源の抵抗層23を得るのに適した
    抵抗ペースト用出発混合物。
  10. 【請求項10】出発混合物が銀粉末(Ag)と酸化銅(Cu
    O)のそれぞれ80〜100%及び20〜0%の容量比で形成さ
    れた、請求項1ないし請求項4のいずれか一つの項に記
    載の加熱素子用熱源の導電層22を得るのに適した導電性
    ペースト用出発混合物。
  11. 【請求項11】出発混合物が銀粉末(Ag)とパラジウム
    (Pd)又は白金(Pt)のそれぞれ80〜100%及び20〜0
    %の容量比で形成された、請求項1ないし請求項4のい
    ずれか一つの項に記載の加熱素子用熱源の導電層22を得
    るのに適した導電性ペースト用出発混合物。
  12. 【請求項12】少なくとも次の段階: a) 請求項5ないし請求項8のいずれか一つの項に記
    載の出発混合物を、スクリーン印刷ペーストの重量の10
    〜40%比のレオロジー媒質、例えばテルピネオール混合
    物に混入してつくった抵抗ペーストによって絶縁層21に
    対して選んだ形状に従ってスクリーン印刷によって絶縁
    層21を堆積させること、 b) この層をコンベヤー炉の中で空気中約900℃の温
    度で約10分間焼成すること、 c) 請求項10又は請求項11に記載の出発混合物をスク
    リーン印刷ペーストの重量の10〜40%の比の、テルピネ
    オール混合物のようなレオロジー媒質に混入してつくっ
    た導電性ペーストを用いて電流供給線C1及びC2を形成す
    るように選んだ形状に従ってスクリーン印刷によって導
    電層22を堆積させること、 d) この層をコンベヤー炉の中で空気中約900℃の温
    度で約10分間焼成すること、 e) スクリーン印刷ペーストの全重量の10〜40%の比
    の、テルピネオール混合物のようなレオロジー媒質に請
    求項9記載の出発混合物を混入してつくった抵抗ペース
    トを用いて加熱抵抗体Rを形成するように選んだ形状に
    従ってスクリーン印刷によって抵抗層23を堆積させるこ
    と、 f) この層をコンベヤー炉の中で空気中約900℃の温
    度で約10分間焼成することよりなる請求項1ないし請求
    項4のいずれか一つの項に記載の加熱素子の製造方法。
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